【悲報】異世界風俗、嬢の平均年齢が500歳を超えている 作:フレキシブルコーギー
第一章 登場人物紹介
『タクミ』
年齢: 25歳前後
種族: 人間
出身: 現代日本
職業: 勇者(戦力外)/エゼルディア家住み込みベビーシッター
スキル: 【体力+1】
趣味: 風俗巡り
好み: 見た目と相性がよければ年齢・種族はあまり気にしない
月給: 銀貨25枚+個室+朝夕食付き
勇者として倒した魔王: 0体。
異世界での転職歴: 勇者 → 無職 → ベビーシッター
【体力+1】が初めて役に立った場面: 戦闘ではない。
現代日本から異世界へ召喚された本作の主人公。勇者として華々しく活躍する予定だったが、鑑定されたスキルは【体力+1】のみ。しかも魔王は三百年前に討伐済みだったため、王宮から銀貨二十枚を渡されて早々に戦力外となった。異世界生活数日にして無職である。
その後は王都の風俗街に妙な速度で順応し、長命種の年齢問題にも「見た目が好みならまあいいか」という独自の価値観で適応。現在はエゼルディア子爵家でベビーシッターとして、定職を得ている。給料と待遇にはかなり満足しており、浮いた金で風俗に行けることも重要な労働意欲となっている。
本人はかなり俗っぽいが、異種族への偏見が薄く、なんだかんだ面倒見もいい。そのため勇者としてはまったく期待されていない一方、この世界で暮らす才能については意外と高いのかもしれない……。
なお、余った金があると高い確率で風俗街に消える。しょうがないね。
『ラフィエル』
年齢: 522歳(もうすぐ523歳)
本人申告: 23歳
種族: エルフ
職業: 風俗嬢
初登場: 第1話
趣味: 若作り、健康のための散歩、貧乳改善体操
スキル: 【遠視】【風読み】【弓術補正・小】【危機察知】
年齢確認への耐性: 極めて低い
来年の年齢: 24歳
腰まで伸びた銀髪と紫色の瞳を持つ、小柄なエルフの風俗嬢。実年齢は五百歳を超えているが、本人は頑として23歳を名乗っており、もはや店側もあまり積極的には協力していない。初対面のタクミにも「五百……二十三歳!」とかなり無理のある修正を披露した。
見た目と実年齢が一致しないこの世界を、タクミに最初に叩き込んだ人物でもある。
本人は若い男が好きで、異世界から来たタクミとは年齢感覚のズレもあって妙に相性がよかったらしい。
タクミにとっても、その後どれだけ長命種に遭遇しても動じなくなる原因のかなりの部分を占めている。
大昔の戦争ではエルフ弓兵隊に所属していた元兵士。弓はそこまで得意ではなかったものの、最前線で突撃するのが嫌だったため「自分、弓得意っス! マジっス!」と言い張って弓兵枠を勝ち取った。その後、所属部隊に砲撃魔法が直撃して自分以外全滅。本人は生き残ったが、しっかり失禁した。
現在ハマっているのは健康のための朝散歩と若作り。三百年前は敵兵と戦っていたが、現在もっとも熾烈な戦いを繰り広げている相手は年齢確認である。
来年は24歳の予定。
『ゴルドン』
年齢: 26歳
種族: オーク
職業: 無職
婚姻歴: あり(離婚済み)
趣味: 風俗巡り
好み: 獣人。特に耳と尻尾のもふもふ
スキル: 【剛力】【嗅覚強化】【獣人知識】【値切り】【酒精耐性】
風俗へ行く頻度: ほぼ毎日
元妻から届いた殺害予告: 約120通
離婚の原因: 浮気を疑われた
実際に浮気したか: した
スーツ風のチュニックを着た、豚鼻のオーク。三人の中ではもっとも社会人らしい外見をしているが、無職。にもかかわらず風俗にはほぼ毎日通っており、王都の店や種族事情には妙に詳しい。特に獣人系を好み、耳と尻尾のもふもふにはかなりうるさい。
離婚経験があり、元妻からはいまだに週一ペースで殺害予告が届いている。本人は「困ったもんだ」と笑っているが、離婚の原因となった浮気について確認すると普通に認めた。なお、女性への手紙にはまず給料を書くべきだと考えている程度には、生活力を重視している。
なお、元妻の殺害予告にはそこそこバリエーションがある。
『ピギー』
年齢: 24歳
種族: ゴブリン
職業: 無職
趣味: 風俗店の情報収集
得意分野: 若い嬢の年齢確認
スキル: 【観察眼】【年齢鑑定】【逃走】【悪運】【情報収集】【短剣】
借金: ある
