書類の山が崩れる気配もなく、紅茶はとうに冷めきっていた。シャーレの執務室にこもって何時間が経ったのか、窓の外はとっくに暗い。
ノックの音が三つ。
「先生、いるんだろ? 开けるよ」
返事を待たずに扉が開く。現れたのは朱城ルミ──山海経の玄武商会会長。茶の髪の内側に白が覗くロングヘア、月餅をかたどったヘイローが蛍光灯の下で淡く光っている。手には大きな風呂敷包み。いつものチャイナ服の胸元は豊かに張り、その下の脚はすらりと長い。
「いや〜、やっぱりまだ仕事してた。先生、顔色がちょっと良くないね」
ルミはずんずんと部屋に入ってくると、机の上の書類の隙間に風呂敷を置いた。湯気を立てる重箱がいくつも現れる。
──ああ、ルミか。悪いね、まだ片付かなくて。
「まっ、そう言うと思ったよ。だから差し入れに来たんだ。こっちはニンニクの芽と豚肉の炒め物。それからスッポンの薬膳スープ。こっちはウナギのかば焼き、タレも自家製だよ。それと……」
重箱を開けるたび、むわりと立ちのぼる匂い。ニンニクの香ばしさ、タレの焦げた甘さ、漢方の苦味にも似たスッポンの複雑な薫り。どれもこれも、精がつくとされる食材ばかりだった。
「ほら、まずは食べようか。腹が減ってると頭も回らないよ」
ルミは割り箸を割って差し出してくる。その表情には商会長としての怜悧さより、年上の女としての面倒見の良さが滲んでいた。彼女は腰に手を当て、返事を待つそぶりもなく重箱を並べ替えている。
──そんなに用意してくれたのか。
「あったりまえだよ。先生、ここ一週間ずっとロクなもん食べてなかったでしょ。たまには人に頼られなきゃ。商会長としてはね、お客さまの胃袋を掴むのが商売の基本なんだからさ」
彼女は近くの椅子を引き寄せ、どかりと座った。そして手ずからスープを椀に注ぎ、箸でウナギを一口大に切り分けはじめる。まるで母親か姉のような手際の良さだった。
「スッポンはね、仕入れるのにちょっと苦労したんだよ。でもまあ、玄龍門には内緒にしといて。あっちはこういうの伝統がどうのってうるさいからさ」
軽口を叩きながらも、ルミの目はこちらの顔色をじっと観察している。疲れ具合を見極め、どの料理から手をつけさせるか判断しているようだった。
スープを一口含む。とろりとした舌触りに、漢方のほろ苦さとコラーゲンのまろやかさが絡み合う。ニンニクの芽の炒め物は歯応えがよく、豚肉の脂が口の中でとろける。ウナギは表面が香ばしく、中はふわふわで、タレの甘じょっぱさが白飯を欲しがらせる。
「美味い?」
ルミが少し身を乗り出す。チャイナ服の襟元が緩んで、白い鎖骨がちらりと覗いた。
──ああ、すごく。
「でしょでしょ。よかったぁ。先生の口に合わなかったらどうしようかと思ったよ」
彼女はほっとしたように笑い、自分の分の箸も取り出して、ウナギの切れ端をつまんだ。口に運び、もぐもぐと咀嚼する。唇にタレがつき、ぺろりと舐めとる。
食事をしながら、ルミは商会の話をした。新しいメニューの試作品が意外に好評だったこと。仕入れ先の親父が引退して息子に代替わりしたこと。玄龍門との小競り合いにはうんざりだということ。語り口はいつもの気さくな調子だが、時折こちらの箸の進み具合を確認しては、そっと別の重箱を押し出してくる。
「先生さ、あんまり自分を追い込みすぎないでほしいんだよね」
ふと、ルミが箸を置いた。
「誰かのためにって頑張るのは先生のいいところだけど、そのせいで倒れちゃ、元も子もないでしょ」
重箱はほとんど空になっていた。腹は満ちていた。それ以上に、体の奥底からじんわりと熱が広がっていくのを感じる。ニンニクのアリシン、スッポンのコラーゲンと亜鉛、ウナギのビタミンAとDHA。精のつく成分が胃から吸収され、血流に乗って全身を巡る。
