──ガチャリ。
硬質な金属音が響き、重厚な玄関のドアが閉ざされる。
オートロックの施錠音が冷たく鳴り響いたその瞬間、学校にいる間ずっとボクの精神を縛り付けていた細い理性の糸が、ぷつりと音を立てて完全に断ち切られた。
「ご主人様っ……‼ ご主人様ぁっ……‼」
ボクは玄関のタタキにローファーを脱ぎ捨てるのももどかしく、まだ水に濡れた学校の制服を着たままの姿で、ご主人様の足元に崩れ落ちた。
ご主人様のスラックスの膝のあたりにすがりつき、顔を擦り付けながら、まるで水底から顔を出して酸素を求めるように荒い息を吐き出す。
ほんの十数分前。
ボクは、雨粒がアスファルトを叩く音を背に受けながら、前を歩く一つの見慣れた背中を、小走りで必死に追いかけていた。
傘も差さずに、制服のブラウスが雨に濡れて肌に張り付くのも構わず、ご主人様を追いかけた。
そして、透明なビニール傘の下で、いつもと変わらない冷ややかな、でもボクにしか見せない微かな熱を帯びた瞳で見下ろされながら、ご主人様の袖を強く握りしめて帰路についたのだ。
歩幅を広げるご主人様に必死についていく間、ボクの下半身は限界を迎えていた。
歩くたびに、スラックスの下が擦れ合い、自らが垂れ流した愛蜜が下着の布地に吸い込まれていく生々しい感覚が、ボクの脳髄を絶え間なく刺激し続けていたのだ。
今日の午前中、プール掃除の時に、濡れたジャージの布地が過敏になった胸に擦れ続けた果てしない快感。
滑って転んだ拍子に、ご主人様の硬い太ももにボクの濡れた股間を押し付けてしまった、あの接触事故。
そのすべてが、ボクのおまんこの中で限界まで煮詰まり、強烈な媚薬となってボクの理性を完全に焼き尽くしていた。
王子様の仮面なんて、もうとっくに雨に流されて消え去っている。
今のボクは、ただひたすらにご主人様の匂いと熱を求める、限界ギリギリの雌猫でしかなかった。
「はぁっ、はぁっっ……! ボクっ、今日のプール掃除、頑張ったよっ……! みんなの前で、ずっと王子様演じてたよっ……! だからっ、早く……早く、ご褒美ちょうだいっ……♡」
ボクは涙目で懇願し、自分の指でスラックスの股間をまさぐった。
ご主人様は自分のカバンを無造作に床に置くと、腕を組み、足元で発情するボクを情欲を含んだ冷徹な視線で見下ろした。
服を着たご主人様と、足元にすがりついて発情しているボク。
その圧倒的な階級の差が、ボクのおまんこを激しく収縮させ、さらなる愛蜜を零れ落とさせる。
「なら、まずはその堅苦しい王子様の鎧を脱げ。僕の部屋に、そんなものは必要ない」
「は、はいぃっ……!」
ボクは弾かれたように立ち上がり、震える指先で自分の制服のボタンに手をかけた。
雨に濡れたブラウスのボタンを引きちぎる勢いで外し、胸を締め付けていた分厚いサラシの結び目を強引に解き捨てる。
スラックスのベルトを引き抜き、愛蜜で重たくなった下着ごと、足元に脱ぎ捨てた。
ほんの十数秒。
ご主人様の部屋に入ってから、息つく暇もなく、ボクは完全に一糸まとわぬ全裸の姿になった。
限界まで押し込められていたおっぱいが、空気を求めて暴力的なまでの質量を伴って空中に放たれる。
冷房の効いた部屋の空気に触れただけで、過敏になりきった乳首が上を向き、熱を持ち始めた。
「はぁっ、はぁっ……! ご主人様っ、脱いだよぉっ! ボク、全裸になったよぉっ……!」
「……相変わらず、僕の部屋に入った途端に犬みたいに服を脱ぎ捨てるんだな。挨拶もなしに」
「だってっ、だってぇっ……! もう、我慢できなかったのぉっ……! 早く、早くボクに『ご褒美』ちょうだいっ……♡」
