※この作品はR-18です。

半血魔王のクロニクル ~黒き貴公子シリーズ総集編~   作:古弥須 凱

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25話 征服者

 

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夢の扉がどこかで、音もなく、しかし確実に開いた。

 

リーザは瞬間、体が凍りついた。

 

――ルシエルが、夢に入ってきた。

 

逃げなければ……あの子(ルーク)が教えてくれた秘密の隠れ場所へ。

 

長い回廊を下った、その先にある図書館の古い書架の奥、埃っぽい隠し扉。

 

そこに立っていたのは、あの黒い髪の少年だった。

 

壊れそうな脆さを持つ紫の瞳。涙の跡が頰に残り、唇が震えている。

 

「リーザ……ごめん……あいつが来るのを、俺は止められなかった」

 

声は震え、まだ幼さを残した少年のままの涙に、リーザの胸が、鋭く痛んだ。

 

たとえリーザが赦したとしても、ルークの胸の奥にはまだ、あの苦しみが生々しく残っている。

 

ルークはかけ寄り、その腕でリーザの頭を抱いた。

 

2人の背丈は、ほとんど変わらなかった。

 

震える声で、リーザにすがりつく。

 

「リーザ……俺は、怖いんだ。お前がどんどん、俺を嫌いになるのが……」

 

彼の悲しみに、胸がいっぱいになる。

 

「ルーク……私は貴方を赦したわ」

 

しかし、次の瞬間――

 

ルークの手が、リーザのドレスの胸元をまさぐり、強く掴みあげた。

 

布地越しにゆっくりと、リーザの乳房の豊かさを確かめている。

 

「ま、待って……ルーク……?」

 

リーザの声が震える。

 

ルークは顔を上げ、涙を浮かべたままやさしく微笑んだ。

 

「リーザ……俺を赦してくれてありがとう。

 

だから……今度は俺を、受け入れて……」

 

ルークの唇がリーザの首筋に触れ、吸う。

 

リーザの体がびくんと震える。

 

「いや……やめ、やめなさい……ルーク!」

 

ルークはやめなかった。拒むリーザを固く抱きしめたまま、強引に唇まで奪う。

 

(違う……これはルークじゃない……こんなこと……)

 

困惑のなかで、リーザの瞳はいつしか閉じ、ルークに吸われるまま舌を絡めていく。

 

「ハァッ……どうして……」

 

リーザが酸素を求めて呼吸しようとしても、黒髪の少年は許さなかった。

 

「逃げないで、リーザ」

 

リーザの頭を強く抱き、唇をこじ開け、甘く唾液を絡める。

 

まるで少年とは思えないほど貪欲に、リーザの舌を求める。

 

ルークの指がドレスの裾をたくし上げ、太ももを這い上がった、

 

「あ……」

 

へそ下をすりぬけて、その指先が秘部に触れた瞬間、リーザの腰が跳ねる。

 

すでに熱く濡れているそこを、ルークはその指で優しく、しかし執拗に撫で回した。

 

 

 

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「あっ……! ルーク……やめて……」

 

固く尖った陰核(クリトリス)を指先で嬲られると、からだの芯からぞくぞくと震えた。

 

ルークは姫の表情をたしかめながら、指をゆっくり挿入する。

 

「リーザの……ここ、もうこんなに熱いよ……俺のせいなの?

 

俺は……お前をずっと好きだった。あれからもずっとお前を思い出してたんだ」

 

熱く熱を込めた声で囁きながら、ルークはその指で激しくかき回す。

 

みだらな音を立てて、リーザの割れ目(スリット)から蜜が滴り落ち、腰が勝手に跳ねる。

 

「んんっ……! だめ……ルーク……」

 

ルークはリーザを床に押し倒し、勢いのまま覆い被さる。

 

リーザの胸を揉み、乳首を舌で転がしながら、もどかしそうに衣を解く。

 

腰を沈めて一気に貫いた。

 

「あぁっ……!!」

 

リーザの背が反る。

 

少年の姿をしたルシエルが、ルークとして、リーザの奥深くまで入り込む。

 

涙を浮かべていた幼さは消え、ルークは少年の姿のままで激しく腰を上下し、なまなましく突き動かす。

 

「リーザ……好きだよ……俺……お前を……ずっと……」

 

リーザの柔らかな襞肉が与える快楽に喘ぎながら、一気に根元までえぐる。

 

「リーザ、もう一度言ってくれ。俺を赦すと。頼む、繋がったままで聞きたいんだ。俺を赦す、と言ってほしい」

 

