※この作品はR-18です。

変幻装姫の受難 ~中年男に堕とされる変身ヒロイン~   作:依渓 進太郎

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 この作品には以下の要素が含まれます。

・ポルチオ責め ・寝バック ・種付けプレス ・快楽堕ち ・失禁


第4話

 屈辱極まりない全裸の野外散歩を終えて帰宅した日から一週間ほどが経過していた。あれから音沙汰が無い黒田 剛造の動向に不安感を拭いきれないまま数日を過ごし、東堂院 紗姫は何も無い平穏な日々が送れる幸福感と同時に言い様の無い恐怖を抱き続けていた。

 何をされていなくともあの男の事を忘れられるはずも無く、寧(むし)ろ直接会うことが無いからこそ記憶が時折にフラッシュバックしてくる。そしてその度にショーツを濡らし、独りでの発散処理に追われる始末。身体と精神の奥深くに刻み込まれた快楽の熱が日に日に増していき、孤独に過ごす時間が長くなるほど抑えは効かなくなっていく。

 ――もうあの男無しでは生きていけないのかもしれない。――

 そんな考えが浮かんでは、必死に振り払う。

 どうにか隙を突いて剛造を出し抜ければ、あの男に正義の罰を下すことが出来れば、いつか忘れられるはず。快楽の沼に堕ちてしまった身体も次第に元へ戻り、護りたかった安寧の日々が取り戻せるはずである。

 そう、自分自身に言い聞かせて。

 

 そんな日々を過ごしていたある日。これから家族との夕飯時間が始まろうかという時に、彼女の携帯電話へメッセージが届けられる。嫌な胸騒ぎを感じて画面を見てみれば、差出人の名前は何度も頭に思い浮かべた相手。

 

 『ホテルに来い』

 

 たったそれだけの文章。どこの、どんな名前の建物かさえも読んだだけだと普通は理解出来ないような簡潔過ぎる短さ。

 しかし彼女には、そして彼女の記憶を読み取った剛造には"ホテル"と言うだけで想起される場所は一つしか無かった。彼が買い取ったというラブホテル、過去に紗姫が"サキ"という名前で何度も凌辱された場所。ドクンと心臓が跳ねるのを感じ、暫(しばら)く硬直する黒髪の令嬢。しかし突っ立っていたところでどうしようもない。

 最近の彼女に怪訝(けげん)な視線を向ける家族をそれとなく騙(だま)し、紗姫は罪悪感と鬱屈感を胸中に沈ませながら家を出た。

 

 

 彼女の家から指定の場所まではそこそこに離れており、一般的な交通機関を利用していてはあの男を必要以上に待たせてしまうことになり得る。だからこそ彼女は適当な場所で変幻装姫へと変身し、建物の屋上を飛ぶように全力で移動していく。

 午後七時頃。出発から十分程度は経過し、シャインミラージュは人目に付かないように気を付けつつ指示された場所へと到着した。だが表には誰もおらず、案内も無しに剛造のところへと辿り着かなくてはならないらしい。それでも彼女は忌々(いまいま)しい記憶を掘り起こして、彼が待っていそうな階層を予想する。

 無人のフロントを通ってエレベーターに乗り、震える指で彼女は最上階のボタンを押した。

 

 「……………………」

 

 重たい沈黙が支配する小さな籠の中で無力な変幻ヒロインは握り拳を作って震えていた。あまりにも無力な彼女は何の対抗策も考えることさえ出来ず、ただ醜悪(しゅうあく)な中年男の言いなりを続けているだけ。そんな現状に焦りを覚えるが、しかし現実を変えられる未来はどうにも見えそうになかった。

 暫くして機械が止まり、無機質な扉が自動で左右に開く。鉛に鈍い両脚を動かして狭い空間から出ると、そのまま道なりに進んである部屋の前に着く。この扉の前に立てば、剛造に初めて犯された日の事を今でも鮮明に思い出される。

 深く息を吐き出すと扉を開け、彼女は例の男が待っているであろう部屋に入って行く。

 

 「待っていたぞ。お前なら、やはりあれだけの内容でもここに来れるんだな」

 

 「……あなたの待っていそうなホテルと言えば、ここしか無いのですから当然でしょう」

 

 それはまるで、彼女が自分から望んでこの場所に来ているかのような言い回し。

 彼女の変態性を指摘しようとする彼の遠回しな言葉に対し、紗姫は自身の平常性を主張する。だがその是非は二人にとって何の意味も持たず、特に剛造からしてみれば彼女が命令通りにこの場所へ来たというその事実だけが何よりも重要だった。

 

 「クククッ、今でもその態度を貫けるというのは大したものだ。道端(みちばた)であんなザマを晒しておいて、それでも屈さない精神力だけは誉めてやろう」

 

 「あなたのような男に褒められたところで、ちっとも嬉しくありませんわ」

 

 「そう、それで良い。今日はそんなお前に最後のチャンスをくれてやろうと思って呼び出したわけだ」

 

 「…………最後の、チャンス……?」

 

 男の放った言葉に引っ掛かり、彼女は同じ文言を口に出して訊(たず)ねる。

 

 「そうだ、俺はこれから一晩中お前をハメ続ける。それに耐え抜いて俺の浮気妻となることを宣言しなければ、これまでの記録を全て削除しお前とは金輪際(こんりんざい)関わらないと誓おう。既にこの会話も録音しているからな、反故(ほご)になどしないから安心しろ」

 

 「…………余程の自信がありそうですわね」

 

 「当然だ。それも、お前に絶対的な敗北感を味わわせて心の底から屈伏させる。その為に卑怯な小細工などは一切使わん。抱き続ける為の道具は使うが、お前自身には何の道具も使わないとここで約束しよう」

 

 「……………………」

 

 てっきり秘策のアイテムがあるのかと読んでいた彼女はその発言を受けて沈黙する。これまでが全て嘘だという線もあり得るし、約束を律儀に守る道理が相手に無い事くらいは彼女にも考えれば理解出来る。シャインミラージュをその気にさせて、弄ぶことが目的なのだと考える方が自然だろう。

 しかし、同時に相手の発言は「お前くらい何も使わなくても屈伏させられる」と挑発しているようにも受け取れる。どちらかと言えば、その解釈で受け取った方が本当に屈してしまった時の精神的なダメージは大きいだろう。少なくとも二度と正義のヒロインを名乗る事は出来ない程に。

 

 「…………分かりましたわ。その勝負、受けて立ちますわ」

 

 だがそこまで考慮した上で紗姫は相手の挑発に乗ったのだ。

 例えどのような危険が待ち構えていたとしても、許し難い悪党からそのような態度を取られて逃げ帰るなど彼女には出来るはずが無かった。寧ろこれは彼女からすれば願っても無い大チャンスであり、唯一無二の機会(チャンス)だろう。もしも本当に卑怯な手段を取られなければ勝ち目があり、勝利した時のリターンは計り知れない。ここは乗らざるを得ないのだ。

 

 「ただし、わたくしが勝利した暁には…………別にこれまでの記録を削除する必要はありませんわ」

 

 「……は? どういう――」

 

 「わたくしが勝利した、その時はわたくしを犯した証拠を持って警察に自首しなさい。あなたの行いを法の下に曝(さら)け出し、正当な罰を受けていただきますわ」

 

 紗姫の要求。それは自身の安寧だけでなく、正義の執行を含んでいた。ダーククライムという法外の悪党に対しては武力行使しか無かったが、邪悪な心に堕ちただけの一般人を罰するのは国の法に外ならない。

 その為には自分自身――いや正義のヒロインが犯されている記録をも曝け出すことになるのだが、犯罪者を裁く為であればその程度の羞恥など問題ではない。

 

 「……なるほど。そう来たか」

 

 予想外の言葉を耳にした剛造は顎に手を当てて唸(うな)った。この要求には流石の剛造も一杯食わされてしまったのだ。何よりも、そのような発言が出来るほどにシャインミラージュ自身に勝つ気があると思い込んでいるところに驚かされてしまう。

 

 「フッ、良いだろう。俺が負けたその時は、お前の言う通りにしてやる」

 

 先日の一件で精神的に追い詰めてやったと考えていた彼は、まだ彼女に余裕がある事を知ってほくそ笑む。それでこそ堕とし甲斐(がい)があるというものであり、寧ろ屈伏させてやるのに丁度良い精神状態と言えるだろう。負ければ社会的な死が待っているものの、勝つ気で満ち溢れているのは剛造もまた同様だった。

 

 「今の言葉、絶対に忘れさせませんからね」

 

 「ああ。それじゃあこっちに来い、勝負を始めようじゃないか」

 

 剛造はベッドに腰掛けてシャインミラージュに手招きをする。その仕草に少しばかり躊躇(ちゅうちょ)を見せた彼女だが、すぐに歩を進めて中年の傍へ向かい、彼と同様にベッドの縁へと腰かける。

 

 「まずはキスだ。簡単にイッてくれるなよ」

 

 そう言って剛造は少女に顔を寄せ、そしてその柔らかな唇を強引に塞いだ。

 大きな窓ガラスから入る夕暮れの日差しに照らされながら、他に誰もいない密室で二人の男女が口付けを交わす。そこだけ切り取れば何ともロマンティックな情景だが、実際にはその関係性に絶対的で一方的なパワーバランスが生じている。恋愛などという甘い感情は存在せず、肉欲を楽しむ者と強引に貪(むさぼ)られる者という弱肉強食の図。

 無理矢理に侵入してきた中年男の舌がシャインミラージュの口粘膜を舐め回し、吸い上げながら蹂躙していく。

 

 「ぢゅぶぅ、ちゅっ……じゅるるるっ。んっ、ふぅぅ……ちゅぱっ、ちゅるっちゅぷっ、ちゅずずずっ……。は、げひぃ……んちゅっ、んむっ、ぅぅぅ……」

 

 弱点である乳首もアナルも責められていない、口腔凌辱だけ。しかし雌を悦ばせる事に特化した剛造のテクニックは、それだけでも気高い精神力を有する変幻ヒロインに逃れようのない欲望を植え付けられる。そしてそれは彼女自身も理解していたはずだった。

 だが心なしか、その技術が更に磨き上げられているようにさえ感じられる。

 出来る限り相手へ覚られないように心掛けながら拒絶しようとしているシャインミラージュの防御をかい潜(くぐ)り、ねちっこくも的確に口粘膜の敏感な箇所を責め続ける小さな変態器官。避けようとする少女の舌を絡め取り、唾液を送り込みつつ柔らかな唇を吸い上げる。

 情熱的で激しいディープキスは瞬く間に正義のヒロインの心を解きほぐし、甘く蕩(とろ)かせていく。次第に彼女の吐息にも熱が帯び始め、蓋をしたはずの心の奥底から煽情的な欲望が顔を出す。

 

 「ちゅぷ、ちゅるっ、じゅぷぷっ……っ、ぷぁぁっっ! はぁっ……、はぁっ……、はぁっ……」

 

 「どうだ。俺とのキスは気持ちが良いだろう? この勝負中は拒絶も許してやるから、本音で答えるといい」

 

 「はぁっ……、はぁっ……、……確かに技術は優れていますわ。ですが、不快の一言に尽きます。わたくしの心を挫(くじ)くにはまだまだですわね」

 

 「クククッ、そうだ。その意気だ、そのまま一晩くらいは保ってくれよ?」

 

 「くっ、……んむっ。ぢゅりゅっ、じゅるるるっ……ちゅぱっ、ちゅるちゅるっ……ぢゅぷぷっ」

 

 その双眸(そうぼう)に強い反抗心を宿し、無駄だとは知りつつも懸命に剛造の舌技を拒み続けるシャインミラージュ。激しい責めに晒されながらもまだまだ気持ちに余裕はある。

 だが、身体はそういうわけにもいかない。一度は忘れ去ったはずである雄の味を再び刻み付けられ、深い悦楽の渦に呑み込まれた肉体は絡まり合う味覚器官から送られる淫靡(いんび)な刺激に反応し、既に本能が目を覚ましかけていた。触ってもいない秘部は分泌される液体でレオタードの生地を変色させ、最奥から伝わる疼きと痺れが爆発的に強まっていく。

 

 (ああは言ったものの、やはりこの男のキス……普通じゃありませんわ。苦くて臭いだけの唾ですのに……段々欲しくて欲しくて堪らなくなって……。舌を引っ張られたり、口全体を舐められたり……、嫌でしかない、はず……ですのにぃ……っっ)

 

 互いの荒い鼻息が肌を撫で、交じり合う唾液と舌のダンスは激しさを増していく。自ら求めてしまいそうになる欲望を必死に抑えつけ、考えが纏(まと)まらない状況下でも対抗策を模索する。

 心がふわふわと浮き立つような気持ちになれば自身の両脚を地面に引き摺(ず)り下ろし、荒れ狂う快楽の渦に巻き込まれそうになれば思い切り引き上げる。揺れ動いてしまう心の弱さを懸命に叱咤して精神の安定を維持する。

 

 「ぢゅちゅっ、じゅるっじゅずずっ、ぢゅりゅりゅりゅっっ……、ちゅぷっ、ちゅずずずっっ。んじゅぶぶっ、ぐじゅっぢゅぷっ、んぅっ……むぐうぅぅぅっっ」

 

 執拗(しつよう)な口内凌辱を受け続けて後手後手の行動を強いられつつも、精神だけは決して折れぬように自らを奮い立たせる変幻ヒロイン。だが、しかし。乱暴にしか思えないようでいて繊細かつ緻密な剛造のキス責めは、彼女の身体を的確に追い詰めていた。

 ――このままでは危ない。――

 そう気づいた頃には時既に遅く、湧き上がる欲望が解放を目指して荒れ狂う。

 

 「んぐぅぅぅぅっっ、ぐじゅちゅっ、ぢゅぷぷぷぷっっ! んむぅぅっっ、んひゅぅぅっっ! っっ、~~~~~っっ!!」

 

 反射的に目の前の中年男を突き飛ばして逃れようとした両手を掴まれ、逆に力強く抱き寄せられてしまう。そしてそのまま、醜い贅肉(ぜいにく)と密着し包まれた状態でシャインミラージュは果ててしまった。

