※この作品はR-18です。

TSうすほそ転生魔族ちゃんが人間の男に救われて一緒に暮らす話。   作:ソイレント・グリーン

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似たような責め方をする姉と妹なのだった…。
血は争えないのか。



じゅう ばんめ あふたー つー

 

 「う~ん…」

 

 ぼくはいつもの様にセッションを終え、ライブハウスでスリーカウの作ったスパゲッティを食べていた。

 

 「ZZZ…」

 

 オヴァニ…あのバカは目の前のソファでお腹を出しながら寝ている。こんなに無防備で…今なら殺せたりしないだろうか。

 指先から聖性を帯びた楔を生成し、試しに射出してみたが…。

 

「ふごッ」

 

「ッ!」

 

 バリアーみたいな衝撃波が発動して、楔は弾かれぼくの頬に一本の傷をつけた。まあ、だめだよね。

 ここにいる間、ぼくは何度もこのバカを殺すために行動した。毒盛ってみたり、呪いかけてみたり、夢に干渉してみたり…全部無駄だったけど。それにバカの方も慣れてきちゃったみたいで、怒るというより呆れてる感じで…むかつく。

 

「あら…またやってるの…?」

 

 カウンターの奥からマムがやってきた。しょうがないけれど、ここのみんなはぼくが本気でバカを殺しにかかっても、できるわけがないと思っている。それもむかつく。

 

「ね、寝ててもだめだった…コイツ…」

 

「魂の方がね、自動で異物を弾くのよ…だから寝てても大体の攻撃は効かないの…」

 

 結局のところ、コイツにダメージを与えるにはそのバリアーを突破する火力を持ってないといけない。つまり、今のぼくじゃ無理…。

 

「く、くそ〜…」

 

「ふふふ…」

 

 親にゲームで勝てない子供を見るみたいな目だ。

 マムが教えてくれた弱点は、大根が嫌いだとかそんなしょうもないものばかり。はじめは庇ってるのかと思ったけど、本当に弱点と言える弱点がないだけらしい。

 手詰まりだ…。

 

「マム…ほ、ほかに弱点は…」

 

「そうねぇ…う〜ん…ああ、女性耐性はあんまりないかもね。単純に恥ずかしがりやなだけだけど」

 

 コイツが恥ずかしがりや?そんなわけないでしょ…だって、ぼくにもあんな態度ばかりとっている。

 

「クォーツちゃんのことは、女の子として見てないかもね…」

 

 ………まぁ?…ぼく自身、自分の容姿が優れているなんて思ってないけど…?……なぜか、むかつく…!

 

 ……色仕掛けはまだしてない。

 ぼくのことを女として見てなくても、シャミお姉ちゃんとかの姿ならやれるかな?でも、色仕掛けしたところで毒効かないし…契約を作らせる?命に直結するものは難しいかな…そもそもゴースト系だから、命判定されるか微妙だし…。

 

 ……いや、そうだ。自分の口から弱点を吐かせれば良いんじゃない…?もしかしたら、マムが知らない致命的な弱点があるかもしれない…!

 

 

 後日、ぼくはシャミお姉ちゃんの姿でバカに接触した。しかし…。

 

「オヴァニくんっ☆ちょっとお話あるんだけどぉ…☆」

 

「スゥゥゥ………」

 

「あっ!☆ちょっ…!☆」

 

 き、消えるな…!ここで幽霊要素出さなくていいんだよ!

