「──成人向けのコース、ですか?」
シャーレの執務室。応接用のソファに向かい合って座った二人の少女が、同時に首を傾げた。片や山海経の玄武商会本店マネージャー兼護衛、鹿山レイジョ。片やゲヘナ学園給食部の牛牧ジュリ。まったく接点のなさそうな二人が、なぜか揃ってシャーレを訪ねてきたのである。
レイジョは背筋を伸ばし、膝の上で両手を組んでこちらの言葉を咀嚼している。百六十九センチの引き締まった身体に、山海経の制服がきっちりと着込まれている。長い黒髪は後ろで一つに束ねられ、赤い瞳が真剣に細められた。彼女はもともと商流や取引管理といった実務畑の人間だ。何事も真面目に受け止める。
「……成人向け。つまり、年齢制限のかかるような刺激的な料理、という理解でよろしいでしょうか」
一方、隣に座るジュリは百七十センチと長身ながら、どこかあどけなさの残る顔立ちで、茶色がかった大きな瞳をぱちぱちと瞬かせている。ゲヘナの制服に身を包み、肩にかかる柔らかな茶髪が小刻みに揺れた。
「えっと、ということは……もしかして、お酒を使ったお料理とか、香辛料をたくさん使った大人向けのコースでしょうか? 私、まだお酒は使ったことなくて……あ、でも香辛料なら塩酸より安全ですし……!」
「ジュリ殿、今『塩酸』とおっしゃったか? それはさすがに成人向け以前の問題では……」
「あ、そ、そうですよね! 私ったらまたつい……!」
ジュリは真っ赤になってうつむいた。彼女の料理は壊滅的なので有名だ。食材が動き出す、逃げ出す、時には暴れ出す。しかし本人に悪意は一切ない。むしろ善意の塊で、誰かに美味しいものを食べてもらいたいという一心で努力し続けている。レイジョもそれは重々承知しており、ため息混じりながらもそれ以上は咎めなかった。
「……先生。改めて、本日は私とジュリ殿の二人でご相談がございます」
レイジョが居住まいを正し、改まった口調で切り出した。
「先日、玄武商会で料理の新しいコース開発を任されまして。それで、市場調査の一環としてゲヘナ学園の給食部を訪ねたのです。フウカ殿にご紹介いただいて、ジュリ殿と知り合いまして」
「はい! レイジョ先輩はすごくお料理に詳しくて! 導線がどうのとか、商流がこうのとか、私にはちょっと難しいことも多かったんですけど」
「それで、話し合ううちに……二人で新機軸のコースを開発してみないか、という運びになりました」
レイジョはそこで一旦言葉を切り、深く息を吸った。赤い瞳がわずかに揺れている。
「その新機軸というのが……じ、実は、いわゆる成人向けのコースでして。精力のつく食材を使った、刺激的な……その、えっちな……」
「そ、そうなんです! ニンニクとか、スッポンとか、ウナギとか、そういうのを使った大人のコース! それで……その効果を、ちゃんと確かめるために……先生に、味見をしていただきたいんです!」
ジュリが身を乗り出してまくしたてた。茶色い大きな瞳が、期待と不安で潤んでいる。
「私、給食部に入ってからずっと、いつかちゃんとしたお料理を作れるようになりたいって思ってて……! それで、いつかちゃんと作れたら、一口目を先生に食べていただきたいって……!!」
「私も護衛として、先生の健康管理には気を遣っております。精のつく料理を提供することで、先生がより活力にあふれ、日々の業務に精進されるならば……これ以上の喜びはありません」
レイジョはもっともらしい理由を並べているが、その耳は真っ赤になっていた。カンフーの鍛錬で鍛え上げた精神も、この話題ばかりは平静を保てないらしい。
「し、しかし、精力のつく料理には一つ問題がございまして」
「はい……その、食べすぎると……むらむらして、えっちな気分になっちゃうっていうか……」
「そ、それで……!!」
二人は顔を見合わせ、同時にこちらの方へ身を乗り出した。
「「先生で、その効果を確かめさせていただきたいんです……!!」」
──つまり、俺を実験台にしたいと?
