※この作品はR-18です。

帰らずの雪の幸せ   作:レタスの店長

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帰らずの雪の幸せ

 

 

……彼との出会いは偶然か…それとも運命なのか……

 

 

 

……それは神のみぞ知らない事でしょう……

 

 

 

 

 

 

 

私『雪不帰』は彼……今の私の旦那様である『天崎翔』と出会った事により、人生は大きく変わりました。

 

私は普通の人間ではありません。『妖魔』という種族の血を持った人間と妖魔のハーフでした。妖魔は人間に仇なす存在である為に妖魔を知る人間からは忌み嫌われ、そんな妖魔を討伐する存在『忍』からは敵として見なされていました。

 

……え?何故人間と妖魔のハーフなのかだって?それは私の両親は父親が人間で…しかも忍であり、母親は妖魔だったのです。…本来であれば両親は殺し合う筈であろう者同士…しかしあの二人は種族間を乗り越え、互いを愛し合った為にこうして私が産まれました。しかしそれも束の間であり、私が物心がついた頃に母は『封魔光輪』という秘伝忍法で封印せざるを得ない状態になってしまい、母は私の前で封印される事となり、それを使った父は命を落とす事となってしまいました…。

 

その後、母の世話になっており私の育ての親となる事になった『羅刹』によってしばらくの間育てられる事となり、その後色々あって父と同じく忍の道に進む事になりました。

……しかし私が参加する任務はいつも仲間の忍は命を落とす事となり生き残るのは私だけでした…。その理由は勿論、私が妖魔の血を持っている事から敵である妖魔は私を狙わずに仲間の忍を狙っていた為でした。しかし上層部は私が妖魔の血を持つ事を知っており、更にその習性を把握してはそれを利用して妖魔の殲滅を目論んでいたのです。そんな非情な上層部の忍に怒りを覚えた私はその指示を出した忍を殺害し、反旗を翻しました。

 

…しかし多勢に無勢、私一人ではどうする事も出来ずに消耗していく一方であり、反旗を翻す事ができませんでした。

 

忍殺しにより私は追われる身となり身を削る事となり毎日消耗していく一方となってしまい、最終的にもうダメであろうと死を覚悟した……そんな時に彼と…翔さんと出会いました。

 

……当時は一般人の彼が何故こんな所に居るのかと疑問を浮かべましたがそんな彼は私の姿を見て追われている事を把握しては私が断ろうとも匿ってくださいました。匿われた場所は誰も使っていなさそうな小屋の中でしたが私は傷の手当てを受けたり食べ物や飲み物を恵んでくださりと、私を気遣ってくださりダメージも体調も少しずつ回復していきました。しかし当時一般人だと思っていた彼に迷惑をかけるわけにもいかないので回復次第、私は彼の元を去ることを考えていました。

…ところがそんな中、追手達がここへとやって来てしまいました。彼を巻き込む訳にはいかない…そう思いながら抗戦しようとすると…何故か追手達は翔さんを見て動揺していました。そして翔さんの事を見ては『忍殺しの翔』と呼んでいました。

 

…『忍殺しの翔』……その異名は噂で聞いておりました。彼と出会った忍は皆無惨な姿で殺されてしまうといい、上層部もそんな彼を討伐する事が叶わず諦めてしまう程の存在…というのを聞きました。そして……その噂の翔が…彼だという事をこの時に知ることとなりました…。

追手達は怯えた表情になりながらも私の事を引き渡すよう説得しました。そんな彼らを見て翔さんは私の方を向き…

 

「…あんた忍だったのか…?」

 

と問われた為に私はただ頷くしかできませんでした。そして忍達も…

 

「その女を引き渡せばお前には手を出さない…!だから…!」

 

そう言いながら私の引き渡しを要求しました。…どの道忍である以上、上層部に引き渡されようが渡されまいが…詰みである事を理解しており私は半ば諦めの気持ちになっていました…。

…そんな翔さんは追手達の元へと歩み寄ると……

 

 

 

 

「………何でお前らの指示に従わなくちゃいけねぇんだよ?」

 

……そう言っては追手の一人の顔面を殴りつけ……そのパンチだけで殴られた追手の首が飛びました。その事に私を含め追手達は動揺を隠せずにいましたがそれが合図となり翔さんは追手達に襲い掛かり、一人一人と殺していきました。その時間僅かでありあっという間に最後の一人となりました。追手は恐怖の余り逃げ出しますが翔さんは逃さずに殺害してしまいました………

 

そして私の元に戻って来る翔さん……恐らく私も忍である為に殺そうとしているのでしょう……既に私は諦めの気持ちとなっていました……が……

 

「……何で追われてんの?」

 

翔さんは私にそう問いかけてきました。私は殺さないのかを尋ねると翔さんは「返答次第」と答えました。

……なので私は何故上層部の忍に追われているのかの経緯を話しました。終始無表情の翔さん……そして話が終わると………

 

「………忍、辞めたら?」

 

…と、私に言ってきました。その提案に私は一体どういう事なのか分からずにいると……

 

「……多分両親のツテか何かで忍になる事になったのかも知れないけど……そんな事を平然と仕出かすようなクズに態々仕える必要なんて無いだろうに」

 

…と、言ってきました。……確かに平然と散る必要の無い命を粗末にするような者達に従う必要なんて無いでしょう……しかし…私にはこういった生き方しか出来ない……忍を辞めても生き方が分からない……そう翔さんに伝えると…

 

「…だったら俺に付いてこいよ。何となくアンタは忍以外の生き方知らなさそうな感じしてたからな……俺が色々と教えてやるよ」

 

…と、最近知り合ったばかりの私なんかの為にそんなお節介を焼こうとしてくれました…。怪我の手当てをして匿ってくれもしつつも何故私にここまでしてくれるのか……その時は理解できませんでした…が、そんな彼を何故か信用できる…私はそう思ってしまいました……

 

 

 

 

 

 