 コイツ…思ったよりも推しと距離を保ちたい系ヲタクだ…。思えば、歌っている時も一番遠くにいるし…。

 

 それから何度か接触を試みるも、毎度消えて逃げられるようになってしまったのだった。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 あの後一回も成功しなかったので、結局色仕掛け作戦は中断した。先に別の姉の姿になったほうが良かったかな…。みんな美人だし。

 

 今日は1人で買い物に出ていた。食材の補充のためだ。

 毎回マムがご飯を作ってくれていたので、買い出しはぼくの役目になってる。暗黒街だからちゃんとしたお店は少ないけど、案外治安は良くて、ぼったくりとかも滅多に無いし商品も悪いものばかりじゃない。もしかしてこれもバカの効果なのだろうか…。

 

「は、はい…これ…お金…」

 

「あいよ、まいどあり〜」

 

 ぼくが持つにはちょっと大きな籠を持って、ふらふらと歩いていると…

 

「てめぇ!!俺のホットドッグだぞ!返しやがれ!」

 

「へっ!よそ見してんのが悪ぃんだよ!」

 

 食べ物のひったくりをされている人がいた。さっき治安はあんまり悪くないって思ったばっかりなのに…。

 ひったくり犯は調子づいた顔で逃走…できなかった。建物の屋根の上からバカが落ちてきて、目の前に仁王立ちしたのだ。今は鎧を纏っている。

 

「おいてめェ…!さては調子に乗ってんな…!?」

 

「あ、あわ、あわわ…」

 

「調子乗ってるザコは全員ぶっころーす!!オラァ!!」

 

 無念…頭から拳骨を落とされたひったくり犯は、地面にまっすぐ突き刺さって頭まで埋まった。ホットドッグは空中に投げだされてる。

 

「お、俺のホットドッグ…!」

 

「お?んだこりゃ…ガハハ!うまそ!いただきまーす!!」

 

 ホットドッグは一口であいつのお腹の中…。やっぱりコイツが一番治安を悪くしてるんじゃないの…?ホットドッグ奪われ男さんは地面に突っ伏していた…どんまい…。

 

「あ?てめェ…何してんだ?」

 

 あ、気づかれた。

 

「か、買い出し…だけど…見ればわかる、でしょ…?」

 

「ハッ!食事が必須な奴はめんどくせェなぁ!!」

 

 ゴースト系の食事はほぼ趣味だからね。ぼくは無視して歩き始めた。…何故かこいつも着いてきてる。

 

「な、なんだよ…」

 

「あ?俺様もいつもんとこ行くんだよ」

 

 マムの家はライブハウスのすぐ隣なのだ。それならしょうがない。ていうかそんなデカい図体で横並んで歩くなら、ぼくの籠くらいもってよ…!気が利かないやつ…。

 無言なのも逆に辛いので、とりあえず話題を振った。

 

「…さ、さっきのホットドッグ…盗まれたやつ、だよ…?返してあげたほうが…良かったんじゃない…?」

 

「あ~?そうなのかぁ?ま、弱えのが悪ぃなぁ!ザコのモンは全部俺様のモンだ!!取り返せねぇヤツが悪ぃんだよ!」

 

 お前より強いやつの方が少ないだろ…!

 

「お、お前だって…シャミちゃんには弱い、くせに…」

 

「なッ…!アレは反則みてーなもんだッ!!!」

 

「お、女の子にも…弱いって、聞いた、よ…」

 

「そそそんなわけねェだろ!!」

 

 この反応…本当に女の子に弱そう…。そうなるとますますぼくだけ大丈夫なのがむかつく…!確かにぼくは、他のお姉ちゃんとは違って女の子らしい身体ではないけど…!

 ぼくはもっとからかってみることにした。

 

「も、もしかして…童、貞…?」

 

「どどどどどどどどど童貞ちゃうわ!!!」

 

 童貞確定じゃん…。

 

「ふ~ん…だ、だからシャミお姉ちゃんから、逃げちゃうんだ…」

 

「ちげェし!!シャミたんにはなァ!近づくことすら烏滸がましいんだよォ!!!」

 

 いや…ぼくが変身してるだけなんですけど…。

 

「ハッ!仮に?仮に俺様が耐性なかったとしてもなァ!てめェ相手にゃ動揺しねェ!」

 

「む…!」

 

 バカは自慢げにガハハと笑うけど…それを堂々と言う方がダサいと思う…。でもそう言うのならば、試してみようじゃないか。

 

「ほ、ほんと、だね…?な、何しても…動揺しない、ね?」

 

「ったりめェだろォが!!」

 

「じゃ、じゃあ勝負しようよ…動揺したら、おまえの負け…弱点一つ教えて、ね…?」

 

「なんでそんなことしなきゃなんねェんだよ!」

 

「こ、怖い…?ま、負けるの…」

 

「やってやろうじゃねェかよ!!この野郎!!」

 

 ふ…単純なやつめ…。ぼくはこれでも経験自体は沢山あるんだ。この姿でしたことは…ほとんど無いけど…それでも培ったスキル自体は使えるはず…!