とくに、下半身に集まっていく熱の量がおかしかった。
「おかわり、いる?」
ルミが立ち上がる。そのとき、彼女の視線が一瞬、こちらの腰のあたりで止まった。
目ざとい商会長は何も言わなかった。ただ、ほんの少しだけ唇の端が上がったような気がした。
「……先生、さ」
ルミは空いた重箱を片づけながら、背を向けて言った。
「今日さ、実はね、もう一つだけ持ってきてるものがあるんだよね」
振り返った彼女の頬が、わずかに紅潮している。それは料理の熱気のせいだけではないように見えた。
「ついてきてくれる? 私の部屋、すぐそこだから」
♡
シャーレと山海経をつなぐ廊下を抜け、玄武商会の奥まった一角。ルミの私室は商売っ気のない、落ち着いた空間だった。観葉植物がいくつか置かれ、壁には古い中華鍋が飾ってある。部屋の隅には業務用の冷蔵庫。ベッドは広く、シーツはきちんと畳まれていた。
「ちょっと待っててね。すぐ着替えるから」
ルミはそう言うと、クローゼットの陰に消えた。衣擦れの音。チャイナ服のホックを外す、かすかな金属音。するりと布が床に落ちる気配。
どれだけ経っただろうか。
「……お待たせ、先生」
現れた彼女を見た瞬間、理性という言葉が頭のどこか遠くへ吹き飛んだ。
それは水着と呼ぶのもはばかられる代物だった。細い紐でかろうじて結ばれた白い布地は、豊満な胸の頂点を隠すのが精一杯で、半球がほとんど露出している。下も同様で、腰の両側を紐で結んだだけのマイクロビキニが、秘部をかろうじて覆っているにすぎない。布地は半ば透けていて、しかも面積が圧倒的に足りていない。
「過激でしょ? これ、試作品の水着なんだよね……玄武商会の新事業でさ、リゾート向けの水着ラインを考えてて。でもまあ、ちょっと攻めすぎたかな〜って」
ルミは照れくさそうに笑いながらも、隠そうとはしない。むしろ、両腕を軽く広げて、全身を見せつけるような仕草だった。
百六十八センチの肢体が、ほとんど裸体に近い姿で晒されている。白い肌に、細い紐が食い込んでいるのが妙に扇情的だった。胸の谷間は深く刻まれ、布地からこぼれ落ちそうな質量が重力に逆らっている。くびれた腰からヒップにかけての曲線は、十七歳とは思えないほど成熟していた。太腿は健康的に太く、その付け根にある布地の面積は、本当にわずかだった。
「これね、もし先生が気に入ってくれたらその……うん」
ルミはひとつ深呼吸をした。胸が大きく上下する。それだけで、今にも布地がずり落ちそうになる。
「先生のために着てきたんだよ。私」
彼女の声は、商売の駆け引きをするときのそれではなかった。少し震えていて、でも芯はまっすぐで。
「前にね、先生がすごく疲れてるのを見て思ったんだ。私、何かできないかなって。商会長としてじゃなくてさ、一人の……女として」
そう言って一歩、また一歩と近づいてくる。香水の匂いだろうか。あるいは体臭か。甘やかでスパイシーな香りが鼻孔をくすぐる。
「私ね、こう見えてけっこう重いんだよ? 一度決めたら、とことんまでやるタイプだし」
ルミの手が伸びて、そっと胸に触れた。その熱で、心臓が一気に早鐘を打つ。
「先生……もうバレてると思ってたよ。さっき食事してるときからすごかったもんね。あんなにしちゃってさ」
彼女の視線が下がる。そこには、スラックスを不自然に押し上げるほど膨れ上がった一物があった。精のつく料理の効果と、ここしばらくの禁欲生活が重なり、痛いくらいに張り詰めている。
「よく我慢したね。えらいえらい」