借金取りから届く脅迫状: 毎週
本人による脅迫状の評価: 読み物として面白いよなぁ
頭にバンダナを巻いたゴブリンの男。ゴルドンと同じく無職だが、風俗街の情報、とりわけ本当に若い嬢の見分け方に異常に詳しい。本人曰く年齢確認が特技。長命種の年齢詐称だけでなく、ハーピーの換羽期や無精卵事情にまで精通している。
かなりの借金持ちで、借金取りからは「臓器を売る」「来週こそ命はない」などの脅迫状が毎週届いている。しかし本人は一切動じず、文章の出来を楽しんでいる。危機に強いのか、危機感そのものが壊れているのかは不明。
残念ながら借金を返すという解決策には今のところ辿り着いていない。
『ヴァラー』
年齢: 25歳
種族: オーガ
職業: 無職
前職: 日雇い
無職になった理由: 上司を半殺しにした
趣味: 鱗の観察
好み: ラミア、リザードマン、人魚などの鱗持ち
スキル: 【怪力】【重撃】【威圧】【打撃耐性】【鱗鑑定】
人間関係の解決方法: だいたい拳
手紙を書くときに使うもの: 極太の赤インク
文章上のこだわり: 装飾文字
赤黒い肌と二本の角、筋骨隆々の巨体を持つオーガ。日雇い仕事で上司を半殺しにして無職になった。見た目通りかなり喧嘩っ早く、相談事に対しても基本的に暴力で解決しようとする。
重度の鱗フェチでもあり、ラミア、リザードマン、人魚の鱗はすべて違うと熱弁する程度には造詣が深い。風俗店への苦情も口頭では済ませず、便箋五枚を極太の赤インクと装飾文字で埋め尽くした脅迫状として送る。妙なところだけ几帳面である。
鱗に関する豊富な知識で一銭も稼いだことはない。
『全種族雇用支援センターのハーフエルフ職員』
年齢: ???(外見年齢30代半ば)
種族: ハーフエルフ(?)
職業: 全種族雇用支援センター職員
初登場: 第4話
スキル: 【適性看破】【導き手】【共鳴】【魔力伝導】【運命+1】
主な業務: 求職者登録、求人紹介、紹介状の発行
タクミへの第一声に近いもの: 「ご愁傷さまです」
タクミに紹介した仕事: ラミア三姉妹のベビーシッター
本人の心の声: 平和な時代なので、命の危険がある仕事は少ないです。平和で良かったですね、昔と違って。これが貴方の望んだ世界ですよ、勇者様。
王都の公的職業斡旋所全種族雇用支援センターで働くハーフエルフの女性職員。物腰は穏やかで事務処理も手慣れており、【体力+1】しか持たないタクミにも嫌な顔ひとつせず仕事を探してくれた。戦力外勇者の噂についてはすでに知っていた。王都の情報網は求人票より仕事が早い。
タクミの希望である「未経験可・そこそこ高給・命の危険なし」を聞いたうえで、前任者五人が負傷または恐怖で辞めたエゼルディア家のベビーシッターを紹介。最終的には紹介状を渡し、笑顔で「ご武運を」と送り出した。結果的には非常に優秀なマッチングだったので、職員として見ると優秀。
影が薄すぎて、「誰だ……?」と思われる特技の持ち主でもある。
『シェリル・エゼルディア』
年齢: 42歳
種族: ハイラミア
立場: エゼルディア子爵夫人/三姉妹の母
初登場: 第5話
趣味: 面白そうな人間を眺めること
スキル: 【嗅覚解析】【成分鑑定】【調香】【統率】【締め付け】
タクミの採用理由: 体力・耐性・感受性・正直さ
面接で最初に確認したもの: 履歴書ではなく前日の女の匂い
匂いだけで判明したこと: 相手がエルフ、およそ500歳
好きな呼ばれ方: 奥様
エゼルディア子爵家の夫人にして、三姉妹の母。黒髪と琥珀色の瞳、深い藍色の鱗を持つラミアで、42歳ながら人間基準では三十代前半ほどに見える。調薬と香料で財を成したエゼルディア家を取り仕切っており、屋敷の情報網もかなり広い。
実はエゼルディア家の先祖は300年前の勇者のパーティの一員である。エゼルディア家の悲願を達成しようとしている。
『メディ』
年齢: 20歳前後
種族: ラミア
職業: エゼルディア家メイド
副業名: メピィ
初登場: 第5話
趣味: タクミの匂いを嗅ぐこと
スキル: 【家事適性】【嗅覚解析】【残香追跡】【尾操作】【拘束】
副業の理由: 妹の薬代
タクミとの関係: 仮番
浮気調査能力: 匂いだけで種族・おおよその年齢・回数まで推測可能
