奉仕種族に転生したら変態お嬢様に飼われることになった件 作:もんも♡
学園の昼休み。
僕は今、ちょっとした人気者になっていた。
「きみがカタリナ様の新しいファム?」
「わー、小柄でかわいいー!」
「触っていい?」
公爵邸のメイドたちと同じ現象が起きている。人間という種族は、奉仕種族を見るととりあえず触りたくなるようにできているのかもしれない。
まぁ、見た目は可愛いからね、しょうがないね。
その時だった。
「ショコラ、こっちこっち!」
声の方を向くとファムの女の子が手を振っていた。彼女の周りにも数人のファムが集まっている。どうやらここが「ファムのたまり場」らしい。
「ちょっと行ってきます」
女子生徒たちに一礼して、僕はファムの輪に加わった。
「いらっしゃい、ショコラ。私はミルフィ。こっちがパウロ、あっちがリゼ」
ミルフィと名乗った女の子のファムが、にこにこと仲間を紹介してくれる。彼女は僕より頭ひとつ分小さくて、たぶん見た目は八歳ぐらい。でも話し方の落ち着きからして、実年齢は軽く百歳超えだろう。
「よろしく。僕はショコラ。里を出たばかりで、わからないことだらけです」
「二十歳? じゃあ生まれたての赤ちゃんみたいなものだね」
パウロと呼ばれた男の子のファムが笑った。金髪碧眼で、見た目は十歳ぐらい。でも声には二百歳ぐらいの重みがある。
「どの里から来たの?」
「東の隠れ里です」
「ああ、あそこか。東の里はお世話魔法の教育が厳しいって聞くよ」
「はい、まあ……それなりに」
「西の里は料理が得意でね。僕は西の出身。もう二百五十年やってる」
二百五十年。ロロさんには及ばないけど、それでも僕の十倍以上だ。
「私は南の里。三百歳ちょっと」
ミルフィが軽く言う。
「中央の大里。五百歳」
寡黙そうなリゼがぼそり。
(みんな年上すぎる……!!)
この学園のファムは全員が大先輩だった。そりゃそうか。寿命千年の種族だ。二十歳の僕は二十人に一人の赤ちゃんポジションだ。
「それでね、ショコラ」
ミルフィが声をひそめた。
「さっきも言ったけど、きみのご主人様、この学園のファムの間では有名人だからね」
「いや、さっき聞きました。トイレからすごい声が聞こえるって」
「あれ、本当だからね」
「購買部に媚薬入り紅茶を注文した話も」
「あれ、本当だからね」
「保健室で性欲の相談をした話も」
「あれ、本当だからね」
ミルフィは真顔で三回うなずいた。つまり全部ガチらしい。
「でも、きみが来てからカタリナ様、ちょっと落ち着いてるみたい」
「……そうなんですか?」
「うん。前はもっとピリピリしてた。授業中もずっと貧乏ゆすりしてたし」
「それただの集中力切れじゃ」
「それがね、今日は一度も貧乏ゆすりしてないの。たぶん、きみのおかげ」
ミルフィはにこっと笑った。
「きみ、すごいよ。あのカタリナ様の機嫌をよくできるなんて」
「……」
原因はわかっている。
昨夜三十回イかせたし、朝もやったし。
それでとりあえず性欲ゲージが一定値を下回ってるんだろう。例のエロステータス表示を思い出す。
『完全再充填まで推定4時間』。そろそろ限界が近いかもしれない。
そのときだった。
「ショコラ」
後ろから声。
振り返ると、教室の入り口にカタリナお嬢様が立っていた。聖母のような微笑みを浮かべて。
「ちょっと、お手洗いに付き合ってくださる?」
来た。
ついに来た。
ファムたちの視線が一斉に僕に突き刺さる。ミルフィの目が「がんばって」と語っていた。
「……はい、ご主人様」
僕はゆっくりと立ち上がった。
学園のトイレは、校舎の端のほうにあった。
清潔なタイル張りの廊下を抜けた先に、女子トイレの入り口。お嬢様はまるで散歩にでも行くような足取りで、その中へと僕を招き入れた。
「お嬢様、これって……」
「なぁに?」
「異性のファムがトイレについてくるのって、この学園では普通なんですか?」
「いいえ、まったく」
即答だった。
「そもそもファムをトイレに連れ込むこと自体が校則で禁止されてますわ」
「知ってたんですか」
「知ってますわよ。校則はすべて暗記してますもの」
「じゃあなんで」
「校則なんて破るためにあるに決まってるじゃないの」
眩しいぐらいの笑顔だった。
そういうことじゃないんだよなぁ。
「さあ、こちらですわ」
お嬢様が案内したのは、一番奥の個室だった。
中に入ってみて、まずその広さに驚く。
(……なんで個室がこんなに広いんだろう?)
