半血魔王のクロニクル ~黒き貴公子シリーズ総集編~ 作:古弥須 凱
レジナルドの血で染まったまま、ルシエルは彼の腕の中にいる、昏睡したリーザを強く抱き締めた。
彼女は青ざめて弱々しく、一人の傷ついたか弱い乙女にしか見えなかった。
「この女を傷つける者を、私は許さない」
ルシエルの紫の瞳は血に濡れ、彼を構成する魔力が黒い炎のように渦巻いていた。
リーザの体は熱く、彼女の心臓の鼓動が彼の胸に伝わる。
かろうじて、彼女がサバトの「供物」として、残酷な死を迎える前に間に合った。
今は何よりも彼女の
突然の不意打ちに吹き飛ばされたアスモデールは、ゆっくりと身を起こした。
そして、嘲笑うように唇を歪めた。
「ルシエル卿、お前は何を勘違いしているのだ?」
突然、ルシエルの体にものすごい圧力が瞬時に加わった。
空気が凝縮し、爆発するような力――それはアスモデールの純粋な魔力だった。
ぶしゃあ……ッと音を立てて、ルシエルの左腕が肩から弾け飛ぶ。
肉と骨が裂け、血が噴き出し、支えるものを失ったリーザの身体が地面に転がり落ちた。
「ぐっ……!」
ルシエルは膝をつき、リーザをもう一度、残った右手で抱き寄せた。
左腕の断面からボトボトと大量の血が流れ、床を赤く染めていく。
彼は即座に治癒魔法をかけ、傷口を塞ぐ。
再生するはずの肉は戻らず、痛みが引かない。
レジナルドに与えた大量の血液が、ルシエルの魔力を大幅に消耗させていた。
アスモデールはゆっくり立ち上がり、冷笑した。
「ふん、
アスモデールは、サタン帝王の側室が産んだ9番目の子だった。
しかし、8人の兄と姉をその魔力ですべて弑逆し、帝王の後継者として、なるべくして嫡子となった男だった。
その魔力はルシエルとは格が違う――純血の魔王の血が、空間そのものを支配するほどの力を持っていた。
ルシエルはリーザを抱き直そうとするが、わずかに彼女を傾けただけだった。
それでもその紫の瞳を鋭く輝かせて、アスモデールを睨みつけた。
アスモデールは余裕の笑みを浮かべ、指を軽く鳴らした。
「もう一度だ……散じよ」
今度は腹部に大量のエネルギーが集中した。
ルシエルの体が内側から爆発するような痛みに襲われ、リーザを残して犠牲台から吹き飛ばされる。
壁に激突し、血を吐きながら倒れ込む。
リーザの体は犠牲台にふたたび転がり、額を打った彼女の金髪が血に濡れる。
ルシエルは這いずりながら彼女のもとへ戻ろうとするが、体が動かない。
アスモデールの魔力が、ルシエルの力を遥かに上回っていた。
「ルシエル卿、お前はいま自分が何をしでかしたのか、本当に理解しているのか?俺を主とする厳かなるサバトを汚したのだぞ」
アスモデールはゆっくりと段下のルシエルを見下ろして、嘲るように言った。
「お前のような者が、公爵を名乗ることがそもそも間違っていた。
……しかし、俺から二発喰らって、まだ生きているのが不思議だな。アギーレはおるか」
アスモデールは、彼の腹心の部下に呼びかけた。
「お側に……」
アギーレは主の意を汲み、無言で手を掲げる。
空が突然暗くなり、虚空から産み出された、大量の小隕石が召喚される。
それこそ、リリアと
凄まじい量の燃える岩塊が、弾丸となって轟音を立てて降り注ぐ。
「くそっ……!」
ルシエルは瞬間、かろうじて
一枚では破れる……。
気づいてルシエルはさらにもう一枚、青く輝く障壁を張って直撃を避けようとする。
