※この作品はR-18です。

半血魔王のクロニクル ~黒き貴公子シリーズ総集編~   作:古弥須 凱

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7話 シャワールーム

 

【挿絵表示】

 

 

 

公爵家――朝の執務室。

 

ルシエルは「堕天の雫晶(フォールンドロップ)」のメガネをかけ直し、銀の羽ペンを手に取った。

 

積み上げられた書類に、素早く目を走らせる。

 

特殊なレンズ越しに文字が異常なまでに鮮明になり、氷のような紫色の瞳が鋭く光る。

 

傍らに控える専属執事(ヴァレット)のレジナルドが、次の報告書を静かに差し出す。

 

銀縁メガネの奥の淡い灰色の瞳。黒のタキシードに銀のベスト、白手袋。

 

30代半ばの細身の体躯に、少し長めの前髪を残したオールバック。

 

執務用のメガネをかけたルシエルと並ぶと、どこか面影が近く、まるで歳の離れた兄のようにも見える。

 

公爵が裁可すべき案件は、山積みだ。

 

鉱脈の生産報告、交易ルートの警備強化申請、領内の魔獣討伐……

 

月次生産量、増員要請、税収推移。

 

承認、否認、保留、あるいは要検討。

 

淡々とペンを走らせながら、ルシエルは書類の山を着実に捌いていく。

 

レジナルドが一礼し、抑揚の少ない穏やかな声で報告を始めた。

 

「閣下(サー)、今月までの北部鉱脈生産報告でございます。前月比8.3%増。増産分は軍備強化に振り向け、余剰は引き続き備蓄いたします。

……続いて、東部交易ルートの警備強化についてですが――」

 

そのとき、小間使いのリリアが黒い制服姿でトレイを両手で恭しく持ち、入ってきた。

 

黒焔山脈(エボニーフレイム)産の最上級豆を、今朝挽きたてで淹れたコーヒー。

 

カップからは深い苦味と、黒蜜のような濃厚な甘い香りが立ち上る。

 

ルシエルはメガネ越しに一瞥し、無言で手を伸ばす。

 

一口含むと、苦味の奥から硫黄を燻したような独特の余韻が喉を滑り落ち、体がわずかに熱を帯びた。

 

ペンを置かず、視線も書類から外さずに、ぽつりと命じる。

 

「……リリア。下を脱いで、そのまま立っておけ」

 

「え……っ」

 

リリアが小さく息を呑む。

ついさっきまで、朝の寝室で激しく交わっていたばかりだ。

 

彼女の奥には、まだルシエルの熱い残滓が脈打つように残り、疼いているというのに。

 

トレイを机に置き、震える指でスカートをゆっくりたくし上げる。

白いレースのパンティを膝まで下ろした。

 

「スカートも捲って。もっと足を開け」

 

抵抗など許されない。

リリアは主の命令に従い、白い腹部まで晒してうつむいた。

 

朝の情交の名残が、薄く開いた二枚の襞を伝って透明な糸を引き、ぽたりと床に落ちる。

 

「自分の指で慰めろ。音がききたい」

 

レジナルドの報告は、まるで何事もなかったかのように淡々と続く。

 

視線は書類に固定されたまま、微塵も動揺を見せない。

 

ルシエルの声は低く、命令調で、一切の感情を排したままだった。

 

リリアの体がびくりと震える。

 

「……は、はい……ルシエルさま……」

 

小さな声で答えながら、リリアは震える右手をゆっくりと下腹部へ滑らせる。

 

指先が触れた瞬間、ぬるっとした熱い感触が伝わり、彼女の喉からかすかな吐息が漏れた。

 

「ハァ……っ」

 

中指と薬指を揃え、恐る恐る割れ目(スリット)に沿って滑らせる。

 

すでに溢れかえった蜜と白濁の混じり合った液体が、くちゅくちゅと淫らな音を立て始めた。

 

指の腹でクリトリスを軽く押し潰すように円を描くと、電流のような快感が背筋を駆け上がり、リリアの膝がガクガクと震える。

 

「あっ……ン……や……」

 

恥ずかしさに顔を赤らめながらも、命令に従うしかないリリアは、中指を一本、ゆっくりと膣口に沈めていく。

 