 

 勝負の場所として、ぼくが借りてる部屋…屋根裏を指定した。マムからは、色仕掛けするなら何時でも使っていいって言われてるし、ここで問題ないだろう。

 

 さて…どうしてくれようか…。

 

 

 

 

 

「で?どうしようってんだァ?」

 

 なぜかバカが偉そうにあぐらをかき、布団の上にいる。今は鎧を脱いで、少年の姿だ。あの巨体相手だと流石のぼくも無理だし、良かった…。ぼくは砂時計を反対にした。

 

「こ、この砂時計が、落ちきるまで耐えたら…ぼくの負けでいい、よ…」

 

「上等だァ」

 

 ふふふ…実はこの砂時計、見た目以上に時間が長いんだ…。

 

 ぼくは座っているバカに顔を近づけた。…結構顔は良い…女の子みたいな顔だ。

 肩に手を添えて、白い首にふっと息を吹きかける。

 

「ッ…」

 

 ピクッと身体が動いた。今度は耳。なるべく近くに、唇はつけないように…。

 

「か、身体…動いてる…じゃん…ふふ… 」

 

「う、うるせぇな…」

 

 身体…プルプル震えてる…。こうしていると大魔族じゃなくて、ただの少年みたい。

 耳の外側をはむ…っと甘噛みする。

 

「っあ…」

 

 顔、真っ赤…。ふふ…これはぼくの勝ちかな…。

 ぁむ…はむ……♡ バカは目をぎゅっと瞑って耐えている。

 

「ふふ……」

 

「ぐっ…!くそ……」

 

 ぼくは服の上から、バカの乳首を人さし指で軽くひっかいた。

 かり…♡かり…♡ 服の上からでもわかるくらい、乳首固くなっちゃってる…♡

 

「あ、あ~あ…大魔族なのに…ち、乳首で感じちゃうん、だ…♡」

 

「っは…!んなわけ…ねぇだろ…よ、余裕だが…?!」

 

 無理があるって、動揺しっぱなしだし…。砂時計はまだまだ落ちてない。あと10分くらいある。

 にゅぷ…♡ ぼくは耳を舌で舐った。はむはむと…耳舐め…童貞魔王には刺激が強いだろう…。

 

 身体はびくびくして、息もちょっと荒くなってる。

 しばらくやり続けてみたけど…あれ…思ったより耐えてる…?

 

「ぎぎ……!」

 

 歯を食いしばって、まるで修行してるみたいだ。

 しょうがない…。ぼくは乳首をいじっていた手を片方止めて、バカの下半身へ伸ばした。

 

「!! お、おい…!」

 

 やっぱり…♡ おっきくなってる、じゃん…♡

 そり立ったおちんちんを、さっきの乳首をいじめたのと同じくらいの強さで、つつ…♡となぞった。

 

「ほら、はやく…♡ はやく…イって良い、よ……♡」

 

 耳元で催促する。余裕ない顔…♡

 今までに見た権力者のマゾジジイどもと違って、とても綺麗で…可愛い…。相手してるのはバカだってわかってるのに、こっちもちょっとノッて来ちゃう…♡

 

「あっ…う……」

 

 ズボンの上から亀頭の先っぽをいじめる。あっ…♡ この感じ、もう出そう、かな…♡

 

