シャーレの執務室に差し込む西日が、書類の山を茜色に染めていた。休日。誰もいないはずのオフィスで、一人黙々と領収証の束を整理している。
ユウカが来る前に、少しでも片付けておきたかった。彼女はいつも「先生、領収証の整理もできないんですか!」と叱ってくる。今日くらいは、その叱責を回避したかったのだ。
しかし、整理を進めるうちに、妙な伝票を見つけた。
通販サイトの購入明細。宛名は「早瀬ユウカ」。日付は三日前。品目は──
指が止まった。
「マッサージ器」と書かれている。だが、その型番と価格帯、そして販売元のカテゴリからして、明らかにそれ用のものだった。いわゆるバイブレーター。女性が自分を慰めるための。
「……」
ユウカが、これを。あの合理主義で、計算高くて、いつもこちらを叱ってばかりいるユウカが。
彼女のプライバシーを考えれば、見なかったことにして、そっと書類の束の奥底に隠すべきだ。そうわかっているのに、手が動かない。十六歳の少女が、こうしたものを購入する。それは別に不思議なことではない。しかし相手はユウカだ。いつも電卓を片手に「先生、それは合理的ではありません」と眉をひそめる、あの──
「せーんーせーい?」
背後から、声がした。
「何をそんなにじっくり見てるんですか? 領収証の整理なら、私が来るまで待っててくれればいいのに……って」
肩越しに、ユウカの顔が覗き込む。ミレニアムの制服に身を包んだ百五十六センチの小柄な身体。サイドポニーに結った青みがかった黒髪が、動きに合わせて揺れる。紫色の瞳が、こちらの手元を覗き込み──そして、見開かれた。
「…………え?」
彼女の顔から、みるみる血の気が引いていく。
「な、ななな、なんで、それを……! せ、先生、それ、どこで……!?」
──書類の束に紛れ込んでた。悪い、見るつもりは……
「み、見たんですか!? この伝票を!? 中身を!? 品目を!?」
ユウカは耳まで真っ赤になった。いつもの「先生! 今の行動について言いたいことが34個あります!」という勢いはどこへやら、声は震え、両手はわなわなと小刻みに揺れている。
「ち、ちが……! これは、その……マッサージ器、です! 肩こりがひどくて! 最近ずっとデスクワークが多くて! 合理的な選択として!」
彼女は必死に言い募る。だが、その声はどんどん小さくなっていった。うつむき、前髪で表情を隠し、拳をぎゅっと握りしめる。
「……うそ、です」
かすかな声だった。
「肩こりなんて、嘘です。計算とか、ごまかしとか、そういうの……もう、無理です」
顔を上げた彼女の紫色の瞳は、涙で潤んでいた。恥ずかしさと、観念したような表情が混ざり合っている。
「こ、これを買ったのは……その……せ、先生と、そういうことをするのを、想定して……」
最後の方はほとんど聞き取れなかった。しかし、確かにそう言った。彼女はもう一度うつむき、今度は声を絞り出すように続ける。
「ば、バイブって、最初は怖くて……でも、せ、先生がもし……その……だ、抱いてくれたら、どうしようって……予習、というか、シミュレーションというか……!」
ユウカの口から「抱く」という単語が出たことに、自分でも驚いたようだった。彼女は両手で顔を覆い、しゃがみ込んでしまう。
「は、恥ずかしすぎて、死にそうです……計算不能です……こんなの、想定外すぎます……」
──ごめん、ユウカ。見なかったことにしようと思ったんだが。
「……いいんです。もう見られたんですから。それに……せ、先生だから、よかった、のかも」
