ドットアビスを1ミリも知らない転生者さんヒロインをうっかり寝取ってしまう 作:国語が苦手なオオムラ
「先輩、待ちました?」
「いや、さっき来たところ」
くう~コレコレ、みたいに嬉しそうにしてるとこ悪いけど、こういうやり取りは別にどの世界でも標準だと思うんだ。
平日の昼前、噴水前で待ち合わせ。店外デートだ。
娼館にこんなサービスないんだけど、友達付き合いの範疇ということにしておこう。
派手におっぱい揺らして走ってきた制服姿のヒマリに、落ち着くまで少しゆっくりしようか、と言って淵に座る。後輩はぴったり真横に座って、当たり前のように手を重ねる。指が絡まる。
通りに人は少ない。けれど居ないわけでもない。
鎧をガチャガチャ鳴らして歩く兵士、革鎧の厳つい傭兵、ペルシャ風の商人、見た感じ6割くらいが帯刀していて、人によってはケモ耳やらしっぽやらはえてる。道は石畳で、店は思い思いに広げた布の上に存在している。日本らしさ微塵もない。
一応名目は僕の服を買うことだけど、実質これは接待で、僕はヒマリに日本人の感性、心を忘れないように立ち回らなければいけない。僕がそうしたいからだ。なのに風景がモロに異世界。難易度たっけえな!
僕らは設定上、半年付き合っててデートもたくさんしてるけど、ヒマリは彼氏居た事なかったし僕もこっちでそういうの作る機会なかった。前世はあったけど、地名と数枚の絵が頭に残ってるだけだ。細部は思い出せん。拙くても許してくれるかなあ。
「先輩、もう、大丈夫です」
「ん。じゃあ行こうか」
不安な気持ちを見透かされてしまったか、遠慮がちな、心配そうな声だ。気を取り直し、後輩の手を取った。もういっそ割り切って異世界転移した学生カップルのノリでやってやる!
メイン通りを歩くとすぐ、右手にステージが見えてくる。サキュバスっぽい際どい衣装の娘がピョンピョン跳ねてる。おもいっくそ下乳出てて男隊員の理性が試されそう。
「次はあの子が来るんでしょうか……」
「見るからに18禁だよね」
「あんまりジッと見ちゃダメッ」
いつの間にかできたあのステージは、次に来る大型新人のお披露目会場みたいになっていることを僕たちはなんとなく理解している。来ないときもあるし、忘れた頃に急に来る時もある。聞いた話だとどうもアレは幻影らしく、少し前に立っていたクレハさんはそんな記憶はない、と言っていた。
クレハさんがくれるお金、通称クレハ基金は一応、全額とってある。いつか彼女が結婚するときに僕のお祝儀と合わせて返すつもりだ。そうなればいいけど。
「お店、増えたよね」
「そうですね、前まで最低限の衣食住すら怪しかったのに」
中央付近は露店街だけど、初期の頃と比べて明らかにエリアが広がってる。食べ物も最初は串焼き屋しかなかったのが自炊を想定した野菜や果物、謎の肉や謎の魚も並んでいる。着るものも、傭兵向けの防具やインナーしかなかったのが一般向けの服や靴、生地なんかもある。
他にもアクセサリ売ってる雑貨屋やおもちゃ屋……は、前からあるな。大穴で出土したガラクタを売ってるお店だったけど、僕がおもちゃ屋と呼んで買いまくってたらほんとにおもちゃ屋になったようだ。
「先輩、服見ませんか?」
「その前にごはん食べない?」
「あ、そうですね」
ルカちゃんに聞いたおいしいお店がある。最近来たちゃんとした料理人がやってるちゃんとした食堂らしい。不安要素はあの子、なんでもおいしいって言うところだが。下見くらいするべきだったかも。
「イタリアンだ!」
「おお良かった、当たりだね」