 口を塞がれている為に悲鳴さえ上げられず、勢いよく唇を吸われながら男の腕の中で彼女の全身が跳ねるように痙攣する。まるで捕食されているかのような錯覚を覚えるほどに力強く、徹底的な接吻行為。その刺激が一直線に脳を直撃して成す術も無いままに、変幻ヒロインは早くも本日一回目の絶頂を経験したのだった。

 

 「んぐっ、ぷぁぁぁっっ! …………はぁ、…………はぁ、…………はぁ、……はぁぁ…………」

 

 強引な口付けから漸(ようや)く解放された少女の唇はだらしなく開き、その端からは二人の唾液が交じり合って垂れ落ちる。柔らかくヒクヒクと震える舌の先端からは細い糸が伸び、相対する剛造のそれと結びついている。

 バイザーに隠されている瞳の奥には強い意思が未だに燃え続けているが、その目尻は僅かに蕩けているようにさえ見える。赤く染まった頬は恍惚(こうこつ)の色を纏い、それが西日の所為(せい)でないことは彼女自身も自覚している。それだけこの男との接吻が激しく、そして彼女の精神を蝕(むしば)むに足る技量を有していることを意味していた。

 

 「キスだけで絶頂したな。まだ勝負は始まったばかりだが、まさかもう降参するだなんてつまらん事は言うまいな?」

 

 冗談めかしたような口調で、剛造が彼女の意思を確認する。そして彼女から返ってきた答えは彼が予想していた通りのものであった。

 

 「はぁ……、はぁ……、…………当然、ですわ。この、程度で……たった一度の絶頂などで……、わたくしの思いは変わりません……。あなたとの行為が、何よりも……不快で仕方ありません、わ……」

 

 表情に反して声色は鋭く、とても先程まで醜悪な中年男との口付けで蕩けていた雌のそれとは思えないもの。確かに彼の技巧は優れているが、それでもまだ彼女の心を堕とすには至らない。

 それは流石の剛造も想定の範疇(はんちゅう)。寧ろこの程度で勝負が終わってしまうのは、楽ではあるが全く面白くない。わざわざ『一晩中』という時間制限を設けたのだから、出来る限り制限一杯まで必死に抵抗する変幻ヒロインの様を見ていたいというもの。こんな前戯にも満たない行為で終わってしまうのは興醒めもいいところだ。

 

 「クククッ、それで良い。精々、足掻(あが)き続けてくれよ」

 

 正義のヒロイン――変幻装姫シャインミラージュ。彼女を自身の浮気妻に堕とす為の準備を、この一週間で日常生活の合間に整わせて来た。彼にとっての夜は、まだまだ始まってすらいないのだ。

 

 「そら、これから一晩を共にする俺のチンポだ。挨拶代わりに掃除しろ、汚いままで挿入なんかされたくはないだろう」

 

 そう言って彼は自身の剛直をズボンから露出させる。ビキビキと血管を立たせながら時折震えるそれは、今にも精液を吐き出しそうな程の怒張具合。限界寸前とも思えるその様相は寧ろ、彼女に雄を意識させる強力な武器として屹立している。

 

 「分かり、ましたわ……」

 

 どうして自分がそんな事を、と言いたい気持ちは胸に仕舞い込んで彼女はおずおずと頷く。

 どうせ拒否しようとも要求が命令に変わるだけであることは明白で、無理矢理にされるくらいなら自分から進んで終わらせた方がダメージは少なく済む。どの道、どんな仕打ちからも逃れられる選択肢など最初から用意はされていないのだから、出来る限り傷が浅くなるように判断するしかない。

 渋々といった様子で姿勢を崩し、剛造の股座に顔を近づける変幻ヒロイン。ムワッと立ち上る雄のフェロモンは濃厚で、鼻が曲がりそうな悪臭は嗅ぐだけで身体の奥から熱が湧き上がってくる。まだ男を知らない頃の彼女であれば嫌悪しか抱けなかったのだろうが、今では心のどこかでその淫棒を求めてしまう自分がいる。

 

 「はぁ……、はぁ……、はぁ……ぁむ。んっ、じゅるっ、じゅぶぶぶぶっ」

 

 唇がぴったりと密着する程に太く、そして喉奥を突き上げてくる程に長い雄槍。根本まで咥(くわ)え込めば自身の口蓋垂を押し上げられ、苦痛だけではない窒息感に苛まれる。それほどまでに凶悪な肉の竿を前に、彼女は自身の負担が少なくなるよう誤魔化しながら口腔奉仕を施す。

 今まで教えられた通り激しく顔を上下に振り乱しながらも、しかし深くは咥えない。下品に啜(すす)り上げる音を立てつつも、決して飲み込まずに口内へ溜め込む。舌を猥(みだ)らに絡ませるが、その力は弱く這わせるだけ。

 もうすでに限界近くまで勃起している現状ならば、それだけでも絶頂に導けると考えたのだ。

 

 「ぐじゅるるるっっ、じゅぷっぢゅちゅっ、じゅぞぞぞぞっっ! んじゅっ、ぢゅりゅりゅっ、じゅぼっじゅろっ、ぢゅろろろろっっ……ぢゅぽっ」

 

 ここには誰もいない。ならばこそ、多少の恥は棄てて無様な姿を晒してまう方が責め苦は早く終わる。とにかく激しく、醜悪なこの男が好む通りに。浅ましく、いやらしく。

 バレないように手を抜きつつ、男のイチモツを扱き上げる。

 

 「かなり器用になったじゃないか、今までで最高の出来だぞ」

 

 「ぐぽっぢゅぼっ、じゅずずずずっっ……ぶはぁっっ! はぁ、はぁ、ぁ……ありがとう、ございまひゅ……んぶっ、ぢゅるるるるっっ」

 

 「しっかりと教え込んだ甲斐があったな。コツを掴めている」

 

 別に嬉しくも無いはずの賛辞に若干の胸の高鳴りを感じつつ、彼女は誤魔化しながらの口淫で陰茎を追い詰める。ビクビクと震えが強まり、脈打つペースが速まり、射精感の上昇している様子を感じ取るシャインミラージュ。

 しかし、実際には追い詰めているつもりになっているだけだった。

 

 「……が、手を抜いているのがバレバレだぞ。反抗心がまだ残っているのは嬉しいが、そう中途半端にされるとこっちも意地悪をしたくなってしまうからなぁ」

 

 「――んぐぅぅぅぅっっ!?」

 

 剛造からすれば彼女の行動がイチモツを奉仕する方よりも、自身の負担が減る方を気にしている事など一目瞭然(りょうぜん)だった。上手く誤魔化せている気になっている彼女が滑稽で仕方なく、まだまだ遊ばせておこうかと思っていたほどに。

 右手で彼女の頭部を股座に抑えつけつつ、左手は彼女の臀部へと忍ばせて排泄孔へ三本の指を侵入させる。前の穴と同様に体液が滲み出る菊門は中年男の指を受け入れ、まるで招待するかのように蠕動(ぜんどう)していた。

 深々とイチモツを飲み込まされながらの弱点である肛門責め、彼女に効かないはずが無かった。眼を見開いた美少女は全身を痙攣させつつ快感に狂い、一瞬にして軽く絶頂した彼女の秘部から淫液がピュッピュッと噴き出る。バレるよりも先に射精させられると考えていた計画は数分と持たずに崩れ落ちたのだ。

 こうなってしまえばもう、剛造の思うが儘(まま)になるだけだった。

 

 「んぶうぅぅっ、ごぼっ、ひゅぐっ、んぼぉぉぉっっ!」

 

 深々と腸壁を擦り上げながら敏感アナルを掻き回す中年男の指。それぞれがまるで別の生き物であるかのように不規則な動きで刺激し、溢れるくらいに分泌され続ける体液を狭い孔から掻き出していく。

 イチモツで串刺しにされた時と異なる、緩急のついた変幻自在な責め。

 泣き叫ぼうとする口は巨大な肉棒で塞がれているために、響くのは獣の鳴き声のような嬌声。顔を上げようとしても剛造の右手がそれを許さず、しっかりと抑えつけられてピクリとも動かせそうにない。

 

 「ほれ、どうした? ケツ穴を穿られるのが気持ちいいのだろうが、さっさとチンポを扱かなければ終わらんぞ。手を抜く素振りさえ見せなければ指は抜いてやる」

 

 「おごっ、ぉっ……じゅぼっ、ぐじゅるっ、ぢゅりゅりゅりゅりゅっっ!!」

 

 アナル弄りの激感に耐えながら口淫を再開するシャインミラージュは、その目尻に大粒の涙を滲(にじ)ませて激しくイチモツへ吸い付く。みっともなく頬を凹ませて、とても乙女が立ててはならない下品な音を響かせ、自ら喉奥を潰す勢いで根元まで咥え込んでいく。

 

 「俺に反抗的な態度を見せるのは許してやる。が、俺への奉仕で少しでも妥協すれば相応の罰を与える。よくよく覚えておくことだな」

 

 「じゅぞぞぞぞっっ、ぢゅぷっ、ぐぽっ……んむぅっっ、んっぐぶぅぅっっ。っっ、ぶはぁぁぁっっ、……はぁ、……はぁ、わかり……まひたわ……。っ、ちゅぶぶぶっっ……、ぐぢゅっ、じゅずずずっっ」

 

 「クククッ、そうだ。それでいいんだ、次に手を抜こうものならこうするから、なっ」

 

 「――ぎひぃぃぃぃぃぃっっ!!」

 

 脅しの一発。柔らかな尻肉が大きく波打つほどの平手打ち。

 警告代わりで喰らわせるには強すぎるケツ叩きは、彼女の被虐的な快感を爆発させて脳を痺れさせる威力。身体の奥に響くような鈍い衝撃が走り抜け、ジンジンとした痛みと共に電流のような悦楽が駆け巡る。

 

 「だが叩くのは俺の手も痛くなる、お前が真心こめて扱いてくれればこうやって褒めてやれる。こっちの方がお前としても嬉しいはずだろう?」

 

 「んひぃぃっっ、や……やめぇっ……。おひりぃ……揉んではぁ……、ぁぁんっ、ひぅぅっ、っっ……んはぁっ」

 

 かと思えば今度は優しい尻肉揉み。変幻ヒロイン自慢のバストと同様に雄を誘う、魅惑のヒップが中年男の手によっていやらしく形を歪ませられていく。刺激としてはあまり強くないが、グニグニと弄ばれる感触はやはり快感を生み出してしまう。

 この男からの凌辱が再開した時からも執拗に狙われていた臀部は、もうすっかりダーククライム存命の頃と遜色ない性感帯に逆戻りしていた。下手をすれば陰核や乳首よりも刺激に貧弱な器官と化しており、何をされようとも意識が混濁(こんだく)しそうな程の快楽を受け入れている。

 

 「はぁ……、ぁむっっ……じゅぼぼぼぼっっ、ぐじゅるっ、ぢゅずずずずずっっ! ぐぼっ、じゅぼっ、ぢゅりゅりゅっ!」

 

 このままでは、またしても絶頂してしまう。そう感じた彼女は何としてでも早くこの責め苦を終わらせねばと考え、ラストスパートをかけるようにイチモツを咥えて啜り上げた。

 一心不乱に顔を振り乱し、息苦しさを覚えるほどに根本まで受け入れては口粘膜に密着させつつ引き抜き、溢れるカウパーを自身の唾液と混ぜ合わせて溜め込む。舌を這わせては淫靡な粘液を逞しい剛直へ塗りあげ、精液を強請(ねだ)るような上下運動は少しずつ激しさを増していく。

 手を抜けないと理解した彼女はカリ首に溜まった恥垢を舌で削ぎ落し、精液を吐き出させるだけでなくしっかりと洗浄の目的も果たそうとする。

 

 「おおっ。これは中々、最初からこうしておれば余計な折檻(せっかん)を受けずに済んだのだが……。お前はいつもそうだからなぁ」

 

 「ぢゅぶるっ、ちゅずっ、じゅずずずずずっっ、ぐぽっっ! ぁむっ、れるれる、ちゅるるっっ、ぢゅぶぶぶぶっっ」

 

 尻肉をパン生地のように捏(こ)ね回しながら剛造は変幻ヒロインを見下ろす。動きは完全に彼女のペースに任せ、自身は最高の射精ができるタイミングを窺(うかが)う。ぶっかけるか、飲ませるか。

 正義のヒロインの顔を白濁汁で汚してやるのも一興。だが、ここは身体の内から穢してやりたかった。

 

 「じゅぞっ、じゅぼっ、ぢゅりゅりゅりゅりゅっ! ぐちゅっ、ぬぢゅっ、ぢゅぼぼぼぼぼっっ! んぐっ、ぐぶっ、ぶはあっっ――」

 

 激しい吸引で新鮮な空気を欲した彼女が顔を上げて息継ぎをしようとした、その瞬間。剛造は再びシャインミラージュの後頭部を右手で掴むと、強引に自身の肉棒へと押し付ける。

 呼吸の為に大きく開いた唇が巨大な肉の竿で塞がれ、困惑を隠せない少女。

 

 「射精(だ)すぞっ」

 

 「んぶうぅぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅぅぅっっっっ!?」

 

 雄槍を根本まで咥え込まされている状態での射精。喉粘膜と密着する亀頭から打ち放たれる濁流がビチャビチャと食道へ流れ出し、灼熱の白濁汁が胃袋へと直接撃ち込まれているかのような錯覚に陥る。

 気道は塞がれ、濃厚な雄臭が内側から鼻孔を刺激し、まるで水揚げされた魚のように変幻ヒロインの身体が波打つ。

 精通時を思わせる大量の射精は数秒、十数秒と続き、彼女の意識が手放される寸前で終わりを迎えた。

 

 「ぶはぁぁぁぁっっ、……はぁっ、……はぁっ、……はぁっ…………」

 

 窒息死してしまうかと思う程の息苦しさから解放されたシャインミラージュはイチモツから口を離し、肩を大きく揺らしながら空気を貪る。

 実際にあともう数秒、離されるのが遅ければ本当に窒息してしまったかもしれない。かなり危ないところだった。

 

