トリニティ総合学園の夜は静かだった。礼拝堂の鐘が零時を告げ、寮の明かりはとっくに消えている。広大なキャンパスを包むのは、月明かりと、かすかな虫の声だけ。
そんな中、一人の少女が中庭の植え込みの陰からひょっこりと姿を現した。
「あら、先生。こんな夜更けに、奇遇ですね」
浦和ハナコ。トリニティの制服に身を包み、ピンクの長い三つ編みを揺らしながら、彼女は微笑んだ。月明かりを受けて輝く二重の輪のヘイロー。その下の緑色の瞳が、いたずらっぽく細められる。
「補習授業部の課題が終わらなくて、少し夜更かしをしてしまいましたの。……先生は、何をなさっていたんですか?」
彼女は一歩、また一歩と近づいてくる。百六十一センチの小柄な身体に、制服越しにもわかる豊満な曲線。ピンクの髪に結ばれたリボンが、夜風にそっと揺れた。
──見回りさ。生徒がちゃんと寝てるか、な。
「うふふ、まるで寮母さんみたいですね。でも、そういう真面目なお顔の先生も、私はとても好きですよ」
彼女は口元に手を当てて上品に笑った。しかし、その目は何かを企んでいるようにも見える。
「せっかくですし、少しお散歩に付き合っていただけませんか? 眠れない夜というのは、誰かと一緒に過ごすほうがずっと有意義ですから」
拒む間もなく、ハナコはするりと腕を組んできた。その仕草はあまりに自然で、まるで最初からそうするつもりだったかのようだ。
「実は、行きたい場所があるんです」
♡
トリニティの屋外プールは、体育館の裏手にひっそりと佇んでいた。授業で使われる昼間とは打って変わり、夜の水面は鏡のように静かで、月の光を映し込んでいる。白いタイルのプールサイドには誰もおらず、夜風が水面を撫でるたびに、さざ波がきらきらと煌めいた。
「ここ、昼間はいつも賑わっていますけれど……夜になると、まるで別の場所みたいでしょう?」
ハナコはプールサイドに立ち、水面を見つめながら言った。フェンス越しの月光が、彼女のシルエットを薄く縁取る。
「私、時々ここに来るんです。誰もいないプールを眺めていると、不思議と心が落ち着きますの」
──ハナコは泳ぐのが好きなのか?
「そうですね……水に触れるのは好きです。ただ、人に見られるのはあまり得意ではありません。ですからこうして、夜にこっそりと」
彼女はちらりとこちらを見て、少しだけ声を潜めた。
「先生、よろしければ……一緒に、泳ぎませんか?」
──今から? 水着もないだろう。
それを聞くと、ハナコはくすくすと笑った。まるでその言葉を待っていたかのように。
「うふふ。水着、ですか。先生、私たちは二人きりですよ。こんな夜中に、わざわざ水着を取りに戻る人なんて、いませんわ」
彼女はゆっくりと、制服のリボンに手をかけた。
「私は、裸で泳ぐのが好きなんです。水の感触を肌でそのまま感じられるでしょう? それに誰にも見られない、こんな夜ですもの。たまには、はしたなくてもいいではありませんか」
スルスルとリボンが解かれ、ブラウスのボタンが外されていく。白い布地が肩から落ち、月明かりの下に露わになったのは、十六歳とは思えないほど豊かに実った双丘だった。ピンクの髪が背中から胸元へと流れ落ち、先端を隠すようにかかる。
「先生も、脱いでくださいな。私だけ裸というのは、さすがに不公平ですもの。……それとも」
彼女はブラウスを腰まで落とし、少しだけ首を傾げた。上目遣いの緑の瞳が、試すようにこちらを見つめる。
「先生は、脱ぐのがお嫌いですか? 私は好きですけれど」
ハナコはそう言うと、スカートのホックに手をかけ、ためらいもなく下ろした。下着も、その下も、すべて。制服が足元に崩れ落ち、月光を浴びた裸身がすべて晒される。
百六十一センチの肢体。華奢な肩、くびれた腰。そして、その年齢としてはあまりに発達した胸と、なだらかな腰の曲線。ピンクのヘイローが淡く輝き、その光が彼女の白い肌をほのかに照らしていた。
「こんな夜は、何をしても許される気がしませんか?」
彼女は裸のまま、つま先からそっとプールに入った。水面が揺れ、月の光が砕け散る。
