※この作品はR-18です。

変幻装姫の受難 ~中年男に堕とされる変身ヒロイン~   作:依渓 進太郎

1 / 5
 この作品は二次創作です。原作者様,出版社様、及びその他関係者様とは一切関係ありません。
 また原作である「変幻装姫シャインミラージュ」のネタバレを含みますので、予めご注意ください。

 この作品には以下の要素が含まれます。

・電気責め ・水車責め ・肉体改造(母乳体質) ・感度上昇 ・変身解除 ・拘束

・イラマチオ ・パイズリ ・キス責め


第1話

 蒸し暑い空気が残る夕暮れ。もう日は薄い金色の円が空を昇り始めた頃。

 ある者はスーツ姿で気怠(けだる)い表情を浮かべ、またある者はハンディファンを片手に友達と陽気な笑みを浮かべて。

 そして"彼女"は気品溢れる姿勢で堂々と歩き行く。

 少しオーバーサイズで余裕のある服装に身を包み、濃いサングラスで目元は隠しながらも黄金に輝く金髪ツインテールを惜しげも無くたなびかせている。両手両足にそれぞれ純白のロンググローブとニーハイブーツで装い、夜間とは思えない気温に対して肌面積はかなり狭い。それはまるで自身の姿を隠そうとしているようにも見える。

 

 人通りの多い道を曲がり、段々と人気の無い路地を突き進み、更に暫(しばら)く歩いてとある建物の前で立ち止まった。壁のいたるところに錆が付着していて変色しており、もう何年と使われていないであろうことが予想できる外観。こんな場所に入って行く人を見かければ、まず不審に思われても可笑しくない。

 彼女は周囲に誰もいない事を確認した後、可動性の悪い扉をギギッと押し開いて中へ入る。

 

 「……ふぅ。やっと一息吐けますわね」

 

 小さな溜め息をひとつ吐き、そう呟いた彼女は建物の奥へと侵入しながら上着を脱いで埃(ほこり)を被った机に畳んで置く。

 ゆったりとした服装の下から現れたのはボディラインをこれでもかと言うほどに強調したレオタード姿。Gカップの膨らみが生み出す曲線美としなやかな腰。その整った輪郭を鮮やかな青色と白色で彩られ、その右手にはいつの間にか銀色のレイピアが握られている。その姿はまさしく、正義のヒロイン――『変幻装姫 シャインミラージュ』だった。

 

 「ようやく見つけましたわ。これでようやく、ダーククライムとの因縁に終止符を打てますわね」

 

 

 数ヶ月前、敗北に敗北を重ねて身も心も凌辱してきた異世界からの侵略者集団――『ダーククライム』との最終戦を経て、どうにか奇跡の勝利を掴み取った彼女。その後に現れた『リティアール・フォレンシア』と名乗る女性。彼女はダーククライムに抗う力である神聖なエナジーを東堂院紗姫に与えた張本人であり、ダーククライムの首謀者たる博士を打倒するべく行動していた人物だった。

 そのリティアールから伝えられた頼み事を果たす為、今彼女はこのような建物の中へと侵入している。

 博士だけでなくダーククライムの怪物達もまとめて葬り去ったあの日に、彼らの脅威は殆(ほとん)ど完全に消え失せたと言っても過言ではない。しかし、彼が行った闇のエナジーに対する研究内容は未だ健在であり彼らの拠点(アジト)にて保管されている。もし万が一にでも人の目に届き、その内容を理解されてしまえば第二第三の博士と呼べる存在が現れ兼ねない。

 可能性は零に等しいと言えるが、完全に無いとも断言できない。潰せる芽は潰すに限る。

 その思考に賛同したシャインミラージュは快く彼女のお願いを聞き入れ、怪人等の目撃情報を聞き込み人力で彼らの拠点を探し出した。

 

 (しかし、この建物に入ってから段々と闇のエナジーが濃くなっていきますわ。いったいどういう原理ですの)

 

 地球上にある施設のはずなのに、奥へ進めば進む程まるで異界へ足を踏み入れたかのような感覚。何かしらの結界でも施されているのだろうか。

 そんなことを考えながら歩いていると通路の突き当りに昇降機を発見し、彼女はそれに乗り下の階へと降りて行く。動力音を響かせながら稼働する機械に揺られ、地下を目指す。

 

 数分か、或(ある)いは数十秒程度か。短くも長い時間をかけてようやく機械が止まり、扉が開いた。不気味さを覚える程に白一色の壁と床で構成されている廊下には幾つかの扉がある。

 武器を構えて警戒心を強めた彼女はゆっくりと昇降機から出て床に降り立つ。ここから先は敵の本丸であり、如何(いか)なる罠が仕掛けられていようと何ら不思議ではない。もしかすれば隠していた怪人の一体や二体は潜伏し続けている可能性すら捨てきれない。

 ゆっくりと慎重に歩を進めるシャインミラージュ。緊張感からか額に汗を滲(にじ)ませ、固唾(かたず)を飲んで全方位からの奇襲に対応できるよう意識を集中し続ける。

 そうして何歩か歩いた先、足下でカチッという音が聞こえた。

 

 「っ!」

 

 その刹那、すぐさま後退した彼女はつい数瞬まで自身がいた床から青白い小さな稲妻が走るのを視認する。やはりと言うべきか罠が仕掛けられていたようだ。

 あれに触れてしまえばどうなってしまうのか。恐らくは見た目以上の凄まじい電流に襲われて、一瞬の内に意識を刈り取られてしまうのだろう。それこそ、神聖なエナジーによる加護すらも貫通して。

 

 「そう簡単には奥へすすませて貰えない、ということですわね」

 

 そう呟く彼女の表情は意外にも明るかった。

 緊張感は未だ拭えないが、それでも自身の予想に狂いは無いことが証明された。ここで何事も無く目的を果たせていれば、それこそ逆に不安要因でしか無いというものだ。

 

 (あの罠があった場所、よく見ると扉の近くですわね。つまり、あそこに何かがあるということですの?)

 

 彼女の視線の先、トラップの仕掛けてあったタイルから二歩程度の位置に扉が見える。何も無い場所へ罠を仕掛けるのは非合理的と考え、シャインミラージュは他の罠も警戒しながら再び歩を進める。

 先程と同じルートをなぞるようにして素早く歩き、罠があったタイルを避けて扉の前に立つ。一呼吸を置いて精神を統一させた後に、勢いよく扉を開け放って構えた。

 しかし何一つとして音沙汰無く、薄暗い部屋から何かが飛び出してくることもない。

 一先ずは安堵しつつも武器を構えたまま彼女はゆっくりと部屋に入り手探りで電灯のスイッチを探す。そしてそれらしき物を見つけて押し、照らされた室内を目にしてギョッとする。

 理科室や音楽室といった学校の特別教室を思わせるだだっ広いその部屋に置かれていたのは無骨で悪趣味な器具の数々。壁に掛けられている十字架の磔(はりつけ)台や、謎の機械と繋がっている金属製の椅子、天井から吊り下げられている複数本の鎖に大きなガラス製の水槽等、その様相はまさに拷問部屋と呼ぶに相応しかった。

 

 (どうして基地にこんな物を……? 一体、誰に対して使うつもりでしたの)

 

 そう考えるが、ダーククライムと敵対する存在は主に自分一人であることから恐らくはシャインミラージュを捕えて使用するつもりだったのだろう。それは何とも恐ろしい未来だった。

 もしも先の最終戦で敗北していればこれらの餌食(えじき)に――。

 それ以上の想像は良くないと自身を律し、この部屋には何も無いと判断した彼女はスイッチを切って部屋から出る。

 

 (気を取り直して、……次はあの部屋ですわね)

 

 嫌な想像をしてしまった思考を振り払い、改めて廊下を見渡し次の目標を見定める。現在値から更に奥へ十歩ほどの距離にある反対側の壁の扉。

 いつ罠のタイルを踏んでも回避が出来るように意識しながら進み、一歩、また一歩と目的の扉へと近づく。そして――、

 

 「ふっ」

 

 またしてもカチッという音が聞こえ瞬時に後退するシャインミラージュ。罠を起動させて電撃が出るまでの、凡そ一秒にすら満たない僅かな時間。そんな中で反応し、回避まで行えるのはスピードに特化したストライカーフォーム故だろう。

 二度目ともなれば流石に慣れ、より無駄なく回避行動を取れるようになった彼女はそのまま罠のタイルを迂回(うかい)して扉に近づいて行く。そうして部屋の前で止まり、先程と同じように構えて勢いよく扉を開いた。

 何も無い事を確認して部屋に入ると灯りを点け、中の様子を窺(うかが)う。どうやらこの部屋は資料室のようであり、所狭しと設けられた棚に様々なファイルが収納されている。

 それらから一つを手に取った彼女がペラペラとページを捲(めく)って見れば、解読できない謎の文字が羅列されていた。部分的に手書きのイラストによる挿絵もあるが、凡そ地球に住む人々が内容を理解できるとは到底考えられない。

 

 (しかし可能性の芽は潰す。それは変わらないことですわ)

 「マジカルフォーム!」

 

 そう考えたシャインミラージュがファイルを棚に戻し、声高らかに言葉を発する。

 すると白い光が彼女の身体を包み、一瞬にしてその姿を変化させた。ピンク色を基調としたワンピースに身を包み、輝いていた金色の髪もまた同じく可愛らしいピンク色のポニーテールへ。武器として装備していたレイピアは宝石を埋め込んだステッキに変わり、それはまさしく魔法少女を思わせる容姿。

 

 「フレア・バレット!」

 

 その杖に力を籠めて叫ぶと幾つもの火球が宙に浮かび始め、そして室内の資料目掛けて一斉に解き放つ。彼女のエナジーによって生み出された火の玉が紙製の資料を燃やし尽くし、瞬く間に塵へと燃焼させていく。ここまですれば誰も博士の研究について知ることは出来ない。

 尤(もっと)も、最終戦の折に発動した奇跡によりダーククライムのことを詳細に覚えている者は一人としていないのだから、今彼女がしている事も恐れている事も杞憂に終わるはずである。

