※この作品はR-18です。

変幻装姫の受難 ~中年男に堕とされる変身ヒロイン~   作:依渓 進太郎

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 この作品には以下の要素が含まれます。

・着ザー ・道具責め ・臭いフェチ ・濡れ透け ・羞恥プレイ ・マスクフェラ

・スク水 ・搾乳


第2話

 悪の組織、"ダーククライム"の拠点を潰そうと試みた正義のヒロイン――"変幻装姫シャインミラージュ"。しかし、そこに潜伏していた一般人の"黒田 剛造"により凌辱を受け、更には神聖なエナジーの弱体化まで施されてしまった。

 そんな悪夢のような夜が明け、三日が過ぎたある日のこと。シャインミラージュの正体である"東堂院 紗姫"は一通のメールのもと、再び拠点のある建物へと招かれたのだった。

 

 

 (こんな事になってしまうなんて……本当に不覚ですわ)

 

 彼女がダーククライムの拠点を潰す際に見せてしまった隙。それはあまりにも大きく、そしてもう二度と取り返しのつかないものだった。

 ダーククライムとの最終戦で起こした奇跡も虚しく、またしても正義のヒロインは邪悪なる人間の欲望に従わざるを得なくなってしまったのだ。もし背(そむ)けばどうなるのか――紗姫からしてみれば考えたくも無いことだ。

 

 「…………はぁ……」

 

 以前と同じ道を辿り、着いた場所。時刻は強烈な日差しが気温を高め始める午前九時ごろ。

 まだ三日しか経っていないというのに体感ではもう一ヶ月程は昔に感じられる。それくらいあの夜のことは衝撃的であり、また彼女としては悔やんでも悔やみきれない苦々しい経験となった。

 深い溜め息を一つ吐いた彼女は陰鬱とした感情を振り払うように顔を上げ、錆び付いて可動性の悪い扉を押し開く。ギギッという音を立てて弧を描き、薄暗い屋内に眩しい朝日が差し込んだ。願わくばその光でこの奥に潜む穢れたる野望の塊を浄化して欲しいものだが、彼女自身が変わらぬ限りそのような奇跡は起き得ないのだろう。

 

 「……………………」

 

 ただ無言のまま秘密の隠れ家のある地下へと目指す少女が一人。

 突き当りまで進み、昇降機を用いて下に降り、罠の解除された通路を暫く歩いた先にあるモニタールームで件の男は椅子に腰かけていた。

 

 「少し遅かったな。どこで油を売っていたんだ」

 

 「今はまだ午前八時五四分ですわ。あなたが午前九時に来るよう伝えてきたのですから遅くはないはずでしょう」

 

 「馬鹿が。社会人なら十五分前行動が当たり前だからな、そんな言い分が通用すると思うなよ」

 

 椅子を回転させながら振り返る男はそう言って彼女を叱責する。

 常に紗姫のことを見下したような言動を取る剛造だが、今日はいつにも増して態度が尊大に感じられた。――否、それはどこか苛立っているようでもあり、気が急いているようでもあった。

 

 「それで、こんな所に呼び出しておいて何の用ですの? またあの悪趣味な椅子に座らせるつもり?」

 

 「それはそれで構わんが、俺がつまらん。俺が楽しむ為のプランを組んできた、がお前も楽しめる一日になるだろう。期待しておくといい」

 

 そんな風に言って口角を上げる男だが、その表情からしても下卑た思考が透けて見えるようだ。どう考えても紗姫を楽しませようという意思は見えず、己の願望を実現したいだけの醜悪な下心だけが感じ取れる。

 

 「まずは着替えて貰おうか」

 

 どれだけ嫌な予感がしようとも彼女には拒否権が無い。男の言うがままに着せ替え人形の如く、その召し物を変える他に選択肢が無かった。

 剛造は最初に彼女の姿をシャインミラージュに変身した状態で、聖なるコスチュームは全て外しておくよう命令した。そしてどこで買ってきたのか不明な夏らしい薄い生地のキャミソールとプリーツスカートを突き出してきた。これだけならば多少は露出が多く思える程度で、単なる私服として変なところは無いだろう。

 

 「その状態でこれを身に着けろ。こっちは乳首に、こっちはケツ穴に挿入れるんだ」

 

 そう言いながら剛造が手渡した物。それは二つの楕円球状の物体と、イチモツを模したプラスチック製品だった。

 それらは所謂『大人の玩具』であり、前者がローター、後者がディルドと呼ばれる代物だ。世間の俗物には疎い東堂院家の令嬢ではあるが、昔に受けた凌辱の一環で何度も使用された事がある為用途は理解している。

 

 「分かりました、わ…………。んっ、んぅぅっ……」

 

 剛造はセロハンテープも一緒に少女の方へと道具を突き付けてきた。出来る事ならば押し返して拒否したいものだが、そんな事は態度に現すだけでも憚られる。

 有無を言わせぬ強引な要求を彼女は呑み、渡された物を大人しく受け取る。

 そして一糸纏わぬ自身の豊かな双丘の頂へローターを押し当てると、透明なテープで貼り付けて固定する。ひんやりとした無機物の感触が敏感な先端突起を圧し潰し、横一文字に結んだ口から艶めかしい声が漏れてしまう。

 僅かな快感に悶えつつも彼女は続いてディルドを手にして固まる。男の生殖器を模したそれは剛造のそれと遜色ないサイズ感であり、つやつやとした表面には大小様々な凹凸が無数に存在している。弾力のある質感と両立する硬さは挿入時の快感を既に担保しているようだ。

 

 「っっ、~~~っっ…………」

 

 ――こんな物を排泄器官に挿入したくない。――

 そんな自身の理性と常識が抵抗する中で、彼女は決心したようにゆっくりと肛門の内側へと疑似男根を自らの手で挿入していく。熱を持たない無機物が少しずつ自身の中へ侵入してくる感触は以前の尻穴調教を彷彿とさせながらも、それとは異なる快楽を彼女の精神に植え付けてきた。

 段々と奥へ奥へ広がる異物感。腸壁と擦れるプラスチックの塊が彼女の体温を奪い、また触れる無機質な感触が手に取るようにすら感じ取れてしまう。鮮明さを増していく肉悦に慄きただでさえゆっくりとしていた手の動きも次第に鈍り、遂には止まっているのと変わらない程まで遅くなった。

 

 「さっさと奥まで挿入れろ馬鹿女め」

 

 「待――っほおぉぉぉぉぉっっ!?」

 

 それを剛造が許すはずも無い。

 痺れを切らした中年男は彼女の臀部へ右手を回し、疑似肉棒の根元を掴むと強引に最奥まで捩じ込んだ。その瞬間に固い意思で閉ざしていた少女の口はだらしなく開き、品性の欠片も無い嬌声を奏でた。

 強力な快感で膝が笑い、腰をヘコヘコと痙攣させて崩れ落ちそうになる彼女の身体は男ががっしりと支え、ディルドからは手が離される。強く押し込まれた異物は表面の凹凸が腸壁の襞々と食い込むように固定され、体外へ排出しようと力んだとしてもそれは容易ではないだろう。

 

 「……はぁ、……はぁ、……はぁ、…………んっ、ぅぅ……」

 

 全身を襲った被虐的な快感の波が引いて行き、自立するだけの力を取り戻した紗姫。まだ膝の震えは残っているものの自らの体重を支えることは問題ない状態まで回復した。

 そんな彼女から手を離し、机の上にある袋を取りに行く中年男性。

 

 「次はこれを着ろ」

 

 そうして渡された淡い青色の下着。しかしそれが何よりも問題のある衣装だった。

 じっとりと湿っていて重たく、粘り気のある何かが纏わりついているそれは見覚えのあるブラジャーとショーツだった。この拠点で目の前の男に差し出した下着、まさにそれそのものだ。そしてそれから漂う悪臭は、これまた嗅いだ覚えのある不快な生臭さが鼻孔を撫で回す。

 

 「…………よくもこんな事を思いつきますのね、同じ人間だとは到底思えませんわ」

 

 その臭いの正体は紛れも無い精液だ。誰の物かも分からない雄汁を沁み込まされた状態で返ってきた自身の下着を手にし、彼女は心底から蔑む視線で射抜きつつ罵る。彼女が感じているのは怒りを通り越した呆れだろう。

 

 「ゴタゴタ言ってないで早く着替えろ、まだ身の程を弁(わきま)えられていないのか?」

 

 「…………くっ」

 

 しかし悪態を吐く程度の暇すら相手は許したりしない。

 渋々といった様子で彼女は押し付けられた下着を自身へ身に付けていく。冷たく湿った布地が肌に触れ、雨に濡れた衣類を纏っているような不快感が局部を包み込む。しかしその不快感は雨に濡れた時の比では無く、生理的な嫌悪による吐き気すらこみ上げてくるようだった。

 それらの下着が先程身に付けられた道具たちを更に頑丈に固定し、余程のことでも無ければ落ちてしまうことは無いだろう。

 穢された下着の上からキャミソールとプリーツスカートを着て、最後に変装用のマスクで口元を隠した紗姫は慣れない不快感に耐えつつ直立姿勢を取る。

 

 「ほう、悪くない。その姿を見てシャインミラージュだと気づく者はおるまい」

 

 (何が『悪くない』ですのっ。こんなの最悪ですわっ……)

 

 剛造の視線が品定めをするように下から上へと移り、薄ら笑いを浮かべた顔が賛辞を口にする。

 だが彼女からすれば今すぐにでも脱ぎ捨てたい程の羞恥心と屈辱。色味も生地の薄いキャミソールは濡れたブラジャーを透けさせ、白い布の下にある青色が輪郭を象っている。その上ローターを装着した部分が僅かに膨らみ、近距離で見れば勃起した乳首が下着のパッドを押し上げているようにすら見える。

 普通のように思えたプリーツスカートも実際に着用してみれば左脚部に深いスリットが入っており、風に吹かれればショーツの一部が見えてしまいそうである。また少しでも下から覗き込んでしまえば隠しきれていないディルドの持ち手部分が確実に見えてしまうことだろう。

 視覚情報だけに留まらず、ねっとりと肌に吸い付くような湿り気が纏わりついてくるため常に体温を奪われ続け、生理現象からか両胸の先端突起はもう硬く勃起している。そして何より自身から漂う悪臭は強烈であり、マスク越しにでも雄を意識させられてしまい身体の奥から僅かに熱が広がっていくのを感じ取れる。

 

 「今日はその姿で俺とデートだ。付いて来い」

 

 「なっ! ちょ、ちょっと待ちなさいっ……」

 

 口惜しさに唇を噛み締めていた紗姫の耳に届く男のプラン。それはあまりにも己が耳を疑いたくなる最悪のもの。

 しかし静止するどころか聞き返すことすらさせず、男は強引に少女の手首を掴んで街の外へと繰り出すのだった。

 

 ***

 

 (こんな事…………最低にも程がありますわ……)

 

 中年男の肩に抱かれ、露出過多な洋服で街を練り歩く変幻装姫シャインミラージュこと東堂院 紗姫。姿自体は正義のヒロインに変身した後の容貌であり、それでいて服装が普遍的なデザインである上に顔の下半分はマスクで隠されている状態。どちらの正体もバレる恐れは限りなく少ない。

 しかしデザインは一般的だろうが、その下は違う。子種汁に漬け込まれたブラジャーとショーツはべったりと肌に吸い付いて離れず、その上暑い日差しが照り付ける屋外を歩いていれば自然と汗ばみ余計に不快感が増していく。男の生臭い体液の臭いに彼女の甘酸っぱい体臭が混じり合う。

 

 (こんな状態で、一体どこに向かおうと言うんですの…………?)

