「これ、性研ゼミでヤったところだ!」 恋の駆け引きから挿入まで、ドスケベ教育講座【性研ゼミ】で完全習得! キミ専用のオ○ホ先生と一緒に、最高の学校性活を手に入れよう! 作:ダザリアン
「すっっっっごい気持ち良かったぁ~! トモくんったら普段は優しいのに、スイッチ入るとあんな感じになっちゃうんだねぇ~……?」
「マジでごめん……調子乗っちゃった」
「いいよぉ~。またシようねっ♪」
短時間で三発も出してしまい、体力はすっからかん。完全下校時刻まで三十分を切り、ようやくチカ先生との制服セックスは幕を閉じた。
教室中がイカ臭くって仕方ない。大急ぎで換気と拭き掃除を済ませ、俺はもうクタクタだ。
逆に何故チカ先生は元気なのか。回復早過ぎる。髪型もいつの間にかお団子に戻ってるし。
「おっけー。窓も閉めたし、机の位置も元通り! まぁ、絶対にバレないんだけどね? くふふっ♪」
窓際のカーテンに包まり、チカ先生は無邪気な笑顔を溢す。分かっている、俺もその手の心配はしていない。本当に誰も来なかったし。
つくづく『性研ゼミ』には驚かされっぱなしだ。それにこれからはミサキ先生だけでなく、テキストを開けばチカ先生ともいつだって……。
もしかして、同時に進めたら二人一緒に呼び出せたりするのかな? うわどうしよう、すっごい気になる……また勃って来ちゃった。
「ね、ねえチカ。今日帰ったらさ」
「ん~? それはまた今度かな~♪」
いつまでカーテンで遊んでいるのか。
すると、中からスポっと顔を覗かせ。
「勿論、嬉しいよ。ずっと大好きだったトモくんが、こんなにチカに夢中になってくれるなんて。夢みたい……でもチカは、あくまでも教材だから」
「教材?」
「練習用ってこと。練習おまんこって、それはそれでえっちな響きで嫌いじゃないけどぉ~……♪」
お姉さんぶった余裕たっぷりの笑顔。
両手の人差し指でバッテンを作る。
「だからって、本番を蔑ろにしちゃダメっ。言ったでしょ? 日常生活に休憩は無いの。どんなチャンスも逃さないように、気を付けてね」
「……チカ先生?」
「ほらっ、来るよ。
バサッと身体を多い隠すチカ先生。
それとほぼ同じタイミング。
「――あらっ」
教室の扉が開き、女子生徒が現れた。
見間違う筈も無い。俺の大好きな人。
「山田さん……ッ!」
「何してるの?」
「あぁいや、なんでも!? 気付いたらこんな時間で……! や、山田さんは? 忘れ物とか?」
「うん。地図帳。社会の宿題が出たでしょ? 来週まで授業が無いから、忘れないうちにって思って……やっぱり寝てたのね、望月くん」
俺がしどろもどろになっている間にも、山田さんは何の気ない様子。スタスタと教室後ろのロッカーへ向かい、忘れ物を回収する。
なんたる偶然。いや、これも性研ゼミの不思議なチカラか。どちらにせよ、格好のチャンスが巡って来た。放課後の教室で二人きり……ん?
「寝てたっけ? 俺?」
「違うの? 今日ずーっと席から動いてなかったから……でも気持ちは分かるわ。学年が上がって急に授業も難しくなって来たし、ホント大変よね」
「う、うん。そう、だね?」
「流石は私立校って感じ。土日もちゃんと勉強しないと、全然間に合わないわ……じゃあね、望月くん。また明日。お昼寝は程々にね」
鞄に地図帳をしまう山田さん。
特にこちらを見るわけではない。
でも、彼女から話題を振ってくれた。
えっ、なんで?
最近ちっとも話してなかったのに。
俺がボーッとしていたことも気付いていた……?
(……あっ。か、会話! 会話しないと!?)
なんて考えているうちに、山田さんは背を向け教室から出て行こうとしている。
失念していた。
じゃあね、って言われたじゃないか。
どうする? 引き留めるか?
引き留めて、なんて言えば良いんだ?
今はその時じゃない?
もうお喋り自体はできたわけだし……。
『トモくんの人生を変えられるのは、トモくんだけなんだよっ!』
脳裏を過ぎるチカ先生の言葉。
カーテンの奥に姿は無い。
(……そ、そうだ。今がその時じゃないか!)
日常生活に休憩は無いのだ。
時間もチャンスも、すべては有限。
躊躇っている場合じゃない。
俺の人生を動かすのは、俺自身……!
「あの、山田さん!」
「んっ……なに?」
あと少しでも遅れたら、もう間に合わなかっただろう。でも振り返ってくれた。
大きな瞳をパチパチとさせ、彼女は首を傾げる。これだけの動作でどうしてこんなに可愛いんだ。決まった筈の覚悟すら揺らいでしまう。
気合を入れろ、ここからが本当の本番だ!