そこから事は進み、翔さんは私に辞表を書くように指示を出しました。そして翔さんの方はというと………追手の死体をバラバラにしては箱詰めし、翔さんの方も上層部に何か物申すかのように書いていました。…そんな翔さんの行動に恐怖を覚えつつも私は言う通りに辞表を書きました。

そして書き終えた後、翔さんはその箱を上層部に送りつけました。…その理由は翔さんは私と組んだという事を上層部に宣言する為でした。そして私に手を出すという事は翔さんに喧嘩を売るという事を示す為だったのです。追手のバラバラ死体を送りつけたのも、見せしめという事だったのです…。

 

それからしばらくして私の怪我も体調も良くなり、翔さんは私を連れて色々な場所へと連れて行ってくれました。楽しい場所、良い景色の場所、美味しい物が食べられる場所等……色々な場所へと連れてくださり、色々な事を教えてくれました。……辞表を出してから追手の数は減り意外にも外に出歩ける位にはなりました。…まぁそれでも襲い掛かってくる追手達はいましたが翔さんの手によって存在を消されてしまいました。………え?お金はどうしてるのかって?……実は翔さん、追手の忍達の死体から追い剥ぎしていたらしいのです…。意外にも忍はお金を持っていたり備品を高く売ったり等……そのお金は綺麗なお金とは言えないモノでした。その事に関しては翔さんも理解していましたが…

 

「生きる為には手段なんて選べねぇしどうせコイツらだって人殺して奪った盗品や金ばっかりだろうし今更だろ。」

 

…との事でした。因みに翔さんは忍だけに追い剥ぎはしていましたが罪の無い一般人には行わなかったし強盗や万引きは絶対に行いませんでした。あくまで翔さんは忍や妖魔だけを目の敵にしているという事でした。

 

そんな怖い翔さんと旅を続けていた私ですが私には色々とお節介を焼いてくださったり、優しく接してくれていました。…本来であれば私よりも年下の筈なのにそんな彼は私よりも頼もしく見えました。そうして旅を続けている内に……そんな彼に惹かれていって……その……こ、好意を抱くようになりました…///

 

…ですがその好意をしばらくの間、伝える事が出来ずにいました……。何故ならば私は人間であると同時に妖魔の血を持っていたからです。忍だった件に関しては辞表出して辞めたので解決しました。しかし妖魔の事は伝えられずにいました。何故ならば翔さんにとって妖魔も恨むべき存在だったからです。翔さんの家族は忍だけでなく妖魔にも殺害されてしまった為に彼にとっては憎しみを持つ存在でした。そんな存在の血を持つ私……それを話せば今のこの関係が壊れてしまうかも知れない……そんな恐怖を持っていました。

 

 

 

 

 

 

「……翔さんは…何故私をあの時助けてくれたのですか…?」

 

旅を続けてそれなりに経ったある日の夜、私はふと翔さんに改めて尋ねました。あの時本来であれば私は追われていたとは言え翔さんにとっては存在する価値の無い忍の一人でした。そんな私を助けてくれ、尚且つ忍を辞めさせてはこうして私を連れ出してくれました。だからこそ何故そうしたのかを本心を聞きたいと思い改めて尋ねました。すると翔さんは少し照れ臭そうに頬を軽く掻くと……

 

「アンタが俺の好みな女性だったから」

 

……と、答えました。つまり翔さんは私の見た目や雰囲気、そして性格が好みな女性だった為に助けてくれたとの事だったらしいのです……///今思い出しても……少し照れくさいですし当時の私も赤くなっていました。

 

「忍って聞いたからって敵意を抱く気にもならなかったし…それになんか放っとけないような雰囲気出してたからな……追われてんなら俺の元に居させた方が安全だろなって……」

 

そして私は何故か放っておけないような感じであった為に助けてくれた様子でもありました。

 

「……そんでもって…旅して分かったんだよ……俺、アンタが好きなんだって……」

 

更に翔さんは今の雰囲気で……そ、その…こ、告白してきたんです…///わ、私の事が好きだと言う事を…///正直その時私は凄くドキドキしていました……嬉しい気持ちが大きくもありましたが、その気持ちはすぐに落ち着いてしまいました…

 

「…………私は……翔さんに相応しい女では無いです……」

 

翔さんの告白後、私も正体を明かすべくそう言い……妖魔の姿の状態になり、翔さんに全てを明かしました。私が人間と妖魔の血を持つこと……そして、翔さんが恨むべき妖魔であった事を………だからこそ私は翔さんとは釣り合う事ができない事を話しました……。

 

……ですが…………

 

「……なんだ、そんなことか……」

 

翔さんは驚きはしましたが殺意も敵意も無く、そう呟きました。その事に今度は逆に私が驚き、何故そんな反応だったのかを尋ねると翔さんは何となく私が只者ではない事を察していたらしく話し辛い事だと感じており敢えて聞かなかった事を明かしました。それを聞き、私は元々忍だった自分を…妖魔の血を持った自分が憎くないのかを尋ねると……

 

「……雪不帰さんは雪不帰さんだろ?」

 

翔さんは私にそう言いました。元忍であろうとも……妖魔の血を持っていようとも……私の事は雪不帰という一人の女である事を言ってきました。

………それを聞いた瞬間、翔さんは私という存在を受け入れた…いや、最初から受け入れてくれていた事を把握し……涙が溢れ出ては止まらなくなってしまいました。翔さんに拒絶されてしまうのでは、敵に見なされるのでは…という思いで張り詰めていた為にそれから解放された為に涙が溢れ出てしまったのでしょう…そんな私を翔さんは抱き寄せてくれては落ち着くまで背中を擦ってくださいました。

 

「……翔さん………私も……好き……です……」

 

落ち着きを取り戻しつつも…私も翔さんの事が好きであると伝えました。すると翔さんは背中を撫でて連れつつも…「うん」と答えるだけでしたが、私の想いは伝わった様子でありました。

………こうして私と翔さんはここで恋人同士となりました。

 

…因みにこの後翔さんは…

 

