ドMで引きこもりな私でも露出調教してくれますか? 作:わずみかん
このままじゃ、本当に中にっ……!!
笹原の膣が心臓の鼓動と共にチンポを奥へ引き込むようにうねる。
「ダ、ダメだ、笹原……っ!!」
いよいよ射精感が肉竿の根元まで這って来る。もう数秒もすれば間違いなく射精してしまう。
笹原の一番奥に、妊娠するかもしれない精子をドバドバと吐き出してしまう。子種汁が子宮の中を一杯に満たしてしまえば、こいつはほぼ間違いなく妊娠だ。
俺が、笹原を妊娠させる。
クソッ!! そんなのあっていいはずがない。こんな場所で、流れでのセックスで妊娠するような中出しをしていいはずがない。もしそんな事をすれば、笹原の人生はきっと滅茶苦茶になってしまう。
だけど……俺は、笹原に種付けできるというこのシチュエーションに、どうしようもないくらいに鮮明な興奮を感じていた。
きっと猛烈な征服感だろう。これだけの美少女に奉仕されて、種付けを求められての中出し……。人生で味わうには最高の快楽だ。
出したい。出してしまいたい。我慢なんてせずに、こいつの中に……!!
「前田君……」
笹原は覚悟を決めたように、そっと俺に抱きつく。
本当に、このまま俺は笹原を――。
『……なに、この臭い?』
「……ッ!?」
俺達の耳に届いた声。それは知らない女子生徒のものだ。
「誰か、そこに居るの? なに、してるの?」
「なっ――」
気が付かなかった。その声は、間の悪いことに俺達のすぐ横の本棚の向こう側から聞こえてきている。
悪夢を見ているかのようにきゅーっと心臓が凍っていく。顔から血の気が引いていき、一気に青ざめていくのが分かる。
だが、その声に気を取られたのは笹原も同じようだった。
ぱちりと目を見開き、ビクリと身体を強張らせる笹原。すると急な緊張のせいか、その身体からは俺を押さえつけようという力が一瞬だけ抜けていく。
「……っ!!」
俺はその隙に、笹原の身体を強引に押し返した。
「きゃ!?」
驚きの声を出す笹原だったが、俺は構わずに身体を起こすと、笹原の身体を抱きかかえてそのまま強引に声とは逆方向へと走り出す。
クソッ、図書室の一番奥という場所が災いした。これじゃあさらに奥の本棚に移動して身を隠す事が出来ない。手前の列に移動してしまえば声の主のちょうど視線上だ。まず間違いなく見られてしまう……。となると、行く先はこのまま最奥の本棚の列に沿って一直線に走るしかない。
「はぁ、はぁ、はぁ……!!」
通路が狭いせいで走り辛い。特に笹原を抱えてちゃ尚更だ……!
俺は息を乱しながら、本棚をさらに五つほど跨いだところで後ろを振り返る。距離としてはまだ不十分かもしれないが、幸運なことに俺達を追いかけてくる気配は無さそうだ。
「っ、が、はぁあああ!!」
溜め込んでいた空気を一気に吐き出し、俺はまた本棚を背にずるずると腰を沈める。
「はぁ、はぁ……クソ、今のは、本気でヤバかったぞ……!!」
もしその声の主がもう少しでもこちらに近づこうとしていたら。本棚を隔てたこちら側に顔を出していたら。まず間違いなく見られてしまっていた。
「はぁ……はぁ……」
徐々に落ち着いていく自分の呼吸音を聞きながら、俺は笹原へ目を向ける。
「…………」
するとそいつはばつが悪そうに眉をひそませていた。
「あ、がぁっ!!」
「……いきそうなんでしょ?」
「おま、なにを!!」
さらにタイミングの悪い事に、笹原の膣内でずっと抑圧されていた竿が、ここでいよいよ限界を迎えつつある。
ビクンビクン!! と反りあがる竿を、笹原は唐突に「はむっ」と口を開けて咥え込む。
「う、うぐ……!!」
もう、限界だ……!!
