ドMで引きこもりな私でも露出調教してくれますか? 作:わずみかん
二人を調教する。そう覚悟を決めた俺だったが、同時に下腹部は熱を帯びて一気に膨れ上がる。
俺のズボンが勃起したチンコの形に押し上げられると、二人の視線はすぐさま股間部に集中した。二人にそいつを見られると言う事は、俺の込み上げる性欲を包み隠さず見られていると言う事だ。笹原と鈴谷の目の前で止まることなく膨張と痙攣を続ける男根に恥ずかしさも感じたが、しかしそれ以上に、二人を見て興奮する自分自身こそが本性だと言わんばかりに、俺の心境は前を向いていた。
「……よし。まずはコートを着ろ」
自分の声が少し震えている。やはり慣れない事をしているせいでどこか不器用だ。しかし今になってお姉さんに付き合って茶番劇を演じていたのが功を奏しているのか、役に入り切るのに時間はかからない。
「……はい」
「う、うん」
絶頂の直前まで苛め抜かれた鈴谷は足をもつれさせながら、苦く歯を噛みしめて足元のコートを拾う。笹原もまた額に汗を滲ませながら、おどおどとした様子でコートを羽織った。
「これで良い……?」
改めてコートを着た二人はまた上目遣いでこちらに目をやる。
コートを羽織ったとはいえ下は何も穿いておらず、僅かに恥丘を隠す程度のコートの丈から下は全て丸見えになっている。
太ももに着けられたガーターベルトとそこに固定されたローターのリモコン。さらにはバイブを固定するベルトに、それはおろか回転しながら動くバイブの本体すら微かに見えてしまっている。
「良い格好だな。だがここじゃ調教にならない。これから少し歩くぞ」
「どこに行くの……?」
「ここはひと気が中途半端だからな」
興奮と不安の入り交ざった笹原の顔を見て、俺はまた股間を膨張させる。
そんな自分を見て、もう既に自分が変態の領域へ半身を突っ込ませていると実感する。しかしそれが自分の本性だったのか、それともこいつらに教えられた快楽なのか、今の自分には分からない。
思えば俺がこいつらを調教するとは言うが、考え返せば俺の方こそこいつらに調教されていたのかもしれない。元来、俺にはこれといった性癖は存在しなかった。少なくとも自分ではそう思っていたし、だから浅く広くといった具合にエロは嗜んできた。しかし、今となってはこの有様だ。
目の前の二人は全裸姿にローターとバイブをいくつも装着し、その痴態に満ちた身体をコート一枚で怪しく隠している。そんな笹原と鈴谷を見て、俺の方はやっぱりとてつもない性欲が込み上げてくる。知り合いの女の子がこんな卑猥な姿をしていて、そして今からさせることを思えば興奮が暴発しそうになる。そんな自分を客観的に見ればどうかしてると鼻で笑いたくもなるが、こんな趣向が芽生えたのもきっと、こいつらに長く付き合ったせいだ。
「この夜だ。その恰好にリードでも多少なら気付かれない」
「で、でも、これから別のところに行くんでしょ……?」
「そうだ。だだ、その前に……!」
「きゃ!」
俺は笹原のリードを改めて握ると、ぐっと強く引っ張る。すると笹原の身体は首から大きく揺さぶられて、まるで抵抗を許されない奴隷のようによろけさせた。
「その前に何かいう事があるだろ? これからお前らみたいなのを相手にこっちは調教を手伝ってやるんだからな」
「う、うん……」
すると笹原はよろけた身体をなんとか立て直して、しかしそれもつかの間に腰を下ろすと、膝を地面につけて正座する。
「私達を、どうかいじめてください。お願いします、ご主人さま……」
そしてそのまま頭を地に伏せて、指をついて深々と土下座した。
コートで覆われた背中がぴったりと地を這う。長い黒髪は地面で根っこのように散乱し、その頭頂部がこちらを向く。
「お前はどうだ? 鈴谷」
「はい、ご主人様」
鈴谷の方もまだ息を荒げたままに、笹原に続いて腰を下ろし、そして綺麗に三つ指をついて頭を下げた。