創作料理らしく黒板の品名がサッパリ分かんなくて、『支店を板に吊るしてギリギリ太るカレーセット』みたいな名前の料理を注文したら大皿のピザとパスタが出てきた。
食べながら、イタリアンについて聞く。だいたいサイゼ○アの話だったけど楽しかった。
おなかが満たされた僕たちが再び通りに戻ると、少し人の往来が増えていた。
おもちゃ屋の太った店主が鳥の模型を持って数回羽を動かすと、手を離れた鳥が羽ばたいて周囲を旋回する。それを小さな子供達がきゃあきゃあ追いかけて、少し離れた場所で気にしながら母親らしき奥様方が井戸端会議をしている。
平和だなぁ。こういうの見ると厄災戦負けられないなって思う。まあ僕は城壁の上で弦楽器弾いてるだけで、頑張ってるのは主に司令官と女の子たちだ。
もう顔も覚えてないけど、孤児院の子達どうしてるかな、と走り回る子供らを見ていた。
「先輩?」
「ああ、ごめんねデート中なのにぼーっとしちゃって」
「いえ、その……」
ヒマリはもじもじと、歯切れ悪く口ごもる。別に急ぐ事も無いし、ゆっくり話すのを待つ。
「先輩は、子供、好きですか?」
「ん?好きだよ」
子供と上手に付き合うには、自分も子供になることだ。保護者ヅラしてあーしろこーしろ言うより、一緒に冒険する仲間になってしまう。そしたら情けないとこ見られても幻滅されないし、かっこいいとこ見せたらすぐに懐いてくる。可愛いもんだよ。
「せんぱい……あの、先輩は、将来、何人くらい欲しいですか?」
「ヒマリ!」
「……あっ」
馬車が通る音が聞こえたのでヒマリを壁に追いやった。メイン通りとはいえ、こんなとこ馬車通すとか何考えてんだ。貴族か商人か知らねえがこの街じゃ僕の司令官が一番偉いんだぞ。とちょっとスネ夫思考しながら振り返ろうとして、僕のシャツを掴んだヒマリがすごくエロい顔してるのに気付いた。
「……せん、ぱい」
直前の会話を思い出すに、いわゆるアニメとかで見る子供作っちゃう?的なラブコメ萌えトークだと思い当たる。そして今僕は、ヒマリを逃がさないように壁に手を突いた、ようは壁ドン状態。
少女漫画シチュだな。7seeds*1は完読済みだ、よし任せろ!
「その前に、結婚だろ?(イケボ)」
「ぁ……んっ♡……んんっ!?ん、はっ♡ぁ、んぅぅ♡」
言いながら、そっと触れるだけのキスをする……つもりだったんだけど、ヒマリと軽めのキスなんてやってこなかったからつい癖でがっつりディープキスをかました。ぐっちゅぐちゅのネットネトなやつだ。
「ぷはっ♡……はーっ♡…………せんぱい?」
じとっとした目で見られる。こっち、と手を引かれ、新築の建物と建物の間、路地裏というには小綺麗で、頼りない暗がり。顔を真っ赤にしたヒマリが、両手でスカートを持ち上げた。青いフリルのついた可愛いぱんつが濡れて張り付き、無毛のおまんこを透けて晒している。一瞬ボコられるかと思ったが、そんなことはなかった。
「えっちなキス、するから……我慢できなくなったじゃないですかぁ……」
怒るのと発情のちょうど間くらいの顔で、後輩がむくれて見せた。かわいいが過ぎる。こんなん我慢できるかよ。身体をくっつけて、ぱんつの上からまんこを擦ってやる。
「ぁ、あ、ぁん♡せんぱいの指、気持ちいぃ♡」
とはいえ、少し大きめの建物と建物の隙間に過ぎない。目と鼻の先にそれなりに人の通る道があり、誰かが小銭でも転がして2、3歩踏み込めばたやすく見つかってしまう。
「スカート、口にくわえて。僕に掴まって」
「……ん♡」
せめて声は抑えてもらう。あと身長差があるから、首にぶら下がってもらう。むっちりとした太ももを抱え上げ、つま先立ちで背伸びしたヒマリの中に、ぱんつをずらして挿入していく。