「冷たくて、とても気持ちいいですよ。さあ、先生も」
♡
スラックスを脱ぎ、シャツを脱ぎ。何も身につけず、プールサイドに立つ。冷たい夜気が肌を撫で、水面からはひんやりとした空気が立ちのぼっていた。
ハナコは胸のあたりまで水に浸かり、振り返って微笑んでいる。濡れたピンクの髪が水面に広がり、まるで花びらのようだ。
「うふふ。先生は、思っていたよりずっと立派ですのね。ちゃんと正直でいらっしゃる」
彼女の視線が、水中に沈む肉茎をちらりと捉える。しかし口調はあくまで上品で、まるでお茶の席で天気の話でもしているかのようだった。
プールに入ると、ひやりとした水が全身を包んだ。真夏の昼間ならまだしも、深夜の水は冷たく、肌が引き締まる。しかしそれ以上に、ハナコの白い裸身がすぐ目の前にあるという事実が、身体の芯を熱くさせていた。
「少しだけ泳ぎましょうか。ほら、あちらの深いほうへ」
彼女はゆっくりと水をかき分け、プールの中央へと進む。水面が揺れ、その度に彼女の裸身が水越しに歪んで見えた。深くなるにつれて、彼女は背伸びをするように浮かびながら移動する。
「ここなら、足がつきませんね」
ハナコは水を蹴り、ふわりと浮かんだ。月明かりの下、白い肢体が水中で揺らめく。彼女は泳ぎながら、時折こちらを振り返って微笑んだ。まるで人魚のような、それでいてどこか危うい光景だった。
「先生、こちらにいらしてください。もっと近くに」
彼女はプールサイドの手すりに片手をかけ、もう片方の手を差し伸べた。濡れた肌に水滴が光り、豊かな胸が水面に浮かんでいる。
近づくと、ハナコの両腕がそっと首に回された。
「捕まえました」
耳元で囁く声は、水のように冷たく、それでいて熱を持っていた。彼女の裸の胸がこちらの胸板に押しつけられ、水中で脚が絡み合う。
「先生、心臓の音がすごく早いですよ。プールの水で冷えたのかしら。それとも……」
彼女はそっと身体を離し、代わりに手を伸ばしてきた。その細い指が、水中で硬くそそり立つ肉茎に触れる。
「うふふ。どうやら冷えたわけではなさそうですね」
♡
ハナコの手はゆっくりと、しかし迷いなく肉茎を握った。水中特有の抵抗感が、普段とはまったく違う感触を生み出す。ぬるりとした水の膜をまとった彼女の指が、先端から根元へ、また先端へと滑る。
「先生のここ、とても熱いです。まるで水の中に火が灯ったみたい」
彼女は手を動かしながら、もう片方の手でこちらの胸板をそっとなぞった。濡れた指が乳首を掠め、くすぐったさと快感が同時に走る。
♡ ぬちゃ……にちゃ……ぷちゅ……♡
「あら、先っぽが少し顔を出してしまいましたね」
彼女は水中から肉茎を少しだけ持ち上げ、水面すれすれに露出させた。月明かりに照らされた亀頭は赤黒く充血し、透明な雫を滲ませている。
「まるで、助けを求めているみたい。うふふ、冗談ですよ」
そう言いながらも、彼女のもう片方の手はこちらの手を取って、自分の胸へと導いた。豊かで柔らかな乳房が、水の中でたゆんと揺れる。水中の浮力も相まって、それは重力から解放されたかのように、ふわふわと指の間で形を変えた。
「触っていただいて、構いませんのよ。先生の手、大きくて温かいですから」
彼女の乳首は冷たい水の中で硬くしこり、指先で軽くつまむたびに、ハナコの身体が小さく震えた。
「ん……ふふ、少しくすぐったいです」
彼女はそう言って微笑みながらも、肉茎を扱く手の動きは止めない。むしろ、より丁寧に、より執拗に。まるで美術品を磨くかのような手つきで、水中の肉茎を上下にしごきあげる。
♡ ぬるる……にちゅにちゅ……くちゅ……♡
「もう少し、刺激を強くしましょうか」
ハナコはそう囁くと、顔を近づけてきた。そして水面に浮かぶ亀頭に、そっと唇をつける。
♡ ちゅ……♡
彼女の舌が、水面と肉茎の境界をなぞるように這いまわる。水中にある部分は水に濡れ、唇に触れる部分は唾液に濡れる。その温度差が、奇妙な快感を生み出した。
「ん……しょっぱいような、水のような。でも、嫌いじゃありません」