 ここで出させちゃえば、ぼくの勝ちだ。だけど…もうちょっと遊んでいいよね…♡

 ぼくはおちんちんをいじめる手を、ぱっ…と離した。

 

「…な………!?」

 

「ふふ……♡」

 

 何、期待を裏切られたみたいな顔してるんだよ…♡ これ、勝負なのにさ。

 

「や、やっぱり、さ……まだガマン、しよ…?♡ 強いんだし…できる、よね…♡」

 

「はぁ…はぁ…と、当然…だっ…!くそがァ…!」

 

 まだ焦らす…♡ まだまだ…♡

 いつの間にか、バカのあぐらは解かれているし、身体に力があんまり入ってない感じだ。

 

 もうそろそろ、砂時計も落ちきる…。

 

「あ、あとちょっと、だよ…♡ 」

 

「はっ……はっ……」

 

 もう、無理かな♡ さ、イかせちゃお…♡

 

「5つ…数えてあげる…♡ イきたかったら…聞いてて、ね…♡」

 

 唾を飲み込む音。抵抗なんか、できないでしょ…♡

 

「ごーぉ…」

 

 砂が落ちる。聞こえるのは吐息だけ。

 

「よーん…」

 

「はっ…!はっ…!」

 

「さーん…」

 

 身体が強張って、お腹に力が入ったのがわかった。……受け入れちゃうんだ。

 

「にー…」

 

「いーち…」

 

 ハイ…おしまい♡

 

 

「ぜろ……♡」

 

 

 びゅっ!!びゅくっびゅくっ!♡ とぷ…とぷ…♡

 

 ズボン越しに、あふれるように精液が漏れ出た。

 

「ぼ、ぼくの勝ち…ふふ…よわよわ、じゃん…♡」

 

 バカは焦点の合わない目をしていて、必死に呼吸している。さてと…弱点を吐いてもらおうかな…。

 

「ほ、ほら…ぜーぜーしてないで、教えて…?弱点…」

 

「はぁ…はぁ…く、くそっ…!」

 

 少し落ち着いたみたいだ。…すごく悔しそうな表情…ゾクゾクする…大魔族を、ぼくの手でイかせちゃった…。

 

「あ、嫌いな食べ物とか…そ、そういうのはやめてよね…」

 

「……せ…」

 

「ん〜…?」

 

 もっとはっきり言ってよ。

 

「……………聖性より……冥府の瘴気のほうが…弱点だ…」

 

 ………ガチの弱点じゃん…!マムや、他のメンバーですら知らない情報っぽい…。

 

「あ、ありがとね…!震えて眠れ…!」

 

 ぼくは満足して、タオルで手についた精液を拭き取った。しかし冥府の瘴気…お母さんなら持ってたのかな…何処かで入手しないと…。

 

「……できん……」

 

「ん、何…?」

 

 次のぶっ殺し作戦を考えていると、後ろで力が抜けていたはずのバカが、何かをつぶやいた。

 

「納得できん!!!」

 

「え、え〜…?」

 

 どういうことさ。もしかして砂時計のこと?でも正直もっと短くてもぼくが勝ってたよ。

 

「てめェばっか攻めてんじゃねェか…!絶対俺様に不利な条件だった…!!」

 

 はあ…まあ、そうですけど…。とくに悪びれることも無い。だって、その条件なら勝てるから勝負したんだから。

 

「俺様にも攻めをやらせろッ…!!」

 

「ど、童貞くんに何ができるの〜…??」

 

「てめッ…!! ぜってぇ泣かすッ!!」

 

 もう一個弱点教えるという条件で、ぼくは2回戦に応じた。

 

 

 

 

 

 攻守交代…ぼくはバカの足の間に座った。向かい合っているわけではなく、背をもたれている状態だ。

 背中から緊張が伝わって来る。手は広げたまま、ぼくの身体にはまだ触れてない。

 

「ま、まだですか〜…?」

 

「いっいまやるっての…!!」

 

 強がりながらも震えは止まってない。

 む…バカはぼくのおっぱいを触ってきた。自分で言うのもなんだけど…ぼくのおっぱいなんて、あってないようなものだし…触ってもつまんないでしょ…。

 そう思ってたら、指先で乳首を摘まれた。さっきのお返し…なのかなぁ…?それにしては日和った触り方。

 

「…あー…もう……」

 

 このままいけばぼくの勝ちだけど…ああ…もどかしい!