「妖魔の姿はよっぽどヤバい状態の時にはならないで欲しいかな?……そ、その…何か歌舞伎みたいな感じというか…俺の好みじゃ無いというか…そ、その、雪不帰さんは今の姿が好きだから…」

 

………とかそんな事を言ってきました。何が言いたいかは何となくは分かりますが少し腹が立った為にこの後翔さんの両方のほっぺを抓りました。

 

 

 

 

 

 

まぁそんな事はありましたが恋人同士になってからは少しずつ変化がありました。まずは呼び方ですが…私は翔さんという呼び方のままでしたが翔さんは「雪不帰さん」から「雪不帰」と呼び捨てとなりました。翔さんは私より年下ですが…呼び捨てで呼ばれると……今は慣れましたが当時は少しキュンとしてしまいました…///

そして翔さんは妖魔という存在の見方を少し変えていく事となっていきました。憎むべき妖魔の血を持つ私というイレギュラーな存在……勿論両親の事もお話しました。父が人間の忍、母が妖魔であった事を…。多分その話を聞いて翔さんは妖魔の見る目を変えた様子でした。

 

「……妖魔は言葉も何も分からずにただ忍だろうがカタギの人間だろうが襲うような畜生だと思い続けていた。でも雪不帰の両親が居たからこそ雪不帰が産まれた。……もしかしたら人間と妖魔の共存の可能性はゼロじゃないんだろうな……」

 

と、その時に呟いていました。…ですが翔さんの元々の考えは間違いでは無いのです。殆どの妖魔がただ人を襲う化物であり、母や羅刹のような人の言葉が分かるような妖魔は数少ないのですから仕方が無いかと思います。……まぁ最初の頃は妖魔は私の姿を見て襲い掛かるのを止めていましたが最近では翔さんと深く関わった為か私にも襲い掛かるようになってきたからやらざるを得なくなってしまいましたが……

……まぁそんな事があり、翔さんは全ての妖魔が人を襲うだけの存在では無いと考えを改めてくれました。

 

 

 

 

 

…そして、恋人同士になってからは……そ、その…///か、体を合わせるように……そ、その、性行為をするようになりました…///私もそうですが…翔さんも色々と我慢をしていた様子であり…解禁してからは互いを求め合うようになりました…///…………ただ翔さんは私が居ない頃は風俗とかに行ってたらしく初めてでは無かった様子でしたが……(嫉妬)

……まぁそれはさておき経験が豊富な翔さんは私が気持ち良くなるようにしてくださったりと……沢山愛してくれました…♡

 

…ただ、その性行為にて翔さんの深い闇が明かされていく事になりました……

翔さんは実はお尻が好きで…尻フェチというモノだったのです。それだけでなく…その……///お、お尻の穴で性行為をする事が好きだったのです…///最初の頃はそんな様子はありませんでしたが何度か体を重ね合わせた頃にやたらお尻を触ってきたりし、更にはお尻を広げて…お、お尻の穴を見てきたりしたから…///……そんなに求められたり…翔さんに喜んで欲しいと思いその…私は…お、お尻の穴も翔さんに捧げました……///今思えば止めておいた方が良かったと思っており…そのせいで…その…///今では排泄するだけでお尻の穴が…き、気持ち良く…///と、兎に角少しこ、後悔しているという事です…!///

 

……ですがそれだけでなく翔さんの闇は深い物でした……。お尻の穴を捧げた頃に……やはり一緒に居るとなるとその……そ、粗相を……その…///お、お腹にガスが溜まってしまう事があります…///いくら付き合っているとは言え翔さんの前でそんな粗相をする事なんて出来ないです…。なので席を外しては翔さんの居ない所で……ガス抜きを行っておりました…///

……しかしその事に気付いた翔さんはある時にガスが出そうになっているのにお尻に顔を埋めては出しても良いと言い出すんです…///流石にそんな事出来ないと我慢しつつも翔さんから逃げようとするも翔さんはホールドして逃げられないようにしながらもお腹を押してくるのです…///そんな事をされて我慢できなくなり…私は……しょ、翔さんのお顔に……//////あの時は本当に死んでしまいたい位に恥ずかしかったです…///ですが翔さんはガスをかけられたのにも関わらず……お、大きくして興奮しているんです…///

 

…それだけでなくやはりこう言ったある意味逃亡生活を行っていると体調も優れなくなり…お、お通じも悪くなってしまいます…///それに気付いた翔さんは…わ、私のお尻を曝け出させては…お、お浣腸をしてきたのです…///浣腸によってお通じが来ては腹痛で苦しそうにしている中、翔さんは意地悪にもお腹を撫でてきては「出しても良いよ♡」とか言ってくるんです…///流石の私もそれは無理なので翔さんに「漏らさせたら嫌いになります!」と怒ったら翔さんはそそくさに私をトイレに連れて行ってくれました。トイレに入っても油断はできませんでした。……そんな翔さんの事だから聞き耳を立ててるだろうと思い「排泄音聞いたら二度と性行為しません!!」と怒ったらそそくさに去っていきました…。

 

………それ程までに翔さんの性癖はかなり歪んでおりましたが流石に恥ずかしいのでそれは否定しました。……で、でも……少しでもその闇を晴らす為にも……お、お尻の穴だけは許しました……///

……………というか何故に私はこんなお下品な話をさせられているのでしょうか…?(圧)……まぁ良いです……

 

 

 

 

 

 

 

翔さんと交わり合った頃にて……ある事が起きました。…そう、私達の元に羅刹が現れたのです。羅刹はやはり私を妖魔軍団に引き入れようと考えておりやって来たのです。無論私はもう忍とかの抗争に付き合うつもりも無いですし今では翔さんと一緒に居る事が何よりも幸せだったので断りました。すると私を力付くで引き入れようとしてきましたが………帰ってきた翔さんにその光景を見られました。既に完全に敵意を出している翔さん…羅刹を殺そうとしていたので私は翔さんを止めました。渋々でしたが私が心から頼み込んだので話を聞いてくださいました。

