同時に迎えた強烈な絶頂の波が引き、寝室には数分間の深い静寂が訪れた。
互いの乱れた呼吸音だけが、西日の差し込む薄暗い部屋の空気に静かに溶けていく。
一日中、激しいスポーツを繰り広げた筋肉の疲労と、それ以上の深い多幸感が、ボクの全身を泥のように重く、そして極上に甘く満たしていた。
しかし、ボクの体内にある熱源は、たった一度の絶頂では完全に冷め切ってはいなかった。
むしろ、ボクを完全に飼いならしているはずの絶対的なご主人様を、ボク自身の言葉と指先の動き、そして視覚的な挑発だけで支配し、絶頂の淵へと突き落としたという事実が、ボクの脳内に強烈な支配欲を呼んだ。
「……ご主人様。まだ、終わりじゃないよ」
「えっ?」
ボクは気怠い身体に鞭打ち、柔らかなシーツに沈み込んでいた上体をゆっくりと起こした。
そして、ベッドの中央で体勢を変える。
両膝と両肘をシーツに深く沈め、背中を弓のように反らせて腰を高く持ち上げる姿勢。
日々の運動によって極限まで鍛え抜かれ、ボクのお尻を、ご主人様の顔の前に向けて高く、誇らしげに突き出した。
おっぱいが下に垂れ下がり、ボクが動くたびに誘うように重たく揺れる。
「どう……? ご主人様。ボクの大きなお尻……こうして揺らしてるの、エロい……?」
ボクはわざと腰を左右にゆっくりと振り、お尻を波打たせた。
背後にいるご主人様から見れば、ボクのおまんこは絶頂によって完全に開帳し、赤く充血したクリトリスが外気に晒されているのが丸見えになっているはずだ。
さらに、そこから溢れ出した透明な蜜が、ボクの太ももの内側を伝って光る軌跡を描いているのも、はっきりと視界に収まっていることだろう。
「……っ。
ご主人様の息を呑む気配が、空気の震えとなって背後から生々しく伝わってくる。
ご主人様のおちんぽは、一度絶頂を迎えて精液を吐き出したばかりだというのに、ボクのお尻の扇情的な動きを見せつけられたことで、再びみるみると熱を帯び、硬さと暴力を取り戻していくのが、振り返らなくてもはっきりと分かった。
ボクは右手を背中側へと回し、自分のお尻をかき分けるようにして、再びおまんこへと指を這わせた。
四つん這いの姿勢は、仰向けに足を開いていた時よりも指の侵入角度が鋭角になり、よりダイレクトに敏感なおまんこを抉ることができる。
なにより、自分のお尻をご主人様の目の前で振りながらオナニーをするという行為自体が、強烈な誘惑となってボクの羞恥心と加虐心を同時に限界まで刺激し、脳髄を焼き切るような新しい快感を生み出していた。
「んあっ……ご主人様っ、見てっ……! ボクのおまんこに指が激しく出たり入ったりしてるの、ちゃんと見えるぅっ……?」
「……ああ。はっきりと見える。お前のその淫らな尻の揺れを見ていると……頭がおかしくなりそうだっ……」
ご主人様の低い声には、先ほどまでの余裕が完全に消え去り、飢えに苦しむ野獣のような切実な響きが混ざり始めていた。
体育祭のグラウンドで、何百人もの生徒たちの視線を釘付けにした『学園の王子様』の誇り高き姿。
そのボクが今、ご主人様のためだけに、四つん這いになり、自らのおまんこを弄り回して嬌声を上げている。
ボクが自らの指を沈め、引き抜くたびに、おまんこが収縮と弛緩を繰り返し、その上に乗ったお尻が滑らかに形を変える。
その圧倒的な視覚的暴力が、ご主人様の理性を容赦なく削り取っていくのが手にとるようにわかった。
「
ご主人様の声が、一段と低く、そして濃密な熱を帯びた。
