※この作品はR-18です。

「これ、性研ゼミでヤったところだ!」 恋の駆け引きから挿入まで、ドスケベ教育講座【性研ゼミ】で完全習得! キミ専用のオ○ホ先生と一緒に、最高の学校性活を手に入れよう!   作:ダザリアン

8 / 35
第8話 『挨拶ってこんなに大変! 元気いっぱい合法○リ巨乳・チカ先生と【日常】を学ぼう!』

 

「ねえねえトモくん、どうっ? 制服似合ってる!? ここの学校デザイン可愛いから、一回着てみたかったんだよね~! えへへへっ♪」

 

 短いスカートをふわりと靡かせ一回転。学生の頃は新体操部だったという設定をふと思い出した。

 

 って、暢気に観察している場合か。

 予感はしていたが、本当に教室へ現れるとは……ここまで来ると『誰かに見つかったら』とか、きっと余計な心配なんだろうな。

 

 誰かの椅子を適当に引っ張り、チカ先生は俺の目の前にドカッと座る。ああっ、そんなに足を開いて。ふとした拍子に見えちゃうだろ……!

 

「今日だけで4月号、ぜ~んぶ終わらせちゃおうね! チカはミーちゃんと違ってスパルタだよ~! えーっと、じゃあまずは~」

 

 勝手にテキストを引っ手繰って内容を確認し始める。この落ち着かない言動もまた、他の先生に子どもっぽいと窘められる理由の一つ。

 

 そう言えば小雑誌の漫画でも、ミサキ先生を『ミーちゃん』と呼んでいたっけ。性格から何まで正反対の二人だけど、実は一番の仲良しとか。

 

「うんっ、じゃあ確認テストやろっか! さっきみたいにチカが教室に入って来るから、トモくんは挨拶して、チカとお喋りしてね?」

「えっ。でも、まだテキスト読んでな……」

「良いの良いの! こういうのは実践あるのみ! ボーっとしてたら奏音ちゃん、本当にあの男子に取られちゃうよ~? 良いのかなぁ~?」

 

 ムッフッフと憎たらしい笑みで挑発するチカ先生。クッ、言い返せない……でも確かにそうだ。俺にはノンビリしている時間なんて無い。

 

「よぉ~し、行っくよ~! チカが教室に入ったら、テスト開始! トモくんから声を掛けてね! 準備は……待ちませ~ん! 始めま~す!」

 

 駆け足で教室から飛び出す。

 スカートがひらひらと舞い踊り、真っ白でむちむちな太ももが一瞬だけ露わに。

 危うく勃起するところだ。当時は考えもしなかったが、意外にもえっちなカラダ付き。

 

 ……チカ先生とは、流石にムリだよな?

 だって性技の先生じゃないんだから。

 

 でも、これって『性研ゼミ』なわけで……。

 

 

 チカ先生と一対一の確認テストが始まった。

 朝の教室という設定で、チカ先生扮するクラスメイトとお喋りを五分続ければ合格とのことだ。

 しかし、思うようには運ばない。

 

「ち、チカ、おはよ……!」

「ぶっぶー! 不合格で~す」

「えぇっ!? ど、どうして……!」

「考えてもみなよトモく~ん。今のトモくんは、まだチカとそんなに仲良くないって設定なんだよ? いきなり名前で呼んだら不自然じゃない?」

「あっ……た、確かにそうかも」

「やり直しで~す! はい、スタート!」

 

 何かとルーズだったミサキ先生とは違い、チカ先生は真面目に項目をチェックしたり厳しく指摘したりと、普通に難易度が高い。希望が見えない。

 

 最初の『おはよう』すらクリアできず、お喋りのターンまでちっとも進まない。お願いです先生、まずはテキストで勉強させてください。

 

「お、おはよう、国枝さ……」

「声が小さいっ! やり直し!」

「おはヨー国枝さん!!」

「ダメダメ、声が裏返っちゃってる! 緊張してるの丸分かり! この年頃の女の子にとって、緊張はイコール下心の現れ! 警戒されちゃうよ!」

「おはよう国枝さん!」

「笑顔が不自然! やり直ぉ~し!」

 

 いやちょっと本当にスパルタ過ぎる。

 もう一時間近く経ってしまった。

 

「チカ先生、ちょっと休憩を……」

「受け付けませ~ん! 日常生活に休憩なんて無いんだよ? いつどんな時でも『なりたい姿』を思い描くの! 朝の眠くてボーっとしている時に、奏音ちゃんと偶々会ったら……今は元気が無いから、なんて言い訳は通用しないんだからね~?」

 

 チカ先生の言葉は厳しい。

 だが芯を喰ったものばかりだ。

 

「ごめんねトモくん。疲れちゃうのはすっごく分かる……! チカだって最初はできなかった。でもねトモくん、大事なのは『継続』だよ!」

「継続、ですか?」

「そうっ! カッコいい自分でありたいっていう、強い気持ちを持ち続けるの! カッコつけるのはダサいことじゃないんだよ!」

 

 休憩は無い。と言いつつ、隣の席に座ったチカ先生は俺の肩を優しく撫でる。続いて両手の拳をギュッと握り、こんな風に伝えてくれた。

 

「恥ずかしくても、勇気が無くても、心をカチッとさせるの。心が変われば行動だって変わっちゃうんだからっ! トモくんの人生を変えられるのは、トモくんだけなんだよっ!」

 

 気持ちの籠った熱いメッセージ。

 チカ先生が心から俺を想ってくれていることが、そりゃもう痛いほど伝わった。ここまで言われて、ヤル気にならない筈が無い……!