「久しぶりだね。こうやって話すの。て言うか、また同じクラスだし……凄い偶然だよねっ!」
「……えぇ。そうね。学校が変わっても同じだなんて。進学先が一緒なのもビックリだったけど」
「でも俺たちって、今までさ」
「ねっ。暫く喋ってなかったかも。まぁ、仕方ないわよ。あたしたちグループも違ったし、それこそ高学年の頃には受験で忙しくなっ……」
「だからっ、仲良くなりたくて!」
渾身の一言は、悔しくも掠れてしまう。
教室に蔓延る重たい沈黙。
失敗した。不自然なフレーズだった。
直感で分かった。何度もチカ先生に指摘されたことを、ちっとも実践できていない。
これじゃ山田さんが不審に思ってしまう。
それでも、どうしても。
これだけは言いたかったんだ。
嘘偽りない気持ちを、一刻も早く伝えたかった。決して『好き』とは打ち明けられなくとも。ずっと想い続けて来たことを、正直に……。
「……仲良く? あたし、と?」
「俺、悔しかったんだ。悔しいって言うか、勿体ないなって思ってた。毎年クラスも一緒なのに、全然喋ったことも無いなんて……!」
同じくらい山田さんも言葉に詰まっていた。
驚いたように目を何度もパチパチ。
すると直後、気まずそうに視線をプイっと外してしまう。駄目か? やっぱり余計なひと言だった?
「……全然なんてこと、ないわよ。3年と4年は同じ生き物係だったし。校外学習も一緒の班だったじゃない。カレー作ったりさ。ちょっと包丁で指を切っただけなのに、大慌てで絆創膏持って来てくれて」
「えっ……覚えてるの?」
「忘れないってば。すごい嬉しかったんだから……そっか。じゃあ望月くんは、あたしとは少しも仲良くない、赤の他人みたいに思ってたってこと?」
「いや違っ、そういうわけじゃ!?」
いきなり小学校の思い出を饒舌に語り出すもので、想定外の事態にガッツリ焦り散らかしてしまう。でももっと驚いたのは、その後の反応。
「……んふ。くふふふふっ!」
「や、山田さん?」
口元を抑えクスクス笑っている。
もしかしなくても、進学してから初めてだ。こんなに楽しそうな山田さん、久しぶりに見た。
でも、どうして?
何か変なことでも言ってしまった?
「なんか、急におかしくなっちゃって……! ちょっと意地悪しちゃったかも。ごめんねっ?」
「い、いじわる?」
「だって望月くん、顔真っ赤」
懐から何か取り出した。手鏡だ。
掌にそっと乗せ、こちらへ近付いて来る。
「ほらっ。泣きそうな顔してる」
「うわ……本当だ。ひっでえ」
「あとで顔でも洗って、シャキッとしなさい。幼馴染が放課後の学校でボーっとしてたら、あたしの評判まで下がっちゃうんだから。ねっ?」
悪戯っぽく微笑み、軽快な足取りで離れて行く。
聞き逃せないワードだ。俺が山田さんの?
「幼馴染……っ」
「だって小1から一緒なんだし。少なくともあたしはそういう認識だったけど?」
鞄を掛け直し、山田さんは振り返る。
「良いわよ。仲良くしてあげても。あたしも全然友達できないしさ。水嶋とかマジでウザいし」
「そ、そうなの?」
「付き合ってるとか思ってた? 無い無いっ。有り得ないから! カラオケとか絶対に行かないしっ」
歌うような声色だ。
さっきは土日も勉強をしなきゃと言っていたけれど、確か今朝は『お母さんと買い物に』って水嶋に……適当なウソだったのか。
「えーっと、つまり、だから……アレよ。塾の仲間がどうとか言い訳する奴より、ストレートに『仲良くなりたい』って言ってくれる幼馴染の方が、友達になりたいなって……そういうことっ!」
「……山田さん」
「じゃあね、望月くん。でも明日、急に話し掛けたりしないでよ? どんなに仲良しの友達でも……礼儀ってやつはあるんだからっ!」
またね、ばいばいっ!
扉を勢いよく締めるせいで、その言葉は最後まで聞き取れなかった。空っぽの教室に、再び俺だけが取り残される。でも、それでも。
その言葉は確かに、この教室へ響いた。
俺だけに向けられた『挨拶』だ。
「やった……やったぁ……ッ!」
力が抜けてしまい、膝からガックリと崩れ落ちる。本当に涙まで出て来てしまいそう。
俺は成し遂げた。
山田さんと会話ができた。
しかも、ただのコミュニケーションじゃない。
数年の空白をすべて埋め尽くすくらいの、これからの『未来』に繋がるお喋りを!
「おめでとう。頑張ったね、トモくんっ♪」
開いていない筈の窓から、ふわりと優しい風。
もしかしてチカ先生が、近くで見守ってくれていたのかも。そんな声が聞こえた気がした……。
「えっ、いるよ? ずっと隠れてたっ! えっとねトモくん、今の会話すっごくアオハルって感じで最高だったんだけど、でもちょっとだけ!! 奏音ちゃんの言ったことに聞き返すの多過ぎたかもッ! あと頷きも足りなかった! あれじゃ相手も不安になっちゃうし、あとそれと……!?」
わあ。雰囲気台無し。