※この作品はR-18です。

半血魔王のクロニクル ~黒き貴公子シリーズ総集編~   作:古弥須 凱

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17話 アスモデールの赦し

アスモデールは、沈黙した。

 

「ベアトリチェ」

 

美しい婚約者の名前を呼んだ。

 

「——俺は、全てを赦す。

わが妻となり、俺に従い、魔界の王妃となれ」

 

息を詰めて硬直するベアトリチェを見下ろしながら、アスモデールは薄く笑った。

 

「心配しなくていい。——お前が囚われた罪の、ルシエルの影を、俺が消してやる。」

 

彼の指がベアトリチェの唇をなぞり、ゆっくりと下へ滑る。

 

乳房を掴み、強く揉みしだく。

 

「んあっ……!」

 

ベアトリチェの体が震えた。

 

「見ろ。これがお前の未来の夫の持(・)ち(・)物(・)だ。」

 

アスモデールは、ゆっくりとローブの前を開いた。

 

黒い絹が滑り落ち、鍛えられた白い肉体が露わになる。

 

そして——その中心に、異様なほど長く陰茎がそそり立っていた。

 

(……こんな……長い……)

 

血醒めの儀を終えた130歳の時から、貴族令嬢として、数多の男を知ってきたはずなのに、今、目の前に現れたそれは、まるで別の生き物のように見えた。

 

血管が浮き上がり、先端はすでに透明な蜜を滴らせている。

 

アスモデールは無言で彼女の腰を引き寄せ、壁に押しつけた。

 

長い指が彼女の太ももを割り、片足を高く持ち上げる。

 

「過去を捨て、俺に全てを捧げて生きればいい。ベアトリチェ」

 

熱く脈打つ先端が、彼女の濡れそぼった秘裂に押し当てられた。

 

ベアトリチェは息を呑んだ。

 

「殿下……あっ……!」

 

次の瞬間——

 

アスモデールは容赦なく腰を突き入れた。

 

「んああああああっ!!」

 

長い肉棒が、一気に最奥まで抉り込む。

 

内部がかたく締め付け、熱い肉壁がアスモデールの陰茎を貪るように絡みつく。

 

「ああ……狭いな。よく締まる。中までよく鍛えているな、姫将軍よ……」

 

アスモデールは低く呻き、すぐに激しいピストンを始めた。

 

長い陰茎が、彼女の最奥を何度も何度も叩きつける。

 

ベアトリチェの豊満な乳房が激しく上下に揺れ、プラチナブロンドの髪が乱れ舞う。

 

「あっ、あっ、あああっ!!……!殿下…………!」

 

子宮を直接抉られる衝撃に、頭の中が真っ白になる。

 

彼女が甘く舐めまわし、その成長をめでてきた少年のそれとは、その硬さ、逞しさからして、全てが違っていた。

 

(ああ、だめ………こんなの………)

 

しかしその瞬間、子宮を突き上げる強烈な快楽に、思考が塗り潰された。

 

「んあああっ! 殿下の…………すごい……! 私……もう……!」

 

アスモデールは片手で彼女の腰を固定し、もう片手で乳房を鷲掴みにして激しく突き上げる。

 

長い肉棒が、彼女の内部を完全に形作るように何度も往復する。

 

ぬちゅぬちゅと蜜が泡立ち、結合部から白い泡が溢れ、太ももを伝って滴り落ちる。

 

「どうだ? お前の半血の弟より、俺のほうがずっと深いだろう?」

 

「あっ……! あぁっ……! ええ……殿下のほうが……ずっと……! 奥まで……届いて……!」

 

ベアトリチェはもう、抵抗する気力すら失っていた。

 

腰が勝手にくねり、秘肉がアスモデールの陰茎に吸い付くように締め付ける。

 

アスモデールはさらに速度を上げ、腰を打ちつけるたびに子宮口を叩きつける。

 

ぬちゅ……ぐちゅ……という淫らな音が、紅蓮の間に響く。

 

ベアトリチェの瞳はすでに蕩け、焦点が合わなくなっていた。

 

(……こんな……こんなの……初めて……)

 

頭の中が、真っ白になる。

 

彼女を抱くルシエルの姿が浮かぶたび、すぐにその長い陰茎の感触に塗り潰される。

 

常に異母弟を支配し、その肉欲を制御してきたベアトリチェは今、より強大な存在であるアスモデールに、まさに完全に支配されようとしていた。

 

(ルーク………)

 

「啼け。妃となる女は、こうして男を悦ばせるものだ。」

 

ベアトリチェの体が壁に押しつけられ、乳房が激しく揺れる。

 

「んあああっ!! いきます……!いく……!」

 

彼女は壁に爪を立て、背中を弓なりに反らして絶頂した。

 

愛液と小水が勢いよく噴き出し、アスモデールの下腿までを濡らす。

 

しかしアスモデールは止まらない。

 

さらに激しく、容赦なく腰を打ちつけ続ける。

 

「まだだ。俺が果てるまで啼き続けろ。」

 

「はんっ……! あっ、あっ、あああっ!!」

 

ベアトリチェは涙と涎を垂らしながら、つづけて高まり続ける。

 

ルシエルの名前を、もう呼ばなかった。

 

ただ、膣を貫き、犯し尽くすアスモデールの長い陰茎に、子宮を、すべてを支配されている感覚だけが支配していた。

 

「殿下……!私をもっと、もっと犯してくださいませ…………!

私の罪ごと……犯して……!」

 

ベアトリチェは全身を激しく痙攣させながら、甲高い嬌声を上げた。

 

「いく……いきます!!——あぁぁぁっ!!」

 

アスモデールは最後に深く突き入れ、熱い脈動を彼女の最奥に叩きつけた。

 

大量の白濁が、子宮に直接注ぎ込まれる。

 

彼女は完全に絶頂に果て尽くして、膝から崩れ落ちようとするのを、男の手にかろうじて支えられていた。

 

アスモデールはまだ彼女の中に埋めたまま、ゆっくりと耳元で囁いた。

 

「お前はもう、俺の妃となることを運命づけられた。

あの半血の弟の影など、二度と浮かばないだろう。」

 

ベアトリチェは涙を流しながら、恍惚とした表情で小さく頷いた。

 

「殿下……私……もう……」

 

アスモデールは満足げに笑い、彼女の顎を再び掴んで顔を上げさせた。

 

「あの半血(ハーフブラッド)の弟とは、もう……縁を切っておけ。あれはもう、お前の過去にすぎない」

 

彼は、ベアトリチェの罪深い過去を、不問にすることを決めていた。

 

女を愛さないと言い放った、冷酷な王子が、唯一見せた慈悲なのかも知れなかった。

 

「お前は…破滅させるには惜しい女だ……

どうすべきなのかは、自分でもわかっているはずだ。

俺のものになれ、ベアトリチェ」

 

冷たく、アスモデールは言い放った。

 

「お前の異母弟(おとうと)は、ルシエルはどんなに美しくても……化け物だ」

 

ベアトリチェは……答えなかった。

 

ただ、自らアスモデールの陰茎に唇を寄せ、残った白濁を丁寧に舐め取った。

 

紅蓮の間には、ただ静かな吐息だけが残った。

 

——しかしどれだけ激しく肉体を犯されても、ベアトリチェの中から、ルシエルの影は、消えていなかった。

 

それ故に、彼女は最愛の弟君との別離を決めなければならなかった。

 

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