※この作品はR-18です。

ヤンデレ魔族と没落貴族のヤバい生活♡~旦那様の体液が全部媚薬でごっくんしたらみんな狂ってイっちゃうんです~   作:有のよいち

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第24話 この椅子って……〈side/ラズ〉

 

 隠れ家は惜しいけど、旅のお宿もいいよね。

 

 人間の姿になるの、ちょっと久しぶりだな。旦那様と腕なんて組んだりして、きっと私たち恋人同士って思われてるよね。旦那様はちょっと照れくさそう。ちらちら見てるお客さん、結構いるもん。

 

 受付をしていたのは狼族の老紳士。タキシードに似た服を着てるけど、そんなに畏まった雰囲気じゃない。そのほうが私は落ち着くから好き。

 

「ようこそ、鸚鳴館へ。おふたりでご宿泊ですか?」

「はい。部屋は空いてますか?」

「良いお部屋がございますよ。ご夫婦や恋仲のみなさんにおすすめのお部屋なのですが、いかがでしょうか」

 

 絶対そこがいい。私は旦那様の腕をぎゅうぎゅう引っぱった。もちろん、おねだり。

 

「じゃ、じゃあ、その部屋でお願いします」

「かしこまりました」

 

 旦那様がちらりと私を見た。笑顔で返すと、旦那様ったら顔をぽりぽり掻いたりして。その反応、私大好き。

 

「お部屋は二階の一番奥になります。日の出が窓いっぱいに見える当館自慢のお部屋なんですよ。ぜひご堪能ください」

「ありがとうございます」

 

 朝まで旦那様といろんなことしちゃって、いっしょに日の出を見れたりするのかな。そうできたらいいのにな。

 

 お母様が言ってたな。旦那様の体液は私たちサキュバスには猛毒だって。

 

 予想はしてた。だって、お尻の穴に入れられただけでイッちゃったし、精液をちょっとごっくんしただけであんなに狂っちゃったし。

 

 だけど媚薬でもあるから、何とか少しずつでも慣れていけたら——。

 

「着いたよ、ラズ」

「あっ、はい」

「どうしたの? ぼうっとして」

「何でもないです」

 

 私、どんな表情してたのかな。えっちなこと妄想しちゃってた。ちょっと顔が熱いな。

 

 お部屋は広々していて、ゆったりとしたベッドがひとつ。そのベッドのどこにいても外の景色が良く見える大きな窓があった。

 

(ソファーも大きいし、お部屋のどこに居てもえっちなことできちゃいそう♡ やん、私ったら何考えてるの?)

 

「素敵なお部屋ですね♡」

「そうだね。豪華すぎるくらい」

「いいえ、そんなことありません。旦那様に相応しい素敵なお部屋だと思います」

 

 旦那様は謙遜するけど、このお部屋でもまだまだ足りないくらい。でもこのお宿では一番いいお部屋なんだと思うから、ひとまず許容範囲。

 

「お部屋探検しませんか?」

「あっ、それいいね! わくわくするよ」

 

 少年みたいに目を輝かせて、旦那様ったらかわいいな。素敵すぎて目が離せない。

 

 ソファー大きくていいね、窓から見える景色が綺麗だね、なんて旦那様ったらはしゃいでる。次はお風呂へ。

 

 そこにまさかの設備があって——。

 

「こ、これって……」

 

 浴室のドアを開けるなり、旦那様が固まってしまった。白磁の浴槽に大理石のタイル、高級宿屋と見紛うほど豪華な造り。でも、問題なのはそこじゃない。

 

「もしかして、この椅子って……」

「うふふ♡ えっちな椅子ですね♡」

 

 手足を拘束するためのベルトが付いた椅子。しかもベルトの素材は、魔力を狂わせて無力化するミスリルレオンの皮だ。

 

「もしこれで拘束されちゃったら、私、何をされても抵抗できません♡ 旦那様、せっかくですからぜひ使ってくださいね♡」

 

 旦那様は躊躇うと思った。その予想は外れた。椅子に目が釘付けになって、汗を滲ませながら肩で息をしていた。

 

「……旦那様?」

「だめだ、こんなの……。いけないよ、女の子にそんなことさせるなんて……」

 

(ひょっとして、葛藤してるの? したいって気持ちを必死で押し殺して?)

 

 あそこが反応してる。乳首も反応してむくむくしてきてる。吐息も熱い。

 

 ふたりとも興奮して——。

 

「ラズ……先にお風呂にしようか」

「……はい、旦那様」

 

 この雰囲気、もしかして本当に旦那様は私を拘束して好きにしてくれるのかな。

 

 これまでと様子が違う。旦那様は何も言わず上着を脱ぎ出した。そのまま下着も脱いで——隆々とそそり立つものを堂々と誇示して。

 

 私が唖然としてると、旦那様は浴室へと入って行った。浴槽に備えられていた蛇口をひねり、お湯を貯め始めた。蛇口には熱源の魔石が取り付けられていて、水は一瞬でお湯に変わる仕組みだ。

 

「ラズ、おいで」

「はい」

 

 私も服を脱ぐ。旦那様がじっと見てる。下着を脱ぐと急に照れくさくなって、胸とあそこを手で隠す。それが旦那様をさらに興奮させた。

 

「いいよラズ、もっと恥ずかしがって。でもね、隠し切れてないよ。指の間から溢れ出てるものは何? 言ってごらん」

「そ……それは、あの……」

「何が溢れてるの? 誰の何がどこからどれだけ溢れてるの?」

「ラズの……愛液が……おまんこから、いっぱい……溢れちゃって、ます……」

 

 言葉で責めてくれる。私だけに集中してくれてる。旦那様は微笑んで、目で訴えかけてくる。もう一度、こっちへおいでって。

 

 傍までいく。椅子の前に立たされる。ミスリルレオンの拘束具が、怪しく(なま)めき平静を奪う。

 

 椅子に腰掛け、仰向けになろうとした。旦那様は首を横に振った。

 

「ラズ、後ろを向いて」

 

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