「こ、こんにちは……!! 先生……!!」
トリニティ総合学園の校門前。待ち合わせ時間の十五分前だというのに、剣先ツルギはすでにそこに立っていた。百六十二センチの身体を包む白い制服。正義実現委員会の腕章が、二の腕に誇らしげに巻かれている。
黒く長いストレートの髪に紫がかったニュアンスが混ざり合い、背中から伸びる漆黒の翼がそよ風にふるふると震えている。ルビーのように赤い瞳は今、普段の狂気じみた輝きを失い、ただ不安げに揺れていた。
「きょ、今日は良い一日ですねええっ!! ……ち、違う! これじゃない! 何をしゃべればいいの!」
彼女は自分で言った言葉に自分でパニックを起こし、両手で顔を覆った。黒い翼がわたわたと羽ばたき、周囲に落ち葉を舞い上げる。
──落ち着いて、ツルギ。今日は一緒に楽しもう。
「う、うあああ……!! せ、先生が優しい……!! 嬉しいけど、どうすれば……!」
彼女は真っ赤な顔を上げ、そして意を決したようにこちらの腕に手を伸ばした。しかし触れる寸前でためらい、指を引っ込める。その繰り返しを三度ほどしてから、ようやく勇気を振り絞ってこちらの腕を抱きしめた。
「……捕、捕まえました。もう離しませんから……!!」
彼女の細い指が、こちらの袖をぎゅっと握りしめる。トリニティ最強の戦略兵器と呼ばれる少女は、今はただ、恋に落ちた一人の不器用な少女だった。
♡
デートの行き先は映画館だった。ツルギが「ど、どうしても観たい」と小声でねだった恋愛映画──『永遠の誓い』。戦場で出会った男女の禁断の恋を描いた物語だ。趣味が映画鑑賞と恋愛小説の読書である彼女にとって、封切りをずっと待ちわびていた作品だった。
「こ、こんなところに二人で来るなんて……で、デートみたいです……!! ち、違う、デートでした……!!」
ツルギはポップコーンを受け取りながら、自分で自分を追い詰めていく。
上映中、彼女はずっとこちらの腕を抱きしめていた。スクリーンの中で男女がキスを交わすたびに、彼女の翼がびくんと跳ね、手のひらにじっとりと汗が滲む。
「……きひひ……」
敵兵が主人公たちを襲撃するシーンで、ツルギの口元が不意に歪んだ。赤い瞳に一瞬、狂気の光が宿る。
「あいつ……あんな時に邪魔しやがって……!! 破壊だ……!!」
──ツルギ、映画だよ。落ち着いて。
「……!! す、すみません……!! つい、破壊しそうに……!!」
彼女は慌てて姿勢を正し、小さくなった。そうしてまたスクリーンの恋愛模様に釘付けになる。主人公が愛を告白するクライマックスでは、彼女の翼がふるふると震え、口元がもごもごと動いた。
「……ずっと、好きでした……せ、先生……」
スクリーンの台詞と完全に同じタイミングで、ツルギは小さく呟いた。本人も無意識だったのだろう。映画が終わり、館内が明るくなると、彼女の目は真っ赤に泣き腫らされていた。
「……うぅ……すごく、よかったです……。せ、先生は……どうでしたか……?」
涙を拭きながら、彼女は上目遣いに問いかける。その顔には普段の殺意も狂気もなく、ただ映画に感動した少女の無防備な表情があった。
──よかったよ。一緒に観られて嬉しかった。
「……!! は、はい……!! 私も……! すごく、嬉しいです……!!」
彼女は満面の笑みを浮かべ、そしてすぐに恥ずかしそうにうつむいた。翼が後ろでパタパタと小さく羽ばたき、彼女の感情を代弁している。
「……あの、先生。この後……私の部屋に、来てもらえませんか……? ほ、他意はなくて! ただ、映画の話をもっとしたくて……! うあああ、でも私の部屋、散らかってるし……!!」
彼女の真っ赤な顔を見れば、「他意がない」が嘘であることは一目瞭然だった。
♡
トリニティの学生寮。正義実現委員会の委員長に割り当てられた部屋は、意外なほど片付いていた。机の上にはノートがきちんと積まれ、本棚には恋愛小説がびっしりと並んでいる。ベッドのシーツは皺ひとつなく、枕の横には小さなクマのぬいぐるみが置かれていた。部屋の隅には、外出から戻ったばかりの彼女が脱いだ制服がきちんと畳まれ、今はラフな部屋着──薄手の白いブラウスに黒のスカート姿だ。
「……み、見ないでください……!! 散らかってるし、恥ずかしいし……!!」
ツルギはあたふたと部屋の中を駆け回り、何かを隠そうとしている。しかし隠すものなど何もない。彼女が隠したがっているのは、おそらくこの部屋そのもの──トリニティ最強の戦略兵器ではなく、恋愛小説を愛読し、ぬいぐるみを抱いて眠る、一人の乙女としての自分自身だった。
「……せ、先生。あの……こ、紅茶……入れますね」
彼女はぎこちない手つきでティーポットを手に取り、お湯を注ぐ。手が震えていて、カップがカタカタと音を立てている。
──ツルギ、大丈夫?