ルミはまるで子どもをあやすみたいに笑う。そして──その場に膝をついた。
「商会長の私が言うのもなんだけどさ、料理だけがもてなしじゃないんだよ。これから出すデザートはね、ちょっと特別だから」
細い指がベルトにかかる。器用にバックルを外し、ジッパーを下ろす。下着ごと引き下ろされると、怒張した肉茎が空気に晒された。先端からはすでに透明な雫が滲み、どくどくと脈打っている。
「うわぁ……思ってたより大きいかも」
ルミは一瞬息を呑んだが、すぐにいつもの調子を取り戻した。
「大丈夫、任せときなって。これでも料理人だからね、食材の扱いには慣れてるんだよ」
♡
彼女の舌が、そっと先端に触れた。
「ん……しょっぱい」
舐めとった雫を唇で確かめるように呟き、ルミはもう一度顔を近づける。今度は亀頭全体に唇を被せ、ちゅっと吸い上げた。
♡ ちゅぷ……♡
「ふぁ……ん、ちゅ……」
ルミの口内は熱く、舌がぬめぬめと絡みつく。彼女は持ち前の手際の良さで、先端から根元までを丹念に舐め上げていく。まるで料理の味見でもするみたいに、時折顔を離しては感触を確かめ、また角度を変えてしゃぶりつく。
♡ じゅるっ、じゅぷぷっ……♡
「ん、ふふ……ちょっと苦いけど、嫌いじゃないかも」
唾液で光る肉棒を見上げながら、ルミはえらくあっけらかんと言った。その顔には商売人の計算も会長の貫禄もなく、ただひとりの恋する少女の熱があった。
「もっとしていい?」
彼女は首を傾げ、上目遣いで問いかける。その仕草が無防備で、そしてあまりに扇情的で。
返事を待たず、ルミは再び口に含んだ。今度はもっと深くまで。喉の奥まで到達しようと必死に頭を動かす。口角から唾液が溢れ、胸元に垂れて水着の布を濡らす。
♡ じゅぼっ、じゅるるるっ……ぬぷっ……♡
「んぐ……ふ、ぅ……」
喉が締まる。嗚咽にも似た声が漏れるが、ルミは決して口を離さない。商会長としての執念か、あるいは女としての本能か。彼女の舌と唇と喉が、容赦なく肉茎を締め上げる。
──ルミ……もう……
「ん……?」
彼女は口を離さず、目だけで「なに?」と問いかけてくる。その無垢な上目遣いが、いっそう劣情をかき立てた。
♡ ぬぽん……♡
ようやく口を離したルミの唇は唾液と我慢汁でべとべとに濡れ、銀色の糸を引いていた。
「どう? 少しは気持ちよかった?」
彼女はそう言いながらも、すでに次の行動に移っている。水着の上から自分の胸を寄せ、肉棒を谷間に挟み込んだ。
「はい、お次はパイズリっていうやつ。こういうのもね、ちゃんと勉強したんだよ」
ルミの豊かな乳房が、柔らかく肉棒を包み込む。水着の布地が擦れる感触と、その下の弾力。彼女は両手で胸を寄せながら、ゆっくりと上下に動かし始めた。
♡ にゅぷ……にゅち……ぷにゅ……♡
「ん……私のおっぱい、どうかな。先生、気持ちいい?」
上目遣いのまま、彼女は胸を激しく動かす。谷間から覗く亀頭に、時折ぺろりと舌を這わせながら。
「私ね、先生のこと、ずっと前から……」
不意に、ルミの声が真剣なものに変わる。
「玄武商会の会長としてじゃなくて、一人のルミとして、先生が好き。すごく好き。こんなことしたのも、したかったから。責任とかじゃなくて、ただ……そうしたいと思ったんだ」
彼女は胸の動きを止め、まっすぐに目を見つめた。緑の瞳が潤んでいる。
「だからね、今夜は最後まで付き合ってよね」
♡
ルミは立ち上がり、水着の紐に手をかけた。
「これはちょっと邪魔かな」
そう言うと、あっさりとトップスの紐を解いた。ふわりと白い布地が落ち、豊満な乳房が露わになる。乳輪は淡い桜色で、先端はつんと上を向いていた。
「やっぱりちょっと恥ずかしいね……」
