半血魔王のクロニクル ~黒き貴公子シリーズ総集編~ 作:古弥須 凱
プロローグ 前編「黒き貴公子の愛玩双子」
広大な儀式広場は、星のない闇に覆われていた。
赤い魔力の燭台がゆらゆらと無数に浮かび、人間界の寂れた古城を包む闇の中に、不吉な血のような光を降らせている。
魔界全土に生中継されているこの一大イベント……「サバトの花嫁狩り」。
司会者の甲高い声が響き渡る。
「眠れる美女・プリンセス・ルイーゼが、いよいよ祭壇に捧げられております!!
なんという白い肌! その美しさ! まさに清らかな処女そのもの、真珠のような気品!
彼女が今夜、サバトの供物として捧げられるのです!!」
数千の悪魔が広場を埋め尽くし、興奮と欲望が赤黒い熱波となって渦巻く。
巨大スクリーンにリーザの裸体が映し出され、歓声と口笛が爆発的に沸き起こった。
彼女の傍らには――魔界の帝王であるサタンの嫡子、アスモデール王子が立っていた。
冷たい笑みを浮かべながら、祭壇のリーザをじっと見下ろした。
その顎を掴んで顔を上げさせる。
「う……」と、小さく姫君は呻いた。
気を失っているリーザの唇を、そっと親指でなぞり、ゆっくりと囁くように声を落とす。
「さぁ、はじめようか……美しい姫君」
リーザの白く薄い腹を、そっと撫でまわす。
淡く色づいた割れ目の上……リーザの子宮の位置を想像しながら確かめていた。
「なんと小さな、そして愛らしい器官だろうな。
せいぜい、奥まで咥え込んで俺を楽しませることだ」
残酷な睦言を、気を失っているサバトの花嫁に投げかけたアスモデールは、もう一度、芝居掛かった動作で観衆の方に向き直った。
「見ろ、魔界の民よ。今こそ、この姫君を永遠に我が物としよう!!」
狂気とも呼べる
美しい人間の姫君――リーザの白い裸体が、ただ冷たい祭壇に横たえられている。
彼女の恋人である、若き魔王・ルシエル卿は、まだこの古城へ現れない。
しかし悪魔の饗宴――
サバトは今まさに、清純な人間の姫君リーザを凌辱し尽くす儀式としてすでに始まっていた。
*
運命のサバト、その数か月前の魔界の深部。
偉大なハデス公爵が治めた、もっとも暗い場所にある広大な領地に、その屋敷はあった。
すでに隠居したハデス公の嫡子であり、その爵位を継いだ貴公子、ルシエル。
彼の寝室は、その屋敷のもっとも人気のない、北の外れに位置する。
――静かで、冷たくて、どこまでも淫靡な暗い部屋。
完璧な檻のような彼の
ぴちゃ……ぴちゃ……。
彼の膝にすがりついた、可愛らしい淫魔のふたごの少女の名は、リリアとソフィア。
濡れた小さな2枚の舌が、エロティックにうごめき、左右から若き魔王のそそり立つペニスを舐め上げている。
2匹の小悪魔たちの白い尻。
しなやかに黒く伸びた淫魔の細尾が垂れ、その性的な興奮を示すように、ぴくぴくと蠢いていて床を打っていた。
ルシエルは、自分の零れ落ちた精から生まれた双子――
生真面目なリリアには、その頑なさをほぐすような、甘いキスと優しい愛撫を。
わがままで、甘えたがりのソフィアには、欲望の思うまま、彼の嗜虐心を向けて育てた。
彼の欲望の迸りを、舐めすすることで生きるサキュバスのふたご。
魔王の精液の、その濃厚な匂いの虜になり、常に喉を鳴らして欲するようになっている。
彼が、はからずも漏らした魔精の滴りから生まれた、小さく愚かな
それが、リリアとソフィアの正体だった。
ルシエルの冷たい声が響くたび、二人の可愛らしいサキュバスは体を震わせた。
気の向くままに、魔精を子宮まで注がれ、絶頂しながら成長しつづけてきた。
「む……、んぐっ……ンン……」
部屋を満たすみだらな音は、黒い貴公子への口奉仕からだけではなかった。
リリアもソフィアも、必死にルシエルの射精の瞬間を奪い合おうとするだけでなく。
両腿に挟んだ、その指先を陰部にこすりつけ、己を慰めている。
「もっと強く……お前たちは俺の精でしか生きられない……しっかり啜れ」
「はひ……るひえる……はま……」