「ん♡ん♡んふ、ふ、んんん……っ♡」
入れただけで、軽イキを繰り返してる。口に咥えたスカートの端っこが、みるみる黒く湿っていく。
ヒマリはむっつりスケベだ。何も知りませんよって顔して、真面目な本のカバーをかけてスケベな小説を読んでる。それで勉強して、実践してるんだ。
「こういうの、読んだでしょ?」
「んっ!?んん、んん、ふっ♡」
「おまんこすごい喜んでるよ?」
「ん、んっ♡んん~~っ♡」
必死に否定しようとするヒマリのお尻を、壁に押し付けるようにちんぽで押し込んでやる。路地裏に卑猥な音が鳴る。足元に垂れた愛液が、黒いシミになって広がっていく。
「僕は好きだよ。えっちな後輩」
「んっっっ♡ふぇんはい、ふぇんはぁい♡」
耳元にトドメを刺してやると、ヒマリは顔を蕩けさせて自分から腰を揺らしてくる。降りてきた子宮がちんぽの先に吸い付いてくる。上がってくる射精感。
『──しれーかんとおさんぽ嬉しい!』
『──こらこら、あまりはしゃぐんじゃない』
「……っ!」
表通りの少し先から、司令官とホノカちゃんの声がした。こちらへ向かってきてる。びくりとして、動きを止めて、通りの方を見る。
「ぷはっ♡せんぱい、せんぱぁい♡やめちゃ、やだぁ♡」
「ヒマリっ!?」
ヒマリの中はさっきまでよりきゅんきゅんと締まっていて、司令官の声に気付いているはずだ。なのにぐねぐねと腰を動かして、続きを望んでくる。
僕はいいんだ。僕がえっち好きなのは司令官も知ってるし、こういう所でヤってるの見ても『おいおい程々にしとけよ』くらいで終わる。
だけどヒマリは司令官が好きなはずで、ごっこ遊びと言えど、こんなの見られたらマズいんじゃないのか。
「ヒマリのおまんこ♡イかせてぇ♡せんぱいのせーえき、おまんこにそそいでぇ♡」
「ああ……もう!」
「ん、ふ♡」
キスで塞ぐ。すぐに差し込まれる舌をすくい上げて付け根をつついてやる。抱えた脚を高く持ち上げて望み通り弱い場所を執拗に責めてやる。
「んじゅ♡ぢゅ♡ふぅ♡んんぅ♡ん、んっ、ん♡」
声が近付く。足音すら聞こえる。3歩、2……1!
「んんぅぅぅぅ~~っっ♡」
司令官の姿が通り過ぎる瞬間、おまんこがひときわ締まる。たまらず射精する。
びくんっ♡びくん♡
司令官の声が遠ざかるにつれ、何度も精液をヒマリの中に注ぐ。そのたびに身を震わせて絶頂を繰り返す。
「……っは、はあぁぁぁ……♡」
「……っぶなかった」
バレなかった。気付かず通り過ぎていった。
けれど、ほっと胸を撫で下ろす僕と違い、ヒマリは余韻に浸りながら、甘く蕩けた声で、言った。
「すっごく、気持ち良かったぁ♡」
「コレなんてどうですか?」
「ん……格好良すぎないか?」
何事もなかったようにデートが再開する。ヒマリは僕の体に服を当てて、楽しそうに笑う。事あるごとに体に触れるし、僕の髪を撫でる。手つきがちょっとえっちなのは、まだ僕の精液をまんこに入れたままだからか。
それにしても選ぶ服がこの世界の標準ばっかりなんだけど、いいのかな?楽しそうならいいんだけど。
結局、麻の、襟と袖に赤いラインの入ったベージュのチュニックと、ゆったりした黒のレギンスを買った。次のデートで着てくださいね、なんて言われたら照れくさくて何も言えん。
それから、露店のアクセを見た。厄災戦のドロップの宝石をスティーラちゃんが加工した耐性上がる指輪と違って、目の前の婆さんが手彫りしましたって感じの指輪は逆に耐性下がりそうな危険な気配がする。誰かヒナギちゃん呼んでくれ。