ハナコは口を大きく開け、亀頭を咥え込んだ。水中で彼女のピンクの髪がふわりと広がり、月明かりに透けて見える。
♡ じゅる……ぬぷ……ちゅぷぷ……♡
「ん……ふ……♡」
彼女は一生懸命に頭を動かしながら、時折上目遣いにこちらを見上げる。緑の瞳はとろんと潤み、いつもの余裕ある微笑みの奥に、隠しきれない熱が宿っていた。
──ハナコ、もういい。このままだと……
「いいんですよ、そのまま出してしまって。せっかく水の中ですから、すぐに流せますわ」
彼女は口を離してそう言うと、再び咥え込んだ。今度はさらに深く、喉の奥まで。彼女の舌が敏感な裏筋を這いずり、唇がきつく締めつける。
♡ じゅぶっ、じゅるるるる……!!!♡
「んぐ……っ……!!」
♡ どぷっ……どぷぷぷぷっっっ……!!!♡
水中に白濁が拡散する。それはまるで墨を流したような、あるいは雲が広がるような、幻想的な光景だった。ハナコは口を閉じてそれを嚥下し、飲みきれなかった分は水に溶けて消えていった。
「ごちそうさまでした、先生。うふふ、なんだか水が少し濁ってしまいましたね」
彼女は口元を手の甲で拭いながら、まったく悪びれずに言った。その緑の瞳はまだ物足りなさそうに輝いている。
「でも、せっかくですから、もっと深いところで遊びませんか?」
♡
彼女は手すりに両手をかけ、背中をこちらに向けた。水中で尻を突き出す格好になる。水面に浮かぶ白い臀部が、月明かりに照らされて淫らに輝いていた。
「ここで私を、後ろから抱いていただけませんか? 誰も見ていませんし、水がすべてを隠してくれますわ」
──いいのか?
「はい。というより、最初からそのつもりで先生をお誘いしたんですから」
ハナコは振り返って、いたずらっぽく笑った。
「だって私、欲しいものはちゃんと手に入れたい性分なので」
彼女の手が背後の肉茎を探り当て、自らの秘裂へと導く。水中で触れるそこは、水とは違うぬめりで熱く濡れていた。
「……さあ、どうぞ。私のなか、ちゃんと温めますから」
♡ ぬぷぅぅぅ……!♡
「は……っ、ぁ……!!」
水中で一気に貫かれる感覚。水の抵抗と膣の締めつけが同時に襲いかかり、それは陸上では味わえない異質な快感だった。ハナコの背中が反り、彼女は手すりをぎゅっと握りしめる。
「すご……いっぱい、きてます……♡」
彼女の膣内は驚くほど熱く、冷たいプールの水との温度差が肉茎をさらに敏感にさせた。奥まで沈み込むと、ハナコは小さく声を漏らし、全身を震わせる。
──動くぞ。
「ええ、どうぞ……♡」
♡ ぐぽっ……ずちゅんっ……ぬぷんっ……!♡
水中での抽送は、独特の抵抗と浮力を伴う。水がピストンの邪魔をするようで、実はそれほどでもなく、むしろ水の圧力が全体を締めつけるような感覚を生んでいた。
「あっ……! 水が、いっしょに……入ってくる……!!」
ハナコの声がプールの水面に反響する。彼女は必死に手すりにしがみつき、抽送のたびに身体を揺らした。水中で広がったピンクの髪が波紋を描き、月明かりを乱反射させる。
♡ ぬちゃ……ぐちゅ……ずちゅっ……!!♡
「あ、あ、あっ……! 先生、すごい……こんなの、初めてです……!!」
水が結合部に押し寄せ、潤滑油のような役割を果たしながらも、時折冷たさで膣をきゅっと締めさせる。その不規則な締めつけが、互いの快感をさらに高めていった。
「もっと、もっとしてください……! 水のなかで、私をめちゃくちゃに……!!」
ハナコの口調が少しだけ崩れる。普段の優雅な丁寧語が、切羽詰まった嬌声に変わる瞬間。それを見るのは、おそらくこの世で自分だけだろうという優越感が、さらに抽送を加速させた。
♡ ばちゅんっ、ばちゅんっ、ばちゃんっ……!!!♡
「ひゃぅっ……!! おく、おくまで……!!」
彼女の膣がぎゅうぎゅうと締まる。水中で絶頂に達した彼女は、手すりから手を離し、後ろにのけぞるような格好でこちらに身体を預けてきた。
「イっ……イきました……♡」
ハナコの全身が震え、彼女の膣が痙攣する。同時に温かい潮が水中に拡散し、周囲の水がぬるりと温度を変えた。
「はぁ……はぁ……水のなかだと、いつもより感じてしまいます」