 

…そして羅刹に全て話しました。今はもう忍を辞めている事、翔さんと一緒に放浪している事、そして…そんな翔さんと付き合っている事を…。羅刹は案の定そんな私を心配してくれましたが…

 

「大丈夫です、何があっても翔さんが守ってくれるので…♡」

 

…と、答えました。実際今までもそうでしたし翔さんが守ってくれるのであれば心配する事なんて一つも無かったのですから…。

そう言い切る私を見て羅刹は一瞬何かを言いたげでしたが諦めた表情を浮かべては私を妖魔軍団に引き入れるのを諦めてくれました。そして翔さんに私の身に何かあれば許さないと忠告すると…

 

「…心配すんな、そんな事絶対に無いし…仮に雪不帰が死ぬ事になったら俺のこの首喜んでお前にヤるよ」

 

と、羅刹に言いました。……あくまでも私の居ない世界には興味が無く、もしもの事があれば自分も私と一緒に堕ちてくれる翔さん………その言葉で更に惚れ込んでしまいました…♡

その後、羅刹は去っていきましたがちょくちょく私達の元にやって来ては様子を見に来てくれました。…私にとっては両親とは別の育ての親である羅刹…心配してくれてたのでしょう。そして翔さんも最初は敵意を出していましたが彼も羅刹の事を私の母親代わりと認識しては交流を深めるようになりました。

 

 

 

 

 

 

…それから旅は続き、色々とありました。妖魔に襲われていた二人の忍少女を助け、旅に同行させて欲しいと願い出てきましたが翔さんは否定、更には…

 

「この程度で死にかけるんだったら忍なんて辞めちまえ」

 

と、厳しい言葉を投げかけました。確かに厳しいですが今の二人ははっきり言って忍になれるレベルでは無い実力だった為にぐうの音も出せませんでした。すると少女達は悔しがっては今度再会を果たした際には見返してやると宣言しては二人は去っていってしまいました。…残念ながら忍は辞める様子では無さそうでした。

…忍は皆殺しと宣言している翔さんでしたが忍学生についてはまだやり直せると考えている様子であり命までは奪わないとの事でした。恐ろしい印象がある翔さんですが偶に見せるこう言った優しさに……私は…♡

 

 

 

そして別の日にもある事が起きました。…またもや上層部の追手達が私達の行く手を阻んできました…が、彼らはある事をしてきたのです。……そう……『封魔光輪』を使って翔さん共々私を封印しようとしてきたのです。私は翔さんを巻き込む訳にはいかないと思い彼を突き飛ばそう……としてもビクともせずに私の事を抱き寄せてきました。

 

「……お前と一緒なら地獄だろうとも何処でも着いていく。」

 

……そう言われた私は涙を流しました。翔さんを巻き込んでしまったという気持ち…だけでなく翔さんがそう言ってくれたという事に………そして私達は封印されてしまうのでした……

 

 

 

封印され、辿り着いた場所は全体が血のように真っ赤な空間であり、常人であれば耐えられないような空気が漂っていました。

そんな空間に翔さんは……

 

「……気色悪いなぁ………」

 

と呟くとポケットに隠していたナイフを手に取るとまるで空間を切るかのように振り下ろしました。………すると空を切った場所から裂け目が現れ……次元が切り裂かれました。………はい、何となくやりそうな気がしましたが翔さんは次元を斬って脱出口を作り出しました。そして私は翔さんに抱き抱えられながらその空間を脱出し、元の世界へと帰ってきました。そして全部言う必要も無いですが私達を封印してきた追手達は翔さんの手であの世に送られる事となりました。……昔は翔さんのこの残虐さに恐怖を覚えていましたが今では不思議と惚れ惚れしてしまうようになってしまいました…♡(精神崩壊)

 

しかしその後に翔さんは何故か元の世界に戻って来たことを後悔するような事を言い始めました。

…その理由はあの空間にまだ私の母が生きていたのならば挨拶しに向かい、可能ならば母を連れて元の世界に戻ってくれば良かったと言っていました。……そこまで考えてくれていた翔さん……私はその事を心から嬉しく思い、翔さんに出会えて良かったと心から思いました。……母様…私にはもったいない位なこのお方と幸せに過ごしております…だから、安心して私達を見守っていてください……

 

 

 

 

 

 

それからというもの……その頃になると翔さんは不動産屋へと足を運ぶようになりました。そろそろ私達が住む場所を…定住場所を確保しようと考えている様子でした。早いとは思いますが翔さん…そろそろ身を固めようとしている様子なのでしょうか…?そう思うと…照れくさいような…嬉しいような…♡

…え?それまでの寝床はどうしていたのか?野宿の時もあれば空き小屋を借りたりビジネスホテルだったり…ら、ラブホテルだったり…///転々としていました。…まぁ翔さんの追い剥ぎで結構稼げていた様子だったのでお金には困らない様子でした。(慣れ)

 

 

………不動産屋を転々としてしばらく経った頃に最近羅刹がやって来ない事に気付き私は心配しました。もしかすると忍にやられてしまったのかと…そう思ってしまいました。そう考えていたその数日後、羅刹が現れました。……それも、かなりの傷を負いながら……私はその事に驚き何があったのかを尋ねるも…

 

「ふ…雪不帰………に、逃げ……て……」

 

羅刹は弱々しい声と共に私に逃げるように言いました。一体何の事か分からずに羅刹を揺さぶり声をかけていた…瞬間、今までに感じた事の無い恐ろしい威圧を感じ取りその方を向くと…そこには羅刹とは違った妖魔が立っていました……。…そう、妖魔軍団の一人『修羅』でした…。修羅は羅刹とは違い自分達妖魔こそが人間を支配すると言うような考えを持つ妖魔であり、そんな中羅刹が私達と交流を持っていたのがバレたのかこうして羅刹を粛清し、私達をけしかけに来たのでしょう……。