 

 一刻も早くこの時間が過ぎ去ることを願う少女。だが、まだ恥辱の時間は始まったばかりである。

 

 「あのおっさん、すげえ美少女連れて歩いてるぞ。くっそ羨ましいぜ」

 「なんかおっぱいもデカくね? 尻も揺れててめっちゃエロいわぁ」

 「金髪だし外人かな、スタイル良いし。……でも顔は日本人っぽいな」

 「もしかして援交か? 明らかに恋人じゃないだろ」

 

 すれ違う男達は彼女の美貌に視線が吸い寄せられ、口々に感想を言葉にする。

 それもそのはず、彼女――シャインミラージュは正義のヒロインをしていながら常識外れの美貌を持つ。外見は本職のアイドルと比類し、細身でありながらも豊かな胸と尻のボディは世界中で探してもそう見つかるものではない。

 そんな彼女の隣に歩いている男がイケメンとは程遠い中年男とあらば、ただならぬ関係を想像しても可笑しくない。寧ろ、実際に二人の関係は一般的に言って異常そのものだ。

 

 「見ろ、男どもはすれ違う度にお前の姿に釘付けだぞ。まあこんなにいやらしい身体していれば当然だろうがなぁ」

 

 「ぅっ、くぅ……お尻……揉んではぁ、……み、見えてしまいますのぉ…………」

 

 耳元で囁く男の掌が豊満な少女の尻肉を撫で、力強く揉みしだく。ぐにぐにと変形する柔らかいヒップはプリーツスカートに同じ形の皺を作り上げ、ゆったりと上下する裾は一歩間違えれば割れ目まで見えてしまうそうになる。もしそうなれば菊門へ挿入された異物も衆目に晒されることとなるだろう。

 臀部を愛撫される快感に混じり、自身の痴態を視られてしまうかもしれないというスリルや背徳感が湧き上がる。こんな事は許されないと強く思う程に、そんな行為で快感を覚えている自分自身に対して背徳的な悦楽を得てしまうのだ。

 

 「こうしてただ歩くだけでも楽しめるがな、まずはコンビニに入るぞ。歩きっぱなしというのも疲れるからな」

 

 (こんな状態で人がいるコンビニに、なんてぇ…………。でも外は暑くて汗が……)

 

 より狭い空間で人の目に晒される事に抵抗を感じる紗姫だが、それでも流石に日差しが照り付ける中をいつまでも歩いていてはいずれ熱中症を患ってしまいそうだ。それならば涼しい空間で一休み出来る方が良いだろう。

 そう自分自身を納得させてコクリと頷くと、少し歩いた先にある店内へ入って行った。それが罠であるとも知らずに。

 

 「っらしゃーせー」

 

 気の抜けた声で来店を歓迎される二人。そしてこの瞬間に中年男が不敵に笑い、余興を始めた。

 

 「――っっ!?」

 (この男っ、このタイミングで…………っっ)

 

 入店して間も無く、局部へ唐突に振動が響き始めて紗姫は思わず内股になり膝を曲げる。

 空調の効いた非常に快適な空間に入るや否や、剛造はポケットに入れていたリモコンを操作してローターとディルドを同時に作動させたのだ。

 相手の表情を視ずともそれが意図的な事象であることは感じ取れ、彼女は内心で隣の男に対する怒りを湧き上がらせる。

 

 「…………?」

 

 「っ、……何でも、ございませんわ…………っ」

 

 あからさまに様子のおかしい紗姫を目にして訝しむ様子を見せるコンビニ店員。しかし「問題は無い」と伝える彼女は拙い笑みを向け、店員の死角へと移動する。

 商品棚の陰に身を隠し、性感帯を襲う刺激に声を殺しながら耐える少女。その臀部がそっと撫でられ、背後に立つ中年男が彼女の耳元へ囁くように命令をした。

 

 「まずはここで買い物しろ。水とコーヒー、それと飯だ。物はお前が自由に選んで良いぞ」

 

 そう言いながら男は五千円札を彼女の手に握らせる。どう考えてもコンビニで昼食を買う為に使う金額ではないが、その意図を聞き出す余裕など無い。シャインミラージュは手早く紙幣を受け取ると男と距離を取った。

 

 (こんな事、早く終わらしてしまえばいいだけですわっ…………)

 

 出来る限りの速足で歩き、彼女はドリンクコーナーで冷蔵棚の扉の前に立つ。そしてペットボトルの水とコーヒーを手に取って扉を閉めた、その時――。

 

 「~~~~っっ!」

 

 秘部に埋められたディルドの振動が激しくなり、外に漏れそうな程の駆動音を響かせ始めた。その音の大きさに比例して増幅した刺激と快感は彼女から自立する力を奪い取るのに十分過ぎる威力を有している。

 突如の変化に何とか声は噛み殺したものの、持っていたペットボトルを落としてその場で膝を突いてしまう。

 

 「大丈夫ですか?」

 「体調悪いの?」

 

 そんな彼女の異常に気付いた近くの客が複数人歩み寄り、言葉をかける。

 

 「だ、大丈夫……ですわっ。んっ……すこし、風邪気味で……。ふらついただけ…………ぅっ、ですの……っっ」

 

 「本当っすね、顔が赤いみたいですけど」

 「どっか別の場所で休憩してた方がいいんじゃないすか?」

 

 優しく気遣ってくれている男性客に囲まれながら、身体の向きを変えて言葉を返す少女。そのままでいれば短いスカート丈から臀部、延いては挿入された異物が見えてしまうからだ。

 落とした物を拾い、立ち上がろうとしたところで次にローターの出力が大きくなる。ガチガチに勃起した両乳首を潰すように張り付けられた楕円球状は、粘つく下着の内側でブルブルと激しく震えて凄まじい悦楽の感覚を身体に刻み付けてくる。

 

 (くっ……このような辱め、何てことありませんのっ…………)

 「ほ、本当に…………大丈夫、ですわ…………ぁっ。ご心配に、は…………っ、及びませんの……っっ」

 

 不意討ちで強まる激感に襲われてしゃがみ込んでしまった彼女だが、すぐに気持ちを切り替えて立ち上がろうとした瞬間。自身を取り囲む男達の小さなひそひそ話が聞こえた。

 

 「……なんかイカ臭くね」

 「俺じゃねぇよ。こんな所で射精(だ)さねぇって、普通」

 「でも確かに臭えぞ、確実に精子の臭いだって」

 

 「っっ!」

 

 流石に近づかれ過ぎたのだろう。彼女の下着に沁み込んだ子種汁の臭いは男性客たちの鼻に届き、その異常な悪臭を感じ取った彼らは口々にそれを言葉にする。その悪臭の原因が彼女にあると悟られるのも時間の問題だろう。

 そう考えシャインミラージュは快楽に縛られる身体へ鞭を打ち、急いで立ち上がるとその場を後にする。

 

 (本当に、どこまでも悪趣味な男ですわっ)

 

 絶え間なく刺激され続ける性感帯の疼きは益々大きくなり、生まれたての小鹿のように震える両脚で次なるパンコーナーへ向かう紗姫。

 掻き回される膣内から愛液が溢れ出し、それが膝を伝って滴り落ちていく感覚。あまり長居をしていては自らの淫蜜で床を汚してしまうことになるだろう。そう長くは留まっていられないのだ。

 

 (早く昼食も買ってしまわなくては……)

 

 もう落とすまいとペットボトルを強く握りしめ、包装された惣菜パンの前まで移動した彼女は剛造への怒りを滾らせながらも命令を忠実に遂行する。何の意図かディルドやローターの出力が最低まで落とされている。否、その意図は流石の彼女も理解していた。

 

 (いえ、目的は分かっていますわ。また油断を誘っているのでしょう)

 

 強い刺激を与え続けるよりも、一時的に弱めて緩急を作り、再度の不意打ちを狙っているのだろう。その方が彼女へ痴態をかかせるには効果的だ。しかしそれもバレてしまえば意味も無い。要は、油断さえしなければ良いわけである。

 ――もう油断しなければ良い。ただそれだけのこと。――

 紗姫はそう自身に言い聞かせて手近にある商品を幾つか手に取る。

 

 (あとは会計を済ませれば――)

 

 そう考えてレジに向かおうとしたその時のことだった。彼女はとある違和感に気づき、そしてその正体を理解すると共に段々と顔が青ざめていく。剛造から手渡された紙幣が無くなっていたのだ。

 

 「さっき、水を落とした時に…………」

 

 失くしたタイミングを考えれば、ペットボトルを落としてしまった時以外にあり得ない。すぐさま先程の場所へ戻ろうと踵(きびす)を返した瞬間、目の前に男性が立っていた。

 

 「お金、落としてたっすよ」

 

 「あっ……ありがとう、ございます」

 

 それは先程の男性客であり、その手には彼女の落とした五千円札があった。

 なんて親切な人なのだろうと感激し、感謝の言葉を口にしてその紙幣を受け取ろうとしたタイミング。それに合わせてまたしてもローターとディルドの振動が激しくなる。

 

 「~~っっ……。で、では……」

 

 しかし今度は何も落とす事無く耐え凌ぎ、無事に失くした五千円札も取り戻すことができた。あとは会計をしてしまえばこの試練も終わりを迎える。そう確信してた彼女に男性客が声をかける。

 

 「ちょっと待って貰ってもいいっすか?」

 

 「っ、……な、何か……っ。ありましたの…………っ」

 

 「いや、さっきの臭いについてなんすけど。お姉さん知りませんか?」

 

 「ぞ……存じ上げませんわ…………っ、~~っ」

 

 「本当っすか? そんな風には見えないんすけど――」

 

 そう言いながら彼女に詰め寄る男性客。

 その手が彼女の肩に伸びようとした時、彼の背後から声が響いた。

 

 「その子は俺の連れだ、さっさとレジに行かせてくれんか」

 

 その声の主は黒田 剛造だった。彼は低く唸るような声で男性客に言い放ち、伸ばそうとしていた手首をがっしりと掴む。

 外見的な威圧感はあまり感じられないものの、その表情からは冷たい怒りを覗かせており関わりがたい雰囲気を醸し出していた。色気に目が眩んだナンパ師ならば逆上してきそうな状況ではあるが、彼は違った。

 

 「あ……す、すんませんした。……行くぞ」

 

 単純に関わりたくないと感じたのだろうか。簡単な謝罪だけを言い残してそそくさと仲間達を連れてその場から離れて行く。

 その様子を見届けた剛造は紗姫の手首を掴み、レジに向かって歩き出す。そして何事も無かったかのように会計を済ませて、コンビニの外へ出て行った。

 

 「おい、困っているところを助けてやったんだ。感謝くらいしたらどうなんだ、ん?」

 

 「っっ……。助けて下さり、ありがとう……ございました」

 

 コンビニから外へ出るや否や、彼は彼女に感謝を要求する。

 完全にこの男のマッチポンプではあるが、言われたことに従う以外の道は無い。苛立ちを抑えながら言われるがままに感謝を述べて頭を下げる彼女に、剛造は怪しい笑みを浮かべて顔を近づけた。

 

 「それで、どうだったんだ? 他人にバレそうになって興奮したんだろ、この変態マゾヒロインが」

 

 「っ! そんなこと、は…………~~っ。……はい、…………興奮、しましたわ……」

 

 否定の言葉が出そうになった口を制止し、彼女はそう言葉にして頷く。相手の言う事に一々否定していてはキリが無く、罰と称した辱めを無駄に受けるだけである。

 

 「そうかそうか。やはりシャインミラージュはとんでもない変態だな、それで正義のヒロインが名乗れるのか?」

 

 「っっ…………、こんな変態ヒロインが……正義を騙(かた)り、申し訳……ありませんわ…………」

 

 言いたくも無い言葉を強要されて怒りを堪えるのに必死な紗姫。だが、何よりも彼女を腹立たせるのは先程の言葉が嘘ばかりでは無かった自分自身だった。実際に刺激を受けて得られた興奮と同じくらい、自身の変態的行為がバレてしまった未来を想像して得られた性的興奮も大きかったのも事実。それが何よりも悔しいのだ。

 

 「これから行く場所はそんなお前でも楽しめるはずだ。期待しているといい」

 

 「…………はい」

 

 「ま、その前に昼飯だ。付いて来い」

 

 内心で自戒する彼女を嘲笑うかのように、男はほくそ笑んで歩き出す。

 次はどこで、どんな恥辱を受けてしまうのか。それを考えるだけで彼女の表情は陰鬱としたものになるのだ。

 

 

 それから数分後、剛造に連れられたシャインミラージュは人気の少ない小さな公園に辿り着く。住宅街から少し離れていることや、時期が時期であることも相俟(あいま)って利用している者は殆どいない。閑散(かんさん)としたその光景に、彼女は少しだけ安堵を抱く。

 ――ここならば何をされても、見ている者は少ない。――

 そう考えれば彼女の気持ちは幾分かマシになるのだった。

 

 「しかし流石に暑いな、もう少し気温の低い日を選ぶべきだったか」

 

 水分補給しながらとは言え、ここまで歩きっぱなしだったのだ。二人とも汗だくであり、衣服がぴったりと肌に張り付いてしまっていた。

 特に薄い生地、薄い色合いのキャミソールを着用している紗姫は下着の淡い青色がほぼほぼ完全に透けていた。まるで雨に降られたかのような透け具合をしている彼女は、行き交う人々の突き刺さるようないやらしい視線に晒され続けていたのだ。

 ここに来るまででかなりの羞恥心を掻き立てられた彼女にとって人気の少ないこの場所が、どれ程に安心感を与えてくれた事だろうか。

 

 「おい。そこのベンチに座るぞ」

 

 「~~~っ、…………はい……」

 

