TSうすほそ転生魔族ちゃんが人間の男に救われて一緒に暮らす話。 作:ソイレント・グリーン
キャーーーッ!!! うすほそペロペロ怪人よーーーッ!!!
誰か男の人呼んでーーッ!!
契約破りによるデメリット。それは契約条件や契約した者同士の力の差等で変わってくる。
今回の場合『攻撃してはならない』という割とざっくりした条件に了承したことと、俺とタピスの力の差が結構あったからそれなりに大きいものになるとは覚悟していた。
それでもゲッシュくらい重いデメリットを負うことは無いと思ってたし、出来て力と技能の制限…それも時間制限付きくらいのものと考えていた。それなら正直どうと言うことはない。
だが…まさか『セックスのとき感度が急上昇する』なんてものとは流石に予想できない…。確かに、かなり限定されていて直接死に関わるのろいでは無いから、発動はほぼ確実に可能だっただろう…。
「キョウ…魂が抜けてるぞ…」
リーヴが心配してくれている。
魂が抜けるみたいにぼーっとしてしまう。そりゃそうだ…。セックスできないなんて想定外…。それができないと俺は……。強いままだったとしても、セックスするときあんなことになる奴なんて、絶対めんどくさいと思われる。
それでも、セックスできないくらいで凹んでるのめちゃくちゃ恥ずかしいな…と自分に言い聞かせるが、心の奥底ではすごい焦っている俺がいた。
なぜか存在価値が一つなくなったような気がした。
自分自身の慢心と楽観によって引き起こされたあまりにも愚かな末路。
俺は過去最大にへこんでいた。
「……よし!ちょっと散歩でも行かないか?」
リーヴが思いついたように提案する。気を使われてしまってる…。
「うん…」
俺はどんよりとした気持ちで返事して、出かける準備をした。
ていうかわざわざ誘ってもらってるのにこんなテンションなの、俺めんどくさすぎる…鬱だ…。
俺はリーヴと共に森を歩いていた。
一面真っ白で、今日は雪も降っていないのでとても静かだ。
「今日は風のベール…いらなそうで良かったよ」
リーヴは景色を見ながら何だか機嫌が良さそうに微笑む。
こんな時でも無表情な自分が嫌いになる。
「まあ…そのなんだ…別にできなかったとしても良いじゃないか」
………。リーヴのその言葉に、すぐに返事ができなかった。
「……」
リーヴも言葉が出なかったのか、何かを言おうとして口を噤んだ。
今回ほどボダから生まれたこの身体を恨んだ日は無いかもしれない。ヤツは、旧冥府の巫女…聖娼婦だったらしい。つまりはそういうことのために存在していた者、死者の慰み者、迷える魂を抱くことで鎮魂する役職。
姉どもも結構性にはオープンだった。血は争えないというわけだ。したくなってしまうのに快感が強すぎてできない、もしかしたら、これを分かっていてタピスはこののろいを選んだのかもしれない。
しばらく沈黙が続き、俺たちは歩いて行く。ぎゅっぎゅっと雪を踏む音だけが鳴り響く。
しかし廃墟群に到着したとき、リーヴが口を開いた。
「ごめん、キョウ」
何に対しての謝罪なんだ。リーヴは悪くないのに謝らせてしまった。
「俺、逃げないよ。」
リーヴは真っ直ぐな目で俺を見る。
なんか…シリアスな雰囲気なんだけど…。
「キョウがあんなことにならずに、その…性行為できるよう、俺考えるから」
俺はその言葉に一瞬唖然としてしまうが、羞恥と、歓喜と、焦りが混じってぼんっと顔が赤くなった。
その…リーヴがそこまで真面目に俺との行為を考えてくれるとは思ってなかった…。
「う、うん…」
「出てすぐのところ悪いけど、もう帰るか?俺も色々と準備する」
差し出されるリーヴの手。俺はその手を取って、家に向かって歩き始めた。
リーヴがあんなにも真っ直ぐ俺を見た事実に、無表情なはずの顔は勝手に綻び始め、俺はそれを我慢するのに必死なのだった。
◇◇(↓リーヴ視点)
なんか俺が寝ている間に色々なことがあったらしい。
リリスが死にかけてたとか…それをキョウが助けたとか…。
俺、友達が頑張ってたのに何もしてないなぁ…と思い、思わずご褒美を提案してしまった。
でもそれがさらなる混沌へとつながった。
何でもキョウに呪い…?がかけられているらしく、その…セックスの時の感度がとてつもなく上昇しまうようだ。
その日はするのを中断したが…。翌日のキョウは目に見えて落ち込んでいた。
ぽかーんと何処かを見ていて、俺の声にもあまり反応しない。俺は彼女を気分転換のために散歩に誘った。
今日はとても安定した気候で、少し寒さはあるがキョウにベールを使ってもらう程ではなかった。
俺はちょっとした雑談をしようと思ったがやめ、慰める言葉を選んだ。
「まあ…そのなんだ…別にできなかったとしても良いじゃないか」
キョウの反応は明らかに芳しくない。そんなの分かっていた、分かっていたはずなのに無難な言葉をかけたのだ。
俺は言葉が出ず、口を開くが声が出ない。
俺はバカだ。今までキョウの何を見ていたんだ。彼女にとってセックスは快楽を感じるもの…だけじゃない、コミュニケーションなのだ。触れ合うことも快楽を共有することも、彼女にとっては俺との繋がりを自覚するために行なっていた。性処理も、嫉妬も、ご褒美も…。
リリスと別れた日に、キョウの口から直接言われていたじゃないか、俺を見ろって。結局俺はそれを実行できたのか?