 

 "悪の組織ダーククライムは正義のヒロイン――『変幻装姫シャインミラージュ』によって討ち滅ぼされた"

 

 普通の人々にはそれだけしか記憶が残っていないのだから当然だろう。彼らの後を継ごうとする輩など、現れるはずも無い。

 

 「ストライカーフォーム!」

 

 研究資料の抹消を済ませた彼女は再び機動力特化のストライカーフォームへと変わり、基地の探索を再開する。まだ他の情報が残されている可能性を考慮し別の部屋も探しに出ようとした。

 ――その時だった。

 扉へと手を伸ばした瞬間に扉が独りでに閉まり、施錠する音まで聞こえた。

 

 「緊急事態発生。緊急事態発生。侵入者ヲ感知。侵入者ヲ感知」

 

 けたたましい警告音が鳴り響き、シャインミラージュは資料室に閉じ込められてしまった。

 流石に屋内で火を扱ったのが不味かったのだろうか。時間に余裕もあるのだから効率を重視する必要は無く、もっと慎重な行動を心掛けるべきだったかもしれない。

 

 (迂闊(うかつ)でしたわっ。こんな場所で罠を起動させてしまうなんて……。いえ、まずは脱出を優先させませんと)

 

 ともかく一刻も早く部屋から脱出せんと彼女は扉に向けてレイピアを構える。そして――、

 

 「シャイン・スラスト!」

 

 一直線に武器を突き出し、高速の一撃をお見舞いする。それで扉の鍵を破壊――するつもりだった。

 しかし扉にはごく僅かな窪みが出来た程度であり、破壊には遠く及ばない。

 

 「そんなっ、なんて頑丈な扉ですの!? くっ、それなら……イリュージョン・ストライク!」

 

 強力な一撃では駄目だと理解した彼女は続けざまにストライカーフォームの奥義とも言える必殺技を繰り出す。超高速で繰り出される連続の刺突で的確に鍵の部分を攻撃し続けた。だが、それでも扉はびくともしない。まるで彼女が有する神聖なエナジーを吸い取って威力を吸収しているかのような、そんな感覚に陥る。

 どうしても鍵の破壊が出来ない彼女は焦燥に駆られ、次の手を思案することで手一杯となっていた。故に、室内の異常に気づくことが出来なかった。

 

 「ぅっ、……視界、が……いったい……どうして…………。だんだん、い……しき…………が……、…………」

 

 唐突に眼も開けていられないほどの強烈な眠気が襲い掛かり、頭の中に白い靄(もや)がかかったような感覚に陥る。何が起こっているのかさえ考えていられる余裕も無く、ただ彼女は「部屋に強力な催眠ガスが撒かれた」ということだけを理解して深い眠りへと落ちていってしまった。

 

 ***

 

 「…………、ここ……は…………」

 

 意識を失ってからどれだけの時間が経ったのか、目を覚ましたシャインミラージュが周囲を見渡す。暫くして意識が鮮明になっていき、自身が置かれた状況にハッとする。

 自分がいるのはこの施設で最初に見た拷問部屋であり、そして現在進行形であの奇妙な椅子に股を開いた状態で座らされて両手首と足首を拘束されている。

 

 (誰かいるんですの!?)

 

 自分が倒れた時に見た最後の景色とまるで違うということは、誰かが意図的にこの部屋まで運び、そして悪趣味な器具に彼女を固定したということ。つまり、この施設の存在を把握し出入りできる存在がいるということである。

 

 「久しぶりだな。シャインミラージュ」

 

 「っ! その声はっ!?」

 

 自身が置かれた状況を整理している中、突如として声をかけられて彼女はその方向に顔を向けた。

 その先にいたのは中年の男性である『黒田(くろだ) 剛造(ごうぞう)』であった。この施設にいるはずのない一般人を相手に彼女は警戒心と懐疑心を露わにする。それもそのはず、この男と彼女の間にはダーククライムと比類する程の因縁があるのだ。

 

 「いやぁ、博士とやらの研究は凄まじいな。現代の科学を何歩も先を行っている」

 

 「どうしてあなたがこんな所にいるんですの!? それに、記憶は消したはずで――」

 

 「今から説明してやるから少し黙ることだな」

 

 そう言うや否や彼は手にしたリモコンのスイッチを押してみせた。すると椅子から伸びているコードと繋げられている豊満な双丘の先端へ強烈な刺激が駆け抜けた。

 

 「んひいいぃぃぃぃっ! ち、ちくびがっ、びりびりってぇえぇぇ!」

 

 敏感な性感帯を唐突に襲う電撃により顎を突き上げ、全身に広がる痺れと疼きで腰が跳ね上がる。襲ったのは一瞬であるが、それでもその衝撃が走り抜けた余韻で視界が白黒に明滅している。

 そんな痛覚と悦楽の波が引くよう息を整え、自身の姿を改めて確認した彼女は両乳首だけでなく秘部の突起――クリトリスにまで同じような放電装置を取り付けられていることを知る。

 

 「まずここにいる理由だな……と言っても詳しいことは俺もよく知らん。家の机に紙切れが置いてあってな、そこに書かれてある住所がここだったってだけだ」

 

 そう言いながらその紙切れをシャインミラージュの方へ見せる。可愛らしくも達筆な日本語で書かれた住所とメッセージを、彼女は虚ろな目で読んでいく。

 

 『もしも私たちが消えた時、

 まだシャインミラージュを好きにしたい欲望があるならここへ来なさい』

 

 異界の者とは思えない程に達筆な文字で書かれた内容はそれだけ。だが、それだけだからこそシャインミラージュの起こした奇跡である"シャインミラージュの正体と今までの調教に関する記憶と記録を全部消す"という内容には引っ掛からなかったのだろう。

 まるでこうなる未来を分かっていたかのように的確な保険に、彼女は恐怖にも似た感情を抱いた。

 メッセージの内容,最終戦の結末,リティアールからのお願い,シャインミラージュの油断。何かが一つでも違えばこうはならなかったのだから。

 

 「それでここを調べてたら、どうやら例の博士とやらが研究してた拠点らしくてな。何故かお前に関する資料は何も残っていなかったが、闇のエナジーとやらに関する研究や器具はしっかりと残っていた」

 

 「……わたくしが、この場所を見つけるよりも……先に。あなたは、ここを知っていたんですわね」

 

 「そうなるな。お陰で色々と触ってみる余裕があって、罠の位置を記したマップもご丁寧に置いといてくれて軽い別荘みたいなもんだ。おまけにお前を調教する為の道具なんかが揃っていると来た、活用しない手は無かろう」

 

 冗長に語る中年男性は普段以上の高揚が感じられた。ダーククライムが存在していた頃からシャインミラージュを我が物としたかった彼にしてみれば、今が理想の状況そのものであるのだから当然と言えば当然だが。

 

 「次に記憶のことだが、確かに俺はお前がダーククライムに調教されていた事を忘れていた。それは事実だ…………が、お前は覚えていたからな」

 

 「…………、どういうことですの?」

 

 「お前の横に置いてあるその機械。そいつは他人の記憶を映像として共有することが出来るらしくてな、まあ簡単に言えば人の脳内をビデオテープに出来るようなものだ」

 

 「っっ!!」

 

 「俺の知らないことまで鮮明に見させてもらったぞ、お前が気持ち良く眠っている間にな」

 

 彼の口から飛び出して来た信じがたい言葉の数々は彼女に途轍(とてつ)もない衝撃を与えた。

 まさか博士の持つ技術力がそんな芸当まで可能にしているとは考えもしなかったのだ。

 

 「さあ、つまらん話はこれで終わりだ。今日からお前は俺だけのものになるんだからな」

 

 「誰があなたのようなものになんてっ、痛い目に遇(あ)いたくなければ今すぐこの拘束を解くことですわっ!」

 

 「相変わらず威勢だけは一丁前だな。だが、そうでなくちゃ俺も楽しめないから精々その心意気を保っていてくれよ」

 

 そう言って、男はリモコンのスイッチを押す。

 すると彼女の股下辺りが機械音を立てながら開き、黒い球体を掴んだ銀灰色のアーム。それを目にした瞬間にシャインミラージュの背筋が凍り付き、震えが止まらなくなる。

 

 「なぜ、それがまだ…………」

 

 「お前は見覚えがあるんだろう? ダーククライムに敗北する日々を送る原因になったらしい"コイツ"を、な」

 

 拘束椅子から出て来た黒球は博士が研究していた闇のエナジーの塊であり、これを変幻装姫は体内にこれを挿入され続けたことにより神聖なエナジーが弱体化していき、最終的には改造された戦闘員はおろか一般人にさえ力負けしてしまう屈辱を味わわされたのだ。そしてそのトラウマの象徴とも言えるアイテムが眼前に存在している。

 ダーククライムの存在無き今、戦って勝たなくてはならない相手がいない彼女にとって弱体化すること自体はそこまで問題ではない。しかしこれを尻穴へ挿入された時の感覚は未だに忘れられない。

 

 「嫌、やめて……っ。それはもう、嫌ですのっ…………」

 

 「そいつは無理な相談だな。ほら、とっとと受け入れろ」

 

 「んぐっ、んおぉぉおぉぉぉぉっっっ!?」

 

 顔を青ざめさせながら訴えた変身ヒロインの懇願も虚しく、伸びるアームが的確にコスチュームのレオタード越しにある菊門へ正確に狙いを定めて動く。そして布をずらそうともせずそのまま黒球を腸内へと捩じ込み、尻穴の奥で絶望色のアイテムを解放して引き抜かれた。

 部屋中に響く彼女の悲鳴にも似た下品な嬌声は、悪の組織から調教を受けていた頃と何も変わらない。

 

 「ま、またぁ…………こんな……」

 

 体内へと挿入された黒球はすぐさま異物感と共に消え失せ、しかしそれと同時に自身の力が弱まった事を自覚させる。

 もう戦う必要が無いとは言え、この不快感と肉悦は耐え難いものがある。

 きゅっと窄(すぼ)まった尻穴は強引に捩(ね)じ込まれたコスチュームをがっしりと咥え込み、引き伸ばされた布地が彼女の陰部をくっきりと形作っていた。

 