 「すまんすまん。少し強く押さえすぎてしまったようだな、危うくチンポで殺すところだった」

 

 「はぁっ……、はぁっ……、はぁっ……、……っ。加減、と……いうものを、覚えなさい……っ」

 

 「ああ、今回は本当に悪いと思っている。すまんかったな」

 

 「……はぁ、……はぁ、…………」

 

 そう謝罪する剛造だが、その表情に反省の色は無い。この程度で正義のヒロインが死ぬはずも無い、と高を括(くく)っていたのだろう。確かに神聖なエナジーで守られている彼女の肉体は頑丈であるものの、とは言え無敵でも不死でもない。酸素を失った状態が続けば失神するし、最悪の場合には死ぬこともあり得る。

 死を意識する程の苦しみを味わった彼女の肉体。それによってより強力な悦楽を覚えようとしていた事は、彼女自身をも含めて誰もいないだろう。

 

 「さぁ次だ。次はお前のケツ穴にチンポをぶち込んでやる、早く尻を向けろ」

 

 「……………………」

 

 言葉による謝罪のみで、表情を見れば恐らく何とも思っていないのは明白だった。いや、その直後の発言から考えるだけでも特に反省というものをしていないことなどが理解できる。

 拳を強く握り締めながらも、それをこの男に振う事は叶わない。下手な反抗は自らの首を絞める結果しか生み出さないことを彼女は充分に理解している。だからこそ、悔しい思いを胸に秘めつつ剛造が求めるままに態勢を崩して憎き中年男に自身の丸々としたヒップを突き出した。

 

 「ふむ、いつ見ても素晴らしい肉付きだな。揉んでも良し、叩いても良し、まさしく男を喜ばせる為だけに存在しているようじゃないか」

 

 「んんぅっっ、も……揉んでは――はひぃぃぃぃっっ! そ、そんなわけが……ひぅぅぅっっ! や、やめ……おやめなさいっ、ひゃひぃぃぃっっ!」

 

 左手で粘土の如く握り、揉みしだかれて形を歪められる。そして右手で平手打ちをされ、きめ細かい白肌が大きく波打つ。

 形、大きさ、弾力、触り心地、どれをとっても魅力の塊である尻肉。本人には自覚できないその部位は、彼が言うように雄を魅惑する魔性の色香を放っている。

 剛造はその感触を楽しみつつ、湿気で変色している彼女のレオタード生地を力強く引っ張り上げた。

 

 「んひぃぃぃぃぃっっ! コスチュームが、あそこにぃっっ……揺らっ、さないれぇぇっっ」

 

 ただでさえ重要な場所しか隠さない程度の布面積が、男の手によって更に狭く引き伸ばされる。淫らな蜜を溢す割れ目に紐状のレオタード生地が食い込み、性的興奮で固く勃起している陰核が圧迫される。何より、自ら差し出す様に尻を剛造へ向けている姿勢。包み隠せるものも無い状態で、その淫猥(いんわい)な秘部を醜悪な中年男に見せつけることになる。

 自身の命令によるものとは言えど、正義の象徴とも言える美少女ヒロインが痴態を晒している現実。彼女の羞恥心と比例して優越感がうなぎ登りに増幅していく。

 

 「んほおおぉぉぉっっ! アナルにっ、ゆ……指がぁ……。ひぐっっ、ふっ深いぃっひぃぃぃっっ」

 

 自らのコスチュームを咥え込む大陰唇の上で、ヒクヒクと物欲しそうに収縮する排泄孔。そこに指を捩(ね)じ込んでグリグリと掻き回せば、透明な粘液と共に彼女の口からみっともない嬌声が漏れ出す。

 触れれば触れるだけ、あさましくよがり狂う彼女の様子はまさしく剛造にとって玩具(オモチャ)そのもの。

 

 「どうだ? 指で穿(ほじ)られる感覚は。チンポと比べてどっちの方が好きなんだ?」

 

 「そ、そんなの……答えられるわけがぁ……ひぁぁぁっっ! 奥ぅっっ、搔き回しちゃぁ……ひぐぅぅぅっっ」

 

 「いいから素直に答えればいいんだ。チンポと指、どっちの方が気持ちいいんだ? さっさと答えろ」

 

 「そ……れはぁ…………、ぃひいぃぃぃっっ! こたっっ、答えまひゅっっ! 答えまひゅっ……からぁぁっっ、指を止めてくらひゃいいぃぃっっ」

 

 まるで尻穴と一緒に脳みそまで掻き回されているような激感の洪水。とても正常な思考など出来ない状況下、それでも彼女は我が身を護るべく必死に思考を巡らせる。そうして逡巡(しゅんじゅん)した後、たどたどしく男が望む答えを捻り出す。

 

 「はぁっ、はぁっ、…………ち、チンポ……おじ様の…………逞しいチンポが、……もっと、気持ちいいれすの…………」

 

 「そうか。そんなにも俺のチンポが好きなのか」

 

 「……、はい……。おじ様チンポ……、わたくひのケツマンコを……グチャグチャに、搔き回して……それが、何……よりも……気持ちいいんですの……っ」

 

 羞恥に身を焼かれる思いで言葉を紡ぐ彼女はベッドシーツに顔を押し付け、せめてものその表情を見られぬよう精一杯の抵抗も交えている。言いたくもない言葉の数々は、相手が求めているから発しているだけ。ただ、それだけのこと。

 

 「そうかそうか。そこまで好きなら、正直に言えたご褒美として充分だな」

 

 「…………どうか、変態ヒロインのシャインミラージュに……、おじ様の逞しいおチンポを、…………ぶち込んで、くださいませ…………」

 

 「分かった、他でもないお前からの我儘(わがまま)だからな。存分に味わうといい」

 

 そう言って、剛造は彼女の方へとにじり寄り、そして自慢の剛直で一思いに貫いた。

 

 「おほぉぉぉぉっっっ! お、おじひゃまチンポぉ…………奥まで、一気にぃ……っ」

 

 浮き出る結果でゴツゴツとした凹凸が瞬く間に腸壁を擦り上げ、根本まで力強く挿入される感覚。ここまでの行為で充分過ぎる程に濡れていた菊門の抵抗感は少なく、それでいて無意識的に締め上げてしまうが故に肉襞(ひだ)の一つ一つで脈打つイチモツを異常なまでに感じ取ってしまう。

 挿入だけで全身が痺れ、甘い絶頂感に支配される。だがそれだけで終わるはずも無く、そのまま剛造は腰を前後に激しく打ち付けてピストンを開始した。

 

 「んほぉぉっっ、ケツマンコぉっ……ゴリゴリっ削れてぇっっ……おひぃぃぃっっ! これダメぇぇっっ、頭……おかひくなっへひまいまひゅぅぅっ!」

 

 「ふんっ、ケツマンコにチンポぶち込まれただけでそれか? まだまだこれからだと言うのに、今からそんな様子じゃあこのゲームの勝敗ももう決まったようなものだな」

 

 「ひぐぅぅっ、ひょっ……ひょんなことぉっ……っっ。わらくひはぁ、ま……まだぁ、あひいぃぃぃっっ! あなた……に、っぃひぃぃぃっっ……ま、敗けて……んほぉぉっっ! い、いまひぇんからぁっっ」

 

 「そんなに声を蕩かせておいて、よく言えたものだな。ほらほら、ここが良いんだろう」

 

 「おほぉぉぉぉっっっ! ひょこっっ、カリ首でぇ抉(えぐ)れてっっ……気持ちいいのっっ、止まりませんのぉほぉぉっっ」

 

 彼女の返答で興奮のエンジンが加速した彼は、更に激しく力強く腰を打ち付けた。バチュンバチュンと水飛沫(しぶき)が弾け、肉と肉がぶつかり合う卑猥な旋律が部屋の中で反響する。

 背後から突き込んでいるため、彼女の表情は見えないものの漏れ出る声色が全てを物語っている。肉付きの良い白く丸々とした臀部を掴み、肉棒の抽挿(ちゅうそう)を繰り返す度に甘く艶やかな嬌声が押し出されている。

 

 「お前は本当にケツマンコが弱いな。どうだ、昔のことも思い出してより一層気持ち良いんだろう」

 

 「ひょっ、れはぁ…………はひぃぃぃっっ!」

 

 何気無く投げかけられた問いにシャインミラージュは言葉を詰まらせる。

 実際、彼が言うようにここまでアナル責めで快感を覚えるようになった原因はダーククライムから受けた調教の影響だ。最終戦で彼女が得た奇跡の力――"シャイニングフォーム"で闇のエナジーによる改造の痕跡は消せたが、その肉体と記憶に刻まれた幾度の絶頂快楽はあまりにも深かった。

 太く逞しい凹凸の剛直が排泄孔を出入りし、鋭敏な肉襞を荒々しく擦り上げる激感。それは過去の彼女が敗北に伴って蓄積してきた昏い闇の痕跡であり、一度は這い出たはずだった肉悦の濁流に今再び引き摺り戻されている。

 

 「クククッ、さっきよりもケツの締まりが良くなったぞ。態度は一丁前の癖に、身体はいつも正直な反応をして。正義のヒロイン様は随分と可愛らしいところがあるな」

 

 「ひょ、んな……ことぉ……ぃひぃぃぃっっ!」

 (あぁ、ケツマンコで剛造のチンポが段々膨らんで……。このまま射精されたら…………、っっ)

 

 剛造の発言一つ一つが彼女の図星を指し、それを認めまいと反論の言葉を思案する。が、快感に対して絶望的なまでに耐性が欠けている尻穴を責められながらでは思考する事もままならない。

 そうこうしている内に変幻ヒロインの快楽ボルテージは上昇の一途(いっと)を辿(たど)り、それに伴って突き入れられている肉棒もその体積を肥大化させていた。脈打つテンポは速まり、きつく締め上げて密着する腸壁がその僅かな振動さえも悦楽に変換されていく。

 そう遠くない先の展開を嫌でも想像してしまう彼女は、しかしそれを回避する手段など持ち合わせていない。ただ、その時に惨(みじ)めな姿を見せないように努めるだけである。

 

 「ああ、もうすぐで射精そうだ。……おい、休んでないでお前からもケツを振って手伝え」

 

 「ぁひぃぃぃっっ! ケツ、叩かないれぇっっ……んひぃぃぃぃっっ! 分か、り……まひたからぁっっ、はひっっ、ぁぁっ、んんぅっ、ひぅぅっっ」

 

 全力ではないとは言え、左右から交互に繰り出される折檻のケツビンタ。彼女自身、絶頂しないように保つことで精一杯の状況ゆえにあまり動かしたくはないが、このままでは尻叩きの刺激で決壊してしまいかねない。

 責めて自分よりも相手が先に我慢の限界を迎えられるよう、相手の言う通りに腰を振って射精を促すべきだろう。そう考えて彼女は既に限界ギリギリの身体に鞭を打ちつつ、必死な様子で浅ましく自らも尻肉を打ち付けに行く。

 

 「んほぉぉっっ、ぉほおぉ゛ぉ゛ぉっっ! おっ、奥゛ぅ゛ぅっっ……おじ様チンポ、突き刺さってぇっっ……ぇひいぃぃっっ! ひぁぁぁぁっっ」

 

 だがしかし、そうそう都合の良いことは起きないものである。

 ただでさえ動かずとも奥深くへと捩じ込まれていたイチモツは、彼女自身も動く事によってより一層根本まで突き込まれてしまう。勿論、タイミングを外せば逆に浅い抽挿で済ませられるのだが、冷静に相手の動くペースを考えながら自分の動くペースが変えられるような余裕があればこのような嬌声はあげていない。

 苦痛からか、快楽からか、流れる汗と涙がベッドのシーツを汚していく。そしてそれに混じる恥液が淫らな臭いを漂わせ、剛造の邪な欲望が肥大化し、激しい肉棒ピストンを更に熾烈なものへと加速させる。

 

 「聴こえるか? お前のケツマンコからいやらしい音が響いているぞ」

 

 また、それだけ激しく肉と肉がぶつかり合えば部屋中に木霊(こだま)する音にも変化が訪れる。

 ギュウギュウと締め付ける排泄孔から強引に抜き差しを繰り返すため、柔肉が擦り上げられる音がより鮮明に奏でられる。そしてその度に分泌された腸液が掻き出され、衝突する毎に打ち鳴らされる破裂音はより湿っぽくいやらしい響きに変わっていった。

 視覚,聴覚,嗅覚,触覚。様々な刺激が両者を甘美――というには荒々しい、野性的で官能的な快楽の頂きへと押し上げていく。

 

 (もうダメぇっっ。イクっっ、イッてしまいますのぉっ)

 

 被虐的な激感の嵐に翻弄(ほんろう)され、先に音を上げるのはやはりと言うべきかシャインミラージュの方であった。どうにか声として発することは抑えられたものの、湧き上がる悦楽の大波を認めずにはいられない。

 もう抗う事は不可能だと悟った、その瞬間。彼女は視界を真っ白に染め上げる程の快感が脳へ直撃した。

 

 「おっほおぉぉぉぉぉっっっっ! イグッッ、んひいぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃぃぃっっ!!」

 「ケツマンコの奥に射精すぞ、受け取れっ」

 

 その直後、コンマ一秒遅くに剛造の剛直からも灼熱の白濁が解き放たれた。

 排泄器官を凄まじい勢いで逆流していく中年男の子種汁は腸壁の突き当りを打ち付け、更に道なりに流れ込んでくる。実際の時間としては数秒の事だが、体感ではその十倍以上にも感じられる屈辱的ながらも幸福のひと時。

 ほぼ同時に訪れた両者の絶頂の重なりは、それだけ快楽を増幅して変幻ヒロインの精神を責め立てた。

 

 「はぁっ……、はぁっ……、はぁっ……、っっ。あひっ……ぁぁ、はぁ…………、はぁ…………」

 