彼女は続けてボトムにも手をかけた。腰の両側の結び目をほどくと、面積の小さな布地がするりと落ちる。その下には、薄く整えられた茂みと、すでにしっとりと濡れた秘裂があった。愛液が太腿の内側を伝っている。
「こんなに濡れてるの、バレちゃった」
ルミは頬を染めながらも、隠そうとはしない。むしろ両脚を少し開き、秘部を見せつけるように立っていた。商会長の貫禄も料理人の気風もそこにはなく、ひとりの発情したメスがそこにいた。
彼女はゆっくりとベッドに上がり、仰向けになった。枕元に手を伸ばし、照明を少しだけ落とす。間接照明の淡い光が、裸体の曲線を浮かび上がらせた。
「おいで、先生」
両腕を広げて招く姿は、まるで聖母のようでいて、その実、淫らな誘惑に満ちていた。
♡
覆いかぶさると、ルミの両脚が腰に絡みついてきた。彼女の大腿の内側は汗ばんでいて、ひどく熱い。
「優しくしなくていいよ」
耳元で囁く声は、熱に浮かされたように掠れていた。
「むしろさ、優しくなんてしないで。私、先生が思ってるよりずっと頑丈だから」
秘裂に亀頭をあてがうと、ぬるりとした愛液がそれを迎え入れる。ルミは小さく息を呑み、両手でシーツを握った。
「……きて、先生」
──
怒張した肉茎が、一気に彼女の膣内に沈み込んだ。
♡ ぬぷぅぅぅっ……!♡
「あ……っ、ぁああああっっ!!!!」
ルミの背中が弓なりに反る。膣壁が収縮し、侵入者を異物として締め出そうとしながらも、その圧力がかえって肉茎を奥へ奥へと招き入れる。
「すご……こんなの、知らない……っ」
彼女の膣内は熱くて狭くて、濡れた絹のような粘膜が肉棒の形をなぞるように絡みつく。一気に根元まで押し込むと、ルミの喉がひくつき、言葉にならない声が漏れた。
♡ ぬちゃ……ぐぽっ……ぬぷぷっ……♡
「まって、まだ、動かないで……! 慣れるから、ちょっとだけ……!」
ルミは息を荒げながら、必死にこちらの首に抱きついてくる。膣内がひくひくと震え、少し動くたびに過敏な反応が返ってくる。
「……もう、いい。動いていいよ」
彼女がうなずくのを確認して、腰を引き、再び押し込む。
♡ ずちゅっ……! ぬぷんっ……!♡
「ひゃぁっ……! ん、んんっ……!」
ルミの声が部屋に響く。彼女は唇を噛み締めて声を抑えようとするが、腰を打ちつけるたびに甘い声が漏れ出る。
「あ、あ、あっ……! だめ、声、でちゃ……っ」
♡ ぱんっ……ぱんっ……ぱちゅんっ……!♡
腰の動きが次第に速くなる。結合部からは愛液と我慢汁が混ざり合った白濁の泡が溢れ、卑猥な水音を立てる。ルミの豊かな胸が揺れ、汗の粒が飛び散る。
「せんせ、せんせ……っ! いい、すごくいい……っ!」
彼女の膣がきゅうきゅうと締まる。その度に肉茎が搾り取られるような快感が走り、射精感がせり上がってくる。
──ルミ……出すぞ……
「うん、うん……! だして、中にだして……!」
ルミは必死に首を横に振り、そしてこちらの背中に爪を立てた。
「私、今日、安全な日じゃないかも……でも、いいの。先生のなら、なんでも……!」
その言葉が引き金だった。
♡ どぷっ……どぷぷぷぷっっっ……!♡
精液が一気に膣奥へと放たれる。何度も何度も脈打ちながら、熱い種がルミの胎内を満たしていく。彼女はその感覚に目を見開き、口をぱくぱくとさせながら絶頂に達した。
「あ……あつい……せーし、いっぱい……きてる……♡」
ルミはうわごとのように呟き、全身を震わせた。膣が痙攣し、最後の一滴まで搾り取ろうと締めつけてくる。
♡
ピストンは止まらなかった。
♡ ずちゅっ、ぐぽっ、ぬぷんっ……!♡