 ぼくはバカの片手を掴んで、股に持っていった。

 

「ちょ…!てめ……!」

 

「お、おまえがざこすぎだから…仕方なく、だよ…!」

 

「あ、あぁ゙〜…!?」

 

 青筋を立ててイライラしているが、余裕なさすぎて怒りきれて無い。けど、やる気にはなったみたいだ。

 

 パンツごしに擦るみたいな感じで指を動かしつつ、乳首の方の動きが激しくなった。さっきよりは悪くない…。

 少しずつ感じ始めていると、偶然だろうが…クリトリスを指が引っ掻いた。

 

「ん゙っ……♡」

 

 思わず声がでてしまった。それを聞いて調子に乗ったのか、バカはさらに動きを早くしたり…クリトリスをトントンしたり…。

 

「んっ…!♡ ん〜…!♡」

 

「てめェも…!か、感じてるじゃねェか…!」

 

 当たり前だろ!クリトリスはそんな激しくするもんじゃないんだよ!

 口を押さえながら、じとっとバカを睨んだが、それと同時にいじっていた方の乳首をぎゅっ♡と握られて、身体が一瞬カクンと跳ねそうになってしまった。バカはニヤニヤしている。こ、こいつ〜…!

 

 砂時計は…あとちょっとだ…。もうちょっと我慢すれば…そう思っていたら、パンツの中に手が侵入してきた。

 

「……!♡」

 

 容赦なく…って感じではない。ちらっとバカの顔を見ると、緊張と期待が入り交じった表情をしていた。

 にゅる…♡と指が膣の中に入ってくる。

 

「っ…♡♡」

 

 さっきの乱暴な手淫のせいで、ぼくのおまんこは無駄にぐちょぐょになっている。指は思いのほかスムーズに、奥の方へ向かっていった。

 

「ふっ…♡ はっ♡はっ♡ うぎゅ…♡」

 

「は、はは…!イけっ…!イけっ…!さっさとイけ…!」

 

 はぁ…!? 数分前までそっちがくそざこだったくせに…!!♡ あーもう…ムカつく…!♡

 頭の中がイライラとムラムラでおかしくなりそう。主にイライラで…!

 

 突然、背筋に快感が走った。恥骨の裏側の…膣壁をくんっと押されたのだ。そ、そこはっ…やばい…っ!♡♡

 不意打ちだったこともあり、ぼくは耐えることができなかった。

 

「………ッッ……クッ……♡♡♡」

 

 ぷしゅっ♡ぷしゅっ♡と潮を吹いてしまった。くそ…これじゃイっちゃったの、ばればれじゃん…!♡

 

「今イったよな…!? 俺様の勝ちだっ!!」

 

「たっ…たまたまだよっ…!お、おまえの実力じゃ、ない…!!」

 

「はあ゙ぁ〜!?てめェ適当なこと言ってんじゃ…! ッ…!?」

 

 ぼくは履いていたパンツを脱いだ。ぬと〜♡っと液体が糸を引いていて、まるで準備万端みたいな…。それを見たバカは息を呑んで、呼吸が速くなった。

 

「…もう一回、勝負……♡」

 

「ま、まじか…!?」

 

 

 

 

 ぼくは布団のうえで、ひっくり返ったカエルみたいに脚を開いた。

 

「はあっ…はあっ…!」

 

「ふ、ふふ…興奮しすぎ、だし……最初は、動揺したら負けって条件…だったんだけどね〜…?」

 

 絶対負かしてやるよ…!今度は余裕ぶってやり方を教えたりしない…!