 激しい絶頂の余韻。全身から力が抜け落ちてしまった彼女は男の方へ尻肉を献上するような、腰だけを浮かせてベッドに肢体を沈み込ませる姿勢になる。時折、ビクビクッと痙攣(けいれん)する尻肉が小さな波を起こし、それがまた煽情的な光景を生み出した。

 どうにか意識は手放さずに済んだもののまだ動けそうになく、荒い呼吸をゆっくりと落ち着かせるシャインミラージュ。

 

 「はぁ…………、はぁ…………、はぁ……――きゃあっっ」

 

 疲労困憊、といった様子の彼女だがそれで剛造が止まるはずも無い。

 彼はうつ伏せに倒れている彼女の側面に回り込むと、その身体を引っ繰り返して仰向けに寝転がせた。大きいだけでなく美しい形のGカップ爆乳がぴっちりレオタードで支えられながら、彼女の呼吸に合わせて浮き沈みを繰り返す。

 脱力感に支配されているが故に両腕両脚を力無く投げ出した格好で、彼女は蕩けた視線を天井に向けたままだらしなく口を開けている。

 そんな彼女の視界が男の下半身で埋まったかと思えば、空気を欲する口腔に衰えない屹立が捩じ込まれた。

 

 「んぐう゛ぅぅ゛ぅ゛ぅっっッッ!?」

 

 逃れる隙など無い、真上からの強制イラマ。強引に喉奥まで突き進んでくるイチモツはすんなりと根本まで挿入され、そのまま中年男の醜悪な贅肉腹が豊満バストを圧し潰す。肥満ボディによって圧迫される息苦しさは、それよりも強力な快楽のスパイスとして全身に甘い痺れを湧き上がらせた。

 

 「もう充分ではあるだろうが、前戯は必要だからな。よぉく解しておいてやろう」

 

 「んむう゛ぅ゛ぅぅっっっ! ぅぶぅ゛っっ、ぅぅ゛う゛ぅ゛ぅぅっ゛っ゛っっ!」

 

 そうして剛造は変幻ヒロインの股下に顔を埋めると両手の指で陰裂を抉じ開ける。

 既に淫蜜を滴らせて、芳醇な雌の発情フェロモンを撒(ま)き散らしている彼女の秘部。割れ目の近くにある肉蕾も充血しきってパンパンに腫れあがっており、彼の鼻息が弱く撫でる度にピクピクと震える。大陰唇より奥からは今もトロトロと蜜が零れ出していて、まさに雄を誘い込んでいるかのよう。

 数日前の野外散歩で透明ディルドを挿入した時にも見たが、彼女の女性器はとても綺麗で臓器の一種であるというグロテスクさを殆ど感じさせない。何度か異物を挿入されたのにも拘らずこの外観が維持できているのは、恐らく正義のヒロイン――変幻装姫としての力が故だろう。

 

 「ぴちゃっ。れろっ、れろっ、じゅずずずずっ」

 

 そんな綺麗な肉壺へと剛造は舌を捩じ込み、淫靡にうねる襞々を舐め擦りながら溢れる愛液を吸い上げた。

 敏感な肉襞を刺激するザラザラとした中年男の舌と、そのテクニック。指やイチモツよりも明確に短く、到達する位置はかなり浅い。しかしそれでも得られる快感はそれらに少しも劣らない、と言うよりも全くの別物だった。

 暴力的で力強い刺激を齎(もたら)す男根や、柔軟で変幻自在な刺激を齎す手指とは異なる責め。まるで短い触手のように蠢(うごめ)く肉塊が、鋭敏な襞の一つ一つを擦り上げる感触は非常に複雑で繊細な刺激。そして何より、吸うという行為は口でしか行えないものであり唯一の責め方。これは彼女の記憶にも無い、未知の快感だった。

 

 「んぐうぅぅっぅぅぅっっっっ! ぃぐぅぅっっ、んむ゛う゛ぅ゛ぅぅっ゛っ゛!」

 

 そんな舌で責められるのは何も膣の中だけではない。止まる気配が感じられない程に体液を分泌している蜜壺から男は舌を引き抜くと、今度は小さいながらに自己主張をし続けている陰核へと伸びた。

 濡れそぼった女性器は両手の指で刺激しつつ、レオタード生地がずらされて露わになっている肉蕾を舐め回す男。それは乳首をしゃぶられている時とはまた異なる、より強力で圧倒的な悦楽。力加減を誤ればただただ強すぎる刺激に激痛すら覚えかねないデリケートゾーンを、剛造は慣れた様子で丁重に責め立てた。

 

 「~~~~~~~っ゛っ゛!!」

 

 唾液をまとった中年舌が触れるか否かの絶妙な加減で這い、生温かい吐息が断続的に撫でていく。グチョグチョと乱暴に掻き回される蜜壺とは異なり、全体的にねちっこくもどかしい感覚。このギャップが両方の性的悦楽を相互作用で増幅させ、体験したことの無い肉悦が全身を常に駆け巡っていく。

 巨大な肉棒で塞がれている為に漏れ出る嬌声はくぐもり、まるで獣の雄叫びとも聞こえる変幻ヒロインの喘鳴。しかしそれは快楽によるものだけではなかった。口はイチモツで、鼻は陰嚢で。それぞれの通気口を塞がれているが故に生じる息苦しさもあり、そしてそれがまた快楽に置き換えられていく。

 どうにか逃れようとしても中年男が全体重を乗せて真上から圧し掛かっている上に顔の両側面を太股でがっしりとホールドされている。逃れられるはずもないのだ。

 

 「んう゛ぅぅ゛ぅ゛っぅ゛ぅ゛ぅぅっっ! ん゛ぐぅ゛っっっ、ぅぶう゛ぅぅ゛ぅ゛ぅっっッッ!」

 

 唯一フリーなのは両腕と両脚。しかしそれらもまだ力が抜けて満足に動かせず、精々が彼の脚をか弱く叩いて身の危険を報(しら)せる程度。それでもそのサインに剛造が気づく素振りは無く、一方的で緻密なクリ舐め手淫が続くだけ。

 

 「んぅぅっ…………、ぐぶっ…………、んっ、ぅぐうぅ……っ…………。――~~~~~~っっ!!」

 

 少しずつ意識が遠のいていくのを感じながら、死を意識した。――その直後。

 それまで繊細で緻密に動いていた剛造の舌が力強く陰核を弾き、強力過ぎるその刺激で一瞬の内に彼女の意識が呼び戻されたのだ。訳も分からないまま引き起こされた、無様な潮吹き絶頂と共に。

 ガクガクと痙攣する下腹部は浮き上がり、密着していた彼の顔面にシャワーのような勢いで淫水をぶっかけていく。気を失いかけたままであれば、意識することも無かったその姿はまさに羞恥の極み。

 

 「んぶうぅぅ゛ぅ゛ぅぅ゛ぅぅッッッッ!?」

 

 そしてそれと同時に喉奥で放たれる白濁汁の噴射。消化管を通って胃袋へと直接打ち付けられているかのように、ドロドロの雄粘液は一直線に迸(ほとばし)る。

 しかしその時間は意外にも短く、先程の射精から殆ど間を置かなかった所為か数度脈打つ内に出し切ってしまった。

 

 「っっ、ぶはぁぁぁぁっっ!! はぁっはぁっはぁっはぁっはぁっはぁっ…………っっ、ぁぁっ……」

 

 射精を終えた彼の陰茎はすぐに引き抜かれ、新鮮な空気をやっとの思いで彼女は肺に取り込んでいく。

 視界がチカチカと明滅し、本日二度目となる自身の窒息死寸前の瀬戸際。暴力的な苦痛が暴力的な肉悦へと変わっていったように、意識の飛びそうになる苦しみが気絶しかける程の快楽に置き換えられてしまう。

 剛造から直接的に何かされたわけでは無く自らの肉体が勝手に引き起こした変化なのだが、そんなことは自覚し得ないことだろう。

 

 (こんな、気持ちいい…………なんて……。わたくしの身体……どうなって、しまったんですの…………)

 

 その変化はあまりにも衝撃的であり、混乱した思考は一向に纏まらない。自分の肉体と精神に起きている変化が受け止められず、シャインミラージュは言い様の無い不安と恐怖で押し潰されそうになる。

 

 「全く、AV女優も真っ青になる潮吹きだったな。お陰で俺の顔がビショビショだぞ」

 

 溜め息を吐きながら彼女の身体から降りる中年男。その表情には呆れの色に混じって、驚きの感情も僅かに見えていた。

 何故ならば今の射精は完全に予想外のタイミングであり、言わば「射精させられた」感覚に近い物だったためだ。その要因がどちらにあるのかも分からないとあっては、彼もまた困惑せずにはいられない現実。

 剛造は近くに置いてあったタオルで顔を拭きながら心を落ち着けると、携帯していた箱から例の黒針を取り出す。そしてそれを自身のイチモツに突き刺して、念を籠(こ)める。鋭い痛みを覚えつつも刺した対象を思いのままに変化させる能力で、自身の肉体へ変化を起こさせる。

 能力が発動した後でも肉棒の外見に変化は無い。年齢による衰えが先程の現象の原因だと考えた彼は、自身の陰茎を絶倫仕様へと変化させたのだ。これであと一時間以上は射精し放題であり、そのタイミングも完璧にコントロール出来る。

 

 「……さて、これからが本番だからな」

 

 不安要因を取り除いた中年男は振り向いて変幻ヒロインに歩み寄る。未だ度重なる絶頂の余韻で動けずにいる彼女の両脚を抱え上げ、黒針の能力が発揮されている為か先程よりもバキバキに勃起している肉棒を当てがった。

 

 「ひっ! ま、まだそんなに大きく…………、駄目……そこだけは…………本当に……」

 

 「ん、ここは嫌なのか? ケツマンコであれだけ喜んでいた癖に、マンコを穿られるのは嫌なのか」

 

 「それは…………その……、…………赤ちゃんが出来てしまう、から…………」

 

 彼女が口にしたのは抱いて当然の懸念。高校生という身分で、更に言えば東堂院家の御令嬢という立場、そして嫌悪の対象である黒田 剛造との間で新たな命を宿す、というのは忌避感を抱いても不思議ではないどころか真っ当な事だろう。

 ――妊娠。――

 その二文字が脳裏を過り、瞬間的に得も言われぬ恐怖が湧き上がってくるのを感じる。それは彼女に理性が残っている、数少ない証左と言えるだろう。

 恐怖心が見え隠れする彼女の表情を一瞥し、中年男は僅かに口角を上げて頷いた。

 

 「……成程な、確かに今の年頃で身籠られるのは俺としてもあまり都合が良くないからな。だが安心しろ、何の為にこういう施設を利用していると思っているんだ」

 

 そう言って彼は寝具の隣にあるキャビネットの引き出しから二つの箱を取り出して少女に見せつける。それは一般的な知識として見た事はある、最もメジャーな避妊具の一つと言える商品――コンドームだった。

 その箱を開けて個包装にされてある内の一つを取り出すと、シャインミラージュの眼前に突き出す。

 

 「ただしこれを俺のチンコに着けるのはお前の役目だ。膣内に射精されて困るなら、それくらいの事は出来るだろう」

 

 「…………分かり、ましたわ……」

 

 相手の言い分に物申したい事はあるが、それが原因で未使用のまま挿入でもされれば溜まったものではない。不満が残る気持ちを抑え、彼女はおずおずと薄いゴム製品に手を伸ばして手に取ると眼前に差し出された逞しい剛直へ纏わせていく。

 全体の半分くらいが薄桃色の膜に覆われたところで剛造は彼女の手を止めさせて言った。

 

 「手で着けるのも悪くは無いが、仕上げは口でして貰おうか。歯を立てれば破れるかもしれんからな、唇で咥えてゆっくりと根元まで引き伸ばしていけ」

 

 「こ、こう……ですの…………?」

 

 初めての指示に困惑しつつも忠実に従い、時折ビクビクと震える肉棒へ唇を這わせていく。しかし相手の剛直が大き過ぎるのか、それとも単純に慣れてない彼女に問題があるのか。陰茎の根元までは中々ゴムで覆えず、どうしてもその途中で唇から離れてしまうのだ。

 

 「くっ、ぅぅ…………っ。で、出来ませんわ。おじ様のが、大き過ぎて……ゴムが足りませんの…………」

 

 「そんな事は無いはずだが、まあ良い。俺としては早く楽しませて貰いたいだけだからな」

 

 そう言うと剛造はシャインミラージュの口からイチモツを引き抜くと、姿勢を変えて彼はゆっくりと腰を突き出して正義のヒロインの濡れそぼった割れ目へ挿入させていく。

 既に未経験ではない膣孔が、それでも処女喪失時と同じような痛みを伴って押し広げられていく。それだけに剛造のイチモツが巨大な剛直と化しているということであり、しかしそれを受け入れながらも変幻ヒロインはしっかりと快楽を堪能しているのだった。

 

 「おっ、おお゛ぉ゛ぉぉ゛っっ…………。ま、まだ……深くまで、ぇぇ…………ぃぐうぅぅっっっっ!」

 

 ゆっくりと捩じ込まれてくる雄竿がゴツゴツとした凹凸で膣襞を擦り上げ、そうして最奥の子宮口に亀頭が接触する。あまりにも逞し過ぎる男根へ、彼女の蜜壺はぴったりと密着してまるで精液を求めるかのようにうねっている。

 たったそれだけの動作で意識の大半が淫猥な悦楽に染め上げられ、全身の火照(ほて)りが更に激しくなったのを実感した。

 

 「マンコで人のチンポを受け入れたのはこれが最初だろう。ほら、どうだ。最高に気持ちが良いだろう?」

 

 「そ、れはぁ…………ひぁぁぁっっ!」

 

 彼が比較対象として語るのは、恐らく最終戦でのこと。博士に囚われて十字架で磔にされた後、乙女の秘部へと挿入された悍(おぞ)ましき触手。その恐怖は今でも忘れることが出来ず、それと同時に齎された快感もまた消えることの無い深さまで刻み込まれている。

 そして今挿入されているのはサイズが平均以上ではあれど完璧に同じ人間の生殖器。苦痛や恐怖は確かに存在するが、それでも異常な経験を先に味わった彼女からすれば精神的な抵抗は限りなく小さかった。

