ドMで引きこもりな私でも露出調教してくれますか? 作:わずみかん
きゅっと膣に力が入るのが分かる。
笹原が俺のザーメンを搾り取ろうとしているのだろうか。そう思うと、張り詰めていた性欲がさらに膨らんで、頭が笹原に対する興奮で一杯になる。
次第にその笑顔すらもぐちゃぐちゃにかき乱したいと、俺の中で笹原に対する暴力的な欲求が膨らんでくる。このまま笹原の子宮の中まで俺の手で犯したい。その体を陵辱し尽くしたい。手足も、胸も、体の全てを思うがままに穢してしまいたい。
そう、まただ。
この衝動は抑えようと思っても、自然に俺の中から沸き立ってくる。いくら否定しようとしても、この破壊的で破滅的な欲望は俺の持つ根源的な欲求だ。
だったら、今は―。
「……前田君」
俺は欲求の全てを笹原に向けようと、その体に手を伸ばした。だが、その時だ。
笹原は自分の痴態に目を血走らせる俺に微笑みながら、蟲の音と野鳥のさえずりだけが聞こえる闇夜の公園で、そっと息を吐くようにつぶやいた。
「前田君、大好きだよ」
「なっ……」
思わずはっと我に返る気分だった。自分の中に渦巻いていた暴力的な感情も、破壊的な衝動も、あれだけ膨張していた性欲さえも、たった一瞬だけ波が引いたみたいに静まり返る。
それは感情の中に、何か別の、爽やかで甘い風がなだれ込んできたみたいな、そんな慣れない感情だった。
「笹、原……?」
「えへへ、こういうこと言っちゃうとさ。やっぱり気持ちよくなったりするのかな?」
笹原は悪戯っぽく笑う。
「きっとあの時もね。お父さん達、こんなふうにエッチな気分になって、お互いに愛してるよって、そう言い合ってたのかなって思って」
……そういうことか。一瞬でも本気にしてしまった自分が少し恥ずかしい。
このセックスは、言わばあの夜の再現なのだ。過去の記憶を似た記憶で上書きするための、そんな似非に過ぎない。
だからこそ笹原は、自分が父親役の俺に犯されている不倫相手のつもりで演じようとしている。さっきのは、だからこその言葉だろう。
「そ、そんなふうに急に固まられると、流石にショックかも」
あまりに唐突な『台詞』だったからか、俺はつい笹原の顔を凝視してしまった。すると笹原は、恥ずかしそうに顔を逸らす。
「いや、すまん。いきなりだったから」
でも、これが再現だと言うのなら、俺の方も乗ってやらないといけないんだろうな。
「……笹原」
不思議とギリギリまで高ぶっていた快楽は、鳩が豆鉄砲を食らったみたいに、面食らったかのように緩やかになる。とは言え、そんなのは一時の事で、すぐに我慢なんてできなくなるんだろうけれど。
だったら、折角の言葉だ。笹原に俺の方からも一言くらい返してやらないとな。
例えそれが偽りの言葉でも、こいつを過去から解放すると決めたのなら、それくらいの見栄は許されるだろう。
だから俺は、笹原に向けてはっきりと言葉を返した。それが今の俺にできる精一杯のことだと信じて。
「俺もだ。俺も、笹原が好きだ」
「っ……!!」
すると笹原の方は驚いた顔のまま、さらに視線をぐっと逸らす。呼吸はまるで喉が詰まったように止まり、ただでさえ赤い顔が額のところまで熟すように染まっていく。
「えっと、その……ね……」
こいつ、もしかすると今までで一番恥ずかしそうにしてるんじゃないか。
笹原は視線をあちこち泳がせながら、顔をもじもじさせて言葉を詰まらせる。この調子じゃ埒が明かないので、俺は次の言葉をかけた。
「なぁ、本当にこのまま出しても良いのか?」
「え、あ、うん! 大丈夫、だよ。今日はその、安全な日……だから」
いくら自分を引きこもりから脱却させるためとは言え、好きでもない男に中出しされる覚悟のある女子なんて、そんなに多くはないだろうな。
だが笹原はこの方法に賭けている。そしてその協力をしてやれるのも、また俺しか居ない。