ボクは全裸のまま、服を着たままのご主人様の首に両腕をきつく絡め、ご主人様をリビングのソファへと押し倒した。
そして、ご主人様が言葉を発するよりも先に、自分からご主人様の唇を貪るように奪いにいった。
「んむっ……‼ んんっ……‼」
「んっ……こら、
「んんんっ! んちゅっ……♡」
数日間お預けを食らっていた寂しさと、限界を突破した欲求をすべてぶつけるような、激しく貪欲なキス。
ボクは自ら口を大きく開き、ご主人様の口内に自分の舌を強引にねじ込んだ。
ご主人様の舌を絡め取り、上顎の粘膜をなぞり、歯列の裏側まで徹底的に舐め回す。
互いの唾液が激しく混ざり合い、口の端から銀色の糸がとめどなく垂れ落ちる。
静かなリビングに、粘膜と粘膜が擦れ合う生々しい水音だけが反響していた。
ご主人様もボクの熱に当てられたように、強くボクの身体を抱きしめ返し、ボクの口腔の奥深くへと自らの舌をねじ込んでくる。
息ができない。
口の中を完全に支配され、肺の中の酸素が奪われていく。
でも、その苦しさがたまらなく心地よかった。
「んちゅっ……! はぁっ、ご主人様のお口の中っ、おいしいっ……♡」
「んっ……
「だってぇっ! んぐっ、んんっ……! ずっと、ずっとご主人様にキスしてほしかったんだもんっ……!」
ボクは全裸の胸をご主人様の制服のシャツに押し付けながら、ご主人様から漂う雄の匂いと、雨の日の湿った空気の匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
顔の角度を変え、さらに深く唇を重ねる。
ご主人様の唾液を飲み込み、自分の唾液をご主人様に飲ませる。
ただそれだけの行為が、おまんこを直接触られるのと同じくらい、あるいはそれ以上にボクの脳髄を甘く痺れさせていく。
すると、ご主人様の大きな両手がボクの背中から腰を撫で下ろし、そのままボクのおっぱいを、下から力強く鷲掴みにした。
「ひゃんっ‼ ♡♡」
暴力的なまでの質量を持ったおっぱいが、ご主人様の手の中で容赦なく潰され、形を変える。
今日のプール掃除の時に濡れたジャージの裏地で絶え間なく擦り上げられ、赤く腫れ上がっていた過敏なおっぱい。
そのダメージが完全に残っている状態のおっぱいを、ご主人様の手が容赦なく揉みしだく。
「あぁっ! だめっ、ご主人様、おっぱいっ……! 強く揉まれたらっ、痛いのに、痛いのにすっごく気持ちいいのぉっ……‼ ♡♡」
「雨に濡れて冷えてるくせに、おっぱいは信じられないくらい熱いな。……ほら、もっと舌を出せ」
再び激しいキスが始まる。
唇を完全に塞がれたまま、乳首を親指と人差し指で強く摘まれ、上に引っ張り上げられる。
口から発せられるはずの悲鳴が喉の奥でくぐもり、ただひたすらに唾液を交換し合う水音と、おっぱいが揉みしだかれる音がシンクロし、ボクの思考を真っ白な快楽へと染め上げていく。
「んんっ……はぁっ……ご主人様っ、お口の中、おいしいっ……♡」
「
「ほしいっ! んちゅっ! ご主人様の全部、ほしいのぉっ……♡」
息継ぎの暇も与えられない。
ご主人様はソファの上でボクと体勢を入れ替え、上からボクを押し倒す形になった。
ボクの両手首を片手で掴んで頭の上に固定し、空いた手でボクの乳首を爪の先で弾き、ギリギリと捻り上げる。
「あぁんっ‼ ♡♡ 」
「どうした? まだキスしかしてないし、乳首をちょっと弄ってるだけだぞ。もう腰が砕けてるじゃないか」
「おほっ、あへぇっ……♡ だ、だってぇっ、乳首ぃっ、乳首引っ張られただけでっ、おまんこの奥が、熱くなってぇっ……! ♡」
ボクはご主人様の首にしがみつこうともがきながら、全裸の腰を大きく震わせた。