 憎い相手の肉棒を言葉でさえ拒むことも出来ず、声を詰まらせたシャインミラージュ。

 

 「良いのか、悪いのか。はっきり言え。でなければずっとこのままだぞ」

 

 「ぃひいぃぃぃっっ! おぐっ、グリグリしちゃらめぇぇっっ! しきゅぅ、ちゅぶれてしまいまひゅのぉぉっっ」

 

 返答に迷いを生じさせていた彼女を責め立てる男は、更に体重をかけてイチモツを押し込む。そして体外からも掌で下腹部を圧迫し、まるで子宮を圧(お)し潰すかのように刺激し始める。

 苦しいだけなはずの責め方。しかし彼女は苦痛を遥かに超える悦楽で打ち震え、全身がビクビクと激しく痙攣する。

 

 「ならば早く答えろ」

 

 逃げ道を潰され、返答を促される正義のヒロイン。こんな状況下では正常な思考もままならず、本能に従った言葉だけが紡がれてしまう。

 

 「き、気持ちいいれすっっ。おじ様チンポっっ、最高に気持ちよひゅぎてっ……頭っっ、おかひくなってしまいまひゅうぅぅっっっっっ!」

 (あぁ…………言ってしまった……。でも、本当に…………気持ちいいのが、止まらなくて……)

 

 ある種の敗北感のようなものが心の奥底に植え付けられ、彼女は息を乱しながら必死に答えた。認めたくなかった事実を、目の前の男に包み隠さず吐露してしまった。

 

 「おひぃぃっっ、んほおぉっっ、おおぉぉっっ、ひぐぅぉぉぉっっっ!」

 

 ドチュッドチュッと力強いピストン運動でイチモツが抜き差しされ、その度に膣襞が乱暴に掻き回されて快楽信号が止め処なく脳髄へと送り込まれる。

 両脚がぴったりと閉じた状態で上半身に押し付けられ、自らの膝で両胸を圧し潰される態勢。多くの人ならそこまで関節を曲げられると痛くて仕方無いものだが、神聖なエナジーで強化されている上に新体操経験から全身の柔軟性には自信のあるシャインミラージュならば苦でも無い。しかしそれ故に男の抽挿を止めるストッパーとして機能せず、寧ろ自らの脆弱な乳肉を歪めて悦楽を齎してしまう。

 また両脚を閉じている所為か膣圧も高まって、より一層剛造の男根が鮮明に感じられてしまう始末。彼女自身の思いとは裏腹に淫肉は出入りを繰り返す肉竿へと絡みつき、そして大きく窪んだカリ首で掻き上げられては抉るように穿られる。

 

 「これぇっ、ひゅごっっ……ひゅごぃひぃぃぃっっっ! わたくひの、お゛っっ……おまんこおぉぉっっ! めちゃくちゃにされてぇぇっっ、こんにゃにょっ……耐えられまひぇんのおほぉぉぉっっ!」

 

 排泄孔を犯されていた時とは異なる、ほぼ未体験の快感。似たような孔でもここまで違うものかと驚くほど、得られる快楽には差異が感じ取れた。

 男の暴力的な亀頭が子宮の入り口を叩き付け、男の剛毛が敏感な陰核をくすぐり、膀胱が肉の壁越しに刺激される。何よりも女性器にはGスポットという明確な弱点が存在しており、剛造はその箇所を一擦り毎に絶妙な力加減で擦り上げてくる。

 耐え難い肉悦の激流に晒され続け、子宮の疼きはますます激しくなっていく。まるで彼女の本能が剛造との子を求めているかのように。

 

 「もうやめっっ、やめてくらひゃいいぃぃぃっっ! イぐッッ、イッてしまいまひゅうぅぅぅぅっっっっ! 頭もっっ、おまんこもぉっっ、めちゃくちゃにされながらっっ……イぐぅぅっっ、イぐううぅぅぅぅぅぅっっっっっ!」

 

 ただ大きいだけではない、彼女の弱点を的確に突いては抉る剛造の怒張。過剰とも思える激感は、快楽に対して耐性を失った変幻ヒロインを早々に絶頂へと導いた。

 だが、それで止まることは無い。跳ね回り暴れようとする肉体を抑えつけながら、男の抽挿はペースを少しも落とさず維持している。止め処なく分泌される愛液が肉棒によって攪拌(かくはん)され、蜜壺の中で泡立って白濁し掻き出される。

 

 「いっひぃぃぃぃっっ! おっっ、おほぉぉぉっっ! もっ……イっへ、まひゅのにぃひいぃぃぃっっ! これ以上はっっ、らめっ……むりでひゅのおぉぉぉぉっっ!」

 

 「お前が勝手にアクメしているからといって俺が待ってやる道理は無いだろう。イクのが嫌なら俺が射精するまで、堪えればいいだけの話じゃないか?」

 

 「ひぐぅぅぅっっ! ひょっ、れはぁ……――ぁひいぃぃぃっっっ! 深いところにぃっ、奥ぅっっ……グリグリしないれくらひゃいぃぃぃっっ!」

 

 絶頂している最中も絶え間なく突き込まれ、掻き回される膣内。男の自慰道具として扱われているかのような仕打ちに、それでもシャインミラージュは浅ましくも悦楽に興じてしまっていた。まだ精神が屈伏している訳では無いが、肉体の方はと言えば陥落していると指摘されても強く否定はし切れないだろう。

 剛造の肉棒で淫裂を抉(こ)じ開けられ、力任せとも思える強引な抽挿を受け、その度に自身の倍程度はあるであろう体重をかけられながら圧迫される。乱暴ながらも初めて真っ当な性的刺激に晒されている乙女の秘部は、それでも快感に打ち震えて悦楽信号を全身に駆け巡らせている。

 充分過ぎる程に解(ほぐ)していたからとは言え、初めての行為でここまでよがる事はそう無いだろう。その理由は果たして、相手が剛造だからなのか。或(ある)いは、彼女自身の素質によることなのか。

 

 「涎(よだれ)まみれにしながらギュウギュウ締め付けてくる、まさに名器だな。ケツマンコも一級品だったが、マンコも男を喜ばせる逸品じゃないか。もう射精そうだぞ」

 

 「あひいぃぃぃっっ、らめっっ……らめぇええぇぇぇっっ! ぬっ、抜いてへぇぇぇっっ……おチンポぉっっ、抜いてくらひゃいいぃぃぃっっ!」

 

 膣襞と共に思考までも掻き回されているかのような錯覚。その中にありながらも、変幻ヒロインは呂律の回らない言葉で膣内射精を拒否する意思を明確にした。想像を絶する快楽に溺れながらも、それを口に出来たのは並々ならない精神力だからこそなのだろう。どうせ聞き届けられないだろう事は分かっていたが、それでも拒絶する態度だけは忘れなかった。

 膣内で脈打つ男のイチモツが僅かに膨らんでいるのを感じ取りつつ、最悪の未来を一瞬にして想定した。――その瞬間。

 

 「――んほおぉぉぉぉぉっっっっ!? ひぐっっ、くひいぃぃィィぃぃっっっっ! ケ、ケツマンコにぃ……ビュルビュルってへぇぇぇっっっっ!」

 

 勢いよく雌孔から剛直が引き抜かれたかと思えば、そのまま菊門を串刺しにした直後、灼熱の奔流が堰(せき)を切った。何度も味わわされた直腸を打ち付ける白濁汁の感触は、しかし自身が装着させたゴムの被膜によって奥へ奥へと流れ込んでいく事は無かった。コンドームの先端にある袋のような箇所が膨張していき、それだけ男の射精量が凄まじいことを突き付けてくる。

 しかしその感覚に意識を向けられたのは一瞬のことであり、気が付けば再び悦楽の頂点に押し上げられて思考に靄(もや)がかかるのだった。

 

 「はっ、はひっっ……はぁっ、はぁっ、…………っっ……。はへぇっ…………」

 

 実際には十数分程度の行為だったのだが、シャインミラージュには長い長い悦楽地獄にいたような気持ちであり、もう一時間は繋がっていたような疲労感に襲われる。全身の力が抜け、筋肉という筋肉がみな弛緩(しかん)してしまっているような倦怠感。充足感のようなものも感じるが、やはり疲労困憊と表現するのが適切だろう。

 

 「んんっっ、ひぁぁっっ…………」

 

 ズルリとイチモツが排泄孔から引き抜かれたかと思えば、使用済みのゴムを乱暴に顔面へ投げつけられる。表面は自身の愛液と腸液でコーティングされ、中には中年男の汚らわしい子種汁がこれでもかと詰め込まれ、トロトロと溢れ出してくる。

 雄と雌の濃厚な性の臭いがダイレクトに鼻孔を刺激し、受けた非道な仕打ちと併(あわ)せて歪な昂(たかぶ)りが増していくのを感じた。激しく一方的な快楽の頂きに導かれた余韻は、気怠(けだる)い脱力感に包まれながら過ぎていく。

 

 「んぐうぅぅっっ!? ごっっ、おごぉぉっっっっ!」

 

 荒れた呼吸を整えている最中、霞む視線の先で剛造の股座(またぐら)が接近してきた。そして強引にイチモツが捩じ込まれたかと思えば新しいゴムの感触が口粘膜に広がり、先程よりも雑に避妊具の装着を手伝わされる。

 虚脱感に苛まれながら休息を求める正義のヒロイン。その肉体がうつ伏せに寝かされたことを認識したのは一瞬遅れた後であり、それを理解した瞬間にはもう再び肉棒が挿入されていた。

 

 「んぉほおおぉぉぉぉぉっっ! ま、またぁ……おチンポおぉっほぉぉぉぉっっっっ! もうらめっっ、らめれひゅにょにいぃぃいぃぃ…………ぃぎいぃぃぃっっ!」

 

 「誰が休んで良いと言ったんだ? 俺はまだまだ満足していないんだからな、当然続けるぞ」

 

 「ひょ、んなぁぁっっ……あひいぃぃぃぃっっ! きゅう、けいをぉ……っほおぉぉぉっっっっ! ま、またひょこぉっっ」

 

 子宮口付近に巨大な亀頭を擦り付けながら、寝具と彼女との間に潜らせた左手が下腹部の一部分をグリグリと刺激する。そうして湧き上がる激しい悦楽に困惑する彼女へ、剛造が簡単に説明する。

 

 「ここはポルチオと言ってな、クリトリスやGスポットと同じ性感帯の一つだ。本来はゆっくりと慣らして開発する必要がある場所なんだが、お前はもうここが気持ち良くて堪らないらしいな」

 

 「ひょんなっ、ことぉ…………ぃぐううぅぅぅぅぅっっ! ひぎっっ、いひぃぃぃぃいぃぃぃっっ!?」

 

 身体の外から指を沈ませつつ円を描くように刺激され、そして身体の内側からは逞しい肉槍で角度を付けながら挟み込むように刺激される。陰核やGスポットとは異なる、深く長い痺れを伴う快感が染み渡っていくような悦楽。

 「気持ち良い」という事実を否定しようと開いた口から漏れ出るのは野性的な嬌声。快楽に悶えているようで、飢えた獣が唸るかのような、およそ気品というものを感じられない喘鳴(ぜんめい)。

 

 「お前は激しく乱暴にされるのが好きみたいだが、こんな風にじっくりと追い詰められていくのも好きだろう?」

 

 「~~~~~~~~~~っっっっ!!」

 

 完全に自身の弱点を知り尽くしている中年男からの責め。的確に急所を突いて来る刺激の数々は、既に何度も絶頂に達していて感度が上昇している肉体を、絶え間なく責め立てる。性的悦楽が発散されてもまた蓄積されていき、その度に鋭敏になっていく身体は徐々に彼女の意思とは関係無く快楽を求め始めた。

 乳頭が、排泄孔が、陰核が、そして子宮が。湧き上がる熱や昂りと同時に疼き始め、強靭な精神だけでは抑えが利かなくなり始めたのだ。

 

 (駄目ですわっ。このままでは、こんな男の思うがままに…………。気持ちを、強く持ちなさい……東堂院 紗姫っ)

 

 必死に声を抑えながら全身をポルチオアクメで痙攣させつつも、その胸中では自らを鼓舞する変幻ヒロイン。

 どれだけ快楽に身を沈められようとも、気高き心だけは決して曲げてはならない。下賤(げせん)な欲望に流されてはならない。必ずやこの男との勝負を制して、再び正義のヒロインとしてこの世界を護る義務がある。あのダーククライムを倒した自分なら、絶対に出来るはず。

 

 「マンコの締め付けが強くなったぞ、おまけに愛液もダラダラ溢れてくる。まだ一時間も経過していないというのに、お前は一体何回アクメを決めれば気が済むんだ」

 

 「ぃぐうぅぅっっっっ! あひぃっっ、お゛っ奥ぅっっ! おチンポがぁ、ズンッズンッってへぇ…………ぅぐうぅぅぅっっ!」

 

 背後から覆い被さる贅肉塊が、ビクビクと震える彼女の背中を上から圧迫し、それでいて器用に腰を振ってイチモツが小刻みにポルチオと呼ばれる箇所を突いて来る。もはやその一擦り毎に軽く絶頂してしまっているかのような錯覚をしてしまう程に全身は快楽を受け入れ、そして強欲に求めていた。

 そうして次第に男の抽挿はペースを増していき、それに応じて突き込む力強さも段々に増していく。

 

 「ひぐっっ、かはっっ、あひぃっっ、あへっぅ……はひぃぃっっ、ひあぁぁぁっっ! らめっっ、もうっ……ひょこはらめぇぇっっ! んほぉっっ、おお゛ぉ゛っほぉぉ゛ぉ゛っっっっ!」

 

 「駄目駄目言うわりには涎垂らして悦んでいるじゃないか、この雌が。チンポに纏わりついて離れもしない、お前の本心はどっちなんだ?」

 

 「らめぇぇっっ、らめれふうぅぅぅぅっっ! もう、やめてくらひゃいいぃぃぃっっ……おじひゃまぁぁぁぁっっ!」

 (本当に、これ以上は耐えられませんの……。ここは一旦、休憩をはさまなくては…………)

