※この作品はR-18です。

おっさんず、ダンジョン都市を攻略する   作:おっさん

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おっさんず、間違い起す。

ポーン

・これでチュートリアルを終了します

・お疲れさまでした

・以下の報酬を受け取り、奥のワープゲートからお戻りください

 

「終わったー!」

「疲れた。慣れていないのもあるけど、最初の優しい分類でこれか」

「おっさんには、きついぞ!」

「体は若いんだけどね」

 

 地面に寝ころびながら、休憩をしていると脳内に、最後のアナウンスが流れました。

 

「で、報酬と」

「宝箱って胸躍るよね」

 

 二人は、広間の中央に現れた宝箱にのろのろと近づきます。

別に警戒をしている訳では、ありません。

単純に疲れている為に、足が重いのです。

 

「そういえばさ……ゲームとかだと宝箱に罠とかあるよな」

「きょうちゃんのスキルで判断は出来るかな?」

「たぶんな……でも解除できないんだよな」

「二人でやって行くのは、無理かな?」

「仲間を募るか?」

「まぁ……定番だと、アイテムでどうにかなったりもするし、出来るところまで二人で行こうか」

 

 宝箱を開けつつも、二人は今後の話し合いをします。

なんとなく二人でやってきましたが、パーティーメンバーを増やすかどうか悩みましたが、やれるところまでは、やっていこうとなりました。

 

「おいおいだな……と、ご褒美は」

「見た事あるポーションと、見た事の無いポーションが二つ」

「それと……ポーチ?」

「んー?」

 

 中身は、回復剤が幾つかと謎のポーションが二つ。

そして、腰に付けるためのポーチが二つでした。

 

「ポーションはいいとして……ポーチは」

「普通な訳ないよね。これ、『アイテム・ストレージ(空間収納)』だ」

 

スキル:『アイテム・ストレージ(空間収納)』

【ランク】:一般生活・補助スキル

 

【内容】:

異次元空間に、物理的なアイテムを出し入れする「個人用収納庫」を生成する能力。

 

物理的容量の無視:

見た目のサイズに関係なく、特定の総重量または容量上限までアイテムを保管可能。冒険者は装備やポーション、食料をすべてこの空間に入れておけるため、身軽な状態でダンジョン探索が可能となる。

 

状態固定:

収納されたアイテムは、時間が経過しても劣化や腐敗が進まない(スキルレベルに依存する場合が多い)。食料やポーションの品質維持に不可欠。

 

即時取り出し:

意識するだけで瞬時にアイテムを呼び出せる。戦闘中に素早くポーションを使用したり、予備の武器に切り替えたりする際に大きなアドバンテージとなる。

 

「……劣化版?」

「本物と同じかな?観察眼がないから、分からないな」

「一応、スキルと違って、このポーチを紛失すれば中身も取り出せなくなるし……劣化版かな?」

「まぁ……ポーションの類が全部入るし、食料袋として役に立ちそうだ」

「これで道中に捨ててた。モンスタードロップ品も回収出来るね」

 

 試しに、持っている物と手に入れた報酬を一つのポーチに全て収納してみます。

すると、全てが収まりました。

重さもポーチの時と変わらず、便利です。

 

「最初の報酬でこれか……」

「いいね。流石に食料の大量に入ったリュックを持っての冒険は嫌だしね」

「みちゃんは体力ないしな、助かるな」

「そういうこと……そして、もう限界だから負ぶってくれ」

「……まじか」

 

 体力に才能を振っていない為に、レベルアップの補正もないので瑞樹の体力は、体型通りの体力しかありません。

ワープゲートまで歩くのにすら、精神的な疲労と体力的な疲労のダブルパンチで、もはや出来ませんでした。

 

「っ……」

「うはー……汗くせー」

「なら、降りるか?」

「それは無理……もう気分が落ち込んで、落ち込んで」

 

 なんて事も無い会話に思えますが、京助の心内は、先ほどの戦闘と比較出来ないほどに緊張していました。

瑞樹を負んぶしたのはいいのですが、彼女(彼)の服装はスリットも入っていない和服であり、足があまり開きません。

そんな彼女(彼)を負んぶするという事は、バランスを取る為に足の付け根……お尻の部分を掴むしかありませんでした。

年端もいかぬ少女の体の太ももを掴み、手の甲が柔らかいお尻に当たります。

瑞樹は、疲れのせいか恥ずかしさよりも、楽を優先しています。

京助は今の瑞樹の姿を思い出して、息子が反応してしまい、元の中年おじさんを思い出しては気分が落ち込みました。

天国と地獄を味わいつつも足を進めるのでした。

 