朝のルシエルの太い肉棒で拡張された内部は、まだ熱く柔らかく、指を優しく迎え入れる。

 

しかし、すぐに締め付けてくる肉壁が、指を根元まで飲み込み、ぬちゅ……ぐちゅ……と粘つく音を立てた。

 

「もっと深く……俺の精を掻きまわせ」

 

ルシエルが視線を上げず、またぽつりと追加の命令を落とす。

 

その言葉に、リリアの指が反射的に奥へ沈む。

 

二本目の指を加え、ぐちゅぐちゅと掻き回すたび、朝の残滓が指に絡みつき、白く泡立った液体が溢れ出して、太ももを伝い、床にぽたぽたと滴り落ちる。

 

「くちゅくちゅって音が……あふっ……ンン……ぬるぬるで……指が……絡まって……」

 

リリアの声が震え、吐息が熱く混じる。

 

クリトリスを親指で擦りながら、中指と薬指で奥を掻き回す。

 

内部の肉襞が指に吸いつき、びくびくと痙攣するたび、蜜がさらに溢れ、指の間から糸を引いて床に落ちる音が、執務室の静寂に響いた。

 

レジナルドは変わらず報告を続けている。

 

第一従者(ヴァレット)の視線は書類に固定されたまま、微塵も動揺を見せない。

 

だが、その淡々とした声が、逆にリリアの羞恥を煽る。

 

「見られてる……レジナルドさんに……こんな音……聞かれてるのに……リリア……こんなに濡れて……ぐちゅぐちゅって……恥ずかしい……っ」

 

指の動きが速くなる。

 

くちゅくちゅ、ぬちゅぬちゅ……とはしたない音を立てて、リリアの腰が勝手に前後に揺れ始める。

 

奥を激しく掻き回すたび、体がびくんびくんと跳ね、甘い吐息が漏れ続ける。

 

 「はぁ……あっ……もう……絶頂(イキ)そう……ルシエルさま……見て……リリアの……お〇ンこ……指で……こんなに……えっちに……」

 

ルシエルはようやく視線を上げ、リリアの蕩けた表情と、指に絡みつく蜜の糸を、冷たく見下ろした。

 

「いいぞ……そのまま続けろ。俺が挿れるまで、お前の指で快楽を味わい続けろ……」

 

リリアの指は止まらず、執務室に響く淫らな音と、彼女の甘い喘ぎが、レジナルドの淡々とした報告に混じり合っていく――。

 

「討伐隊の成果ですが、辺境魔獣120体討伐に対し、死者8名、負傷者3名。うち2名は……残念ながら時間の問題かと存じます。

討伐隊長への褒賞および遺族補償は規定通り進めさせていただきます」

 

ルシエルは、静かに執務用のメガネを外した。

 

そしてリリアの髪を強く掴み、黒大理石の政務机に押し倒す。

うつ伏せに固定された白い尻に、すでに張り詰めた自身を一気に押し当て、そのまま最奥まで沈めた。

 

「ん゛っ……ん゛ん゛あああっ……!」

 

額を机に押し付けられたまま、リリアが呻きを漏らす。

 

ルシエルはリリアの髪を乱暴に掴み、震える首筋に唇を這わせ、強く吸い上げる。

 

激しく腰を打ちつけるたび、重厚な政務机がガタガタと淫らに揺れた。

 

「……後ほど、続きをお聞きになりますか?」

 

(そのまま続けてくれ)

 

念話で短く返すと、レジナルドは微かに頷き、報告を続けた。

 

リリアの体は前後に激しく揺さぶられ、結合部からじゅぷっ、じゅぷっと粘ついた音が響き始める。

 

彼女の蜜とルシエルの白濁が混じり合い、激しい律動で掻き回される下品で淫靡な音。

 

「あぁっ……! ルシエル…さま…っ! だめっ……えっちな音……出ちゃってる……レジナルドさん……聞かないで……いやぁ……恥ずかしいっ……!」

 

ルシエルは髪を強く引き、頭を反らせて唇を奪う。

 

歯がぶつかり合うのも構わず、深く舌を絡め、唾液が糸を引いて滴り落ちる。

 

「いいぞ、リリア……お前の膣奥(おく)がこんなにわなないて、俺の精を欲しがってる……そうだ……お前は俺のものだ…………」

 