 

 全身の限界を感じ取った彼女は必死に懇願するように泣き叫ぶ。

 しかし剛造のピストンは激しさを増していき、柔肉が波打つ破裂音や溢れ出る雌蜜が弾ける水音の旋律によって悲痛な声も掻き消された。

 恥もプライドも捨てて求めた救いは叶わず、膣内で肉棒が膨らんでいくのを感じる。

 

 「はひいぃぃぃぃっっ!? んあっっ、ぁぁぁっっっっ! おチンポっっ、ビュクビュクしてぇぇっ…………」

 

 薄い異物越しに打ち付けられる射精の感覚。先程は菊門へわざわざ挿入し直して味わわされたが、今度は充分過ぎる程に解された雌穴へとぶち撒けられたのだ。小さな水風船が子宮口近くで急速に膨張していく感触は、その勢いの凄まじさを物語っていて生で解き放たれた時の感覚を嫌でも想像させてくる。

 何度目かになる絶頂の波が引くよりも早く、男が腰を引いて勃起したままの男根が引き摺り出された。その感覚だけでも悦楽の追い打ちを喰らい、一際激しく尻肉を震わせてしまう変幻ヒロイン。その秘部には使用済みのコンドームが残っており、膣口からはみ出た装着口から白濁の粘液が零れている。

 

 「ほら、まだまだゴムはあるんだぞ。早く次のを使わせて貰おうか」

 

 わざと見せつけるように避妊具の個包装を手に取ると、それを破いて中身を取り出す。そして傷を付けないよう丁寧に自身のイチモツへ半分ほど覆い被らせてから再び彼女へと差し出した。

 意識はあるが、満足に自らの意思で身体を動かせない彼女の口へ男性器を強引に捩じ込む剛造。彼女の意思とは関係無く、避妊具の装着を手伝わせる。

 

 「さて…………、まだまだ俺を楽しませてくれるよな。シャインミラージュ?」

 

 「……………………っ」

 

 自身に覆い被さる態勢のまま、耳の近くで囁(ささや)きかけてくる中年男。

 どう返答しようともこれから先の展開は決定づけられており、変えようが無いことは流石に理解している変幻ヒロイン。彼女が口を開くよりも先に衰えを見せない剛直が捩じ込まれ、嬌声が部屋に木霊した。

 

 

  ―5時間後―

 

 

 「はひっっ……はへぇ…………はぁっ…………、はぁっ…………、はぁっ…………」

 

 休憩と呼べる時間は剛造が黒針で自身のイチモツを再強化する僅かな時間が数回程度しか無く、それ以外の時間は全て何度も何度も激しく蜜壺を搔き回されたシャインミラージュ。体力は既に限界を達しており、もはや満足に言葉の応酬を行う気力すら完全に削り取られていた。

 絶頂した回数は数えられるはずも無く、そしてその身に受けた精液の量も計り知れない。だが一滴たりともそれらが膣内に放たれた事は無かった。律儀(りちぎ)に毎回、コンドームを装着してくれているお陰で子宮内に精液は付着していない。しかし毎回のように使用済みの避妊具を身体に投げ捨てられ、零れ出した白濁汁によって皮膚とコスチュームは生臭い雄臭がこびり付いてしまっている。

 

 (今…………、何時……ですの…………。……夜は、…………まだ……明けない…………)

 

 霞む視界で時計を捉えるが、その針が示す数字は読めない。しかしカーテンで隠された窓から眩しい光が注いできておらず、仄かに青白い光が差し込んでいる。そのことから、まだ夜が続いているということだけは理解できた。

 

 「今度はこの体勢で犯してやろう、お前の綺麗なマンコが丸見えだぞ」

 

 力無く四肢を放り出している彼女の脚を持ち上げ、剛造は真上から見下ろす。所謂、マングリ返しと呼ばれる恥辱の姿勢を取らされる正義のヒロインには、しかし抵抗する力も残されていない。ただただ、されるがままに凌辱を受け続けるしかないのだった。

 

 「ひっ、ぃぐううぅぅぅぅっっ…………おほお゛ぉ゛ぉ゛ぉぉっっっっ!」

 

 喘ぐ気力すら無いと思い込んでいたが、男根を挿入された瞬間に声は漏れ、そして最奥に到達した衝撃で下品なオホ声を響かせてしまう変幻ヒロイン。

 垂直に、真上から突き入れられる剛直。重力のはたらく方向へ沿って侵入してきた肉棒はその力強さも増し、子宮が圧し潰されてしまいそうな感覚に陥るほど。

 

 「おひいぃぃぃぃぃっっっ、ぃぐうぅぅっっ、んお゛お゛ぉぉっっっっ! お゛ごおぉ゛ぉ゛ぉぉっっっっ!」

 

 こんな姿勢で抽挿を始め、蜜壺を掻き回されればまるでイチモツの動きと連動しているかのように、彼女のだらしなく開いた口から品性や知性の欠片も感じられない声が押し出される。姿は紛れも無く変幻装姫シャインミラージュに間違いないが、今の彼女の有り様を見て正義のヒロインだと認める者は恐らくいないだろう。

 絶倫中年男は彼女の豊満な双丘へと突き出した両手を支えにしつつ、それでいて全体重の大半をかけて妖艶な秘裂に巨根を捩じ込んでいく。

 

 「この体勢だと充分には堪能できないが、このデカ乳もやはり魅力的だな。柔らかい肉に指が沈み込んでいくのに、掌に当たる固い感触が突き返してくるようだ」

 

 「ひゅぃいぃぃぃぃっっ! おっぱいぃぃっ、ちくびもぉっっ……ちゅぶされてぇへぇぇぇっっっっ! くるしぃぃっ、息が……ぁひっ、出来な――ぃひいぃぃぃぃぃっっ! グリグリらめえぇぇぇぇぇっっ!」

 

 僅かな動き一つでガチガチに勃起している両乳首が擦れ、思考が麻痺してしまいそうな快楽電撃が脳髄を駆け抜ける。それがまた膣襞摩擦の快感にスパイスを与え、被虐(ひぎゃく)的な肉悦へ相乗効果をもたらす。

 

 「……だがこの精液臭い衣装が邪魔だな。こんな物は、…………フンッ」

 

 エナジーが枯渇し、全身を防御する役割すら失われてしまったぴちぴちレオタード。それは一般の成人男性でさえ簡単に引き千切れる程までに強度が低下しており、ビリィっと破られた衝撃で彼女のGカップ爆乳が激しく揺れながら露わにされた。

 コスチュームから浸透した不浄の雄汁で、きめ細かな柔肌もベトベトの感触。だが、だからこそ穢し尽くした征服感が味わえるものであり、剛造にとっては興奮材料以外の何物でもない。

 

 「ひょ、んなっ……乱暴にっぃひいぃぃぃぃっっ! おっぱひぃ、グニグニぃぃっ…………ひゅぐぉぉぉォォぉっっ! おひぃぃぃっっ、こんっ……なぁぁ…………ひどぃぃぃ、んほおぉぉぉっっ!」

 

 握りつぶさんとするかのような力強さで乳肉を鷲掴みにされ、その上で中年男の体重を支える場所にされている。

 一部とは言え、自身よりも遥かに肥え太った成人男性の体重が胸部へ預けられ、息苦しさを感じないはずは無い。が、その苦痛を上回る激感が悦楽に塗り替えてしまう。今となっては、尻や胸以外を叩かれようとも、首を絞められようとも、ただ単に痛めつけられようとも、それを快楽だと脳が認識してしまうのだ。

 それほどまでに彼女の隠されていたマゾ性が完璧に呼び覚まされていた。

 

 「こんな扱いを受けて気持ち良いんだろう? それがお前の本性だと、そろそろ認めたらどうなんだ」

 

 「はへぇぇえぇぇっっ……、ぃ……いや…………ですわ……。こんなの、わらくひ……ではぁ、あひいぃぃぃぃっっ! おちんぽがぁぁっ、お゛っ奥までぇ゛ぇ゛ぇっっ! ふ、太ひゅぎまひゅのおぉぉぉぉっっ!」

 (悔しい、はずですのに…………。許せないはず……、ですのにぃっ……。この男の言う通り、もうアソコが疼いて疼いて仕方無いんですのぉっっ…………)

 

 体力的にも精神的にも限界は疾うに迎えており、もう虚勢を張る事さえ困難を極める状態に陥っている変幻ヒロイン。

 バチュンバチュンと弾むように叩き付けられる中年男の腰。その度に奥深くまで人並み以上の怒張が子宮口に突き入れられては、溢れ出す程に分泌され続ける本気汁が掘りの深いカリ首によって掻き出される。

 大きく張った肉の傘が大切な空間の入り口を何度も何度も打ち付けられる激感。そんな刺激をもう何時間も受け続けているのだが、決してその先――膣内射精の悦楽だけはお預けにされている状況。身体は本能的に子孫を受け入れる環境を整えているのに、それだけは果たされないままで物足りない欲望。

 本人が自覚していない間に満たされない欲望が蓄積されていき、欲求不満の限界に追い詰められた肉体は彼女の意思に反して子宮が下がり始めていくのを感じる。そうなれば今までよりも速いスパンで肉棒との接吻を交わし、より一層強い肉欲が身体の奥底へと蓄積されて負のスパイラルに巻き込まれていく。

 

 (いっそ、もうゴムを外してしまえば…………っっ! なっ、なんてことを考えてますの……わたくしぃっっ! そんなことは決して許されないっ、…………でもっ、……~~~っっ)

 

 高まり続けた子宮への種付け射精に対する羨望(せんぼう)。そして欲望。

 正義のヒロインとして忌むべき行為は、しかし自身の本能がどうしようもない程に望み始めていたのだ。

 

 「ひゃぐうぅぅぅぅぅっっっっ! もうらめぇっっ、らめれひゅうぅぅぅぅぅっっ!」

 

 理性と本能。矜持と欲望。

 相反する彼女の心は強靭な支柱となっていた精神を大きく揺らがせ、内側から彼女を責め立てる。思考がショート寸前にまで追い詰められ、限界を迎えかけていた――その時。

 剛造の腰が一際強く打ち付けられ、男根が激しく脈打った後に何度も味わった感覚に襲われた。

 

 「はひいぃぃぃぃいいぃぃっっっっ!! まっ、また出てっぇぇぇぇっっっっ!」

 

 亀頭と子宮口に挟まれながらもコンドームは小さな水風船を作り上げていき、その奥へと体液が侵入していくのを堰き止めている。何度吐き出しても衰えを見せない勢いと量は薄い膜を破らんとするが、それでも耐える。

 数秒とかかった射精が終わり、剛造が互いの体液でベトベトに汚れた避妊具を棄てた。そして新しい物を取り出そうと箱の中を覗いて口を開く。

 

 「…………しまったな。今のが最後だったか」

 

 「……………………、え……」

 

 彼の口から出てきた内容を理解するのに、そこまでの時間は要さない。物の数には限りがあり、それがこのタイミングで切れてしまったというだけの事。それ自体は至って普通の事象。

 しかしそこから連想される未来に対して、変幻ヒロインは言い知れぬ恐怖心が這い上がってきたのを覚えた。

 

 (無くなって、しまったんですの…………。もしかして、次は……ゴム無しで……?)

 

 コンドームが無くなったから、という理由で剛造がこの夜を終わらせるとは到底考えられない。

 彼ならば前言を撤回してでも行為を続行するであろうし、そして彼女にそれを拒むことは不可能。これまで必死に耐えてきたというのに、結局は相手のイチモツの生挿入を回避することは叶わなかったのだ。

 ――そう思っていた。しかし相手の取った行動は、そんな彼女の想像と異なるものだった。

 

 「――ひゃうぅぅぅっっ!? なっ、なにひてっっ…………」

 

 最悪の未来を想定していた彼女が感じた刺激。それは彼の指が三本、先程まで何度もイチモツを受け入れた蜜壺に捩じ込まれるものであった。太くて硬い男性器とは異なる、極太のミミズが這い回っているかのような変幻自在の感覚。

 想像していたものとは違う、既知の刺激に悶えさせられながらも変幻ヒロインが抱いていたのは困惑の感情だった。

 

 「"何"と訊(き)かれてもな。お前が生チンポを拒絶するから、それ以外の方法で楽しませて貰うだけなんだがな」

 

 指の動きを止めて彼女の疑問に答える剛造。彼のスタンスはどうやら、一貫してシャインミラージュの意思を尊重する事にあるらしい。

 彼の事を完全に信頼することなど出来るはずも無いが、現状は彼女との口約束を反故にする意思が無いように見られた。であるならば、と彼女は僅かな安堵に胸を撫(な)で下ろして彼の意思を再確認する。

 

 「本当に、ゴム無しで挿入れたりしませんわよね……」

 

 「それだけは保証してやるぞ。尤(もっと)も……お前が拒んでいる間は、だがな」

 

 「っ、受け入れる……はずが、無いでしょう」

 

 「ああ、そうだと良いな」

 

 どこか余裕綽々(しゃくしゃく)とした態度で、下卑た笑みを浮かべる中年男。その様子は警戒心を抱かずにはいられず、言い知れぬ気味の悪さを感じられた紗姫は心の底から嫌悪が湧き上がる。何かを企んでいるのだろうが、しかしその腹の内がどす黒く塗り潰されていているかのようで見通せない。

 だがしかし、相手がどんな手を用いようとも彼女は決して折れるわけにはいかない。正義のヒロイン――変幻装姫シャインミラージュとして、目の前の悪を見逃してしまうなど許されない。ましてや屈してしまうのは言語道断。

 

 「こ、のっっ……程度、……ひぅぅぅっっ。耐えて、みせ……ますから、……ぁぁっっ! わらくひ、は……決して……っっ、敗けまひぇんからぁぁっ!」

 

 己の決意を表す少女。指の腹で縦横無尽に敏感な膣襞を擦り上げられるのは、そうそう容易く耐えられるような刺激ではない。それでも黒田 剛造という一般人の小悪党に敗北を喫してしまうなど、彼女のプライドが許すはずが無かった。

