【姫君を囲う檻】
薄暗い地下室の空気は冷たく湿っていた
土の匂いと古い木材の香りが混ざり合い、そこに新しい汗の匂いが加わっている
“あなた”は汗ばんだ額を拭いながら、目の前の光景に満足げな笑みを浮かべた
四肢を拘束されベッドに横たわる少女——
プレシア・ゼノサキスはまだ意識を取り戻していない
金色の柔らかな髪がシーツに広がり、無防備な寝顔は天使のように愛らしかった
まだ幼い…未成熟の蕾を思わせる少女だ
「ほんまに可愛らしい子やなぁ……」
“あなた”は低い声で呟いた
「リューネ、よくやってくれた」
リューネは忠実な犬のように跪き、笑顔を見せた
「えへへ、当然だよ、〇〇様。この子もあたしの姉妹奴隷メイドになるんだね」
かつて調教中に激しく抵抗し怒りをあらわにしていた彼女の声は
今は“あなた”に対する深い愛情と忠誠の色合いだけが残されていた
かつての彼女なら考えられないような恭順ぶりだ
「あいつ、マサキが何ヶ月も留守にするんやろ?その間に……」
“あなた”の指がプレシアの柔らかな頬を撫でる
「この子の全部をわいのもんにするんや」
「〇〇様、もうすぐ起きるかもしれないよ?」
リューネが注意深く言った
「せやな、そしたらまずは……お目覚めの挨拶からやな」
“あなた”は舌舐めずりをしながら、粘着質な視線をプレシアに送っていた
【初めての屈服】
「…んっ…?…え?」
プレシアが目を覚ました時、そこは見知らぬ地下室だった
いや、見覚えはある——確かに自分の家の地下だ
だがなぜ自分がここにいるのか理解できない
何があったか思い出そうとする
確か、リューネが急に家に訪ねてきて話をしていたはず…
「うっ……!」
身動きしようとして痛みを感じる
四肢を手錠で拘束されていた
「えっ!?なにこれ!」
あり得ない事態に驚愕して叫ぶ
「ほぉ、目ぇ覚めたみたいやな」
低い声と共に現れたのは、肥満体の中年男——“あなた”だった
「あなた……誰?こっちにこないで!」
恐怖に震えるプレシアの声を聞きつけたかのように、別の人物が現れた
それはプレシアがとても信頼している存在——リューネだった
「リューネ!助けて!お願い!」
プレシアの目に希望が灯る
しかしリューネは微笑むだけで、“あなた”に歩み寄るとその太った腰に腕を回し
甘い吐息と共に唇を重ねた
「あぁ、〇〇様♡今日もキスおいしい…」
信じられない光景にプレシアの目が大きく見開かれる
「嘘……リューネ、何してるの……?」
リューネは振り返り、彼女の良く知っている、明るく快活な表情で告げた
「大丈夫だよ、プレシア。これから私と同じ幸せを教えてあげるよ」
注射器を持ったリューネがプレシアに近づき、針を首筋に突き刺す
「ひゃっ!?」
液体が体内に注ぎ込まれ、プレシアは力なくうなだれた
何かが体の中に入ってくる
だがそれはとても暖かく害意を一切感じられない存在だった
その正体は、リューネ自身を構成するマシンセル
最初にリューネの調教に使われたものとは異なり
彼女自身の意志がはっきりと宿ったマシンセルは
可愛い未来の妹分をできるだけ苦しませないように
優しく“奴隷メイド”に導こうとしていた
マシンセルが行き渡ると、“あなた”は特製のスープを持ってきた
「ほれ、今日のご飯やで」
皿にはヨーグルトと蜂蜜、そして奇妙な液体が沈殿している
プレシアは必死に首を振った
「そんなもの食べるわけないじゃない!」
“あなた”が苦笑すると、代わりにリューネが前に出た
「じゃあ、こうしましょ」
リューネは一口スープを含むと、プレシアの顎を掴み、強引に唇を重ねた
「んー!?」
びっくりして目を白黒させるプレシア
二人の間で粘つく音が響き、プレシアの喉が反射的に動く
初めてのキスがこんな形で奪われた衝撃で、彼女の思考は混乱していた
「どう?美味しいでしょ?」
リューネは妖艶に微笑む
リューネの唾液入りスープを飲み込んでしまったプレシアを見て
“あなた”は満足げに頷いた
「どや、おいしかったか?このスープの残りはどうする?」
「リューネに食べさせてもらうか、わいに食べさせてもらうか」
信じていたリューネの裏切りにショックを受けたプレシアは
「リューネは…嫌…」と呟いた
「ほな、わいがええんやな?ほらお口開けて」
口の中に突っ込まれるスプーンを力なく受け入れ、残りを全て飲み込まされてしまった
「よっしゃ、よう頑張ったな」
頭を撫でる手を払い除けようと試みるが、手錠の鎖が虚しく鳴るだけだった
地下室から二人が出ていくと、プレシアのお腹から不穏な音が鳴り始めた
最初は違和感程度だったが、すぐに激しい腹痛に変わった
当然ながら、“あなた”の尿と精液を異物として胃や腸が拒絶したのだ
「うぅ……おなか痛い……」
ゴロゴロゴロ…ブビュ!ブビュルルルル!
肛門から下痢が勢いよく発射され
ベッドシーツが急速に温かく濡れていく
プレシアは震える肩で嗚咽を堪えた
こんなことが起こるなんて想像もしていなかった
そしてその一部始終を、“あなた”とリューネがモニター越しに見ていたことも知らなかった…
「見て、〇〇様♡あの子、泣いてる」
リューネが懐かしそうに笑顔を見せる
「私がそうだったみたいに、これも〇〇様との大切な思い出になるの」
その瞳は未来の可愛い妹メイドへの純粋な好意に溢れていた
翌朝、“あなた”が部屋に入った時、プレシアは泣き腫らした目で睨みつけていた
「うわ、うんちのおもらしシーツや!きったないなぁ!」
“あなた”は汚れたシーツを掲げ、大笑いした
「ひどい……」
プレシアの声はかすれていた
「何を言うてんねん。これは『奴隷メイド教育』や」
リューネが傍らに立ち、プレシアの頬をそっと撫でた
「大丈夫、私と同じになれば辛くなくなるから」
プレシアは得体の知れない怪物を見る目で二人を見ていた
この地下室はただの牢獄ではない
新しい人生が始まる場所なのだと、彼女の直感が囁いていた……