七月下旬。
一学期の終業式を終え、真夏の開放感に包まれた二年B組の教室。
明日から始まる待望の夏休みを前に、クラスメイトたちは一様に浮足立ち、机を寄せ合って休日の計画を賑やかに語り合っていた。
僕も黙々とカバンに教科書を詰め込んでいく。
ようやく一学期も終わりを迎える。
今年の夏休みは、大好きな
そう考えるだけで胸がキュンと跳ね、ワクワクした高揚感がこみ上げてくる。
学校では地味な男子を決め込んでいる僕は、教室の喧騒から少し離れたこの特等席で、静かに教科書をカバンへ収めていく。
「あーあ、ついに夏休みかぁ! 嬉しいけどさ、あの大量の宿題だけは本当に納得がいかねえよな。なぁ
隣の席から
彼は期末テスト前の課題も提出日に僕のノートを写して乗り切った男だ。
今回もどうせ同じパターンになるのだろう。
「そうだね。計画的に少しずつ進めるしかないんじゃないかな」
「そんな正論聞きたくねえって! お前みたいに要領よく終わらせられる奴はいいよなー」
そんな僕たちの視線の先──
教室の前方、黒板の近くには、今日も今日とて大きな女子生徒の輪ができあがっていた。
その中心に立っているのは、僕の幼なじみの
相変わらず女子生徒たちに囲まれて大人気だが、普段のスラックスの制服の下にある彼女の身体が、どれだけ豊満で可愛らしく、僕にだけ甘い声を聞かせてくれる女の子なのかを知っているのは、世界で僕ひとりだけだ。
そこへ、女子たちの輪をスッと割るようにして、一人の女生徒が優雅な足取りで歩み寄ってきた。
綺麗に切り揃えられた金髪の縦ロールツインテールを揺らし、凛とした姿勢で佇むのは、クラス委員長の
「
「やあ、
「ええ、わたくしもこの長いお休みを、
「えっ⁉ プライベートプールかい⁉」
「はい。完全貸し切りの、非常に美しく静かなプールでございます。一般のお客様はいらっしゃいませんから、他人の視線を気にすることなく、ゆっくりと涼を味わっていただけますわ。もちろん、おもてなしの準備は万全に整えさせます」
水着を着れば、隠している身体の秘密がクラスメイトたちに知られてしまう恐れがあった。
焦った
目が合ったのはほんの一瞬。
その瞳の奥には、僕に対する微かなパニックと助けを求めるSOSが明確に浮かんでいた。
困り果てた瞳で助けを求めてくる
ここで素直に助けてあげるのも良いが、少しだけ意地悪をして困らせてみたい気持ちが湧き上がってきた。
僕はあえて気づかないフリをして、平然とカバンのジッパーを閉めた。
「とても魅力的な誘いだね、
「
「うん。そこにいる
特に、
「げぇっ、マジで⁉
「仕方がありませんわね。
「おう! わかってますって! サンキュー
「
「うん。誘ってくれてありがとう、
僕はいつものように、無害な微笑みを貼り付けて答えた。
僕と
僕を頼りにしてくれたことが密かに嬉しく、プールサイドでも彼女の可憐な姿を一番近くで見守ろうと心の中で決めた。
「それでは明日、現地でお待ちしておりますわね、
「ああ、明日を楽しみにしてるよ、
しかし、その笑顔の裏側で、僕に助けを断られた不満と困惑が揺れているのを、僕は愛おしく見つめていた。
そして、夏休み初日──
エメラルドグリーンに輝く水面は、真夏の太陽の光を浴びて宝石のように煌めき、南国を思わせる椰子の木が心地よい潮風に揺れていた。
本来なら、僕たちのようなごく普通の高校生が足を踏み入れられる場所ではない。
しかし、
「うっひょー! マジで最高だな、
プールサイドの最高級ビーチベッドで、
彼は水着姿のままベッドに腰を下ろし、パイナップルとマンゴーのミックスジュースを喉に流し込んでいた。
「ほら、
「そうだね。本当にすごい場所だよ」
僕は苦笑しながら、差し出されたグラスを受け取った。
