※この作品はR-18です。

「これ、性研ゼミでヤったところだ!」 恋の駆け引きから挿入まで、ドスケベ教育講座【性研ゼミ】で完全習得! キミ専用のオ○ホ先生と一緒に、最高の学校性活を手に入れよう!   作:ダザリアン

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第31話『延長デートは彼女の部屋で。夢のような初キス、待望の瞬間へ……♡』

 

 二階の部屋へお邪魔する。

 筈が、ここからがまた長かった。

 奏音は『やっぱり先に片付けたい』と言い出し、そのまま玄関先で結構待たされる。

 降りて来たかと思えば、顔も会わさず洗面所へ直行。意図しない告白が相当ダメージだったらしい。

 

 山場を乗り越えたのに、おかげで俺も緊張がぶり返して来てしまった気がする。ようやく部屋へ入れたのだが、これも安らぎとはならない。

 

(……いっ、意外と少女趣味?)

 

 扉を開けるや否や、甘くて柔らかい無風が鼻の奥をついた。いつも学校で彼女とすれ違うときに香る、石鹸と女の子特有のあの匂い。

 それが何十倍にも濃縮されて、まるで部屋中の空気にねっとりと纏わりついている、みたいな……息を吸い込むだけで脳が蕩けそう。

 

 部屋の中央、小さなラグマットの上に立ち尽くしている。予想より遥かに女の子らしい空間だ。

 壁紙は薄いピンク色。枕元には大きなクマのぬいぐるみがドカッと鎮座している。

 

 クローゼットの扉は僅かに開いていて、慌てて服を突っ込んだような形跡も。俺を待たせている間、大急ぎで片付けたに違いない。

 

(いやいやっ……だ、駄目だって)

 

 ちょっとは空気を呼んで欲しい。

 勃ち過ぎだ。あまりにも。

 

 プライベートの奏音をあまり知らないのが、ここに来て悪い意味で尾を引いていた。

 憧れていただけの存在が、本当に俺の彼女になった。その実感が急に湧いて来てしまって。

 

(落ち着けって……! いざ付き合ったら、目も逢わせてくれないほど初心なんだぞ。カラダは大人顔負けでも、同じ年の女の子なんだから)

 

 煩いほどに跳ね上がる心臓の鼓動。

 ついズボンのポケットへ手が伸びる。

 駄目だと分かっているのなら触る必要は無い。それでも気にしてしまうのは、やはり本能。

 四角くて薄い小さなパッケージ。

 

 告白成功直後。部屋で二人きり。

 親御さんも遅くまで帰らないとか。

 この状況で期待しない方が無理だ……。

 しかし、物事には流れと順序というものがある。先の一件を思い出さずにはいられない。

 

 奴らが何の気なく口にした最悪な言葉も、奏音だって覚えているだろう。そうでなくとも年頃の女の子だ。下手を打って怖がられたら最悪。

 

(もうすぐゴールデンウィークなんだし、そこでも遅くないよな……だいたい付き合って数十分でセックスとか、流石に早過ぎるだろ。うん)

 

 長年の夢がようやく叶ったのだ。

 関係は勿論、奏音のことを大切にしたい。

 

 とは言え、瘦せ我慢ではある。

 せめてキスまでは進めないかなぁ……。

 

 

「……ごめん、待たせちゃって」

 

 その時だ。ドアが閉まる音。

 宣言通り顔を洗っていたのか、前髪が少しだけ水に濡れ、白いお凸に貼り付いている。可愛い。

 

「座らないの?」

「あぁ、うん。ベッドで良いかな?」

「んっ……来て」

 

 小さな歩幅で近付いて来る奏音。

 恥ずかしそうに口元をムズムズ。

 しかし、数分前と決定的に違うのは……表情筋の柔らかさだ。冷水で硬さや強張りも解れたよう。

 

 二人並んでベッドに腰を下ろす。

 なんて爽やかで健全な絵面だ。

 コンドーム握り締めている場合か。

 

「落ち着いた?」

「うんっ。スッキリしたかも」

 

 僅かに視線を落とす奏音。

 少しの間を待って、手を小さく伸ばす。

 シャツの袖口をきゅっと掴まれた。

 

「……もっかい、言って?」

「へっ?」

「さっきは変な感じになっちゃったから……ちゃんと言って欲しいの。あたしも、返事するからっ」

 

 縋るような上目遣い。

 声色はチョコレートみたいに甘い。

 なっ、なんという破壊力……ッ。

 

「す、好きだよ奏音」

「……あたしも、好きっ!」

「ふォッ!?」

 

 勢い任せに飛び込んだかと思えば、大胆にも腕をムギュっと絡めて来るではないか。

 えぇっ……さっきあんなに恥ずかしがっていたのに。急にメチャクチャ積極的なんだが!?