俺は今まで嫌なことから、目を背けたいことからずっと逃げてきた。人間の暗いところを見て、何もかもが嫌になって、選ぶことをやめて逃げたのだ。今も同じだろう。キョウとはもう半年以上も一緒に暮らしてきた、彼女のことが見えていないなんてそんなはずはない。
俺はこの可愛らしい友人から逃げることをやめた。
まずは謝罪。それから俺の気持ちを伝えた。
キョウは目を丸くして話を聞いている。
「キョウがあんなことにならずに、その…性行為できるよう、俺考えるから」
今夜にでも何かできないことはないか、そんな事を考えながら彼女の手を取り、家に向かった。
◇◇(↓キョウ視点)
俺はソワソワしながらその日を過ごした。リーヴの態度は全くいつもの変わらない。なんだよ、俺だけバカみたいなんだけど…。
そんな状態のまま、あっという間に時間は過ぎ。
俺はベッドの上にいた。
「とりあえず俺にまかせてくれ」
リーヴはそう言って唇を重ねる。
「ん…♡」
やはりこれだけでも以前より気持ちがいい。
リーヴはキスをしながら、俺の身体に触れた。
「……?♡」
でも、別に性感帯に触れるわけではない。首とか…脇腹とか…お腹とか…。それだけなのに、少しずつ気持ちよくなってしまう。
「リ、リーヴ…?♡」
「まずは慣らしていこう」
リーヴはそう言って、フェザータッチを続けた。焦らすような、でも落ち着くような快感…。
何だろう…これだけでも満足感がかなりある。
「……触っていくぞ」
俺は横になったまま、両足を横に開いた。
リーヴは俺の性器に白い布を被せて、その上から撫でるように触れる。
両手を胸の前でぎゅっと握り、快楽に備えた。
「んっ……♡♡」
っこれは…。さっきよりは快感は強いが、それでもまだ耐えられる。
さわさわ…♡さわさわ…♡
「ふぅ…♡…っく…♡……はぁ…はぁ…♡♡」
けっ…結構…長いっ…♡
「辛いか…?キョウ」
「そっそんなでもない…♡」
「……直接触ってもいいか」
っ……♡ 直接…♡
心臓がどきどきしてしまう。ここまでは大丈夫だったけど…触られた瞬間だめになったらどうしよう…。
いや…リーヴを信じる…。俺はこくりと頷いた。
ぬち…♡
性器を覆っていた布が剥がされると、薄く粘性のある液がべっとり♡と糸を引いた。
え…?♡ こ、これ…俺が出したやつなの…?♡♡
布は触らなくても、見ただけでずっしり水分を含んでいるのだとわかった。
「じゃあ、やるけど…いいな?」
ぴと…♡とリーヴの指が触れた。
ぉ゙っ…♡♡ ぎっ…!♡♡
歯を食いしばり、イきそうになるのを我慢した。
「えらいぞ…よく我慢したな…」
リーヴに頭を撫でられる。頭の中がほわほわして…なんか何時もする感じとちょっと違う…?