彼女はゆっくりと立ち上がり、涙を拭った。まだ顔は真っ赤だが、先ほどよりは落ち着いている。
「わ、私……先生のこと、その……そういう対象として、見てます。計算とか合理とか、そういうのを全部無視して、ただ……先生に触れたいって、思ってます」
彼女は一歩近づき、こちらの胸に手を当てた。その指はまだ震えている。
「せ、先生……今日の仕事が終わったら……夜に、時間を空けてくれますか?」
──もちろんだ。
「ほ、ほんとですか!? や、約束ですよ! 計算上、撤回は許されませんからね!」
彼女は必死にいつもの調子を取り戻そうとしながら、拳を握って宣言した。
「じゃ、じゃあ、今夜……私の部屋で。せ、先生が来るまでに、ちゃんと準備しておきますから……!」
そう言い残すと、ユウカは逃げるように執務室を飛び出していった。残されたのは、西日に染まる書類の山と、彼女の残り香だけだった。
♡
約束の時間は夜の九時。ミレニアムの学生寮、ユウカの部屋の前でインターホンを押すと、少しだけ間があってからドアが開いた。
「せ、先生……いらっしゃい」
現れたユウカは、制服ではなかった。薄手のパジャマ姿。淡いクリーム色のシルク地が、百五十六センチの小さな身体にふわりと包まれている。首元のリボンはきっちり結ばれ、スカートは膝上丈。サイドポニーをほどいた髪が肩に流れ、普段よりもずっと幼く、柔らかい印象だった。
「な、何ですか、その顔。パジャマだってTPOをわきまえれば立派な衣装なんです。そうですよね? 先生」
彼女はそう言いながら、恥ずかしそうにうつむいた。
「その……先生に見せるなら、パジャマが一番、私らしいかなって……は、恥ずかしいからあんまり見ないでください!」
──よく似合ってるよ。
「う、うえぇっ!? そ、そういうこと、急に言わないでください! 計算が狂うじゃないですか!」
彼女は顔を真っ赤にして、こちらの背中を押しながら部屋の中へと招き入れた。
部屋はユウカらしく、整理整頓が行き届いていた。机の上には電卓とノートパソコンがきちんと並び、本棚には会計や数学の参考書がびっしり。ベッドはシングルサイズで、シーツに皺ひとつない。
「ど、どうぞ。といっても、たいしたおもてなしもできませんけど」
彼女はベッドの端に腰掛け、膝の上で手を組んだ。パジャマの裾から伸びる細い脚が、所在なさげに揺れている。
「……せ、先生。その、今日のことは……私の方から誘ったわけですから、ちゃんと責任は取ります。私の計算では、こういう時の最適解は」
──ユウカ、計算はいいよ。
彼女の隣に座り、そっと手を取る。細い指がびくりと震えた。
「でも、私……計算しないと、どうしていいかわからないんです。こ、こういうの、全部初めてで……変数が多すぎて……」
──じゃあ、俺が教える。
「……先生が?」
彼女は紫の瞳を潤ませながら、こくりと頷いた。
「……じゃあ、お願いします。私、先生になら……教えてもらいたい、です」
♡
そっと彼女の肩を抱き寄せる。ユウカは緊張で身体を硬くし、ぎゅっと目を閉じた。
「……せ、先生……心臓の音、聞こえますか……? 私、すごくドキドキしてて……」
──聞こえるよ。ユウカの心臓、すごく早い。
「そ、それはそうですよ! こんなの想定外です! 私、今、測定不能状態で……!」
彼女の言い訳を遮るように、唇を重ねた。最初は触れるだけの、軽いキス。
「……ん……!!」
ユウカの身体がびくんと跳ねる。それでも彼女は逃げず、恐る恐るこちらの唇を受け入れた。二度目はもう少し深く。三度目は彼女の方から、おずおずと舌を差し出してきた。