「私のような駄犬を調教してくださり、本当にありがとうございます。ご主人様の命令ならなんでも致します。どうかお見捨てにならずに、この雌犬を好きなように壊してくださいませ」
高校生の一年生、それも女の子でありながら、そんな卑猥に溢れた言葉の羅列を一切の濁りなく鈴谷は口にする。
そんな二人の後ろを見ると、土下座したせいで突き出された尻からは、確かに突き刺さったバイブが今でも禍々しく本体をクネらさせているのが見えた。
ここまで下品に痴態を晒す二人は、やはり今もローターに感じさせられているのかときおり体を痺れさせるように痙攣させる。
同じ学校のそれも同級生と後輩に土下座までさせて、普段であれば少しの罪悪感もあるところだ。しかし俺は知っている。こいつらは胸の底から、そういう自分を滅茶苦茶に破滅させるような状況に快楽を覚えている事を。
「笹原、顔を上げろ」
「は、はぃ……」
案の定、顔を持ち上げた笹原の表情は、まるで溶けかけたバターのようにグチャグチャだ。
蕩けた眼差しと大量に付着する汗。そして恍惚と染めた頬と垂れたように口から伸びる舌。それらは今の自分の虐げられているかのような扱いに、これでもかと興奮を覚えている証拠だった。
やはりこいつらは、正真正銘のドМでド変態だ。
「ん、ふぅんんん!?」
だから俺はその顔に口を近づけて、まるで息をするかのような気軽さで唇を重ねる。
キスの瞬間、温かな笹原の熱を感じながら、同時に跳ね上がる心拍音がこちらまで響いてくる。
「ん、んんぅ……」
驚いた犬が次第に大人しくなっていくかのように、こちらへと運ばれてくる動揺が収まっていく。
「笹原先輩、良いなぁ……」
横では鈴谷がそんな事を呟いていたが、あれだけ弄られても満足しない辺りこいつもこいつだ。
それから俺は手をコートの中へと忍ばせて、ゆっくりとその胸の輪郭を確かめる。
「ん、んんぅ!」
ビクンと跳ねる身体の振動が唇を伝いながら俺へ運ばれてくる。そうして笹原の反応を確かめながら、今度はローターごとその胸を手のひらに収める。
「ん、ぱぁ……、前田君、私、私もう……」
「ダメだ。言ったろ、勝手にイケばそれでお終いだ」
「そ、そんなぁ……こんなのって、私、本当にもぅ……」
泣きそうな声でそう言う笹原だったが、しかし俺は手を止めずにぐっと指に力を入れる。
「ひゃ!」
「にしてもローターってのは凄い振動なんだな。こんなもんが絶えず性感帯に触れてたんじゃ、そりゃ気だっておかしくなる」
俺は手に触れるローターの夥しい振動に思わず呆気に取られる。こうして直に触ってみると思っていた数倍は激しい振動だ。こんなものが両方の乳首にそれも合わせて4つも装着されたままなのだというのだから、それが生み出す刺激は途方もない。
さらにこの場合はそれが乳首を挟むようにして付けられているせいで、逃げ場のない性感部は絶えずローターを押し付けられたまま刺激を受け続けることになる。
これに加え、二人はさらに複数のローターを膣の中にも潜り込ませており、さっきちらりと見えた感じではケツ穴にも何本かピンク色の線が入り込んでいる。そりゃあの異常な数のリモコンがあるわけだ。
「よし、二人とも立っていいぞ」
そう言うと、首輪をつけた顔がこちらを向き、しばらくして笹原と鈴谷ともゆっくりと足を立たせる。
「外へ行く前に確認しとかないとな」
「へ? な、何を……?」
「何をって、決まってるだろ? お前らの露出姿だよ」
「ろ、ろしゅつ……って」
そう思わず口にした笹原は、また一段と頬を赤くした。今更なにを恥ずかしがってるんだか。
「ここで俺に見せるようにコートをはだけさせるんだよ。外様に見られる前に、まずは俺がチェックしなきゃな」
「……っ」
そう言われて、鈴谷と笹原は一瞬だけ唇を噤ませる。
これまでこいつらはなんだかんだと受け身でいた。それがこの快楽の中で、自分からそういった行動をするのは神経を酷く逆撫でさせるだろう。俺はそれを分かった上で、あえて二人に命令したのだ。
「はい、分かりました……」
