誤字報告等助かってます!
「「ごちそうさまでした/~」」
「あざっした!」
「超おいしかった~」
「はい、おいしかったです」
俺は喜多川さんに誘われて夜の時間帯とはいえ行列ができているラーメン屋から出てきたところだ。
行列ができるだけあっておいしかった。
(高校生カップルか。いいですなあ、青春ですなあ。こっちはまだまだ仕事ですよ~だ)
「そうだ、ごじょー君。【ヌル女】ってどこまでやった?」
「雫たんを性奴隷にして中出しするところまではいけました」
「ブフッ!」
(こいつ何言ってんの?!)
「おお~結構進んだね~」
(お前、何笑ってんだよ!!)
「…………」
(最近の高校生…怖えぇえ~~…)
「荷物このままうちに持って帰りますね」
「サンキューっ」
「そのまま型紙も起こします」
「マジ? ヤッバ~いっ! 衣装できたらどこでコスしよっかな~♪」
「専用の場所があるんですか?」
俺の知ってる限りだとコミケとか大型のイベントとかだけど他にもあるのかな?
「もち! 合わせしたりがメインの撮影イベントに遊園地貸し切ってやる大型撮影会とか、スタジオを借りて撮影したり自分家で撮る“宅コス”とか。あっ、あとコスしてプリ撮るのもやってみたいかも! 楽しみ方は人それぞれって感じ!」
「なるほど」
想像以上に幅が広くて、本当に自由と言った感じだ。
「あとは~撮った写真をSNSに上げたりとかね」
「ネットに上げるんですか?」
「割と普通だよ、ほら」
そう言うと喜多川さんは自身のスマホの画面を見せてくれた。
「わっ、すごい…!」
画面には障子を背景に着物を着崩して肩を出した谷間のあるエロかっこいいコスをした人が映っていた。
「この人はスタジオかな?」
「凝ってますね」
「小道具も作ったんでしょうか?」
「買ったりとかじゃん?」
画面を変えておそらく女児アニメのコスをしているであろう人が映し出された。
(この人は…!)
「あとこの人! ジュジュさん! マジかわいくない? あたし、ジュジュさんめっちゃ好きなんだよね~っ!」
やっぱりジュジュさんだった。
ここまで完成度の高いロリ系コスをしている人はこの人しか思い浮かばない。
「魔法少女とか女児アニメ系やってて、超美少女だし、コスと写真のクオリティーもハンパないからフォロワー数もエグくて!」
ジュジュさん…
どれも完成度が高くてとても可愛い。
「でもイベントとかは出てないっぽいし、謎の人っていうか、ガチ勢って感じ」
「結構幼く見えますけど、何歳くらいの人なんでしょうか?」
「う~ん、中学生とか? 小学生だったりして」
年齢を知っていたらおかしいから自分で言っておいてなんだが、俺たちより先輩ですよ喜多川さん。
「あ~っ!! これこれっ!【フラワープリンセス烈!!】の変身前の
俺の前を片足や両足で等速直線運動してる…………。
あれってアニメ的表現じゃなかったの?
いや、やっぱり目の錯覚だったかも。
「うわぁ~ この人もヤバい! めっちゃきれ~」
「はい、かっこいいですね」
「ハッ! この人もキレーすぎっ! 男装コスってきれいな人多くない!?」
喜多川さんはSNSの男装コスの画像を連続してみており、俺も横から見る形で見せてもらっていた。
「ヤバ~、この人もマジきれ~!」
「かっこいいと思います」
「……かっこいいとは私も思うけど、ごじょー君的にはきれいじゃないの?」
「いえ、そういうわけでは…」
「じゃあ、なに?」
「気分を悪くしたらすみません。俺、一人っ子なんで、雛人形はじいちゃん家で初めて見たんです」
もしかしたら記憶がないほど幼い時に見ているかもしれないが、この世界で雛人形を見たのはじいちゃんのが初めてだ。
晴美叔母さんのところや ほのちゃんも雛壇を置いていたかもしれないが、少なくともじいちゃんの家で見せてもらうまでに見た覚えはない。
「目がくぎづけになって、『こんなにきれいなものが世の中にあるんだ…』って感動して…」
今でも思い出せる。衝撃とはまた違った、自分の中を変えるような出会い。
「心をつかまれたような感じで……『“きれい”って言葉はこういうもののためにある言葉なんだ』って思ったんだ」
これはあの時に本当に思ったこと。
今後の布石とかのためじゃなく本心で思って、俺の中で本当に起きたことだ。
「あの日から俺にとって“きれい”は、特別なものに対する言葉になって……本当に心から思った時しか言えないんだ……」
「ふ~ん……ってかお雛様ってマジの美人に作ってあるわけでしょ? ごじょー君、超面食いじゃん」
「あはは…否定はできませんけど……。その、決してその方たちの容姿を否定してるわけではなくて…」
「ごじょー君が自分でそう決めたんならいいと思うけど? そーゆーこだわりとかって大事じゃん! あたしも一応こだわりあるし~っ」
「確か…乳袋でしたっけ?」
「そっ! あれ、ごじょー君に言ったことあったっけ?」
「っ! は、はい言ってましたよ。確か雫たんの話か採寸の時に!」
危なっ
そういえば原作知識で知っていたが、原作と違って胸囲を測るのに抵抗していないから喜多川さんはこだわりについて言ってないんだった…!