 「はぁ……はぁ……はぁ……、…………ぇ?」

 

 だらしなく口を開けて空気を貪る彼女は剛造の方へ目を向けて無言でリモコンを操作する彼の姿を見る。そして再び現れる黒球を掴むアームに戦慄した。

 

 「ど、どうしてですの!? もう、これ以上はっ…………」

 

 「万が一にも抵抗されれば一溜(ひとたま)りも無いからな。正義のヒロイン様は殺人なんてしないだろうが、それでもやり過ぎれば反撃される可能性はあるだろう。使える物はすべて使っておくに限る」

 

 「いやっ、いやあぁぁぁ――んほおぉぉぉぉおぉおぉぉぉっっっっ!?」

 

 無力な少女の悲鳴が木霊する中、無機質な機械によって再度穿たれる不浄の穴。またしても捩じ込まれる黒球が身体に溶け、悪を滅ぼす為の力を少しずつ着実に蝕んでいく。

 

 「はぁ……は――んおぉおぉぉぉぉっっっっ!? ひょ、んな……連続で――お゛っ、おほぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉお゛ぉ゛ぉっっ!?」

 

 二つ目を挿入し終えたアームは先程よりも短いスパンで次なる黒球を以て、三度目の挿入を果たす。金属棒の出入りの度に擦り上げる腸壁から粘液が分泌され、ぬらりとした光沢をコーティングしていく。

 三つ目が終われば四つ目、五つ目と際限なく無敵のヒロインへ闇のエナジーが注入されていった。

 

 「はぁっっ、んおぉっおぉぉっっ! おほお゛ぉ゛ぉぉぉっ、ぉぉ゛ぉ゛っっっっ!! もうらめっっ、らめれすのおぉっっほおぉぉぉおおぉぉぉっっ!!」

 

 熱を感じない無慈悲な機械ピストンと闇のエナジーの結晶吸収によって快感を蓄積させる少女の身体は否応なしに反応し、己がコスチュームによってきつく締め付けられる秘裂を淫液で汚してしまう。その染みは少しずつ濃度を高め、溢れ出る蜜の量を物語っているようだ。

 

 「ずっとそれだけでは飽きてくるだろう、プレゼントの追加だ」

 

 「――ぉっひいぃぃぃぃぃっっ!! ま、またビリビリぃぃっっ! こんどは、っひぃぃっっっ……クリトリスにまでえぇぇぇっっ」

 

 リモコンを握る男の指が動き、彼女の急所と繋がる三つの放電装置がまたしても青白い光を解き放つ。

 普通の人ならば感電死してもおかしくない電圧にさえ神聖なエナジーは彼女の命を繋ぎ止め、激痛と快感が織りなす熾烈な苦痛を残酷にも受け続けてしまう。いっそのこと、これで死んでしまえたならどれほど楽だったのだろうか。

 痛いけど気持ちいい。気持ちいいけど苦しい。

 相反する感覚が同時に脳を襲い、狂わせていく。

 

 「あひいぃぃぃぃいぃぃぃっっ! こんにゃの、あたまこわれへ……ぇぇぇぇぇっっ! いひいぃぃぃぃぃっっ!!」

 

 闇のエナジーを挿入しながらも弱まる気配すら感じない快感電流に襲われ続け、水揚げされた魚の如く激しい痙攣を繰り返して叫ぶ。そしてその快楽故か、はたまた電流によるものか、筋肉が弛緩して黒ずむ布地の奥から黄金色の液体を噴き出してしまう。

 憎き相手が見ていることさえ忘れ、無様にも失禁姿を晒してしまった変態ヒロイン。跳ね回る腰の動きでアンモニア臭のする液体をあちこちに撒き散らし、みっともない嬌声はそれでも止まない。

 

 「……そうだ、こっちにはまだそれを挿入れてなかったんだったか。ならばこいつで終わりにしてやろう」

 

 ふと男は彼女の脳から読み取った記憶を思い出し、リモコンを操作する。彼女がその黒球を捩じ込まれていたのはいつも後ろの穴のみであり、前の穴には入れたことが無かった。

 単純な好奇心が彼の心を燻(くすぶ)り、行動に移させるのだった。

 挿入する黒球の大きさを設定できる最大まで上昇させ、代わりに挿入テンポを最低値へ。更に挿入位置を腸液でぐずぐずにしている肛門から、コスチュームがぴっちりと張り付いている淫裂へ変更。

 そして実行ボタンを押下した、その瞬間――

 

 「――んおぉおぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!?」

 

 これまでの倍以上はある巨大な黒球が彼女の生殖器を引き裂かんとする勢いで押し込まれ、分泌液塗れとなったレオタード諸共に子宮口付近まで一気に突き入れた。

 急激に変化した刺激でシャインミラージュはぐりんと白目をむき、盛大な潮を吹いて絶頂する。

 大きな闇のエナジーの塊は彼女の下腹部を歪に膨らませていたが、体内へと吸収されるに従って体積を縮め、やがて完全に消え失せる。

 この短時間でどれ程の穢れたエナジーを注入されてしまったのか、彼女には知る由も無い。

 

 「これだけ弱らせてしまえば、"コイツ"も効果を発揮するだろう」

 

 開ききった口から涎を垂らし、快感に打ち震えるヒロインの近くに中年男は歩み寄る。その手には先程から操作していたリモコンだけでなく、細い黒針も数本握られていた。

 自身へと近づいて来る脅威に気が付く余裕も無く、だらしないアヘ顔を晒すシャインミラージュ。

 

 「くひぃぃっっ!?」

 

 強すぎる悦楽に吹き飛ばされていた彼女の意識を呼び覚ましたのは、両胸の先端突起から走り抜ける鋭い刺激。

 強引に意識を引き戻された彼女は本能的に衝撃の発生源である自身の乳首へ視線を向ける。そしてそこで目にしたアイテムを前に、再び愕然とする。

 

 「それは……ミスティの…………。なんで……、んひいぃっっっっ!」

 

 男が手にしていた黒針――それはダーククライムにいた怪人の一人『ミスティ』が有する能力。その針で刺されたものは生物も非生物も関係無く、彼女の思うがままに改造,変化を施されるという驚異的なもの。

 しかしそれはミスティの能力によって生み出される代物。どうしてただの一般人である剛造が手にしているのか。

 

 「なぜと訊(き)かれても俺には分からん。ただのストックか、それとも博士とやらの研究なのか、詳しい事を俺は知らされていない。だが、コイツはどうやら俺でも使えるらしくてな。色々と制限はあるが、それでも便利なものだ」

 

 変身ヒロインが投げかけた純粋な疑問に答えながら、男は突き刺した二本の針を引き抜いた。そして薄いレオタード生地で覆われた彼女の豊満バストへ手をかけ、乱暴に力を籠めて揉みしだく。

 電流責めで痛いほどに勃起した両乳首をゴツイ掌で圧(お)し潰しつつ、十指を柔らかな乳脂肪へと埋める。

 

 「んあぁぁっっ、ち……乳首が、熱い…………。これは、まさか……はぁぁっっっっ!」

 

 その感覚は彼女にも覚えがあった。ミスティから受けた初めての調教と今の状況は似ており、それ故にこの先に起こる出来事を想像して身の毛がよだつ。

 乳房全体を掻き混ぜるように蠢く指が、大きくも美しい膨らみを猥らに歪める。その度に胸の奥から熱い奔流が駆け巡り、出口を求めて先端へ先端へと押し寄せてくる。

 

 (そんな、折角闇のエナジーの干渉を無効化させたと言うのに……こんなことが――あぁぁっっ)

 

 ダーククライムとの最終戦で起こした奇跡により彼女が施された肉体改造の数々は、奪われた処女を除いて完璧に元へ戻すことが出来た。しかし今、またしてもその状態へと引き戻されつつある感覚に弱々しくも涙が込み上げてくる。

 だが悲しみに明け暮れる暇すら与えては貰えず、程なくして男の手によって行われた肉体改造がその効果を発揮した。

 

 「もう、だめですのぉっ! でるっ……出てしまいますわっ! ぁっぁぁぁっっ、はああぁぁぁぁぁっっっっっっ!!」

 

 中年男の手の動きが牛の搾乳を思わせる、根元から先端へ中身を押し出すようなものへ変化し彼女の我慢が限界を達した瞬間のこと。

 熱い奔流の正体である母乳が勢いよく体外へ噴出させられると同時に、変身ヒロインは全身を強張(こわば)らせて絶頂の衝撃に耐える。もう幾度となく味わった快感だが、数か月ぶりの射乳はやはり彼女の肉体だけでなく精神をも蝕む。

 

 「成程な。お前はこうして、みっともなくミルクを噴き出すことになったのか」

 

 「はぁっ、はぁっ、……っっ。そう……ですわ。…………まさかもう一度受ける事になるとは、思いもしませんでしたわ」

 

 「そいつは良かったな。だがお前に残念な報せがある。俺がコイツを使って改造が出来るのは一時間程度で、本数に限りもある。要はコイツを使っていつでもミルクを噴き出させることは出来ないってことだ」

 

 (何故、そんなことをわたくしに……? いえ、これは重要な情報ですわ。黒田がミスティの針を無駄遣いしていれば、いつかこの責めは永遠に出来なくなる。その機会を待てばいいだけの話ですの)

 

 男が語った自身の制限を聞き、シャインミラージュは内心で笑みを浮かべる。ミスティのように無期限でないのならば耐えようはあり、その明確な指標も覚えた。嘘や罠の類である可能性は拭えないが、それでも彼女にとっては充分な希望となる。

 

 「まあ、それならばそれでお前を孕ませてやればいいだけの話ではあるが……な!」

 

 「っっ、くひいぃぃぃぃっっっっっっ!!」

 

 そう言って中年男が力の限りに敏感突起を二本指で摘まみ、圧(お)し潰した。迸る乳首責めと射乳快感で彼女は仰け反り、その強すぎる乳悦を前に悶絶する。

 彼の言い放った言葉は聞き捨てならないが、それに反応する余裕など微塵も無い。与えて貰えるわけが無かった。

 