交互に、主人の股間に顔を埋める少女たちを、面倒そうに見降ろしていたルシエルは、おねだりの甘えた表情で彼を見上げるソフィアの桃色の乳首をギュッと摘まみあげる。
「んぐッ、痛ぁい……! そんなに強くしたら、ソフィアのおっぱい……ちぎれちゃいます」
その熱く、焼き切るような乳頭の痛みに、ソフィアは悲鳴をあげた。
「ほら、リリアを見てみろ。サボらずに、こんなに喉奥まで俺のものを咥えてる。
ああ……もっとだ……もっと喉の奥で受けろ……」
残酷な欲求で、生真面目なリリアのか細いうなじを両手で掴み、激しく奥へ突き入れていく。
「ンンンッ……グッ」
喉奥いっぱいに押し込まれた、その肉棒の圧迫に、リリアは小さな涙をながして耐える。
「苦しいか、リリア。すぐ俺のを飲ませてやる。さぁもっと……もっと頭を振れ」
ちゅっちゅっと、ペニスの先端に溜まる透液を吸い上げ、リリアがいよいよ性急に、頭を振って主人の欲望に応える。
獲物を横取りされた気持ちで、すっかりいじけてしまったソフィアは、彼女らしい自分勝手さで、奉仕中の姉むすめの股間を、後ろからまさぐり始めていた。
「やーん、リリアったら、ご奉仕しながらすっごく感じてる♡
クリちゃんをこんなに尖らせて……」
(だ、だめ……!ソフィア、今はだめ!そこは弄らないで!)
声にならない、拒絶の声をあげるリリアは、ルシエルに助けを求める視線を送る。
しかし、奉仕の快楽に酔う若い魔王の冷たい瞳は、少しも光を変えない。
「ほーら、もう我慢できないんでしょ。膨らんで……すごっ♡
もう、にょきにょき生えてきちゃってる……リリアのおちんぽ……」
残酷な光を瞳に宿したソフィアが、引き出したそれは――
屈辱と快感に涙をこぼしているリリアの普段は魔術で封印されている
少年のように、生生しく反り返った白い陰茎だった。
リリアの美しい少女の肢体――ふっくらとした乳房、細い腰、うるんだ青い瞳――に加え、下腹にそそり立つ未熟ながらも熱く脈打つ陰茎。
普段は魔力で隠しているが、興奮するとリリアの脆弱な妖術では抑えきれない。
硬く膨張してしまう”それ”は、しばしば野放図なソフィアの、淫欲の餌食となる。
「くすくす……♡こんなにお腹まで反り返ってる」
サキュバスとしての”出来損ない”であることを示す、その部分。
――半陰陽のペニス、その欲望の高ぶりを、ルシエルに晒されることをリリアは恥じていた。
嫌いやと首を振ろうにも、ルシエルの力強い両手に頭を掴まれたままでは、成すすべもない。
リリアは若き魔王への
(……ソフィアのばか……!ルシエル様の前で、こんな事しないで……!)
口を利けないままのリリアだが、その高揚はもう隠すことが出来ず、ルシエルと同じ射精の頂きへと駆け上がっていく。
ソフィアの細い指先が、半陰陽の悪魔だけがもつ、未熟なペニスを容赦なくしごき上げるたび、リリアの腰が小刻みに震え、黒い尻尾が床を叩くように激しく痙攣した。
(やッ…ダメぇ……そんなに強く、おちんちん擦らないでぇ……!
ルシエル様に見られてるのに……こんな出来損ないの部分、晒したくない……!)
ソフィアの指の腹で、カリ首をこすられるたび、鋭い電流のような快感が下腹を貫いていく。
先端の鈴口から、ぴゅっと飛び散るように、透明な我慢汁が噴きだして、ソフィアの指をべっとりと濡らし、滑りを増してしまう。
その液滴は熱く、ぽたぽたと粘つく感触で、リリアの内ももを伝い落ちていく。
「あーん、リリアのちんぽ汁、もぉとろとろに垂れてるぅ♡……ガマン限界ってかんじー♡
出来損ないのサキュバスなのに、こんなにカチカチに勃起しちゃって♡……ルシエル様に笑われちゃうよぉ?」
ソフィアは楽しげに囁きながら、わざと律動を遅くしたり、速くしたりして、リリアを焦らす。
ゆっくりと根元から先端まで這い上がるようなしごき方だった。
射精欲をじわじわと煽り立て、突然キュッと強く握りしめて、カリを捻るように刺激する。
さらに過激に、ペニスの根本から先端までをねじり上げ、痛みと快楽を混ぜて、リリアの神経を焼き切る。
(あン……! そこ、だめっ……!……気持ちよすぎて、おかしくなっちゃう……!