だが、メテオの数は多すぎ、その衝撃は強すぎた。
バリアが軋み、幾つかがすり抜け、彼の腹部と脚を直撃する。
「がァッ……!」
激痛が体を貫き、ルシエルは膝を折りって倒れ込む。視界が赤く染まる。
アギーレは無表情で手を下ろし、アスモデールに頭を垂れる。
ただ彼のすべき事を為した、といった風情だった。
ルシエルは血を吐きながら、まだ力を失わない紫の瞳をぎらつかせて、生贄台を見上げた。
しかしもう、彼に残された力が何も無い――。
*
サバト会場の巨大スクリーンは、今や混乱の極みにあった。
貴賓席の令嬢たちは息を呑み、観客席の魔族たちはざわめきを抑えきれず、互いに顔を見合わせている。
画面の中では、全身血まみれのルシエルが片腕を失ったまま膝をつき、血反吐を吐いて動けない。
観客の反応は、完全に凍りついていた。
「…………何だ、これ?」
「ルシエル公爵が……アスモデール殿下に……?」
「いや、待て。あれはフォルネウス男爵の演出だろ? 生贄を奪う芝居で……」
ざわめきが徐々に広がり、誰かが立ち上がり、誰かが座り直す。
誰もが「これは本気なのか?」「ルシエル公爵が本当に罰せられているのか?」と理解できず、困惑だけが会場を支配していた。
司会者の甲高い声が、震えながらスクリーンに響く。
「え、えっと……皆様! どう言う事なんでしょうか、これは……!」
彼は慌てて台本をめくり、喉を詰まらせながら言葉を紡ぐ。
「フォルネウス男爵による、ある意味……
とにかく、ルシエル公爵がアスモデール殿下に不敬を働き、今まさに無惨に罰を受けているようです!
これは……これは……!」
声が上ずり、言葉が途切れる。
司会者は笑顔を無理に貼り付けようとするが、顔が引きつっているのが画面越しにもわかる。
観客席からは、嘲笑とも怒りともつかないざわめきが上がる。
「不敬? ルシエル公爵が?」
「アスモデール殿下に? いや、ありえねぇだろ……」
「でも見てみろよ、あれ怪我とかいうレベルじゃねぇし……演出じゃねぇぞ」
「生贄を奪おうとして失敗したって……マジかよ」
顔を青ざめた貴賓席の令嬢たちも、息を殺してスクリーンを見つめている。
誰もが「これは現実なのか?」と、理解できないまま、固まっていた。
アスモデールはゆっくりとルシエルに近づき、冷笑を浮かべる。
「
アスモデールはリーザの長い金髪を掴み、強引に引き起こした。
痛みに呻くリーザの、傷だらけの白い裸体が、再び観客の前に晒されている。
ルシエルは血を吐きながらも紫の瞳をぎらつかせて睨み返す。
「やめろ……リーザを傷つけるな……」
その言葉に、アスモデールの嘲笑がさらに深くなる。
「傷つけるなだと……?今まさにこの
ルシエルの見ている前で、彼女の片足を持ち上げてやると、リーザ姫の膣口はトロトロと魔性の
再びアギーレが手を掲げ、
群衆の前で、無力に倒れた公爵が打ちのめされ、貫かれ、血反吐を吐いてのたうち回る。
会場は、完全に静まり返っていた。
誰もが、理解できないまま――ただ、息を殺してスクリーンを見つめていた。
アスモデールは、ぐったりと力無く首を垂れているリーザを膝の上に載せたまま、生贄台の上から退屈そうに、ルシエルを見下ろしていた。
「俺にはわからない。なぜお前がこんなことをしでかしたのかが。
――狂ったのか?
とにかく、常軌を逸している。アギーレ、お前はどう思う?