あの夜のように、あの時の父親とその不倫相手のように、笹原もあの時の思い出が、自分の枷になるほど悲しいだけのものじゃないと信じたいのかもしれない。そう信じることで、自分を前に奮い立たせたいのかもしれない。
なら、俺のしてやれる残された仕事は――1つだ。
「笹原、俺はお前を見た時は、あの汚部屋に取り付いた亡霊か何かかと思ったぜ」
「前田君!? え、急にどうしちゃったの」
「だけどな。お前にはお前の良さも有って、頑張らなきゃいけない事もあって、俺なんかよりずっと立派で努力家で、それから一途だ。だからこそ俺は、お前を見てるだけで心の底から自分の手でめちゃくちゃに犯してやりたいって、そう思っちまう」
「えっと、それは褒められてるって事でいいのかな、あはは……」
「あぁ。自慢じゃないが、俺は生身の女子にはあまり興味がない」
「ここで問題発言!?」
まあ他人に興味が無いって点で間違えではない。勿論グラビア写真やAVで抜いたことはあるけど。
「だから、笹原」
ここで俺は笹原の頬に手を当てて、もう一方で胸を鷲掴みにした。すると笹原は「んっ……」と小さく息を吐いて、泳がせていた視線を俺に向ける。
俺は笹原の頬の柔らかさを手の平で感じながら、胸の滑らかさを指でなぞる。すると今度は「ぁ……」っと軽く喘ぐように声を漏らした。
「俺はお前の中で射精したい。自分の劣情の限りを吐き出したいんだ。その子宮の中を俺のザーメンで一杯にしたい。お前の全てを陵辱したい」
「ちょ、ちょっと待って! あれ、何時の間にか前田君のペースになっちゃってるよ!?」
可愛く慌てる笹原の中に入ったままのチンコを、俺はぐっと腰で引き抜く。ぞりぞりとした感覚が亀頭を刺激するが、なんとか暴発せずにまた竿の半分ほどまで引っ張り出す。
竿は笹原の壁膣から溢れる愛液でびちゃびちゃになって、発情した二人分の臭いを纏っている。膨張した肉棒がしなって笹原の下腹部を緩やかに持ち上げる。ギンギンにまで膨らんだせいか、外に出ようとするチンコと一緒に膣肉が少し外まではみ出るように引き摺られていた。それを見ると、笹原が俺のチンコを離したくないと言ってるようでかなり興奮する。
「あー、うぅー……やっぱり恥ずかしいよ、これ……」
笹原は顔をふるふる揺らしながら、珍しく戸惑ったように口をわなわなとさせる。
「あれ、おかしいな。本当ならもっと、私が前田君のこと、気持ちよくしてあげる予定だったのに……。これじゃあ、私……あ、ふぅううんんん!!」
俺が肉棒をピストンさせたことで、笹原は自分の中にある男根が今にも子宮めがけてザーメンを噴出しようと蠢いていると、そう改めて実感したのだ。
今から自分の子宮口まで貫かれて、子宮の中まで男の精液で満たされようとしている。その事だけで、笹原はもう耐えられないと潮を噴いて絶頂する。
「だめぇ……こんなの、ダメだよぉ……」
俺は何度目か知れない生唾を飲み込んだ。
被虐的に快楽を受ける笹原は、まるで足腰も立たなくなって、既に抵抗したくてもできない状態だ。
本人が受け入れているとは言え、笹原は自分の意思ではなく、俺によってその精液を体内に取り込まなければならない。それが堪らなく俺の中の加虐心をそそらせる。
あの時に思ったとおり、まるで笹原は俺に用意された餌だ。その人形のような可憐な体躯に触れ、体内を穢し、自分の高ぶる感情のままにただ無責任に子宮の中をザーメンでマーキングする。
「あぁ……だめ、本当に……これ、だめぇ……」
「そんなに感じてるのか?」
「あ、ふぅん……、今から、私の中に出されちゃうんだって思うだけで、私……、あ、んふぅうう、ンンンンンンンッ!!」
もはや無抵抗となった笹原は、金縛りにあったように体をぐったりさせたまま、ただ快楽に身を落とす。
