ヤンデレ魔族と没落貴族のヤバい生活♡~旦那様の体液が全部媚薬でごっくんしたらみんな狂ってイっちゃうんです~ 作:有のよいち
心配そうに私を見てる旦那様。でも、我慢できなくて。
私は旦那様のお精子を半分だけごっくんした。食道を伝っていく、あたたかくてとろとろな液体。今まで取り込んで来たどんなものより良い匂いで、脳が痺れちゃうほどとびきり美味。
もっとゆっくり滑り落ちて行って欲しいな。
残り半分を口の中でくちゅくちゅすると、どんどん唾液が出て来て、私と旦那様とが絡み合うの。それがすっごくうれしくて、何度も繰り返しちゃう。
お口がたっぷりになって、舌でそのお味を存分に楽しむ。うっとりするお味。私、幸せ。
でも——やり過ぎたみたい。
「けほっ、けほっ。はうう……」
全部ごっくんしたかったのに、咳き込んで吐き出してしまった。せっかくの貴重なお精子なのに、それどころじゃなくなって——。
この前と違う。心臓が壊れそうなほどドクドクいってる。鼓動といっしょに世界がぐらぐら揺れてる。
身体中が——痛い!
旦那様にほぐしてもらいたい。ううん、違う。この痛みを、より強い痛みで塗り替えていただきたい。
「ラズ!」
旦那様の必死な声。その音が響くだけで、あそこから蜜液が噴き出してきて。ガクガクと全身が震えて——。
お漏らしを止められない。頭がふわふわして、気持ち良すぎて。意識が遠のき始めてる。
これ——ヤバいかもしれない。
「しっかりして、ラズ!」
声がどんどん遠くに感じる。かすかにお母様の気配がする。でもまだ遠い、間に合わないかもしれない。
どうしよう、どうしよう——。
そのときだった。覚えのある、おっとりした声が聞こえてきたのは。
「あら、あらぁ~。ラズちゃ~ん、
お母様とは違う色気の持ち主。ふんわりした雰囲気に良く合うウェーブヘア、立派な巻角に長くて少し垂れた耳。
「ミューズ……お姉様?」
「ふふふ♡ あたり~♡」
3人いる私のお姉様のうち、2番目のお姉様。ゆったりした口調からは想像できない、圧倒的な素早さと力を持っている。
「人間のぉ~、殿方の精液でぇ~、動けなくなっちゃうなんてぇ~、サキュバスとしてはぁ、どうなのかしらぁ?」
「おねえ……さま…………やめて」
「お仕置きぃ、しましょうねぇ~♡」
「……だめ……だめぇ」
過去、何回もミューズお姉様のお仕置きを受けてきた。苦痛と快感のちょうど境目、そこを的確に突いてくるお仕置き。
今受けたら、私、きっと狂っちゃう——!
助けを求めようと旦那様の方を見る。だけど旦那様の意識はもう、お姉様の強力な魅了の支配下。
「旦那……さま……」
「無駄よ。ラズちゃん」
ミューズお姉様の声色が変わった。おっとりした口調は消え、声が低くなる。それはお姉様の本気の証。
「ラズちゃんの愛しの旦那様には、ラズちゃんとの濃厚なセックスの夢を見させてるから」
そう、ミューズお姉様の恐ろしいところは——自分以外の女性と擬似体験させられる能力を持っていること。旦那様はそれを、夢か現実か、判別することは難しい。
「大丈夫よ、ラズちゃん。お仕置きされているところも夢で見せておくから、あなたは存分に狂ってしまいなさい」
「うう……そんな……」
「さあ、お尻を突きだしなさい」
「許して……お姉様。そんなことしたら……」
目を細めるお姉様。その目に見つめられると体が勝手に反応しちゃう。私はもうお姉様の術中に堕ちているんだ。言われるままに服を脱いで、お尻を付き出して——。
「悪い子には、痛くしてあげるわね」
「嫌……待って」
逆らえない。だって私、してほしいって思ってしまっているから——。
振り上げられた手の平。ひゅんと風を切る音。叩き込まれる、お姉様の唯一無二の打撃。
「ひゃん! だめえ♡」
「ほら、次!」
お尻を打たれて、悦んじゃってる。ミューズお姉様は知ってる、痛みと快感の境界線を。つらさと幸せの交わる一点を。
「あああ♡ 痛いのにぃ……」
「のに? 何かしら? はっきり言いなさい!」
「……気持ち、いいのぉ♡」
「うふふ♡ まだほしい?」
「……ほしい、です♡」
「そう……ほらっ!」
「ひゃあああっ♡」
容赦なく、的確な強度で、角度を変えながら、繰り返し。痛みとつらさが熱を生んで、振動が全身の性感帯に襲いかかって——。
(叩かれるたびに、ぷしゃ、ぷしゃって、蜜が飛び出してる♡)
気絶しそうなほど、強烈な刺激。
だけど突然、お姉様が手を止めた。そして、私が絶対に断ることはできない、信じられない提案をしてきた。
「愛しの旦那様にも、してもらいましょうか。どう? ラズちゃん、ほしいわよね?」
「うう……だめ……」
「だめなの? じゃあやめる?」
「だめ……じゃない…………」
「じゃあ、ちゃんと旦那様にお願いしなさい」
ミューズお姉様の瞳が怪しく輝く。濃く、強く、深い紫色に。旦那様は夢で私の姿を見せられているせいか、お姉様の魅了を破れずにいる。
近づいてくる旦那様の足音。すぐ後ろで止まった。濡れてるとこ、見られてる。
(出てきてる……。そんなにじっと見られたら勝手にいっぱい溢れてきちゃう♡)
「ほら、早くなさい!」
「はい……。あの、旦那さまぁ♡ ラズのお尻を、いっぱい、いっぱい苛めてくださいっ♡」
お尻をより高く上げて、顔だけ振り向いてお願いする。旦那様の目が刺さるほど鋭い。
(ぞくぞくする♡ 怖いのに、すごくほしい♡)
旦那様に、お尻ペンペンされちゃうんだ。
「早くください♡ ほしいのぉ~♡」