 

 

 

☆★★☆☆★★☆

 

 

 

 

「ここまでな」

「えー……」

 

 ワープゲートに入り、目を明けるとそこはダンジョンの入口に似たような場所でした。

目の前には扉があり、そこから、外を覗くとギルドに繋がっているのが分かります。

京助は、そこで瑞樹を降ろして、そういいました。

流石に、この人々の中を負んぶしたまま歩くのは、許容範囲外でした。

 

「はぁ……休みたいけど、お風呂も入りたい」

「『ポータブル温泉キット』を使うか?」

「そうしようぜ。流石に風呂桶に溜めたお湯だけじゃ無理」

 

 扉を開けて、だらだらと外に出ます。

暗く、埃っぽい上に、必死に体を動かしたので京助は、散々な汚れ具合でした。

唯一、『外見固定(パーマネント・ビューティー)』を持つ、瑞樹だけはダンジョンに突入する前と同じ綺麗さです。

汗もかかなければ、服の汚れもありません。

それを少しだけ、京助は羨ましくありながらも、カウンターで踏破したことを報告した後に、階段を昇って部屋に戻りました。

 

「風呂入ろうぜ」

「分かってるって……えーと、こうか」

 

 部屋に戻ると、京助は先ほどのポーチから風呂敷包みのアイテムを取り出します。

そして、それに魔力を通して部屋の中央に敷くと、「ポンッ」と音と共に木桶の浴槽が出来ました。

 

 

アイテム:『ポータブル温泉キット』

【ランク】:レア補助アイテム

 

【内容】:

「魔石(熱源)」と「循環浄化フィルター」が組み込まれた、折り畳み式の魔法布製の浴槽。広げて魔力を流し込み、特定の場所に設置することで、ダンジョンの隠し部屋やセーフティゾーンを一瞬で「天然温泉」へと変貌させる。

 

魔力湯沸かし機能:

設定した温度を一定に保つ魔法が組み込まれており、汲み上げた水が瞬時に適温の温泉に変わる。効能は設置場所の土壌や水質に依存するが、疲労回復と筋肉の緩和には特筆すべき効果がある。

 

浄化・再循環サイクル:

一度張ったお湯はフィルターを通じて常に浄化・循環されるため、水を変えずに使用可能。ダンジョンという過酷な環境において、衛生環境を維持する最強のライフライン。

流れた水や湯気は、瞬時に消えて浄化のち、循環される為、水自体が減らない。

 

折り畳み式・超軽量:

収納時は片手で持てる小さな風呂敷包みサイズ。使用時は魔力を注ぐと展開され、二人で入っても余裕があるサイズにまで拡張される。

 

 

「……すげー便利」

「うはー……風呂だ。風呂!」

「え?」

 

 自分で選んだ中でも、一番嬉しいかもしれないと京助は思いました。

何しろ、一層目の街では、シャワーもなく、小さな桶にお湯を溜めた物しかなかったのです。

それが、京助達だけは、お風呂に入る事が可能なのでした。

 

 最初は浴槽に水を張らないといけない為、少し大変でしたが、用意が出来た時は感無量でした。

そんなこんなで喜びに満ちていると、瑞樹が待ちきれないと服を脱ぎ始めます。

瑞樹は、自分が少女であることに未だに慣れておらず、何時ものように行動をしてしまいます。

京助は、そんな瑞樹を見て硬直してしまいました。

確かに前世では、裸の付き合いというか、あくまで友人の付き合いで、温泉に一緒に入る事はありました。

 

「ちょ!?」

「あっ……」

 

 しかし、今の瑞樹はむさくるしい中年おじさんでなく、可憐な美少女であり、異性の体を持っています。

京助の目の前には、白い陶器のような肌に、丸みを帯びた綺麗なお尻がありました。

瑞樹は、京助の声に振り向き、彼の顔が耳まで真っ赤になってるのを見て、今の状態を理解しました。

そして、「あー」や「うー」と言って、考えました。

 

「と、とりあえず、きょうちゃんも入ろうぜ!」

「え……あ……いや」

 

 流石に、京助を外に追い出すのは可哀想と思って、そう誘いました。

何しろ、京助は、前衛で汚れや汗だくとなって、盾となり頑張っていたからです。

そして、瑞樹自身は、譲る気がありません。

そうなると、混浴しか道はありませんでした。

元より、この先、こういう事もあるだろうと、それが早いだけとも思っての考えもあります。

 

「……だ、大丈夫か?」

「ほらほら、きょうちゃんも疲れてるだろ?流石に追い出すのはな」

「お……おぅ、で、出来れば前を隠して貰えると」

「……わかった」

 