リーザの体がびくびくと痙攣し、蜜が溢れ続ける。

 

「ルーク……どうして……」

 

リーザは早くなる吐息の中で、力無く抗う。

 

しかし繋がったまま、ルークから与えられる快楽が体を熱く溶かし、ルークと一つになったまま離れられなかった。

 

「俺を赦すと言って、リーザ……」

 

少年の腰づかいはより残酷に、うねりながらリーザを突き動かしていく。

 

「……ゆ……るすわ……」

 

リーザの声は途切れ、かすれる。

 

彼女は美しい眉を歪めて、声を絞り出した

 

「あ……あなたを赦すわ……ルーク……」

 

ルークはなおも律動を強めながら、うわごとのようにリーザの耳元で囁いた。

 

「今の俺は……化け物だ。でも……お前は赦してくれた。

 

お願いだリーザ……俺を全部受け入れて……俺の魔精でお前を満たしてあげる。

 

リーザ、俺の胤(たね)を宿して……俺たちの子を産むんだ」

 

「あ……だめ……ルーク……」

 

リーザの拒む声は弱々しく、女としての本能が、ルークから迸る精をを求めている。

 

「リーザ……リーザ……俺を受け入れてくれ。何度でも……」

 

「あぁぁっ……! ルーク……いや……っ」

 

リーザの体が痙攣し、意識が遠のく。

 

ルークは心底から湧き上がる快楽に身を震わせながら、最後の魔精を奥深くに叩き込んだ。

 

荒く呼気を乱しながら、そのまま力なくぐったりと、少年はリーザの胸の中に倒れ込んだ。

 

「ルーク………貴方とこんなことになりたくなかったわ…でも私は赦してしまった……

 

もうこのまま私の夢から立ち去って。

 

――私のことはもう忘れてほしいの」

 

性愛の悦びを、リーザは確かに感じてしまった。

 

ルークの孤独を身体で受け止めながら、リーザ自身の孤独を彼に委ねたのがわかった。

 

「……俺はいやだ、リーザ」

 

次の瞬間――

 

ルークのなかから、幼さだけが消え失せた。

 

ふたたび、彼がその紫の瞳を開いたときには、その容貌は美しい魔王のそれへと変わっていた。

 

リーザを組み伏せているのは、まぎれもなくルシエルその人だった。

 

「いや……っ」

 

「お前の知っているルークはもういない。……もともといないんだ、リーザ。お前が赦したのは、俺自身だ」

 

ルシエルは、拒絶にひきつるリーザの唇に、強引に自分のそれを重ねた。

 

冷たく微笑みながら、再び容赦なく腰を打ち付ける。

 

リーザの体を徹底的に、情け容赦なく犯し始める。

 

リーザは涙を流しながら、ルシエルに貫かれるままになる。

 

「……ひどい……貴方を赦した覚えなんてない」

 

ルシエルは動きを止めない。

 

「だが今こうしてお前は甘く蕩けている――息を乱して、わなないている」

 

「……勝手な理屈だわ」

 

彼の与える圧倒的な悦びに悶えながら、淫らな声を上げて、リーザはルシエルにしがみつく。

 

高まり、燃え、溶ける――何かにつかまっていなければ、堕ちる――――

 

子宮の奥が熱くのたうつように蕩ける。

 

ルシエルを求めている――美しい悪魔の精液に満たされたがっていた。

 

彼の名前を叫ぶたび、黒い貴公子は激しく吠えて彼女を貫く。

 

リーザはほとんど意識を失いかけていた。

 

熱い……ただ熱かった。

 

呼吸が燃え、吐息が蕩ける――。

 

ルシエルの唇に求められるまま、舌を絡め、唾液を啜り合った。

 

「……リーザ、俺のものになれ」

 

リーザは答えなかった。

 

ルシエルの低い声に責められながら、リーザは高まりを堪える。

 

ただ快楽の叫びに身をよじらせ、内面でルシエルを締め上げることで拒んだ。

 

「リーザ、俺を愛するだけでいい。そうすればすべて、叶えてやる。言え、俺を永遠に愛すると」

 

「貴方は可哀想なひとだわ」

 

リーザの肢体は汗ばみ、蕩け、ルシエルの与える凄まじい快楽の所有物となっていた。

 

何度も絶頂に至りながら、乱れる――。

 

「今日は肉体だけを貰っていく。それだけでも、俺は昂まる――」

 

四つん這いにされたリーザは、獣のような姿態のままで貫かれた。

 

「あぅッ……いやっ!こんなの――」

 

