『神符大戦 ──世界大会決勝で負けて底辺に堕ちた男、TCGの勝敗が全てを決める異世界で美少女達を調教しながら盤面制圧を目指す──』 作:シキセ
数日後の夜、俺は冬子を呼んだ。
符侯の位を得た夜から、少し経っていた。二国の実権を正式に追認され、ルクシエルを取り戻し——次に何を動かすか、盤面はすでに決まっていた。
扉を開けた冬子は、薄い白の寝間着姿だった。長い黒髪を下ろしたまま、俺を見て、一礼する。
「……呼んでいただきました」
「入れ」
冬子が室内に入り、扉が閉まった。しばらく俺の顔を見て、それから静かに言った。
「……今宵は、そういうお呼びですか」
「ああ」
「……子作り、ですね」
冬子は動じなかった。驚いた様子もない。俺がいつかこの話をすると——分かっていたのかもしれない。星読みの女の目は、時に俺の先を見通す。
「……覚悟は、あります」
冬子は俺の目をまっすぐに見て言った。
「早雲家の当主として——世一様の子を宿すことの意味は、わかっています。倉橋の星読みの力が、世一様の血と混ざれば——どんな子が生まれるか」
「分かった上で、来るか」
「……ここに来た時点で、答えは出ていました」
俺は立ち上がり、冬子の前に立った。
「一つ言っておく」
「はい」
「早雲の当主としてではなく——俺の女として、宿してもらう。子の父親は俺だ。それ以外ではない」
冬子は一瞬、目を細めた。
「……それが一番、嬉しいです」
俺は冬子の顎を持ち上げ、口付けた。
冬子の唇は、素直に開いた。陽の精気が流れ込む。冬子の魔力回路が、その熱を、もう迷いなく受け取る。ルクシエルを失った夜を超えて、冬子はもうずっと、俺のものだった。
帯を解くと、白い寝間着が床に落ちた。長い黒髪の下、冬子の肌が、月明かりに晒される。符士として鍛えた引き締まった肢体に、陽の精気で育ってきた柔らかな曲線が滲んでいる。
乳房を両手で包み、指の腹で乳首を転がす。もう一方を口で含み、舌先で押しつぶすように舐め回すと、冬子は目を伏せて小さく声を漏らした。英稟のような意地もなく、ルクシエルのような甘えもなく——ただ、正直に。
「声を出していい」
「……はい、っ♡」
先端を軽く歯で挟み、もう一方は指で摘まんで転がす。替わる替わる責めると、冬子の胸の頂が、指先の熱に応えてぷっくりと尖ってきた。
「ぁんっ……っ♡——そこ、両方同時に……っ——変になります……っ♡」
「変になっていい」
指を下肢へ滑らせると、そこはもう、じんわりと熱くなっていた。秘裂を指でそっとなぞると、とろりと蜜が溢れる。
「ぁっ……っ♡——世一様……準備は、できています……から……っ」
「急ぐな。今夜は時間をかける」
「……でも」
「孕ませるつもりで来ている。それなら、十分に解さなければならない」
冬子は、口を噤んだ。
指を一本、ゆっくりと沈める。中は、すでに十分に濡れていた。もう一本加えると、内壁がひくひくと締まってくる。親指で秘核を擦りながら指を動かすと、冬子の腰が浮いた。
「んっ……んっ……っ♡——世一様……っ——奥が……っ♡」
「声を隠すな」
「ぁあ……っ♡——はい……世一様……っ——指、奥まで……っ♡♡——ぬちゅ……って、音が……っ♡」
三本目を加えると、冬子の内壁が膨張するようにひろがった。白い蜜が糸を引いて指を濡らす。
「ぁあああっ♡——広がる……っ——世一様の指が……っ——奥まで……っ♡♡」
親指で秘核を素早く往復させながら奥を抉ると、冬子の腰が跳ねた。
「んぐっ……!♡——くる……くる……っ♡——世一様……っ——いきそ……っ♡♡♡」
「達していい」
「ぁあああっ♡——!!♡♡♡」
一度、絶頂させた。秘裂からびゅっと細い潮が飛び、内壁がぎゅうぎゅうと指を締め上げる。翳のある目が、ほんのわずか潤んだ。
──────
「次は、お前の番だ」
「……はい♡」
冬子は俺の帯に手をかけ、丁寧に解いた。着物が落ちる。冬子の手が、怒張に、ゆっくりと触れた。
「……大きい、ですね。今日は、特に」
「気のせいじゃない」
「……知っています」
唇が先端を包む。舌先が裏筋を根元から這い上がり、また含む。ぬちゅ、と音が立った。星読みの女は、口の中でも俺の先を読む。いつの間にか、俺の好む加減を覚えていた。
「んっ……ふっ……っ♡——世一様の……いつも……ここが、弱いですね……っ♡」