なぜこいつはこんなことをする?」
アギーレは被りを振った。
「きっと錯乱しているのでしょう。彼の立場では考えられないことですから。速やかにご処分して然るべきかと」
「自分の生命を捨てて、この人間の女を救おうとしている。
確かにこれは美しいが、そこまで価値のある女なのか?俺には快楽の道具でしかない。使った後は引き裂くだけだ」
「彼は半分、人間ですから、私たちには理解できない価値観があるのかも知れません」
「こいつは、いつも問題を起こす」
アスモデールは心底、見下した様子でルシエルに向かって吐き捨てた。
「こいつが美しいのは、見栄えだけだ。中身は魔界のどんな汚穢よりも価値がない。卑怯で、無力で、惨めな……ただの負け犬だ」
*
アスモデールは、心底呆れたと言う表情で、膝の上に載せたリーザをもう一度ゆっくりと犯し始める。
長い陰茎を見せつけながら、ゆっくりと上下させていく。
ルシエルは直視できない。
「ふん……みじめだな、負け犬公爵」
アスモデールは嘲るように唇を歪め、リーザの細い腰を両手でがっちり掴んだまま、ゆっくりと腰を沈める。
ぐちゅ……と湿った音が響き、リーザの膣内が再び魔性の肉棒に抉られる。
彼女の体は昏睡したまま微かに震え、熱く火照った肌がアスモデールの冷たい掌に吸い付くように密着する。
長い陰茎が根元まで埋まり、子宮口を押し上げるたび、リーザの腹部がわずかに膨らむのが見て取れた。
トロトロと白濁の残滓が結合部から溢れ、太ももを伝って滴り落ちる。
アスモデールはそれを意図的に見せつけるように、リーザの片足を大きく広げ、ルシエルの視界にすべてを晒した。
「見てみろよ、ルシエル卿。お前の大事な『乙女』は、もう俺に全てを捧げ尽くしている。
お前には何も残っていない。全て、このアスモデールが喰らい尽くした後だ。
この蜜壺は、俺の精液で満たされるのがお似合いだ」
ゆっくりと、しかし確実に腰を振り続ける。
ぬちゅ……ぬちゅ……と卑猥な音が会場に響き渡り、アスモデールに貫かれてぬらぬらと照り濡れているリーザの局部が、巨大スクリーンにまで拡大されて映し出される。
観客席からは息を呑む音すら聞こえなくなり、ただ静寂と凍りついた視線だけが残った。
ルシエルは血を吐きながら、這いずるように体を起こそうとする。
残った右手で地面を掻き、失った左腕の断面からまだ血が滴り落ちる。
紫の瞳は燃えるようにアスモデールとリーザを捉えていたが……
直視できない。
直視したくても、できなかった。
視界が揺れ、赤く染まる。
リーザの金髪が揺れ、彼女の唇から漏れる微かな喘ぎのような吐息。
アスモデールの長い陰茎が、彼女の奥を抉るたびに体が跳ねる様子。
すべてが、ルシエルの心を抉る刃のように突き刺さる。
「や……め……ろ……」
声は掠れ、血反吐に混じって地面に落ちる。
それでもルシエルは目を逸らさない。
逸らしたくても、逸らせなかった。
リーザの体がアスモデールに蹂躙される光景を、最後の執念で焼き付けるように見つめ続ける。
アスモデールはそんなルシエルを、まるで哀れな虫を見るような目で眺めながら、さらに深く腰を沈めた。
「いい眺めだ……お前の絶望が、俺の快楽を倍にしてくれる。
お前はこの人間の姫君を、愛しているのだな。いまこの場で、俺の
ぐちゅ……と最奥を抉る音が、再び響いた。
会場は、もはや誰も声を上げられなかった。
「では、お前の恋人を起こしてやろう。少しずつ……ゆっくりとな」