深緑の鱗を持つエゼルディア家のラミアメイド。基本的には無表情で淡々としており、タクミの勤務初日から仕事を教える先輩役を務めている。
夜は妹の高額な薬代を稼ぐため、ラミア専門店で『メピィ』という源氏名を使って副業している。職場での淡々とした声とは別に営業用の猫撫で声を搭載しているが、タクミには顔・声・鱗の並びまですべて即座に見破られた。
その後タクミへの執着は順調に悪化し、現在は仮番。
『アゼル』
年齢: 約120歳
種族: ラミア×エルフのハーフ
職業: エゼルディア家メイド
初登場: 第5話
趣味: お嬢様方の世話
スキル: 【家事技能】【礼法】【嗅覚強化】【薬草知識】【状態観察】
鱗の色: 銅色
屋敷内説明能力: すごい
セリメラへの認識: 孫のようなもの
セリメラとの付き合い: 物心がつく前から
励ましの手紙: ときどき呪いに見える
銅色の鱗を持つベテランメイド。落ち着いた物腰で、エゼルディア家の使用人の中では珍しく、聞かれたことをちゃんと説明してくれる人物。
セリメラのことは幼い頃から知っており、孫のようなものと語るほど気にかけている。タクミに直接会わず手紙で接触する方法を教えたほか、ラミアの匂い相手、仮番といった男女関係についても淡々と解説してくれる、屋敷内でも貴重な説明役。
屋敷で最も説明が上手いが、励まし方だけは若干ホラーである。
『シルヴィ』
年齢: 525歳
種族: ドワーフ
職業: 風俗嬢
前職: ドワーフ重装歩兵
初登場: 第7話
趣味: 昼酒
スキル: 【重装適性】【戦斧術】【戦列維持】【衝撃耐性】【酒精耐性】
三百年前の主武器: 戦斧
現在よく握っているもの: ちんぽと一升瓶
営業声への切り替え速度: 非常に速い
平和になってから負けているもの: 酒
閉経: 済み
銀髪ショートのドワーフの風俗嬢。見た目はかなり幼く見えるが実年齢は525歳。客の前では可愛らしい営業口調を使う一方、待機中は一升瓶を抱えて床に転がり、酒焼けした声で世の中への不満を漏らしている。
客を見つけてから一升瓶を隠し、髪を整え、営業声へ切り替えるまで数秒しかかからない。接客業のプロ。
大昔の戦争ではドワーフ重装歩兵として前線に立っていた元兵士。戦斧を担ぎ、重装備で戦列を維持する側の人だったため、現在の職業から考えると妙に物騒なスキルが並んでいる。本人にとっては戦場より今の生活のほうが圧倒的に楽らしいが、性格そのものはそこまで平和になっていない。
最近ハマっていることは昼酒。戦争を生き延びた結果、平和な時代で酒に負けた。
なお、閉経済み。
『キリア』
年齢: 19歳
種族: 虫人族(ムカデ)
職業: エゼルディア家メイド/清掃・害虫駆除担当
初登場: 第10話
趣味: 雑談、つまみ食い
スキル: 【高速移動】【壁走り】【天井歩行】【害虫察知】【捕食】【毒無効】
仕事の速さ: 非常に速い
集中力: あまり続かない
タクミと親友になるまで: すぐ
好きな間食: ゴキブリ
休憩中にいる場所: たまにタクミの部屋
害虫駆除後に残るもの: 食べかす
亜麻色のポニーテールとそばかす、人懐っこい笑顔を持つムカデ系の虫人族。腰から下は巨大なムカデそのもので、壁や柱、天井を凄まじい速度で走り回る。機動力を買われ、広いエゼルディア邸の虫駆除をほぼ一人で担当している。仕事自体は速い。
かなり人懐っこく、タクミとは知り合ってすぐに勝手に親友認定。休憩時間には外壁や天井を伝ってタクミの部屋へ侵入して雑談している。害虫駆除も非常に効率的で、見つけたゴキブリはその場で食べるため、駆除と食事を同時に済ませられる。
問題は食べ終わったあとで、廊下に食べかすを残す癖があり、夜間のゴーストメイドたちから苦情が出ている。
『ヴェーラ・エゼルディア』
年齢: 幼児
種族: ハイラミア
立場: エゼルディア家三女
初登場: 第10話
好きなもの: お兄ちゃん、生卵、日向ぼっこ
スキル: 【巻きつき】【壁這い】【熱感知】【怪力】【エゼルディア血脈刻印】
人見知り: 激しい
知らない人が知ってる人になるまで: 3秒
現在もっとも気に入っている暖房器具: タクミ
朝食の生卵: 3個くらいなら一気に飲む
これまでタクミと数えたアリさん: たくさん
犠牲になったアリさん: たくさん