 

「も、もう平気な感じデスカ?」

「恥ずかしいけど……気合い入れたからっ」

 

 なんとも要領を得ない回答。

 ただ、この後の展開は予想できた。

 チカ先生との授業でも定番の流れだったから。

 こうやって言葉に詰まると、一気にペースを握られ、そのまま持って行かれてしまう……。

 

「……だって、勿体ないもんっ」

 

 重心をこちらに預けたまま、奏音は囁く。

 

「今日一日、ずーっと緊張しっぱなしだったから……デートは楽しかったけど、でもっ、もっと楽しみたかったなって。だから、延長戦っ」

「延長戦?」

「これからは、ちゃんと恋人として過ごしたいなって……穴埋めする、みたいな?」

 

 決して重くはないが、どんどん体重を掛けて来て、ついに俺の膝へ頭を乗せて来そうな勢い。

 出来損ないの膝枕みたいになっている。

 見下ろす先は、やっぱり真っ赤な頬。

 

 なんとなくだが分かった。

 つまり奏音は、長年の両片想いで生じてしまった空白を、可能な限り上書きしたいのだ。

 いつまでも恥ずかしがっていては勿体ない。だから今こうやって、分かりやすく甘えている。

 

「変な顔……してない?」

「う、ううん。可愛いよ。すごく」

「……良かった」

 

 なるほど。意地っ張りでツン要素は多けれど、言いたいこと伝えたいことはハッキリ・真っすぐぶつける。実に奏音らしいアクションかも。

 

 そう、本当に彼女らしくて……。

 

(……かっ、かぁぁわいいぃぃいい~~ッ゛!!)

 

 なにそれ。

 ねえッ、なにそれ? ねえッ!?

 どこまで俺を狂わせるつもりだッ!!

 

「照れてるでしょっ」

「おっお互い様だけどね!?」

「でも、あたしの勝ちだもんっ」

 

 妙に強気で、くすぐったそうな笑顔。

 裏に潜むは天使か悪魔か。年上のように俺を揶揄う、妹みたいに無邪気な、同級生の巨乳美少女。それていて背は俺よりも高い。

 脳が揺れる。バグる。

 心にエラーが起きるのだ。

 

 彼女を彼女たらしめる、あらゆる要素が俺の理性を焼き尽くしに掛かっていた。好きになった理由をこれでもかと突き付けられた気分。

 

 そして今。この姿も笑顔も。

 何もかもが、俺だけのモノ……。

 

「頭……ちょっと退かしてくれる?」

「やだっ♪」

「頼む。お願いだから」

「……むぅ。なんで?」

 

 ちょっとでも位置をズラしてみろ。

 勃起チンポが頭に当たるぞ。

 なんて、言えるワケない。ないが。

 

 無理。もうマジで無理。

 ゴールデンウィーク中にはなんとか?

 馬鹿言え。前言撤回だ。

 

 ――ヤるぞ。恋人セックス!

 

 

「奏音。膝枕はまた今度してあげるよ。だからさ、俺のお願いも聞いて欲しいんだ。良いでしょ?」

「っ……重かった?」

「そうじゃないって。俺も一緒なんだ。やっと恋人になれたんだから……もっと甘えたいなって」

「……んっ。良いよ♪」

 

 すっかり調子に乗っている奏音。

 見てくれがスマートな分、気を抜くと一気に幼さが加速する印象。天邪鬼ともまた違う。ただただ年相応な、甘えたがりの女の子である。

 

 だからと言って容赦はしない。

 奏音が悪いんだ。

 そんな薄っぺらい恰好で甘えて……。

 