 「ひあぁぁっっ! そんにゃ……ちくびぃぃぃっっ、引っ張られたらぁぁ……んあぁぁっっ! おっぱいぃぃ、のびちゃいまひゅのおぉぉぉっっっっ!」

 

 乳房全体を包み込むように握り締めていたかと思えば、淫乱ミルクを搾りながら先端の方へ移動しつつ圧迫する男の掌。すると形の良い乳肉が釣鐘状に変形し、射精を思わせる勢いで乳白色の分泌液を噴き出してしまう。

 その快感が甘い痺れとなってシャインミラージュを心から乳虐の虜にせんと責め立てる。

 

 「改造母乳を噴きながら喘ぎおって。どれ、味の方も確かめておくか」

 

 「あ、味ってぇ…………ひゃううぅぅぅっっっっ!? ちくびっ、ちゅぱちゅぱぁぁっっ…………赤ちゃんみたいにっ、ぃひいいぃぃぃぃっっっっ! 吸っちゃらめぇっっ、らめれすのおぉぉぉっっっっ!!」

 

 更に剛造は変身ヒロインの右胸を口一杯に頬張り、少女のミルクを力強く吸い上げる。乳輪は完全に男の口内へ収まり、ガチガチに勃起した変態乳首を太い舌で舐められながら吸引されれば、ぞくぞくとする悦感で震え上がった。

 左胸はぶ厚い掌による圧搾。右胸は口腔による授乳。

 二つの異なる快感が同時に押し寄せ、彼女は成す術も無く性的興奮を高められてしまう。

 

 「ふむ、中々に良い味だったぞ。優しい甘味で口当たりがいい、濃厚なミルクだ。いっそのこと乳牛として飼育されてみるのも良いんじゃないのか?」

 

 「そ、んなぁ……あぁぁっっ。わたくしぃ、にんげんれすのにぃぃっっ…………ひゃぐうぅぅぅっっっっ!」

 

 「これだけ乳を搾られながら悦(よろこ)んでおいて、まだ人間扱いして貰えると思っているのか? だが、まあ俺の"浮気妻"になると宣言するのならば考えてやらんでもないがな」

 

 「っっ!!」

 

 目の前の中年男が口にした"浮気妻"という単語に酷く反応を示すシャインミラージュ。それもそのはず、その言葉は剛造から調教を受ける度に強要された彼女のポジション。既に妻子を持つ黒田 剛造の妾として性的に身体を差し出す存在。

 もうそんな調教の日々も記憶の中から欠片も残さず消してしまったはずだが、彼女自身の記憶を読み取ったからか、それとも元からその欲望だけは残っていたのか。

 ともかくその単語を耳にするだけで彼女の脳裏には忌々しい過去の記憶が呼び覚まされ、無意識的に疼きを覚えてしまう。

 

 「俺の浮気妻となるなら乳搾りだけじゃないぞ。こんな風に悦ばせてやることも出来るからな」

 

 「ま、まさか…………いや――んぐうぅぅぅぅっっっっ!? じゅちゅっっ、らめ…………れふお、ぉぉぉっっ!!」

 

 変身ヒロインの左胸を無造作に握り締めたまま、近づいて来る中年男の顔面。そして唇を強引に塞がれて穢れた舌を無理矢理にも捩じ込んでくる。

 最初は母乳の仄かな甘い香りを感じたのも束の間、それを全て塗り替えるは男の悪臭漂う唾液。苦く、不快感を纏うそれが口粘膜へと丁寧に塗り込まれ、甘美な刺激と共に少女の口内を蹂躙していく。

 

 (駄目、ですわ……。この男のキスは、気持ちよく……させられてしまいますのっ)

 

 剛造からの調教は終始キス責めによる快感が主だった。アナル責めや乳首責めもさることながら、やはりこの男がダーククライムの怪人達と一線を画していたのは圧倒的な舌技にあった。雌の悦ぶポイントを確実に、執拗に責め立てる技巧はそれだけでシャインミラージュを絶頂へと導くポテンシャルを秘め、精神的に屈伏させ得る力を持つ。

 どうにかして距離を取ろうにも現在の彼女は椅子に座らされて拘束されている。逃げようが無く、ただ無防備に男の圧倒的なキス快感を受け止め続けなければならない。

 

 「んむぅっっ、ぐじゅっ……んっっ、んぅぅぅっっっ! ぢゅずっっ、ぐぶっ……んぶうぅぅぅっっ、じゅぶうぅうぅっ」

 

 (あぁ、抵抗しないといけませんのに……。力強く押し付けられて、息が……できませんのぉ……)

 

 抑えつけられる唇は強引に、それでいて柔らかな舌を絡め捕り吸い付くぶ厚い舌は丁寧に。絶妙な力加減のバランスが弱体化したヒロインを一方的に嬲り、そして中毒にしようと責めてくる。

 一般人との力比べさえ敵わず、口腔から穢れた肉塊を拒もうとしても抉じ開けられ、追い返そうとしても逆に絡みついて強く吸い上げられる。早く唇を塞ぐ男の顔面を突き放し空気を取り込みたいのだが、それは許されない。

 そうして送り込まれる穢れた唾液を嚥下(えんげ)し、特徴的な苦味を擦り付けられる度に身体の奥から火照りを覚えて「もっと」と求めてしまう。段々と息苦しさすら覚え始めているというのに、この状況が長く続いて欲しいとさえ願いかけてしまう。

 

 「じゅぷっっ、れるっれろっっ…………んっ、ふうぅぅぅぅぅぅっっ! れちょ、ちゅぱっっ……ちゅずずっっ、おっほおぉぉぉっっ」

 

 (本当に駄目ですのっ! このままでは、この男を……求めて、しまいますのぉ)

 

 お互いの口の端から泡立った唾液を溢しながら、隠れた舞台でダンスを演じる一対の舌。構図としては一方的なのだが、情熱的で魅力的なテクニックに晒され続ければ正常ではいられない。律する精神とは背反し、接吻快楽の味を占めた肉体はあさましくも自らその悦楽を求めようとしてしまう。

 

 (駄目ぇっっ、イクっっ、イッてしまいますのぉぉぉっっ! キスだけで、本当に――)

 

 左胸を掴む男の掌は既に止まっており、完全に口内だけで得られる快感。

 舌だけでなく歯茎も頬の柔肉も、入念なマッサージを想起させるような丁寧で力強い刺激。加速度的に高まる肉欲はまるで過去の調教を思い出し、噛み締めいているよう。

 

 「んぐっ、じゅりゅりゅっっ……おじ、ふぁまぁ…………ぢゅぷっ。ぶじゅっっ、ぢゅずずっじゅるりゅりゅっっ! んぅ、むぐっっ……ちゅっ、ぬちゅっ……ぬっちゅ」

 

 少しずつ彼女の舌も積極的に動き始め、お返しにと言わんばかりに自ら唾液を剛造の口内へ提供する。そしてその報酬として相手の涎を受け取ると愛おしそうに啜り上げた。

 それを繰り返す内にシャインミラージュの快楽欲求は限界寸前まで蓄積し、何か一つでも切っ掛けがあれば決壊してしまう領域にまで突入していた。

 また本人は気づいていないのだろうが声色が甘く蕩け、更に剛造の呼び方は「おじ様」へと変化していた。執拗なキス責めに犯された肉体と精神が、過去を思い出して剛造のことを勝手にそう呼んでしまったのかもしれない。

 

 「んむっ、ぢゅるるるっっ……ぷぁっっ……はぁっ、はぁ……ぁむっっ。ちゅぷっっ……ぐじゅりゅりゅりゅっっ」

 

 煽情的な桃色吐息を漏らしながらトロンとした視線で相手を見つめ、無我夢中に唾液と悦楽を貪る。自制の心は完全に沈黙してしまい、発情しきった雌は欲望が赴くままに接吻の悦楽に酔いしれる。

 その姿は愛し合う恋人のようにも、餌を強請(ねだ)る雛鳥のようにも見えるが、少なくとも正義のヒロインが悪党へ見せる姿には到底見えなかった。それも交際しているわけでさえ無い、倍以上も年齢の離れている異性と積極的に唇を交わす様は売女に見間違えられようと不思議ではない。

 

 「もっほぉ、もっふぉぉっっ…………じゅぷぷっっ、じゅりゅりゅりゅりゅっっ! ちゅずっっ、ぐじゅるるるっっ……」

 

 口内の隅から隅まで中年男の唾液で満たされ、自身の口粘膜が完全に穢し尽くされた頃。

 まるで催眠にかけられたかのように嫌悪を表していた男との接吻を自ら求め、更なる欲求を曝(さら)け出し始めたタイミング。それを見透かしていたかのように剛造は優しく啜り上げていた彼女の舌を絡め取ると、力強く引っ張り上げて自身の唇で挟み込む。そして思い切り吸い上げた瞬間――、

 

 「――んひゅうううぅぅぅぅぅぅぅっっっっっっ!?」

 

 突如として変質した甘いキスの刺激にシャインミラージュはあられもなく絶頂した。

 腰はガクガクと震え、薄い布生地を貫通して秘部から透明な粘液がピュッピュッと噴き出し、コスチュームを押し上げる二つの先端突起からも乳白色の分泌液が撒き散らされる。

 これでもかとあらゆる場所から体液を噴出し、全身を痙攣させながら変身ヒロインはキス絶頂を迎えた。いつしか彼女の座る拘束椅子は股下から水浸しになっており、床にまで滴り落ちている。

 

 「んっ、ぷあぁっっ。……はぁ…………はぁ…………はぁ…………はぁ…………」

 

 激しい接吻で暫く忘れていた呼吸を思い出し、深く空気を取り込む変身ヒロイン。

 本日二度目となる快楽絶頂の余韻に浸り、完全に脱力している彼女へ中年の男が魅惑的な誘いを投げかける。

 

 「俺とのキスはどうだ? 最高に気持ち良かっただろう。これを味わいたければ俺の浮気妻に――」

 

