ヤンデレ魔族と没落貴族のヤバい生活♡~旦那様の体液が全部媚薬でごっくんしたらみんな狂ってイっちゃうんです~ 作:有のよいち
「分かるか、ラズ=リリン。現実を見てみろ」
目の前に旦那様はいない。声が違う、姿も違う。似ても似つかない醜い男が、私を見下ろしている。私を蔑み、私を犯した男の目。膣に差し込んだまま、ニヤニヤと顔を歪ませて様子を窺っている。
男のものか私のものか——いや、その両方の白濁液が、男の黒根にまとわりついていた。泡立っていたのが、それまでの行為の激しさを物語っていた。
「ああ……いやぁ…………」
視界が霞み始めた。今なおギンギンに膨張して脈打っている淫棒が、旦那様だけのためにある私の大切な場所を汚辱していた。快楽に酔わされていた心が、絶望に凍り付いていった。
「やだ…………やだよ、こんなの……」
「あっはっはっは! どうだ? 処女を奪われ、中出しされた気分は!」
「さい……あく。最っ低……」
怒りとともにあふれ出る涙を、嫌でも止められなかった。私が泣けばこの男は喜ぶ、それが分かっているのに。ますます獣欲を刺激するだけだって、分かってるのに。
「いいぞいいぞ、その表情。泣いているのか、可愛そうになあ。だがな……まだまだこれからだ」
「もう気は晴れたでしょ? このまま放っておけば私はすぐに死ぬんだし」
「それじゃ面白みがないだろう。雨に打たれながら徹底的に痛みと快感でイかされて、何度も何度も繰り返し中出しされながら死んでいく……淫魔にはおあつらえ向きの最期だと思わんか?」
聞くに耐えないおぞましい殺し方——。
悪魔祓いの名を
だったらもう——。
「おや、どうした? 静かになって。諦めて運命を受け入れたとでもいうのか?」
「…………」
「ふん、だんまりを決め込むつもりか? だったら声を出させてやろう」
男は濁根を引き抜き、大量に漏れ出した汚液を手で掬った。不敵に笑い、それを私の口になすりつけてきた。
「んん、んー!」
「ほら、口を開けないかクソ淫魔。オマエの好きなものだろう、うん?」
「んっ、んんんー!」
「俺とオマエの汁が混ざった、まさに行為の証拠だ。しっかり味わえ淫乱魔族!」
必死でそらすと、今度は両手で私の顔全体に塗りたくった。むっとする悪臭が鼻をつく。男はそれを見逃さず、鼻の中に押し込んできた。
「んー、んんー! やだあ!」
呼吸ができず口を開けた瞬間、容赦なく流し込まれて、さらに手で抑え込まれた。
「淫魔、味わえ。そして全部飲み込むんだ」
やだやだ、絶対やだ。血の味と私の匂いが混じる、男の精液。内臓まで汚されるなんて冗談じゃない。でも、そこに浴びせられたのは、私の抵抗を根こそぎ奪う最悪な言葉だった——。
「できないのなら、あの小僧の首を刎ねてここに持ってきてやろうか」
「!?」
体に力が入らなくなった。拘束具に身を沈め、涙を溜めながら命令に従った。ぬるぬると口の中がねばついて、呼吸のために口を開けると糸を引いているのが分かった。
「よし、その調子だ。もっと舌で転がしてじっくり味わうんだ」
ドロリと舌にまとわりつく。悪臭の中に自分の香りが少なからず混ざるっているのが、より無力感を植え付けてくる。せめて男の姿が視界に入らないよう続けていると、男は「目を合わせたままやれ」と命じてきた。
おとなしく従うと、もう涙は止められなかった。
「ふははは、いい顔をしているな。どうだ、美味いか?」
ただ虚ろに、首を縦にふった。
「そうか美味いか。さあ、俺を見つめながら飲み込め」
消えかける意識の中、命じられるまま、喉から胃に落とした。たっぷりの唾液といっしょに飲み込んでも、粘度の高い汚濁液は喉をゆっくりと這って行くようにしばらく居座っていた。
「よおし、いい子だ。さあ、また中出ししてやる。出したらまた味わわせてやるからな」
「もう、ゆるして……」
「ほほう、可愛らしい声でお願いするじゃないか。もう一度お願いしてみろ」
「おねがい、です。ゆるして、ください……」
男はじっと私の瞳を覗きこんだ。さらに霞み、歪んでいく視界。絶望が叩き込まれる。
「息絶える瞬間まで犯し続けてやる」
「やだ、やめて。お願い……もう嫌なの、嫌!」
「燃えるなあ。オマエは最高の獲物だ」
「だめ、だめっ! だめえええ!!」
「そおらっ!!」
無情にねじ込まれる邪根。前後に激しく突かれる。
「うう、いやっ……やめて、おねがい……」
声も顔も旦那様のものじゃない。私を使っているのは全くの別人。心も体も醜い魔族の男。
(だけど、どうしてなの? 男に求められると……嫌じゃない。淫魔の性なの? ううん、きっと私がそういう子なんだ。罵られるのは嫌いじゃない。旦那様にしてもらえたら、私……)
でも、私を貫いているのは旦那様じゃない。
「やだあ、抜いて! 抜いてよお!」
「中にたっぷり出してから、抜いてやろう」
「いやあああ! もういやああああ!!」
男は満足そうにニヤニヤ嗤う。嘲った目で、蔑んだ口角で、息を荒げて。
雷雨は止まない。空は真っ暗。稲光が醜悪な現実を照らし出す。消えては光り、また消えて。体に刻まれ続ける絶望と狂喜。
(してくれてるのが旦那様だったら……これ、好きかもしれない)
ついに視界が消え始めた——。
「もっと泣け、叫べ! オマエの最期だ!」
私このまま死んじゃうんだ。悪夢のような現実の中で。