…丁度翔さんの居ない時に修羅がやって来てしまったので今羅刹を守れるのは私しか居ません……。私は自分の持つ力を全て出して修羅に立ち向かいました。しかし修羅は私の想像を超える強さであり敵う相手ではありませんでした……。そんな私と羅刹にトドメを刺そうと力を溜め込む修羅……もうダメかと思った…その時でした………

 

 

 

 

 

 

 

「………お前何なんだよ?」

 

………遂に翔さんが帰ってきては修羅の頭を掴んでいました。(買い物帰り)修羅は突然現れ、そして自分の背後をとっては翔さんが自身の頭を掴んでいた事に驚いており何かを言っていましたが…

 

「…雪不帰、目ぇ瞑ってろ」

 

翔さんはそんな修羅の言葉を尻目に私にそう言いかけました。なので私が目を瞑ると………グシャリッ…というような音が聞こえました。………恐らく修羅の頭を握り潰したのでしょう…しかし私は目を瞑ってろと言われたので翔さんの言う通りにしていたので修羅の頭が潰れる瞬間は目の当たりにはしませんでした。そして目を開けても良いという許可が出るとそこには返り血を浴びた翔さんの姿がありました。………返り血を浴びた翔さんの姿は美しく…♡それに私に嫌なモノを見せないようにしてくれる心遣い…♡本当に翔さんは優しい人です…♡

 

……とりあえず今は羅刹の手当てをしなくてはいけないので翔さんと一緒に羅刹を小屋の中へと連れて行きました。羅刹はかなりの重傷を負っていましたが命に別状は無いとの事だったので私は安心しました。…が、羅刹は安心できる状況では無い事を話してきました。

 

………妖魔シンが復活した……

 

………妖魔『シン』…忍だった頃にその存在だけは聞いたことがあった最強の妖魔であり忍達が滅ぼすべき存在の妖魔でした。その妖魔を召喚する為にかつて私や私の忍だった頃の仲間達が利用され、仲間達が死んでしまう事になった存在でした……。恐らく忍と妖魔の最後の戦いになるであろう事を羅刹は話しました。

…無論翔さんは関係無いので関与しないと言っていましたが、恐らく今修羅を殺した事やこうして羅刹と関わっている事から向こうから接触してくる可能性がある事を羅刹は言いました。

 

………羅刹からそんな話を聞いて数時間後………突如途轍もなく恐ろしい力の気配を感じ取り、私も恐怖を覚え少し過呼吸になってしまう状態となりました。羅刹も恐らくこちらに向かって来ていると話し、警戒していました。そんな中、翔さんは私の背中を優しく撫でては気を遣ってくれており、この気配に関しては……

 

「……こりゃあ骨のあるヤツが来たなぁ……」

 

…と、警戒するどころかいつもの平常心のような様子を見せておりました。そんな翔さんを見て私は多分シンも翔さんにしては大した事無い存在である事を把握し、少しずつ安心を取り戻しました。

 

そしてそんな気配を持つ者がこの小屋へと近付いて来ていることを感じ取り、翔さんは小屋の外へと出ました。

 

………するとそこには妖魔シンであろう少女が薄ら笑いを浮かべながら立っていました。翔さんは平然と立っていましたが私は内心恐ろしいと感じていた為に体を震わせており、それに気付いた羅刹は私を守ろうと言わんばかりに抱き締めつつも…その羅刹も恐怖を覚えているのか少し体を震わせていました。

 

「……へぇ〜最強最悪の妖魔とか聞いてたけど気味悪い笑みを浮かべている以外外見は普通の女じゃねぇか」

 

……と、シンを煽るように翔さんが言う為に羅刹は半ば焦るような様子を見せました。しかしシンはこれをスルー、ここに来た理由は案の定、裏切り者と見られる羅刹の始末、そして修羅をあっさり殺した翔さんはシンにとって脅威となる為に始末しに来たとの事でした。すると翔さんは……

 

「お前と遊んでるほどこっちは暇じゃねぇんだわ、帰りな」

 

「どうしてもってんなら先に忍共を全滅させてからにしろや、そしたらやり合ってやる事も考えなくもない」

 

………と、遠回しに忍達を全滅させるように仕向けようとしていました。しかしシンは翔さんという人間に指図される言われは無いと仕掛けようとした……その時でした………

 

 

 

 

 

 

 

 

「………あのさぁ……何で俺がお前みたいななり損ないの化物風情に付き合わなくちゃいけないの?」

 

翔さんはそう言いつつも………シンよりも遥かに上回った殺気を露わにしました。その殺気でシンの表情は歪み明らかに恐怖を抱いたような表情と変わりました。一方その殺気を感じ取った私も恐怖等により支配され、意識が飛んでしまいそうになってしまいました。その事に気付いた羅刹が私を庇うように抱き締めますが羅刹もその殺気に恐怖し、私を抱き締めながらも体は震えていました。

 

「優しく言ってやりゃ調子に乗りやがって……テメェら迷惑化物風情が調子に乗ってんじゃねぇぞこの野郎。殺されてぇのか?」

 

少しだけ声色を変えつつも冷静そうにシンにそう言う。私達もそうですがシンもその殺気で動けなくなってしまっておりました。

 

「……力解放したら雪不帰達にも殺気浴びせたり忍共が反応しそうだからあんましやりたくなかったってのに……」

 

殺気を出しながらも翔さんは私達の事を考えてくれていた事を聞き、殺気で恐怖しつつもそんな翔さんの心遣いに私は心がキュンとなっていました…♡

 

「…………でも俺は意外と優しいからもう一度だけチャンスをやる。これは提案じゃねぇ、命令だ。俺と殺り合いたいんだったら先に忍共を滅ぼしてこい。それができねぇんなら……今すぐ死ぬか?」

 

そして翔さんはシンにチャンスを与え、先程と同じようにそう言いました。………その言葉にシンは「人間如きが…!」と言うも翔さんに勝てないと察したのか言う通りにするしか出来ない様子でした。そして撤退する為に羅刹にも命令して呼び掛けましたが……