 「なりま、せんわ……。……っ、はぁ……はぁ……」

 

 しかし彼女は食い気味にそれを拒絶した。

 確かにこの男のキスは本物であり、実際に彼女の精神も身体も吞まれかけていた。しかし、それ以上に彼女は正義のヒロインであるシャインミラージュ。このような強姦を行う下劣な人間を許さない存在である。

 

 「わたくしは、あなたのような人間を……絶対に許しませんわ」

 

 その双眸には明確な敵意が滲み出ており、先程の姿からは想像できない程にヒーロー然とした態度を取っている。

 

 「……あれだけイキ狂っておきながら勇ましいものだな」

 

 流石にキスの一回や二回程度で陥落するはずはないだろうと踏んでいた剛造だったが、それでも何かしらの変化が現れるとも思っていた。しかし絶頂の余韻が引くなりまた普段の態度を崩さなかった彼女に、多少なりと動揺を抱いてしまう。

 だがそれならばそれで構わない。寧(むし)ろ、もっと遊べる期間が出来たと喜ぶべきだろう。

 

 「しかし、流石は悪を打ち滅ぼした無敵のヒロイン様だ。この程度の責めではまだ足りないようだな」

 

 「幾ら何をしようとも無駄、ですわ。こんな無意味なことはさっさと止めて、わたくしを解放なさい。今ならばまだ、ダーククライムの影響を受けていた事を考慮して、情状酌量の余地もありますわよ」

 

 「ほう。この期に及んでまだ自分の方が上だと思い込んでいるのか。強気なのは結構だが、立場を弁えられない雌犬にはお仕置きが必要だろうな」

 

 「っ、ですから何をしても無駄ですと――」

 

 リモコンを手に背を向けた男へ抗議しようと口を開くシャインミラージュ。だがその言葉は彼がリモコンを操作して何かを作動させた瞬間に、無理矢理遮られてしまった。

 彼女の言葉を妨げたのは鋭敏に勃起した乳首と陰核にそれぞれ放たれる、青白い閃光。そして痺れる刺激と鋭い衝撃が断続的に全身を走り抜けていく。

 

 「――ぃぎいぃぃぃぃぃぃっっ、またビリビリぃいぃぃぃぃぃっっっ!?」

 

 先程よりも更に強い電流。痛みしか感じられない程の電圧だが、調教による慣れとは恐ろしいもので激痛に混じって駆け巡る放電快感が変身ヒロインを苛む。

 しかしその衝撃は刹那的なもので済まされなかった。少しずつその激しさを増していき、それをコントロールするのは剛造が手にするリモコン一つ。彼女の身体へ与えられる刺激の強弱は完全に男の気分次第。

 

 「ぃはぁっっ…………はぁ…………はぁ……、は……ぎいぃぃっひいぃぃぃぃぃっっ! もう、らめぇええっぇぇぇぇっっ、電流であそばれへえぇぇぇぇっっ!」

 

 急に刺激が弱められたかと思えば、予測不可能なタイミングで電圧が急上昇する。

 まるで彼女は正義のヒロインというよりも中年男の性玩具。スイッチ一つで反応を変え、身体を躍らせる様は滑稽としか言えないものだった。

 

 「いひいいぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!? だんだん電流がつよくなっへぇぇぇぇぇっっ、よわめてくだひゃいぃぃぃぃっっ! これ以上は耐えられませんのぉぉぉぉぉぉぉっっ」

 

 緩急をつけていた電撃が激しさを増す一方となり、責め立てられる両乳首とクリトリスが熱を帯び始める。

 休憩ポイントを挟んでいた感覚を味わっていたところから一転し、息つく暇すら与えられない電流拷問。その苦しみから変身ヒロインも思わず弱音混じりの懇願を口にしてしまう。

 

 「こんなのらめえぇぇぇぇっっっっ! またっイグッッ、イかされてしまいますのおぉぉぉっっ! っっっっ、……はぁ……はぁ……っ…………」

 

 まさにシャインミラージュが再び絶頂を迎えようとした瞬間、剛造の意思によって電流が落とされた。

 

 (いったい、なにが…………)

 

 目を白黒させて自身に起きた出来事を整理しようとする彼女。

 しかしどれ程考えても男の思考は読み取れず、その意図を察することが出来ない。

 ぽかんとした視線を向ける少女に、中年男はいやらしい笑みを浮かべて言葉を放つ。

 

 「何をそんなに驚いている? 弱めてくれと言われたから、その願いを聞いてやったにすぎんのだがな」

 

 「はぁ……はぁ……、くっ…………馬鹿にして……」

 

 どこまでも上からで傲慢な男の口ぶり。それがまさしく"自分はお前よりも立場が上だ"と言い放っているようであり、少女は無性に屈辱感を覚える。

 それになにより、無意識的に絶頂をお預けされたことに苛立っている彼女自身に対して腹が立つのだ。自ら性的快楽を求めていることなど変身ヒロインとして――否、一人の少女として許せるはずがなかった。

 そんな本心を隠す様に毅然(きぜん)とした態度でシャインミラージュは眼前の男を睨みつけた。

 

 「まだ足りないようなら、こんな物もあるぞ」

 

 そう言って男は更にリモコンを操作し、別の仕掛けを作動させた。

 すると椅子の両側面,股下(闇のエナジーの塊が現れた場所)からアームが伸びてきた。その先端には薄い円盤が装着されており、その円盤には等間隔でシリコン製と思われる細長い瘤のような物体が幾つもある。

 これで何をするつもりか、とシャインミラージュが問いかけるよりも先に彼女の問いに対する答えが示された。

 

 「っ、ひぃぃっっ!」

 

 アームの先端に装着された円盤が甲高い金属音を奏でながらゆっくりと回転し始め、一秒二秒と時間が経つ毎にその速度は目に見えて段々と速くなっていく。そこまで目にすればさしもの彼女でさえ意図を理解できてしまう。

 そして彼女の予想通りにアームが動いて両乳首,陰核の直線状にセッティングされ、更には彼女の推察を裏付けるように三箇所へ取り付けられた放電装置が回収される。それが意味することは言うまでも無かった。

 もしもこれが絶頂し損ねた敏感な箇所へ触れようものならば――。

 

 「嫌っ、嫌ですわっ! 早くこれを止めなさいっ!」

 

 必死の形相で機械を停止するように命令する変幻装姫。だが、その口調から未だに己の立場を理解していないと察した剛造は溜め息を一つ吐いてリモコンを操作した。

 

 「今からオートモードで動作させる。俺が帰って来るまで存分にイキ狂い、自分の立場を再確認することだな」

 

 そう言うとリモコンを近くの机に置き、彼女へ背を向けて歩き去った。

 それとほぼ同時、高速回転する円盤がゆっくりと勃起乳首とクリトリス目掛けて近づいて来る。

 

 「お待ちなさいっ、早くこれを止めなさいっっ!」

 

 正義のヒロインとして、そして一人の女性として。黒田 剛造の仕打ちは到底許されるものではなく、収まらない敵対心から彼女の言葉遣いは普段のシャインミラージュとしてのものから変えることが出来なかった。が、そのプライドと正義感による言動一つの所為で彼が立ち去っていくのを、ただ声を張り上げて睨みつけるだけとなってしまった。

 そうして彼の後ろ姿が見えなくなり、それに反比例して高速回転する円盤はどんどん近づいてくる。

 

 「こんなの、駄目ですわっ! 何とかして止めなくては……」

 

 身を捩り、全力で四肢の拘束を解こうと藻掻く変身ヒロイン。だがその力は注入された闇のエナジーにより弱体化され、その上で絶頂後の虚脱感で全身に力が上手く入らない。

 そうこうしている内に回転円盤との距離はみるみる縮まっていく。まるで恐怖や焦燥をわざと煽り立てるようなスピード感で迫り、機械のアームは捕らえた獲物を精神的に追い詰める。

 

 「誰かっ! 誰かいませんのっ! 助けてくださいっっ」

 

 自分ではどうにも出来ないと悟るや否や、彼女は大声をあげて助けを求めた。人々を守る役目を担った正義のヒロインとして失格の行動だが、今になって漸く人間としての彼女の本能が行動を取らせる。

 しかし彼女を助けられる者が誰もいないのは、彼女自身が誰よりも理解していること。そもそもとして人気の殆ど無い場所の寂れた建物。更にその地下ともなれば、一体誰に彼女の悲痛な叫びが届くというのだろう。

 無意味と理解しながらも懸命に声をあげる少女の性感帯。その目と鼻の先程度の距離にまで回転円盤は近づいていた。

 それに対しシャインミラージュは少しでもそれから逃れようと身動ぎをする。が、どう頑張っても数センチが山だった。

 

 「誰でも良いですから、わたくしを助けてくださいっっ! お願いしますわっ、お願い――」

 

 大粒の涙を溢しながら形振(なりふ)り構わず懇願する少女。

 スローモーションのように瘤の一つ一つが視認できそうな程に体感時間が長くなり、もう勃起乳首が触れそうな位置にまで接近した円盤。回転による風が鋭敏な肌を撫で、その感覚を神経がキャッチした。その直後――。

 

 「んぎひいぃぃぃぃぃぃっっっっ!! おっっ、おほおぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!」

 

 ほぼ同時に両乳首と陰核が回転する瘤に叩かれ、凄まじい快感が脳へ直撃する。

 それだけでも十分過ぎるほどの激感だが、これは一瞬で終わるような生易しい責めではない。回転の続く限り性感帯は刺激され続け、機械的な一定のテンポで敏感な箇所を叩きつけてくる。

 

 「むりむりむりぃぃっっ、いひいぃぃぃぃぃっっ!! こんにゃのイグぅぅぅ゛ぅ゛ぅっっっっ! イかされちゃいますのおお゛ぉ゛ぉっっっっ゛っ゛っっっ!!」

 

 無慈悲な機械責めによってしばかれ続ける秘部と先端突起への刺激に、シャインミラージュは数秒と経たずに絶頂を体験させられる。

 しかしそれでこの仕掛けが止まることは無い。痙攣する腰が踊り狂おうとも、干からびるほどに潮を吹こうとも、温情というものを持たない機械は命令された通りにのみ動き、それ以外の条件では壊れるまで動き続ける。

