ヒトツキを仲間に加えた後、俺達はテンガン山を通ってヨスガシティに辿り着いた。
「ムウマージ、シャドーボールデース!」
そしてジムリーダー、メリッサとのバトルに挑んだ。メリッサさんのムウマージがシャドーボールを飛ばして来る。ヒトツキはかわして、つじぎりで攻撃した。
「シャドークローだ!」
俺の指示でシャドークローで追撃してムウマージを見事に倒した。
「流石デース、貴方の強さを称えてバッジを渡しマース!」
勝利してメリッサさんからバッジを受け取った。
「ありがとうございます!」
メリッサさんにバッジを貰った後、俺はジムを出た。
「アラタ、いい勝負だったよ!」
外に出るとヒカリが笑顔で俺を褒めてくれた。
「ヒカリ、バッジ集めも順調だぜ!」
「いいね、アラタ。この調子で次のジムがあるトバリシティへ行こう!」
「ああ、ナタネさん!」
ヨスガシティのバッジを手に入れて俺達は先を進んでいった。水辺のある道路、途中のズイタウン、雨の降る道路を抜けていき、俺達は遂にトバリシティに辿り着いた。
「着いたね、トバリシティに!」
「ああ、ヒカリ!」
ヒカリが次の街に着いた事を喜んでいた。
「アラタ、ここのジムリーダーはね、格闘使いとして有名なの。きっといい勝負になると思うよ」
「分かった、じゃあ早速ジムに挑もうかな」
俺は早速ジムに向かっていった。するとその途中で二人の女性が立っていた。
「あ、君はあの時の、おーい!」
「スズナさん?」
俺は彼女がスズナさんだと気付いた。俺にニューラをくれた人である。そして隣にいたのはこの街のジムリーダーのスモモだった。
「久しぶりだね、ニューラは元気にしてる?」
「はい、大事に育ててます」
「それは良かった!」
俺が大事に育てていると言うとスズナさんは嬉しそうに微笑んだ。
「スズナさん、知り合いですか?」
「スモモちゃん。紹介するね、この子はスモモちゃん、かくとう使いのジムリーダーなの」
スズナさんがスモモを紹介した。
「俺、アラタって言うんだ・・・」
「アラタさんですか。初めまして、あたし、スモモって言います。この街でジムリーダーをやっています」
スモモは礼儀正しく俺に挨拶した。確かに、礼儀正しく真面目ないい子だと思う。
「スモモちゃん、この子ね、ポケモンリーグを目指してるの。もしよかったら相手をしてあげて」
「ポケモンリーグですか。頑張るのはいい事だと思います。あたしのジムは近くにありますので、もしよかったらお相手願います」
スモモはお辞儀をするとジムへと戻っていった。
「スモモちゃん、一目で君の強さを分かったんだろうね。それじゃあ頑張ってね、小さな挑戦者さん!」
スズナさんは笑顔で手を振って俺達と別れた。
「スズナ、スモモと会えてご機嫌だったね」
「どう言う関係なんですか?」
ヒカリが聞くとナタネさんは言った。
「二人共、とても仲良しなの」
「そうなんですか」
「そう、さ、アラタ、スモモに挑んじゃう?」
ナタネさんが聞くと俺は頷いた。
「はい、スモモに挑みます!」
「じゃあ、ジムに行こうか」
ナタネさん達と一緒に俺はジムに入っていった。ジムのスタジアムに来るとスモモが待っていた。
「お待ちしていました。アラタさんですね」
「ああ、そうだ」
「あたしも精一杯、お相手させていただきますので、どこからでもかかって下さい!」
スモモとの勝負が始まった。スモモは一番手にゴーリキーを繰り出して来た。
「チルット!」
俺はチルットを出して勝負に挑んだ。
「アラタ、頑張れ!」
ナタネさんが観客席で応援している。その応援を受けて俺は勝負を始めた。
「チルット、つばめがえし!」
俺の指示でチルットはつばめがえしでゴーリキーを攻撃した。
「お見事です!」
スモモのゴーリキーががんせきふうじを飛ばして来た。チルットは羽ばたいてかわして、つつくで攻撃に出た。
「かわらわりです!」
しかしスモモのゴーリキーがかわらわりをしてチルットを攻撃した。
「いわなだれです!」
そしてゴーリキーがいわなだれで追撃に出た。
「チルット、かわせ!」
俺の指示でチルットは何とかかわした。
「ムーンフォースだ!」
俺の指示でチルットはムーンフォースを飛ばして攻撃してゴーリキーを見事に倒した。するとチルットが姿を変えてチルタリスに進化した。
「よし!」
「アラタのポケモンが進化した!」
俺のポケモンが進化した事をナタネさん達が喜んでいた。
「お見事です、ですがあたしも負けた訳ではありません!」
スモモはゴーリキーを戻してチャーレムを繰り出して来た。俺はチルタリスを戻してヒトツキを出した。
「チャーレム、ほのおのパンチです!」
スモモの指示でチャーレムがほのおのパンチで攻撃して来た。
「かわせ!」
俺の指示でヒトツキはかわして、つばめがえしで攻撃した。
「チャーレム、かみなりパンチです!」
チャーレムがかみなりパンチで攻撃して来る。ヒトツキはこれをかわして、つじぎりで攻撃した。
「シャドークローだ!」
俺の指示でヒトツキはシャドークローで攻撃してチャーレムを見事に倒した。
「負けました・・・」
「やった、アラタが勝った!」
俺が勝利してナタネさんは喜んでいた。そしてヒトツキも姿を変えてニダンギルに進化した。
「アラタさん、お見事な強さでした。あたしもこれからも頑張って精進を続けていきます」
スモモから勝利の証のバッジを貰った。
「ありがとう、スモモ」
スモモからバッジを受け取った後、俺は休憩室に戻った。
「遂にバッジも四つか・・・」
シンオウ地方に転生して、ポケモンリーグを目指してバッジも半分手に入れた。これからどんな出会いが待っているのか。バッジを見ると同時に、ボールに入っているポケモン達にも目を通す。
「これからもよろしくな」
「アラタさん、失礼しますね・・・」
そこへスモモが入って来た。
「スモモ・・・?」
「あたしも一緒に休んでいいですか、その迷惑でなければ・・・」
スモモは頬を赤くして俺に尋ねた。
「いや、そんな事無いさ。一緒に居られて俺も嬉しいと言うか・・・」
「そうですか・・・」
スモモは微笑んで俺の隣に座った。
「お腹すいたな・・・」
「腹減ったのか?」
「あ、いえ、何でもありません、独り言です」
「いや、無理しなくていいさ。きのみだけど、食べていくか?」
俺はスモモにオレンのみとモモンのみを渡した。
「いいんですか?」
「いいんだよ、食わなきゃ頭も回らないさ」
「ありがとうございます、では・・・」
スモモは俺の差し出したきのみを食べていった。
「甘い飲み物のあるぜ」
ついでに飲み物のサイコソーダを渡した。
「ありがとうございます」
スモモは美味しそうに飲み物を飲んでいった。余程お腹が空いていたのだろう。美味しそうに食べて飲んでいった。