 

「じゃあ…ぼくがイく前に中に出したら、おまえの負け…おまえが射精する前にぼくがイったら…ぼくの負け…」

 

「い、いいぜ…!」

 

 バカのおちんちんはこれ以上ないほど勃起しているが、大きすぎず、小さすぎず…まあ、見た目の通りって感じ。変態ジジイどもよりも少し小さいくらいだ。そもそもぼくは変態ジジイどものおちんちんでも満足にイったことはないのだ。だから、こいつはぼくに勝てない!

 

 なんて考えは、ずぷぷっ♡と挿入された瞬間に消え失せた。

 

「にゃ…っ…!?♡♡」

 

「う、おお…これが…ホンモノの…」

 

 な、なにこれ…?♡ …一番奥よりも少し浅いところにある、ぼくの弱点…それが抉られるように突かれたんだ…♡

 こ、こんなところ、弱点だったなんて…知らなかった…♡

 

「お、おい…!♡ まて…バカっ…!♡♡」

 

 一回止めさせようとするが、もう話聞いてない…!♡

 

 ぱちゅんっ…♡ ぱちゅんっ…♡って…稚拙な動きで腰を振っている。だけど、そんな雑な動きでもいつも以上に感じてしまう。

 くそっ♡くそくそくそっ!♡

 

「あ゙っ…♡ ぁ゙っ…♡ ゔっ…♡♡」

 

「はあっ…!はあっ…!!」

 

 このままだと、ぼくは負ける…!なら…。

 

 ぼくの姿が一瞬ノイズに包まれ…シャミお姉ちゃんに変わった。

 

「あっ!?!?!?な…!?!?あ、あぁあ…!?」

 

 よし…!動揺して動きが止まった。

 

 シャミお姉ちゃんはぼくとそんなに体型は変わらないけど(おっぱいはある)、彼氏がいてヤりまくってた。つまりこの身体は性行為に慣れている…!かなり反則じみているけど、ぼくはこいつには負けたくないっ…!

 

「オ、オヴァニく…んっ☆ ちょ〜っと止まってほしい、なぁ…!?♡ んぉぉ゙っ…!?♡」

 

「シャ、シャミたん…こ、これは違うんだ…!!」

 

 まっ、まって…!♡ なんかっ♡ なんかすっごい感じてる…!?♡♡ なんでぇっ…!?♡♡

 

「なにっ♡ なにこれっ♡」

 

「ぐぅぅっ…!シャミたんのなか気持ちよすぎるっ…!腰がとまんねェッ…!!」

 

 あっ♡ ちがうこれっ♡ なれてるんじゃなくて…♡♡ からだっ…めちゃくちゃ開発されてるっ♡♡ 全身性感帯みたいになってる…♡♡

 

「ゔぉ゙っ♡ お゙ほっ♡ まっ♡ 待っで♡」

 

「シャミたんっ…!シャミたんっ…!!」

 

 一瞬止まったのなんだったんだよってくらい、動きが激しくなってる…♡

 

 ま、まずい…!他の人になろうとしても、あまりにも感じすぎてしまい、技能が発動できない…!

 

 せ、せめて、解除っ!解除しないとっ!!♡

 

 ぼくの姿はノイズに包まれ、元の身体に戻った。結局この身体でも感じちゃうんだけどね…。

 

「!?!?!!」

 

「は、ははっ…!♡ 残念でしたっ…♡ さ、サービスタイムは終わりだよっ…ばーか♡♡ お゙っ…♡」

 

「てめェッ…!!俺様の心を弄びやがってっ…!!!」

 

 おほぉ゙っ!♡ や、やばぁ♡ も、もっと早くなってるぅ゙…♡♡

 

「オラッ!!オラッ!!」

 

 お腹の内側をぶったたかれてるみたいな、あまりにも乱暴なピストンだ…♡ ふ、復讐でもしてるつもりかよっ…こいつっ♡

 

「ッ…!! イけイけイけ…!!イっちまえ!」

 

「イッ…♡っかない…♡ イかっ…ないぃ…♡」

 

