※この作品はR-18です。

「これ、性研ゼミでヤったところだ!」 恋の駆け引きから挿入まで、ドスケベ教育講座【性研ゼミ】で完全習得! キミ専用のオ○ホ先生と一緒に、最高の学校性活を手に入れよう!   作:ダザリアン

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第11話『本番は突然に。高嶺の初恋美少女、山田奏音は幼馴染だった?』

 

「すっっっっごい気持ち良かったぁ~! トモくんったら普段は優しいのに、スイッチ入るとあんな感じになっちゃうんだねぇ~……?」

「マジでごめん……調子乗っちゃった」

「いいよぉ~。またシようねっ♪」

 

 短時間で三発も出してしまい、体力はすっからかん。完全下校時刻まで三十分を切り、ようやくチカ先生との制服セックスは幕を閉じた。

 

 教室中がイカ臭くって仕方ない。大急ぎで換気と拭き掃除を済ませ、俺はもうクタクタだ。

 逆に何故チカ先生は元気なのか。回復早過ぎる。髪型もいつの間にかお団子に戻ってるし。

 

「おっけー。窓も閉めたし、机の位置も元通り! まぁ、絶対にバレないんだけどね? くふふっ♪」

 

 窓際のカーテンに包まり、チカ先生は無邪気な笑顔を溢す。分かっている、俺もその手の心配はしていない。本当に誰も来なかったし。

 

 つくづく『性研ゼミ』には驚かされっぱなしだ。それにこれからはミサキ先生だけでなく、テキストを開けばチカ先生ともいつだって……。

 

 もしかして、同時に進めたら二人一緒に呼び出せたりするのかな? うわどうしよう、すっごい気になる……また勃って来ちゃった。

 

「ね、ねえチカ。今日帰ったらさ」

「ん~? それはまた今度かな~♪」

 

 いつまでカーテンで遊んでいるのか。

 すると、中からスポっと顔を覗かせ。

 

「勿論、嬉しいよ。ずっと大好きだったトモくんが、こんなにチカに夢中になってくれるなんて。夢みたい……でもチカは、あくまでも教材だから」

「教材?」

「練習用ってこと。練習おまんこって、それはそれでえっちな響きで嫌いじゃないけどぉ~……♪」

 

 お姉さんぶった余裕たっぷりの笑顔。

 両手の人差し指でバッテンを作る。

 

「だからって、本番を蔑ろにしちゃダメっ。言ったでしょ? 日常生活に休憩は無いの。どんなチャンスも逃さないように、気を付けてね」

「……チカ先生?」

「ほらっ、来るよ。本(・)番(・)!」

 

 バサッと身体を多い隠すチカ先生。

 それとほぼ同じタイミング。

 

「――あらっ」

 

 教室の扉が開き、女子生徒が現れた。

 見間違う筈も無い。俺の大好きな人。

 

「山田さん……ッ!」

「何してるの?」

「あぁいや、なんでも!? 気付いたらこんな時間で……! や、山田さんは? 忘れ物とか?」

「うん。地図帳。社会の宿題が出たでしょ? 来週まで授業が無いから、忘れないうちにって思って……やっぱり寝てたのね、望月くん」

 

 俺がしどろもどろになっている間にも、山田さんは何の気ない様子。スタスタと教室後ろのロッカーへ向かい、忘れ物を回収する。

 

 なんたる偶然。いや、これも性研ゼミの不思議なチカラか。どちらにせよ、格好のチャンスが巡って来た。放課後の教室で二人きり……ん?

 

「寝てたっけ? 俺?」

「違うの? 今日ずーっと席から動いてなかったから……でも気持ちは分かるわ。学年が上がって急に授業も難しくなって来たし、ホント大変よね」

「う、うん。そう、だね?」

「流石は私立校って感じ。土日もちゃんと勉強しないと、全然間に合わないわ……じゃあね、望月くん。また明日。お昼寝は程々にね」

 

 鞄に地図帳をしまう山田さん。

 特にこちらを見るわけではない。

 でも、彼女から話題を振ってくれた。

 

 えっ、なんで?

 最近ちっとも話してなかったのに。

 俺がボーッとしていたことも気付いていた……?

 

(……あっ。か、会話! 会話しないと!?)

 

 なんて考えているうちに、山田さんは背を向け教室から出て行こうとしている。

 失念していた。

 じゃあね、って言われたじゃないか。

 

 どうする? 引き留めるか?

 引き留めて、なんて言えば良いんだ?

 今はその時じゃない?

 もうお喋り自体はできたわけだし……。

 

 

『トモくんの人生を変えられるのは、トモくんだけなんだよっ!』

 

 脳裏を過ぎるチカ先生の言葉。

 カーテンの奥に姿は無い。

 

(……そ、そうだ。今がその時じゃないか!)

 

 日常生活に休憩は無いのだ。

 時間もチャンスも、すべては有限。

 躊躇っている場合じゃない。

 

 俺の人生を動かすのは、俺自身……!

 

 

「あの、山田さん!」

「んっ……なに?」

 

 あと少しでも遅れたら、もう間に合わなかっただろう。でも振り返ってくれた。

 大きな瞳をパチパチとさせ、彼女は首を傾げる。これだけの動作でどうしてこんなに可愛いんだ。決まった筈の覚悟すら揺らいでしまう。

 

 気合を入れろ、ここからが本当の本番だ!