 

 「くひぃぃっ、こんっ……な、ねちっこい……動き、でぇぇ…………~~っ」

 

 気高く在ろうとする変幻ヒロイン。そんな彼女を蝕む手淫は実に緻密で的確な、まさしく雌を悦ばせる事に特化したような技巧の代物だった。

 いきなり弱点ばかりを刺激するのではなく、主にその周辺。分泌し続ける愛液を塗り込むが如く、粗暴さを感じられない丁寧な指運び。時折に指圧はするが、乱暴に絶頂させようとするものでは無い。

 

 「んぅいぃぃぃっっ! ちっ、くびぃぃ…………カリカリしちゃ、ひぁぁぁっ」

 

 そしてそれと同時に彼は左手で、ピンと突き出た桃色突起に爪を立てて優しく引っ掻く。触れるか触れないかという絶妙な塩梅で伝わる刺激はもどかしく、高まる性感を加速させていくかのよう。

 力任せで乱雑な責めとは対極的ながらも、得られる快感はそれに近しいものがあった。

 

 (な、何ですの……これ!? 全然激しくないですのに、気持ちいいのがどんどん積み重なって……っ。こんなのっ、耐えられるはず……ですのにぃぃっっ! もっ、もう……絶頂(イカ)されてしまっ――)

 

 どこか物足りない刺激が継続して肉体に蓄積されていく。大きな絶頂を何度も味わわされたからこそ、この違和感を覚えるような不完全の悦楽が彼女の精神に深い楔(くさび)を打ち込んでいく。

 絶頂後で感度が上昇しているのもあるのだろうが、それ以上に剛造の力加減が適切で心地よさすら覚えてしまう。そのまま達してしまうかと思われた、その時だった。

 

 「…………へぁ? な、なんれ…………」

 

 乳首と膣襞を刺激していた中年男の両手がピタリと動きを止めたのだ。もうすぐで積み重なった性感が爆発してくれる、というところでその予想は不発に終わってしまった。そうすると蓄積した快感は発散されず、彼女の身体に留まってしまう。

 

 「いや何、指を動かし続けるのも疲れるからな。少し休憩しているだけだ」

 

 「はぁ…………、はぁ…………、はぁ……」

 (絶対に嘘、ですわ。この男……わざと…………っ)

 

 繊細な力加減で複雑に両手の指をそれぞれ動かすのは、確かに疲れる事ではある。だが彼には他の意図があるであろうことは顔を見れば明らか。その狙いについても何となく彼女は気づいていた。

 

 (っっ、わたくしが……こんな男の思う通りになんてっ……、そんなことぉ……っ。でも、…………ぅぅ)

 

 どれだけ快楽漬けにされようとも、正義の心だけは保たなくてはならない。神聖なエナジーに選ばれた自分自身は、その矜持を失うことなど許されない。そう自らを鼓舞する変幻ヒロインだが、相反する醜い欲望が蓋をする心の奥底から這い上がってくる。

 理性と欲望で板挟みにされる彼女。しかし快楽の波が少しずつ引いていくを感じた頃、動きを止めていた中年男の両手が再び鋭敏な箇所を責め始めた途端に、ギリギリで保たれていた感情の均衡が崩されてしまう。自身の在り方を崩すまいと、なけなしの意地で塗り固めた虚勢も膣襞や乳首をほんの数擦りされるだけで陥落させられてしまいそうになる。

 

 「ひぅぅっっ、またっ……気持ちいいのがっっ…………~~~~っっ! ぅぅぅぅ……」

 

 先程解放されなかった快楽が蓄積されている分、絶頂するまでのスパンも短くなっている。全身の感度が著しく跳ね上がり、まるで媚薬を服用されているかのような状態。そんな状況で性感帯を刺激されるのだから堪ったものでは無い。

 数秒とかからない内に再び絶頂されそうになる彼女だが、しかしそれを剛造が許さなかった。

 またしても、あと少しというところで両手の動きが止まって性感だけが積み重なっていく一方。

 

 (あぁぁっ、おマンコが疼いて疼いて仕方ありませんのぉぉっっ! 絶頂したいのにぃ、こんなことを続けられたら……っ、気が狂ってしまいますぅっ)

 

 もどかしさが積み重なり、物足りなさが身体の奥底で荒れ狂う。

 剛造の狙いは「絶頂を寸止めし続けてシャインミラージュ自らが生挿入を懇願させる」こと。それは彼女も理解しており、だからこそそんな思惑には乗るまいと口を噤んでいた。

 だがしかし絶頂させて貰えないまま秘部を責め立てられ続けるのは生き地獄と形容するに相応しく、たとえ彼女がどれだけ強靭な精神を持っていたとしても限界がある。それに、彼女の肉体はもう送り付けられる性感を拒むことなど出来ない程に開発されてしまっている。そう長くは持ち堪えられそうにないのだ。

 

 「はぁっ……、はぁっ……、はぁっ……、…………ひぅぅぅっっ! こんなっ、もう……止めぇっ、止めてくらひゃ……ぃぃ。がまん、できまひぇんのぉ……ぁぁぁっ、ひぁぁぁっっ!」

 

 弱々しく懇願(こんがん)する彼女。それだけでも存在意義と呼べる程に大切な矜持を穢されている想いに等しい屈辱だったが、しかし剛造は無言のまま二ヵ所の性感帯を責め立て続ける。彼が受け付ける言葉は、あくまでも一つだけのようだ。

 その一言だけは意地でも口にしたくないシャインミラージュ。

 

 「はぁぁぁっっ、んぁぁぁぁぁっっっっ! 耐えられにゃっ、んぃぃぃっっ……無理ぃぃぃっ、無理れひゅうぅぅぅっっ!」

 

 男のささくれた指が肉襞の一つ一つを擦り上げる度。不揃いな爪先が桃色突起を掠める度。

 抗い難い肉悦の誘惑が精神を惑わし、絶頂という極上のご褒美をちらつかせてくる。必死にそれから目を逸らそうとする彼女だが、身体は――本能は勝手に甘い誘いがする方へと魅了されてしまう。

 そうして爆発寸前の欲望が破裂しそうな状態にあると感じた、その直後。

 

 「~~~~~~っっっっ。またっ、またぁぁぁっっ……っっっっ!」

 

 三度目の絶頂寸止め。まるで心でも読んでいるかのように適切なタイミングでパタリと止む性感は、限界ギリギリまで空気を詰め込んだ風船のように張り詰めていた。少しでも力が加われば破裂するはずなのに、膨らませられる一方で全く割れることが無かった。

 そんな状況に耐えきれなくなってしまうのは、ある意味で当然のことだったのだろう。

 

 「……挿入れて、ください…………」

 

 か細く、消えてしまいそうな声。未だ正義感やら理性やらが抑え込もうとしているのか、彼女に出せる声量としてはその程度が限界だった。

 

 「ん? よく聞こえなかったな。もう一度言ってみろ」

 

 「っっ。…………、挿入れてくださいっ」

 

 しかし一度口にしてしまえば最後、僅かばかりのストッパーなど大した意味を成さない。

 彼女は先程よりも大きな声で懇願した。

 

 「どこに、何を、どうして欲しいんだ? 詳しく言わなければ伝わらないぞ」

 

 「……わたくしの、お……おマンコに…………。おじ様の……ゴツゴツ、おチンポ……。挿入して、ください…………」

 

 「もっと浅ましく、下品な言葉遣いでもう一度だ。言えないならばずっとこのままだからな」

 

 「っ。わたくしの発情雌マンコにっ、おじ様の逞しい巨大おチンポをぶち込んで下さいっ! ゴムなんて要りませんからっ、生でズポズポしてっ、子宮にたっぷりザーメン注入して下さいぃぃっっ!」

 

 言いたくないはずの言葉たちが、流れるようにするすると声になって紡がれる。

 ――これは絶頂寸止めが辛いから、それを止めるだけ。それ以外の意図は無い。――

 そう自分自身に言い聞かせるシャインミラージュ。あくまでもこの男に屈した訳では無いのだと、敗北したわけではないのだと誤魔化す。

 

 「それで良いんだ。そんな風にお強請りされれば、こっちもその気になれるというものだからな」

 

 彼女の必死な懇願を聞き入れて剛造は数回頷きながら口角を釣り上げる。

 血管が浮き出て、生々しい凹凸の形状をした肉棒が膣口へとあてがわれ、ゆっくりではあるが力強く挿入されていく。

 

 「お゛ぉ゛っっ、おひいぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ~~~~~~っっ!!」

 

 コンドーム越しでのそれとはまるで違う、膣襞が擦り上げられていく感覚。イチモツから伝わる熱は蕩けそうなほどに熱く、より鮮明に力強い脈拍とゴツゴツとした形状が感じ取れてしまう。

 ただ挿入されているだけだというのに、それだけでも思い切り絶頂(アクメ)をキメてしまう変幻ヒロイン。

 

 「ひぐうぅぅっっ! まっ、待っ――あひいぃぃぃぃっっ! こぇっっ、らめっっ……ひゃひいぃぃぃぃっっ! ぜ……ぜんぜんちがっっ、んほおぉぉぉっっっっ!?」

 

 絶頂していても尚、剛造の腰が止まることなどありはしない。

 ゴムを装着していた時では感じ取れなかった熱、形状、脈拍に振動。それらが膣襞の一つ一つへとダイレクトに伝わり、その上で力強く擦り上げられていく。得られる快楽は何倍も違い、物足りない状態で何度も経験してしまったからこそその違いが明確に感じてしまう。

 熱い肉棒がポルチオ,Gスポットを的確に突き下ろしては膣肉を巻き込みながら引き抜き、そしてドチュンっとまた再び敏感な箇所を抉るように突き込んでくる。剛造らしい、パワフルながらもテクニックが感じられる抽挿。

 先程までと同じ動きのはずだが、避妊具を挟んでいるか否かで受け取る肉悦は天と地ほども差があった。

 

 (こんなに、違うなんてっ…………。これは、無理……ですわっ…………、想像よりも遥かに……気持ちよすぎますのぉっ)

 

 ――癖になる。―― 

 そう直感する変幻ヒロイン。もはやコンドームを使用して性行為をしたとしても、満足できるような快楽は決して得られないだろう。常にこの激感と比較してしまい、それに劣る悦楽ばかりを享受することに必ず不満を抱く。こんな快楽を味わってしまった後では、もう戻ることなど出来るはずもない。

 乱暴に子宮口をノックされ、陰毛で陰核を擽られ、亀頭とカリ首で膣肉を抉り、掻き回される。

 止め処なく分泌され続ける潤滑油は男の抽挿によって掻き出され、結合部分の周囲をドロドロに汚してしまっている。

 

 (あひいぃぃいぃぃっっ! ひ、一突きごとにぃ……お、奥ぅぅっ…………子宮が潰されっ……、~~~~~っっ!)

 

 子種汁を求める子宮は彼女の意思に反して動き始める。

 それはつまり彼女の肉体は黒田 剛造という男の遺伝子を求めているということであり、自覚するとしないとに拘(かかわ)らず膣内への射精を心待ちにしているということ。だがしかし、今日に限って頑なに彼女の意思を汲(く)み取ろうとする彼は、このままだと一度外へ抜いて精を吐き出すだろう。

 それで良いと思うのはシャインミラージュの正義のヒロインたる正義感だけであり、その身体はどうにも白濁汁を求めて仕方が無い。耐えなくてはならない言葉が喉で詰まり、ふとした衝撃で吐き出してしまいそうになる。

 

 (ひぐうぅぅっっ! さっきまでよりも、ずっと強く……剛造のおチンポが奥に突き刺さってぇぇっ…………。わたくしの身体……、赤ちゃんを欲しがってますのぉぉっ)

 

 本来ならば自身が心から愛し、大切に想っている相手との間で生じる生理的心境と身体の変化。しかしそれが調教と、それに伴う下劣な性欲によって強引に引き起こされてしまう。しかも、その相手は罰すべきはずの悪党そのもの。

 正義のヒロインとして到底許されざる事態だが、それでも加速した本能にはもう抗う術が無かった。

 

 (もう…………無理ぃぃっ、耐えられませんのぉぉぉっっ! 嫌、ですのにぃぃっ。認めたくないですのにぃぃっっ。欲しくて欲しくて堪りませんのおぉぉっっ! おマンコにっ、ドロドロの濃厚ザーメン……我慢出来ませんのおぉぉぉっっ!)

 

 必死に正義感とプライドが抑えつけていた本性。遂にそれが決壊し、防ぐ間も無く溢れ出した。

 

 「おっ、お願い…………ですわ……。わらくひの……、お…………おマンコ、に…………。おじ様の、しぇいぇ――んぶっ!?」

 

 本心から敗北を認めた、というよりも本能を御しきれなくなったが故の言葉。気が狂いそうな程に肥大化したあさましい欲望を、その場限りで発散したいが為の懇願。

 しかしそれは唐突に口を塞がれたことによって妨げられてしまった。吐き出そうとした弱音を押し留め、飲み込ませるように中年男の舌が口粘膜に侵入して唾液を流し込んでくる。

 

 「んぐっ、ちゅぶっ……ぢゅずずずっっ。じゅりゅっ、じゅちゅっ、んぅぅっ……んむううぅぅぅぅっっ!」

 

 すっかり虜にされてしまった剛造とのキスを不意打ちで喰らい、一瞬にして沈みかけた思考へとハンマーで殴られたような衝撃が襲ってきた。

 縦横無尽に暴れ回る剛造の舌が口腔内を蹂躙して回り、シャインミラージュの舌も絡めて密やかな淫猥なダンスを繰り広げる。

 

 (そんなぁっ、こんな状況でキス……なんてぇぇっ。反則ですのぉぉっっ)

 

 苦くて臭い、されど甘美な涎を嚥下(えんげ)して火照る身体は更なる肉欲を求め始めた。その気が無くとも、次第に錯覚からか芽生えてしまうのは異質な恋慕(れんぼ)。まるで口から、蜜壺から、それぞれ恋心という名の種を植え付けられているかの如く。

 そんなはずは無いと辛うじて残っていた理性が否定しようとするのだが、それを掻き消すように容赦の無い舌技が責め立ててくるのだ。

 

 「ひゅぶぅっ、れるっちゅるっ……んっ、んんんんっっっっ! ぢゅるっ、じゅぞぞぞっ、ぐじゅっ、じゅぷっ……じゅりゅりゅりゅっ! んぐうぅぅぅっっ、~~~~~~~っっ!!」

 

 空気を遮断するように覆い被さる男の唇。既に彼女の唇周りは互いの涎でベトベトに穢され、僅かな隙間が空いている口の端から溢れ出す粘液。甘く痺れるような刺激が断続的に伝わり、その度に蕩ける熱が全身へと滲み出しては伝播していく。

 その間も耐えず繰り出されている絶倫肉棒の種付けピストン。プシャップシャッと軽い絶頂と共に噴き出す潮が、抽挿の度に爆ぜて四方八方へと飛び散っていく。

 

 (ザーメンっっ、ザーメンッッ! おじ様の精液が欲しいのにっっ、言わせて貰えないぃぃっっ!)

