もしもブループロトコル(無印)の主人公がスタレゾの主人公になったら(おねショタ)【完結】 作:我南無
<ナルル視点>
俺はナルル!
アステルリーズ一の冒険者だ!
なんてったって海風祭で1位になったからな!
……と思っていたら、俺の記録を塗り替えていく奴が現れたらしい。
人混みの中心にいる奴。あいつだな。
周りの人は、俺にはもはや目もくれない。
「くっ……この俺を無視するとは……」
大衆をかき分けて、その背中に言う。
「アンタが1位を総ざらいしたスーパールーキーだね?どこにでもいる凡人にしか見えないけど、どうして……」
スーパールーキーが振り返る。ブロンドのポニーテールが揺れ、群青の瞳がこちらを向く。
大きい。開拓局側から坂を下って来たからわかりづらかったが、俺より背が高い。
大きい。童顔に見える顔よりも明らかに大きい、上着を押し上げる胸。
ぽやんとした顔と圧倒的大きいに、俺は少しの間、言葉を失った。
「何か用?」
スーパールーキーの言葉に、俺はハッとなる。
「俺はナルル!……この祭りは俺の卓越した実力を見せつける舞台になるハズだった!なのに、あんたがそれを台無しにしたんだ!」
「ええと……思い出した、2位の人?負けて悔しいんだ?」
こいつ……なかなかいい性格をしてやがる。視界の端に1位の表示とその名前が映る。海風祭に参加した理由……
「お前を宿命のライバルに決めた!今日一日ルーノを稼いでいたけど、もしかして金欠か?」
「うっ」
スーパールーキーがうめく。ライバル認定したばかりだが、生活力があるようには見えない。海風祭が終わったら野垂れ死にしそうだ。
「俺が特別に救いの手を差し伸べてやる!アンタらは「平原の怪異」を聞いたことはあるか?開拓局が高額の懸賞金をかけて、冒険者を募集しているって話だ!」
「あなたは行かないの?」
「……お、俺は年齢制限で応募できないだけだからな!」
本当は違う。俺はアステルリーズの住人じゃないし、身元保証人を求められればその人たちが許可してくれないだろうから。
「安全第一だぞ!うっかり行方不明になったりするなよ!」
バツが悪くなった俺は、いつか使おうと思って持っていた冒険者セットをスーパールーキーに押し付けて退散した。
<主人公視点>
冒険者セットを押し付けられた私は、その恩恵に感謝しながらアルーナ様と共に事態を収拾し、アステルリーズの商店を回っていた。
「いらっしゃ――あれ!なんでアンタが?」
軒先にナルルがいた。お礼もしないとな。
「どうしてここに?」
「ここでアルバイトをしてるんだ!伝言だよ。アリーナタウンでアンタを待ってるってさ」
「さっきも聞いた!」
商店を回っている時に、既に2回、同じ話を聞いていたのだ。これは偶然ではない。
「私、狙われてる?ちょっとかくまって!」
「どうしたんだよ?」
「その伝言の主に狙われてるみたいなの!この街から逃げる方法知らない?」
ナルルに耳打ちする。私には、正門以外から出入りした記憶がない。
「おおお落ち着けって!近いぞ、離れろよ!……悪いことしてないなら大丈夫だろ?しっかりしてくれよ、宿命のライバル!」
「……そうだね、どうかしてた。ありがとう!」
落ち着きを取り戻した私は、アリーナタウンに向かうことにした。冒険者セットのお礼もまだなのに、あのニャンコ騎士ナルルにまた助けられてしまったことを心にしまいながら。
その後依頼主はお騒がせな守護兵団長とわかり、報酬も得た。
<ナルル視点>
海風祭で出会った、あのでかい女が来て、耳打ちされて、勝手に騒いで出て行った。
「……何ドキドキしてるんだ……あいつは宿命のライバル……宿命のライバル……」
店番も終わり、帰り支度を整えていると、ホクホク顔になったあいつがやってきた。
「ナルル!さっきはごめんなさい。ありがとう。私ちょっとリッチになっちゃった。お礼させてくれない?」
「いらないやい!お前は宿命のライバルだからな、ハンデみたいなものだい!」
冒険者セットのことだろうか。それにしてもこいつ、計画性がないな。また路頭に迷うぞ。しばらく考えていたあいつは、意を決したように提案してきた。
「それじゃあ私と勝負しない?宿命のライバルさん?」
「いいぜ!次こそ勝ってやる!」
名誉挽回のチャンスをくれるらしい。望むところだ。俺は意気揚々と店を出た。
次からは18禁シーンです!
第2シーズンの極限攻略の衣装は入手しましたか?ノーマル難易度周回で超元気スイーツを使ってでも、どこか一部位は入手しておきたいですね。トップスとかボトムスとか。