「ハッ…えっ待ってヤバい!! 買うしかないんですけど!」
肉巻きおにぎりのキッチンカーに意識が行ってくれたようだ。
されないとは思うが、言及されたりやっぱり言ってないとなると、間違いなく面倒にはなったから助かった…。
「うまそ~っ! ごじょー君、マジでいらなかったの? 全然おごるのに」
「はい、大丈夫です」
ラーメンを食べる前なら買っただろうけど、さすがに一個食べるほどお腹がすいていない。
「じゃ、いただきま~す」
ラーメンを食べたばかりだというのにパクパクっと二口頬張った。
「んっ…うま~!」
(ラーメン食べたのによく入るなぁ)
漫画とかアニメに一人はいる四次元胃袋持ちかな?
「今日はありがとね、ごじょー君」
「いえ、俺も普段見ないものを色々見られて楽しかったです」
「そうなんだけど、なんていうか……うれしかった。“これいいよ”って薦めても、実際プレイしてくれる人ってあんまいなくてさ。大体みんな“面白そう”とかで終わりがちっていうか………ぶっちゃけ、ごじょー君も【ヌル女】やってくれるなんて思ってなかったんだ。ごめんね」
そう話す喜多川さんの表情は少し寂しそうに見えた。
「しかもごじょー君、制服ハンパなく細かいところまで描いてくれたじゃん? むしろあたしより全然詳しくなってるし。だから、まあなんか…したかったんだよお礼。ごじょー君に」
「……………」
「あと、あたしに手伝えることって正直お金出すことだけだし~って。アハハハッ」
「そんなことは……」
「っていうかこの肉巻きマジうまい! やっぱごじょー君もひと口食べなよ」
そう言って食べかけの肉巻きおにぎりをもって近づいてくる。
「ほら…ねっ?」
「わかりました。じゃあひと口いただきますね」
喜多川さんが差し出した肉巻きおにぎりをひと口食べた。
見た目からもおいしそうだとは思っていたが、やっぱり美味かった。
これ間接キスだけど、喜多川さんは気づいてるのかな?
それとも間接キス、自分の口の付けたものに他の人が口をつけても気にしないタイプなのか。
採寸の時の無防備さを考えると後者でもありえるんだよなぁ。
「どお?」
「とてもおいしいです」
「でしょ!」
そのまま俺が食べた部分をひと口頬張った。
「んっ…!」
もぐもぐと食べていると突然動きが止まった。
「もしかして『こいつめっちゃ食うな』って思った…?」
「言い方があれですけど。まあ、よく食べるなとは」
「別にこれぐらいじゃデブんないし…サイズも変わんないから平気! 平気だし!」
「悪いとは言ってませんよ? 食べる女の子も好きですし、体型維持ができて体調の範囲内なら別にいいと思いますけど」
「そ、そう? まあイベントまで気を付けるし、衣装のサイズは絶対守るから」
「そうだ、そのイベントっていつあるんですか?」
「ん? んーとね……あった、ちょうど二週間後にあるみたい。ってヤバッごめん! 電車乗り遅れちゃうから先行くね! 今日はありがと! じゃね ごじょー君!」
走りながら俺に大きく腕を挙げた喜多川さんに俺も腕を大きく振り返した。
「二週間後……」
ここが一つ乗り越えなければいけないところだ。
感想等コメントしてただけるとやる気につながるのでよろしければして言ってください。
乾 紗寿叶(姉)と 乾 心寿(妹)の処女喪失のタイミング
-
一緒がいい(3p)
-
バラバラでいい(SEXを早めに見れる)