つーー……♡と、割れ目にそって縦になぞられると、背骨にまっすぐ電気が走ったみたいな感覚になって、身体が勝手に海老反りしそうになる。
「我慢しろ」
耳元で聞こえた声にハッとした。まだ…我慢…まだ…♡ こんなところで我慢できなかったら、この先のもっと凄いことに耐えるなんて不可能だろう。
「ふーっ!♡ ふーっ!♡ 」
ピチャピチャと水音が聞こえる。この音に集中しちゃだめだ…♡
目をぎゅっと閉じて耐えていると、リーヴがキスをしてきた。
「んぅ…?♡ ぇあ…♡」
「……っぷ…こっちに集中すればいい」
そっか…今俺はリーヴとエッチしてるんだ、1人で耐えているわけじゃない。
そう思ったら、心の中に安心感が広がっていった。
俺はリーヴの頬に手を添えて、キスに集中した。
「ちゅ…♡ はむ…♡ 」
そうしていると、リーヴの指が、つぷ…♡と膣内に入ってきた。あっ♡あっ♡あっ♡やばいっ♡ だけど……だけど、頭の中がかき混ぜられるような、あの感覚じゃない…!
「あっ…♡ んぶっ…♡ ぷあっ…!♡」
俺は大丈夫だ、とリーヴの目を見る。まあ…今の俺の目で伝わるのかは分からないが。
リーヴは指を第一関節だけじゃなく、ゆっくりと第二関節まで入れ…こり…♡と腟内を少し押した。
「はぁうっ……♡」
思わず声が漏れたが、なんだろう…快楽を直接感じてるってより、リーヴというフィルターを通した感じ…?
こり…♡ こり…♡
リーヴっ…♡ リーヴぅっ…♡俺は唇を貪るように求めた。
幸せな感覚はどんどん頭のなかに充満していき、絶頂の予感がしている。
「一回…イっとくか…?」
「ん…♡」
リーヴは指の動きを、優しく速めた。
くる…くるくる…くるっ…!♡
「いっ……く……!♡♡♡」
はあ…はあ…と息を整えようとする。
普通に…普通にイけた…!
決して何か特別なことをしたわけでもないのに…何で…。
ふと自分の股の間を見て衝撃を受けた。
「!?」
ちょ!?大洪水なんだが…!?さっきの布もそうだったけど、出る量が明らかにおかしい…。身体の方はちゃんと凄まじい快楽を感じているということか…?
「だ…大丈夫か…?その…キツくなかったか…!?」
リーヴは慌てた様子で心配してきてくれた。さっきまで結構積極的だったのに、冷静になるともとに戻るな、コイツ。
「問題ない…大丈夫だ…」
その答えを聞いて、よかった…と安堵の息を吐き胸を撫で下ろしている。
リーヴは軽く咳払いし、俺に向き直す。
「それで、どうする?最後までやってみるか?」
最後まで…。身体が強張るのが分かった。いや…いや…情けない!日和るな…!俺…!
「やる…」
「わかった」
俺はどきどきしながら足を再びぱかっ…と開いた。俺の身体はあんまり厚みがないから、心臓が動いてるのがバレバレになってしまう。だからなのか、リーヴは俺の頭を撫でながら、優しい顔で微笑んだ。
膣の入り口に亀頭がくっついているのがわかる。もうすぐ入ってくるんだ…。
「っ!!きっ!きしゅっ…キスしながら…挿れて…!」
何故かそう口が勝手に動いた。なんでそんなことを。
でもリーヴは動揺しないで了承してくれた。
「はぁっ……♡ ん、ちゅ、れゅ……っ♡」
リーヴの大きな腕が俺の身体を包みこんでいる。温かくて、心地よい…。
「キョウ…可愛いよ…」
……………………………はぇ?
え、、?今…なんて…カワイイ……?