「え……? まだ、やるの……? ちょっとまって、今いったばっか……ひゃぅんっ!!」
ルミの抗議の声はすぐに嬌声に変わる。射精したばかりの肉茎はまだ硬さを失っておらず、むしろ感度が増している。膣内の精液がピストンのたびに泡立ち、卑猥な音を立てる。
♡ ぬちゃちゃ……じゅぷぷっ……ぱちゅ、ぱちゅんっ……!♡
「あ、あ、あ、あっ……! だめ、おかしくな……っ!」
今度は後ろから。ルミの腰を抱え上げ、四つん這いの体勢で背後から貫く。彼女はシーツに顔を埋め、くぐもった声で鳴き続ける。
♡ ばちゅんっ、ばちゅんっ……!♡
「んんんっ……!! おく、おくにあたってる……!」
バックからの抽送はより深く、より激しい。ルミの尻肉がぶつかるたびに波打ち、白い肌が上気して桃色に染まっていく。引き締まった腰のライン、背骨のくぼみ、汗で張りつく髪。彼女のすべてが淫らで、美しかった。
「せんせ……っ、せんせぇ……っ!」
ルミが顔を上げて振り返る。頬は涙と涎で濡れ、目はとろんと蕩けている。舌がだらりと垂れ、理性の箍が外れた雌の貌がそこにあった。
♡ ずちゅんっ、ぐぽぉっ……!♡
「イくっ、またイくっ、イかされ……っ!!!」
二度目の絶頂が彼女を襲う。膣が痙攣し、温かい潮が噴き出す。それが肉棒にかかり、さらに抽送を加速させる。
♡ どくんっ……どぷっぷぷぷぷぅっ……!!!♡
二度目の射精。子宮口に直接叩きつけるように、濃厚な精を注ぎ込む。ルミは声にならない悲鳴を上げ、そのままベッドに崩れ落ちた。
♡
「はぁ……はぁ……先生、すごすぎ……」
ルミはうつ伏せのまま荒い息を繰り返す。背中に汗が玉のように浮き、腰から下が小刻みに震えている。結合部からは白濁した精液がどろりと溢れ、シーツを汚していた。
「ちょっとだけ休憩……ね?」
彼女が振り返って弱々しく笑う。しかし──肉茎はまだ硬さを失っていなかった。いや、むしろ射精を重ねるごとに硬度を増しているようにさえ感じる。精のつく料理の効果は、まだまったく衰えていなかった。
「え……うそ……まだ元気なの……?」
ルミが目を丸くする。その視線の先で、精液と愛液に塗れた肉棒が、再び天を向いてそそり立っている。
「や、ちょっと待って……こっちの体はまだ準備が……ひゃっ!」
彼女の言葉を遮って、今度は正面から抱きかかえる。向かい合ったまま膣内に再挿入すると、ルミは観念したように首を振った。
「も、もう好きにして……! 好きなだけ、していいから……!」
♡ ぐぽっ、ずちゅんっ……!!♡
「おっ、おおおっ……!!」
対面座位のまま、下から突き上げる。ルミは必死にしがみつき、胸を押しつけながら腰を振り始めた。もはや快楽から逃れる気はないらしい。むしろ自分から動き、より深く肉棒を受け入れようとしている。
「はぁ……はぁ……っ、私、もう何回イったかわかんない……♡」
ルミの膣はもはや収縮する力も残っていないのか、だらしなく開ききって肉棒を受け入れている。しかしそのゆるさがかえって奥まで届きやすく、彼女は小さく何度も絶頂を繰り返していた。
「ねぇ先生……私、もし妊娠しちゃったらどうしよ……♡」
「商会長なのに、できちゃったとか……でも、いいかも……♡」
「先生の赤ちゃん……ほしい……♡」
種付けを求める本能が、ルミの口から切れ切れの言葉を零させる。それは理性ではなく、メスの本能から溢れた本音だった。
♡ どちゅんっ、どちゅんっ、どちゅんっ……!!!♡
「あ゛っ、お"っ、ん"ん"ん"……!!!」
♡ どぷっぷっぷっ……!!!♡
三度目の射精。胎内に注がれる熱い精液の感覚に、ルミは白目を剥いて仰け反った。口からは唾液が垂れ、膣からは溢れた精液がぼたぼたと滴り落ちる。