 何とも気まずい雰囲気に、二人は居心地が悪くなるも、お風呂に浸かることにします。

 

「あぁ……いいわ」

「あー……癒される」

 

 といっても、お風呂に入ってしまえば、二人の頭には性欲の二文字は一時的に消え去りました。

温度も熱くなく、じんわりと体が温まって行きます。

疲れた体には、特効薬で、二人はだらしない表情となりました。

 

 湯船の縁に肩まで浸かり、二人はしばし天井を見上げて固まっていました。

 

「……あのさ」

「なに?」

 

 湯気の向こうから聞こえる瑞樹の声は、相変わらず淡々としています。

しかし、今の状況はあまりに特異でした。

京助は、必死に視線を泳がせ、湯船の縁の木目だけを凝視します。

 

「これ……おっさん同士なら、肩の凝り方とか愚痴言い合って終わるんだけどね」

「そうだな。今はどう見ても、『温泉に入ってる美少女と、その横にいるむさ苦しいおっさん』に見えるな。犯罪だな」

 

 瑞樹は、前を隠した状態で湯船に腰を下ろすと、少しだけ身体を伸ばしました。

その拍子に、湯面から白い肩がさらりと露わになります。

濡れた髪が瑞樹の頬に張り付き、それがまた、否応なしに「彼女(彼)」の美しさを強調していました。

 

「……きょうちゃん、顔、赤いよ」

「うるせぇ」

 

 京助が視線を逸らしたまま、ボソリと呟きます。

すると、瑞樹が小さく笑い声を立てました。

その音すら、今の京助の耳には、心臓を跳ねさせる刺激として届きます。

 

「別に、気にしなくていいよ。俺の中身は、『同士』だからね。見たい気持ちは分かるよ」

「お前、開き直ってないか?」

「開き直るしかないでしょ。せっかくの温泉なんだから。それとも、やっぱり外に出た方がいい?」

 

 瑞樹が小首を傾げます。

その仕草に、京助は先ほど感じた「天国と地獄」の地獄側――つまり、猛烈な背徳感と、それを凌駕する衝動に襲われました。

自分の息子もまた、この過酷な異世界で、持ち主の理性とは裏腹に正直に反応を示しています。

 

「……そのまま、そこでじっとしててくれ」

「はっはっは、了解。あ、そういえば、報酬の『謎のポーション』、あの中に二本混ざってたよね」

 

 瑞樹が湯船の縁に置いてあったポーチから報酬の小瓶を取り出して、濡れた指先でちょいちょいと指差します。

 

「鑑定眼取っておけば良かったかな?」

「……鑑定ぐらいなら、下で出来ると思うけどな」

 

 京助は、自分の理性を保つために、あえてその「謎のポーション」を手に取りました。

湯気の中で輝く、淡い琥珀色の液体。

 

「さて、これは一体何に使うものなのやら」

 

 京助は、湯船の縁でポーションを掲げながら、隣に座る「美少女の相棒」に問いかけます。

気まずい沈黙の裏で、二人の間には少しずつ、ただの「おっさん同士」では決して生まれなかった、奇妙な気持ちが徐々に浸食していきました。

 

 

 

 

☆★★☆☆★★☆

 

 

 

 

 

「あっさりと判明したな」

「あっさりな」

 

 それからお風呂に上がり、浴槽の下にあった風呂敷を引っ張れば、そこには元から何もなかったように浴槽が消えました。

そして、服に着替えて、食事がてら謎のポーションについて情報収集をしました。

その結果、いろんな事が分かります。

 

「やっぱり劣化版だったな。このポーチ」

「そうだね。それでも無いよりもましだけど」

 

 

 魔導収縮ポーチ(通称:『半人前(ハーフ・バッグ)』)

【内容】:

「空間拡張」を成功させるための試作段階で作られた、不完全な収納具。完全な『ストレージ』には及ばないが、使い方次第で冒険者の命を繋ぐ、愛着の湧く一品。

 

物理的容量の無視:

見た目のサイズに関係なく、特定の容量上限までアイテムを保管可能。冒険者は装備やポーション、食料をすべてこの空間に入れておけるため、身軽な状態でダンジョン探索が可能となる。個数制限があり、このポーチの制限は一種類につき五個で、種類の上限は十種類である。

 

状態固定なし:

収納されたアイテムは、スキルと違い時間経過で劣化や腐敗が進む。

 

 

「一応は、スキルの方が上位版ってことか」

「こっちはポーチを紛失したら中身ごとさようならだし。扱いには注意しないと」

 