「そ、そういうわけでは……!! いえ、そうなのですが……!! 粉骨砕身、先生に気持ちよくなっていただく所存です!!」
「わ、私も! 愛情を込めて、おもてなしいたします……!!」
二人の決意に満ちた顔を見比べて、ため息を呑み込んだ。断る理由はどこにもなかった。
──わかった。ただし、無理はしないでほしい。
「……!! ありがとうございます、先生!!」
「先生、このご恩は一生忘れません……!!」
♡
まずは厨房を借りて、二人が腕によりをかけた料理を振る舞うことになった。ジュリがメイン、レイジョが補佐と安全管理を担当するという手筈だ。
「あ、あれ……? スッポンさん、そっちに行っちゃダメです……!!」
「ジュリ殿! ウナギがまな板から逃げている!!」
「ひゃあっ!? に、ニンニクが勝手に皮を剥き始めて……!?」
厨房は一時騒然となったが、レイジョの「流れる水のごとく……!!」という掛け声と共にカンフーで食材を鎮圧し、ジュリの「愛情を込めて……!!」という祈りにも似た調理が奇跡的に功を奏し、なんとか料理は完成した。
スッポンの薬膳スープ。ニンニクの芽と豚肉の炒め物。ウナギの蒲焼き。そしてジュリ特製のデザートパフェ。食卓に並んだそれらは、見た目だけなら一流料理店のそれだった。先ほどまでの混沌が嘘のような出来栄えである。
二人は給仕役に回り、レイジョがスープを椀によそい、ジュリが割り箸を割って差し出した。
「先生、あーんです。ジュリ殿、私もやっていいだろうか」
「はい! 二人でやりましょう!」
二人は左右から同時に箸を差し出してきた。右からレイジョのウナギ、左からジュリのニンニク炒め。
──いや、どっちから食べれば。
「では同時に」
「はい、せーので!」
そうして二人がかりの「あーん」攻撃を受けながら、料理を平らげていく。スッポンのコク、ニンニクの香り、ウナギの脂。それらが胃に収まるごとに、身体の芯からじんわりと熱が湧き上がってくるのを感じる。これが精のつく料理の効果なのか。いや、それ以上に、左右から身を乗り出して世話を焼いてくる二人の存在が、否応なく昂ぶらせてくる。
「……先生。お顔が赤いようです。やはり料理の効果が」
「あ、ほんとだ。それに……その……先生のここ、さっきからすごく……」
ジュリの視線が、こちらのスラックスを不自然に押し上げる隆起に釘付けになった。彼女の頬がみるみる赤くなる。隣のレイジョも同じ場所を見つめ、言葉を詰まらせた。
「……せ、先生。このままでは業務に支障が出ます。ここは一つ、我々が……責任を持って」
「は、はい……! 私、ちゃんとお手伝いします……!」
二人は顔を見合わせ、こくりと頷き合った。
♡
応接室に移動し、カーテンを閉め切った。薄暗い部屋の中、ソファの前で二人が並んで立ち、互いに制服のボタンを外し始める。
「粉骨砕身……先生のためです」
レイジョは武人のような覚悟の言葉と共に、ブラウスを脱ぎ去った。百六十九センチの鍛え上げられた身体。しかし女性的な曲線は十分に主張していて、黒いレースのブラジャーが豊かな双丘を支えている。引き締まった腹筋、くびれた腰。日々の修練が生み出した無駄のない肢体が、薄暗い光の中で浮かび上がった。
「あ、私も……!」
ジュリも負けじと制服を脱いでいく。百七十センチの長身に似合う、ふんわりとした柔らかな身体つき。白いシンプルなブラジャーが、こちらも負けず劣らず豊かな胸を包んでいる。レイジョが引き締まった筋肉質の美しさなら、ジュリはどこか子供っぽさの残るやわらかな美しさだった。
「「これで……参ります」」
二人は同時にブラジャーのホックを外し、ふわりと布地が落ちた。
露わになった二対の豊かな乳房。レイジョのそれは形が良く、弾力を感じさせる張りのある双丘。先端の乳首は鍛錬された身体にふさわしく引き締まった桜色。ジュリのそれはふっくらと柔らかそうで、少しだけ垂れぎみの形がかえって官能的だ。乳首はほんのりと濃い桃色で、緊張で硬くしこっている。
「そ、その……どうでしょう、先生。私とジュリ殿の、胸は……お役に立てそうでしょうか」
レイジョが不安げに問いかける。武人として数多の修羅場をくぐってきた彼女が、今はまるで初陣の前のように震えている。
「あの、私……胸にはあんまり自信ないんですけど……でも、先生のために、がんばります……!」
──二人とも、すごく綺麗だよ。
「……!! そ、そのような……!!」
「あ、ありがとうございます……!! 私、嬉しい……!!」
二人はそっと近づき、左右からこちらの身体に身を寄せた。スラックスを寛げられ、すでに硬く張り詰めた肉茎が露わになる。