アスモデールが、自分の胸の前で抱いたリーザの耳元で、何事かを囁いている。
どのような術なのか……リーザが光なくぼうっと蕩けた瞳を、ゆっくりと開いた。
そして、アスモデールはリーザを抱き寄せて激しく接吻した。
彼女の唇から思念を吸い上げ、記憶を写し取り、感情を操作する……。
そして、リーザの心の中から、彼女が愛する者の
アスモデールは、ルシエルの姿へと変化したまま、衆目の前でリーザを激しく上下に貫き始める。
「――やめろ!!」
もちろん、アスモデールには哀れな敗残者の叫びが聞こえていた。
冷たく残酷な微笑みを浮かべ、リーザの体を抱きしめたまま、ゆっくりと腰を沈めていく。
偽物の紫の瞳が、リーザのぼんやりとした視界に映る。
リーザの意識が、徐々に戻り始める。
最初は、ぼやけた世界。
次に、「ルシエル……?」という弱い声。
アスモデールは、ルシエルの声色を完璧に真似て、耳元で優しく囁く。
「リーザ……俺だ。怖がらせてしまったが、もう大丈夫だ……俺が来たから……」
リーザの瞳が、涙で揺れる。
「ルシエル……本当に……あなたなの……?」
アスモデールは、優しく頰を撫でた。
「ああ、本当だよ。もう誰も、お前を傷つけない。俺がずっとそばにいる……」
賢く、気高い心を持つリーザが、なんの
それは、かつてルシエル自身がレジナルドを使って実行した、夢の中の「謀略」と同じだった。
彼はリーザを欺き、密かに夢の世界を繋ぎ、侵入し、少年の自分を装って彼女を夢の中で犯した。
今、ルシエルの前で行われている残酷な現実は、まさにその鏡像だった――。
ルシエルは血に浸かり、惨めに這いずりながら、死を願いたいほどの屈辱に耐えた。
リーザの体が、わずかに震える。
「ルシエル……怖かった……ずっと……待ってた……」
アスモデールは、またゆっくりと腰を動かし始める。
「大丈夫……俺が抱いててやる……俺たちは一つだ……」
ギシギシと、生贄台の玉座が軋む音が響く。
アスモデールは、ルシエルの声で低く喘ぐ。
「リーザ……気持ちいい……お前の中……熱くて……お前を愛してる……」
リーザの体が、無意識に反応する。
「ルシエル……あっ……」
偽りの恋人に、深く、深く、貫かれるたび、リーザの声が甘く変わっていく。
アスモデールは、ルシエルを冷たく見下ろしながら、ルシエルの声色を止めなかった。
「リーザ……たまらない……お前が好きだ……このままお前のなかに
ルシエルの絶叫は、言葉として成立していなかった。
リーザの瞳が、ぼんやりと涙で潤む。
「ルシエル……貴方との子を……」
アスモデールは、腰をさらにゆっくり、深く沈めながらリーザの首筋を
「ああ……俺の子を……お前の子宮で受け入れて欲しい。
俺の愛を――植え付けてやる……リーザ……俺の子を産んでくれ……
お前の体で、俺の血を継ぐ子を……俺たちの子を……」
ルシエルの声で繰り返されながら、リーザの体が、絶頂の波を呼び覚ましつつあった。
リーザの内部が、熱く絞るように濡れて、わなないた。
アスモデールは、残虐にニヤリと微笑んだ。
「もしお前が俺の子を望むなら、欲しいと言ってくれ、リーザ。
俺の
リーザは、偽りの恋人に抱かれながら、愛しそうにその頬に手を伸ばした。
「ええ……産むわ……貴方との子が欲しい……私に授けて……貴方の望むままに……」
ルシエルの視界が、憎しみの涙で歪んだ。
血で満たされた肺が、ごぼごぼと音を立てるだけで、もう声は出なかった。
「リーザ……わかった……お前の奥に、俺の全部を注いでやる……