長い金髪をルシエルの手に掴まれ、まるで鞭打たれる牝馬のように荒々しく、ルシエルの激しい律動に晒される。

 

昂るままにルシエルが白い尻を平手で打ち、リーザはわなないた。

 

ルシエルに後ろから犯されながら、リーザは自分の前に立っているもう一つの影に気づく。

 

そこにいるのは、ルークだった。

 

彼は欲望に疼く、ルシエルと同じ紫の瞳でリーザを見下ろしていた。

 

少年の姿のもう一人のルシエルが、その臍まで反った陰茎(ペニス)を、リーザの唇に押し付けてくる。

 

「リーザ、そのまま咥(くわ)えて。俺を飲み干して」

 

ルシエルが後ろから髪を強く引いた。

 

白い首が持ち上がり、強いられるままに自然と唇が開く。

 

リーザは喉奥までルークの律動を受け入れながら、ルシエルの与える激しい快楽に蕩け、ただ……身を委ねた。

 

突き上げられ、押し付けられ、粘膜を犯される――

 

これは夢だとわかっている。

 

リーザは激しく悶え、男たちの腰の動きに導かれるままに声をあげて乱れた。

 

初めて経験する――女としての悦びに狂い、泣き叫び、喘いだ。

 

痛いくらいに締め上げられて――ルシエルも天を仰いだ。

 

ルークが、先に精を放った。

 

ガクガクと腰を震わせながら、リーザのできるだけ深いところを求め――最後の一滴までそのまま飲ませた。

 

同時に、ルシエルがリーザの首筋に歯を立て、強く吸う。赤い痕を残しながら、耳元で冷たく囁く。

 

 

 

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「お前の肉体は、もう俺のものだ……」

 

涙と唾液にまみれ、長い金髪を乱したままのリーザが答える前に腰が勝手に跳ね、連続で絶頂が襲う。

 

「んんっ……! いや……だめ……お願い……もう許して……」

 

リーザは朦朧としながら、何度も快楽のままに腰を振り、乱れた。

 

ルークはリーザの胸に顔を埋め、乳首を強く吸う。ルシエルは後ろからねじ込むように沈め、根元まで一気に貫く。

 

「あぁっ……!!」

 

リーザの背が反る。

 

二つの欲望が、リーザの体を代わる代わる貫き、開き、弄ぶ。

 

「リーザ……お前が好きだ……」

 

ルークの声が喘ぎながら響く。

 

「俺たちを……全部受け入れろ。リーザ」

 

ルシエルの冷たい声が耳元で囁く。

 

二つの欲望が交互に、容赦なくリーザを貫く。

 

前から喉奥を犯され、後ろから子宮口をえぐられるたび、蜜が太ももを伝い、床に滴る。

 

最初は抵抗の叫びだった声が、次第に甘い懇願に変わる。

 

「あぁ……ルーク……ルシエル……」

 

名前を呼ぶたび、腰が勝手に沈み、締め上げる。

 

もう限界だった。

 

「いや……ルシエル……やめて……」

 

しかし体は正直に熱を帯び、ルシエルにしがみついてしまう。

 

「ひどい……あなたを……憎むわ……」

 

でも声は弱々しく、腰が勝手に動いてしまう。

 

「……もっと……壊して……」

 

涙を零しながら、リーザは自らルークの背に爪を立て、ルシエルの腰に脚を絡めた。

 

「いや……もっと……もっと……!」

 

リーザは息を走らせながら、ルシエルの低い獣のような唸り声を聞いた。

 

「あぁぁぁっ……! だめぇ…………!!」

 

リーザが堕ちる――

 

ルシエルから迸る大量の魔精が、リーザの膣内にどっと熱く注がれる――。

 

声をたてず絶頂に達したリーザの体がびくびくと痙攣し、意識が遠のく。

 

夢の図書館に、甘い喘ぎと魔力の脈動が満ちる。

 

悪夢はいつまでも、閉じなかった。

 

ルークとルシエルの声が重なる。

 

「この夢は終わらない。お前が俺を愛すると決めるまで、幾夜でも続く――」

 

リーザの意識が遠のいても、白く剥かれた裸身は、徹底的に、情け容赦なく犯され続けた。

 

そして最後に、ルシエルはリーザを抱き寄せ、長い接吻(くちづけ)を彼女に与えた。

 

「……お前は初めて、俺のものになったぞ、リーザ」

 

ルシエルは美しい獲物を抱き、ついに手に入れた、己の勝利に酔いしれていた。

 

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