おちんちん、熱くて溶けそう……だけど………もっとしごいてっ………リリアのえっちな白い液…根元からしごき出して……ぇ)
リリアの瞳に涙が溢れ、甘い吐息が漏れ出す。
喉奥まで、ルシエルの肉棒を押し込まれたまま、息も絶え絶えに耐えているのに――
下半身の快楽は容赦なく膨張するばかりだ。
腰が勝手に前後に揺れ、まるでソフィアの手に犯されているような、屈辱的な動きを繰り返す。
「ほーら。しこしこ♡しこしこ♡ちんぽキュッ♡キュッ♡
もっと汁出しちゃえ♡ぴゅっぴゅっって噴き出させて♡
このままリリアの恥ずかしい、おちんぽのミルク、床にぶちまけちゃお?」
ソフィアの甘く、残酷な言葉責めが、リリアの心を抉る。
彼女はさらに指を増やし、親指で鈴口を強く押し潰しながら、他の指で竿を高速でしごく、動きをやめない。
人間界のどんな場末の娼婦でも知らないような、みだらな指技を、このサキュバスの片割れは生まれながらの性質で、すべて知り尽くしていた。
痛みが快楽に変わり、リリアの視界が白く霞む。
尿意のような、切迫した我慢の波が下腹を襲う。
(もう……もうダメ……! おちんちん、熱くて……先っぽがビクビクして……
射精寸前の疼きが下腹に溜まり、まるで熱い湯が吹き上がるような、残酷な快楽が押し寄せてくる。
リリアは、必死に腰を引こうとするが、ルシエルの手で頭を固定されたまま動けない。
ソフィアはそれを見抜いたように、指の動きをさらに巧みに変え、一瞬動きを止めて寸止めを繰り返す。
――1回、2回、3回……射精の波を無理やり押し戻され、リリアの身体がびくんびくんと大痙攣を起こす。
「だめだめぇ♡ まだ
ルシエル様の
ルシエル様のお部屋の床に
出来損ないのサキュバスだって♡」
(そんな……そんなの無理……! もう限界……!
おちんちん蕩けちゃう……おちんちん
「しこしこ♡しこしこ♡
ほらもう出ちゃいそう……リリア、お汁をぴゅっぴゅ~して♡ はーい、ぴゅっぴゅ~♡」
リリアの視界が揺れ、涙が頬を伝った。
喉の奥でルシエルの肉棒を咥えたまま、くぐもった喘ぎが漏れ出す。
美しい横顔が、苦痛と快楽に歪み、かわいらしい妖魔の尾が床を叩きつける音が部屋に響く。
「んんっ……! んぐぅっ……! ふぅんっ……!」
――そして、ついに耐えきれず。
(だめ…… もう……!
ああ――
思考を放棄したリリアがその指責めに負け、情けなくピュッ、ピュッと白濁を床に精を漏らしはじめたその瞬間――
ルシエルは腰を激しく振るわせ、すさまじい量の魔精を、小悪魔の口内に放出しはじめた。
びゅくびゅくと震えるそれから放たれた白濁の粘水が、リリアの喉奥へ注ぎ込まれる。
(ああ……どくどく出てる……ルシエル様の精液……濃くて……甘くて……)
リリアは涙を浮かべながら、こくんこくんと子猫のように喉を鳴らして、ルシエルの魔精を飲み干していく。
その股間に力なく張り付いていた半陰陽の控えめなペニスはみるみる縮んでいき、もとの可愛らしい少女の
ぐったりと力なく崩れ落ちたリリアを横目に、さんざんに彼女甘くいじめ抜いたソフィア。
彼女はわざと、ぷぅっと可愛らしく頬を膨らませて、ルシエルに甘えかかる。
「もお、ずるぅいぃー♡いっつも、リリアばっかり、いっぱいルシエル様のせーえき飲んでるぅ……!」
そして、立場をわきまえない馴れ馴れしさで、汗に張り付いた髪をかき上げたサキュバスは、若き魔王にしなだれかかってきた
ルシエルの瞳に宿る冷たい光は少しも変化がないが、この可愛らしくも無礼な
「ね、ルシエルさまぁ……まだ夜は長いですぅ♡」
天真爛漫な淫魔の少女は、恥ずかし気もなく、うすい腹を突きだし、ぬるぬると濡れそぼった淡く色づいた
「今度わぁ、わたしの