「知ってて攻めてくるのか」
「……少しだけ、仕返しです」
俺は冬子の黒髪を掴み、リズムを作った。ぬちゅくちゅと音が満ちる。唾液の糸が引いた。先端から滲む苦みを、冬子は舌先でゆっくりと拭い取りながら、律儀に、深く受け入れた。
しばらく翻弄すると、俺は冬子を引き上げ、押し倒した。
「……来て、ください、世一様」
その奥へ、押し入った。
「——ぁぁああっ♡——!!」
冬子の中が、ぐっと締まった。深くまで届いた感触に、冬子は息を詰め、俺を見上げた。
「……世一様が……奥に……いる……っ♡」
「動くぞ」
「はい……っ——全部、感じさせてください……っ♡」
腰を引いて、押し込む。ぐちゅという音に混ざって、甘い声が漏れた。引くたびに内壁が追いかけてくる。押し込むたびに、奥で締まる。
「ぁっ……んっ……っ♡——世一様……深い……っ——ずっと、こうしていたかった……っ♡」
「符侯の座を取るために使ったと思っていたか」
「……思っていました」冬子は正直に言った。「でも——それだけじゃ、なかった、と……今は、思っています……っ♡」
脚を絡めてくる。腰が、俺の律動に合わせて浮き沈みする。
「ぁあ……っ♡——奥まで……突いて……っ——世一様……っ♡♡」
俺は冬子の体を翻した。四つん這いにさせ、腰を掴み直す。
「っ……!」
「後背位で仕上げる」
「……はい……っ♡——後ろから……っ」
後背位で押し込むと、角度が変わり、冬子の声が変わった。
「ぁああっ♡——こっちの方が……奥に……当たる……っ♡♡」
激しく突き上げると、臀部がぱんぱんと音を立てる。冬子は腕で体を支えながら、律動に合わせて腰を引いてくる。俺は片手を上げ、冬子の臀部を平手で叩いた。
「ひゃぁっ……!♡——っ、世一様……っ」
「従順さを確かめる」
「ぁ……っ♡——はい……もっと……叩いて……ください……っ♡——世一様のもの、ですから……っ♡」
もう一度。ぱん、と音が響く。
「ひぅっ……!♡♡——あっ……あっ……っ——潮が……でちゃ……っ♡♡♡」
細い潮が飛んだ。それでも内壁は俺を締め続ける。スパンキングを繰り返しながら奥を叩くと、冬子はもう声を抑えるのをやめていた。
「んぅぅっ……!♡♡——また……また、潮が……出て……っ——やだ……でも、止まらない……っ♡♡♡」
「気にするな」
「ぁああっ……っ♡——世一様の、せいです……っ——こんなに奥まで……っ♡♡♡」
「種付けプレスに移る」
「——っ♡♡——はい……っ——お願い、します……っ♡」
俺は冬子の腰を引き寄せ、最奥に密着させた。動きを止め、奥をひたすら押しつける。冬子の目が、霞んでいく。
「ぁ……ぁ……っ♡——押し付けられて……奥が……っ——子宮の入り口が……世一様の先端で……っ♡♡」
「孕め」
「——っ♡♡♡——世一様の……子を……孕ませてください……っ——早雲の血と、世一様の血が……混ざった子を……っ♡♡——お願い……します……っ♡」
「出すぞ、冬子」
「はいっ♡——なかに……全部……いただきます……っ♡——世一様の……子種……全部……っ♡♡——ぁああっ♡——!!」
最奥で、解き放った。冬子が、ぶるぶると全身を震わせ、俺の子種を、奥の奥で受け取った。
「……ぁ……っ♡——あたたかい……世一様の……なかに……満ちて……っ♡——こぼさない、ように……っ♡」
──────
「掃除しろ」
「……はい♡」
冬子はゆっくりと体を起こし、唇を近づけた。余韻の滲みを、丁寧に舌先で拭い取る。
「ぬっ……ふっ……っ♡——世一様の……まだ、熱い……っ♡」
「全部飲み込め」
「……はい♡——全部、いただきます……っ♡」
お掃除が終わると、冬子は俺の胸元にそっと頭を預けた。
──────
「二回戦だ」
「っ……!♡」
「……今度は、自分で動いてみろ」
「……世一様の上に、乗れ、ということですか」
「ああ」
冬子は少し間を置いてから、俺の上に跨がった。騎乗位で、ゆっくりと腰を下ろしていく。深く沈んでいく感触に、冬子は息を詰めた。
「ぁ……っ♡——奥まで……自分で……っ♡——いっぱい、になっていく……っ♡」
「腰を動かせ」
「……はい」
冬子が、ゆっくりと腰を動かし始めた。前後に揺れながら、少しずつリズムを見つけていく。