 しかし彼女はまだ理解していなかった。人気(ひとけ)が少ないということは、それだけ剛造の行動も過激になるということに。

 他人の目がないと把握するや否や彼は握りつぶさんとする程の力強さで彼女の尻肉を鷲掴みにし、そのまま引き摺るように入口付近のベンチへと歩き出す。

 手作り感が強く、塗装が剥がれかけている粗末な長椅子に男が腰かけ、それに続いて紗姫もゆっくりと腰を下ろした。

 

 「~~~~~~っっ」

 

 座面によって菊門を侵す異物が更に奥へと押し込まれ、その感覚だけでも軽く絶頂してしまいそうになった。危うく意識を刈り取られてしまいかけながらも、彼女は持ち前の精神力でどうにか耐えたのだ。

 

 「買って来た物を出せ。さっさと食うぞ」

 

 乱暴な言葉遣いで昼食を要求する男に紗姫は黙って袋から幾つかのパンを取り出した。

 おずおずと差し出したそれを奪うように取り上げ、剛造はさっさと開封して食べ始める。それを見て自分も遅れまいと彼女は残るパンの袋を手に取り、小さく「いただきます」と言葉にして齧(かじ)ろうとした。――しかし、その直前で手にしていた食料をも彼女は奪い取られた。

 

 「誰がお前の分を買ったと言った。お前の昼飯は別にある、わざわざ言わんと分からんのか」

 

 「っっ! こんな所でだなんて……。どこまでも最低、ですわね」

 

 「どうにでも言え、だが逆らうのならば相応の覚悟をすることだな」

 

 「…………分かりましたわ」

 

 彼の見下す視線を見れば、その要求の意図も自然に汲(く)み取れてしまう。それ程までに彼女は眼前の男に躾けられていた。

 素早く周囲の様子を確認して、自分達の方を見ている者がいないと把握するや否や彼女は剛造の前で跪いてズボンのチャックを下ろした。いつ、誰が来るかもわからない場所で悠長にしていられる余裕は微塵も無いのだ。

 

 「っっ!」

 (いつにも増して、酷い臭いですわ…………)

 

 汗で蒸れたパンツから硬くなっている肉棒を取り出した瞬間、凄まじい悪臭が少女の鼻孔を刺激した。強い日差しが照り付ける猛暑の中で歩いていたのだからそうなるのは仕方ないのだが、それにしても鼻を突き刺すようなその濃い雄臭が口元を覆う布地をも貫通して漂い、思わず顔を顰(しか)めずにはいられない。

 

 「あぁむっ、れろっ、ちゅるっ、えるれろっ……」

 

 しかしどれだけ臭かろうが汚かろうが、男を満足させない限りは終わらない。

 彼女はマスクを顎下にずらすと意を決して怒張する剛直にしゃぶりつき、奉仕を始めた。酷い汗の臭いを放つ肉棒は口に入れているだけでも濃厚な雄のフェロモンを味わうことが出来、それだけで淫乱に作り変えられた彼女の身体は昂る性的興奮に疼き始めてしまう。

 

 「ちゅぷっ、ちゅるじゅるっ……じゅぷじゅぷっ、じゅりゅりゅりゅりゅっ!」

 

 そんな自分の感情を隠すためか、それともこの行為を手早く終わらせるためか、それとも両方か。

 とても清純な少女が立てて良いはずもない下品な音を鳴らしながら、彼女は剛造のイチモツに激しく吸い付き始める。先日、拠点で要求された時の事を思い出しながら激しく首を振って肉竿を扱く。

 

 「ほう、よく覚えているじゃないか。その調子でチンポに奉仕しろ」

 

 「ぐぷっ、ぢゅるっじゅずっ、じゅぶっじゅっちゅ、じゅぞぞっ、ぢゅぼぼぼっっ!」

 

 男の陰毛ごと吸い上げんとする勢いで股座に顔を近づけ、その度にイチモツの先端が喉奥に擦り付けられた。口粘膜に包まれるビクビクと震える陰茎が脈打ちながらその逞しさを増していき、ゴツゴツとした表面に舌を這わせれば鈴口からご褒美の粘液が滴り出す。しょっぱい風味と生臭さが口一杯に広がり、唾液と絡まって嚥下される。

 

 (公園でこんな事、させられてますのにぃ……。やっぱりチンポが美味しく感じてしまいますのぉ……)

 

 誰の目に留まるとも分からない状況下で自ら中年男性の股座に顔を埋めているという行為。それらの要素全てが彼女の被虐的な悦楽に薪を焚(く)べていく。世間的に許されざる痴態であればある程に、彼女の精神は背徳感という甘い酸で理性を少しずつドロドロに溶かしてしまうのだ。

 

 「だが少し惜しいな。折角ソレを用意してやったんだ、正しい着け方を教えてやる」

 

 「っ!? ぷぁっっ……な、何を…………」

 

 顎を擦りながら物足りなさそうに呟いた剛造が彼女の頭を自身の股座から引き離し、彼女の口淫奉仕を中断させた。突然の理解不能な行動を起こす彼に困惑するシャインミラージュ。

 男はそんな彼女がずらしたマスクを引き上げ、鼻が隠れる位置に移動させる。そうしてニヤリと笑みを浮かべ、彼女の口元にイチモツを押し付けてフェラチオの再開を要求した。

 

 「咥えているところを隠しながら我慢汁を啜(すす)るんだ。出来る限り音を立てて下品にな」

 

 (いつもいつも、この男の思考は一つも理解できませんわ)

 

 普通のフェラと何が違うのか。どうしてそんな要求をするのか。

 考えても仕方ないことだが、自身の常識が通用しない相手から一方的な要求ばかりが押し通されて流石に悪態の一つや二つでも吐きたくなる。しかし相手の要求には従順に従わなくてはならない。

 我慢汁を飲み込み発情スイッチの入ってしまった彼女は更に情熱的に、そして煽情的に子種汁を求めて肉棒へ懸命な奉仕を改めて施す。

 

 「ぁむっ。じゅるれろっ、ぐぶっぐぶっ……ぉ゛っ、ごぶぅっ、じゅりゅりゅっっ、ぢゅぷっじゅちゅっ、ぷぁぁっっ……。はぁ、はぁ、……はぁむ、ぐぽっ、ぐぷっ……ぢゅずずっずずずっ」

 

 「こうして顔をマスクで隠している女を犯すのは、著名人とヤっているようで背徳感と優越感に満たされる。ま、シャインミラージュもれっきとした著名人のようなものだがな」

 

 眼前の男の独白は完全に無視しつつ自ら苦しく感じる程にまで深くイチモツを受け入れては、喉奥を絞めて亀頭を出来る限り全体的に包み込む。お互いの熱で溶けて混じり合うような感覚を楽しみつつ、肉棒全体へ隈なく丁寧に自身の唾液を塗り込んでいく。

 そうすれば先端から吐き出されるカウパーの量が増し、より濃厚な雄のフェロモンを堪能できる。

 

 「ははは、随分と熱心に奉仕してくれるじゃないか。そんなにも俺のチンポが気に入ったのか?」

 

 「っっ! ぶはぁっっ、……はぁ、……はぁ、……そ、そんな訳……ありませんわっ。これは、ただ……」

 

 剛造の嘲笑する一言はまさに彼女の図星であり、隠しようの無い事実。しかしそれを認めてしまえる程、まだ紗姫はこの男に屈してしまった訳ではない。

 咄嗟に相手の言葉を否定した彼女だが、その判断は確実にミスだった。

 

 「この期に及んでまだ言い訳をするのか。そんなお前にはまだまだ罰が必要だな」

 

 「っ、ひゃぐぅっっっ!?」

 

 剛造は冷ややかな視線で彼女を見下ろしながら言い捨てると、片足を曲げて彼女の頭を強制的に自身の股座へと押し付けた。

 反論する為にイチモツから口を離していた紗姫の顔は、正面から思い切り剛直へと押し当てられる。そうすると先程まで舐め回していた男根が彼女の鼻と密着し、その臭いを直接味わう形となってしまった。それもマスクの内側、空気の籠りやすい狭い空間で強烈な雄臭にあてられる。

 

 (こ、こんな間近でチンポぉっっ……。我慢汁とわたくしの涎が混ざりあってぇ、す……すごい臭いですのぉ……)

 

 「お前がチンポをしゃぶって感じた事を正直に話すまで、ずっとこの体勢だからな」

 

 「っ! そ、そんなぁ…………」

 

 それは彼女にとってあまりにも酷な話だった。

 彼女がフェラ奉仕中に感じた事を口に出すなど、決してプライドが許さない行為。とは言え、嘘を吐けば間違いなくバレてしまい、また力技で脱出できるならばこんな事にはなっていない。

 もしも本当にこのままの姿勢を維持するというのならば、どちらかが熱中症を患うことになり強制的に終了するだろう。しかしその間に誰の目にも見つからない保証など無い。仮に剛造の方が先に倒れればどうにか出来るチャンスはあるだろうが、状況的に彼女は水の入ったペットボトルへ手が伸ばせず、耐久戦に持ち込んでも剛造の方が有利なことは明白。

 つまり、遅かれ早かれ彼女は恥ずべき己の本心を吐露しなくてはならないのだ。

 

 「本当に……手口が下劣ですのね」

 

 「未だに減らず口を叩けるのは感心したいところだが、あまり時間を無駄にしたくないんだ」

 

 そう言って剛造はポケットに手を入れ、ゴソゴソと動かした後に彼女の局部を激しい振動が襲った。膣内の肉襞一つ一つを削ぎ落すように掻き回すディルドと、圧し潰した乳頭を撫でるように揺れ動くローター。二種の快感が敏感な部位を責め立てて、彼女に恥辱の選択を迫る。

 

 「ひぅぅぅっっ! ま、またぁ…………っっ」

 

 「このまま恥ずかしくお漏らしでもしたいのか? 先に言っておくが、絶頂しようが失禁しようが本音を漏らすまでは絶対にこの状態を解除してやる気は無いぞ」

 

 「ぁっ、やっ……やめっっ……っっ。はぁっ……、はぁっ……、はぁっ…………」

 

 革靴の爪先で何度も軽く彼女の股間を蹴り上げる中年男。強烈な振動を受けながら子宮口を小突かれる感覚に紗姫は身体をビクンビクンと震わせ、熱い吐息を漏らしてしまう。このままでは絶頂に達するまでそう短くはなく、しかもそれでこの快楽責めは終わる事も無い。寧(むし)ろ達せば達するだけ次の羞恥絶頂までのスパンが短くなり、それだけ一般人に自身の痴態を晒してしまう可能性が高まるだけ。

 ならば時間をかけても仕方の無いこと。

 そう決心した彼女はぽつりと呟き、頬を紅潮させながら言葉を紡ぐ。

 

 「お、美味しかった…………ですわ……」

 

 「ほう、何が美味しかったと言うんだ。ん?」

 

 「っ……。お、おじ様の……逞しい、おチンポ……ですわ」

 

 敢えて分かっている事をわざわざ口にさせる剛造の問いかけに、紗姫は一瞬だけ苛立ちを感じながらもぐっと飲み込んで素直に答えた。それも、付け加える必要のない言葉で飾り付けた内容で。

 

 「そうか、俺にチンポを咥えさせられながらそんな風に感じていたのだな。正義のヒロインであるお前が、な」

 

 「~~っっ、…………その通り、ですわ…………っ」

 

 実際に言葉にされて再確認させられる、自身の惨めさと愚かさ。そしてどうしようもない弱さと無力感。

 悪を挫(くじ)き、弱きを助ける存在であるべき自分自身が今している事。その乖離からは目を背けようもなく、それを自覚する度に背徳的な興奮を覚えてしまう。

 

 「ふんっ。まあ正直に話したから良しとしてやろう」

 

 「あ、ありがとう……ございます」

 

 「ほれ、早く俺のチンポをしゃぶって奉仕の続きをしろ。あまりここで長居するつもりは無いんだ」

 

 「分かり、ましたわ……。有難くご奉仕、を……させていただきますわ。はぁ……ぁむっ」

 

 脚でのロックが解除され、ついでにディルドとローターのスイッチが切られて自由を取り戻した紗姫。

 もう穢れた肉棒を咥える事に対して殆ど抵抗感を失った彼女の行動には躊躇が無く、いやらしく開いた唇でイチモツを包み込めばそのままの流れで口腔内へと男根の全体を迎え入れる。熱く溶けそうな剛直にしゃぶりつき、再び味わえる濃厚な雄のフェロモンに舌鼓を打つ彼女の表情はどこか恍惚としているようにも見える。

 最早、誰かに見つかるかもしれないからという理由だけで熱心な奉仕をしているわけではなくなってしまったのだ。それを先程の問答で彼女は自覚させられた。

 

 (あぁ……今はもう、嫌な気持ちよりも悦びの方が勝って…………。こんな事、止めたいはずですのにぃ……)

 