「お願い、前田君……っ、早く、ちょうだい……、私の、私の中に……っ」
「あぁ、ここまで我慢したんだ。ありったけ出してやるっ……!!」
俺はぐっと腰と手に力を入れる。そして、ずず、ずずずっ! っと再び俺の肉棒は笹原の膣の奥へと挿入されていく。
「だ、ダメェええええええええッ!!」
「いく、いくぞ、笹原ッ!!」
そして最後の最後、根元まで一気に押し込むように、パンッ!! っと腰から笹原の中にチンコを入れ込んだ。
パチンと俺の股間部と笹原の股間部がぶつかる。限界まで密着させた互いの性器はその衝撃で強烈な快感を生み出した。
「出る、出るぅうっ!!」
全身を駆け巡る絶頂感と同時に、子宮口に密着した鈴口からびゅるううう、びゅるうううううう!! とザーメンが噴き出す。白濁とした精液はそのまま射出された勢いで笹原の子宮の中へ流れ、たっぷりと溜まっていく。
「ふぁあああああああああんふぅうううううううううっ!!!!!!!!」
まるで何か月分もの精液を一度に出しているかの射精感だ。竿はビクンと跳ねながら、まだまだ子宮を白く染めていく。
「んふぁあああ……ん、ふぁああああ……」
惚ける笹原の顔は目を虚ろにさせ、体は麻酔をかけられたようにぐったりと沈み込む。
ただそれでも、笹原は自分の中に射精された感覚だけを残しながら、膣内の感触と温かさに反応してびくっと体を震わせた。
「あっ、はぅ……これ、だめ……もう、たまんないよぉ……」
数秒かけてようやく収まりきった射精だが、その頃には笹原の子宮を俺のザーメンで埋め尽くしていた。どろっとした精液が笹原の子宮膜に張り付き、侵食するように犯していく。
「私のなか、出されちゃった……中出し、気持ち良いぃー……」
腰が砕けそうなほどの快楽を味わった後、俺はなんとか笹原の膣からチンコを引き抜いた。そのまま後ろへ倒れ込むと、大の字になって仰向けになる笹原のマンコから、吐き出したばかりのどろっとした白濁液が漏れ出しているところが月明かりに照らされている。
「はぁ……はぁ……」
大きく胸を打つ心臓の鼓動に、俺は大きく息を吐きながら、しばらくは立ち上がる気力も起きないままに笹原の方を眺めた。
「ん、ふぅ、はぁ……」
笹原は中出しされた余韻に浸りながら、それでもしばらくして、体の力を抜いたまま満足そうに微笑む。
「……ねえ。私ってやっぱりドMなのかも」
「どうしたんだよ、いきなり」
「ふふ、だって前田君に犯されちゃったのに、今までで一番気持ちよかったから」
突然何を言い出すのかと思ったが、でもね、と笹原は言葉を続ける。
「だから、やっぱりあの時に私が見たものの全てが、悪い事じゃなかったんだって、そう思えそう」
マンコ穴からはまだ収まりきらなかった精子を溢れさせながら、笹原はそう答える。そんな姿のまま言われても正直反応に困ってしまうと言うのが本音だけど、それならまあ―。
「――良かったな」
と、今はそう返しておく事にした。
「だねっ!」
笹原もまた嬉しそうにそうにやける。
それから随分立って、俺は体を起こすと笹原の手を掴み体を起き上がらせる。
「ワンピース、びしゃびしゃになっちゃったね」
「しょーがない。全裸ってわけにもいかないからな」
「じゃあ前田君の服貸して」
「人の話聞いてる!? それじゃあ俺が上半身裸の変質者だろうが!」
ここまでしておいてすっごい今更な感じはあるけども!
「ふふ、あははっ。そうだね。それじゃあ、帰ったら風邪引かないようにお風呂に入れて欲しいかも」
「はぁ、ったく。今日だけだぞ」
「ありがとね。楽しみだなぁ前田君とお風呂!」
「本当に今日だけだからな!」
とまあ、そんな相変わらずのしょうもない会話をしながら、俺達は公園を去った。
こうしてようやく、俺達の長い夜は終わりを迎える。