「……!! だ、大丈夫です! 大丈夫なんですけど……せ、先生が近くにいると、ドキドキして……破壊したくなるっていうか、そうじゃなくて……!!」
彼女は紅茶の入ったカップを机に置き、深く息を吸った。そして意を決したように、こちらの正面に立つ。
「せ、先生……! 私……!!」
彼女の赤い瞳が、まっすぐにこちらを見つめる。翼が後ろで大きく広がり、黒髪が揺れた。
「……好きです。ずっと前から、先生のことが。でも、どうやって伝えればいいかわからなくて……ずっと、恋愛小説ばかり読んで、研究中でした……!!」
彼女は拳を握りしめ、一気にまくしたてた。
「破壊することしか能がない私ですけど……!! で、でも、先生と一緒にいると、胸がドキドキして、頭がぐちゃぐちゃになって、壊れそうになって……!! せ、先生は、こんな私のこと、どう思って……!!」
──俺も、ツルギが好きだよ。
「…………!!」
ツルギは言葉を失い、その場に立ち尽くした。翼がぴんと張りつめ、紅い瞳がみるみる潤んでいく。
「……う、うあああ……!! ど、どうしよう……!! 嬉しすぎて、破壊したくなってきた……!! ち、違う! 物じゃなくて、この気持ちをどうにか……!!」
彼女はこちらの胸に飛び込んできた。百六十二センチの身体が、小刻みに震えている。
「……せ、先生……私、嬉しい……。こんな私でよかったら……その……もっと、触ってほしいです……」
彼女はこちらの手を取って、自分の胸に導いた。薄いブラウス越しに、柔らかな膨らみと、その奥でどくどくと暴れる心臓の鼓動が伝わってくる。
「……さ、触って……ください。先生に触ってほしいんです。こ、壊してもいいから……!!」
──壊したりしないよ。大事にする。
「……!! う、うああ……!! そ、そういうこと言われると……!!」
♡
ブラウスのボタンを、一つずつ外していく。ツルギは緊張で息を呑みながら、されるがままになっていた。
「は、恥ずかしい……でも、やめないで……!!」
ブラウスの前を開くと、白い肌と、豊かな双丘を包むシンプルな白のブラジャーが露わになる。彼女の胸は、百六十二センチの身体に不釣り合いなほど豊かに実り、ブラジャーの上からでもその質量がはっきりとわかった。
「……あんまり、じろじろ見ないで……!! うああ、やっぱり見て……!!」
ブラのホックを外すと、ふわりと布地が落ち、大きな双丘が露わになる。青白いほどに白い肌の上で、桜色の乳首が緊張で硬くしこり、空気に触れてぷるりと震えた。
「……先生の手……あたたかい……♡」
両手でゆっくりとその乳房を包み込む。指の間から溢れんばかりの質量。柔らかくて、弾力があって、温かい。そっと揉みしだくと、ツルギの口からかすかな吐息が漏れた。
「……ん……ぁ……♡」
──気持ちいい?
「……わ、わかりません……! わからないけど……へん、な感じ……! 破壊とは、違う……!!」
♡ にゅぷ……にちゅ……ぷにゅ……♡
「……は……ぅ……♡」
両手で交互に揉みながら、指先で乳首をそっと摘む。軽く転がし、押し潰し、引っ張る。そのたびにツルギは翼を震わせ、小さく声を漏らした。
「あ、あ……! そこ、そんなに……! 壊れそうに……!!」
彼女はこちらの肩にしがみつき、必死に快感に耐えている。普段は破壊を叫ぶその口が、今は甘い嬌声を紡いでいた。
──ツルギ、下も触っていい?