 二人は一階の酒場で椅子にだらりと体を預け、休憩を取っています。

先ほど、酒場のカウンターで鑑定の可否を尋ねた際、受付嬢は「持ち込みで良ければ」と快く引き受けてくれました。

料金も一つ十クレドと破格の安さだったため、二人は早速鑑定を依頼したのです。

 

「問題はこっちのポーションだよな」

「まさか……ただのお酒だったとは」

 

 そして――少し前にカウンターで、受付嬢から結果を聞かされた時のことを二人は思い出していました。

 

 

 

 ポーチの鑑定後、二人が差し出したポーションを受付嬢が一瞥すると、少しだけ呆れたような、それでいて温かい笑みを浮かべてポーションの説明をしてくれます。

 

「それは……『古の休息(エンシェント・レスト)』という名のお酒ですね。ダンジョン踏破の記念品として極稀に出る、いわゆる神様からのプレゼントです」

 

 

神酒:『古の休息(エンシェント・レスト)』

【ランク】:神話級・飲料アイテム

 

【内容】:

神々がダンジョンを踏破した冒険者に与える、極上の琥珀色の蒸留酒。

神々の晩餐会で供される銘酒を、人間が飲めるように極限まで希釈したもの。

 

「元気一杯」:

飲んだ瞬間、全身の疲労が霧散し、魔力や気力が活性化する。どんなに深刻な筋肉痛や精神的な落ち込みも、この酒を一口含めば「明日も戦える」という圧倒的な活力がみなぎる。

 

隠された真実:【極・催淫効果】

この酒は、神々の間で「愛の潤滑油」として知られる超強力な媚薬。人間が摂取した場合、心身の疲労回復と同時に、抑圧された性衝動を極限まで引き上げるという副作用がある。

 

 それを聞いた二人は顔を見合わせます。

冒険者としての初仕事で、神の目に留まるような何かを成し得たのかと思ったのです。

 

「神様からの贈り物が、酒て……逆では?」

「おっさん歓喜だね。……あ、俺もか」

「贈り物は、他にもありますよ」

 

 受付嬢がそういって、さらに奥から箱を取り出しました。

中に入っていたのは、見るからに質の良さそうな「ワンショットグラス」二つと、香り高い「燻製肉」の塊でした。

 

「神々が、あなた方の「最初の踏破」を高く評価したそうです」

 

 それを聞いた京助は、天を仰いで小さくため息をつきました。

神々には、自分たちの死闘も、風呂場での気まずいやり取りも、すべて筒抜けだったようです。

 

 という事もあり、その夜。

部屋に戻った二人は、さっそく神々の贈り物を使って「二次会」を開くことにしました。

ポータブル温泉キットを片付け、宿の粗末なテーブルにグラスを並べます。

 

「かんぱーい」

「おぅ……生き返る」

 

 グラスに注いだ琥珀色の液体が、ノドを通る瞬間に熱いほど広がります。

添えられた燻製肉をナイフで削ぎ、口に運ぶと、芳醇な肉の旨味が口いっぱいに広がりました。

 

「うっま!」

「うはー……飲みやすいけど、これ絶対、度数高い奴」

「ワンショットグラスをくれる程だしな」

「それにしても、この量に対して「一日一杯推奨」か……飲み干すのにどれだけかかるやら」

 

 近くにある、瑞樹は琥珀色のお酒を揺らし、京助はこれからの晩酌が楽しみになると笑います。

 

「あははは」

「うはー……気分が良いな」

 

 

 

 

 

……………………………

……………………

………………

 

 

 

 

 

「……うん?」

 

 京助がふと意識を取り戻すと、部屋は深い闇に包まれていました。

窓から差し込む銀色の月明かりだけが、淀んだ空気をぼんやりと照らしています。

いつの間にこんな時間になったのか。

京助はまどろむ頭で不思議に思いつつ、何が起きていたのかを探るように、自分の腰を無意識に前後させていました。

 

「っ……はぁ、あっあっ♡」

「んー……」

 

 ぼんやりとする頭で、今まで何をしていたのかと考えます。

 

(あー……確か、瑞樹とお酒を飲んで……それから……なんだっけか)

「んんん~~~っ♡」

(――あ、そうか。酒だ)

 

 ようやく記憶の断片が繋がりました。

あの琥珀色の酒、神の与えた「休息」。

それを、瑞樹と一緒に飲んでいたのです。

そこまで思い出して、京助は妙に下半身が熱く、腰のあたりに得も言われぬ心地よい痺れが走っていることに気づきます。

ぼんやりとした頭で、自分が何をしているのかを確認しようと視線を下へ落としました。

 