ご主人様がベッドのシーツを擦る音を立てて這い寄り、ボクの腰に大きな手を伸ばしてくるのがわかる。
ご主人様の荒い吐息がお尻の割れ目の無防備な肌にかかり、それだけで全身の産毛が総毛立つほどの電流のような快感が走った。
ボクの子宮は、ご主人様に完全に満たされることを、細胞のレベルで激しく渇望している。
今すぐこの体勢のまま、背後からご主人様のおちんぽを打ち込まれ、獣のように激しくセックスしたいと泣き叫んでいる。
「……お前も本当は、僕のちんぽが欲しいはずだ。素直になれ」
「…………」
「……中に、挿れさせろ。そのデカい尻をかき分けて、まんこの一番奥深くまで突き刺してやるからっ……」
ご主人様の、命令とも懇願ともとれる言葉。
それは、いつもボクを冷酷に支配し、意のままに操ってきたご主人様からの、完全なる降伏の兆しだった。
セックスしてほしい。
ボクの空っぽの奥深くまで、ご主人様の硬くて熱いおちんぽでめちゃくちゃに掻き回して、ボクの脳髄を完全に溶かしてほしい。
でも、ボクの口から出た言葉は、自分でも驚くほど冷酷で、そして甘美な響きを持っていた。
「──ダメ。今日は挿れないって、最初に約束したでしょ?」
ボクはご主人様の腕がボクの腰を捉える寸前で身体を滑らせ、ベッドの前方へと少しだけ這って逃げた。
「お預け、だよ。ご主人様には、絶対にボクのおまんこには入れさせない」
「くっ……!
「本気だよ。今日は、ボクがご主人様だもん。ご主人様は、ボクの言うことだけ聞いていればいいの」
ご主人様の焦燥に満ちた声が、ボクのサディズムをさらに加速させる。
学園の王子様として、誰よりもかっこよく振る舞い続けるボク。
そんなボクが、この誰にも見られない密室で、ボクのすべてを握るご主人様を焦らし、支配し、ご主人様の強靭な理性を少しずつ崩壊させていく。
その主従逆転の優越感が、ボクの脳みそを痺れさせるほどの麻薬になっていた。
「でも……ボクの言うことを聞くなら、かわいそうなご主人様に、一つだけ、イイコトしてあげる」
ボクは四つん這いの姿勢のまま、ゆっくりと膝を後ろに滑らせて後ずさりし、ご主人様の股間のすぐ手前までお尻を近づけた。
「……ボクのおまんこに挿れるのはダメだけど。ボクのこの大きなお尻で……『素股』なら、ご主人様のこと、イかせてあげるっ」
「……っ⁉」
ご主人様が驚愕に息を呑む間もなく、ボクは自らの腰を深く落とし、ご主人様のおちんぽを、ボクの太ももの裏側と、大きいお尻の深い谷間を使って、力強く挟み込んだ。
「あついっ……ご主人様のおちんぽっ、すっごく硬くて、熱いよぉっ……!」
「
ボクのお尻が、背後からご主人様のおちんぽを完全に包み込み、圧迫している。
そしてボクのおまんこからとめどなく垂れ流される蜜が隙間を埋める完璧な潤滑油の役割を果たし、まるでセックスしているかのような錯覚をご主人様に与えていた。
「いくよ、ご主人様っ……ボクのお尻で、ご主人様の全部、搾り取ってあげるからねっ……」
ボクは両腕で上体を支え、体勢を維持したまま、腰を前後に激しくグラインドさせ始めた。
ボクが動くたびに、お尻がご主人様のおちんぽを根本から先端までこすり上げ、圧倒的な摩擦と圧力を生み出していく。
太ももの裏側からお尻の割れ目にかけて、ご主人様のおちんぽが脈打つ感触がダイレクトに伝わってくる。
ボクが腰を引くたびに、おちんぽの先端の段差がボクのお尻を強引に押し広げ、再び腰を落とせば、お尻の波がそれを飲み込む。
「ああっ……!