夏休み初日の太陽は容赦なく照りつけているが、大きなパラソルの下は心地よい日陰になっており、吹き抜ける風が肌を優しく撫でていく。
僕はストローを弄びながら、まばゆい光が踊るプールの中央へと視線の先を向けた。
そこでは、一際目を引く存在が水面を優雅に滑るように泳いでいた。
もちろん、
彼女は無駄のない美しいフォームでクロールを披露し、プールサイドのファンクラブの女子たちから黄色い悲鳴を浴びている。
水面を滑るスクール水着姿の
スクール水着に包まれた胸の圧倒的なボリュームや、しなやかな身体のラインは、僕にとって特別な宝物だ。
周囲の誰もが彼女の凛々しさに魅了されているが、その全てを独り占めできるのは僕だけなのだと思うと、胸の奥から甘い誇らしさがこみ上げてくる。
水着姿の女子たちが、プールの端に鈴なりになって声援を送っていた。
その中には、
「さすがは
食い入るように
「よし、俺も一泳ぎしてくるわ! ちょっと潜水勝負してくる!」
「ん、じゃあ、僕も行こうか」
僕もグラスをテーブルに置き、大好きな
水の中でこっそり触れ合いたいという想いが、足を前へと進めさせる。
ひんやりとした水が肌を包み込む。
プールの中では、
その賑やかさから少し離れた場所、大きなカラフルな浮き輪が浮いている死角で、泳ぎ終えた
濡れた髪が額に吸い付き、スクール水着に包まれた胸が上下に大きく揺れている。
目の前で水滴を弾かせる
クラスメイトたちの目の前というスリルはあるが、この愛おしさを抑え込むことはできなかった。誰にも悟られないように、そっと
僕は水中で
「ひぁっ……⁉」
突然の感触に
驚いて振り返りそうになった彼女に、僕は後ろから体をぴったりと密着させ、水面から出た首筋へと顔を近づけた。
「静かに。騒いだら
「
すぐ目と鼻の先、わずか二メートルほど離れた場所では、
目と鼻の先にみんながいる状況で、僕の手によって身体を緊張させている
僕の手のひらの上で顔を真っ赤に染めている彼女を、もっと愛しさで満たしてあげたくなった。
僕は水面下で、
水に濡れて柔らかさを増したお尻の圧倒的な肉質が、僕の手のひらにねっとりと吸い付いてくる。
「ひぅっ……⁉ ん、んっ……!」
水中で脚がガクガクと震え、爪先がキュッと丸まるのが伝わってくる。
「
水着のラインに指先を引っ掛け、敏感なおまんこの上をゆっくりと撫でさすった。
濡れた生地がおまんこに深く食い込み刺激が伝わる。
「あっ……ふぅっ……! あ、ああ……ありがとう、
しかし、水面下の現実は非情だ。
僕が指先でクリトリスを強めにキュッと挟み込むと、
「んぁぁ♡ っ……ふぅっ……! みんな……さ、先にボール……投げていてくれっ……!」
「あら?
「だ、大丈夫だよっ……! 少し、泳ぎ疲れただけだからっ……!」
しかし、その抵抗は弱々しく、むしろ僕の指先におまんこを押し付けるような甘い服従の動きが混ざっていた。
口では制止しようとしながらも、身体は照れながら僕の指先を求めてくる。
そんな素直で可愛らしい
「嫌なら大きな声で助けを呼べばいい。
「そんなの……できるわけないよぉっ……! こんな……プールの中で、
水面下での秘密の愛撫と、目と鼻の先にクラスメイトがいる絶大な背徳感。
それが
「んっ……あ♡
「いいよ、イきそうなら声を我慢してイけばいい。
「んぁ♡ ひぅっ……! あ、あぁぁー♡♡」
濡れた水着越しに伝わるおまんこの収縮と絶頂の熱。
周囲の誰も、学園の誇る完璧な王子様が、いま水面下で僕の指によって絶頂を迎えたなどとは夢にも思っていないだろう。
誰もが憧れる学園の王子様が、僕だけにこうして甘く身を委ね、心まで蕩けさせている。
「ふぅ……ふぅ♡
絶頂の余韻に揺れながら、
僕は心から満たされてそっと手を離し、何事もなかったかのように
また、長くなったので続く。