 

「バカかテメェ?羅刹さんはもう俺ん所に着いてんだ、もうテメェの部下でも下僕でもねぇんだよ」

 

……と、羅刹を連れて行かせないと言わんばかりにシンに言い放ちました。更には……

 

「なんだぁ?お前一人じゃ忍共を絶滅させられねぇのかよ?羅刹さんの力が無かったら何もできねぇのかよ?妖魔の総大将の割には情けねぇヤツだなテメェはww」

 

シンを煽るようにそう言い放ちました。それを聞いたシンは……

 

「忍を滅ぼした後に必ず殺してやる!!それも只じゃ殺さん!!お前の大切な存在を目の前で引き裂いてから絶望を与えて無惨に殺してやる!!」

 

……と、捨て台詞を吐き捨てながらその場を去っていきました。翔さんは小さくため息をついて殺気を放つのを止めました。

そんな翔さんに羅刹は「貴方は本当に何者なのですか…?」と力無く笑いを零していました。そんな羅刹の問いに「ちょっと凄い人間」だと答えましたが…ちょっとのどころじゃ無いんですよね………

 

……そして翔さんは私に気を遣い、殺気を浴びせてしまう事になった事を謝罪してきましたが………この時の私は…啜り泣いてしまっていました……。その事に翔さんは慌てふためき何度も謝罪をしてきましたが………確かに殺気は怖かったですが…そ、その事で泣いてた訳では無いんです………///

……そ、その……わ、私……お、お漏らしを……///し、失禁してしまっていたんです……///翔さんの殺気を浴び続け…恐怖の余りに……///それに気付いた翔さんは勿論羅刹も更に慌てふためき「貴方のせいですよ!!」と翔さんは羅刹に怒られてしまっていました。そして翔さんは私に何度も謝罪しながらもそそくさに私を小屋へと運び込みました……

 

 

 

 

 

小屋へと運び込まれ、着物と下着を取り換える私……その時もずっと啜り泣いており、翔さんに「嫌いにならないで……」と言っておりました。そんな私に翔さんは無論嫌いにならない事を言いつつも……

 

「ホント止めろよ雪不帰…お前はもっと俺の性癖を歪めるつもりかよ……」

 

………とか言ってくるんです。その証拠に翔さんのズボンは膨らんで主張していました…///……本当に酷い人です翔さんは……私の失禁で興奮されるなんて…///……でも…そんな私を受け入れてくれて………嬉しかったです…♡

…そんな私達に羅刹は「何を惚気てるんですか…」と呆れた表情を浮かべていましたが……

 

 

 

しばらくして落ち着いた頃に先程シンが言い放った翔さんの大切な存在を引き裂く……そう言っていた事を思い出し私は翔さんを心配しては声を掛けるも…

 

「心配せずとも俺の大切な存在はもう雪不帰、そして羅刹さんだけだからな。その他に失うモンなんてねぇよ」

 

……と、言っておりました。後に知った事ですが翔さんはあの伝説の半蔵の孫だったのです。そんな彼が…忍殺しになってしまえば半蔵の身も危ないのでは…?と思っておりましたが翔さんは忍殺しになった際に半蔵達とは縁を切って自分とは無関係にしたとの事でした…。………失う物は無いとは言いつつも本当は身内も大切な存在という事だったのでしょう……そういう所が翔さんの優しさなのです。しかしそれを考えると忍殺しになってからは誰の助けも借りれずにただ一人生き続けていた……という事でした。しかし今は私が傍に居ます…これからは私が翔さんを支えます…♡

 

そんな翔さんの言葉に羅刹は自分が含まれていた事に気付き疑問を浮かべていました。翔さんがそう言った理由は羅刹は私にとっては母親代わり…ある意味育ての親である為に私の身内みたいな存在であれば翔さんにとっても大切な存在であると言いました。……嬉しかった……羅刹の事とはいえ翔さんがそう思ってくれるのは…本当に嬉しい事でした…。今思えば…出会った当初と比べ、翔さんは変わったとここで改めて認識しました。

 

 

…シンが現れて数時間後……あれだけ荒れたような薄暗い赤色の空から光が差しました。どうやらシンは忍に敗れたのか空が晴れていきました。その事を誘った翔さんは「結局、妖魔シンも大した事無かったって事か……」と、呆れた様子で呟いていました。

 

………ところが突如、羅刹の体が光の粒子となって消え始めたのです。その事に私はもちろん、翔さんも驚き慌てふためきました。しかし羅刹は悟っていたのか理由を明かしました。

…妖魔シンが倒されれば妖魔は全て消えてしまうという事を………しかし私は消える様子が無い為に疑問を持つと…恐らく私は妖魔だけでなく人間の血筋を持っている為……それも恐らく人間の血の方が多く含んでいる為に消えない様子だと思う事を羅刹は言いました。……今思ってもある妖魔だけは消えなかったのでこの辺りの基準は分かりませんでしたが……。しかし羅刹は消えてしまいそうな状態である為に私と翔さんは何とか留まらせようと方法を考えましたが羅刹は既に消える覚悟ができていたのか私達に気を落とさないように呼びかけました。………翔さんには私の事をこれからも愛し、傍に居続けて欲しいことを願い、それを聞いた翔さんも羅刹に誓いました。そして私には……人間、妖魔の血筋関係なく一人の女として翔と共に幸せに生きて欲しいと願い、私も羅刹に誓いました。それを聞いた羅刹は満足そうな表情を浮かべ……

 

「……ありがとう、雪不帰……私の……私にとっても大切な…娘………そして翔……雪不帰が貴方に出会えて……本当に良かった………貴方達と過ごした日々………本当に……楽しかった……」

 

そう言い残し、羅刹は消え去ってしまいました………。羅刹が消え、私は泣き崩れました。翔さんは泣き崩れる私に寄り添いながらも…彼も涙を流していました。……彼にとっても既に羅刹は家族のような存在になっていたのでしょう……そして私と…羅刹の為にこうして涙を流してくれていた事……嬉しかった…。