おっぱいを揉まれ、乳首を弾かれ、口の中を徹底的に犯されるたびに、電撃のような快感が背骨を突き抜け、おまんこを激しく揺さぶる。
おまんこの入り口からは、ボクの意思とは関係なく、透明な愛蜜が滝のように溢れ出し、ソファのクッションを広範囲にわたって濡らしていった。
「んんっ……ご主人様っ、おまんこっ、おまんこ触ってぇっ……」
「まだダメだ。今は徹底的にお前がどれだけ僕に飢えてるか確かめてやる。……ほら、もっと僕の舌に絡みついてこい」
まるで本当のセックスのように、ご主人様の舌がボクの口内を激しく出入りし始める。
それに連動して、ご主人様の手がボクのおっぱいを力任せに内側に寄せ集め、深い谷間を作ってそこを容赦なく揉み上げる。
直接下半身を触られていないのに、キスの深さと胸への暴力的な愛撫だけで、ボクの身体は完全に理性を手放していた。
足の指が強く丸まり、太ももの筋肉が痙攣するように震えている。
キスをしているだけなのに、おまんこの中を直接かき回されているような錯覚に陥る。
ご主人様の舌の動きと、自分のおまんこの収縮が完全に同調してしまっているのだ。
「んむっ! あぁっ、しゅごいっ、ご主人様のキス、しゅごいよぉっ……!」
「
「だってぇっ、ご主人様がっ……、ご主人様がボクの頭の中、全部ぐちゃぐちゃにするからっ……! おまんこ触られてないのにっ、おっぱいとキスだけでっ……!」
ご主人様の手が、おっぱいから首筋、鎖骨へと移動し、再び乳首を強くつまみ上げる。
そして、顔の角度を変え、さらに深く、喉の奥まで探るように舌をねじ込んできた。
息が詰まり、目の前がチカチカと明滅し始める。
口蓋を舐め回される刺激と、乳首を引き千切られそうなほどの痛覚が混ざり合い、それが脳内で極上の快楽物質へと変換されていく。
「おほぉぉっ‼ ♡♡ ご主人様っ、ボクっ、キスとおっぱいだけでっ、イキそうぅっ……‼」
「イケ。僕の唾液を飲み込みながら、僕の指で乳首を潰されながら、みっともなく果てろ」
「おほぉぉぉぉぉっっっ‼‼ ♡♡♡」
ボクは唇を塞がれたまま、身体を弓なりに大きく反らせて強烈な絶頂を迎えた。
おまんこから、透明な液体が勢いよく噴き出し、ソファをさらに広範囲に水没させる。
熱い波が何度も腰から背中へと駆け抜け、ボクの視界は完全に白く塗りつぶされた。
「んっ……んあぁっ……はぁっ、はぁっ……♡♡」
唇が離されると、ボクは息を絶え絶えにしながら、焦点の合わない瞳で天井を見つめて震え続けた。
でも、足りない。
キスとおっぱいでイっても、おまんこの決定的な空虚感は全く満たされていなかった。
むしろ、キスで強烈に愛されたことで、本物のおちんちんでおまんこを埋め尽くしてほしいという飢餓感が、先ほどよりも何十倍にも膨れ上がってしまっている。
「はぁっ、はぁっ……! ご主人様っ、お願いっ……! もう、キスとおっぱいだけじゃ足りないのっ……! 早く、早くボクのおまんこに、ご主人様の大きなおちんぽちょうだいっ……! ♡」
ボクは涙目で懇願し、自分から無様に足を開いて、ご主人様の腰に濡れそぼったおまんこを擦り付けようとした。
しかし、ご主人様は冷ややかな瞳でボクを見下ろし、ボクの肩を軽く押し返したのだ。
「えっ……?」
「……おちんぽが欲しい? そんなにおまんこをぐちゃぐちゃにしてほしいのか?」
「うんっ……! ほしいっ、ご主人様のおちんぽで、ボクのおまんこをぐちゃぐちゃにしてぇっ……♡」
ご主人様はゆっくりと立ち上がり、自分の制服のズボンのベルトに手をかけた。
ジッパーが下ろされ、中から飛び出してきたのは、血管が太く浮き上がり、熱気と雄の匂いを強烈に放ちながら天を突くように反り返った、おちんちんだった。