♡ ちゅ……ぬれ……れろ……♡
「……ふ……ん……♡」
長いキスを終えると、ユウカはぼんやりとこちらの顔を見上げた。紫色の瞳がとろんと潤み、唇は濡れてほのかに腫れている。
「キスって……こんなに気持ちいいんですね。計算より、難しいです……」
彼女はそう呟きながら、こちらの胸に手を当てた。その手が、ゆっくりと下がっていく。
「……せ、先生……もう、すごいことになってます。これ、私のせいですか?」
スラックスの上からでもわかるほど、それは硬く張り詰めていた。ユウカの指が、そっとその膨らみをなぞる。
「……大きくて、硬い。こ、これが、私を……」
彼女はごくりと唾を飲み込み、決心したように顔を上げた。
「せ、先生! 私を……触ってくれますか?」
♡
パジャマの上着のボタンを、一つずつ外していく。ユウカは緊張で息を呑みながら、されるがままになっていた。
「は、恥ずかしい……でも、やめないで……」
上着の前を開くと、白い肌と、控えめな膨らみを包むシンプルなブラがあらわになった。彼女の胸は、百五十六センチの身体にふさわしい、慎ましやかで愛らしい大きさだ。
「……あまり見ないでください……そんなにじろじろ……」
ブラのホックを外すと、ふわりと布地が落ち、小さな双丘が露わになる。桜色の乳首は緊張で硬くしこり、少し触れただけでユウカの身体が震えた。
「ひゃっ……! せんせ……!」
指でそっと乳首をつまむ。軽く転がし、押し潰し、引っ張る。そのたびにユウカは小さく声を漏らし、シーツをぎゅっと握りしめた。
「あ、あ……! そこ、そんなに……!」
片手で胸を弄りながら、もう片方の手をパジャマのスカートの中へ滑り込ませる。太腿の内側をなぞり、ショーツの上から秘部に触れた。布地はすでにしっとりと濡れている。
「……濡れてるよ、ユウカ」
「い、言わないでください!! 恥ずかしい……!!」
彼女は顔を真っ赤にして叫んだが、こちらの手を払いのけようとはしなかった。むしろ、少しだけ脚を開き、受け入れようとしている。
♡ ぬちゅ……にちゃ……♡
ショーツの横から指を差し込むと、ぬめる愛液が指を濡らした。陰核を探り当て、やわやわと撫でると、ユウカの腰が跳ね上がる。
「ひゃぅ……っ!! それ、だめ……! なにか、変な感じ……!」
──気持ちいい?
「わ、わかりません……! わからないけど……へん……きもち、いい……かも……♡」
彼女の声はどんどん上擦り、呼吸が荒くなっていく。胸と秘部の二箇所を同時に責められ、ユウカはシーツにしがみつきながら、必死に快感に耐えていた。
♡ ぬちゃぬちゃ……くちゅ……にちゅにちゅ……♡
「あ、あ、あ"……!! や、やばい……なんか、くる……! 計算できない、こんなの……!!」
彼女の膣がぎゅっと指を締めつけ、同時に潮が溢れ出した。初めての絶頂。ユウカは背中を大きく反らせ、声にならない声を上げた。
「……はぁ……はぁ……私、今……イっちゃったんですか……?」
彼女は息を整えながら、まだ微かに震える身体を起こした。その顔はとろんと蕩け、それでいてどこか誇らしげでもあった。
「そ、それで……先生。次は……私からしたいことがあります」
♡
ユウカはベッドから降り、こちらの前に跪いた。パジャマの前をはだけさせたまま、真剣な顔でスラックスのベルトに手をかける。
「せ、先生のを……舐めたいです。私の計算では、それが合理的な順序ですから」
──計算?