 改造を施された乳首が回転円盤の瘤に弾かれながら母乳を撒き散らし、鋭敏な陰核を激しく刺激されてガクガクと暴れる腰から透明な粘液や黄金色の液体を撒き散らす。

 

 「はひっ、はぁっっ、はぁっっ、かひゅっ、ひっ、はぁっ……はぁっ……」

 

 あられもない絶頂姿を機械に晒されて暫くした後、段々と回転円盤の速度が緩まっていく。それと同時に乳首や陰核を刺激するそれぞれのアームが動き、各々の性感帯から僅かに距離を取った。

 そういう設定にされているのか、シャインミラージュが絶頂したと判断した拘束椅子は束の間の休息を彼女へ提供する。

 激しく肩を上下させながら呼吸をし、その深さをゆっくりとでも整えていく変身ヒロイン。今の彼女は既にエナジーが枯渇しており、言うなればコスプレしているだけの少女も同然の状態。あと二時間程経過すれば神聖なエナジーによる加護を受けられるのだが、それまで彼女の精神が耐えられるかどうか。

 

 (た……耐え、ませんとぉ…………。必ず……ここから、出て…………悪を、懲らしめ……なくては……。それが、正義の……ヒロイン……の、信条……ですのぉ…………)

 

 息も絶え絶えで意識が白んでいる中でも、彼女は正義の権化として己の在るべき姿を自分自身へ言い聞かせる。それが彼女にとっての大きな精神的支柱であり、これまで幾度となく身も心も凌辱の限りを尽くされてきた中でも決して挫かれなかった決意の一端とも言える。

 人々の平和,笑顔の為――そして何よりも、いつもすぐ近くで支えてくれた親友の為にも彼女は敗けられなかったのだ。

 

 「はぁ……はぁ……、これしきの……責め苦…………耐えられない、はずが……ありませんわ……。わたくしは、正義のヒロイン……、シャインミラージュ……ですの……っっ」

 

 そう言葉にして己が決意を新たにしたシャインミラージュ。しかし自動化した機械の更なる調教は既に再開していた。

 局部への水車責めにより吹き飛ばされかけた意識も大分はっきりした頃、突如として椅子の背面からチューブのようなものが彼女の両胸へと伸びてきた。それは先端がシリコン製のパッドのようになっており、乳輪よりも二回り以上広い範囲を柔らかい材質がコスチュームごと覆い隠して外気と隔離する。

 そうしてゴウンゴウンと音を鳴らし始めたかと思えば、パッド内の圧力が急激に低下していき強力な搾乳を開始した。

 

 「おっっ、おほおおぉぉ゛ぉ゛ぉぉっっっっ!? おっぱいぃっっ、そんな搾られてはぁ、あひぃいぃぃっっ!!」

 

 半透明なパッドの内側で引き伸ばされる乳頭。その先端から勢いよく乳白色の液体が絞り出され、パッドと繋げられている細い管を流れていく。それがどこへ貯蔵されているのか考える余裕など無く、彼女はただその大きな乳房を強引に搾り上げられては嬌声をあげるのみ。

 そこに悪を滅ぼした変身ヒロインとしての姿は微塵も残っておらず、家畜か性奴隷の方が近しく見えることだろう。

 

 「ひぁぁぁっ、ミルクぅぅぅっっッ! 母乳しぼられてぇっっ、止まりませんのおぉぉっほおぉぉぉぉっっっっ!! このままではッ、あひいぃぃっっっ! またイクっっ、絶頂させられてしまいますのぉぉぉぉっっ!!」

 

 肉体改造を施された事による射乳は未だ止まることを知らず、機械が圧搾行為を続ける限り彼女の乳首からは壊れた蛇口のように母乳が溢れ出る。しかもその分泌液には彼女の神聖なエナジーも混じっており、この搾乳が終わるまで永遠に変身ヒロインとしての力も奪われ続けてしまう。

 時間経過と共に回復していくはずのエナジーがミルクとして排出され、その回復速度を上回る速さで無理矢理に搾り取られていく。

 

 「止めっっ、止めへえぇぇぇえっっっっ! もう出ませんっ……出せませんからあぁぁあぁぁぁぁっっ!! 中身からっぽなのにぃっっ、吸われる……なんてぇぇっっ、つらすぎましゅのおぉぉぉぉぉっっっっ!!」

 

 尋常では無いスピードで自身から力が抜けていくのを実感する変身ヒロイン。

 あまりにも強すぎる搾乳快感からか、シャインミラージュは大きく仰け反りながら叫び続ける。腰は浮いてヘコヘコとふしだらに動き、秘部から分泌される粘液は少しずつ白濁し始めていた。

 

 「んおおぉぉっっっっっっ!?」

 

 その液体をも機械仕掛けの椅子は見逃さないようだった。

 彼女の股下から胸部へ吸い付く管と似通ったチューブが伸び、そして淫らな体液を溢している割れ目をシリコン製パッドで覆い隠す。乳房を搾り上げるものとは異なる形状のパッドが変身ヒロインの股間とぴったりフィットし、凄まじい力で吸引を開始した。

 思いがけない恥部への刺激は激しい尿意を呼び起こし、まるで膀胱や膣穴の中身まで全て体外に放出させようとしている意思さえ感じられる。

 

 「そんなぁぁっっ、おっぱいだけでなくっ……あそこまでえぇぇぇっっ! こんなのっ……おほおぉぉぉっっ壊れてしまいますのおっぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

 激しい力で乙女の蜜壺を吸い上げるパッドが恥丘から大陰唇に至るまで密着し、クリトリスを圧し潰しながら小陰唇まで引き摺り出さんとする。

 このままでは子宮まで体外に引っ張り出されるのではないかと錯覚してしまうほどの強力な生殖器バキューム。

 そしてそれと並行して未だに続く乳頭の吸引責め。しかし流石に長い時間、噴乳させられていた所為か段々とミルクの出は悪くなってきた。神聖なエナジーが限界を超えて枯渇し始めた証拠だろう。

 それを感知してか、拘束椅子は更に部品を彼女へと伸ばした。

 

 「っっ! な、なんですのおぉっっ!? おっぱいがぁっっ、潰されてぇっへぇぇぇぇぇぇっっっっ!?」

 

 小さな麺棒のようなローラーが二つ、彼女の大きな肉鞠を二つ同時に上下から挟み込む。そしてギリギリと力がかかり根本から先端へと転がりつつ、締め付けた。

 外部からの強すぎる圧迫から乳腺が限界までミルクを押し出され、再び彼女の射乳が勢いを増した。

 

 「こんなのっっ、酷すぎますわあぁぁっっっっ! 伸ばされてりゅぅっ……わらくひのおっぱいぃぃ、ちゅぶされて戻らなくなってしまいまひゅのおぉぉぉっっっっ!!」

 

 グリグリと円柱状の棒に挟まれ、薄く引き伸ばす様にして潰される。そして二本のローラーが搾乳パッドすれすれのところで止まり、圧迫する力が弱まる。

 しかしまだ終わりではない。再び付け根の方へと移動し、そこからまた変身ヒロインの乳肉を圧し潰す。

 柔らかい双丘がいやらしく歪み、中身を一滴たりとも残さない勢いで改造ミルクを繰り返し噴き出していく。

 

 ***

 

 地獄のような搾乳機責めは暫く続き、数十分程が経過して漸く停止した。それもエナジーミルクを完全に搾り取ったと感知した為であり、母乳が完全に出なくなった最後の数分はまさに激痛の極みだった。

 しかしそれでも彼女の身体は異常なほどの快感を得てしまい、何度も何度も絶頂に達した。コスチューム越しにミルクを搾取された所為で、乳頭部分の布地は濃く変色し優しく甘い匂いを漂わせている。

 そして股下は大きな水溜まりを作り、酷いアンモニア臭と発情した雌臭が立ち上っていた。

 

 「少し席を外してみれば……クククッ、正義のヒロイン様ともあろう方がこのザマか」

 

 「はへっ…………はぁ……、はぁ……、……っっ…………」

 

 この部屋に帰って来た剛造が目にしたのは性感帯へ取り付けられた様々な器具が外され、コスチュームに身を包んだだけの無様な変身ヒロインの姿だった。

 男はリモコンを操作して変身ヒロインの拘束を外し、彼女を椅子から引き摺(ず)り下ろす。

 

 「今日はこのくらいで勘弁してやる……と言いたいところだが、俺はまだまだ楽しめていない。お前だけ気持ち良くなってばかりでは不公平だろう」

 

 「……はぁ、……はぁ、…………気持ち良く……なんてぇ…………」

 

 「そうか? ならまだあの椅子に座らせておいた方が良いか」

 

 「っっ! お、……お待ち……なさい…………。それ、だけは……」

 

 男が向ける視線の先にある物、それは先程までシャインミラージュが責め苦を受けていた拷問椅子。その苦痛を味わわされたばかりの彼女に、その脅し文句は実に効果的だった。

 彼女の逼迫(ひっぱく)した言葉を聞いた剛造が口角を吊り上げて言い放つ。

 

 「ならばどうだった。気持ち良かったのか?」

 

 「……そ、れは…………。ぅぅ……」

 

 どこまでも彼女を辱めようとする下劣な悪意。だが、今の変幻装姫にはそれを撥ね退ける程の気力も無く、表面上だけでも屈するほかに無かった。

 

 「気持ち……良かった、ですわ…………。何度も絶頂させられて……、頭が……おかしくなりそう、でしたの……」

 

 カァッと頬を赤く染めながら自白する変身ヒロイン。

 言いたくもない言葉を強要され、内心で羞恥に悶える少女。

 そこへ追い打ちをかけるように男が口を開いた。

 

 「それなら、俺のことも気持ち良くしてくれないと釣り合わないよな。んん?」

 

 「っ……。承知、しましたわ…………」

 

