前世は地獄、今世は天国? 346プロの色欲神プロデューサーの受難 作:ヘルメス・トリスメギスタス
「ああ。忘れてた。二人とも俺の顔を見たいんだったな。
メガネ外すからじっくりと見ていいよ」
渚が突然そんなことを言い出す。
渚の分体に身体を触られていた晴達は困惑の表情を浮かべる。
何故今更そんなことを言うのか?
「てめえ何考えてやがる?」
二人は警戒心を露にする。
「ありすは見たからな。二人も見ないと不公平だろ?」
渚はそう言うとメガネを外す。
そして二人は色欲の魔眼を見てしまった。
すると、二人の眼から光が消え表情も虚ろになった。
「何をしたんですかご主人様?」
ありすが渚に問いかける。
「催眠状態にした。今二人の精神防御はゼロだ」
「なるほど………。それで今から催眠を?」
「いや。ここは万全を期してここに洗脳を施す。まずは魔眼で脳幹まで洗脳し、
その上で物理的な処置を施す」
「そこまでやりますか?」
ありすがあきれ顔をする。
「ああ。二人は徹底的に抵抗すると返した。催眠だけでは元に戻る可能性がある。
ここは洗脳と肉体改造を徹底的にして、元に戻らないようにする」
「具体的には?」
「まずは魔眼で俺の命令に絶対服従、24時間排泄の管理、常識の改変といったところだ。
次に媚薬等の外科的な処置を行い、脳はもちろん身体全体を改造し、中和剤なしでは普通に生活も出来ない身体にする」
「まさにご主人様に絶対服従しなければ、人間どころか犬や豚以下になりますね。
まあ、ご主人様に徹底的に抵抗した二人にふさわしい末路で素晴らしいです」
ありすがうっとりと呟く。
三人一緒に渚に肉便器として飼われるのを想像しているようだ。
「じゃあ始めるか」
そう言って渚は二人の洗脳を始めた。
「………ん」
晴は脳が妙に霞がかってる感じがした。
そういえばあいつの顔を見て………
ドクンッ!
心臓が大きな音を立てた。それと同時に全身が熱くなる。
晴は自身の秘部が特に熱く感じた。愛液もコンコンと溢れてくる。
深呼吸で落ち着こうとしたら、息を吸っただけで性的興奮を感じた。
千枝も同じのようだ。
「てめえ………何………しやがった」
晴が荒く息をしながら渚に問う。
「ん? 俺の色欲の魔眼を見たから強制発情したんだ。ありすの時よりも出力は強力にしといたからな」
「な! てめえ!」
「俺は忠告したぞ。メガネを外した顔を見るなと。無理に見ようとした結果だ。
責任は晴達にある。それよりこれで終わりじゃないぞ?」
「え?」
「これから媚薬を筆頭にあらゆる薬を投与する。人間界にあるようなちゃちな物じゃない。
色欲界でも最高クラスの一品の数々だ。徹底的に肉体を改造してやる。その上で性的快楽を与えてやる。
究極の快楽に人格崩壊起こすかもしれんが、まあ、いいよな」
渚は二人をこれから実験されるモルモットを見るような眼で見た。
かわいそうだけど技術の進歩に犠牲は必要なんだよなという眼だ。
二人は恐怖した。もう渚は二人を人間と見ていない。実験体という物としてみていると。
「さて、まずはこれからだな」
渚の右手に青いゼリーのような生き物が現れた。
「な、なんだよそれ………」
晴の声が震える。
「スライムさ。ただし、こいつは特殊でな。人の脳の中に入って寄生するんだ。
寄生された脳は………まあ、実際に寄生されたらわかるだろ」
そう言って渚はゆっくりと晴に近づく。
晴は逃げようとしたが、分体にがっちりと抑え込まれる。
渚はスライムを晴の耳からゆっくりと入れていった。
「ひいいいいいいいいーーーーーー!」
晴は自分の脳の中にスライムが染み込んでいくのがわかった。
それと同時に脳が犯されていくのを感じた。
そして、そこから強い性的快楽を感じた。まさに脳姦である。
そしてスライムは晴の脳の全体に寄生した。
すると晴は強烈な性的快楽を感じ、潮を吹いた。
一回の絶頂では済まない。打ち返す波のように連続で襲ってくる。
このとき脳では晴の性的中枢が刺激され続けていた。
通常はそれを抑える物質が出るのだが、スライムに乗っ取られた脳はその物質が出せなかった。
そしてスライムは快楽物質の蛇口を破壊。無制限に快楽物質が大量に出続けたのだ。
こうなっては晴はたまったものではなかった。
絶頂が連続して押し寄せ、潮を吹き続ける。
頭の中が絶頂でスパークし、脳内が性的なことしか考えられなくなる。
まさにイキ地獄。晴が渚に抵抗するなど、アリが象に立ち向かうのと同じだったのだ。
「さて、次行こうか」
快楽地獄の晴に渚は冷酷に告げる。
渚が持ってきたトレーの中には複数本の注射があった。
「クリトリスを肥大化する注射、尿道を性感帯にする注射、肛門を性感帯にする注射、
肉棒を生やす注射etc……… さあ、一本ずついこうか」
渚が告げた言葉に晴は一気に顔が青くなった。
これをみていた千枝は自分がこれをされたらと思い、泣きながら身体をブルブルと震わせた。
「待って! 俺が悪かった! 謝るからもう許して!」
晴は泣きながら懇願する。
だが、渚の回答は無慈悲だった。
「ダメだな。まだメインディッシュにも達していない。色欲のフルコース全て完食してもらうぞ」
そして渚は一本ずつ注射を打ち始めた。
注射を打たれるたびに晴は絶叫した。
そして全ての注射を打たれた後の晴は声すらあげることが出来なかった。
「さて、最後は媚薬だな」
渚がトレイから取り出したのは、ガラス瓶に入った禍々しいまでの深紅の液体だった。
「それって、私に使ったものと同じですか?」
「いいや。あれは希釈した初心者用だ。晴たちに使うのは、色欲界でも最高純度の原液さ。
本来なら一滴で致死量に近いが……今回は三本分、一気に流し込んでやる。それが『準備』だ」
渚の言葉に、晴は絶望に顔を青くした。
ありすは、愛する渚の隣でその惨状を眺め、冷ややかに口角を上げる。
「ふふ……無様ですね。あれだけ強気に食ってかかってきた割には、前菜だけでこのざまですか」
「神にたてついた人間がどうなるか、その身を以て知ればいい」
「あ、あのっ!」
千枝が必死に叫んだ。
「私たちが間違っていました! もう許してください……!」
千枝は泣きながら、手錠のまま不格好な土下座の姿勢をとる。だが、渚の冷徹な眼差しは揺らぐことがない。
「ダメだ。俺を探ろうとした罪は、そう簡単に消えるものじゃない。
晴が壊れ、千枝が絶望に染まるまで……その神罰は絶対に執行される」
渚は千枝の懇願を冷酷に跳ね除けると、自身の指先で晴の顎を強引に持ち上げた。
これから始まるのは、一人の人間が神の玩具へと変貌を遂げる、終わりのない断罪の宴。
渚の心は、分体たちが動き出す気配を感じながら、深い淵のような静寂に包まれていた。それは、情けではなく、完全に晴という人間を「使い捨てる」と決めた神の非情な宣告だった。