「……これが、先生の……。修練では決して目にすることのない……」
「熱くて、すごく硬い……私、ちゃんとできるかな……」
二人は並んで跪き、互いの豊かな胸を左右から肉茎に寄せた。
♡ ぬちゅ……にゅぷ……ぷにゅ……♡
右からレイジョの引き締まった弾力ある乳房。左からジュリのふんわりと柔らかい乳房。二種類の異なる感触が同時に肉茎を包み込み、それは想像を遥かに超える快感だった。
「こ、こうでしょうか……!? カンフーの型とは勝手が違いすぎて……!!」
「あ、私も……! レイジョ先輩、タイミング合わせましょう……!!」
二人は互いに呼吸を合わせ、胸を上下に動かし始める。四人分の乳房が肉茎の周りで蠢き、ぬめる感触が滑らかな摩擦を生み出した。
♡ にゅちゅにちゅ……ぬちゃ……ぷにゅ……♡
谷間から顔を覗かせた亀頭と、二人のしこった乳首が擦れ合う。四人の乳首が亀頭を包み込むように押しつけられ、その感触に二人の身体もまた震えていた。
「……あ……せんせの先端が、私の乳首に……♡」
「私のも……! なんだか、じんじんします……♡」
二人は胸を動かしながら、互いの顔を見合わせ、同時に谷間から覗く亀頭に顔を近づけた。そして二人同時に、ぺろりと舌を這わせる。
♡ ちゅぱ……れろ……ぬちゅ……♡
二枚の舌が絡み合うように亀頭を舐め上げ、四人の唇が同時に肉茎を囲む。レイジョは「一意専心」と呟きながら、ジュリは「愛情を込めて」と囁きながら。
「せ、先生……! 私、もう……何かが……!!」
「私も、身体が熱くて……!!」
──そろそろ出す。顔に出すぞ。
「「……!! はい……!!」」
二人は顔を寄せ合い、こちらの射精を受け止める準備を整えた。ほとんど同時に息を呑み、目を閉じる。
♡ どぴゅっ……どぷぷぷぷぷっっっ……!!!♡
白濁が二人の顔と胸に同時に飛び散った。レイジョの額に、ジュリの頬に、互いの鼻先に、そして寄せ合った四人の乳房の谷間に。二人は一瞬息を止め、それからゆっくりと目を開けた。
「……せんせの、すごく熱い……♡」
「これが、先生の……。粉骨砕身の価値、ありました……♡」
レイジョは指で頬の精液をぬぐい、武人が師の教えを受けるかのように恭しく口に運んだ。ジュリも胸元に散ったそれを指で掬い、食材の味見をするかのようにぺろりと舐める。
「……しょっぱくて、苦い。でも、嫌いじゃないです……♡」
「精のつく料理の効果が……こうして形になったのですね……♡」
二人は顔を見合わせ、精液に濡れた顔で互いに微笑み合った。それは料理人と護衛という立場を超えた、共犯者のような連帯感だった。
♡
「……せ、先生。まだ硬いままです。粉骨砕身、次は私が」
レイジョが最初に立ち上がった。彼女はスカートとショーツを脱ぎ去り、引き締まった裸身をすべて晒す。鍛え上げられた腹筋の下、黒い茂みに覆われた秘部は、すでに愛液でしっとりと濡れていた。
「護衛として、先生の健康管理は私の責務です。どうか、私で……精を、出し切ってください」
彼女はソファにこちらの身体を押し倒し、自ら跨った。騎乗位の姿勢で、秘裂に亀頭をあてがう。
「一意専心……参ります……!!」
♡ ずぷぷぷぷ……ぬぽんっ……!!♡
「あ"…………っっっ!!!!♡」
彼女は一気に根元まで沈み込ませ、背中を弓なりに反らせた。膣内は熱く、修練で鍛えられた内側から肉茎をぎちぎちに締めつける。レイジョはこちらの胸に両手をつき、荒い息を繰り返しながら、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「せんせ……中で、こんなに……!! 護衛の私が、逆に護られているようで……!!♡」
♡ ぬちゃ……ぐぽっ……ずちゅんっ……!!♡
「あ、あ、あ……!! これ、カンフーより、ずっと……!!」
彼女は自分の胸を両手で揉みしだきながら、激しく腰を振る。その姿は普段の真面目な武人からは想像もつかないほど淫らだった。
「せんせ、私……!! イきます、イってしまいます……!!」
──一緒にイこう。
「……はい……!!」
♡ どぷっ……どぷぷぷぷっっっ……!!!♡
「あ"…………っっっ!!!!♡」
彼女の胎内に精液が迸る。レイジョは声にならない叫びを上げ、全身を痙攣させて絶頂に達した。
「……はぁ……はぁ……先生の精、確かに受け取りました……♡」
彼女はゆっくりと腰を持ち上げ、結合部から溢れる白濁を指で掬った。それを名残惜しそうに眺め、口元に運ぶ。
「……味わい深い。これで私もまた一つ、修練を積めました……♡」
