ドMで引きこもりな私でも露出調教してくれますか? 作:わずみかん
俺は笹原と、これからセックスする。
まるで実感が無い。と言うのもそもそも童貞で経験が無いのだから、実感なんて湧かなくて当然なのかもしれないが。
「なぁ、笹原」
だが、俺はこの期に及んでまだ迷っていた。
本当にこんな形で良かったのか? 笹原を犯さなくても、別の方法が有ったんじゃないか。口には出さなかったが、こいつからの提案を聞いたときからずっとその不安感が拭えなかった。
それでも一度決めたことだ。そう思ってここまで来たが、あと一押しのところでまた同じ不安が込み上げてくる。
あぁ、どうしようもないチキンハートだよまったく。俺って人間はつくづく自分で自分が嫌になる。
「……前田君はやっぱり優しいんだね」
「優しい……? 俺が?」
「うん。だって今もきっと、私のことを考えてくれてるんでしょ?」
「いや、買いかぶりだ。俺は自分の中の不安を残したくない。ただ後悔したくないだけだ。やらなきゃいけない事は分かってるのに、前に進もうとしない情けない人間だよ」
だから、これはお前のためを思って踏みとどまっているのではない。ただ純粋に、俺は自分が間違いたくなくて、ただ自分の為に迷っている。
「でもね、例えそうだとしても前田君なら安心できると言うか……その」
暗闇でよくは見えないが、笹原の影が少しだけ揺らぐ。
「ほ、ほら。私ってやっぱり超絶可愛い美少女なわけで、そんな女の子にこーんな格好で犯して……って言われたら、普通の男の子だったらきっと一目散に襲ってくると思うの」
「お前なぁ……」
それ、おどけてるのか本気なのか分かり辛いからやめろ。
「でも、前田君はこう言う時も最後の最後までちゃんと考えてくれる。それが前田君で、だから私はこんなこと、前田君にお願いできたんだよ?」
「……それでもやっぱ、買いかぶりだよ」
俺は思わず笹原からそっぽを向くように顔を横にする。そんなふうに思われてるとか思ってなかったから、なんと言うか、不意打ちだ。
「だからね。やっぱりこれで良いと思うんだ。それに私もエッチな事、その、好きだから……ちょっとだけ、楽しみかも」
その言葉に嘘は無いのかもしれないが、さっきから握ってる手が震えっぱなしなのでなんだかなぁと言う感じだ。
「だから、私も頑張るね。前田君のその……折角の初めてをもらうわけだから、精一杯にエッチになるね!」
「っ、…………あぁ、そうかよ」
方法とか、その結果とか。案外どうでも良いのかもな。
こいつは前向きに、ただ進もうとしてる。過去に引き摺られるのでもなくて、すがり付くのでもなくて、ただ前に向かってる。
露出調教すると言う笹原との約束。そいつは、笹原をトラウマから解放してやることでしか前には進まない。だったら俺の方もこいつと一緒に最後まで前向いて進んでやらないと、やっぱだめなんだろうな。
「なら、俺も初めてだからって遠慮はしない。俺は俺で、お前の過去の記憶が吹き飛ぶまで、強引にでも犯してやる」
「……うん。それでお願い。私の飼い主様」
すると笹原はまた一歩、奥の方へと入り込む。
「ねぇ、これってシチュエーションで言うなら、私は夜道を散歩してるところを前田君に連れ込まれて、餌みたいに貪られちゃう女の子、って感じなのかな」
「それはエロ漫画の読みすぎだ」
「えー、だってほら、そう言うムード作りって大切かもだし」
そう言うと笹原は俺の手を離して、ふわっと背中から地面に倒れこんだ。
「笹原っ!?」
その行動に思わず叫び声を上げてしまったが、笹原の体が地面にぶつかり怪我をするような事は無い。
バサッ、と舞い上がった緑色の落ち葉が衝撃を和らげて、さらさらと流れ落ちていく。