エゼルディア家の末娘。かなりの人見知りで、初対面のタクミを天井近くの梁から警戒していた。
ラミアの幼児らしく体温調節がまだ苦手で、日向ぼっこと温かいものが好き。生卵は殻に穴を開けて三個連続で飲む。タクミについては世話係というより、遊び相手・抱き枕・暖房器具あたりを兼任するお兄ちゃんと認識しているようで、かなり懐いている。
だが、今までに暖かいベビーシッターはいたはずなのに、タクミにだけ懐く理由は……。
実はエゼルディアの血が最も色濃く出ている子で、有事の際には先祖の力が彼女の身体に宿る……かもしれない。
『ドワーフの料理長』
年齢: 180歳前後
種族: ドワーフ
職業: エゼルディア家料理長
初登場: 第11話
趣味: 酒
スキル: 【調理】【火加減】【味覚強化】【包丁術】【酒精耐性】
勤務中の飲酒: する
本人の認識: 特に問題なし
妻の職業: 鍛冶職人
浮気歴: あり
エゼルディア家の厨房を預かるドワーフ。人間からラミアまで食性の違う使用人たちの食事を作り分けられる、普通にかなり優秀な料理人。新人タクミにもすぐ人間用の食事を用意してくれた。
既婚者で、妻はハンマーを振るう鍛冶職人。新婚時代に浮気を疑われてハンマーで追い回された経験を持つが、本人によれば実際に浮気していたので冤罪ではない。
『ガルナ』
年齢: 27歳前後
種族: 狼獣人
職業: 日雇い。たまに無職。
初登場: 第15話
趣味: 酒、博打、風俗街巡り
スキル: 【夜目】【嗅覚強化】【危険察知】【高速治癒】【脚力強化】【爪牙強化】【追跡】【威圧】
ぽんぽこ亭への出現頻度: 週7
現在の財布: だいたい空
本人の自己評価: 更生済み
現在の指名手配理由: 無銭飲食17件ほか、暴行、半殺し、殺人未遂
裏路地でタクミと出会った狼獣人。見た目と口調はかなりガラが悪いが、迷っていたタクミをぽんぽこ亭まで案内してくれる程度には面倒見がいい。日雇い仕事には就くものの、喧嘩・博打・借金などが原因で長続きしない。本人はこれでも更生したつもりらしい。
後に指名手配されていたことが判明。主な罪状は無銭飲食17件と、借金取り6名を半殺しにしたこと。
本気で戦えばかなりの強者。なのだが、本人は面倒くさいから戦いたくはない。でも交尾はしたい。
『ポンコ』
年齢: 約38歳
種族: タヌキ獣人
職業: 酒場『ぽんぽこ亭』マスター
初登場: 第16話
趣味: 煙草、酒、面白そうな客を眺めること
スキル: 【商談】【情報収集】【店鑑定】【紹介状】【人脈】【幻術】
風俗街の知識: ★★★★★
紹介する店の信頼度: 高い
紹介する理由: 親切心+手数料
風俗街で怒らせた場合: 何故かかなり危険
風俗街の裏路地にある酒場『ぽんぽこ亭』のマスター。煙草をふかしながら無職や借金持ちや指名手配犯を相手に酒を出している、タヌキ獣人の女性。風俗街の店や種族事情には異様に詳しく、彼女の紹介状があれば多くの店で割引まで受けられる。もちろん紹介手数料はポンコにも入る。
業界内での顔もかなり広く、アラクネ店のネフィラからは「彼女を怒らせれば、この風俗街では生きていけない」とまで言われている。本人が具体的に何をしたのかは語られていない。
機嫌がいいときは舞を見せてくれるが、実は幻術作用があるので意外と危険かもしれない。
『ネフィラ』
年齢: 380歳前後
種族: アラクネ
職業: アラクネ専門風俗店の受付嬢兼風俗嬢
初登場: 第18話
趣味: 糸の研究、結び方の研究
スキル: 【強靭糸】【多重操作】【構造把握】【即席架橋】【陣地構築】
接客態度: 非常に丁寧
アラクネの糸: オーガでも引きちぎれない
雄喰いオプションを勧める頻度: 隙があれば
現在の工兵技術の主な用途: 風俗店
黒髪を束ね、銀縁眼鏡をかけた生真面目そうなアラクネ。受付業務も説明も極めて丁寧で、一見すると作中でも珍しいまともな店員に見える。ただし、客が「雄喰いはなし」と明言しても最後まで再提案する程度にはアラクネである。糸はオーガでも切れない強度を持つ。
昔の大戦ではアラクネ工兵として従軍し、罠・足場・架橋・拘束網などを担当していた。戦争が終わった現在も技術そのものは衰えていない。
戦争の時に戦場を横断するほどの勇者の極太聖剣ビームが掠って、恐怖のあまり失神したことがある。