ヤンデレ魔族と没落貴族のヤバい生活♡~旦那様の体液が全部媚薬でごっくんしたらみんな狂ってイっちゃうんです~ 作:有のよいち
「何するのエル君!」
「ふふ……。僕の唾液がこんなところに付いたら、どうなると思いますか?」
リリスさんは目を見開いた。それからキッと僕を睨みつけた。しかしすぐに惚けた表情になり、指で唇をいじって体をくねらせていた。
「もう、変になってるわよ♡ ……やればいいんでしょ」
「ええ。でも、ただ見せてもらうだけでは、リリスさんには刺激が足りないと思うんです。これから言う僕の提案を、何も言わずに受け入れてくれませんか?」
あえて提案と言った。けれども、これは提案の仮面を被った命令だ。
「なにするつもり?」
身構えているように見えて、その目の色は期待に満ちていた。少なくとも僕にはそう感じた。
浴室をぐるりと見回す。すると、天井から垂れ下がっている何かがあった。今まで気がつかなかったが、それは拘束具のようだった。その鎖を目で辿っていくと、手で回転させて鎖を巻き取る装置へとつながっていた。
リリスさんがバサリと翼を一度羽ばたかせる。
奥の壁際には棚があった。その引き出しには小道具がいろいろと入っていた。その中に、長い鎖付きの首輪があった。首輪の素材はおそらく、ミスリルレオンの皮だ。
「リリスさん、これを使いましょうか」
「それは……」
僕はその首輪をリリスさんに装着し、鎖を引いて床のフックに固定した。
「いい趣味してるわね。この私から魔力の自由を奪って、床に這わせながらさせるつもりね」
そのくらい訳はないことと、勝ち誇っているような顔をした。
「いいえ。それじゃまだ、貴女には足りないですよね?」
天井から垂れている——本来の用途は手枷であろう拘束具を、リリスさんの足首に嵌めた。
「なっ! もしかして……」
「気づきました? このくらい過激でないと、最上位の淫魔である貴女を満足させられないと思ったんです。じゃあ、引き上げて行きますよ」
巻き取り機を回転させると、じゃりり、じゃりりと、鎖が波打っていった。リリスさんは引き摺られ、徐々に天井へと引き上げられた。枷は二手に分かれて天井へ向かい、股は強制的に開かれていった。
肩が床から離れるギリギリのところで手を止めた。頭だけを床につけているせいで、秘部が剥き出しになって吊るされているのがよく見える体勢になっている。
「ひどい恥辱だわ……」
「気に入っていただけました?」
リリスさんは答えなかった。けれどその手はもう、胸と股間に添えられていた。
「ラズ、こっちにおいで。僕とリリスさんの正面に座ってするんだよ」
「そんな……こと。は……はずかしい…………」
「ふふ。恥ずかしいだろうね。それに、えっちなお汁が噴き出したら、僕と
そう言うと、ふたりは顔を見合わせた。けれども、あまり抵抗を感じていない様子だった。ただ、ふたりとも急に呼吸が浅くなり出していた。
「それじゃ、始めて」
号令をかけると、親子は従順に自慰を始めた。リリスさんは開始から激しく、ラズはこちょこちょとくすぐるように、秘裂の端の腫れたつぼみを慰めた。ふたりともすぐに噴水を起こした。
「はああっ、あうっ……ああああああ♡♡」
「はうう……ひゃっ、あひゃああん♡♡」
とめどなく噴き出し、勢いを増していく。ふたりの香水が僕の全身を濡らしていった。
「ふたりとも、もっともっと激しく!」
ちゃぷちゃぷ、ぐちゃぐちゃと、はしたない合奏が僕の脳をかき乱した。僕はついに何の制御も効かなくなり、ふたりが果てるたび、さらに激しくするよう命令した。
空が明るんできた。
ラズは力尽きたのか、こてんと床に寝転がってしまった。からだ全体で息をついていた。
リリスさんは全身を上気させながらも、僕の命令に従い続けた。しかし、それも長くはなかった。この日一番の大雨を降らせ、僕とラズをずぶ濡れにすると、虚ろな表情で脱力した。
「僕がする前に、ふたりとも満足しちゃったかな?」
僕の声にどちらもぴくりと反応した。
「だんなさまぁ……してよぉ♡」
「エルくん……。やくそく、でしょ?」
淫魔の底力——なのかもしれない。
これほど立て続けに絶頂を繰り返しても、快感を得られると知れば再び気力と体力を奮い立たせる。性に貪欲な魔族と言われているが、これほどまでとは恐れ入る。
まずはラズを愛撫する。
深い深いキスの後、ぴんと勃った胸のつぼみを舌で転がす。ラズは下から上へと弾かれるのが好みのようで、尖らせた舌で跳ね上げると「ひゃん」と嬌声を出す。吸いながら舌でくるくると舐めると「ううっ」と低い呻き声を漏らす。
ラズの股の間に顔を埋める。包皮を割ってぷっくりと淫核が顔を覗かせている。そこはどう責めても激しい反応だった。唾液が媚薬の効果を発揮すると、絶頂を繰り返した。
「エルくうん♡ わたしも、はやくぅ~♡」
「いいですよ。でも、リリスさんには……」
僕は逆さ吊りの体に近づき、間近で陰部を眺めた。カーテンの隙間から朝日がひと筋、肢体をぬらぬらと照らしていた。
「見てばかりいないで、はやくしてったらぁ♡」
右手を開いたまま陰部にあてる。にこっと笑いかけると、リリスさんは生唾を飲み込んだ。右手を高速で左右に激しく振った。
「ああああっ、すごい♡ 出ちゃうぅ♡」
艶を増す声、飛び散る汗と純液。鼻腔に貼り付くほど濃厚な蜜の香りが、僕に乱れと平静を同時にもたらす。
「だんなさまぁ……ラズにも、もっとぉ~♡」
両手を床に揃えて、ラズがおねだりをする。もちろん僕は応える。
それが終わるとリリスさんが——。
結局僕らは日が昇るまで、ずっと淫らな宴に狂い続けていた。
三人で湯船に浸かり、余韻が湯に溶けていく。しっかりと体を拭いて部屋に戻った。そして僕は異変に気がついた。
部屋に誰かいる——。