 

「……先生、もう一回お願いします!」

「トモくん……! うん、勿論っ! でも一回じゃ終わらないよ! トモくん、視線は特に気を付けてね。気になるのは分かるけどっ!」

「あっ、はい!? すみません!?」

「んふふっ♪ トモくんのえっち」

 

 スカートの裾をギュッと握り、悪戯に微笑む。そして再び教室の外へと駆ける……あんな小悪魔みたいな表情もするんだ、チカ先生。

 

 おっと、今は集中しなければ!

 これだけ先生が応援してくれるんだ。

 確認テスト、絶対に合格してみせる!

 

*

 

「おはよう、国枝さん」

「んっ? あ、おはよう。望月くん」

「髪の毛に糸が付いてるよ」

「えっ、ウソ! やだぁ~! どこどこ?」

「先っぽのところ。自分で取れる?」

「分かんな~い。望月くん分かる?」

「じゃあ俺が取るよ。ジッとしてて。あっ、ごめんね国枝さん、髪の毛触っても良いかな?」

「良いよ~気にしないで~」

 

 糸くずを払い除ける。

 よし、ここまでは順調……ッ。

 

「オッケー。取れたよ」

「ほんと~? ありがと~」

「どういたしまして」

「……んっ? なに? どうしたの?」

「あぁいや。ごめんね、ジロジロ見ちゃって。すっごく綺麗な髪の毛だなぁって思って……そういうの毎日ケアしてるんだよね?」

「そうなの〜! えぇ~ありがとう! 最近は面倒だからお団子にしちゃってるんだけど~。え、望月くんそういうの興味あるわけ?」

「ちょっとだけね。実は俺、妹がいるんだけど、毎朝大変そうでさ。偶にだけど髪を乾かしたり、手伝ったりしているんだ」

「へぇ~妹ちゃんいるんだ~! どんな子?」

「えっと、美桜って言うんだけど……」

 

 髪の毛と美桜の話。上手いこと切り替えつつ、それっぽい会話をなんとか続ける。

 

 これで目標タイムの半分だ。

 あと少し、今度こそ……!

 

「……じゃあ、ワックスとか使わないの?」

「うん。興味はあるんだけど、自分に合っているのか分からなくて、いっつも手が出せないんだよね。国枝さん、そういうの詳しい?」

「男の子のやつはあんまりかな~。美容師さんとかに聞いてみたら良いんじゃない? 望月くん、どこの美容院に行ってるの?」

「実は、近所の床屋で……」

「えぇ~!? ダメだよそれ! この歳になったらちゃんとした美容院に行って、似合う髪型とか探さないとさ! チカのとこ紹介しよっか?」

「本当にっ? ありがとう国枝さん、実は前から行ってみたいと思ってて、助かるよ……! えっと、じゃあメモするね。なんて言う名前の……」

 

 ピピーッ!

 どこからか笛のような音。

 

 出処は……あぁ、チカ先生が指笛を吹いたのか。器用なことするな。焦ってノートを取り出していたから、全然気付けなかった。

 

 ……ってことは?

 

「はぁ~~い終了~~! 五分キッカリ経ったよ! 4月号の確認テスト、丸々これにて終了となりますっ! 合格おめでとうトモくん!」

「やっ……やったぁぁああああ!!」

 

 気付けば夕方になっていた。

 でも合格した。何十回もの不合格を乗り越え、ついに俺は……同級生の女の子(に扮したチカ先生)と、長い時間お喋りをしてみせた!

 

「じゃあ復習するねっ。流れも淀み無く、不自然な会話はありませんでした。糸くずに気付いたのは素晴らしい! まぁ、オマケだけどね♪」

「だよね……ありがとう先生」

「あっ、そうだ。ちょっと気になったのは『実は』っていうフレーズの多さかな? 三回は出て来たから、これは減らしたいところだね」

 

 凄いなぁ。会話しながらそんなところまでチェックしているんだ。流石は先生、しっかりしている。

 

「あとはやっぱり、女の子側の情報をもう少し引き出したいよねっ。トモくん主体のお話が多かったら、そこは反省ポイントかな」

「やっぱり、まだまだ?」

「ううんっ。すっごく頑張った! 髪の毛に触るとき断りを入れるとことか、優しいなぁ~って思った! チカ、とっても嬉しかったよ……!」

 

 テキストで見慣れた、天真爛漫な笑顔とはちょっと違った。夕日の掛かる赤らんだ頬は、本当に同世代の女の子みたいでドキドキしてしまう。

 

「……よしっ。じゃあ、勉強終わり!」

 

 こちらへトコトコと歩み寄るチカ先生。

 そして俺の胸板に顔を寄せ……えっ?

 

「ちょっ、先生!?」

「テストも終わったんだから、もう『チカ先生』じゃなくても良いよね……? トモくん、チカがご褒美あげる。いっぱい頑張ったもんね」

「ご、ご褒美……?」

 

 小柄で子どもっぽいとは言え、身長は俺よりやや低い程度。顔を少しでも上げれば、目と目が簡単に逢ってしまう。近過ぎるよ、チカ先生……。

 

「……チカのドキドキ、伝わってる?」

「うんっ……胸が当たって……」

「チカの子どもじゃないところ、教えてあげる。それにチカ、ミーちゃんと違って『性技』の先生じゃないの。どういうことか分かる?」

「わ、分かりませんっ……!」

 

 ちょこんと背伸び。影が重なる。

 昨日はお預けだった、唇同士の接触。

 

「トモくんのことが大大だ~い好きな、都合の良い女(あな)ってこと……えっちしよ? トモくんっ♡」

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。