走火入魔で死ぬ寸前の俺、脳内麻薬をゴリ押し投与したメスをおちんぽ正拳突きでハメ倒し、死ぬ前にエルフも絶対殺す 作:ギークヴォルフ
本気で私を殺そうとしてきた人間は、皆誠実だった。
だから誠実な人間は好きだし、殺す時も気持ちが良い。
けれど仲介屋を通さず工房へ直接依頼を持ち込む人間には誠実さがない。
礼を越えて門を叩く者に如何なる事情があろうとも、礼なき請いは請いにあらず。
「来者不善。善者不来…」
ましてやそれが軍部の人間ともなれば、正邪之間の機縁だろう…
「何方様でしょうか?」
薄汚れた身形だが、髪質は悪くない。タクティカルゴーグルで目元こそ隠れているが、アナルの弱そうな整った顔立ち。
「クラリスの紹介で来ました」
「クラリス…?」
思わず動きが止まる。ゲリーでなく?
「まさか、56区域で薬師をやってるエルフの?」
女は頷くが、どうにも解せない。
「……おかしいですね。私は彼女に客を紹介する資格をあげた覚えはないのですが……」
「重々承知しています。ですが我が氏族間に於ける盟約があり、彼女には無理をきいて貰いました」
「……であるとしても、それは私には何ら与り知らぬ事です。どうぞお引き取りを」
「こちらを」
そう言って彼女が差し出した物を見て、私は少しだけ考えを改めた。
バイオコンヒィキケーション。それも特別に純度が高い。
「なるほど、これなら確かに……ですが私は今どうしても手が外せません。明日であれば都合をつけましょう」
小周天は星の運行でもある。今夜は何があろうと外せない。
「私には時間がありません」
女は真っ直ぐ私を見た。何かを強く訴える誠実な瞳。そのような眸で人を見るものではない。孕ませたくなるだろうが。
「これ以上はお互い平行線です。どうぞ明日、お越し下さい」
──などと、綺麗に追い返したつもりだったのだが。
その夜工房の壁を破壊し転がり込んできたのは、やはりあの女だった。
タクティカルゴーグルはどこへ吹き飛ばされたのか、露わになった素顔は期待通りの逸品。
乱れた前髪の隙間から覗く、諦観と絶望に濡れた瞳。そして、血と硝煙に汚れながらも、なお隠しきれない上質な雌の匂い。
「依頼の履行を!」
私に叫ぶ女の背後から、滑るように駆けて来た侵入者達の独特の走法。
覚えがある。
相手の死角を狙うその狡猾で嫌らしい拗らせた処女厨の様な走圏は
ニューロコンバット・トライアルでは優秀な撃破率を記録したものの、AI同期率と再現性が規格を満たさず軍部は最後の最後でこれを捨た。
円弧を描いた高周波ブレードが女の人中を舐めるように薙ぐ。
あと三十分。いや、二十三分でいい。
イクリプスの潮汐に沿って臍下丹田へと気を収めるには、なによりも星と同調しなくてはならない。
それができなければ、積み上げた修為が全て無駄になる。
然れど、無礼の客は猶予を知らぬ。
「
生存本能が勝る。私は無理やり結跏趺坐を解き、床を蹴った。
その瞬間、世界が反転した。
「――ガ、はッ」
完璧にコントロールされていた体内の真気が逆流する。
走火入魔。
仙道を修める者が最も恐れる、身の破滅。
脳髄を極太の熱線で直接灼かれるような劇痛が突き抜ける。視界が真っ赤に染まり、網膜の裏でネオンの光が不気味な曼荼羅となって狂い咲く。毛細血管が一斉に破裂し、目、鼻、唇の端から熱い血が溢れ出た。
全身の神経がショートしたように激しく痙攣する。
無防備に晒された私の胸元へブレードが迫る。
咄嗟に気を用いて加速。
鈍色の剣先はすぐ目の前。
しかし、当たらない。
(…………、フフ)
激痛の極限状況で、少しだけ口の端がつり上がる。
この焦げ付くような一瞬。死が体の横を通り過ぎていく感覚。
たまらなく愛おしい。
私を殺そうとする本気の刃は、下手な女とのセックスよりも確実に私を興奮させる。
脳内のリミッターが完全に吹き飛んだ狂気の中で、私は床に転がる女を見やる。
攻撃を躱し、這いつくばる女の髪を乱暴に掴みその身体ごとデバイスを強引に引き寄せた。
私の指先から溢れ出す濁気を、その生体通信機へと無理やり叩き込む。それは高純度の伝導体を経由し工房内の電子機器、そして眼前に迫る者達のサイバーウェアへと逆流した。
「が、あ、あああああああッッ!?」
侵入者達の義体が内側から激しく火花を散らす。
脳に直結したニューロチップが沸騰し、眼球がポップコーンのように弾け飛んだ。肉とオイルの焦げる、たまらなく猟奇的でエロティックな臭気が部屋を満たす。
数秒の後、彼らは自らの生体冷却液を血反吐のようにぶちまけながら、肉片となって床に崩れ落ちた。
「はっ、あ、あ、ふう、う……」
静寂が戻る。しかし、私の体内は未だ狂乱の最中にある。心臓は壊れた時計のように不規則な痙攣を繰り返し、逆流した気はナイフとなって内臓を刻み続けている。
このままでは確実に死ぬ。
私は、恐怖と過呼吸で肢体を震わせている死にかけの女を見下ろした。
衣服が破れ、なめらかな肌を晒して喘いでいるその姿。オーバーフローの余波により失禁し、生温かい尿臭を工房の硝煙に混ぜている。その無様さと殺害の余韻、そして立ち上る濃厚なメス臭が、私の股間をも走火入魔に陥らせる。
「どう落とし前をつけましょうか?」
「――――っ」
女は怯えた顔で萎縮した。
その肢体を震わせながら、恐らくアナルも同じくヒクつかせているのだろう。どこまでも卑しい雌だ。
この女にどの様な事情があろうとも私には何の関係もない。
聞きたい事もある。巻き込まれた以上は手当をし事情を聞くべきかもしれない。
でも無理だった。
この女には今から死ぬ間際まで拷問し私を巻き込んだ事を後悔させる。
息の根を止める時は、レイプしながらの扼殺だ。仮にガバマンでもマシになる。
「私の事は、クラリスから聞いたのでしたね…?」
生き残れたならあいつも惨たらしく殺す。