彼女は息を整えながら、ゆっくりと振り返った。その顔はとろんと蕩け、目尻には薄っすらと涙が浮かんでいる。それでも口元には、やはりあの優雅な微笑みがあった。
「先生はまだ、終わっていらっしゃいませんよね」
♡
ハナコは手すりから手を離し、ふわりと水に浮かんだ。そして仰向けになり、両脚を大きく開いてこちらを招く。
「今度は、ちゃんと顔を見ながらしたいです。せっかくですから」
彼女のその格好は、まるで水に浮かぶ睡蓮のようだった。白い肢体が水面に広がり、ピンクの髪が後頭部で輪を描く。豊満な胸は水に浮かび上がり、月明かりに照らされた乳首がつんと天を向いていた。
「さあ、私の上に」
彼女の身体に覆いかぶさるようにして、浮かびながら結合する。水中では体重がほとんどかからず、二人の身体はまるで無重力のようにふわふわと漂いながら繋がっていた。
♡ ぬぷん……♡
「あ……♡ この体位、好きです。先生の顔が、一番近くにありますから」
ハナコはこちらの頬に手を当て、そっと微笑んだ。月明かりの下で、彼女の緑の瞳がきらきらと輝いている。
「動いても?」
彼女が自分から腰を動かし始める。水中で浮かぶ身体は自由が利かず、そのもどかしさが逆に快感を増幅させた。彼女の膣が、重力に逆らうように上から吸い上げてくる。
♡ ぬちゅ……ずぷ……ぬぷぷ……♡
「ん……ふふ、ちゃんと入ってますね。こうしていると、まるで世界に二人だけみたい」
水面に浮かびながら、ゆるやかに繋がり合う。時折水が口元まで迫り、息継ぎのたびに顔を近づける。その度に唇が触れ合いそうになり、ハナコはくすくすと笑った。
「キス、してもよろしいでしょうか?」
彼女の方から唇を重ねてきた。水に濡れた冷たい唇が、徐々に熱を帯びていく。舌が絡み合い、息が混ざり合う。キスをしながらも彼女は腰の動きを止めず、徐々にその動きを速めていった。
♡ ぬちゃ……じゅぷ……ぬぷん……っ!♡
「ん……ちゅ……はぁ……♡」
キスから解放された時、ハナコはうっとりと目を細めていた。その表情は普段の余裕ある微笑みとはまったく違い、ただ快楽に蕩けた雌の貌だった。
「もっと激しくしても、よろしいですか? 私、そろそろ限界かもしれません」
♡ ばちゅんっ、ばちゅんっ、ばちゅんっ……!!!♡
水面が激しく波立ち、水飛沫が月明かりに煌めいた。ハナコの嬌声が夜のプールに響き渡り、彼女は何度も何度も小さく達し続ける。
「せんせ、せんせ……!! 私、また……!!」
──俺も、そろそろ……
「中に、出してください……! 水のなかなら、すぐに流せますから……!!」
♡ どぷっ……どぷぷぷぷぷっっっ……!!!♡
二度目の射精が、水中で彼女の胎内に放たれる。熱い精液がハナコの膣奥に広がり、彼女はその感覚に背中を大きく反らせた。水中で絶頂に達した彼女の身体が痙攣し、周囲の水がふるふると震える。
「あ……あたたかい……すごく、あたたかいです……♡」
♡
その後も、二人は様々な体位を試した。
プールサイドにハナコを座らせ、脚を大きく開かせて正面から。浅い場所で彼女を背後から抱き、水をバシャバシャと跳ねさせながら。深い場所で向かい合ったまま抱き合い、まるでダンスを踊るようにゆるやかに。
「ああ……もう、何度目かしら……♡」
ハナコの声は掠れ、それでも彼女の微笑みは崩れなかった。むしろ、追い詰められれば追い詰められるほど、彼女の笑みは深くなる。
「うふふ、先生ったら……ほんとうに、しつこいですのね」
──嫌か?
「いいえ。そういうところが、大好きです」
彼女はそう言って、そっとこちらの首に抱きついた。
「ただ、そろそろ少し疲れてしまいました。最後は、あちらで」
♡
プールから上がり、備え付けのベンチに腰掛ける。タオルで身体を拭きながら、ハナコは満足げに息をついた。
「とても、楽しかったです」
彼女はタオルを身体に巻きつけ、隣に座った。濡れた髪が肩に張りつき、水滴がぽたぽたと落ちる。
「先生、最後にもう一度だけ、してくださいませんか?」
──まだ足りないのか?