俺の子を、しっかり受け止めてくれ……」
リーザの肢体は、まがいものの優しさと彼の激しい腰使いに、心身ともに侵されつくしていた。
完全に蕩けきり、突き動かされるままに乱れた。
ぼんやりとした瞳が涙で潤み、ルシエルの名を呼びながら甘い吐息が漏れる。
アスモデールは、冷たい笑みを浮かべたまま、ルシエルの声で、最後の言葉を吐き捨てた。
「愛してるよ、リーザ……これで、お前は永遠に俺のものだ……」
繋がったままで、アスモデールはサバトの花嫁を抱き寄せ、激しい接吻をした。
ぐちゅっ……ずちゅっ……と最奥を抉る音が最高潮に達し、アスモデールの長い陰茎が、脈打つように膨張する。
そしてリーザは全身を震わせながら――彼女の愛する男の目の前で熱く、大量の魔性の精液を受け入れた。
アスモデールの陰茎から迸る魔精が、リーザの子宮口を直撃し、一気に奥深くまで叩き込まれる。
容赦なく、子宮を満たし、溢れさせるほどの量。
結合部から白濁がびゅるびゅると逆流し、太ももを伝って床に滴り落ち、玉座までさらに汚していく。
リーザの体が弓なりに反り、悦楽の波に飲み込まれる。
偽りのルシエルに抱かれながら、リーザは激しい性愛の絶頂に達した。
「あ……あぁっ……ルシエル……熱い……いっぱい……入ってる……」
アスモデールは、ゆっくりと腰を引き、まだ脈打つ陰茎を抜くと、リーザの膣口から大量の白濁がトロトロと溢れ出す。
それを指で掬い、リーザの唇に塗りつけた。
「ほら……味わえ。お前の愛する男の『愛』だ」
リーザは朦朧とした意識で、アスモデールのいうがままに、その指を咥え、舌を出して舐めた。
*
ルシエルは、地面に這いつくばったまま、血反吐を吐きながら、紫の瞳を大きく見開いていた。
言葉はもう出ない。
ただ、震える右手が地面を掻き、視界が赤く、黒く、完全に染まっていく。
アスモデールは幻影を解き、本来の冷酷な姿に戻る。
「さぁ、恋人たちの時間は終わりだ」
膝の上にぐったりと横たわるリーザを抱き上げ、巨大スクリーンに向かって高らかに宣言する。
「見ろ、魔界の民よ。サバトの花嫁はみだらに俺を受け入れ、今、俺の植え付けた
今こそ、彼女の白い腹に"
会場は、静寂の後、徐々に沸き立つ。
サバト会場の古城は、今、異様な熱狂に包まれていた。
巨大スクリーンに映し出される光景――
アスモデール殿下が膝の上にぐったりとしたリーザを抱え、高らかに勝利宣言する姿――が、会場全体をさらに煽り立てる。
一方で、犠牲台の下、血の海に沈むルシエルは、もはや動くことすらままならない。
失われた左腕の断面からはまだ血が滲み、腹部と脚を抉ったメテオの傷口は治癒の兆しを見せず、骨が露出したまま赤黒く脈打っている。
残った右手は地面を弱々しく掻き、指先が血溜まりに沈む。
紫の瞳は大きく見開かれたまま、焦点を失い、虚ろにスクリーンを見つめている。
息は浅く、肺に溜まった血がごぼごぼと泡立つ音が、唯一の生命の証だった。
言葉はもう出ない。
魔族と人間の
リーザはアスモデールの膝の上で、完全に力なく横たわっている。
瞳は涙で潤みながらも、焦点が合わず、ただ虚空をさまよう。
会場はますます沸く。
ルシエルとリーザは、この血塗られた祝祭の生贄となって、そこにいた。
一方は血の海で這いつくばり、もう一方は魔王の膝の上で満たされ、汚され、晒されている。
――サバトは成功した。
人間は負け、純粋な悪の血脈が勝利した――。
そのことを、今宵サバトの晩に、魔族は高らかに歌い、その興奮に酔いしれていた。