 

「久しぶりだね。こうやって話すの。て言うか、また同じクラスだし……凄い偶然だよねっ!」

「……えぇ。そうね。学校が変わっても同じだなんて。進学先が一緒なのもビックリだったけど」

「でも俺たちって、今までさ」

「ねっ。暫く喋ってなかったかも。まぁ、仕方ないわよ。あたしたちグループも違ったし、それこそ高学年の頃には受験で忙しくなっ……」

「だからっ、仲良くなりたくて!」

 

 渾身の一言は、悔しくも掠れてしまう。

 教室に蔓延る重たい沈黙。

 

 失敗した。不自然なフレーズだった。

 直感で分かった。何度もチカ先生に指摘されたことを、ちっとも実践できていない。

 これじゃ山田さんが不審に思ってしまう。

 

 それでも、どうしても。

 これだけは言いたかったんだ。

 嘘偽りない気持ちを、一刻も早く伝えたかった。決して『好き』とは打ち明けられなくとも。ずっと想い続けて来たことを、正直に……。

 

「……仲良く? あたし、と?」

「俺、悔しかったんだ。悔しいって言うか、勿体ないなって思ってた。毎年クラスも一緒なのに、全然喋ったことも無いなんて……!」

 

 同じくらい山田さんも言葉に詰まっていた。

 驚いたように目を何度もパチパチ。

 

 すると直後、気まずそうに視線をプイっと外してしまう。駄目か? やっぱり余計なひと言だった?

 

「……全然なんてこと、ないわよ。3年と4年は同じ生き物係だったし。校外学習も一緒の班だったじゃない。カレー作ったりさ。ちょっと包丁で指を切っただけなのに、大慌てで絆創膏持って来てくれて」

「えっ……覚えてるの?」

「忘れないってば。すごい嬉しかったんだから……そっか。じゃあ望月くんは、あたしとは少しも仲良くない、赤の他人みたいに思ってたってこと?」

「いや違っ、そういうわけじゃ!?」

 

 いきなり小学校の思い出を饒舌に語り出すもので、想定外の事態にガッツリ焦り散らかしてしまう。でももっと驚いたのは、その後の反応。

 

「……んふ。くふふふふっ!」

「や、山田さん?」

 

 口元を抑えクスクス笑っている。

 もしかしなくても、進学してから初めてだ。こんなに楽しそうな山田さん、久しぶりに見た。

 

 でも、どうして?

 何か変なことでも言ってしまった?

 

「なんか、急におかしくなっちゃって……! ちょっと意地悪しちゃったかも。ごめんねっ?」

「い、いじわる?」

「だって望月くん、顔真っ赤」

 

 懐から何か取り出した。手鏡だ。

 掌にそっと乗せ、こちらへ近付いて来る。

 

「ほらっ。泣きそうな顔してる」

「うわ……本当だ。ひっでえ」

「あとで顔でも洗って、シャキッとしなさい。幼馴染が放課後の学校でボーっとしてたら、あたしの評判まで下がっちゃうんだから。ねっ?」

 

 悪戯っぽく微笑み、軽快な足取りで離れて行く。

 聞き逃せないワードだ。俺が山田さんの?

 

「幼馴染……っ」

「だって小1から一緒なんだし。少なくともあたしはそういう認識だったけど?」

 

 鞄を掛け直し、山田さんは振り返る。

 

「良いわよ。仲良くしてあげても。あたしも全然友達できないしさ。水嶋とかマジでウザいし」

「そ、そうなの?」

「付き合ってるとか思ってた? 無い無いっ。有り得ないから! カラオケとか絶対に行かないしっ」

 

 歌うような声色だ。

 さっきは土日も勉強をしなきゃと言っていたけれど、確か今朝は『お母さんと買い物に』って水嶋に……適当なウソだったのか。

 

「えーっと、つまり、だから……アレよ。塾の仲間がどうとか言い訳する奴より、ストレートに『仲良くなりたい』って言ってくれる幼馴染の方が、友達になりたいなって……そういうことっ!」

「……山田さん」

「じゃあね、望月くん。でも明日、急に話し掛けたりしないでよ? どんなに仲良しの友達でも……礼儀ってやつはあるんだからっ!」

 

 またね、ばいばいっ!

 

 扉を勢いよく締めるせいで、その言葉は最後まで聞き取れなかった。空っぽの教室に、再び俺だけが取り残される。でも、それでも。

 

 その言葉は確かに、この教室へ響いた。

 俺だけに向けられた『挨拶』だ。

 

「やった……やったぁ……ッ!」

 

 力が抜けてしまい、膝からガックリと崩れ落ちる。本当に涙まで出て来てしまいそう。

 

 俺は成し遂げた。

 山田さんと会話ができた。

 しかも、ただのコミュニケーションじゃない。

 数年の空白をすべて埋め尽くすくらいの、これからの『未来』に繋がるお喋りを!

 

「おめでとう。頑張ったね、トモくんっ♪」

 

 開いていない筈の窓から、ふわりと優しい風。

 もしかしてチカ先生が、近くで見守ってくれていたのかも。そんな声が聞こえた気がした……。

 

 

「えっ、いるよ? ずっと隠れてたっ! えっとねトモくん、今の会話すっごくアオハルって感じで最高だったんだけど、でもちょっとだけ!! 奏音ちゃんの言ったことに聞き返すの多過ぎたかもッ! あと頷きも足りなかった! あれじゃ相手も不安になっちゃうし、あとそれと……!?」

 

 わあ。雰囲気台無し。

 

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