「そうです、計算です! こういうことも、ちゃんと段取りを考えないと……!」
彼女はそう言いながら、震える指でベルトを外し、ジッパーを下ろした。露わになった怒張に、彼女は一瞬息を呑み、ごくりと唾を飲む。
「……これ、伝票で見たサイズより、ずっと……測定不能です……」
指でそっと触れ、熱さと硬さを確かめる。それから彼女は顔を近づけ、恐る恐る亀頭に口づけた。
♡ ちゅ……♡
「……ん……しょっぱい」
彼女は小さく呟き、今度は舌を伸ばして裏筋をなぞる。
♡ れろ……ぬちゅ……ちゅぱ……♡
「こうですか……? あってますか……?」
──すごくいいよ、ユウカ。
「……っ! そ、そう言われると……もっとやりたくなります……!」
彼女は意を決したように口を大きく開け、亀頭を咥え込んだ。
♡ じゅぷ……ぬぷ……ずちゅ……♡
「……ん……ふ……んぐ……!」
ユウカは真面目に、一生懸命に頭を前後に動かす。時折歯が当たってしまうこともあったが、その不器用さがかえって彼女らしかった。口角から唾液が溢れ、鎖骨のあたりまで垂れていく。
♡ じゅるる……ぬぷぷ……♡
「……ん……せんせ……どう、ですか……?」
上目遣いで問いかける彼女の顔は、唾液と涙でぐしょぐしょで、それでいて健気だった。
──このままだと出そうだ。
「だ、だしてください! 私、飲んでみたいです……!」
彼女は再び咥え込み、さらに深く、さらに激しく。
♡ じゅぶっ、じゅるるるる……!!!♡
「……んぐ……っ……!!」
♡ どぷっ……どぷぷぷぷっっっ……!!!♡
彼女の口内で精液が迸る。ユウカは目を大きく見開き、必死に喉を鳴らして嚥下した。飲みきれなかった白濁が、彼女の口元から溢れ、顎を伝って胸元へと滴り落ちる。
「……ごく……ん……はぁ……♡」
彼女は口を離し、ぼんやりとこちらの顔を見上げた。
「……せんせの、味……しょっぱくて、苦くて……でも、あったかいです」
彼女は口元を手の甲で拭いながら、まだ硬さを失っていない肉茎を見つめた。
「まだ……元気ですね。計算通り、というか……計算以上です」
ユウカはゆっくりと立ち上がり、自分の胸に手を当てた。
「せ、先生……私、もう一つしてみたいことがあります。予習で……その、バイブで練習してたことが」
彼女はパジャマの上着を完全に脱ぎ去り、上半身裸になった。そして両手で自分の胸を寄せ、肉茎を谷間に挟み込む。
「こ、こういうのも、あるって……調べました」
♡ にゅぷ……ぬちゅ……♡
彼女の小さな胸では、完全に包み込むことはできない。しかしそれでも、柔らかな弾力と体温が快感を生み出す。ユウカは必死に胸を寄せ、上下に動かしながら、谷間から顔を覗かせた亀頭にぺろりと舌を這わせた。
♡ ぬちゃ……にちゅにちゅ……♡
「どうですか……? 気持ちいい……ですか……?」
彼女の目が不安げに揺れる。自分に満足させられるだろうかという不安。そして、もっと気持ちよくさせたいという必死さ。
──すごく気持ちいい。ユウカ、上手だよ。
「……っ! よ、よかった……計算、間違ってなかったみたいです……!」
彼女は嬉しそうに笑い、胸の動きを速めた。谷間の摩擦と、唾液のぬめり、そして時折這う舌の感触。それらが限界を一気に押し上げていく。
──ユウカ、出す。
「……え? あ、はい……!!」
♡ どぴゅっ……どぷぷぷ……!!!♡
白濁が彼女の胸元と顔に飛び散る。ユウカは避けようともせず、ただそれを受け止めた。額に、頬に、唇に、首筋に。精液が滴り落ち、彼女の白い肌を淫らに染め上げる。
「……せんせの、いっぱい……顔が、どろどろ……」
彼女は指で顔の精液をぬぐい、それをじっと見つめた。そして小さな声で呟く。
「……変なの。こんなの、計算できるわけないのに……嫌じゃない。むしろ……もっとほしい、かも」
彼女はゆっくりと立ち上がった。精液に濡れた顔で、まっすぐにこちらの目を見つめる。その紫色の瞳には、恥じらいと同時に、何かが吹っ切れたような光が宿っていた。
「……せんせ」
ユウカの声が、変わった。
「さっきまでは、私……すごく恥ずかしくて、計算ばかりしてました。でも今、わかったんです。こんなの、計算できるわけない。合理的に考えられるわけない。だから──」