 彼女の発言は完全に誘導されていた。男の言う事を一つでも否定すれば、即座にあの拷問椅子を引き合いに出されて脅迫をしてくる。それが見え透いていたからこそ、もうシャインミラージュは剛造の発言に対しては全て肯定をする他に無いのだ。

 悔しそうな表情を浮かべつつも自身の言いなりとなる事を受け入れた少女に、男が下卑た笑みを浮かべて命令する。

 

 「とは言えここではまだ交わるつもりも無い。こっちに来い」

 

 地面にへたり込んでいた彼女の手を引き、中年男が一つの椅子へ向かって歩き出す。

 何てことは無い普通のパイプ椅子。自身はそれに腰かけると少女の方へ向き直る。

 

 「今日はそのデカ乳と口で扱(しご)いて貰おうか。ただし、変身を解除した状態でな」

 

 「っっ! 分かり、ましたわ…………」

 

 男の要求は正義のヒロインとして奉仕して貰うことではなく、普通の少女として身体を差し出すこと。

 どこまでも下衆な欲望を隠そうともしない剛造に激しい嫌悪を抱く。しかしそれを拒否することなど出来るはずもなく、ただ黙って従う以外に彼女の取れる選択肢など存在しないのだ。

 変身ヒロインはゆっくりと立ち上がって自身の胸元へ手を当てる。すると白く淡い光が身を包み、ほんの数秒と経つ間にレオタード衣装の少女は姿を消して、代わりに学生服を身に付けた一人の学生が姿を現した。

 

 「これで、良いんですの…………?」

 

 そこに立つのは私立光陽学園に通う高校三年生の少女――"東堂院(とうどういん) 紗姫(さき)"。彼女は東堂院財閥の令嬢であり、言ってしまえば生粋(きっすい)のお嬢様。そんな彼女が汚れ一つない綺麗な制服姿で、醜い体形をした中年男性の前に立ち尽くしている。

 

 「ああ、それで良い。まずは服を全て脱ぎ捨てろ」

 

 「くっ…………、……」

 

 変態的な要求を受けた彼女は奥歯を噛み締めて罵倒の言葉を飲み込み、剛造が指示するままに手を動かし始めた。

 薄いブラウスのボタンを一つずつ外していき、段々と露わになる令嬢のきめ細かく美しい肌。そうして全てのボタンが外された時、特に主張するのは彼女のGカップの胸。淡い青色のブラジャーに包まれた零れんばかりの乳肉が見事な谷間を作り出し、白い窓掛の隙間から露わになる。

 汗で少し張り付いている布地を脱ぎ去り、それを床へ落とした。

 次に彼女は背中へと腕を回し慣れた手つきで下着のホックを外す。それをブラウスと同様に地面へ落とそうとした間際で、椅子に腰かけている中年男が制止する。

 

 「待て、下着は俺が預かっておく。本当なら衣服全てを没収しておきたいところだが、そうするとお前も家に帰りづらくなるだろうからな。今回は特別にそれだけで許しておいてやる」

 

 「……この変態」

 

 命令口調でとんでもない事を言い始めた男を前に、遂に耐えきれなくなった少女が小さな声で毒づく。

 だが露骨な反抗的態度は彼の機嫌を損なうことに繋がり得る。そうなればどうなる事か――。

 渋々といった様子で彼女は手にしたブラジャーを渡して、侮蔑を籠めた視線で男を見下ろす。

 

 「ほら早くするんだ。このままだと朝帰りになるぞ」

 

 「分かっていますわ」

 

 好きでも無い男に肌を晒(さら)し、下着を手渡すのに抵抗が無いはずも無い。自然と手の動きも鈍る。

 しかし急かされればそうも言っていられない。それに早く事を終わらせたいのは彼女も同じだった。

 紗姫は少し急ぎ目に両手を動かし、スカートのホックを外してファスナーを下ろす。そして少しだけ前屈みになると膝くらいの高さまで引き下ろす。

 

 「ほう、しっかりと下着の色は揃えているんだな」

 

 「っ、うるさ――。…………いえ、何でもございません」

 

 そうして男の視界に映るのは少女の股間を覆う、ブラジャーと同色の布地。

 そんな彼の漏れ出た感想に紗姫は思わず怒りを露わにし、そしてすぐさま謝罪をする。今の彼女は言葉一つでも誤ればそれが命取りとなってしまう。

 

 「ふむ。漸(ようや)く自分の立場が理解できたようだな」

 

 「…………」

 

 まるで剛造の思い通りにされている自分自身へどうしようもない悔しみや怒りが込み上げてくる。

 それでも手を止めることは許されず、片足ずつ上げグショグショに湿っているショーツを脱いで男に手渡した。

 こうして一糸まとわぬ姿となった紗姫は男の前で跪き、命令されるでも無くズボンのチャックをゆっくりと下ろしてイチモツを取り出した。

 

 (っっ、酷い臭いですわ…………。それに、大きくて……ビクビクしていて……グロテスク、ですの…………)

 

 深い毛で覆われた剛直が天を突き、彼女は息を呑む。

 これまでにも見覚えのあった男の肉棒ではあるが、それでもこうしてまじまじと見つめる機会は無かったように思えて僅かに新鮮な気持ちであった。

 幼き頃に見た父親のそれよりも大きく感じる男の象徴は、脈打つ血管がゴツゴツとした凹凸を生み出している。そして何よりも濃厚な雄のフェロモンが変身ヒロインの鼻孔を刺激し、否が応にも発情を促されて身体の奥から湧き上がる熱を感じてしまうのだ。

 

 (こんなモノにはもう、縁が無くなったと思っていましたのに……)

 

 まだダーククライムが存命だったいつぞやの日、今と同じように自らの乳房による奉仕を要求されたことを思い出す。しかしその時と違うのは、一人の女子高生として中年男の言いなりにされている事だろう。

 紗姫は膝立ちの状態で男の股座(またぐら)へとにじり寄り、そして両手で拡げた豊満な谷間で剛直を挟み込む。

 肉竿から伝わる温度は高く、その長さは彼女の豊満な胸を以てしてもカリ首から上は突き出ている程。ビクビクと僅かに震えている振動は「射精したい」という欲望を表現しているようだ。

 

 「おお、良い感触だ。そのまま唾を垂らして咥えろ」

 

 「ぅぅ……分かり、ましたわ…………。んぇ……、ぁむ…………んっ、ちゅぷっ、ちゅるっ…………」

 

 剛造が指示するまま、彼女は口内の分泌液を自身の舌から肉棒へと滴らせた。唾液を表面へコーティングするように、出来る限り満遍(まんべん)なく透明な粘液で肉の槍を染め上げていく。

 そうして妖しく光を反射する剛直へと顔を近づけ、ゆっくりと唇で咥えて口腔へ招待する。

 

 「んむっ、じゅっ……ぐじゅっじゅずっ、ぢゅぷっ……んぅっ。ぐぷっ、ぢゅりゅっ……じゅずずずっ」

 

 傍から見れば自身の谷間へ口付けをしているという、何とも浅ましく煽情的な姿。それを男に晒しながら、ただ一刻でも早くこの時間が過ぎ去る事のみを願う彼女は丁寧に乳圧奉仕をする。

 両の手で乳房を寄せ上げて力強く挟み、イチモツとおっぱいで包皮と柔肌を密着させる。弾力のある乳鞠に自身の両手は沈み込み、左右からかけられる圧力によって悩ましく形を歪めている。

 

 「じゅぷっ、じゅるっ、んぅ……ぷはぁっ……。い、いかがでしょうか……」

 

 息が苦しくなった紗姫はイチモツから口を離し相手の様子を窺う。その間も両手の動きだけは止めず、いやらしく上下に擦り上げながらきつく締め付ける。

 

 「そうだな……。悪くはないが少し物足りない、といったところか」

 

 「っ、……これ以上に何をしろと言うんですの」

 

 「まだまだ適当に済ませようとしている風に感じられるぞ、必死さが伝わらない。もっと下品に、いやらしく、俺のチンポに奉仕しろ。出来なければ…………分かっているだろ」

 

 「…………分かり、ましたわ」

 

 返ってきた言葉に反感を抱き不服そうな表情で男の顔を見上げる少女。睨みつけているような視線を下ろし、再び谷間でいきり立つ肉棒に向ける。

 

 (どうしてわたくしがこんな事を……)

 「……。んぁぁっっ、ぁむっ」

 

 非常に抽象的な指示を出され怒りが込み上げる彼女だったが、それでもやらなければどうなるのか。男が持っている脅しのカードは彼女が知り得る限り、どれであろうとも必殺級の威力を有している。最早、出来ないという選択肢すら今の彼女には用意されていないのだ。

 自身の記憶を辿り、男の要求に応えられそうな仕草や動作を探る彼女は逡巡した後に息を呑む。そして顎が外れそうな程に大きく口を開き、ビクビクと震える亀頭にかぶりつく。

 

 「んぐっ、ぐじゅっ、ぐぷっ、ぢゅるっ、ぢゅちゅっ、じゅるるるっ……、じゅぞっ、じゅぶぶっっ」

 

 逞しく怒張している肉棒の先端を力強く吸い上げ、両頬を凹ませながら頭を上下に振る紗姫。

 自身の乳肉は思い切り潰すように男根の方へと押し付けては捏(こ)ね回す。自身の手で与えられる乳辱快感は、それだけでも敏感な器官を責め立ててしまう。しかし手を緩めれば男の機嫌を損ねてしまい、ほぼ確実に自身の地位が脅かされる。

 決してワンパターンで機械的な刺激にならないよう、乳房でも口腔でも絶えず変化を入れながら憎たらしいイチモツ相手に奉仕する。

 

 「じゅぷっ、じゅるるっ……ぢゅっぷぢゅっぷ、ぢゅずずっっ……。ぢゅりゅりゅりゅっっ」

 

 太い肉棒へしゃぶりつく度、止め処なく口の端から涎が溢れ出てはその表面を滴っていき、纏わりつく。そしてそれを左右から擦り上げる乳肉が拭うため、接触面は既にベトベトとした不快な感触に苛まれる。その涎に男の我慢汁も含まれている事を考えればその不快感も倍増だろう。