その言葉一つ。たった一つだけで、顔に熱が集まっていくのが分かる。それと同時に頭と心の中にはまるで泡立つように歓喜が広がっていった。
はあ?歓喜…?なんで歓喜…?カワイイ、なんてリリスに沢山言われただろう?なんで…。
瞬間、にゅぷ…♡と亀頭が膣内に入った。
あ゙っ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥
「りっ!りーゔっ!♥♥ りーゔぅ!♥♥♥」
まるで脳みそにはちみつをかけられてるみたいだ。さっきと同じで、苦しい快楽じゃあない。
はやくっ!♥♥ はやく動いてほしいっ!♥♥♥
「うっ!うごいれっ!♥♥ らいじょうらからっ♥♥」
「わかった」
ゆっくり、だけど確かに動き始めるリーヴ。その遅い速度が逆に、この多幸感をじんわりと伸ばしていく。
あー不味いな。
「あっ…♥♥ ぁあぁあっ…!♥♥♥」
「うっ…!くっ…」
リーヴは俺のことを考えて、力をセーブしてくれている。辛そうな顔だ。俺のためにしてくれてるのは嬉しいけど、そんな顔しないでほしい。だから俺は
「り、りーゔ……♥♥ すっ…♥♥ しゅ、しゅき…らよ…?♥♥」
言った。言ってしまった。
この言葉は本心じゃない、だけど嘘でもない。本当の自分がもう分からないけど、さっきからずっと喉元に隠していた言葉。
「キョウ……」
リーヴの顔が見れない。気持ち悪がられるのかな、間違えちゃったかな。
突然、リーヴのちんぽが奥まで入ってきた。
「……ごめん…キョウ、俺できる限り我慢してたけど…」
あっ、やばい
「もう…我慢できない…!!」
ぎゅうっ♥と抱きしめられて、なっがーい♥ちんぽがずんずんと動き始めた。
正直言って、今の俺はまともな状態ではなかった。でも、だからこそタピスののろいによる快楽が、すべて多幸感に変換されているような気がした。
「俺もっ…俺も好きだっ!キョウ!!」
「ぉっ♥お゙ぉっ♥わらっ、わらひもっ、しゅきっ!♥♥しゅきぃっ!♥♥♥」
あれ?いま俺、自分のことなんて言った?まあいいや。
お腹の内側、ぼっこぼこにされてるのに、そんな乱暴にも愛情を感じてしまう。
口の中の全部絡めるみたいなキスもして、何ていうか……こ、恋人みたいなえっちだった。
そしてそのときは、あっという間にやってきた。
リーヴの腰の動きが小刻みに速くなる。
「キョウっ…!俺っもう…!」
「う、んっ♥♥ ちょうらいっ!♥♥ いちばんおくっ♥いちばんおくにっ!♥♥♥♥」
俺ももう限界だった。
「出すぞッ!!」
リーヴが俺を力いっぱい抱きしめた。…こんなほっそい女の子、魔族じゃなかったらマジで潰れてたぞ?優男く〜ん?
どびゅうううっ!!びゅるるるっ!!!どぷっ!どぷっ!!
出された瞬間直ぐに分かった。今まででいっちばん濃くて、量も多くて、勢いも最高の吐精だった。お腹がぽこぽこと膨らんでいるのが感じられるくらいには、大量だ。
「ッッッ〜〜〜〜〜!!!!♥♥♥♥♥♥♥♥」
俺はリーヴの脇腹から両腕を出して、背中をガッチリ掴み、首元に噛み付いてしまっていた。おいおい!これで殺してもおかしくなかったぞ!?俺!
でも、出されてる最中は頭がまわらなくて…必死でしがみつくことしかできなかった。
「あ゜♥♥♥♥♥」
それが俺の最後の記憶だった。
リーヴの俺を呼ぶ声が聞こえる。たぶん心配してくれてるんだろうけど、俺はその声が心地よくて、眠るように意識を手放したのだった。
「体が動かん」
「ほんっっっっっとにすまん!!!!」
ベッドの横の床で、額から血が出るんじゃないかというくらいの勢いで土下座しているリーヴ。
結局あのあとリーヴは気を失った俺の身体を拭き、服を着させてベッドに寝かせたらしかった。
しかし…なるほどな。異常快楽を多幸感に変換することはできたが…結局のところそれは意識の上だけでの話だ。身体の方はもちろん疲弊するし、あの凄まじい快感を感じてしまっている。感覚としては麻薬で麻痺してる感じだな?
だから俺は今指一本動かせなかった。情けない話だけど。
「謝る必要はないぞ、だってその…当初の目的は果たせたし…」
「ほ、本当か?実は魔族特有の超根性で耐えてたとか…」
…変なところでネガティブ(?)なんだよな…。
「本当だ、だって絶頂するまで意識があっただろう」
「そっか…!よかった…って、良くない…俺は結局自分の欲に負けてしまったよ…キョウのためにするって決めたのに…」
はぁ…。
「だから…その…欲をぶつけてくれたほうが…うれしい…」
リーヴはちょっと涙ぐんだ目で俺を見ている。死ぬほど恥ずかしい。
「また、したい…しよ…?♥」
なんだかちょっと、自分が変わった気がした。
「そういえば好きって…」
「演技に決まってるだろ何を言っているんだお前は」
「そうすか…」
※自分自身に課すゲッシュを破るとほぼ確実に運命が死へと向かう。
なんかどんどんメンヘラと化している気がする狂飆ちゃん。