※この作品はR-18です。

ゲーム開発部日記   作:裏あかふぁんど

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ゲーム開発部日記 Day11

ホワイトデーのミレニアム

一ヶ月前の贈り物、その対価とも言うべき品々を各々が渡すイベントに明け暮れていた。

 

もちろん、それは私も例外ではなかった。

 

「暇なんですか…貴方は…」

 

「えっ…もしかして、邪魔だった?」

 

「そんなことは一言も言ってないでしょう!?」

「来てくれて嬉しい…と言ってるのですよ」

彼女の返事の二言目は小さすぎて聞き取れなかったが、表情が言葉を紡いでいる。

 

「今日は、ホワイトデーでしょ?」

「ケイちゃんにこないだ貰ったし、お返ししなきゃかなと思ってね」

 

「もしかして、それで今日一日仕事をオフにしてるんですか?」

 

「そうだけど…マズかった?」

 

「そうじゃないですけど…先生ってバレンタインチョコいくつ貰ってるんですか?」

 

「そりゃあもちろん、キヴォトス中のみんなから貰ってるからね。それはもう沢山だよ!」

 

「はぁ…呆れましたね」

「お返しで予算が尽きそうですね」

 

「そうなんだよね…でも、生徒のみんなが喜んでくれるなら私は嬉しいよ」

「たとえ、予算オーバーをして自腹をしてでもね」

 

「貴方正気ですか…」

「他人のために生きて自分のことを疎かにしたら元も子もないというのに」

「そんなんだから、貴方の周りには沢山の生徒たちが…」

 

「私にとってはそれがなりよりの『幸せ』だからね」

「ケイちゃんも心配してくれてありがと」

「ってことで、はいこれ」

先生が渡してきたのは、キーホルダー

ロボット型の手のひらサイズ

とても可愛らしいものでした

 

「こんなの貰っても…嬉しくないです」

「先生の生活を切り詰めてまで貰う物なんて…」

「そんなの…あんまりじゃないですか!」

 

「ううん、それは違うよケイちゃん」

「私はね、君にあげたくてあげてるんだ」

「だから、君が受取ろうが受け取らないだろうが関係ない」

「君が幸せでいてくれれば、それで十分なんだ」

 

「そんなの…ずるいです」

「ホワイトデーはお返しをする日です」

「なのにっ…貴方は…失ってばかりで…」

先生の腕が私を包む

厚く、暖かな胸板が私を緊張から解放する

この人が今までどんな思いでこの世界を見守り続けてきたのか

それは、到底私には想像出来ないものだ

だからこそ、この人の側にいたいと思う

 

「あの…先生?もういいです」

 

「え~私はケイちゃんもっと抱いてたいよぉ~」

 

「ダメといったらダメです!」

「全くもう!先生ってば!」

「そんなんじゃ、いつヴァルキューレのお世話になるか分かりませんよ!」

 

「確かにそうだね…」

「ごめん、今後は慎むよ…」

 

「私の前でやってはいけないとは言ってませんが!?」

 

「えっ?」

 

「だ~か~ら!私の前では!やっても!いいんです!」

「あのぉ…わかりやすく顔を明るくしないで貰えますか?」

「気持ち悪いですよ…」

 

「ごめんね、ケイちゃん」

「嬉しすぎてつい」

 

「全くもう、なんなんですかこの大人は」

こうして、私のホワイトデーは幕を閉じたのであった。

 

___________________

おまけ

「お姉ちゃんはなにかお返し貰った?」

 

「うん!私はね…」

ホワイトデーのお返しを嬉しそうに語るモモイ。

 

そして、この二人には毎年ホワイトデーにやる伝統行事がある。

 

「お姉ちゃん…お返し多いね」

 

「そう?普通じゃない?」

「あっ、今年ミドリからお返し貰ってないよ!」

図々しくもお返しを求めるモモイ

バレンタインはモモイからミドリに今年は、新作ゲームソフトをあげたのでそのお返しが欲しいといったところだ。

 

「分かってるよ」

「はいこれ」

少しぶっきらぼうに渡すミドリ

その手の中には電動マッサージ器があった

 

「えっ…//ミドリ…//これは…どういう…?」

モモイは困惑の表情を隠せない

それもそのはず、普通に考えてこれは性の遊びをする道具だ。

いうなれば、性界のプライステーション

 

「お姉ちゃん…♡早速…今晩…♡」

「これで、シようか?」

ミドリの瞳の中には妖艶さを秘めたハートが描かれていた

 

fin

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