通常のトイレ個室の三倍はある。車椅子対応と説明されても納得できるレベル。でも明らかに違う。壁には謎の魔法陣が刻まれていて、ほのかに光っている。
「この個室、わたくしが入学と同時に改装しましたの」
「個人で?」
「ええ。『寄付』という形でね。防音魔法を三重がけにして、鍵も特注の魔法錠。照明も調節可能。ちょっとした隠れ家ですわ」
(学園に何を作ってるんですかこの人)
「名付けて『いつでもおまんこ舐め放題リバーサイドルーム』」
「リバーサイドってなんですか」
「なんとなくですわ」
この人、ネーミングセンスの出どころが全部「なんとなく」なの、逆にすごい。
ていうかなんですかって聞いてるのになんとなくってどういう返答だ。
「さて、それじゃあ……」
お嬢様は慣れた手つきでスカートをたくし上げた。白い下着を膝まで下ろして、便座に腰掛ける。
露わになる、淡い金色の茂み。その下の、もうすでに濡れ始めている桃色の肉びら。
「お嬢様、ここは学園です。ひとつだけ約束してください」
「なにかしら」
「声を抑えてください。絶対です」
「任せなさい」
お嬢様は胸を張った。
「わたくしほどになると、声も完璧に抑えることができますわ。普段から『氷の白百合』を演じているんですもの。感情のコントロールなんて朝飯前ですわ」
「本当ですか?」
「本当ですわ。これまで何年、この防音個室で耐え忍んできたと思ってますの」
(いや、防音個室なら声出しても平気だっただけでは?)
防音魔法は三重がけらしいが、それでも個室の外には女子生徒たちが普通にいる。絶対にバレてはいけない。
「では、ご奉仕させていただきます」
僕はお嬢様の前に膝をついた。
そしてそっと、舌を伸ばして──
ぺろっ……♡
「────っ♡」
お嬢様は必死に口を押さえた。目がすでにとろんとしてる。
(お、今回は抑えてる)
僕は安心して、もう一度。
ぬるり……っ♡
大陰唇の表面を、舌全体でなぞる。
お嬢様の愛液が、すでにとろりと溢れている。どうやら今日は発情が早い。朝のお風呂で五回イかせたけど、もう性欲ゲージが再充填されてるんだろう。
れろっ……♡ ぺろぺろっ……♡
小陰唇のひだを一枚一枚、舌でめくっていく。
膣口に舌先が触れると、くちゅっ……♡ と小さな水音。
「んっ……♡ んっ……♡ んっ……♡」
お嬢様は両手で口を押さえたまま、必死に耐えている。
(いいぞ、このまま静かに──)
そう思って、僕はクリトリスに舌を這わせた。
包皮の上から、そっと。
れりょ……っ♡
「んお゛゛っっ!?!?!?!?♡♡♡♡♡」
轟いた。
三重防音魔法を貫通して、轟いた。
外の手洗い場のあたりから、複数の声が聞こえる。
「今の声なに?」
「またカエルの幽霊かな……」
「このトイレ、ときどきすごいのが出るんだよね」
(カエルの幽霊!?)
それはそれで既に噂になってるのか。ていうか「これまでも何度もあった」みたいな口ぶりじゃないか。
「お嬢様、声抑えるって言ったじゃないですか!!」
僕は小声で抗議した。
「ご、ごめんなさい……っ♡ でも今の、クリトリスに舌が当たったのがいけなくて……っ♡」
「一回目ですよまだ!?」
「クリトリス、朝からずっと疼いてて……っ♡ お風呂で五回イッただけじゃ足りなくて……っ♡」
「五回で足りないとかどこのモンスターですか」
「あなたのご主人様ですわ……っ♡」
誇らしげに言うな。
「とにかく、続けますけど、次こそ声抑えてくださいよ」
「ええ……っ♡ 次は絶対に……っ♡」
僕はもう一度クリトリスに舌を這わせた。今度はさらにそっと。
れりょっ……♡
「ん゛ぉ゛っっ!!!!♡♡♡ だめ、だめ、クリトリス、クリトリスだめぇ……っ♡♡」
外がざわつく。
「やっぱりカエルの幽霊だよこれ」
「けっこう頻繁に出るよね」
「保健室の先生に言ったほうがいいのかな」
「あの幽霊、毎回おんなじ声なんだよな……」
(なんかもう正体バレてるんじゃないか……?)
