その日の放課後。
学校の図書室は、中間テストを間近に控えた生徒たちの静かな熱気と、ページをめくる音で満ちていた。
西日の差し込む窓から離れた、図書室の奥まった資料コーナーの長机。
そこが僕たちの陣地だった。
僕と
表向きは「クラスメイト同士の勉強会」だ。
「あー……ダメだ、もう頭パンクしそう。数式が全部うどんに見えてきた……」
一時間ほど経った頃、
彼のノートには、謎の記号と、落書きのような計算式が散乱している。
「
「
「いえ、わたくしは結構ですわ」
残された
「わたくしも、次の単元の参考書を探してまいりますわ。
「うん、いってらっしゃい、
……そして。
高い本棚に囲まれたこの資料コーナーに、僕と
「はぁぁっ……」
そして、顔だけを横に向けて、僕の方をジッと見つめてきた。
「……
その声は、もう『学園の王子様』のものではなかった。
甘く、震え、熱を帯びた、僕だけが知っている雌猫の鳴き声。
「どした?」
「やっと……やっと、隣に来られたっ……」
「声が大きい。
「うぅっ……」
僕が冷たく注意すると、
図書室の机の下。
誰にも見えない死角で、彼女は制服のスラックスを穿いた自分の長い脚を、僕の足へと密かに、そしてねっとりと絡ませてきたのだ。
「……おい、
「だって……ボク、学校にいる間、ずっと
「さっき、
「……」
「
図書室という公の場で、こんなはしたない言葉を並べて僕を誘惑してくる。
彼女の王子様としてのプライドは、僕への欲情の前では何の役にも立たないらしい。
「触って……ボクのおまんこ、
パシッ。
僕は机の下で、
「ひぅっ……!」
「図書室だぞ。……誰かに見られたらどうするつもりだ。王子様の化けの皮が剥がれるぞ」
僕の冷たい言葉と、太ももへの微かな痛みに、
しかし、彼女の瞳は恐怖よりも、むしろその「お預け」と「軽いお仕置き」によって、さらにドロドロに蕩けきってしまっている。
「うぅっ……ごめんなさい、ご主人様っ……でも、ボク、もう限界なのぉっ……
僕は、机の下で震えている
そして、太ももを叩いた手をそのまま少し持ち上げ、机の影で
「ん、ちゅっ……れろっ……ちゅぱぁっ……♡」
湿った、微かな水音。
図書室の静寂の中で、彼女は僕の指先をチュパチュパとしゃぶりながら、上目遣いで僕にすがりついてくる。
僕は指先に彼女の甘い唾液と舌の感触を感じながら、冷徹な調教者のように、彼女に条件を提示した。
「……そんなに僕に犯されたいなら、今回の中間テスト、学年トップ十に入ってみせろ」
「えっ……? 学年、トップ十……?」
彼女は優秀だが、学年トップ十ともなれば、それなりに本腰を入れて勉強しなければ届かないハードルだ。
「そうだ。もしトップ十に入れたら、テスト最終日の放課後……僕の部屋で、お前の大好きな『ご褒美』をたっぷり仕込んでやる。朝までめちゃくちゃにしてやるよ」
僕の言葉に、
「でも、もしトップ十に入れなかったら」
僕はあえて言葉を切り、彼女の耳元にさらに顔を寄せて、冷たく言い放った。
「次の週末まで、完全放置だ。……おまんこを触ることも、僕の部屋に来ることも許さない」
「ひぃっ……⁉」
完全放置。
それは、僕に依存しきっている
「う、うぅっ……! ♡ んぐっ……」
恐怖と、ご褒美への期待。
その極限のプレッシャーが、彼女の身体を強烈に発情させているのがわかる。
ブラウスの奥で、彼女がいつも身につけている首輪の鈴が、小さくチリンと切なく鳴った。
「んっ……、がんばる……ボク、絶対にトップ十に入るからっ……」
「約束できるか?」
「うんっ……! だから、その時は……おまんこ壊れるまで、いっぱいいっぱい、犯してね……? ご主人様っ……♡」
机の下で、僕の指を甘く舐めながら、僕たちは絶対に誰にも言えない秘密の密約を交わした。