おのれの主人の首にか細い腕を巻きつけると、その耳朶にふぅっと、生温いため息をもらしながら、蠱惑的に微笑む。
「ルシエルさまに抱っこしてもらうとぉ、ソフィアのお腹んとこ、なんだかキューン♡ってなっちゃうの」
平たい腹をぺろん、と露わにして、ルシエルの指先を誘う。
ゆっくりとその下へ。
淫魔の
可愛らしく尖った蕾までを無防備にさらけ出して――
「あ…ふ…♡くちゅくちゅ…して…
もっと…音するくらい…そぉ♡気持ちいい――あン…あンン…お股くちゅくちゅ…されるの好きぃ…♡」
「子宮が、疼くか?」
「…そーゆぅ難しいことば…わかんない…ソフィア、馬鹿だもんっ」
「わからせてやる…」
舌と舌を絡め、熱く糸を引く唾液を、音を立てて啜り合う。
その少女、若き魔王の
ルシエルは、ソフィアの華奢な体を抱き上げ、座ったまま対面位で彼女を自分の膝に跨がせる。
小さな秘部が、じっとりと蜜をためているのがわかる。
ルシエルはまた硬さを取り戻しつつある、屹立した男根を、ソフィアの小さな膣口にぐっと押し当てた。
「あ…ン…♡」
甘い声をあげて、ルシエルの熱く脈打つ男根を優しく迎え入れる。
ソフィアの膣襞が絡みつき、熱い締めつけが、ルシエルを甘く溶かす。
「きついな…」
その感覚を味わうように、一度ぐっと顎をそらした淫魔の飼い主は、そのまま残酷に腰を突き上げはじめる。
汗だくの体が絡み合い、互いの肌が滑り、熱い息が混じり合いーー。
対面位のままで激しく抱き合い、下半身を打ち付け合い、肌と肌がぶつかる湿った音が響く。
激しく腰を打ちつけられて、可愛らしい淫魔は、ふくらみかけの乳房を上下に振り立てながら腰を振った。
「あ…ンッ♡すごい…みっちゃく…してるぅ♡
ルシエルさまとソフィア…みっちゃくしてるよぉ…!」
その接合部にねじり込まれる、激しい
「クンクンとかわいい鳴き声だ、いいぞ、鳴くたびに
「…あ♡ゥッ、…ルシエルさまぁ、気持ちいい…♡おまンこ…気持ちいいよぉッ」
「いいぞ…もっと…締めろ…」
「おちんちん硬ぁいよぉ…♡…カチカチすきぃ…硬ぁいのすきぃ…♡」
もう焦点も合わないとろんとした瞳で、ソフィアはその幼さに似つかわしくない激しさで、か細い腰を振り立てる。
「もっと
ンンッ!…あンっ…もっと…もっとおまンこぐちゅぐゅして……
だめ…
「おおッ…そう締め上げるな…痛いくらいだ…」
うつむいて快感をこらえる、ソフィアの背から尻までをきつくかき寄せる。
いよいよ彼女の花芯の奥をめがけて、引き金を絞りそうになる。
もう、そう長くは保ちそうになかった。
「…
「はァっん!飲みたい…のませて下さぁい…!
ご主人様のおちんぽミルクぅ…ソフィアのおまンこの奥で飲みたいのぉ…っ!!
ごくごくッて膣奥でっこぼさず飲みたいのぉっ…
ねっ♡はやくっルシエルさまのミルク♡おちんっ…ンンっおちんぽからミルク出してぇ…っ!
いっぱい一杯♡ソフィアのちっちゃい、おまンこで飲みきれないくらいのっ、濃ゆいせーしっ♡おちんぽからくださいっ♡
あふっ…くださいぃっ!せーしのミルク、奥っ…もっと奥ぅ…にかけてェっ♡
あーーー♡ーーーーー♡イくっ♡せーしっ♡せーし奥に
イくっ♡イくっ♡
ルシエルは、喉奥を詰まらせるように呻いた。
そのまま、可愛らしい淫魔の仔の膣内に、どくどくと熱い白濁を放った。
「ああん……出てる……すっごい熱いの……おちんぽの汁飲まされてるぅ……」
ソフィアは、ふくらみかけの乳房をせわしく上下しながら、小さく舌を覗かせて喘いでいた。
「ルシエルさま……♡ソフィアのおまンこ……すっごく気持ちよかった♡」
下半身でつながったまま、彼女の冷酷な主人の胸に甘え、身をすり寄せていた。
(後編につづく)