 まだ折れてはいない紗姫の正義感や理性も少しずつ確実に蝕まれており、その影響は如実に表れ始めていた。

 拒否する心を上回る程の強烈な欲望が彼女の身体を動かし、制止する理性を振り払って雄々しく屹立しているイチモツを激しくも優しく咥え込む。それは一種の飢餓状態にも近く、腹が減っているから物を食すように疼きを満たしたいから男の精を欲していた。

 

 「んじゅっ、ぢゅるっぢゅりゅりゅりゅっっ……じゅぷっ。ちゅるちゅるっ、ちゅぷっ、れろっ……じゅる……じゅずずっ。すんすん……んぅっ、じゅぷぷっ」

 (しょっぱくて……臭くて……、もう癖になってしまってますの……)

 

 まるで犬のように鼻を鳴らし、頬を窄めて一生懸命にイチモツを口粘膜全体で扱き上げる紗姫。

 人目も憚らず下品に音を立てて自ら中年男の股座に埋めるその姿は、まさしく性に溺れて理性を失った雌そのもの。羞恥という感情はまだあるものの、それを上回る強力な欲求によって行動が支配されているようだ。

 

 「ほら、もう射精すぞ。……そのマスクの内側にな」

 

 「んぶうぅっっ!? ぅぐっ、ぐぶっ、じゅぶっじゅぐっ、ごぉ゛っ」

 

 独善的ながらも献身的な奉仕を捧げる彼女のフェラチオは着実に男の射精感を高めており、そのボルテージが最高地点に達したところで剛造の両手が彼女の側頭部を掴む。そしてまるでオナホを使用しているかのように自らの腰を激しく振り始める。

 自身の意思で迎え入れていたイチモツが乱暴な挿入に変化し、容赦の無い突き込みで喉奥を激しく刺激されて水音に生々しい彼女の嗚咽が混じる。モノ扱いされる屈辱は、されど相反する快楽に呑み込まれていった。

 

 「んっ、ぷはぁぁっっ……きゃあぁぁっっっっ!!」

 

 男の陰毛に鼻をくすぐられながら近づいては離れる丸々とした下腹部。

 醜く肥え太った脂肪の塊が張り詰めるシャツの白色。それが視界を覆い隠していた光景から一転し、ズルズルと口腔内から逞しい肉竿が引き抜かれる。そうして紗姫の身に付けるマスクの内側で男根が噴火を起こした。

 

 「ぅぐっ……ぅえぇぇっ……鼻とマスクに、濃い精液が……べったりと……」

 

 焼けるように熱く、そして濃厚な子種汁が勢いよく放たれて布地に染み込んでいく。プリプリとした感触の粘液が止め処なく鈴口から溢れ出るが、それに対して彼女に成す術は無い。

 体感では数分にも感じられた数秒の射精。その間に吐き出された白濁汁を全て受け止め、ゆっくりと腰を引いて中年男は薄い布の空間から肉棒を抜き出した。その際に溢れた白濁汁が数滴、布の表面から零れて豊かな胸元へ滴り落ちる。

 

 「中々に具合は良かったぞ。技術はまだ足りない部分もあるが、物覚えの良いお前ならすぐに上達するだろうな」

 

 「っ…………」

 (こんな最低な男を喜ばせて褒められるだなんて……。悔しいだけ、ですの…………)

 

 剛造にかけられた言葉でキュンとした胸の高鳴りをすぐに振り払い、自らを律するシャインミラージュ――もとい東堂院 紗姫。恥ずべき行いと思考に喝を入れ、改めて男に対する怒りを湧き上がらせる。

 

 (必ず、いつか隙を突いて裁いてみせますわ……黒田 剛造っ)

 

 ――仕方なくさせられて、感じさせられているだけ。自分から望んだことは一度も無い。――

 弱みを握られている事実を言い訳に自分自身を奮い立たせる彼女は、己の欲望から目を逸らしてなけなしの正義感と倫理を思い出す。まだ屈してしまったわけではないと強く自己暗示し、その瞳に微かな光を輝かせた。あさましい姿を晒されれば晒されるほど、その行いを強要している剛造に対する敵意と憤怒を滾らせる。

 内側を男汁で汚されたマスクを棄てられず、律儀に装着して立ち上がった。より濃厚に刺激する精液の臭いで疼く身体は怒りでコントロールし、強い心で高まる興奮を押さえつける。

 

 「さて、さっさと目的の場所に行くぞ。付いて来い」

 

 彼女の胸中など知る由も無い中年男はぶっきらぼうに命令し、彼女を侍らせて歩き出した。

 

 ***

 

 「着いたぞ、ここだ」

 

 剛造がそう言って指さした建物。

 かなり大きな建物で質素な色合いを基調とした何の変哲もない外観、そして玄関と思わしき扉の前には「温泉」と書かれた暖簾が掛けられている。何よりも驚きなのは一般客の出入りも普通に行われていることだった。

 

 「ここは俺の知り合いが経営している温泉施設だ。建設時に幾らか出資した恩があってな、俺とその関係者は一般客とは別の浴場が用意されている。今日はここで汗を流すぞ」

 

 「……まだ夕暮れにもなっていませんわ、汗を流すには早すぎるでしょう」

 

 「ま、この後にも」

 

 そう語る剛造の視線はいつも以上にいやらしく、その邪悪なる下心が丸々透けて見えそうなほど。

 しかし拒否権の許されていない紗姫は黙って頷き、その建物に入ろうとした。だがその歩みを目の前の男が遮る。

 

 「そんな恰好で普通に更衣室へ行くつもりか? 随分と露出的になったものだな」

 

 「っ、じゃあ……どこで着替えろと言うんですの」

 

 「ちゃんとプライベートルームを用意している。裏口から入るぞ」

 

 そう言って男は彼女の手首を掴むと強引に引っ張り、多くの人々が出入りする正面入り口から離れていく。建物の外周を歩き人目の付かないルートを辿り、小さな階段を下りた先にある扉を押して入る。

 普段使われることの無いその通路は仄暗く必要最低限の照明しかないものの、埃っぽくはなく意外にも清掃はゆきとどいていた。

 

 「この部屋だ」

 

 ポケットからクレジットカードのような物を取り出した剛造は、それを扉の横にある電子機器に翳して解錠した。

 ピッという電子音が鳴り、そしてスライドした扉から部屋の光景が目に入る。ロッカーや姿見,ベンチが設けてある点は普通の更衣室だが、そのどれもが変に豪華なデザインをしており無駄な煌びやかさを演出している。部屋自体も鮮やかな壁紙と床板を用いている所為か、稚拙なスイートルームといった感想が思い浮かんだ。とても温泉施設のそれには見えず、どちらかと言えばプールの更衣室に近い様相である。

 ズカズカと我が物顔で入室する剛造に続き、紗姫もおずおずとその更衣室へ入って行った。

 

 「本来ならば全裸で風呂に入るんだがな、今回は趣向を変えて水着で入浴するぞ。変態なお前ならその方が喜ばしいだろう」

 

 そう言われて指さした先のロッカーを開いた彼女。そしてそこに用意されていた物を目にして驚愕する。

 

 (これはっ、光陽学園の指定水着…………)

 

 どうして剛造が女学生用のスクール水着を持っていたのか、等と考えるだけ無駄というものだろう。息子が同じ学園に通っている上に、権力と贅肉だけは無駄にあるのが黒田 剛造という男。仕入れられる碌(ろく)でもないルートの一つや二つくらいあっても何ら不思議ではない。

 

 「…………」

 

 何となく諦めの付いていたことではあるものの、それでも生着替えを見られるのに抵抗は無くなるものでもない。下唇を噛んで悔しさを露わにする彼女は男に背を向けて身に付けた衣服を脱ぎ始める。

 

 「んっ……んんぅ~…………はぁ、くっ……」

 (汗で張り付いて、脱ぎづらい……ですわ)

 

 しかしその手はかなり遅く、中々進む気配を見せない。それもそのはず、炎天下の昼間から歩き回り汗をかいた身体にジャストフィットしている薄手のキャミソール。べったりとくっついているそれは引き剥がすのに困難を極め、更に強い摩擦を生むのが精液塗れのブラジャーと、それが抑えつける彼女のGカップ巨乳。

 引き締まったウエストよりも上にある彼女の魅力的なバストが障壁となり、粘り気の強い子種汁で漬け込まれた下着がキャミソールを脱ごうとする彼女の両手を妨害してくる。

 

 (破れないよう慎重になると、あまり力が入れれなくて…………)

 

 手持ちの服がこれしかない彼女はキャミソールが破けてしまわないように手加減をする必要があり、しかしそれでは汗や汚液で湿りきった布地を引き剥がせない。

 脱衣という行為に格闘し、瞬く間に時間が過ぎ去っていく。

 

 「おい、まだ脱げていないのか。どれだけ時間をかけるつもりだ」

 

 「し、仕方が無いでしょうっ。汗で張り付いて脱ぎにくいんですの」

 

 「そんな事情は知った事じゃない。わざと時間をかけて俺を誘っているのか?」

 

 「そ、そんな訳あるはずが無いでしょうっ!」

 

 急かす剛造の言葉に苛立ちを募らせつつも懸命にトップスを脱ごうとする紗姫。しかし焦れば焦る程に空回り、思うように服を脱ぐことが難しくなっていく。

 そんな彼女に痺れを切らした男は溜め息を吐き、彼女へと歩み寄る。

 

 「一人で着替えることすら出来んとは、手がかかる正義のヒロインだな。手伝ってやるからじっとしろ」

 

 「っっ! お、お待ちなさいっ。そんな――」

 

 剛造から逃れようとする暇も無く捕まった彼女は両手を抑えられ、そのまま服を破きかねない勢いで脱がされ始める。ただでさえ、高校生にもなって親と同じくらいの年齢の男に着替えを手伝われることなど羞恥の極みだが、それも憎き相手の手で行われる屈辱。

 剛造の右手は難無く彼女のキャミソールを脱がし、そのままプリーツスカートにも手をかけて奪うように剥ぎ取った。悪戦苦闘していたのが嘘だったかのような早業で下着姿に剥(む)かれた紗姫。

 

 「あとは自分で出来るだろう。早く着替えろ」

 

 「ぅぅ…………」

 

 良い様に弄ばれている感覚が拭えずに悶える彼女だが、男の機嫌を損ねれば下着まで剥ぎ取られかねない。

 自身の感情問題は後回しにしてブラジャーのホックに手をかけた彼女は、べたつく布地を肌から引き剥がした。肌に沁み込んだ精液から漂う悪臭は不快感の塊だが、汚液の密着感とそれに伴う蒸れ感からの解放は心地良かった。

 そしてショーツをずり下げて裏返る布地は自身の愛液で糸を引き、奥深くまで埋め込まれた巨大なディルドの根元が完全に晒される。

 

 「流石に風呂場でそれは使わんからな。ここで取っておけよ」

 

 「元はと言えば、あなたの仕業でしょうに……」

 

 まるで紗姫が自ら好んで使用しているかのような口ぶりに反感を示すが、それをやっと引き抜くことが出来る事に安堵を覚える。しかし問題なのは剛造が見ている前で、且つ自らの手で引き抜かなくてはならない事だろうか。

 歩いていても落ちない程に強く食い込んだ異物を抜き取るなど、まさに至難の極みと言う他に無い。

 

 「…………。くっ、ふぅぅぅぅっっ…………」

 

 しかし自分で出来なければ剛造が先程と同じ様に、無理やりにでも引き抜いて来るだろう。それこそ声を我慢出来るはずもなく、誰が通るかも分からない部屋で嬌声をあげてしまうことになる。

 それだけは避けたかった紗姫は深呼吸をひとつして、そのプラスチック製品の取っ手を掴む。そして段々と力を籠めながら、ゆっくりと排泄孔から異物を引き抜いていく。

 

 「――んおぉぉぉっっっ!?」

 

 と、その時。またしても強力な振動が襲い、低い駆動音を部屋中に響かせ始めた。

 

 「ちょっとした試練だ。気持ち良くなってないで、早くその状態で引っこ抜け」

 

 「ひ、卑怯なぁ…………んひぃいぃぃぃっっ」

 

 ブルブルと震えるディルドは大きなカリ首が襞という襞に突っかかり、ただ引き抜くだけでも彼女には困難極まりない。そこにバイブ機能という妨害が入れば更にその難易度を倍増させている。

 

 「ついでにローターも使ってやろう」

 

 「ひぅぅっっ!? そ、そっちもなんてぇ…………っ」

 

 その上で男は面白半分に両乳首のローターをも追加で起動させた。

 一糸まとわぬ彼女の両胸で、その先端突起を押し潰す楕円球が目に見えて小刻みに震え始め、既に高められた彼女の性的興奮をまた一層昂らせる。それにより触ってもいない彼女の陰核はぷっくりと勃起し、微かな風に撫でられただけでも確かな快感を刻み付けてくる。