それでもヒマリは、イルカっぽいけど翼がついた異世界モンスター風味の銀の指輪を熱心に見てた。
「あ……」
「雨、か?」
プレゼントしようか、と言いかけたところで、鼻先に水滴が落ちた。ぽつぽつ来たと思ったら急にバケツをひっくり返したような大雨になる。
「わ、わ、どうしよ」
「こっち!」
露店ばかりで雨宿りできる場所もなく、僕はヒマリの手を引いた。
研究所の裏、通りを挟んだ反対側に僕の家がある。今から宿舎や司令本部に行くよりは早い。
家に入り、タオルを出して拭いてやる。お互いずぶ濡れで、ヒマリに上着を脱がせると、シャツは見事に透けていた。ぱんつとおそろいの、青いフリルのついたブラ。水気を含んだ髪が肌に張り付いてえっちだ。
「ここが先輩の新しいお家なんですねえ」
「なんにもないけどね」
1DKの安普請。バス・トイレ付き。ちぐはぐというかナーロッパというか、当たり前のように水洗である。入ってすぐ短い廊下で右手にトイレ、脱衣所、奥がキッチン。左手に8畳くらいの個室。ついに彼女を連れ込んでしまったなあ……司令官のだけど。
「服乾かして、シャワー浴びようか」
「……はい♡」
この流れでこうならないはずもなく。
「あっ♡あっ♡あっ♡アアッ♡」
ざあざあと雨が降っている。シャワーの水音もあるし、乾燥機も中々うるさい。周囲に家もないことで、ヒマリは遠慮なく声をあげる。立ちバックでお尻をぱんぱん打ち付ける音が浴室に反響して、興奮が高まる。
「あ♡おっぱい、されるのすきぃ♡」
洗い場の鏡を指で拭ってやると、湯気の曇りから揺れるおっぱいと、ヒマリのすけべな蕩け顔がよく見える。
「だめ♡顔、見ちゃ、だめえ♡」
「激しいのっ、すき♡せんぱい♡だいすき♡」
「イクッ♡イッちゃう♡一緒にきて♡おちんぽ、ヒマリのおまんこできもちよくなって♡♡」
中出しして、風呂場を出て、僕のシャツ、いわゆる彼シャツを着せてベッドで絡み合う。
キスして、薄い生地の上からおっぱいを揉みしだき、太ももを撫でながら全然隠せてないおまんこに触れる。
「ふぁ♡ん、ぅ、はあぁぁん♡」
そのままさらに2回ヤって、僕たちはようやく落ち着いた。まだ肩を抱いてヒマリのおっぱい弄ってはいるけど。
「乾燥機……ん、終わって、ますね……っ」
「うん。雨も上がってるなぁ」
「もう、ぁ、帰らないと」
「送ってく」
外はすっかり夜になっていた。雨雲はどこにもなくて、街灯もない異世界の空は星々で満ちていた。
「……まだ、先輩の、入ってる気がする」
「なんか、ほとんどセックスしてたな」
せっかくのデートなのにごめんな、と僕が言うと、ヒマリがよいしょっと水たまりを飛び越えて笑う。
「こういうのも、学生っぽくていいじゃないですか」
「偏見がすごい」
「ふふふ。次も、その次も、たくさんデートしてくれるんですよね?せんぱい♡」
「……そうだなあ。次は来週くらいか」
楽しみにしてます、と言って手を握られる。次はもっといいデートにしたいと思う。仮に雨でも、今日は出番なかったけど遊び道具も結構あるし、ちょっと平成……いや昭和臭するけど日本人なら楽しめるはずだ。
「じゃあ、先輩」
女性兵士の宿舎、あまり踏み込むと結界で焼かれてしまう少し手前で、今度はちゃんと触れるだけのキスをして、また来週。とかその前に明日会うだろとか、そんなことを言って、僕たちは別れた。
次の日、ヒマリは大穴で、任務中に失踪した。
僕たちに来週は、来なかった。
この引きで遅筆はまずいのでネタバレしときます。
ヒマリはコラボ先に出張しました。