 もう2人とも限界で、相手の敗北を願うことくらいしかできなかった。

 

 

 そしてついに、その時は訪れた。

 

 

 動きのペースが極端に速くなる。

 あ…これ…来る…来るっ!!♡

 

「っぐ……!!」

 

「だっ出しちゃえっ…!!♡」

 

 

 バカは思いっきり、ぼくの中に射精…しなかった。

 

 

 

 どびゅるるるるるるっ!!♡♡ びゅるるるっ!!♡♡

 

 

 

 精液がぼくの顔とか…身体に沢山かかる。

 

 え…?あ、あれ…?って、あ゙ッ♡♡♡

 

「イ゙ッッ……グッ!♡♡♡♡♡」

 

 身体が痙攣して、腰が浮く。思わず布団をギュッと掴んだ。

 

「はあ…はあ…♡」

 

 ぼんやりとした頭で、さっき起きたことを思い出した。このバカ…射精の瞬間におちんちんだけ霊体化させて、スルッと抜いたんだ…!なんでそういうところだけ器用なんだよ…!

 

 でも、ぼくより先にイったし?ぼくの勝ちなのは変わらない…!

 

「ふ、ふふ…ぼくの、勝ち…でしょ…!」

 

「ハッ…!違うね…!」

 

 はぁ…?違うって、何が…?

 

「てめェは自分がイくより先に“中に出したら”俺様の負けっつったんだ!つまり俺様は負けてねェ!!!」

 

 …………あ゙!?!?

 

「ふ、ふざけたこと、言うなっ…!!」

 

「恨むならてめェの言い回しを恨みなァ!」

 

「ふん…!で、でもおまえの勝ちでも、ないよ…!ぼくは…“おまえが射精する前にぼくがイったら”って、言ったんだ…!ぼくはおまえの射精より、あとにイったもん…!」

 

「てめェも屁理屈言ってんじゃねぇかよ!」

 

 ガミガミと子供じみた言い合いはその後も続き…埒が明かないので再び数回勝負したものの、最終的に引き分けになってしまったのでした…。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 そんな事があってから暫くして、ぼくはライブハウスで楽器の手入れをしていた。

 

「…………」

 

「………それで、どうだったのかしら?」

 

 マムがいきなりそんな切り出し方をしてきた。どうって…何が…。

 

「ヤッたんでしょ…?ヴァニちゃんと…」

 

「ゔ」

 

 ま、まあバレるよね…そりゃそうだ。

 

「弱点は知れたのかしら」

 

「ふふ…1つ収穫、あり…!」

 

「ほんと…?すごいじゃない…」

 

 

「え?ボスとしたのか!?クォーツ!」

 

 

 うおっ!?い、いたのかよ…カーレ…。盗み聞きなんて趣味が悪い。

 

「う、うん…したけど、さ…」

 

「かァ〜!やっとボスも童貞卒業か…!最近やっと少し落ち着きが出てきたと思ったんだよ〜!助かったぜ…!」

 

 デリカシーなさすぎでしょこいつ…!ぼくを不用品回収業者みたいに言いやがって…!!

 

「たまにボスのこと抱いてやってくれないか〜!ボスも気合い入ると思うんだよ!」

 

 

 

「やらないよ!!!」

 

 

 

 と言いつつ、その後も結局何回か勝負をした。

 

 

 いつの日か、バカ魔王を殺せると信じて!!

 

 

 





クォーツ→周りが美女美少女ばっかりだったせいで自己肯定感低いが、十分うすほそ美少女。

オヴァニ→聖剣抜いて王になるはずだったけど、抜く前に姉に殺された少年。

シャミッツ→魔界でアイドルやってた姉。ファンの事は金づるくらいにしか思ってなくて彼氏とド変態セックスばっかりしてた。

ゴースト系の魔族→基本霊体だが上位になると実体を獲得。一般的な幽霊、ではなく幽霊が魔力により変質した、“そういう種族”。

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