 

 (この男……、わたくしのことを馬鹿にして…………っ。良いですわ、こんな戯れ……さっさと終わらせて…………ひぅっ)

 「はぁっ……はぁっ……はぁっ……。ふっ……うぅぅっっ」

 

 手早くこの時間を終わらせようと紗姫は腸蜜で汚れるディルドの取っ手を両手で力強く掴み、滑らないように気を付けながら全力で引き抜きにかかる。襞々をシェイクするような振動が分泌する腸液を肉襞ごと搔き混ぜ、グチュグチュと淫らな水音を静かな個室で木霊させている。

 

 「んひぃぃっっ、これっ……ひゅごぃひぃぃぃ…………。っ、ぃひぎい゛ぃ゛ぃぃっぃぃぃっっ」

 

 自身の分泌液が滴る異物をズルズルと引き抜き、淫液で鈍く光る黒々とした疑似男根が少しずつでも着実に彼女の尻孔から這い出ていた。一際大きな段差であるカリ首が鋭敏な肉の襞一つ一つを擦り上げ、それと同時にぴったりと密着している所為か柔肉を全て捲り出されているような錯覚すら感じてしまう。それほどの快楽。

 しかしゆっくりとしていられない。剛造が妨害に入ろうとするよりも早く、自らの手で異物を抜き取らなければならない。

 

 (あ、あと少し……。最後の一押し、ですのぉっ…………! っっ――)

 

 声を我慢することは諦め、多少は無理をしてでも確実に両手を動かし続ける。そうして菊門のすぐ近くにまでディルドの亀頭部分が差し掛かり、彼女は一思いに引き抜いた。

 その瞬間、偶然にもディルドの振動周期が絶妙に噛み合ってしまい強く括約筋を捲り上げられながら思い切り引っ張り出してしまう。敏感な箇所を抉るように擦られる肉悦はとても耐え難い一撃となり、彼女の理性はその一擦りで塵の如く吹き飛ばされた。

 

 「――んほぉぉお゛ぉ゛ぉぉっっっ!!」

 

 時間をかける方が苦しくなるだろうという彼女の考えは、しかし想定外の事象として自身に絶大なる快感を齎(もたら)す羽目となってしまったのだ。ぢゅぽんっという下品な水音と共に勢いよくプラスチック製のイチモツが抜き取られ、大きく仰け反りながら絶頂する紗姫。その衝撃により噴き出す潮が床面に打ち付けられる音は彼女の嬌声にかき消され、廊下にまで届きそうな大絶唱を奏でた。

 ただ玩具を自らの手で引き抜くだけの行為だが、それでも一回の性行為に劣らない程の快楽。ここまで蓄積された性的興奮が感度を高めていたというのもあるだろう。

 

 「はへっ、はぁっ……はぁっ……はぁっ……、んぁっ…………」

 

 「なんだ、一人でもやれば出来るじゃないか。あんまりにも時間をかけていれば手伝おうと思っていたところだったぞ」

 

 感心する剛造の言葉に耳を傾けられる余力の無い紗姫は浅い呼吸を繰り返し、ビクンビクンと痙攣をしながらもゆっくりと立ち上がってロッカーに凭(もた)れ掛かる。息を切らし、頬を赤く染め、若干の前傾姿勢で尻を突き出すポージング。その股間部からは未だに溢れ出る愛液が太腿を伝い落ち、まるで雄を誘惑しているようにさえ見える煽情的な容貌。

 暫く腰をガクガク震わせながら絶頂の余韻に浸る彼女だが、あまり長い時間そんな恰好をしていれば本当にこの場で犯されてしまいかねない。朦朧とする意識の中でもそう思考する彼女は脱力している身体に鞭を打ち、自身の着替えが収められているロッカーにの扉を開けて綺麗に畳まれたそれを手に取る。

 

 (この姿で犯されてしまうなんて…………)

 

 憂鬱な気持ちになりながら、猛暑の季節が訪れる度に授業で着用したそれに彼女は袖を通していく。

 着心地からして新品の物であると分かり私物を穢されていない安心感に胸を撫で下ろす一方、授業中の姿をした状態で公共の場に連れて来られて弄ばれるという歪さと背徳感は拭い切れなかった。特に変幻装姫の能力で競泳水着姿に変えられて犯された経験はあるものの、学校指定の水着姿で調教を受けたことはない。その新鮮さがまた彼女の恥辱を加速させる。

 

 「着替え終わったか? ならさっさと風呂に入るぞ、あまり待たせるな」

 

 「わ、わかっていますわ。少しお待ちなさい」

 

 衣服を着替えても肌に染み付いた雄汁と汗の臭いが鼻孔をくすぐり、それだけでも身体の奥から熱が湧き上がるようだった。その汚れを洗い流しに行くことを考えれば彼女の足取りも軽くなるはずなのだが、やはり学校指定の水着で犯されることを考えると学生としての東堂院 紗姫が犯されているような感覚に陥り、そう考えるとどうしても歩き出す脚が鈍ってしまう。

 だがそんな相反する感情で板挟みにされている彼女の胸中などお構いなしと言わんばかりに中年男が彼女の手首を掴み上げ、強引に引き摺るように入って来た扉とは別の扉を開く剛造。

 

 (…………、まさかこんな所にまで変な機械を用意しているなんて思いませんでしたわ)

 

 更衣室のすぐ隣は男の言っていたプライベート浴室であり、扉を開いてすぐ飛び込んできた大きな露天風呂。市街地に背を向けた配置であるため昼間とは言えど一般人の視線はまず無く、時期が時期ならば想像以上に良い景色と共に風呂が楽しめたのだろう。これを貸し切りにしようと思うなら相当な金額が必要となるはずだ。

 しかしその圧倒的な存在感を誇る露天風呂のインパクトを消し去る程の物が紗姫の目に映る。

 人一人くらいは入りそうな程に大きな立方体の鉄塊が温泉の傍(かたわ)らに佇んでおり、液晶の操作パネルが眩く輝いていた。その機械からは数本のチューブとコードが伸びており、何に使うのか想像できない様相と露天風呂の風景が不釣り合いな異様さだけを浮き彫りにしている。

 

 (アレで何を……いえ、そもそもこんな場所で何をするつもりですの)

 

 他の客と関わらずに済む為のプライベート空間であろうが、こんなにも解放感のある露天風呂で妙な騒ぎを起こしてしまえば忽(たちま)ちその異常を覚られてしまいかねない。今はまだ人の目が無い場所であろうとも、切っ掛けがあれば衆目を集めてしまう可能性のある場所。

 中年男の思考を読み取ろうと思索する少女。警戒心を緩めようとしないのは正義のヒロインとしての性だろうか。

 そんな中、唐突に彼女の身体は醜悪な腹が密着する形で背後から抱き締められた。いきり立つ怒張が尻肉に押し当てられ、硬い感触と燃えそうな熱が伝わってくる。

 

 「っっ! な、何をっ…………っぅ」

 

 「早速風呂に入りたい所だが、わざわざその服装に着替えて貰ったんだ。まずはコスチュームプレイといかなければ勿体ないだろう」

 

 右手で左胸を、左手で恥丘を水着の上からまさぐる剛造。突然の事に戸惑う紗姫だが、絶妙な力加減で行われる性的弱点への愛撫は的確に彼女の全身を悦びで染め上げていく。

 

 「風呂に入ってしまってはこの体臭も楽しみづらくなってしまうからな。汗をかいた発情期の雌の臭い、実に性欲を搔き立てられる旨そうな匂いだぞ」

 

 「ふっ、んうぅぅっっ……この、変態ぃっ……ひゃうっっ」

 

 「他人の事を変態呼ばわりできる身か? こうして腋を舐められるだけで……じゅるっ」

 

 「っっんひいぃぃぃっっ!」

 

 「物欲しそうにマンコがヒクヒクしているぞ。普通なら嫌悪感を抱くはずだがな、普通ではない変態なお前ならこれも気持ち良くて仕方ないんだろう? れろっれろっ」

 

 「気持ち、よく……なんてっ……っっ! これは、乳首と……んっ、あそこを……触られ、ているから…………ですわっ。んひゅうぅぅっっ」

 

 がっしりと両腕で逃げ場を塞がれた彼女は抵抗することも叶わず、ただされるがままに中年男の舌で穢される。汗ばんだ肌にぶ厚い舌が這い回り、唾液を塗りたくりながら猛暑で染み出す汗を舐め取られていく。

 確かに嫌悪感を抱く悪夢のような行為だが、そればかりではないのもまた事実。

 敏感な箇所を舐められているのはくすぐったく、そしてこそばゆい気持ちにさせてくる。たとえそれが憎むべき男の舌だとしても、与えられる感覚に変化は無い。

 

 「や、やめっ――~~っっ。そんな、ばしょっ…………汚いですわっっ」

 

 「お前に汚い場所などない。だからこそ汚し甲斐があるというものだ、お前の全身を俺だけが穢せる優越感は堪らないぞ」

 

 「なん、て……下劣な…………っっ。ぃひっっ、そ……こはぁ…………んはぁぁっっ」

 

 首筋,腋,腋下,そこから横乳。左半身の肌が露出している箇所は満遍なく舐め取られ、表面が汗の代わりに男の唾液でコーティングされていく。その間も局部を撫で回す手の動きは緩まらず、陰核や乳首のように露骨な急所をわざと外して刺激する。そうして高められるのは性的興奮や疼きだけでなく、満たされきらない肉欲。

 

 「だが、しかし……。人工物とはいえ精液の臭いが混じるのは失敗だな、それだけは拭き取っておくべきだったか」

 

 「それ……なら、もう……舐めなければ、いいでしょうにっ…………。はやく、お風呂にっ……んひゃぅっっ」

 

 「だがこれもまた味というものだ。精液で肌を穢され、性に喘ぐ水着少女。中々に興奮するじゃないか」

 

 「本っ当に……あなたという、男は…………っっ。吐き気がするほど、最低……ですわぁ…………ひぅぅぅっっ」

 

 「腋を舐められながら欲情する雌も最低で最高だぞ。下の口から涎まで垂れ流して悦んでいるとは、とんだ変態ヒロイン様がいたものだな」

 

 涎塗れの舌で舐められる不快な水音に混じって聞こえる、自身の秘部が掻き回される音。それはこの状況下で彼女が興奮している何よりの証左であり、「性感帯を触られているから」という言い訳ではとても誤魔化せない。感じやすい場所を責められていようとも、それを勝る不快感や嫌悪感があれば秘部から愛液が垂れ落ちるまで濡れたりしないだろう。

 

 「さて、そろそろぶち込んでやるとしようか」

 

 「っっ――んほおぉぉぉおぉぉぉぉぉっっっ!!」

 

 少女の腋下を充分に堪能した剛造はそう言うと、彼女の左胸と秘部から手を離して両腰を力強く掴んで股布をずらす。そうして逞しく怒張したイチモツを迷わず菊門へ突き立てた。

 全く触れられていなかった乙女の肛門が強引に抉じ開けられ、激しい異物感と共に軽く絶頂してしまう程の快感が脳髄を震わせる。挿入しただけでも身も心も震わせて悦んでしまうのはここまで焦らされてきたから、というだけではないのだろう。

 

 「け、ケツマンコのなかでぇ……大きいちんぽがっ……ビクビクってぇ……。んおぉっっ、おほおぉっっ」

 

 「まずは挨拶代わりにケツ穴で扱(しご)くとしようか。よく締め付けてくるこの名器を味わわなければ、お前を犯している気分になれんからな」

 

 「奥にぃっ、ズンズンってぇぇぇ……全身に響きますのおぉっっ。……っっ、んぶぅぅっっ」

 

 声を抑えようという意識すら腸壁と共に削ぎ落され、紗姫――シャインミラージュは上ずった声で喘ぎ悶える。絶叫、とまではいかないにしても野外で大声を出せば気づかれるリスクは高くなる。それも一般客が利用している施設の一端で、とあれば聞こえてしまっても不思議ではない。

 それを考えてか、剛造は左手で彼女の頬を掴むと強引に唇を重ねて塞いだ。

 

 (きたっ、キスハメぇっっ…………。こんなの、頭がおかしくなってしまいますわぁ……っっ)

 

 背後からイチモツでアナルを穿られながらの口付け。しかも彼の接吻が唇を重ねるだけで済むはずがなく、彼女の意思を無視して侵入してくる舌が別の生物のように蠢き、口粘膜を凌辱し始める。

 下からは硬い肉棒が直腸を突き刺し、上からは柔らかい舌が口腔を舐め回す。二つの異なる快感は剛造との行為であれば当然のものであり、それらは過去の調教でも同様だった。暴力的で一方的に感じられる快楽だけでなく、まるで心を満たしていくかのように技巧的な快楽もまた正常な思考を淫猥に蕩かしていく。