 

 目尻に涙を浮かべ、膨張していく欲望を吐き出せない状況に苦悶を抱く変幻ヒロイン。もう正義のヒロインとしての矜持を大事に抱えていられないほど、追い詰められた彼女は言葉が話せない代わりに目で訴え始める。

 ――もう自分の敗北で良い。最奥にたっぷりと流し込んで欲しい。――

 そんな我武者羅(がむしゃら)な念を送り込むかのように、必死な表情で零距離の相手へ見つめる。

 

 「――んおっっっっ! お゛ぼおぉ゛ぉぉ゛ぉ゛ぉぉっっ!」

 

 しかし現実は、――否、黒田 剛造という男は「外に出せ」と最初に出した約束を忠実に守ったが為に、彼女の浅ましい欲望はまたしても果たされない。

 激しく突き込んでいたイチモツを排泄孔へと器用な動作でスムーズに挿入させると、そこで脈打つ肉棒から灼熱を吐き出させた。何としても彼女に膣内射精を許さない、という意志さえ感じ取れる徹底ぶり。

 そんな彼の責め苦に、流石の変幻ヒロインも完膚なきまでに屈伏させられてしまったのだった。

 

 「おおっ!? クッ、ククククククッ。何だ、今日はこれでお終いにしないのか」

 

 キスハメからのアナル射精という二段コンボで連続アクメを決めさせられた彼女は、そのまま自ら蜜壺へ剛造の男根を誘い込んだかと思えば両脚でがっしりと彼の腰をホールドした。まさかの行動に驚いて笑みを浮かべた中年男が唇を離した、その瞬間に彼女はみっともなく涙を溢しつつ懇願する。

 

 「わらくひの敗けでひゅうぅぅっっ! 剛造おじひゃまのザーメンっっ……変態ヒロインの雑魚マンコにぃっ、いっぱい注いで欲しいれひゅのおぉぉぉっっ!」

 

 強靭な精神力で維持してきた、大切な物を全て投げ棄ててシャインミラージュ――東堂院 紗姫は眼前の中年男に精一杯の嘆願を口にした。

 今、この瞬間。彼女は正義のヒロインであることよりも、黒田 剛造の浮気妻として生きる未来を選んだのだ。

 

 「……もう少し下品で雌らしい言葉遣いをして欲しいところだが、まぁ今日はそれで許してやろう。…………改めて確認するが、お前は勝負に敗れたことを認めて俺の浮気妻になるんだな?」

 

 「はひいぃっっ。なりまひゅっ、なりまひゅからぁぁぁっっ! わらくひのおマンコっっ、おじ様の特濃ザーメンでいっぱいにしてくらひゃいぃぃぃっっ!」

 

 「そこまで言われれば仕方無いな。お望み通りにしてやろう」

 

 嘗(かつ)ては無敵とまで称された正義のヒロイン――変幻装姫シャインミラージュ。そんな彼女が陥落した様を見て達成感を味わいつつ、剛造はそう言うと再び腰を振り始めた。まるで正直に敗北を認めた彼女にご褒美を与えるかのように、愛情さえ感じられる力加減と抽挿のテンポで、性感に飢えた膣襞を擦り上げていく。

 ゆっくり、ゆっくり、しかしポルチオからGスポットまで的確に抉り、刺激してくる極太男根。その悦楽は身体だけでなく心まで満たしているようで、敗北を認めたからか得られる快楽の味わいも格別なものだった。

 

 「あへっぇぇぇぇっっ、きもちいぃところっ、全部ゾリゾリってされへぇぇ……んはぁぁっっ。んんぅっ、でも…………もっとぉぉ、もっとはげひくぅぅぅっっ……もっと、乱暴にぃぃっっ」

 

 「さっきまで嫌々言っていたくせに、今度は激しくしろって言うのか? お前の本心はどっちなんだ?」

 

 「ぃっ、今……れすのぉ…………。さっきまれぇ……見栄を、張って……っっ、嘘ついてしまい……申し訳、ありませんでしたわ…………。淫乱変態マゾヒロインのシャインミラージュ……、いえ……わらくひ…………東堂院 紗姫は……おじ様チンポで、乱暴にされるのがぁ……大好き、なんですのぉ…………」

 

 飾り気の無い、正直な本心。剛造――いや、ダーククライムの調教を受け、それに抗い続けていた頃から目を逸らし続けていた己の欲望,本性。それを口にした途端、彼女はじんわりとした熱が芯から広がって甘い疼きを覚える。

 

 「ようやく自分自身の本性を認めたようだな。そうだ、お前は乱暴に犯されることに悦びを感じてしまう、ただの変態マゾ雌そのものだ。お前はもはや人間ですら無い性処理道具」

 

 「はひぃぃぃ、その通りなんですのぉっ。わたくしはおじ様専用のぉ、おチンポケースですのぉぉっ……ぉひぃぃぃっっ!」

 

 人権さえ無視し踏み躙(にじ)っている言葉の数々は、しかし彼女を悦ばせて興奮の昂りを加速させるばかり。心無い罵倒が鼓膜を震わせるだけで被虐心は満たされ、それらと同時に剛造専用の雌穴を穿られれば意識が飛びそうな心地に昇らされる。

 

 「そんな人間未満のお前を俺は浮気妻として迎え入れてやるのだ。どうだ、嬉しいだろう」

 

 「ぁひいぃぃぃっっ! あっ、ありがとうございます……剛造様ぁぁ。嬉し過ぎてぇ……んほぉぉぉっっ、イぐぅっっ! 子宮つぶされながらピストンされてイグゥゥっっ、イってしまいまひゅのぉぉ゛ぉ゛ぉォォぉっっっっ!」

 

 彼女に正義のヒロインとしてのプライドが欠片でもあれば、自分勝手な物言いだと怒りの燃料にしていたのだろう。だが、快楽に屈伏し剛造の浮気妻として生きる事を選択した今の彼女には、そんな言葉で感涙してしまう程の喜びを感じる。

 言葉責めをされながらの子宮プレス。内臓を圧し潰されそうな感覚は高圧電流が全身を迸っているかのような衝撃の連続であり、膣肉で、鼓膜で、感じる悦楽の濁流によって深いオーガズムを迎えた。

 

 「~~~~~~~~~っっ!! これい゛い゛ぃぃっっ、イキながらおマンコグチュグチュぅっっ、ぉひいぃぃぃっっ! イクのが止まらにゃひぃっっ、ずっとイってひまいひゅのおぉぉぉぉぉっっ!」

 

 だが剛造は今まで通り、彼女が絶頂しようとも腰の動きを止めたりはしない。激しく痙攣する彼女の蜜壺を真上から突き下ろしては、カリ首の凹凸で膣襞一つ一つをこそぎ落とすように掻き回す。

 激しいアクメの余韻に浸る暇すら無く、次の絶頂快感が感度の高まった雌孔に訪れる。達している最中にまた絶頂し、それが終わるよりも先に第三,第四の絶頂に達してしまう。無限に重複していく連続アクメ。

 地獄のような肉悦天国を味わわされ、シャインミラージュの視界はほぼ真っ白に霞(かす)んでいく。もう剛造の顔も姿も殆ど見えないまま、女性器から許容量オーバーの快楽ばかりが流れ込んでくる。

 

 「マンコのうねうねがチンポ全体に絡みついて、精液を搾り取ろうと締め付けてくる。小さな肉の粒も痙攣しているのがよく分かるほどの密着感、こんなに気持ち良いマンコもそうそう無いぞ」

 

 「あひいぃぃぃぃぃっっ! あぁっっ、ありがとうごじゃいまひゅぅぅっっ! おじひゃまチンポもぉぉっ、世界でいちばん最高でふのおぉぉぉぉぉぉっっっっ! きもちよひゅぎてぇぇっ、あたまっ……おかひくなりまひゅうぅぅぅぅっっっ!」

 

 段々と動作が乱雑に、そしてパワフルに変化し始める剛造の腰振り。精密な技巧よりも乱暴な力強さに重点が置き換わっていき、彼の射精感も限界近くまで高まりつつあった。

 我慢汁と本気汁が交じり合って泡立ち、精液とは異なる白濁した粘液が膣口から掻き出されては肉と肉に挟まれて飛散する。二人の結合部では数本の糸を引き、粘着質な破裂音がホテル最上階の広い部屋に激しく響き渡る。

 変幻ヒロインの豊満な双丘を圧し潰していた中年男の両手はいつしか少女の両手を握り締め、そして対する彼女もまた恋人のように五指をいやらしく絡ませる。

 

 「お望み通り、子宮に一発目を射精(だ)してやるぞ。しっかりと受け取れっ」

 

 「あひいぃぃぃっっ、くらひゃっっ……くらひゃいいぃぃぃぃぃっっ! おじひゃまのっっ、ドロドロザーメンっ……変態浮気妻の淫乱マンコにぃぃぃっっ、いっぱいぃぃっっ! ――ぁむぅっっ!」

 

 力強く突き込み、引き摺り出される怒張。そのまま子宮口を通過してしまいそうな勢いで叩き付ける亀頭は更に膨らみ、ギュウギュウと締め付ける膣肉を掻き分けて擦り上げる。きつく密着する大陰唇は中年男の肉棒を捕まえては離さず、ひょっとこ口のように引き伸ばされている。

 より奥まで突き込む為に前傾姿勢になっていく剛造の顔が少女の顔と重なり、自然と唇を塞いだ。当然のように舌も絡ませ、上と下の両方で二人は快楽を貪っていた。

 

 「くちゅっ、じゅぷっっ、ぢゅりゅりゅりゅりゅっっ……ちゅばっっ、じゅずずずずっっ! んんぅぅっ、ぶぁぁっっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……ぁむっ、ぢゅぶぶぶぶっっ!」

 

 下品極まりない音を立てて相手の涎を啜り、その甘美な味わいに舌鼓を打つシャインミラージュ。苦くて臭いだけだったはずの相手の体液は、いつからか至極の蜜となり嚥下して食道を伝わり胃袋に流れ込めば、深い満足感と共に蕩けるような快楽が脳を浸していく。

 

 「じゅるるるっっ、ちゅぶっっ、んぅぅっっ……んぐうぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅぅゥゥゥぅっっっっ!!」

 

 醜く太った中年男の上体が完全に少女へと覆い被さり、互いの体温が交じり合って溶け合う。息苦しいはずの圧迫感すら、心地よい密着感であり心の底から安心するような温もりを彼女は感じる。文句の一つも無い程に、ただただ満たされる。

 そうして乙女の柔肉で包まれた剛直が一際強く脈打ったかと思えば、次の瞬間。完全に下りていた子宮を強く押し返した陰茎が、その狭い隙間を抉じ開けるような勢いで欲望を吐き出した。

 

 「~~~~~~~~~~~っっっっ!!」

 

 初めて体験した、膣内射精の快楽。

 濃厚でプリプリの子種汁がビュクビュクと敏感な子宮口に打ち付けられ、解き放たれた大量の白濁液が逆流して結合部分の僅かな隙間から零れ出す。待ちに待っていただけあってその悦楽は計り知れないものであり、一瞬にして忘れられない極楽の感覚として記憶の奥深くに刻み込まれた。

 もう二度とシャインミラージュは――否、東堂院 紗姫はこの快楽の存在しない生活には戻れないだろう。ダーククライムを打ち倒した奇跡の力を用いたとしても、決して。

 

 「ぁっ、ぁへぇぇぇ…………っっっ」

 

 焦点の合わない双眸が天井を見つめ、蕩けた表情でだらしなく開いた口から舌が垂れている。悦楽に屈し、至高の快楽を堪能したその表情はどこまでも幸福感に浸されているようで、自身の行動に悔いている様子は微塵も感じられない。

 完全に脱力し、筋力が弛緩してしまった所為なのだろうか。剛造がイチモツを引き抜いた衝撃で膀胱が刺激され、ピクピクと震える雌芽を汚しながら黄金色の液体がジョロジョロと溢れ出す。その液体は彼女自身の顔に降り注ぎ、力無く開いた口へも流れ込んでいた。

 

 「こいつは確かに最高だ、何度でも味わいたいくらいに気持ちが良い。……いや、これからは何度でも味わえるんだったな」

 

 剛造の方も盛り上がっていたのか黒針によるドーピング直後というわけでもないのに、過去一番と思える程の量を長い時間流し込んでいた。それだけ敗北を認めた正義のヒロインの姿が愛おしく、素晴らしい肉体だったということなのだろう。

 そして彼はその肉体を今後も堪能することが出来るのだ。この世界でたった一人だけ、いつでも、どこでも、この至極の身体を好きに出来る権利がある。これに勝る優越感など、他には一つとして無い。

 

 人生最高の日々が、これから毎日続いて行く。そんな未来に今から心躍り、思わず口角が吊り上がってしまう。

 宝石のように輝く将来へ想いを馳(は)せながら、彼はぐったりと脱力しているシャインミラージュに再び覆い被さって第二戦を始めるのだった。二人の夜はまだ――終わらない。

 

 

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