「んぁっ……! ご主人様の苦しそうな声、すごくエロいっ……! もっと、もっとボクのお尻で気持ちよくなってぇっ……!」
ボクは腰の動きをさらに早めた。
自分の太ももの裏側とご主人様のおちんぽが激しく衝突する鈍い響きと、お尻が擦り上げる水気を帯びた音が、部屋の空気を震わせる。
直接中に入っていないからこそ、外側から与えられる広範囲な摩擦と重たい圧迫感が、ご主人様の理性を容赦なく削り取っていくのが手にとるようにわかった。
そしてボク自身も、ご主人様の暴力的な硬さと熱を太ももの付け根とお尻で感じ続けることで、クリトリスが絶え間なく擦れ、挿入されていないにも関わらず、再び強烈な絶頂の波が押し寄せてくるのを感じていた。
「……
ご主人様の懇願が、背後から降ってきた。
先ほどまでの命令口調は薄れ、明らかな欲求と焦燥が混ざっている。
「んふふ……ダメぇ。ねぇ、ご主人様。おまんこに挿れたい?」
ボクは腰のグラインドを止めず、お尻でご主人様を締め上げながら、意地悪く問いかけた。
ボクが腰を回すたびに、ご主人様のおちんぽがボクのお尻に溺れ、もがくように脈打つ。
「……ああ、入れたい。頼む、
「ふふっ……ダメ。今日は、素股だけって言ったでしょ? ボクのこのデカいお尻だけで、我慢してねっ……」
ボクはさらに腰を深く沈め、ご主人様への圧迫を強めた。
ご主人様の喉から、苦しげな喘ぎ声が漏れた。
いつもボクを支配しているご主人様が、ボクに翻弄され、ボクの許可がなければセックスをすることもできない。
その事実が、ボクの脳を狂わせる。
「先っちょだけでいい。先だけでいいから、お前のおまんこに、触れさせてくれっ……」
数分間、激しいお尻の素股を続けた後、ご主人様の懇願が再び響いた。
その声は、もう完全に余裕を失い、喉の奥から絞り出すような切実なものに変わっていた。
「……おまんこ、挿れたい? ボクのぐちょぐちょの穴に、どうしても挿れたいの?」
「……ああ……挿れたい……挿れて、お前のまんこを、めちゃくちゃに掻き回して、僕の精液でいっぱいにしたいっ……頼むっ」
「そんなに挿れたいの……? 学校ではあんなに涼しい顔してるのに、ボクのおまんこが欲しくて、泣きそうな声出してるの……?」
ボクは四つん這いのまま、お尻だけを高く突き上げ、ご主人様の敏感な先端部分だけを、お尻の最も厚い部分で執拗に擦り上げた。
摩擦熱が生まれ、ご主人様から溢れ出す体液がさらにボクの太ももを濡らしていく。
「くっ……! ああっ……!
「やめないよぉっ……ご主人様、ボクのお尻で、いっぱい気持ちよくなってっ……ボクのお尻の感触、脳みそに刻み込んでぇっ……」
ご主人様の全身が大きく震え、ご主人様の手がボクの腰を強く掴もうとするが、ボクは巧みに身体をよじってそれを躱し、あくまでボクのペースで素股を継続する。
「……お願いだ、
ご主人様が、完全にプライドを捨て去った哀願となってボクの耳に届いた。
あのご主人様が。
ボクの絶対的な支配者であるご主人様がボクにすがりついている。
息も絶え絶えに、ボクのおまんこを求めて狂おしく喘いでいる。
「……本当に、おまんこ挿れたい?」
「……欲しい……お前が、狂おしいほど欲しいっ……もう、限界なんだっ……」
「……そっか。でもね、ご主人様」
ボクは腰の動きを一瞬だけ止め、肩越しにご主人様を見下ろした。
ボクの瞳は、これ以上ないほど嗜虐的な光を放っていたはずだ。
「絶対に、挿れてあげない。今日はボクのお尻の肉だけで、惨めに果ててね、ご主人様っ」
「そんな……」
ボクは最後の慈悲を無残に切り捨て、ご主人様を絶望へと突き落とした。
そして、その絶望を最高の快楽へと塗り替えるために、今日一番の激しさでお尻を前後に躍動させた。
「ご主人様っ……ご主人様っ‼‼ ボクのお尻見てっ、ボクのお尻でっ、イッてぇっ‼‼ ボクも、ボクもまたイッちゃうぅぅっ‼‼」
「ああっ……出すぞっ、
ご主人様の、理性を完全に焼き切られた野獣のような絶叫が、夕闇の迫る寝室に響き渡った。