「……なに?」

「名前で呼んでよ。これ一つ目のお願い」

「えぇ~。それは……恥ずかしいかも?」

「じゃあ、呼ぶまで離さない」

「ふぇっ? ぁ……ちっ、ちょっと!?」

 

 肩に腕を添え、優しくハグ。

 まだ力は籠めない。あくまで形だけ。

 

 勉強の成果を発揮する時だ。

 ミサキ先生、力を貸してくれ。

 

『4月のテーマ:性行為の基本的な流れ

 ステップ1 :雰囲気の作り方

 

 初めての性交渉……ドキドキしますね。

 成功の鍵は、導入部が握っていると言っても過言ではありません。付け焼刃のテクニックだけでは、相手を満足させることはできませんよ。

 

 お互いの体温を感じられる距離まで接近し、まずは会話と視線で安心感を与えます。決して焦らず、ゆっくりとムードを高めていきましょう。

 

 逸る気持ち、そして緊張は相手も同じ。

 両者にとって必要な猶予なのです。

 具体的なイメージが湧いて来るまで、確認テストで何度も復習してくださいね』

 

 

「離して欲しかったら、名前で呼んで?」

 

 耳元でそっと囁く。

 抱き寄せた腕に少しだけ力を込めると、奏音の肩がビクっと小さく跳ねた。髪の毛からほんのりと香る汗の匂いが、逸る理性を激しく揺さぶる。

 

「……ずるい」

「ズルくないよ。恋人なんだから、普通でしょ?」

「……とも、や?」

「ちゃんと。もっかい」

「とっ、智也……うぅぅ」

「よくできました」

 

 消え入りそうな小さな声。

 でも、確かに呼んでくれた。

 恥ずかしがる癖に、奏音の方から抱き締め返してくれる。これじゃ離そうにも離れられない。

 嗚呼、胸の感触が。まだ我慢しなきゃ。

 

『ステップ2:キス

 

 初めてのキスに余計な言葉はいりません。

 瞳の交錯などで同意を取り、優しく触れるよう重ねましょう。まだ舌は入れちゃ駄目ですよ?

 

 その間、当然ながら口呼吸はできません。鼻で息を吸うこととなります。こちらは遠慮しないで結構です。少し不細工なのはお互い様ですから』

 

 脳裏に響くミサキ先生の教え。

 

 顔を離し、そっと親指を彼女の頬に充てる。

 少し潤んだ瞳。だが奏音は逃げ出したりしない。

 小刻みに息を吐き、うっとり目を細める。

 

「これが、二つ目のお願いなんだけど……」

「……んっ」

 

 意図を察してくれたようだ。

 ゆっくりと瞼を閉じる。

 緊張で微かに震える薄紅色の唇……。

 

 ――ちゅっ。

 

「んんっ……ふぅ……」

 

 ほんの僅かなリップ音。

 触れ合った唇は、マシュマロみたいに柔らかくて、微かにしょっぱい涙の味がした。

 白くて細い指先が、俺の背中をギュッと掴む。

 もっともっとと強請るように。

 

「んっ、ちゅ……ぅ……♡」

 

 二度、三度と角度を変え攻撃。

 今度は少しだけ強く押し付ける。

 甘い吐息が優しく交じり合い、頭の芯がジンジンと痺れていく感覚が堪らない。

 

 このままじゃ、俺の理性まで溶けて無くなってしまいそうだ……いや、もうとっくに溶けてはいる。畏れ多くも、タイミングを図っていただけ。

 

 勢いのまま。しかし想定通り。

 華奢な肩幅を後ろへ押しやる。

 

「あっ……」

 

 スプリングが微かに軋む音。

 清潔そのものみたいな純白のシーツへ、彼女の背中が沈み込む。すかさず俺は、片膝を脚の間に滑り込ませ、上から完全に覆い被さった。

 

 見下ろす俺と、潤んだ瞳で見上げる奏音。

 気付けば短いワンピースの裾が無防備に捲れ上がり、真っ白な太ももが剥き出しに。

 

「……もう、終わり?」

「もっとしたい?」

「うんっ……キス、して?」

 

 上目遣いで懇願する彼女。

 そう、俺の彼女だ。

 自覚すればするほど、ますます冷静ではいられなくなった。脳裏へ再びミサキ先生の指導が響く。

 より深く、濃密なステップへと誘う声が。

 

『応用編:ディープキス

 

 ファーストキスのお味はいかがでしたか?