 

 「お前は唾も唇も美味いな。昼にザーメンを飲ませたとは思えないぞ、じゅるっじゅるっ」

 

 「ちゅばっ、ちゅずっ、ぢゅるっじゅずずずっっ。ぷぁっ、あむっ……ちゅるっ、じゅぶぶぅっっ」

 (こんな男とのキスが、本当に気持ちよくってぇ……。駄目ですのにっ……もっと欲しくなってしまいますのぉ)

 

 どれだけ心の底から嫌悪を露わそうとしても、それを上書きしていく程の充足感と甘く痺れるような快感。正義のヒロインとして見過ごせない相手だと理解はしているが、根強く刻まれた快楽で本能が躾けられてしまっているのだ。抗いようがない。

 分泌される腸液を纏いながら引き抜かれる肉杭がゴツゴツとした凹凸で体内を擦り上げ、そして柔らかな尻肉を平たく歪める程に力強く腰を打ち付けられる。空いた右手がしっかりと彼女の下腹部を掴み、逃げられない状態で固定したままイチモツが腸壁を掻きあげる。

 

 「んぶぉぉぉっっ、ぐぶっ、じゅぶぶっっ、ぐぢゅるるっ、じゅぷっ、ちゅずずずっっ」

 

 その度に獣のような喘ぎ声が漏れそうになるも、塞がれた唇からはくぐもった声しか聞こえない。否、それすら彼との口付けで生じる唾液の啜る音でかき消されてしまう。

 被虐的な快感で緩みきった舌を絡み取られ、臭くて苦い不潔な涎が無理矢理に流し込まれ続ける。しかしそれが美味しく感じてしまい、拒み続けようとする理性が磨り潰されていく。それは一種の麻薬のようで、貪欲な本性と肉体が無意識的に求めているのだ。

 

 「そしてこのデカ乳もまた良い揉み具合で最高だ。これなら毎日触っていても飽きる事は無いな」

 

 「お、おっぱぃぃ……さわってはぁ……んぢゅうっっ、ぢゅぷぷぷっ……じゅずっぐじゅりゅりゅっっ」

 

 頬を掴んでいた左手が水着の内側に侵入し、年不相応とも思える乳鞠を乱暴に捏ね回す。ただただ一方的な愛撫だが、すっかり発情し切っている肉体ではそれすらも甘美なスパイスとして肉欲を昂らせるのだ。時に乳首を抓(つね)り上げ、搾るように揉み解したかと思えば力強く握り潰し、今は出ない筈の噴乳欲を掻き立ててくる。

 今はまだ行為の最中だけ強まる淫猥な本性だが、こんな事を続けていれば必ず癖になり四六時中求めてしまうだろう。そうなれば変幻装姫として――それ以前に少女として完全に屈伏することとなる。

 

 (もう、こんな事は止めませんと…………本当に取り返しがつかなくなってしまいますわ……~~っ)

 

 目の前の中年男に弱みを握られている以上、行為自体は避けようが無いかもしれない。だが、そんな中でも抗うことを続けなければ戻れないところまで流されてしまう。そうなってしまえば、最後には――。

 最悪を想定した彼女は崩れかけていた理性を立て直し、再び強大な快楽に抵抗しようとする。だらしなく開いた口元と舌の筋肉へ力を籠めて男の舌を追い出そうとし、肛門の筋肉は逆に緩めて締め付けを弱めた。こうすることで密着感からくる腸襞を襲う刺激から逃れようとしたのだ。

 

 (こうすれば、多少は時間を稼げ――)

 

 そうして見せた反抗の意思。だがそれは彼の欲望を加速させる薪の役割にしかなっていないことを、まだ彼女は理解出来ていなかったのだ。

 

 「――ん゛む゛おぉぉ゛ぉ゛ぉっっっっ!?」

 

 追い出そうと突き付けた舌を逆に引っ張り上げられて男の唇に挟まれる。そして引き抜かれそうな程に強い力で吸われ、小さな感覚器官を襲う快感。緩めた肛門も逆効果でしかなく、より深くまで突き刺さる男根の先端が勢いよく根元まで突き上げてくる。そもそも入口の筋肉を緩めたところで直腸内まで拡張されるものではない。

 よく考えなくても理解できる事でさえ、今の彼女には正常な判断が出来なくなっていた。

 

 「何がしたかったのかよく分からんが、根本まで挿入るようになったな。このまま一番奥で射精してやるぞ」

 

 「ぶぁあぁぁっ。それはっ、それだけはらめぇっっ! いま射精(だ)されてはぁ――」

 

 真面(まとも)な思考力すら剝(は)ぎ取られる程に快楽で染め上げられてしまった脳みそへ告げられる中年男の宣言。

 挿入しただけで小さく絶頂してしまうくらいに感度を高められた身体が、更に何度も屈強なイチモツでケツ穴を擦り上げられていた現在。この状況下で腸内射精を受けてしまえばどうなるのか。考えただけでも見悶えてしまう。

 シャインミラージュは解放された口で「止めて欲しい」と懇願するも、その途中で再び唇が塞がれてしまう。

 そして、それを合図に菊門の内側で男の欲望が噴火した。

 

 「――んん゛お゛ぉぉ゛ぉ゛お゛ぉぉぉぉっっっっ!!」

 

 口の端まで完全に覆い尽くされた状態で、熱く煮え滾るような精液を腸壁に打ち付けられるシャインミラージュ。宣言通り男根の付け根まで彼女の尻肉に腰を叩き付けた剛造が子種汁を解き放つ。

 くぐもった少女の喘鳴は唇を塞いでいる中年男の口内で反響し、獣の断末魔のような声となって周囲へ漏れ出る。その声は幸運なことにも施設を利用している他の一般客で、誰一人として気がつくことが無かった。

 

 「んっ、んぅぅ…………ぶはぁぁっ。……はぁ、……はぁ、…………はぁ」

 

 ビクビクと痙攣する彼女の身体はしっかりと男が抱き留め、絶頂の余韻が引くまで肌と肌を重ね合わせていた。夏の日差しが照り付ける猛暑の中、互いの体温を確かめ合うような距離感で紗姫は呼吸を整える。

 そうして呼吸のペースが安定してきた頃合いを見計らっていた中年男は彼女の身体から腕の拘束を解く。もう自立するだけの体力を取り戻した彼女は倒れる事無く、機械の方へと歩いていく彼の背中を見つめた。

 

 「もうお疲れのようだが、今から"アレ"を使うぞ」

 

 「つ、疲れて……など…………」

 

 「それなら良いんだ。見れば分かるだろうが、俺はお前と普通の風呂を楽しみに来たわけじゃない。お前を使って楽しみに来たんだ」

 

 そう言うと男は機械の傍に置いてあった小さな箱を手に取る。それを開けて取り出したのは、見覚えのある黒針だった。闇のエナジーによって作られたそれは刺した物体に任意の改造を行うアイテムであり、元はダーククライムの幹部――ミスティが使用していた武器だ。

 

 「そうでしょうね。知人とやらの営む施設で、一体何を企んでいますの?」

 (それを使うということは、……。何となく何をしようとしているのか分かってしまうのが悔しいですわ)

 

 無意識的に自身の胸を庇うように腕で覆う紗姫。彼の狙いとして挙げられるのは二つ。一つはダーククライムの拠点でも使用したように母乳を分泌できるようにすること。そしてもう一つは陰核を陰茎化してフタナリ責めが出来るようにすること。剛造の考えることならばどちらもあり得る事だが、そこまで変幻ヒロインのイチモツに執着していた記憶が無いことから恐らくは前者の可能性が高いのだろう。

 

 「まあそう期待するな、すぐに分かる事だからな」

 

 数本の黒針を指に挟み持ち、また紗姫の前まで歩み寄る男の姿。彼女は今すぐ逃げ出したくなる心を抑えつけ、強い意思を宿した瞳で剛造から視線を外さない。警戒心と猜疑心に満ち満ちている、つもりだがもしかすると男が言うように心の奥底ではこれから行われるであろう調教に期待しているのかもしれない。

 もう手を伸ばせば触れる距離まで近づき、徐(おもむろ)に上がる剛造の手が向かった先は彼女が予想通りの位置だった。

 

 「んっ、くふぅっっ…………」

 

 二つの大きく実った乳果実の先端。学園指定の水着の上から細い黒針が鋭敏な突起を正確に突き刺し、闇のエナジーが流れ込む感覚と同時に奇妙な熱が乳房全体へと広がり全身に伝播(でんぱ)していく。何度か体験した嫌な感覚に苛まれる変幻ヒロインは乳腺の奥から込み上げてくるものを感じる。

 

 「ククク、だが今回はこれだけじゃないぞ」

 

 「っ、な……何を――くひぃぃぃっっ!」

 

 触らずとも改造分泌液が漏れ出そうになる両乳首を再び襲う鋭い刺激。完全に想定外だった行動を受け、困惑と共に激しい快感が包み込み彼女は身悶える。先程と同様に注入される闇のエナジーは、しかし奥深くへと広がろうとはせずに敏感な乳頭を更に鋭敏にさせていた。

 

 「『何をされたのか』、と言いたげだな。だがすぐに分かる」

 

 「くっ、ふうぅぅぅぅっっ…………、っ!? いやっ、何ですのこれ……ち、乳首が…………ひぅぅぅっっ」

 

 自身に起きる変化を問いかけるシャインミラージュだが、視線を下に向けて黒針を刺された先端突起を視界に入れる。そこで目にした光景を信じられないとばかりに大きく見開き、戸惑いを言葉にした。

 決して薄くないスクール水着の生地を押し上げて勃起する二つの乳首。それらは目に見えて分かる程に膨張しており、一般的な成人男性の親指の第一関節と同じ――否、それよりも確実に二回り以上も大きいサイズに変貌していたのだ。

 

 「そのままでは苦しかろう、今楽にしてやるぞ」

 

 「ま、待ちなさ――いひいぃぃぃぃぃぃっっ!!」

 

 痛いくらいに張り詰めた勃起乳首の感度は凄まじく、布地に触れているだけでも愛撫されているのと遜色ない刺激を受け止めている。その感覚を耐えるだけでも相当な試練であり、気を抜けばあさましく絶頂しながら母乳を噴き出してしまうだろう。

 そんな限界状態の胸元に男の両手が伸び、振り払う暇すら与えられる事無く強引に肩紐を外されて少女の乳肌が露わにされてしまった。その瞬間の布擦れによる刺激で紗姫は顎を突き上げて仰け反るものの、どうにか強靭な精神力で絶頂に達することだけは避けた。

 

 「はっ、はっ、はひっ……こ、こんなぁ……これが、わたくしの……ちくび、ですのぉ……ひうっっ」

 

 改めて改造を施された自身の桃色突起に目を向けて、彼女は絶望を滲ませた声色で呟く。闇のエナジーによって肥大化させられた両乳首はパンパンに膨張し、フルフルと震えて風に撫でられる感覚でビリビリと痺れているような錯覚すら感じてしまう。更に水着をずらされて初めて理解したことだが、乳首を巨大化されたことによる影響なのか乳輪も心なしか拡大しているように見えた。

 元々バランスの取れていた彼女の肉体は乳頭部分だけが不気味に肥大化し、高貴なエロスを掻き消す低俗な淫猥さのみを演出させていた。

 

 「これで準備は整った。後はこの母乳でここをミルク風呂に変えるまで搾り尽くすだけだ」

 

 「んひゅぅぅぅぅっっっ!! そっ、そんなに力強くぅっっ!」

 

 真正面に立つ中年男が唐突に右胸を握り締め、肥大化した先端突起は押し潰してきた掌へと勢いよく母乳を噴出してしまう。その快感は凄まじく、触れる面積も拡大した所為か以前までの噴乳快楽を軽く凌駕していた。

 ガサガサのゴツい指が柔らかい乳肉へと深く沈み込み、グニグニと気の向くままに蠢けばいやらしく歪められる。そして力を籠められれば硬く勃起した乳首も男の指と同様に乳輪へと埋められ、自身の敏感な肌同士が擦れて快楽刺激の相乗効果を生み出していく。

 

 「いくら揉んでいても飽きない感触。だが、手で搾っていてはいつまでかかるか分からんからな。そこであの機械の出番というわけだ」

 

 そう言って剛造は紗姫の手首を引いて温泉のすぐ傍で佇む機械の前へ移動する。そしてその機械の側面から伸びているホースを二本、手に取って彼女の前に突き出した。

 

 「こいつをお前の両乳首に繋げる。少し痛むかもしれんが、変態マゾヒロインのシャインミラージュなら寧ろ気持ち良くなれるかもしれんな」

 

 「わたくしは、マゾではありませんし気持ち良くもなりませんわ。決してあなたの思う通りになど……」

 