 

……羅刹の消失により私はしばらくの間は立ち直れませんでした。しかし翔さんはそんな私に寄り添いながらも私が立ち直るまでずっと傍に居続けてくださいました。そんな翔さんの寄り添いもあってか私は時間が掛かりつつも何とか立ち直る事が出来ました。

 

 

 

 

 

 

羅刹や妖魔達が消え、半年ぐらいが経った頃……忍達は未だに存在はしていましたが勢力は以前と比べてかなり落ちました。元々は妖魔を滅ぼす為の存在である為にある意味目的が無くなった組織と言うべきでしょうか……。その事に翔さんももう忍の存在意義なんて無いとも言っておりました。実際まだ私達に襲い掛かる忍は居ましたが本当に数人程度の……私達の噂を知らない忍だけでしたのでその頃になると普通に生活できるくらいにはなりました。

 

 

………そしてそこから半年……シン崩壊から一年後位辺りですね……私達は居住場所を見つけました。その場所は……翔さんが暮らしていたお家でした。………幾ら色々な物を捨ててきたと言っていた翔さんでしたが……やはり思い出までは捨てられなかった様子であった為にこのお家に住む事になりました。……まぁ汚いお金ですがこのお家に住む維持費はなんとかなりそうですしもし無理そうであれば私も働いても構わない事は考えておりました。

 

………そしてしばらくして………遂に私は翔さんからプロポーズを受けました。これからもずっと……一生ずっと傍に居て欲しいと……。プロポーズしてくれる事は分かってはいてもやはり嬉しい事であり、私は涙を零しつつも笑顔でプロポーズを受けました……。こうして私と翔さんは本当の家族となりました…。

 

 

 

 

 

 

 

________________

 

 

 

 

 

………それから数年後の現在、私と翔さんは今も幸せに暮らしていました。新しい小さな家族も一人増えて……。プロポーズ後、翔さんに愛され……遂に私も妊娠して翔さんの子供を授かる事が出来ました。

翔さんの方も職を見つけ、もう追い剥ぎのように汚いお金を手にすること無くお金を稼げるようになりました。因みに就職先はと言うと……過去に妖魔に襲われていた大財閥の息子を助けたのがキッカケであり、その後それなりに交流はあったようでした。そして私達が結婚してからその人と再会…職が無い事を知っては翔さんをスカウトしてきたのです。…大財閥の職となれば安泰している為に今のお家でも問題なく生活できていました。既に忍の追手も私達に襲い来る事は無くなった為に私達は安心して暮らしていました。

 

「………可愛い寝顔ですね……♪」

 

「……そうだな………」

 

そして現在、私達は我が娘の寝顔を見守っていました。……子供の成長は本当に早い為に日々驚かされますが我が娘が成長していく姿を見ると嬉しく思いました。

 

「………………」

 

……そんな中ですが………ある視線を私は感じ取りました。翔さんの視線ですが……我が娘を見守る視線も向けていますが……それと同時に私に視線を向けておりその視線の場所は……

 

「…………貴方……見過ぎです……!///」

 

「だって仕方無いだろ?雪不帰の服越しのエロケツがあったら見ちゃうに決まってるだろ?♡」

 

……翔さんが視線を向けている場所は私のお尻であり隙あらばいつも見てきます。その事に私は少しムスッとしながらそう言うも翔さんはそう返しながらも当たり前かのように私のお尻を触り揉んできます……///

 

「………んっ…///…よくもまぁ飽きずに触ってきますよね…///」

 

「そりゃあそうよ尻フェチだし……そんでもって何よりも経産してからちょっと大きくなって余計触りたくなっちまったからよぉ…♡」

 

「………っっ……///き、気にしてる事を言わないでください…///」

 

お尻を揉み触ってくる翔さん……私が気にしている事を言ってくるので私は恥ずかしがりながらも少し怒ってそう返しました。………実際、経産してから本当にお尻は少し…大きく……///

 

「気にする必要なんて無いのに…♡その方がもっと魅力になって俺の興奮を昂ぶらせて………♡」

 

「…んひぃうぅっ!?♡///」

 

翔さんはそう言いながらもお尻を揉み続け……突然ムギュリと強く掴んだ為に私は声を上げてしまいました。

 

「…………あ〜もうダメだ…♡孕ます…♡もう一人孕ましてやる…♡」

 

「…ふぇ…!?あ、だ、ダメです貴方っ…!い、今したら本当に…♡」

 

「構わねぇよ♡孕め♡そのケツで俺の子もう一人孕め♡」

 

翔さんはそう言いながら私をお姫様抱っこしては寝室へと連れ込んでしまいました。………結婚してからは昔のように頻繁には交わる事は無かったので翔さんはその分が溜まって……我慢出来なくなってしまったのでしょう……。そんな私の制止を振り切り…私は翔さんと交わる事となってしまうのでした……。

……無論、この性行為によって後日私は翔さんの子供をもう一人孕む事となりました……///

 

 

 

 

 

……こんな感じで私は毎日楽しく、そして騒がしく暮らしておりますが忍だった頃…そして一人逃亡していた頃と比べ、私は毎日幸せを感じています。

 

………もしも翔さんと出会わなければどうなっていたのだろう……そんな考えなんてしたくない位に幸せでした。

 

 

 

 

…………だから翔さん………

 

 

 

 

………こんな私と出会ってくれて………

 

 

 

 

…………こんな私を助けてくれて………

 

 

 

 

…………こんな私を愛してくれて…………

 

 

 

 

 

………ありがとうございます………

 

 

 

 

 

………これからも…これからもずっと…末永くよろしくお願いしますね……♡

 

 

 

 

 

 