「お嬢様、声!! 声!!」
「ら、らってぇ……っ♡ くりとりすばっかり、くりとりすばっかりぃ……っ♡♡」
「じゃあクリトリスやめますから!!」
「や、やめないでぇ……っ♡ やめないで、やめないでもっとしてぇ……っ♡♡」
どっちだ。
僕は仕方なく、クリトリスを避けて、今度は膣口を舐めることにした。
ぬちゅ……っ♡ くちゅくちゅ……っ♡
「んぅっ……♡ んっ……♡ んっ……♡」
今度はなんとか耐えてる。でも身体は正直だ。膣口からはさっきよりもずっと多くの蜜が溢れて、僕の顎を濡らしていく。
(おしっこが出たくなるまで、だったよな)
ていうかこの蜜の量、もうおしっこよりも多いんじゃないか。
でもご主人様の命令だ。僕は奉仕を続ける。
れろれろっ……♡ じゅるっ……♡ ぬちゅぬちゅ……っ♡
「んっ……♡ んぅっ……♡ あっ……♡」
声は小さい。耐えてる。
でもその分、身体の反応がすごい。
膣口がひくひくして、愛液がとめどなく溢れて、太腿の内側を伝って便座に染みを作っていく。
そして。
「…………っ♡ ショコラ……っ♡ そのまま、そのままぁ……っ♡ わたくし、ちょっと……っ♡」
びくんっ♡♡ びくんびくんっ♡♡
声は抑えたまま、お嬢様は静かに絶頂した。
膣口がきゅうきゅうと締まって、僕の舌をぎゅっと包み込む。
「…………はぁ……っ♡ はぁ……っ♡」
小さく肩で息をするお嬢様。
よし、今度は静かだった。
この調子で──
「あ、でもまだおしっこ出てないですわ。もっとお願い♡」
そうだよなぁ。
そうくると思ったよ。
僕は無言でうなずき、再びお嬢様のおまんこに顔を埋めた。
「ん゛ぉ゛っっ!!!♡♡ も、もうイッてりゅからぁ……っ♡♡」
「カエルまた来たよ」
「今日はしつこいね」
「発情期なのかな……」
「あ゛あ゛あ゛~~~っっっ♡♡♡ おしっこ、おしっこでりゅ、おしっこでちゃうぅぅぅっっっ♡♡♡♡」
「今度は鳴き声が違う」
「新種かも」
「先生に報告しよう」
「お゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛~~~~~っっっっっ♡♡♡♡♡♡」
「すごい鳴き声だね」
「きっとリバーサイドに住んでるんだよ」
「リバーサイド?」
(もうなんか分析までされてるし……)
お嬢様が絶頂のたびに吼える。
僕は奉仕を続ける。
防音魔法は三重なのに、なぜか外にダダ漏れだ。
原因はわかっている。お嬢様の声が防音魔法の想定音量を超えてるんだろう。ドラゴンの咆哮かなにかか。
それからさらに数分。
お嬢様は結局あと三回イき、最後には本当におしっこが出て(それもすごい量だった)、僕はぐったりしながら個室をあとにした。
「ふぅ……すっきりしたわ。ありがとう、ショコラ」
お嬢様はすでに「氷の白百合」モードに戻っている。
「お嬢様、声、抑えるって……」
「抑えたほうですわよ? 本気を出したら防音魔法ごと吹き飛びますもの」
(怖い)
「さ、次の授業に遅れますわよ」
お嬢様は涼しい顔で、教室へと歩き出した。
僕はその後ろ姿を見つめながら、ファムネットワークに新たな伝説が追加されなかったことだけを祈った。
でも、たぶん無理だ。
なぜなら僕たちが出てきた個室の前で、女生徒が一人、じっと立っていたから。
「カエルの幽霊……やっぱりカタリナ様だったんだ」
彼女はそうつぶやいて、そそくさと去っていった。
(お嬢様、一人だけ目撃者がいます)
でも僕は言わなかった。
奉仕種族は人間さまの不都合な真実をいちいち指摘しない。
いい子だから。