 相手が拒まなければ、そのまま次の段階へ進みましょう。ディープキス(俗称:ベロチュー)は互いの唇を割り、舌を滑り込ませる行為です。

 

 単なる接触を超え、粘膜同士が触れ合うことで、快感と親密さを劇的に高めます。より苦しくなる呼吸も、快楽の一助となるでしょう。

 

 重要なのは、力加減とリズムです。

 反応を見ながら優しく、時に大胆に。唾液の交換を厭わないこと。それは相手のすべてを受け入れるという、明確な意思表示でもあります』

 

 想像するだけで勃起モノの生々しい解説。身体中の火照りを押し出されたみたいに、俺は一切の躊躇なく、彼女の小さな口へ舌を滑り込ませた。

 

「んんぅ……! ふぅ、ちゅるっ……♡ はふっ、んちゅ♡ ふぅぅ……っ!♡ ふぁっ、ぁ……♡」

 

 テキスト通り、まずは優しく。

 反応を見ながら少しずつ大胆に。

 想像以上に甘くて、そして熱い。

 

「んんっ……♡ はぁ♡ ひゅ、ぅ……♡」

 

 次第に奏音の身体から、力が抜けていく。

 俺の舌を受け入れ、拙くも必死に絡め返してくる彼女の健気さが、あまりにも愛おしい。

 

 混じり合う唾液。部屋中にこびり付くよう響くリップ音……鼻から抜ける、甘い吐息。あらゆる要素が解けて絡み、理性を麻痺させる。

 

「ふぁぁ……ッ♡ はぁ、はぁぁ……!♡」

 

 恐ろしく長く、濃厚な時間。

 休憩する間もなく突っ走った。

 奏音は焦点の合わない遠い瞳で、ボーっと天井を眺めている。目は潤み、頬は上気し、唇も真っ赤だ……刹那、脳裏を駆ける確かな手応え。

 

 俺が、この俺が。

 あの山田奏音を、こんなにも蕩けさせた。

 気持ち良くさせたんだ……ッ。

 

「……大丈夫? 苦しくない?」

「ううんっ……くらくら、する……けど」

「けど?」

「っ……きもちぃ、かも♡」

 

 とろんとした甘い瞳。

 零れた吐息に帯びる熱。嗚呼、涎まで垂らしちゃって……教室では絶対に見せない、超無防備な奏音のトロ顔。可愛い、エロ過ぎるっ!

 

「ごめんね。急にいっぱいお願いしちゃったかも……奏音が可愛過ぎて、我慢できなくてさ」

「……びっくりした」

「もっと凄いこと、お願いしても良い?」

 

 ハッと息を呑む奏音。

 目を見てハッキリと伝える。

 ただし、言葉には気を遣うべき。間違っても『セックスしたい』なんて言っちゃ駄目だ。公園での出来事を思い出させては本末転倒。

 

 いや、仮に覚えていたとしても。

 自信がある。今の俺には。

 

 怖い思いなんて一瞬もさせない。最高に幸せで気持ち良い初体験へ導いてみせる。性研ゼミで学んだすべてを持って、奏音を愛し抜くんだ。

 

「これが最後のお願い。奏音のこと……世界で一番幸せで、気持ちよくしたいんだ」

「っ……きもちよく?」

「約束する。俺に全部任せて」

 

 心細そうに瞳を揺らしている。

 流石に察してはいるようだ。

 お互いの同意、思いやる気持ちが無ければ、ここから先は決して成立しない。焦らず俺は返答を待つ。

 

 暫しの沈黙、そして数秒後。

 奏音はきゅっと喉を鳴らし、ついに口を開いた。ちょっぴり不安そうだけど、同じくらい期待の入り混じった……危うくも力強い視線。

 

「これ以上、気持ち良くなっちゃったら……あたし、変になっちゃう。壊れちゃうかも……っ」

「良いよ。俺も変になるから」

「笑ったりしない?」

「笑うもんか」

「……約束、して?」

 

 返事代わりに重ねた唇。

 それが合図と彼女も分かっただろう。

 

 待ち望んだ瞬間が、遂に訪れた。

 恋人・山田奏音の処女を……俺が、奪う。

 

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