ヤンデレ魔族と没落貴族のヤバい生活♡~旦那様の体液が全部媚薬でごっくんしたらみんな狂ってイっちゃうんです~ 作:有のよいち
「ちょっと、ラズ!?」
たまらずその胸に飛び込んでしまう。だって、全然我慢できないんだもん♡
「ああ、旦那様。とってもいい匂い♡」
「ラズ待って! こんなの良くないよ」
「だってぇ~♡」
全然人間の姿を保っていられない。ずっとそんなことなかったのに。旦那様がいけないの。すぐに私の体に火をつけちゃうんだもん♡
「旦那様のせいですよ?」
「僕のせい?」
「夢の中でエッチしてるときも他の男とぜんっぜん違くて、私すごく興奮ちゃって♡ 後ろの穴を責められたら、変化の術が解けちゃったんです」
「変化の術って……人間に姿を変える術?」
「そうです。お尻に旦那様のおちんぽを入れられた瞬間ビビビって凄い電撃が走って、すぐに生身の体に戻っちゃって♡」
「ちょっと待って、何言ってるの!?」
あ、旦那様ったらしどろもどろ。こういう雰囲気が好きだったりするのかな? うふふ♡
「ですからぁ、旦那様がおちんぽを入れてくださったら、すぐにイッちゃったんですよぉ?」
「ストップストップ! お願いだからそれ以上は言わないで!」
「ええ~?」
全力で恥ずかしがってる。私が顔を近づけると逃げるように顔を反らしてる。楽しくなっちゃって、旦那様の顔をずっと追いかけちゃう。
しばらくそうしていたら、旦那様はちょっとだけ冷静になって私に聞いた。
「あの……さ。今、初めて……って言った?」
「はい、言いました。初アナルです♡」
「それって……どういうこと? あのときは僕だけじゃなかったでしょ? あっ……ごめん」
奴隷商の男達に襲われてたこと、気にしてくれてるんだ。ちゃんと説明しなきゃね。
「えっと、魅了の術を使ってるときは人間の体で、それは仮の体だから感覚だけが本体の私に伝わってきてて」
「…………」
「ですから、本体の私のアソコは……」
そう言うと同時に旦那様の耳元に近づいて、私はわざと囁くように言ったの♡
「……まだ処女ですよ♡♡」
「なっ!」
「お尻はもう処女じゃなくなりましたけど♡」
旦那様ったら両手で顔を隠しちゃった。私を助けるときは雄々しくて、今はとても弱々しい。その落差が私の心を揺さぶるの。
困惑した仔犬みたいな表情が愛らしくて素敵。ああ、だめ——全然我慢できない。
「旦那様ぁ♡ 続きをしてください♡」
「続きって……?」
「ラズのアナルに、もっとおちんぽください♡」
「そんなことできない! それじゃさっきの連中と同じだよ。キミは自分のこともっと大事にしなきゃ!」
私、拒否されてるの? 今まで一度だってされたことないの。それに、「キミ」じゃなく名前で呼んで。お願い、私を拒否しないで——。
「違う、違うんです! 私がされたいって望んでるんです。旦那様は私を助けてくださいました。ですから……そう、これはお礼です。サキュバスにできるのはこれくらいしか……」
「お礼に体を差し出すなんて、女の子は絶対にしちゃダメだ! キミは道具なんかじゃないんだよ?」
私を大切に扱ってくれているの? だから体を拒否するの? こんな淫魔相手に——。
わざと奴隷商に捕まって、身を売らせて、調教されるふりをして夢を見させてきた私。
道具にされてたわけじゃない。道具のように扱われるよう仕向けて、欺いて、最後は餌として殺してきたのに。
「キミはもっと自分を大切にしなきゃ!」
本気で私のことを心配してくれてる。
だめ、止められない。込み上げてくる想いが、目頭を熱くしてる。勝手に溢れてきちゃう。お願い止まって、止まってよ——。
私こんな子じゃないのに。弱くなんてないのに。泣き虫なんかじゃ、絶対ないのに。
「ちがうのぉ……、わたし…………。わあああ!」
子供みたいに泣き出して……どうしちゃったの、私。
座り込んで、腕で目を隠して。こんな情けない姿見せたいわけじゃないのに。
(そういえば、最後に泣いたのはいつ? 強くならなきゃって、ずっと泣かずにいられたのに。どうして今日はできないの?)
旦那様が心配そうに手を差し伸べてくれて。
「えっ、ラズ?!」
ああ、旦那様が私の名前を呼んでくださる。涙が頬を伝っていくのが分かる。泣き落としなんて使いたくないのに。私、弱い子じゃないのに。
悲しいわけじゃない。それに私、どんなに辛いことがあっても決して泣かなかった。負けないように生きてきた。それなのに、どうして——。
「ごめん、ラズ。きつい言い方しちゃったよね、本当にごめん。僕を助けてくれたのに、そんなキミを傷つけるなんて……。僕は最低だね……」
貴方は悪くない。ちっとも悪くない。最低なのは私の方。私は貴方と違って汚れてるの。心も体も、汚れてるの。
「お願いです旦那様、どうか続きを……」
眉を下げて哀れむように見てる。きっと旦那様は誤解してるんだ。酷い目に遭ってきたせいで、私は体を大事にできない子になってしまったって。そんなの、違うのに——。
「でしたらせめて、ご奉仕させてください!」
「え? ご奉仕って……」
強引だけど、もうこうするしかない。
「ダメ、ダメだってば!」
構わず旦那様の服を剥いで、逞しいものを捕まえる。両手で包むように持って、旦那様を見上げながらくんくんする。
「素敵♡ とってもいい匂い♡」
「ラズ……だめだよ、こんなこと……」
そう言いながら、逃げようとはしない。私、避けられてないよね? 拒否されてないよね?
旦那様のお役に立てるんだ――。
「……舐めてもよろしいですか?」
返事はなかった。ただ私を見下ろして、少し息を荒くして。静寂に包まれた廃墟で、月光の下、死体の転がるすぐ隣で。
「失礼いたします、旦那様」
口を開くと、湿った音がした。唾液がこんこんと涌き出てきた。舌を出すと唇の端から溢れて、胸やお腹を汚していった。
舌先が触れたとき、旦那様の目の色が変わった。