 「ならないと良いがな。あれだけケツ穴を穿られてアヘ声撒き散らしていたお前が、どれだけ耐えられるのか見物だぞ」

 

 不気味に口角を上げ、不敵な笑みを浮かべる中年男。そうしてホースの片方を右胸の先端へと近づけ、突起を無理矢理に狭い空洞の中へと捩じ込む。

 

 「~~~~~っっっ! ひぅ゛ぅ゛~~っっ」

 

 ぴっちりサイズのそれはすんなりと入るはずもない為、何度もシリコン製の表面に肌をゴリゴリと擦り付けられる。形を変えながらも勃起乳首が少しずつホースの内部へと挿入され、やがて付け根まですっぽりと収められた。常に圧迫されている所為か何もせずとも桃色突起からは乳白色の液体が染み出している。

 

 「思ったよりも丁度いいサイズ感だな、これだけでもそうそう外れる事は無いだろう」

 

 「はぁっ……はぁっ……、ちくびが、きついぃ…………」

 

 「そうだろうな。だが、念の為にこいつもしてしておくぞ」

 

 そう言って剛造はホースに付属していた留め具のような物を結合部まで移動させ、ツマミを回す。するとキリキリと輪っかの径が小さくなり少しずつホースを締め付けていく。

 

 「ひぎいぃぃぃっっ! つっ、ちゅぶれりゅうぅぅっっ! ちくびぃっ、ぃひいぃぃぃぃっっ」

 

 ただでさえ密着し、圧迫している樹脂製の空洞は留め具によって更に狭まり、肥大化した先端突起を元のサイズへ戻そうとしているかのように圧(お)し潰す。敏感な箇所が尋常では無い圧力に包まれ、凄まじい激痛と共に被虐的な肉悦が変身ヒロインの思考を焦がしていく。

 男の指は留め具がホースを少しだけ変形させた段階で止め、次にもう一方のホースへ手をかけた。

 

 「ぃぎいいぃぃあぁぁぁぁっっ!」

 

 そしてもう片方の乳首もまた同様にホースの内部へと捩じ込まれ、金属製の留め具で縛り付けられる。

 四方から圧迫され、半透明な円筒の内側を乳白色の雫が伝い流れている。本来、乳首は全体的に小さな孔が空いており、それらからシャワーのように母乳が分泌される仕組みとなっているのだが、外周部は無機質な樹脂が覆い尽くしている状態。こうなると側面は分泌孔を塞がれているようなものであり、自然と正面側の孔からのみ射乳する形となる。

 ――そんな状況下で搾乳機を起動されてしまえばどうなるのか。――

 

 「よし、これで準備は万全だ。装置を動かしてやるぞ」

 

 「はっ、はっ、っ……お、お待ちなさいっっ! まだ心の準備が――」

 

 キッと男に鋭い視線を向けて制止しようとする彼女の言葉は、小さな電子音が聞こえた瞬間に自身の絶叫にも似た嬌声で遮られ、そして搔き消されてしまった。

 

 「ひおぉ゛ぉ゛ぉ゛っぉぉぉぉっっっっ!! ちっ、ちくびいぃぃぃっっ、んぎいぃぃぃ!! ちぎれてしまいましゅのおぉぉぉぉぉっっっっ!」

 

 剛造がボタンを押したとほぼ同時、瞬く間にホースの内側から空気を吸い上げられて急激に減圧した。すると捩じ込まれた二つの乳首は物凄い圧力で引っ張られてしまい、うどんのような太さの液体を噴き出しながら引き伸ばされる。

 トロリとした粘性を持つ母乳が力強く吸引され、乳房の内側を途轍もないスピードで突き抜けて噴射する。その快感といえば昔に受けた搾乳調教の全てを塗り替える程に強力であり、自身の分泌物が乳首を駆け巡る感覚だけでもう絶頂に導かれてしまうのだった。

 

 「イグゥぅぅぅっっっっ! もうイッてましゅぅっっ。はやくぅっ……~~っっ、とめてほしいれひゅのぉぉぉっっ!!」

 

 ガクガクと震える膝と腰。そして恥部からは触ってもいないのに、まるで中身を掻き回されているかのような勢いで愛液がピュッピュッと噴き出している。

 とても正義のヒロインが見せるべきではない痴態を晒しながら、暴力的な快感に身を焼かれるシャインミラージュ。

 

 「クククッ、いい様だな。搾乳されているだけでここまで感じるなぞ、雌牛以下じゃないか。だが…………ほら、よく見ろ。お前のミルクが風呂に注がれているぞ」

 

 あられもない姿の変幻ヒロインを嘲笑う中年男の視線が向く先はゴウンゴウンと音を立てる大きな機械。その下部からは乳白色の液体が小さな滝のように流れ出している。まるでかけ流し温泉のようなその機構から排出されるのは全て、たった今正義のヒロインから搾り取っている新鮮な母乳である。

 天然の温泉に混じる白い液体が透明な水を濁らせていき、湯気に乗せて優しく甘い匂いを漂わせ始めた。

 

 「では早速一番風呂をいただくとしようか」

 

 そう言うと男はゆっくりと乳白色の湯舟に足を入れ、そして少しずつ身体を沈めて肩まで浸かる。綺麗な景色と対峙しながら味わう乙女の母乳風呂。それはまさに「極楽」という二文字が当てはまる素晴らしい心地だった。

 ただ一つ気になるのはあまりに強すぎる快楽で奏でられる少女の嬌声が大き過ぎる、という点だろうか。

 声のする方に視線を向けて見れば、足腰の力を奪われた少女が地面にへたり込み、だらしなく口を開いては嬌声と涎を漏らしている。否、漏らしているのは上からだけでなく下も同様であり、小さな水溜まりをそこに形成していた。

 

 「まだイグッ、~~~っっ!! ちくび、っこわれりゅうぅぅっっ! ミルクを吸われて、おかしくなっちゃいまひゅう゛ぅ゛ぅぅぅ゛ぅぅっっっっ!」

 

 「良い鳴き声だが少し五月蝿いな。仕方ない、出力を落としてやるとするか」

 

 彼女には伝えていない事なのだが、この露天風呂は"こういう目的"で使用されることが前提であった為、剛造が建築段階で防音設備を用意するように言ってある。そのため彼女がいくら喚こうが叫ぼうがジェットエンジン並みの声量でも出さない限り、他の一般客に聞こえることは有り得ない。しかし、そうは言ってもあまり大きな声で喘がれては耳に悪い。

 どこまでも自分勝手な彼は機械を操作し、吸引力を数段階落としてやった。

 

 「はひっ、はひっ、はひっ、はひっ、はぁっ……はぁっ……はぁっ……、はぁっ……~~~~っっ」

 

 吸い上げる力が弱まり、紗姫は肩を上下に動かしながら荒々しく呼吸をする。だが弱められたとは言っても未だに搾乳機能は起動しており、一定のスパンで先端突起は引き伸ばされて中身を吸い上げられている。

 多少は休まる状態に戻った彼女は地面にへたり込んだまま、断続的に襲い来る搾乳快感で身を悶えさせつつ痙攣していた。

 

 「何を休んでいる? あまりに大きな声で喘いでいるから出力を落としてやったんだ。その分を他の何かで補わななくてどうするんだ」

 

 「はぁっ……はぁっ……、……。これ以上、何をしろと言うんですの…………っ」

 

 「簡単なことだ。まずはこっちに来い」

 

 「…………、分かりましたわ」

 

 誰が聞いても無茶苦茶としか言い様の無い剛造の主張。だが彼女に拒否権というものは存在しない。仮に拒否すれば、想像も付かない程のペナルティが課せられてしまう。

 未だ万全とは言えない足腰に鞭打って立ち上がり、紗姫は中年男が手招く方へと歩き風呂に浸かる。そうして彼の手が届く位置まで移動したところ、彼は指示を出す。

 

 「よし、そこで俺に背を向けて座れ」

 

 彼女は言われるがままに従う。

 自身が立つ場所で回れ右をし、ゆっくりと水面下に身体を沈める。

 今も尚吸い上げられる自身の母乳が混じる湯舟。甘い匂いが立ち上り何とも言えない気持ちのまま、剛造が次の言葉を発するまで待機する。が、彼から次の指示が下されることは無かった。

 

 「――っっ!? な、何をっっ…………んひうぅぅぅっっ」

 

 「機械の力だと強すぎるみたいだからな、俺が代わりに搾ってやる。その方が気持ち良いんだろう?」

 

 急に男の腕が背後から伸びてきたかと思えば、一気に抱き寄せられて彼の膝の上に座らされる形となった紗姫。そしてその体勢のまま彼女は両胸を揉みしだかれる。

 

 「だ、誰が…………はぅぅっっ、んっ、ぃううぅぅぅっ」

 

 言葉では異議を唱える彼女。だが、完全に図星を突かれている。

 背後から遠慮なしに揉みしだく掌が動く度、形を歪められて乳腺が刺激されて機械の吸引とは別で母乳を搾り出される。ホース内に噴射される改造ミルクが一定の周期で吸い上げられ、その空気圧によってもまた強制的に母乳の分泌を強要されてしまうのだ。それが何とも気持ち良く、濁ってよく見えない湯舟の中で紗姫は太腿をモジモジと擦り合わせる。

 

 「ほう、ならばまたこの機械だけで搾乳してやろうか。ん?」

 

 「それはっ…………いえ、このまま……揉んで欲しい、ですの…………。っ、ひゃうっっ、んひぃいぃっっ」

 

 「『誰の』手で、揉んで欲しいんだ? 俺のことを何て呼ぶのか、もう忘れたわけではあるまい」

 

 「~~~っっ…………。お、おじ……様…………、ひゅひぃいぃぃぃっっ」

 

 「そうだ。俺のことは『おじ様』か『剛造さん』と呼べ、これからずっとだぞ」

 

 「わ、分かりましたわ……おじ様…………。はぅぅぅっっ!」

 

 自身のものよりも大きな掌が柔らかい乳肉を蹂躙し、気の向くままに弄ぶ。剛造ばかりが楽しんでいると思いたい半面、そんな行為で悦びを覚えている自分自身がいる事実から目を背けられない。

 ゴツイ掌が左右から豊満なGカップ爆乳の根本を圧迫し、そのままホースと繋げられた先端突起に向かって中身を押し出そうとスライドさせていく。常識的ではないスピードで分泌される乳汁が乳頭の方へと寄せられ、機械の動作に合わせてピンク色の小さな突起から勢いよく噴き出す。

 

 (どうして、ですの……っ。こんな男に、わたくしのおっぱい……、弄ばれていますのに、っ……気持ちいぃぃ)

 

 力任せのようで優しさを感じる手つき。粗暴なようで精密な力加減。全てに彼女の性感を高める技術が詰められており、自分自身の手で搾っているのとは比較にならない快楽を与えてくるのだ。

 

 「コリコリの乳首をいじれないのは残念だが、シャインミラージュのデカ乳をこうして搾れるだけでも最高だな。どうだ、自分のミルク風呂に浸かりながら牛のように母乳を噴き出す気分は」

 

 「んんぅっ、はぅぅっっ……んぁっ、ひぅぅぅぅっっ! き……きもち、いい…………ですわ……、はぁぁっっ」

 

 蕩けた吐息混じりに答えた言葉。そこに偽りは無く、彼女の本心が素直に紡がれていた。

 悔しい気持ちはある反面、この状況に興奮を抱き悦んでいる自分自身がいることもまた事実。

 時間の経過とともに白い濁りが濃くなる温泉の湯舟。それはシャインミラージュから搾り取っている母乳の量を物語っており、二人の肌をコーティングしているかのように艶めかしく彩っている。

 

 「そうか。自身の母乳に浸かりながら胸を揉まれて気持ち良いとは、どうやらお前はどうしようもない変態ヒロインのようだな。前々から思っていた事だが、そろそろ自分でも気づいてきたんじゃないのか。ん?」

 

 「そ、れはぁ…………~~っ」

 

 「一度ダーククライムに完全勝利して調教の痕跡を消されたが、こうやって前と同じ状態に戻しているんだ。そろそろあの頃の感覚が甦っているだろう。無様な雌の本能を曝け出した、変態雌穴の本性が」

 

 「っっ、そんな……こと…………んんぅっ、はひぃっっ」

 

 敏感な乳果実をもみくちゃにされながら鼓膜を通じて精神を責め立てる、剛造の言葉の数々。そのどれもが的を射ていて、嘘を吐けない彼女は言い逃れのしようもない。精々が明確な発言を控えて僅かばかりの抵抗を見せる程度。

 

 「まだ思い出せていないと言うなら、また何度でもその身体に叩き込んでやる必要があるな」

 

 「ひぁっ、あぁっっ、ふあぁっ……、んほおぉぉぉっっ!?」

 