・雪不帰=この作品の語り手である人間と妖魔のハーフの女性。原作やアニメ同様上層部の非情な行いに怒り反旗を翻すも敵わずして敗走。本来の歴史であればここで羅刹と出会うのだが翔と出会った事により後の人生が大きく変わる事となった。翔の事は『忍殺し』という異名と妖魔に対しての敵対心から少し恐怖と警戒心を覚えてしまっていたが旅をして衣食住共に過ごしていく中、翔の事を知っていく内に彼に惹かれていき最終的には妖魔の血を持つ自分を受け入れてくれた事から添い遂げる事となる。当初、襲い掛かる忍や妖魔を無惨な姿にして殺す翔の姿には恐怖心を抱いたがやがては慣れていき最終的にはそんな翔に惚れ惚れしてしまう位には心は壊れた模様。また、添い遂げた後は意外にも翔を尻に敷いた様子であり結構権限を手にしていたとの事。(因みに理不尽な事は言われない為に翔も不満は無い様子である)最後のシーンでは娘が出来ていたが後にもう1人孕む事となり二児の母親となる模様。

・天崎翔=今作では忍では無い為にフルネーム。今作は忍や妖魔によって両親と更に唯依と愛依も殺されてしまっており、更にエリシアが存在しない世界線である為にかなり闇に染まってしまっており、忍も妖魔も『皆殺し』と宣言するまでに憎悪に染まってしまい忍からは『忍殺し』という異名で呼ばれるようになる。今作はそんな過去によって闇堕ちした際に色々な能力に覚醒したのか次元は切り裂いて元の世界に戻るわ修羅はワンパンだわ沁でさえも威圧で黙らせてしまう位の高ハイスペック化してしまっている。また、忍や妖魔を残虐な殺し方をし、忍の死体から追い剥ぎをしたり、偶に殺した忍のバラバラ死体を上層部に送り付けたりする等、主人公とは思えない行動をするようになる。ただ、憎む存在は忍と妖魔だけであり普通の一般人には優しく接したりはする。
…そんな彼も雪不帰と出会ってからは闇や憎しみは鳴りを潜めていき、復讐ではなく雪不帰とこれからを過ごしていきたいと願うようになり、生き方が変わる事となった。(それでも襲い掛かる忍、妖魔は容赦なく殺すが…)雪不帰と付き合い始めた頃から性を開放するようになるが案の定性癖も狂っておりアナルセックスは勿論、結構こじれたレベルの性癖をしている。(無論雪不帰に怒られ一部は封印したがアナルセックスだけは許された模様)最終的に雪不帰と籍を入れ二児の父親となりその後雪不帰とその子供たちと幸せに暮らした模様。

・羅刹=雪不帰同様運命が変わった雪不帰の育ての親のような存在である妖魔。本来であれば雪不帰とは忍に反旗を翻した後に再会するのだが運命が変わった事により再会が大幅にズレる事となり、再会した頃には雪不帰は翔と恋人同士になった頃だった。最初はそんな雪不帰を妖魔軍団に引き入れようと考えていたがその行動によって翔に殺されそうになるが雪不帰が庇った事によって事無き事となる。そして雪不帰を引き入れる事を諦め、翔と雪不帰の行く末を見届けるようになり度々彼女達の元へと上がり込んでくる。その事から翔からも『雪不帰の母親代わり』として見られるようになり友好を結んでいく事となった。最終的に沁が消滅した事によってこの世界から妖魔も消滅する事になった為に羅刹も消滅する事になってしまったが最後は雪不帰が1人の女として幸せに暮らしていける事を悟りながら満足そうに想いながら消滅していった。後に翔と雪不帰によって彼女の墓が建てられる。

・修羅=かませ。羅刹が堕落した原因となった翔と雪不帰を消すべく彼らの前に現れるが今作チートスペックとなっている翔によって永遠に黙らされてしまった。

・夜叉=原作同様夕焼と仲良く暮らしている。妖魔なのだが沁が消滅しても消滅しなかった模様。

・沁=復活した際に修羅を消滅させた翔に接触したが彼の威圧により逃げ帰る事となった。そんな彼を悔しがらせる為にこの世界の人間を滅ぼそうとしたがあすほむによって倒される。…実はというと本当は大したことなかった存在だったのかも知れない…

・シノビマスター=本来であれば雪不帰によって開催されたのだが彼女が居なくとも開催された模様。

・雪不帰に助けられた子達=月閃姉妹の事。原作同様雪不帰に助けられたが今作では翔も同行していた為に翔とも出会っている。そんな彼女達に翔は「あの程度で殺されそうになってるんだったら辞めたら忍?」と言われた為にその事が悔しさのバネとなり修行を重ね、いつか翔を見返し雪不帰にお礼をしたいという願いで頑張った。しかしその後彼女達が翔達と再会する事は無かった模様。

・あすほむ=飛鳥と焔の事。他作品同様飛鳥は翔の従妹、焔は翔の幼馴染。原作同様沁を討伐するが次元の狭間に飲まれ行方不明となる。それを翔が知る事になるのはだいぶ先だったらしい…

・忍学生達=原作同様の流れで進んでいる。…雪不帰が居なくとも意外と原作通りに進んでいた。

・忍=妖魔を倒す手段を持つ存在であり妖魔を倒せるなら老若関係なく忍の犠牲が出ても構わないと思っている酷い組織。妖魔消滅後は勢力が衰えていき、翔も何のために存在しているのかと疑問に持っている。

・大財閥の息子=過去に妖魔に襲われていた中、翔に助けられた事がキッカケで知り合う事となった人物。翔の事は『ダンナ』と呼んでいる。後に財閥の社長を継ぎ、職の無かった翔をスカウトした。ただ、社長になってからも翔の事を『ダンナ』と呼ぶ為に翔は「社長の威厳ねぇじゃねぇか…」と困っている模様。因みに養子の妹が居て過去にはある事で忌み嫌っていたが翔との出会いがキッカケで和解、その後実は翔にその妹を貰ってもらおうとしていたが既に既婚していたので残念がっていた。
また、彼が何らかの大会やら懸賞に出ると何故か必ず6位を取るという妙な体質を持つ。


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