彼女はこちらの胸を押し、ベッドに押し倒した。
「もう、計算しません。私が、したいようにします」
♡
ユウカはこちらの上に跨り、パジャマのスカートを自らたくし上げた。ショーツはすでに濡れていて、愛液が太腿を伝っている。
「せんせ、動かないでください。これは……私がするんですから」
彼女は肉茎を掴み、自分の秘裂にあてがった。そして──
♡ ずぷぷぷぷ……ぬぽんっ……!!♡
「あ"……っっっ!!!!」
一気に根本まで沈み込ませた。彼女の膣は驚くほど狭く、熱く、肉茎をぎちぎちに締めつける。バイブで慣らしていたとはいえ、本物の感触はまったく違ったのだろう。ユウカはしばらく動けず、ただはぁはぁと荒い息を繰り返していた。
「……すご……せんせ、中で……すごく、大きい……♡」
彼女は自分の腹に手を当て、胎内を満たす肉茎の存在を確かめるように呟いた。
「……動きます。私が動くから、せんせは……そこで、見ててください」
彼女は腰をゆっくりと上下に動かし始めた。最初はぎこちなく、しかし徐々にリズムを掴んでいく。
♡ ぬちゃ……ぐちょ……ずぷっ……♡
「あ……あ……これ、やばい……気持ちよすぎる……!!」
彼女は自分の胸を両手で掴み、乳首を弄りながら腰を振る。騎乗位のまま、自ら快感を貪る姿は、もはや普段の合理主義の会計担当とは別人だった。
「せんせ、見て……! 私、こんなになって……!!」
♡ ばちゅんっ、ばちゅんっ、ばちゅんっ……!!!♡
「あ、あ、あ……! 奥、奥にあたってる……!! これ、バイブより全然……!!」
彼女は完全にスイッチが入っていた。普段の「合理的ではありません」「計算が狂います」という口調はどこへやら、ただ快楽を追い求めるメスの貌で腰を振り続ける。
「せんせ、せんせ……!! イく、イく、イっちゃう……!!」
──ユウカ、一緒に……
「中に……! 中に出してください! 私、計算したんです……今日は、安全日ですから……!!」
♡ どぷっ……どぷぷぷぷぷっっっ……!!!♡
「あ"…………っっっ!!!!」
彼女は背中を大きく反らせ、膣を痙攣させながら絶頂に達した。胎内に注がれる熱い精液の感覚に、彼女は何度も何度も小さく達し続ける。
「……はぁ……はぁ……せんせの、中に……すごいいっぱい……♡」
彼女はこちらの胸の上に崩れ落ち、荒い息を繰り返した。結合部からは白濁が溢れ、シーツに染みを作っている。
「……先生」
彼女は顔を上げ、精液と汗と涙に濡れた顔で微笑んだ。それはユウカが今まで見せたどんな表情よりも、素直で、柔らかくて、幸せそうだった。
「私の計算……やっぱり間違ってました。先生とこうなる確率なんて、最初から計算できるわけなかったんです」
彼女はそっとこちらの頬に手を当てた。
「でも、計算できないけど……これだけはわかります。私、先生が大好きです。それは証明できますから」
──どうやって証明するんだ?
「うふふーん。それはですね」
彼女はもう一度、唇を重ねた。
「こうやって……何度でも、証明し続ければいいんです」
♡
その後も、二人は朝まで求め合った。
ユウカは一度スイッチが入ると、どこまでも積極的になった。後ろから抱きしめてほしいとねだり、四つん這いで尻を突き出し、背中から貫かれるたびに甘い声で啼いた。
「あ、あ……! この角度、やばい……♡」
「せんせ、もっと……もっとして……♡」
「私、もう先生なしじゃダメかも……♡」
彼女は何度達しても満足せず、こちらの射精が近づくと必ず「中に」と囁いた。
夜が明ける頃には、シーツは汗と体液でぐっしょりと濡れ、部屋の中には饗宴の残り香が漂っていた。
ユウカはこちらの腕の中で、満足げに目を閉じている。パジャマはとっくに脱ぎ捨てられ、裸の身体には無数のキスマークが散っていた。
「……先生」
彼女が小さく呟いた。
「今日のことは……私の帳簿に、ちゃんと記録しておきます。誰にも見せられないけど、私だけの特別な帳簿です」
──赤字か黒字か?
「うーん……計算不能です。でも」
彼女は顔を上げ、いたずらっぽく微笑んだ。
「これはきっと、生涯最大の黒字ですよ」
彼女のその笑顔は、どんな計算よりも雄弁に、すべてを証明していた。