「先輩の為なら……私の体、好きに見てください」
二人はそれぞれそう返事をしながら、しかし視線はそっと俺から外して、両手でコートを前裾を持ちゆっくりと広げさせる。
「こ、これで良い……?」
笹原の方を見ると、そのぷくりと膨れた胸のラインがありありと見える。相変わらず胸の形や肌艶も、夜中に玄関先の光に照らされるだけで一級品のものだと分かる。
それどころか尻から太ももにかけての華奢な体つきや、肩から腕にかけてまで全て丸見えだ。それもほぼ全裸姿なのだから当然と言えば当然なのだが、こうして外で露出させると全裸以上にエロいものがある。
「こういうふうにするのは、流石にちょっと恥ずかしいですね。でも、先輩に見られちゃって、私……」
次は鈴谷だ。鈴谷にしては珍しく、こちらも俺から僅かに視線を逸らしている。そういう演出なのか、それとも流石の鈴谷でもこうして自ら体を晒すのは恥ずかしさがあるのか、その表情にしても微妙に緊張感のあるものだ。
こちらも肩から腰、尻に太ももまでばっちりと見えている。そして胸の形にしてもその先端のピンク色に至るまで全てが筒抜けだ。
一般の女子高生の全身を二人分も目の前にして、その恰好も含めてさらにいかがわしさが際立ってくる。これなら間違いなくどんな男でも一目で性欲が膨れ上がらせるだろう。
「にしても、その股間のベルトはいったいどうなってんだ。そんなもん初めて見たぞ」
「こ、これはその……。笹原先輩とお揃いで、ネット通販で買ったんです。なんでもマニアの方が専用で作ってるとかで」
「ふーん。そんな物まで姉妹お揃いってわけか……」
そのベルトにしても、バイブを固定する為に股間部の下に備え付けられた円柱状の窪みがどう見たって卑猥だ。そして今ではそこにすっぽりとバイブが収まり、膣内をかき回す足場となっている。
外見だけならさらにやばいのが太ももに着けられたガーターベルトだ。今ざっと数えてみたが、ひーふーみー……左右に4つずつ、合わせて8つのローターのリモコンがそこには固定されている。
裸にガーターベルトってだけでも一部の性癖の持ち主なら涎を垂らしそうなものだが、おまけにそこに固定されたリモコンがさらに太もものエロさを醸し出す小道具になっている。さらにそのリモコンからはケツ穴と膣内、そして上半身へと何本ものピンクの導線が伸びているのだ。今からこの姿を拝むかもしれない男共からすれば、まさに一発で欲情を駆り立てられる代物だ。
「それじゃあそろそろ行くか。お前らその淫乱な様を、公衆の面前まで連れ出してやる」
「わ、私なら、どうなっても大丈夫だから……だから、前田君の好きにしても……、私……」
「どうしたんだ。今更怖がってるのか?」
「べ、別にそんなんじゃないよ。だけど、ね……。前田君以外の男の人にも見られるのは、やっぱりその、恥ずかしい……かも……」
「そうじゃなきゃ露出調教にならないだろ。それに初めてってわけじゃないんだし」
「そ、それもそうだよね……。それに私、やっぱり変態さんなんだ。心では恥ずかしいと思ってるのに、さっきからずっと、体が疼いちゃってしょうがないの」
見ると笹原はきゅっと内股にさせて、そして手を股間部に当てる。
「見て、ねえ、見て、前田君……。私、こんなになっちゃっても、まだ足りないんだよ……?」
「私もです、先輩。私も先輩にいじめてもらえると思っただけで、もうどうしようもなくなっちゃってますぅ……」
鈴谷にしても、その唇をにやけさせながら、自らの手で胸を撫でる。
「楽しんでもらってるみたいで良かったよ。けどまあ、どこまでするかはその時次第だ。とにかく行くぞ。話はそれからだ」
俺は二人の首輪に繋がるリードを持ったまま、玄関先から路上へと足を踏み出す。
そうして三歩遅れて、背中からは笹原と鈴谷も公衆の場へとその体を投げ出した。
次に向かう場所はもう決めている。後はそこでももう一押し、こいつらの変態心をくすぐってやるとするか。