「……!! う、うあ……! は、はい……!! もう、好きにしてください……!! 私、先生になら、何されても……!!」
スカートの裾をたくし上げ、ショーツの上から秘部に触れる。布地はすでにしっとりと濡れていて、その熱が指に伝わってきた。
「……や、やっぱり恥ずかしい……!! 私、こんなに濡れてて……!!」
──恥ずかしくなんかない。可愛いよ。
「か、可愛……!? わ、私が……!! うあああ、そんなこと言われたら、また変な気持ちに……!!」
彼女が混乱している間に、ショーツの横から指を差し込む。ぬめる愛液が指を濡らし、陰核を探り当ててそっと撫で上げると、ツルギの身体がびくんと跳ねた。
♡ ぬちゃ……にちゃにちゃ……くちゅ……♡
「ひゃぅ……っ!! それ、だめ……! なにか、変な感じ……!! 破壊したいわけじゃないのに、何かが壊れそう……!!」
彼女の膣口に指を沈めると、熱い粘膜がきゅうきゅうと締めつけてきた。そのままゆっくりと指を出し入れしながら、もう片方の手で胸を揉み続ける。
♡ ぬちゅちゅ……ぐぽ……ずぷ……♡
「あ、あ、あ"……!! やばい……なんか、くる……!! イく、イっちゃう……!! うあああ、せんせ、私……!!」
──いいよ、イっていい。
「……!! はい……!!」
♡ くちゅくちゅくちゅ……!!!♡
「あ"…………っっっ!!!!」
彼女の膣が指をぎゅっと締めつけ、同時に温かい潮が溢れ出した。ツルギは背中を大きく反らせ、翼をばさりと広げて絶頂に達する。声にならない奇声が部屋に響き渡った。
「……はぁ……はぁ……私、今……イっちゃったんですか……? 破壊とは、違う……♡」
彼女は息を整えながら、とろんと蕩けた赤い瞳でこちらを見上げた。
「せ、先生……まだ、硬いままです……。私、もっとお役に立ちたいです……!!」
♡
ツルギはこちらの前に跪き、震える指でスラックスのベルトを外した。ジッパーを下ろし、露わになった怒張を前に、彼女はごくりと唾を飲み込む。
「……こ、これが……先生の……。せ、戦場で見る敵より、ずっと怖いです……でも、怖くない……!!」
彼女は顔を近づけ、まずはその香りを確かめるように、鼻先を近づけた。
「……せんせの匂い……好き……♡」
それから恐る恐る舌を伸ばし、先端の雫を舐めとった。
♡ ちろ……♡
「……ん。しょっぱい……でも、嫌いじゃない……♡」
彼女は意を決したように口を大きく開け、亀頭を咥え込んだ。
♡ じゅぷ……ぬぷ……♡
「……ん……ふ……んぐ……!!」
ツルギは必死に頭を前後に動かし始める。不器用で、歯が当たることもあり、うまく咥えきれずに口を離すこともある。しかし彼女は決して諦めなかった。むしろ失敗するたびに、より深く、より丁寧に咥え直す。
「きひ……きひひ……♡」
不意に、彼女の口元が歪んだ。戦闘時の狂気に似た笑み──しかしそれは破壊衝動ではなく、もっと深い何かだった。
「……せんせ……もっと、味わいたい……!!」
♡ じゅるる……ぬぷぷ……じゅぶっ……!!♡
「んぐ……ふ……ん"……!!」
彼女の口内は熱く、舌がぬめぬめと肉茎を這いまわる。唾液が口角から溢れ、顎を伝って胸元に滴り落ちる。
──ツルギ、このままだと……
「……!! だ、だしてください……!! 私、飲みたい……!!」
彼女はさらに深く咥え込み、喉の奥まで。
♡ じゅぶっ、じゅるるるる……!!!♡
♡ どぷっ……どぷぷぷぷっっっ……!!!♡
彼女の口内で精液が迸る。ツルギは目を大きく見開き、必死に喉を鳴らして嚥下した。飲みきれなかった白濁が、彼女の口元から溢れ、顎を伝って豊かな胸の谷間へと滴り落ちる。
「……ごく……ん……はぁ……♡ せんせの、味……あったかい……♡」
彼女は口元を手の甲で拭い、まだ硬さを失っていない肉茎を見つめた。
「……まだ、すごく硬い……。きひ……きひひ……嬉しい……♡」
ツルギはゆっくりと立ち上がり、自分の胸に手を当てた。豊かな双丘を両手で寄せ、その谷間に肉茎を挟み込む。
「こ、こういうのも……恋愛小説で読みました……! パイズリ、っていうんですよね……!!」