 何よりも口内に充満する剛造のチンポ臭が鼻孔まで届き、鼻で息を吸う度にその強い雄フェロモンが全身へ染み渡っていく感覚。嫌悪しかない相手の臭いをダイレクトに浴びせられ、吐き気までするはずなのに身体は性的興奮が募るばかり。

 五感全てで味わう屈伏感,服従感が調教の日々を思い出させ、否定したい己の本質を無理矢理に呼び覚まさせてくる。

 

 「ぐぶっぐじゅっ……じゅずずっ、ぢゅぼっ、……ぶぱぁっ。れるっ、れろっ……ぐぷぷぷっ」

 

 頬を窄め、舌で舐め回し、乳肉を寄せる。

 赤べこのように首を上下に揺すりながら、自身の肉鞠で圧迫しつつ中身を吸い出す。

 

 「かなり良くなったぞ、やれば出来るじゃないか。だがもう一押し、こうすればもっといいぞ」

 

 「じゅるっ、じゅぞぞ――ごぶうぅぅぅっっ!?」

 

 懸命にイチモツへと吸い付き、言われたように口淫奉仕をしていた紗姫の側頭部が唐突にゴツイ掌で掴まれた。かと思えばその直後、力任せに股座へと押し付けられて彼女の口元から鼻までもが完全に自身の乳房で覆われる。

 

 「こんな風にもっと激しく首を振れ。喉の奥までチンポをぶち込みたいという気概(きがい)を見せるんだ」

 

 「ぉごっ、ぐぶっ、ぅ゛っ、ぐぷっじゅぶっぢゅちゅっ」

 

 両手で頭を掴まれながら乳肉と唇へ思い切り腰を打ち付けられるその姿は、まさしく肉便器のそれ。

 突如として襲い来る暴力的なピストンに口元の筋肉が緩み、先程までよりも大量に唾液が零れ出る。男の手によって引き離された唇と乳房で涎が糸を引き、塊のような粘液が肉棒に滴る。

 そして距離を空けた分だけ助走をつけ、自身の谷間へと激しく叩きつけられる。それと同時に唇が男の肉棒を擦り上げ、より深くまで口内に突き刺さる。

 

 「ああ、いいぞ。これでこそあの無敵のヒロイン様を犯している実感が湧くものだ」

 

 「じゅぼっ、ぐじゅっ、じゅっぽ、ぢゅっぼぉっ、ぐぶぶっっ、じゅぞぞっっ」

 (こんなの酷い、酷すぎますわぁ…………)

 

 これまでの献身的な紗姫の奉仕を全て否定するかのような、独り善がりで無茶苦茶なイラマチオ。

 碌(ろく)に息継ぎすら許されない行為の息苦しさから彼女は目尻に大粒の涙を浮かべ、男の股座から逃れようと乳房から離した両手に力を籠め、必死に藻掻く。しかし既に大量の闇のエナジーで弱体化しきった彼女では、一般人の腕力すら振り解けなくなってしまっていた。

 左右からの圧力が無くなった少女の乳肉を下敷きにし、男は柔らかな唇へと容赦なく腰を打ち付ける。

 

 「もうそろそろ射精(で)るぞ。そのいやらしい口でしっかりと全て受け止めろ」

 

 「ごぼっ、ぢゅぶぶっ、ぶじゅぅっ、じゅぽっぢゅずぽっ、んぢゅっ、ぢゅぶぼぼっ」

 

 男の動かす手が激しさを増し、より短いスパンで叩きつけられる肉杭。それでいて突き込まれる深さは変わらず、寧ろ段々と奥まで侵入してくるかのような錯覚すらある。

 その激しさから抑えるものの無くなった彼女の爆乳が振動に合わせて肉棒から離れていき、いつしか男の股座と紗姫の顔面との間には何も無い状態となっていた。そうすると錯覚でも何でも無く、文字通り喉奥まで剛造の怒張は届いて激しく打ち付けてくる。

 処理のされていない毛深い根本へ唇が押し付けられ、更に濃厚な雄臭が彼女の嗅覚へ直撃する。強引に振り回される頭と強烈なフェロモンが思考をシェイクして、もうまともな思考回路は機能しない。

 

 「いいか、まだ飲まずに口の中で溜めておけ。さあ射精すぞ」

 

 意識もろとも掻き乱す男の手。

 それが紗姫の後頭部を力強く鷲掴み、一気に自身の股座へと押し付けて抑え込む。

 

 「――んぶうぅぅぅぅぅぅぅぅっっっっ!!」

 

 その瞬間、溜め込んだ濃厚な子種汁が彼女の口内で噴火し撒き散らされた。

 ビチャビチャと打ち付ける灼熱の粘液が瞬く間に口腔を満たし、僅かな隙間から溢れんとばかりに流れ込む。それを感じ取った彼女は本能的に唇をぎゅっと窄めて狭い空間に閉じ込めた。

 僅か数秒程度の吐精だったが、その量は尋常では無く彼女の両頬を膨らませている。その様は餌を溜め込むリスのようであり可愛げがある一方、雄の肉棒を咥え込んでいることを鑑(かんが)みれば下品な色気も感じられる。

 

 「今からチンポを引き抜くが一滴たりとも溢すなよ。もし少しでも精液を無駄にしようものなら、今のをもう一度やり直させるからな」

 

 そう脅し文句を言い捨て、徐に彼女の頭部を自身の股間から引き離していく剛造。

 彼の命令に従うしかない紗姫は頷く暇すら与えられずイチモツが引き抜かれるのを感じ、それに纏わりついて出て行こうとするザーメンを必死に唇で拭い落とす。口粘膜で奉仕していた感覚を応用して唇を窄め、ちょっとした隙間すら生じないよう意識して肉棒に密着させる。

 そうして陰茎全体が外気に晒されていき、カリ首を越えて亀頭の先端まで完全に引き抜かれた瞬間。ちゅぽんっといやらしい水音を響かせて少女の唇が完全に閉ざされた。

 

 「よしよし、よく出来たな。それじゃあ俺の方を見て口を開け、まだ飲み込むなよ」

 

 「……っ。んぇぁ…………」

 

 溢れんばかりの精液で満たされた口内では悪態や反抗の言葉すら発する事など出来やしない。ただ何も言わず、指示されたように動く事しか彼女には許されない。それがどれだけ変態的で、自身の尊厳を踏みにじるような内容であろうとも。

 油断すれば口の端から垂れ落ちてしまいそうな白濁液に注意しつつ、少女は言われるがままにきゅっと結んだ唇を開いて口内を見せつける。

 舌が溺れそうな程に満たされた子種汁。その量は一般的なものと比べるまでもなく、本当に気を抜けばちょっとした振動でさえ零れ出してしまいそうな程。

 

 「そのままこっちを見ていろよ」

 

 そう言いながら剛造が手にしたのはポケットから取り出したスマホ。そのレンズが紗姫の方へと向けられ、彼女は男の意図を察してギョッとする。しかし命令は命令。

 内心で困惑しながらも吐き出された精液を溢さないよう、身動(みじろ)ぎできない姿がシャッター音と共に画像として記録された。

 

 「っ!?」

 

 「安心しろ、これは個人的なコレクションだ。ばら撒くつもりなど微塵も無い」

 

 彼女の心情を察したのか男が宥めるような声色でそう伝える。

 しかし安心できるはずもない。このような行為に走る男の言う事を鵜吞みに出来るほど、彼女の見てきた雄の欲望はどれもが純潔なものではなかった。

 

 「おっとそうだった。もう飲み込んでもいいぞ、ただしゆっくりと味わって飲むことだな」

 

 「んっ……ぐっ、ごくん……ごくっ…………」

 (あぁ、この味……。不味いはず、ですのにぃ……)

 

 中年男がそう指示を下し、少女は少しずつ口内の汚液を嚥下する。

 味わうつもりなどこれっぽっちも無かったが、粘度の高いそれは喉に絡みついてきて下手をすれば詰まりかねない。それだけは避けたくて、彼女は生臭い粘液を少しずつ少しずつ胃袋の方へと流していく。

 

 「飲み干したならもう一度こっちを見て口を開け。ついでに両手でピースもして貰おうか」

 

 「んぐっ…………ごくっ…………、ぷはぁ…………はぁ……、本当に……最低な男ですわね」

 

 長い時間をかけて漸く白濁液を飲み込んだ彼女は男の欲望に呆れ、悪態を吐きながらもおずおずと空になった口を開く。そして要求通りに両手の人差し指と中指だけを立てて、自身に向けられるレンズへポーズを決める。

 

 「――んひぃぃっっ!?」

 

 再び鳴るであろうシャッター音を待ち構えていた少女。その無防備に開かれた口内へゴツい指が侵入し、困惑する間も無く舌を引っ張り出されて小さな悲鳴があがる。

 その瞬間にパシャッと音が鳴って、彼女の想像以上に無様な姿が小さな機械のメモリに記録される。

 

 「やはりシャインミラージュはそうでなくてはな。どこまでも生意気で、調教のし甲斐がある雌だ」

 

 「黒田、剛造…………。あなたはダーククライムと共に、滅ぼすべきでしたわ」

 

 一般人相手だからと大目に見ていた自身の過ちを悔い嘆くシャインミラージュ――もとい東堂院 紗姫。しかし過ぎた事はもうどうしようも無く、反省しようにも次の機会は恐らくもう二度と無い。

 奪い取った下着や拷問椅子のリモコン等、様々なものを手にして少女へ背を向けて歩き去って行く中年男。

 

 「今日はもう帰れ。どうせお前は俺から逃げられないからな、時間をかけて俺好みの雌に仕上げてやる。明日から楽しみにしておくといい」

 

 そう言い捨てられて部屋に独り残された変身ヒロイン。博士の道具を使われていたとは言えただの一般人を相手に抵抗の一つも出来ず、今はただ冷たい床に這い蹲(つくば)っているだけ。

 彼女の流した涙が力に変わることは決して無く、ただただ無力にも次の調教まで時間が過ぎ去るのを待つ他に無かった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。