♡
それからのことは、もはや断片的にしか覚えていない。
正常位でルミの脚を肩に担ぎ、深く深く突き入れたこと。騎乗位で彼女が自ら腰を振り、汗を滴らせながら何度も絶頂したこと。側位で抱き合いながらゆるやかに繋がり、耳元で愛を囁かれたこと。
窓の外が白み始めても、腰は止まらなかった。
ルミはもう声を出す力もなく、ただかすかな喘ぎを漏らしながら、それでも必死にこちらの身体にしがみついていた。彼女の膣は擦れすぎて赤く腫れ、精液が溢れるたびに小さく痙攣していた。
「せんせ……まだ……まだ、おわんないの……?」
ルミの囁きは、もはや問いかけというより確認だった。彼女はもう、すべてを受け入れる覚悟を決めている。
♡ ぐちゅ……ぬぷん……♡
最後の抽送は、ゆるやかだった。朝日が差し込む部屋の中で、互いの汗と体液に塗れた身体を寄せ合い、静かに腰を動かす。ルミの腕が首に回り、唇が重なった。
「ん……ちゅ……」
舌を絡め合いながら、最後の射精が訪れた。
♡ どくん……どくどくどく……♡
静かな絶頂だった。ルミはただ深く息を吐き、胎内に広がる熱を感じ取るように目を閉じた。
「……うん、いっぱい出たね」
彼女はそっと微笑み、こちらの頬を撫でた。その手は震えていたが、優しかった。
♡
朝の光がカーテンの隙間から差し込み、部屋の中を照らし出す。シーツは二人分の汗と体液でぐっしょりと濡れ、部屋には饗宴の残り香が立ちこめていた。
ルミはこちらの胸に顔を埋め、浅い寝息を立てている。その寝顔は商会を取り仕切る会長の顔ではなく、ただの十七歳の少女のものだった。まぶたは泣き腫らして赤く、唇は噛みすぎて少し腫れている。髪は乱れ、首筋には無数の吸い痕が散っていた。
彼女の腹は、何度も注ぎ込まれた精液のせいでわずかに膨らんでいた。秘部からはどろりと白濁が溢れ、太腿を伝ってシーツに染みを作っている。
──ルミ。
「……ん……」
彼女はゆっくりと目を開けた。焦点が合うまでに少し時間がかかる。それだけ消耗していた。
「あ……先生。おはよう」
掠れた声で、それでもいつもの明るい調子を取り戻そうとする。ルミはむくりと上半身を起こし、部屋の中を見渡した。
「うわ……すごいことになっちゃったね。シーツ、洗濯しないと。あと商会のほうも……今日はさすがに開店、遅らせようかな」
照れくさそうに頭をかく仕草が、いつものルミだった。
「それにしても……先生、ほんとにすごかったよ。料理が効きすぎたのかな。もしかして私、とんでもないものを作っちゃったんじゃ……」
彼女はそう言って笑い、そして真面目な顔になった。
「ねえ、先生。私、昨夜言ったこと、全部本気だからね」
ルミはこちらの手を取り、自分の頬に当てた。朝の光の中で、彼女の緑の瞳がきらきらと輝いている。
「玄武商会の会長としても、一人の女としても、私は先生のそばにいる。疲れたときはご飯作るし、無理してるときは叱るし、こうやって……抱きしめることもできる」
彼女はゆっくりと身を起こし、唇を重ねた。昨夜のような激しさではなく、朝の光にふさわしい、優しい口づけだった。
「だからさ、これからも私を頼ってよね。先生」
そう言って彼女は立ち上がり、裸のまま冷蔵庫のほうへ歩いていく。乱れた髪、赤く痕のついた首筋、太腿を伝う白濁。そのすべてが朝日に照らされ、ひどく官能的だった。
「朝ごはん、作るね。昨日の残りのスッポンスープで雑炊にしようか。精力つきすぎないように、ちょっと薄めておくからさ」
いたずらっぽく振り返って笑う彼女は、やはり玄武商会の会長で、気風のいい料理人で、そして誰よりも暖かい、一人の女だった。