小さな乳房が激しく揺れ、机に押し付けられたままの体がびくびくと痙攣する。

 

「は…いッ…リリアは…ご主人様のもの……お願い……ルシエルさま、このまま……リリアの膣内に……えっちな汁、いっぱい射精してっ……もっと……いっぱい白いの飲ませてっ……」

 

とろんとした瞳で懇願するリリア。

その言葉に、ルシエルは獣のような低い唸りを漏らし、最奥に叩きつけるように腰を沈め、大量の熱を解放した。

 

リリアもまたびくびくと激しく震え、甘い悲鳴を上げながら絶頂に達する。

 

「閣下(サー)、本日の報告は以上でございます。……本日も、私の務めを果たせましたこと、心より感謝申し上げます」

 

魔界の公爵家に仕える、このレジナルドは、れっきとした人間だ。

 

寿命は短く、魔力も持たず、ただの肉体と知性だけを武器に、ルシエルと個人的な契約を結び、この魔界の深淵に身を置いている。

 

彼が自らの意志で選んだ生き方は、生涯をかけて”黒い貴公子”ルシエルに奉仕(サーヴィス)すること。

 

だが、このところのご主人様(マスター)の性的な荒廃ぶりは、さすがに目に余るものがあった。

 

「……るしえるさま……まるで……獣みたいに……激しかった…………レジナルドさんが見てる前で……私……」

 

リリアはゆっくり体を起こし、太ももを伝う白濁を指で拭いながら、上目遣いでルシエルを見る。

 

その瞳は恥ずかしさと甘えで潤んでいた。

 

ルシエルは、汗を散らした髪を手櫛で軽く整え、レジナルドに視線を移した。

 

「私邸改修は前倒しで。アルフレッドとも予算を詰めておけ」

 

「承知いたしました。早急に手配いたします」

 

レジナルドは書類を閉じ、ほんのわずかに柔らかい微笑を浮かべた。

 

「閣下(サー)、午後の出廷まであと少しございます」

 

執務室の空気がまだ熱く湿ったまま、ルシエルはリリアを机から下ろし、襟を直しながら小さく息を吐く。

 

「……シャワーを浴びる」

 

「――今回は、できればお一人で。リリアを連れて行かれますと、どうしてもお時間がかかりがちですので……」

 

薄く棘を含んだ忠告に、ルシエルは視線を上げず、ただ短く命じた。

 

「お前も来い」

 

リリアの手を強く引き、奥のプライベートシャワー室へ連れ込む。

 

まだ、渇いている――

 

扉が閉まると同時に、熱い蒸気が立ち込め、水音が響き始めた。

 

熱いシャワーの滴りが裸の肌を濡らすと、二人は自然と抱き合った。

 

お互いの舌を深く絡め、唾液が糸を引きながら滴り落ち、湯気の中で溶け合う。

 

顔に降りかかる滴を、まるで獣のように舐め合った。

 

「……リリア、俺はもう何かがおかしくなっている。さっき出したばかりなのに、この昂りがおさまらない。いくらでもお前の膣内(なか)に出したくてたまらない」

 

彼の欲望への渇きを少しでも癒したくて、リリアは主人の首に縋りつき、口づけをねだる。

 

硬く屹立した肉棒(ペニス)を秘裂に押し当て、リリアは片足を高くルシエルの腰に絡め、自ら腰を沈めて最奥まで迎え入れた。

 

「んん……っ……」

 

ゆっくりと、しかし確実に奥まで埋められると、すぐに激しい律動(ストローク)に酔わされる。

 

シャワーの水音と、肉がぶつかり合う濡れた音が混じり合い、湯気の中でリリアの淡い乳首が尖り、淫らに揺れた。

 

「リリアの……中でぜんぶ……飲みますから……ご主人さまの射精したいだけ……してください……何回でも……わたしのなかに……射精(だ)して……いっしょに蕩けて…シャワー室で……立ったまま……」

 

甘い声で懇願する、リリアの膣壁がきゅうっと締まり、ルシエルをさらに熱く絞る。

 

限界を迎えたルシエルは、獣の咆哮を上げながら最奥に大量の熱を叩き込み、二人は湯気の中で激しく絡み合い、再び深い快楽の底へと沈んでいった。

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