「ええ。だって、せっかくこんなに素敵な夜ですもの。もう少しだけ、わがままを言わせてください」
彼女はベンチに仰向けになり、タオルを自ら外した。月明かりの下に晒された裸身は、何度も達した余韻でまだ微かに震えている。ピンクの髪がベンチの端から垂れ下がり、汗とプールの水で濡れていた。
「正規の授業では決して学べないことも、補習なら許されるでしょう? うふふ」
彼女の両脚がこちらの腰に絡みつく。その仕草はどこまでも優雅で、まるで舞踏会に誘う貴婦人のようだった。
♡ ぬぷん……♡
「は……ぁ……♡」
最後の挿入は、ゆるやかだった。プールの中で散々乱れた後だからか、互いの身体はすっかり馴染んでいる。膣内は擦れて少し腫れていたが、その熱さと狭さは変わらなかった。
「ゆっくり、でいいです……終わらないでほしいから」
ハナコは囁き、こちらの背中に両手を回した。彼女の胸が密着し、心臓の鼓動が伝わってくる。
♡ ぬちゃ……ずちゅ……ぬぷ……♡
静かな抽送。ベンチが微かに軋み、時折水の滴る音が響く。月明かりだけが二人を照らし、虫の声が遠くで聞こえていた。
「せんせ……」
ハナコが名前を呼んだ。先生、ではなく。
「今日のこと、後悔していませんか?」
──していない。むしろ……
「よかった。私もです」
彼女はそっと微笑み、涙を一粒だけ零した。それが汗なのか、プールの水なのか、本当の涙なのかはわからない。
「私、ずっと先生とこうなりたかった。最初の頃から。だって、先生だけは、私のことを変な目で見なかったから」
彼女の膣がきゅっと締まる。それは快感のためか、感情の昂ぶりのためか。
「裸で歩こうが、水着で礼拝堂に行こうが、先生はいつも普通に接してくれた。それが、すごく嬉しかったんです」
──ハナコ。
「だから、これは私なりの……恩返し、でしょうか。うふふ、ちょっと変ですよね」
彼女はそう言って笑い、そして深く息を吐いた。
「さあ、最後にいっぱいください。補習は、ちゃんと最後まで受けないと意味がありませんから」
♡ ずちゅっ、ぬぷっ、ぐぽっ……!♡
「あっ……! せんせ、せんせ……!!」
♡ どくん……どぷっぷっぷ……!!!♡
最後の射精は、それまでのどれよりも深く、熱く、彼女の奥深くに注がれた。ハナコは背中を弓なりに反らせ、声にならない声を上げて絶頂に達する。膣が痙攣し、最後の一滴まで搾り取ろうと締めつけ続けた。
「……はぁ……はぁ……♡」
彼女はしばらくの間、そのまま動けなかった。胸が大きく上下し、全身がまだ小刻みに震えている。
「……いっぱい、いただきました」
ようやく口を開いたハナコは、そう言って微かに笑った。
♡
二人でプールサイドに寝転び、夜空を見上げる。星がいくつか瞬いていた。月はすでに傾きかけ、東の空がほんの少しだけ白み始めている。
「そろそろ、戻らないといけませんね」
ハナコが起き上がり、制服を拾い上げた。着衣の最中も、彼女の口調はあくまで優雅だった。
「今日のことは、私たちだけの秘密にしておきましょう。補習授業部のみんなには……特にコハルさんには、ちょっと言えませんから」
彼女はくすくすと笑いながら、三つ編みを結び直す。その手際は手慣れたもので、あっという間にいつもの清楚なハナコがそこに立っていた。
「先生」
彼女は振り返り、最後にもう一度だけ微笑んだ。その笑顔は、いつもの余裕ある微笑みとは少しだけ違って、どこか少女らしい、無防備なものだった。
「また、補習を……してもよろしいでしょうか?」
──いつでも。
「うふふ。嬉しいです」
彼女はそっと背伸びをして、こちらの頬に口づけた。それはほんの一瞬の、触れるか触れないかのような軽いキスだったが、彼女の気持ちがすべて込められているようだった。
「それでは先生、朝の礼拝でお会いしましょう。寝坊なさいませんように」
ハナコはそう言い残すと、いつもの優雅な足取りでプールを後にした。その背中が夜明け前の薄闇に消えるまで、ほんの数十秒。
水面はすっかり静まり返り、何事もなかったかのように月を映している。
ただ、プールサイドに残された濡れたタオルと、微かに揺れる水面の残響だけが、この夜の出来事が夢ではなかったことを物語っていた。