♡ にゅぷ……ぬちゅにちゅ……♡
彼女の豊かな乳房が、柔らかく肉茎を包み込む。唾液と精液と汗でぬめる感触が、滑らかな摩擦を生み出す。ツルギは必死に胸を寄せ、上下に動かしながら、谷間から顔を覗かせた亀頭にぺろりと舌を這わせた。
♡ ぬちゃ……ぷにゅ……ちゅぱ……♡
「どうですか……? 気持ちいい……ですか……? うああ、私、うまくできてるか……!!」
──すごく気持ちいいよ、ツルギ。
「……!! う、嬉しい……!! もっと、もっとします……!!」
♡ にちゅにちゅにちゅ……!!!♡
「せんせ、私、がんばります……!! 壊さないように、ちゃんと……!!」
♡ どぴゅっ……どぷぷぷぷ……!!!♡
白濁が彼女の胸元と顔に飛び散る。ツルギは避けようともせず、ただそれを受け止めた。額に、頬に、唇に、豊かな乳房に。精液が滴り落ち、彼女の白い肌を淫らに染め上げる。
「……せんせの、いっぱい……顔が、どろどろ……♡」
彼女は指で顔の精液をぬぐい、それをじっと見つめた。そして小さな声で呟く。
「……恋愛小説にも、こんなことは書いてなかった。でも……嫌じゃない。むしろ……もっとほしい、かも……♡」
彼女はゆっくりと立ち上がり、スカートとショーツを自ら脱ぎ去った。銀色に近い白い茂みに覆われた秘部が露わになる。愛液が太腿の内側を伝い、ベッドのシーツに染みを作っていた。
「せ、先生……さっきまでは、すごく恥ずかしくて、何を話せばいいかわからなくて。でも今……少しだけ、変わりました」
彼女はこちらの胸を押し、ベッドに押し倒した。赤い瞳に、戦闘時の狂気とも、日常の怯えとも違う、新たな光が宿っている。
「……私が、したいようにします。今までずっと、破壊することしかできなかった私ですけど……先生を大事にしたい。この気持ちだけは、本当です」
♡
ツルギはこちらの上に跨り、自らの秘裂に肉茎をあてがった。
「……参ります」
♡ ずぷぷぷぷ……ぬぽんっ……!!♡
「あ"…………っっっ!!!!♡」
彼女は一気に根元まで沈み込ませ、背中を弓なりに反らせた。膣内は熱く、驚くほど狭く、肉茎をぎちぎちに締めつける。翼が大きく広がり、黒髪が乱れた。
「……せんせ……中で、すごく大きい……!! これが、せんせ……!!♡」
彼女は腰をゆっくりと上下に動かし始めた。最初はぎこちなく、しかし徐々にリズムを掴んでいく。
♡ ぬちゃ……ぐちょ……ずぷっ……♡
「あ……あ……これ、やばい……!! 破壊より、気持ちいい……!!♡」
彼女は自分の胸を両手で掴み、乳首を弄りながら腰を振る。騎乗位のまま、自ら快感を貪る姿は、もはや普段の怯えた人見知りの少女ではなかった。しかしそれは戦闘時の狂戦士とも違う──ただ、愛する人の上で歓びに震える、一人のメスだった。
「せんせ、見て……! 私、こんなになって……!! せんせに、壊されそう……!!♡」
♡ ばちゅんっ、ばちゅんっ、ばちゅんっ……!!!♡
「あ、あ、あ……! 奥、奥にあたってる……!!♡ イく、イく、イっちゃう……!!」
──一緒にイこう。
「……!! はい……!!」
♡ どぷっ……どぷぷぷぷぷっっっ……!!!♡
「あ"…………っっっ!!!!♡」
彼女の膣が激しく痙攣し、胎内に精液が迸る。ツルギは声にならない奇声を上げ、翼をはためかせながら絶頂に達した。
「……はぁ……はぁ……♡ せんせの、中に……すごいいっぱい……♡」
彼女はこちらの胸の上に崩れ落ち、唇を重ねてきた。不器用で、触れるだけのキス。けれど、彼女の気持ちがすべて込められているようだった。
「……せんせ。恋愛小説で読んだより、ずっと……ずっとよかったです」
彼女はそっとこちらの頬に手を当て、涙と精液と汗に濡れた顔で微笑んだ。それは、破壊でも恐怖でもなく、まっすぐな愛おしさに満ちた、初めて見る表情だった。
「……私、先生を絶対に壊したりしません。大事にします。これは、正義実現委員会の委員長としての、初めての誓いです」
彼女の黒い翼が、そっとこちらの身体を包み込んだ。