「ぁっ……んっ……っ♡——自分で動くと……世一様の先端が……当たる場所が……違う……っ♡」
「どこに当たる」
「……ここ……っ♡——奥の……少し上の……硬い場所……に……っ♡♡」
「そこを叩くように動け」
「……っ♡♡♡——あ、あ……っ——こう……ですか……っ♡」
腰の動きが深くなる。黒髪が乱れ、揺れるたびに冬子の喘ぎが大きくなった。
「ぁああっ♡——自分で動いていると……孕ませてもらいに来ている、という……実感が……っ♡♡」
「そうだ。お前が自分から、孕みにきている」
「ぁ……っ♡——そんな言い方……っ——でも、そうです……世一様に……わたしを……孕ませてほしくて……っ♡♡♡——腰が、とまらない……っ♡」
俺は冬子の腰をつかみ、律動を強制した。
「ひぁっ……!♡——世一様が……動かして……っ——自分では、こんなに速く……っ♡♡」
「もっと腰を落とせ」
「っ……はいっ♡——深いっ……深い……世一様……っ♡♡♡」
俺はもう一度、冬子の臀部を叩いた。
「ひゃぁっ……!♡♡——また……スパンキング……されると……腰が、とまらなく……っ——潮が……っ♡♡♡」
「出していい」
「っ……んあぁっ♡♡——世一様……また……また孕ませて……っ——今度こそ……っ♡——ぁあああっ♡——!!」
最奥に密着させ、二度目を解き放った。冬子の内壁が波打ち、熱を受け取る。白い蜜が溢れ、俺のものを濡らした。
「……ぁ……っ♡——また……世一様が……なかに……っ♡♡——今度こそ、孕む気がします……っ♡」
──────
少しの間を置いた後、俺は冬子の背に手を当てた。
「最後だ」
「……っ♡——まだ、してくださるんですか」
「今夜一晩で確率を上げる」
「……世一様は、本当に——盤面通りに動かれますね」
「文句はあるか」
「……ありません♡」
冬子を四つん這いに戻し、後ろから押し入る。
「んぅっ……!♡——また……後ろから……っ——さっきよりも……敏くて……っ♡」
「二回出した後だ。当然だ」
三回戦は、ゆっくりだった。奥を押すたびに冬子の声が細くなる。長く続けるほど、内壁が柔らかく解れていく感触がある。
「んっ……んっ……っ♡——世一様……長い……っ——ずっと、奥に……いて……くださる……っ♡」
「出すのは最後だ」
「……はい……っ♡——ずっと、感じて……います……」
奥をゆっくりと押しつけながら、時間をかけた。冬子は腕が震え始めても、崩れることなく、俺を受け入れ続けた。
「ぁ……っ♡——世一様……世一様……っ——いつでも……来ていいです……っ♡——全部、受け取ります……から……っ♡」
「孕め、冬子」
「——はいっ♡——世一様の子を……孕みます……っ♡♡——ぜんぶ……ください……っ♡——ぁああっ♡——!!」
三度目を、最奥に注いだ。
その瞬間——冬子が、小さく息を詰めた。
動きを止めたまま、長い沈黙があった。
「……世一様」
「何だ」
「……なにか、変わった気がします」
「変わった?」
「うまく言えないですが——奥が、さっきと違う感じで……受け取った、という……気がして」
冬子の声は、確信のある言い方ではなかった。ただ——静かに、それを感じているという目だった。
(星読みの感覚か)
確かめるすべは、今夜はない。しかし——冬子がそう感じるなら。
「そうか」
「……笑いますか」
「笑わない」
「……よかった」
冬子は長く息を吐き、ゆっくりと身体を横たえた。
──────
しばらくして、冬子は自分の腹をそっと撫でた。
「……倉橋の星読みが、受け継がれればいいですね」
「受け継がれるかどうかは、まだ分からない」
「……でも」冬子は静かに言った。「世一様の子が——どんな子でも、いいです。星読みの力がなくても。あなたの血が混ざるだけで、十分だと——そう思っています」
「そうか」
俺は天井を見た。
(倉橋の星読みが受け継がれれば、盤面が——一世代先まで、見通せる)
それは確かだ。しかし、それだけでも——なかった。
冬子が俺の子を宿して、星読みの力が生まれなかったとして。それでも——悪くない、と思う自分がいた。
「……世一様」
「何だ」
「また——呼んでいただけますか。明日も」
「ああ」
冬子は、それだけで満足したように、目を閉じた。
黒髪が、夜の中に広がる。
俺は——次の手を、すでに考え始めていた。