「レ、レイジョ先輩……すごかったです……!! 私、見てるだけでドキドキしちゃいました……!!」
ジュリが待ちきれずに立ち上がり、スカートとショーツを脱ぎ去った。彼女の秘部は茂みもまだ薄く、レイジョのそれとはまた違った初々しさがある。しかし愛液はどちらにも負けず太腿を伝っていた。
「せ、先生! 私の番です! まだ大丈夫ですか……!?」
──もちろん。
「……!! ありがとうございます……!!」
ジュリはレイジョと場所を交代し、こちらの上に跨った。長身の彼女が騎乗位になると、見下ろされるような姿勢になる。彼女は緊張で手を震わせながら、亀頭を自らの秘裂にあてがった。
「ゆ、夢だったんです……いつか、先生とこんなふうに……♡」
♡ ずぷぷ……ぬぷんっ……!!♡
「……あ"……っっっ!!!!♡ せんせ、中で……熱い……!!」
彼女の膣はレイジョよりさらに狭く、まだ使い込まれていない初々しい締めつけだった。ジュリはしばらく動けず、ただ胎内の肉茎の感触に震えていた。
「私……いつも料理ばかり失敗して……でも、これだけは……失敗したくない……!!」
彼女は自分に言い聞かせるように呟き、ゆっくりと腰を動かし始めた。
♡ ぬちゃ……ぐちょ……ずぷっ……♡
「あ、あ、あ……!! これ、お料理より、ずっと難しい……でも、すごく気持ちいい……!!♡」
彼女の動きはぎこちなかったが、その必死さがかえってこちらの快感を高めた。すぐに限界が近づく。
──ジュリ、出すぞ。
「……!! はい……!! 私の中に、ください……!!」
♡ どぷっ……どぷぷぷっっっ……!!!♡
「あ"…………♡ あったかい、せんせの、入ってくる……!!♡」
彼女は射精の感覚に全身を震わせ、そのまま絶頂に達した。膣が痙攣し、こちらの胸の上に崩れ落ちる。
「……はぁ……はぁ……せんせ……ありがとう、ございます……♡」
──まだ終わってない。
「……え……?」
ジュリが顔を上げる。その視線の先には、まだ硬さを失っていない肉茎があった。精のつく料理の効果は、まだまったく衰えていなかった。
──今度は俺が動く番だ。
「……!! は、はい……!!」
♡
まずレイジョをソファの端に座らせ、両脚を肩に担いで正常位で貫く。
♡ ばちゅんっ、ばちゅんっ、ぐぽっ……!!♡
「あ"……!! せんせ、さっきより激し……!! でも、これも修練……!!♡」
彼女はソファの端をぎゅっと掴み、必死に快感に耐えながらも、何度も達し続けた。
次にジュリを四つん這いにさせ、背後から貫く。
♡ ずちゅんっ、ずちゅんっ……!!♡
「ひゃぅ……っ!! 後ろから、深い……!! 私、壊れちゃいそう……!!♡」
──壊していいか?
「……!! 先生になら……壊されても……!! 愛情、込めてほしいです……!!♡」
♡ どぷっぷっぷっ……!!!♡
ジュリの胎内に三度目の射精を注ぎ込み、続けてレイジョの膣にも。
♡ どくん……どぷぷ……!!!♡
「あ"……!! まだ、出るんですか……!!」
「せんせ、すごい……!! 精のつく料理、効きすぎましたか……!?」
二人は並んで横たわり、何度も何度も交互に抱かれ、そのたびに胎内に精液を注がれた。もはやどちらの膣に何度出したかもわからない。互いの膣から溢れる白濁が混ざり合い、ソファの布地をぐっしょりと濡らしていた。
♡
「……先生。最後に、もう一度だけ」
レイジョが静かに口を開いた。彼女はソファに仰向けになり、両腕を広げる。
「私の膣で、最後の精を。そしてジュリ殿の膣にも、平等に」
「レイジョ先輩……! はい、そうしましょう……!!」
ジュリも隣に並び、同じように身を横たえて両腕を広げた。二人の秘部が並び、どちらも精液と愛液でどろどろに濡れている。
──二人とも、最後だ。
「はい、心して受け止めます」
「愛情、いっぱい込めて……!!」
まずレイジョに。それからジュリに。最後の一滴を二人で分け合うように、交互に注ぎ込む。
♡ どくん……どくどく……とろろ……♡
レイジョの胎内で最後の一滴が尽きると、彼女は深く息を吐き、こちらの手を握った。
「……先生。この体験は、私の修練の歴史に深く刻まれました」
「私も……! 今日のこと、絶対に忘れません……!!」
ジュリもこちらの反対側の手を握り、精液と汗と涙に濡れた顔で微笑んだ。
「……また、新しいコースを開発したら……先生に味見、してもらえますか……?」
「私も、粉骨砕身、お相手いたします。どうかその時は……」
──もちろん。いつでも。
二人は顔を見合わせ、それから同時にこちらの胸に顔を埋めた。成人向けコースの研究は、大成功だったと言っていいだろう。料理の味も、その後の展開も。