半血魔王のクロニクル ~黒き貴公子シリーズ総集編~ 作:古弥須 凱
ルシエルは夢中で彼女を抱きしめ、細い体をベンチに押し倒した。
両手で彼女の肩を押さえつけ、強引に唇を重ねつづけた。
リーザは抵抗した。
「や……なにするの……ルーク……!」
しかしルシエルは、その抵抗の意味が理解できていなかった。
彼はただ、夢中だった。
男らしい騎士となり、人間の王女である彼女にプロポーズする。
物語で描かれた、あの美しい姫君のように、リーザは彼を受け入れ、愛し、すべてを捧げて、永遠にルシエルのものになる。
クラレンスが彼を抑えつけ、無理やりに快楽を与えたときは違う、初めての衝動的な欲求が、ルシエルの中に燃え始めていた。
「リーザ、俺のものになれ」
リーザの瞳に、恐怖の色が浮かぶ。
「ルーク……やめて……」
白い手を突き出して、彼の顔を押しのけようとする。
ルシエルは苛立った。
彼の手の方が大きく、彼の力のほうが強かった。
リーザの両手を、簡単に片手で掴んでベンチに押しつけ、唇を押しつけて黙らせた。
脚をばたつかせて逃れようとするリーザの裾をまくり上げ、下着のなかに指を這わせると、少女は突然びくんと固く身をこわばらせた。
「む……んんんっ……!」
リーザが、苦しげなくぐもった声をあげて抵抗する。
彼女はまだ、知らないのだ。
ルシエルを犯した女従者が甘い蜜を垂らし、彼を受け入れてきた”この部分”が与える悦びを、まだリーザは知らない。
その事実に、ルシエルの中の黒い情熱が湧きたった。
汚れを知らない王女の割れ目を残酷になぶり、その反応を確かめた。
親指で
「んんっ……ん——!……ひ……やぁ……!」
痛みと恐怖に震えるリーザを、体ごと抑えつけた。
可憐に潤み始めた小さな花弁を残酷にこじ開け、中指を差し入れると、少しずつその固さがほぐれていく。
「いやぁ——!!やめて、ルーク……!お願いっ……」
必死に抵抗するリーザの両ひざを割り、ルシエルは自分の前をほどいた。
もうこれ以上は反り返ることないほど、腹まで彼の陰茎はそそり立っていた。
自分の手にためた唾を吐き、亀頭にたっぷりと塗り付けた。
「リーザ……なぜ嫌がる。お前が望んだんだ。俺のものになりたいと……」
激しい興奮で、あらゆる全ての感覚がおかしくなっているのに、声だけが不思議と低く冷静だった。
腰を深く沈め——ゆっくりと押し開き、体重をかけていく。
「ルーク……!……だめ!!」
1ミリずつ…1センチずつ……リーザのなかへ入っていくたびに、ルシエルの腿裏が熱く焼けるように震えた。
リーザの身体が、小刻みに震えていく。
「いやあああ……!!」
「大丈夫……ゆっくり入れてやるから……ほら……もう……半分まできた——」
やがて、リーザのからだは根元まで……ルシエルを受け入れていた。
いや、そう
声も出せず、わずかに唇を開いたまま、ルシエルは無言で体を上下に律動させはじめる。
ただ、熱い呼気が漏れる。
彼を犯した女従者の、あの熱くとろけた食虫花のような女陰とは違って、リーザのそれはひたすらに固く、そして頑なだった。
だからこそ、なまなましい反応でルシエルの陰茎を受け入れ、擦りたてた。
さらに激しく腰を打ち付けて、ルシエルは固い肉をなぶる快楽にあえいだ。
「いやあっ……痛いわ……ルークお願い。もう……ゆるして……」
「ああ……リーザ、すごくいい……気持ちいい……」
彼女の両肩を掴み、夢中で腰を振った。
リーザは……涙をこぼしながら耐えていた。
白く剥かれた下半身は、ルシエルのはげしい
「リーザ……もう奥まで……入ったぞ。俺たちはもう、一つだ……」
「………いや……いやぁ……」
「……見てみろ……俺たちは繋がってる……こんなに奥で………ああ…」
「だめ……こんなの……ひどい……」
「ひどくない……お前も気持ちいいはずだ、リーザ。もう濡れている……
女はこうされると気持ちいいんだ。もっと……俺が教えてやる」
「いやあっ……いたいわ……もう……ゆるして……動かないで……」
少女の苦しい喘ぎを聞きながら、もうルシエルは己の欲望が爆ぜるタイミングを待っていた。
「大丈夫だ、リーザ。お前は受け入れるだけでいい……すぐ、終わる……」
「お願い、痛いの……ルーク、もう抜いて……」
「……がまんしてくれ………もう俺も…早く出したい」
リーザが、恐怖に身をこわばらせた。
「——だ、だめ!!ルーク……!」
「……俺も、もう駄目だ……我慢できない……
「やめて!!もう私は……あ、赤ちゃんができちゃう……!」
「俺たちはまだ子供だ……できっこない……心配するな」
リーザを固く抱きしめて固定し、めちゃくちゃに腰を突き上げた。
「……俺のせいじゃない……お前が気持ちいいから、もう我慢できないんだ……もう俺……出る……」
「だめ!!やめて……!ルーク、それだけは駄目!!」
首を振り、必死に身をよじる。
しかしルシエルの耳には、まったくその意味も、彼女の哀願も届きはしなかった。
射精への高まりに震え、必死に腰を振った。
グチュグチュと音をたてて泡立つリーザの割れ目を貫きながら、ルシエルは声を荒げた。
「ああ……出そうだ!」
「だめ!!ルーク!!お願いやめて……駄目!!駄目ぇ!!」
「俺もダメだ、もう
「だめ!!ルーク!!お願いやめて……わたしの中に……しては駄目!!駄目ぇ!!私は王女なのよ……おねがい……中に出さないで……!!」
ほぼ泣き声の、哀願だった。
「おれも駄目だ……ああ……出る、出るぞ!リーザ!!リーザ!!」
「……いや……!こんなの、いやぁ……駄目ぇ!!!!!ルーク、お願い……!……いや!いやあっ!!
わたし、もう!……だめ!!こんなにされたら……もう駄目!!……いやああああぁ——っ!!!!」
彼女の長い悲鳴が聞こえた。
「ああっ……!リーザっ!!イク、イクぞ!!——お前の
「嫌ぁぁぁあ!!だめ、駄目!!……許してぇ!!!」
ただ強くリーザの体を抱きしめたルシエルは——その時にはもう、少女の膣内ふかく、どくどくと脈打ちながら、射精していた。
「いやああああぁ——っ!!!」
その瞬間、全身が逆立つほど興奮し、ざわざわと怖気だった。
ひとことも……声すら出せないほどの、圧倒的な快感だった。
「————―!!!」
その悦びは、確かにルシエルが……彼が味わった初めての感覚だった。
ただ、思ったことが口に出た。
「…………出てる……お前の中に……」
「…………」
「リーザ……すごく良かった。」
「…………」
「ぜんぶ、出た……俺は満たされた。お前が受け入れてくれた……」
性の悦びに震えながら、リーザの膣から陰茎を引き抜くと、トロトロと大量の精液が溢れでた。
小さな肉襞が、まだ哀れに震えていた。
この過ちから自分が得たものと、失ったものの両方の重さを、まだ——この少年は知らなかった。