 そこに映っていたのは、信じがたい光景でした。

京助は、裸の小さな少女の腰を力強く掴み、その秘部に己の一物を深く埋め込み、激しく腰を打ち付けていたのです。

 

(――夢か)

「おっおっ♡っおぉ~~~♡」

 

 理性がそう結論づけました。

現実の自分に、これほど可憐な少女を抱く機会などあるはずがありません。

これは、あのお酒が見せている極上の夢に違いないのです。

そう納得すると、京助の最後のタガが外れました。

夢ならば、欲望のままにすべてをさらけ出せばいい。

京助は迷いを捨て、遠慮なく腰を振り続けました。

少女の口から漏れる甘い喘ぎ声が、背徳感とともに彼の快楽を加速させます。

 

 やがて、絶頂の波が押し寄せました。

一気に突き抜けるような衝動に任せて射精すると、抱きしめていた少女の華奢な体が大きくビクンと震え、そのまま力なくベッドに倒れ込みます。

繋がれていた場所が離れる際、とろりとした精液が白い糸を引き、二人の間を繋ぎました。

 

「あっ♡あっ……♡」

 

 その光景を見て、京助はなおも「本当に夢だな」と独りごちます。

興奮は収まるどころか、むしろ熱を増していました。

彼はそのまま少女の体に覆いかぶさると、再び一物をその中心へと押し込み、荒々しく腰を動かし始めました。

 

「あ~~~っ♡きもち、いぃ♡こ、これ……だめ、なやつ♡」

 

 打ち付けるたびに、少女の喉が引き絞られたような喘ぎ声を上げます。

そのとき、耳元で「きょうちゃん」と、妙に聞き覚えのある声が聞こえたような気がしました。

けれど、その言葉の正体を探るより先に、京助の意識は深い泥の中へと沈んでいきました。

 

 

 

 

 

……………………………

……………………

………………

 

 

 

 

 

 

「……」

「……」

 

 二人は同時に起床しました。

既に日が昇っており、窓からは眩しい朝日が、部屋を照らしています。

そんな中、何故か同じベッドで寝ていた二人は、ぼーとする頭で自分を見て、相手を見て、もう一度自分の裸を見ました。

 

「……なぁ」

「……なに」

 

 次第に状況を理解し合い、互いに顔を真っ青にしました。

ガクガクとロボットの様な動きで、京助は、隣で寝ていた瑞樹を見て、お酒の瓶を指さして、それから何度も自分と瑞樹を指差します。

 

「元気一杯ってそういこと?」

 

 そんな京助を見て、瑞樹は一息つくと自分の股の間を触り、べっとりとした白い液体を手にします。

その瞬間、京助は、この世の終わりの様な顔をして土下座をしました。

 

「あー……神々に遊ばれたのか……」

「……ごめんなさい」

 

 京助とは対照的に、瑞樹の方はまだ冷静でした。

彼女(彼)は元の身体からこの姿に変わった際、こうした状況も起こり得ることとして、心の中で覚悟を決めていました。

興味もありました。

 

「とりあえずさ。きょうちゃん……『ポータブル温泉キット』で体でも洗おうぜ?」

 

 逆に覚悟を持っていなかった京助は、瑞樹から見て可哀想な位に震えてました。

そんな、巻き込まれてしまった京助に瑞樹は、「どうやってメンタルを回復させようか」と考えました。




神酒:『古の休息(エンシェント・レスト)』
【ランク】:神話級・飲料アイテム

【内容】:
神々がダンジョンを踏破した冒険者に与える、極上の琥珀色の蒸留酒。
神々の晩餐会で供される銘酒を、人間が飲めるように極限まで希釈したもの。

「元気一杯」:
飲んだ瞬間、全身の疲労が霧散し、魔力や気力が活性化する。どんなに深刻な筋肉痛や精神的な落ち込みも、この酒を一口含めば「明日も戦える」という圧倒的な活力がみなぎる。

隠された真実:【極・催淫効果】
この酒は、神々の間で「愛の潤滑油」として知られる超強力な媚薬。人間が摂取した場合、心身の疲労回復と同時に、抑圧された性衝動を極限まで引き上げるという副作用がある。

<誤って使用してしまった人々の感想>
熟練の騎士<三十歳・男性>
「相方が男性で「地獄だった」。いいか……絶対に異性といる時にだけ飲めよ?俺のようになるな……」

初心者魔術師<二十一歳・女性>
「いい気分になるし、次の日には怪我とかも治ってるから、使い勝手は最高。ただし、一人で飲まないこと……一人だと……」

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