 突如、彼女の肛門を何かがズブブっと貫き嬌声を響かせた。それは言うまでも無く、剛造の逞しい男根である。

 硬く怒張した肉の槍が正義のヒロインの汚穴を突き上げ、浮き出る血管でゴツゴツとした表面が快感に燃える腸壁を擦り上げながらグリグリと押し込まれる。背中向けの姿勢で抱きかかえられたまま座っている状態であるからか、水の抵抗をあまり感じることなくスムーズに挿入された。

 

 「おっ、おしりぃっっ!? いきなり、挿入れるなんてぇ……んひいぃぃぃぃぃっっ!?」

 

 「『おしり』ではなく『ケツマンコ』だろう。いつもの下品な言葉遣いを忘れるな」

 

 「ご、ごめんなひゃいっ。け……ケツマンコぉっっ、ゴリゴリけずれてぇぇ……こんなの、がまん……っ、できませんのぉっっ……ぉほおぉぉぉっっ」

 

 「我慢などするな、思う存分にイき狂え」

 

 相変わらず中年男の両手は乳肉を搾るように動きつつ、腰をゆっくりと動かして抽挿を始めた。先程中に発射した子種汁が主な潤滑油となり、ガチガチに勃起した肉棒が引き抜かれては勢いよく捩じ込まれる。

 そしてシャインミラージュはたった一言の下品な淫語を口にした瞬間、絶え間なく襲い来る快感に身を焼かれていることも相俟って芋づる式に浅ましい言葉が紡がれ始めた。それは剛造に強要された所為だけではないのだろう。

 

 「おじ様のおチンポぉっ、奥の深い……ところまで、っっ……ずんずんっ……んんううぅっ、ひびきまひゅうぅっっ。ミルクだしながらのケツマンコハメぇっっ、あたまが真っ白になりまひゅのおぉぉっっ!」

 

 「何度ハメてもよく締まる良いチンポ穴だな、これは。ほらほら、こうしてグリグリされるのも好きなんだろう」

 

 「おおぉぉっっっ、あひいぃぃっっ! すきぃっっ、んひぃっっ、しゅきれひゅのおぉぉぉっ! おじ様チンポぉっっ、根元まで突き刺さってぇっ、おっおぐうぅぅっっ、んほおっぉぉっっ! めちゃくちゃにされてぇっっ、きもちぃっ……よすぎまひゅううぅぅぅっっ!」

 

 「そうだ。素直に感じていることを叫べ。正義のヒロインなんぞであることなど忘れて、一匹の雌として雄に抱かれる悦びを噛み締めろ」

 

 「んほおぉぉっっ! おひっっ、ぃひいぃぃぃぃっっ! わたくひいぃっっ、シャイン……ミラージュっ、れすのにぃっっ……あふっ、はぅうぅぅぅっっ! おじ様の優秀チンポでっ、めすにされてまひゅのおぉぉぉっっ!」

 

 一突き毎に強まる尻穴凌辱の快感で脳が痺れ、搾乳機からの乳首刺激が追い打ちをかけてくる。カリ首の段差が腸壁を削り取るように抉り、痛いくらいに勃起した乳首を吸引されて引き伸ばされながら噴乳を促される。中年男の股座で尻肉が波打ち、柔らかな肉鞠を強く握り締められる。

 剛造と搾乳機、両方から押し付けられる激しい悦感で正義のヒロインの矜持は既に崩れかけていた。彼女の受けた調教の痕跡はダーククライムとの最終決戦時に消し去ったものの、全身の奥深くに刻まれた雌快感の悦びは色濃く残り続けている。そしてそれは剛造からの凌辱で少しずつ掘り起こされ、その上から新たな快感が蓄積されていっている。

 今のシャインミラージュには「他人に気づかれる可能性」を考えることすら出来ず、漏れ出る淫靡な嬌声を堪えようともしない。

 

 「ひぐうぅぅっっ、おごっ、んほお゛ぉ゛ぉっっ! 剛造おじ様のチンポぉっっ、わたくしのケツマンコっ……めちゃくちゃに搔きまわひてっ、ぇへぇぇぇっっっ。あたまっ、おかひくなりゅうぅぅぅっっ!」

 

 「クククッ、あのシャインミラージュが俺の膝の上で跳ね回る姿は格別だな。もっとおかしくなれ。もっとミルクを噴き出してこの温泉を母乳一色に染め上げろ」

 

 段々と速く激しく変身ヒロインの尻穴を穿る中年男の動きに合わせて、彼女の身体はドリブルされるバスケットボールのように大きく跳ね暴れる。

 ゾリゾリと排泄孔を刺激されている間も止まらない剛造の掌は、動きを少しずつ荒っぽく変えて乳果実を揉みしだく。丁寧に母乳を押し出すのではなく、暴力的とも思えるくらい力任せに双丘を握り潰さんとする。深く指を沈み込ませながら整った形を歪めさせ、超常的なペースで分泌されるエナジーミルクの排出を促していく。

 

 「はひいぃぃっっ! ヒロインミルクっ、どばどば溢れてぇぇっっ……んほおぉ゛ぉ゛っっ! おぉっっ、お゛ほお゛ぉぉっっっ! とまりませんのおぉぉぉっっっっ、くひいぃぃぃっっ、こんなのぉっっ……おっぱいぃ、こわれてしまいますわぁぁっっ、ひゃぐぅぅぅっっっっ!!」

 

 「ああ、いいぞ。そのまま壊れてしまえ。俺のザーメンを受け取って盛大に絶頂しろ」

 

 剛造はそう言うとラストスパートをかけ、今まで以上に激しく腰を振り上げる。

 何度も何度も力強く臀部へと叩き付け、股座の上で喘ぐシャインミラージュを責め立てた。上下に揺れる二人の身体が温泉の水面へ波を生み、大きく荒ぶらせている。パシャパシャと温泉の湯が外へと溢れては白く汚し、漂う優しく甘い香りがどんどん濃厚になっていった。

 

 「すぅぅぅっ、はぁぁぁっ……、いやらしい臭いが湯気と一緒に匂ってくるぞ。性欲をかきたてる良い匂いだ」

 

 「あひぃぃっっ! あ、ありがとうございまひゅぅっ……おほぉぉっっ! わたくひもぉ、じぶんのミルクのにおいぃ……とってもいやらひくてぇぇ、エッチな気分になりまひゅのぉぉっ……っ、ぉひいぃぃぃっっ!」

 

 「どうりで締め付けが良くなっていたわけだ。自分自身の母乳の匂いを嗅ぎながら興奮して精液を強請(ねだ)っていたのか、とんだ淫乱ヒロイン様だな」

 

 「んほおぉぉっっ、お゛っっ、ひぐうぅ゛ぅ゛ぅっっ! そんなこと、言わないれぇぇ……んぁぁあぁぁぁっっ!」

 

 ギチギチと尻穴でイチモツを締め上げるのは紛れもなく彼女の行動。理由がどうであれ、中年男の子種汁を欲しているかのように蠢く腸壁は、両者に至極の快楽を齎していた。

 特に男根が密着する感覚は意識せずとも鮮明に焼き付き、シャインミラージュの脳裏に言い様の無い悦楽として深く刻み込まれていく。

 

 「そんな風に求められれば応えてやらなくてはな。そら、射精(だ)すぞ」

 

 「くるぅぅっっ! きちゃいまひゅうぅぅぅっっ! おじ様のプリプリザーメンっっ、シャインミラージュのケツマンコに……ぃひぃぃっっ! 注ぎ込まれてしまいまひゅうぅぅぅぅっっ!!」

 

 抜き差しの量を少なくして出来る限り素早く抽挿を繰り返す剛造。

 やがて限界まで高まった射精感を僅かばかり堪え、彼女の身体が浮き離れた瞬間に力強く抱き寄せる。そして尻肉を平らに圧し潰すほどイチモツを奥深くまで捩じ込み、一気に欲望を解放した。

 

 「――んほおぉぉぉおぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!」

 

 びゅくびゅくと火山が噴火したかの如き勢いで排泄孔に流れ込むドロドロの白濁汁。先に一発放ったばかりだと言うのに衰えを知らない圧力で、腸壁を刺激しながら逆流し駆け上る。

 剛造の吐精と同時に激しく絶頂した変身ヒロインは大きく仰け反りながらビクビクと痙攣し、白目を向きながらも恍惚とした表情を浮かべていた。頬は赤らみ、弛んだ口角からは舌がだらしなく垂れ、どっぷり浸かる快楽の渦に抗う姿勢は一片たりとも見る事が出来ない。

 一時的にとは言え完全に理性や正義感を失った彼女は本人の懸念通り、少しずつだが着実に後戻りできない領域にまで近づいていた。このままこの男の調教を受けていれば確実に正義のヒロインとして活動出来なくなるが、とは言え逃れる術はまだ見つけられていない。

 

 (こんな事…………もう、続けたくないですのに……。身体が言う事を聞いてくれませんのぉ…………)

 

 荒ぶる呼吸を落ち着けながらも、自身の痴態を振り返った紗姫は酷いショックを受けていた。折角、奇跡の力で平和を取り戻したはずの現在で、今もなお悦楽の沼に引き摺り込まれているこの状況。何も思わないわけが無かった。

 

 「おい、こっちを向け」

 

 「はぁっ、はぁっ、はぁっ、…………? っっ、ぶちゅぅ、じゅぶっっ、じゅりゅりゅりゅっっ」

 

 朦朧とする意識の中で不意に背後の中年男から呼ばれ、特に何も考える事無く振り返った彼女。瞬間、ぶ厚い唇で口を塞がれて苦い唾液を纏った舌が口腔へ侵入してきた。

 余韻の引かない内に追撃してきた接吻快感。剛造の技巧的な舌使いに口粘膜を掻き乱され、再建しつつあった理性を再び蕩かされてしまう。休む暇も与えられず、優しくも力強いキス責めに更なる絶頂感を押し付けられる。

 

 「んはぁっ、ぢゅるっ、ちゅぷっっちゅるるっ、じゅずぞっ……おじ、ふぁまぁぁ……キス…………きもちよふぎ、まひゅのおぉぉっ……。ちゅるるっっ、ぐじゅるっぢゅぶぶっっ、んんぅっ……~~~っ!」

 

 「じゅるるるっっ、……クククッ。キスだけでまた絶頂するとはな、だが気をやるにはまだ早いぞ。ちょうどたった今例の改造が効力を失ったようだからな」

 

 「ぷぁっっ……、…………? ぁぁ、わたくしの胸…………ミルク、止まって……」

 

 中年男がいやらしい視線を向ける先に彼女は顔を向け、彼の言葉を理解した。既に改造の影響で分泌していた母乳は一滴たりとも染み出てはいなかったのだ。更にそれと同時に肥大化させられていた乳首も元の大きさに戻っており、留め具さえ緩めれば簡単にチューブから引き抜けそうなサイズに縮んでいる。

 

 「もうこれは必要ないからな、今から外してやる。暴れるんじゃないぞ」

 

 そう言った中年男がチューブに付属した留め具のネジを緩め、彼女の乳首から圧迫感を取り除いていく。キツく締め上げられて変形していたシリコン製の円筒が元の形状へと戻っていき、やがて使用前と全く変わらない状態にまで復元した。

 

 「――~~~っっ!!」

 

 そして取り外しが可能になった二本のチューブを右手で掴み、勢いよく引っ張って先端突起が外気に触れた。締め付けが緩くなっていたとは言え、敏感な桃色突起が密着していた物と激しく擦れる感触を味わえば軽く絶頂してしまう程の刺激を受けてしまうもの。

 寸でのところで理性が働き口を噤(つぐ)んだことで嬌声は洩らさなかったものの、その快感で揺らした上体に合わせて両乳が猥らに弾む。

 

 「そろそろ上がるとするか。あまり長風呂をしているとのぼせてしまうからな、気絶なんてされたら面倒だからな」

 

 「はっ……はっ……はっ……、んっ……はぁぁっ…………」

 

 楽しむだけ楽しんだ剛造はシャインミラージュの両肩を掴み上げ、引きずるような形で温泉から出て行く。そして不気味な笑みを浮かべて彼女に口を開く。

 

 「今日はこれでお終いだが、また明日も俺に付き合って貰うからな。詳細は後で連絡してやるから、楽しみにしていろ」

 

 「……………………」

 

 賛成も反対もすることなく、紗姫は俯(うつむ)いて歩く。

 この男の魔の手から解放されることは本当にあるのだろうか。

 希望の見えない未来に虚脱感が募り、表情は曇ったまま晴れたりはしなかった。ただただ、今日と言う日が終わりを告げた事に一先(ひとま)ずの安堵で胸を撫で下ろしながらも、明日の訪れに不安を抱くことしか出来ない。

 

 

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