「それとも私は前田君に弱みを握られちゃったクラスメイトで、こうやって夜に呼び出されてはちょめちょめされちゃう……とか」
だからエロ漫画の読みすぎだってば。
「……ねえ。本当に前田君の好きなようにして良いんだよ?」
見ると、天上のように空を覆い隠す木々の枝、その葉先の隙間から差し込む月明かりが、まるでスポットライトのように倒れた笹原の体を映し出す。
華奢な細身は月夜を染みこませ蒼白く輝いていて、触れれば溶けてしまいそうなほどに柔らかだ。だけどしっかりと弾力の有る体つきは人間と言うよりも人形みたいだった。
落ち葉の上に仰向けになり、月の光を浴びる笹原の姿はまるで獣への生贄に用意された供物のようでもある。
笹原は俺に犯されるために用意された餌で、笹原自身もそんなシチュエーションをどこか楽しんでるかのように微笑んでいる。
俺は思わず生唾を飲む。これは俺が触れて良いものなのか。そう躊躇させてしまうほどに、あまりに綺麗な光景だった。
「…………あぁ、分かったよ」
体を震えさせながら、それでも楽しそうにこちらを見つめる笹原に、俺は見せつけるようにズボンのベルトに手をかける。ガチャガチャと金具を外すと、ズボンはすとんと足元に落ちた。
「ふふ、なんだか不思議な気分だね」
笹原はそう言って少しだけ唇を緩める。
膝をきゅっと曲げさせて、腰をくいっとくねらせ、次第に乱れていく呼吸は真冬みたいに白くて、体に熱気がこもっていく様子が俺にも伝わってくる。
「良いよ、おいで」
すると笹原は腰を反らせて少しだけ浮かせると、その手の二本の指で自分の陰唇をくぱっと開かせる。たらりと溢れる汁は尻の形をなぞるようの垂れ落ち、下の葉の上で水滴になる。
その姿に、俺の中の劣情は一気に駆り立たされた。肉棒は一気に膨張を始め、笹原のあそこを貫こうとぐっと反り上がる。
ギンギンになったチンコの血管は生々しく浮き上がり、グロテスクに熱を帯びさせている。パンツの中にもはや収まりきらなくなった亀頭をへその下から覗かせて、カリがパンツの裏地に擦れる。ただそれだけで我慢汁が溢れてしまいそうなほどに快楽が沸き立つ。
ドクン、ドクンと心臓が大きく膨れ上がる。口の中にねっとりとした空気が充満して、呼吸が重くなる。
「はぁ、はぁ……!」
しっかり発情しきった俺の体は、もう笹原に対する劣情しか抱かなくなっていた。
笹原はそんな俺の様子に満足したように、目を細めると着ていたワンピースの肩紐をずらす。そして二の腕まで下がった肩紐がするすると擦れ落ちて行くと同時に、その薄い布の下からぷっくりとした乳房を露にさせた。
小柄な笹原にしては少し大きめだが、重力に負けじとつんと上を向かせ、丸っとさせた形はまさに理想的な美乳だ。すでに発情段階を終えているのか乳首をびんと勃起させている。
そして笹原は俺の方を見つめたまま、もう片方の手で下乳に触れると、すーっと乳房を上に持ち上げて、乳首までをなぞるようにしてたぷんと揺らす。
「ん、ふぅ……」
笹原の口から喘ぎ声が漏れる。もう、俺の方も限界だ。
「笹原ッ!!」
俺はパンツをずらし、肉棒を笹原へと向ける。
あまりにいやらしい笹原の仕草に、俺は何も考えないまま片手で笹原の胸を掴んだ。そしてもう一方の手でチンコを握り、その先を膣へと突き出させる。
「はぁ、はぁ……! んっ、はぁ……!」
「んっ、んふぁ、……はぁ……んふぁ……」
俺の吐息と笹原の喘ぎ声が混ざり合う。互いに目を合わせ、それぞれが興奮で高ぶらせている様を見せ合う。
「はぁ、笹原……ッ!!」
俺は笹原の上に覆いかぶさるようにして膝を突く。チンコの照準は既に笹原の膣へと定まっている。