びゅるるるる、びゅるるるるるる!!
肉棒は激しくしなりながら、笹原の口に大量の濃いザーメンを吐き出していく。
「んぐっ、んっ……ぱぁ」
「はぁ、うっ!」
笹原はフェラの時と同じように、俺の竿から噴出したザーメンを残らず口に含める。
「おま、なにしてんだよ……!」
「こんなところで射精しちゃったら、床が汚れちゃうよ? だからしょうがなかったの」
「……う、はぁ」
笹原は頬でごにょごにょとザーメンをかき混ぜると、そのまま唾液と一緒に一息にゴクリと飲み込んだ。
「……本当に、なに考えてんだ」
「別に」
笹原は不貞腐れた顔でぷいっとそっぽを向く。
だが兎も角として、これ以上は図書室に居座るわけにもいかない。
笹原はさっきので熱が冷めたのか、立ち上がって衣服を整えると、俺と一緒に図書室を後にした。
「いったーい!」
本館校舎の裏側の影の中で、笹原は俺に後頭部をチョップされてしくしくと唸る。
「お前はどこまで馬鹿なんだ!! ったく、本当に中に出てたらどうするつもりだったんだよ!!」
「だ、だって、その方がお互い気持ちいいかなって……」
「おまえな、もうちょっと後先のことを考えて行動しろっての……ったく」
「ご、ごめんなさい……」
しょぼんとうな垂れる笹原に、俺は大きなため息をつく。
「……ねぇ、おしっこ」
「あん?」
「おしっこがしたいです……」
「ならトイレ行けばいいだろ」
「だめ、もう漏れちゃう」
こんな時にまで気の抜けた事を言う奴だな……。
周りを見てもそこに人の気配は無い。ここは本館校舎の裏側で、ただでさえ普段は人通りが極端に少ない場所だ。だからこそここまで逃げてきたわけだが、しかしトイレに行くとなるとちょっとばかり厄介でもある。
この場所からぐるっと本館の正面口まで周りこんで、そこから一階の廊下にあるトイレまで行かなければならない。走れば2分と掛からないが、それすらも我慢できないと言いたげに笹原は股間をわなわなと手で押さえている。
そう言えば部室を出る時からずっと我慢してたんだったっけか……。
「しょうがないな。ならそこの茂みですればいいだろ」
「うん……分かった。前田君がそういうなら」
「なに照れてんだよ。それと誤解を生むような言い方はやめろ」
高校生にもなって小便が漏れそうってのも情けない話だが、野外の茂みで抵抗なく用が足せるこいつの感覚はやっぱり一般的な女子生徒からはかなり離れている気がしてならない。
これがもし普通のラブコメなら「い、いや……こんなところでだなんて……」とヒロインの女の子がもじもじするシーンだろうに、相手が笹原だったばかりに「え、こんな人気のない所で?」みたいな空気になってしまっている。そもそも笹原の場合はこれさえ露出プレイの一種と捉えかねないしな。
「じゃあ行こ」
「いやどうして俺までついていかなきゃいけないんだ。ひとりで行けばいいだろ」
「だって、他の人が来たらどうするの……?」
「さっきまで図書室で盛大に変態行為してたやつの言う台詞か!!」
「うぐ……だ、だって、もしも誰か来たら恥ずかしいし……」
野外でローター付けたほぼ全裸姿を他人に晒すのとどっちが恥ずかしいのかとか、そういう面倒になりそうな話は振らない。と言うよりも振りたくない。
「あぁ、はいはい……」
と、俺は笹原に連れられてすぐそこの茂みへと入っていく。
茂みと言っても、隠せるのは精々腰の下までだ。しゃがめば首までくらいなら隠れるかもしれないが、それにしても心もとない。
しかし笹原はおもむろにスカートを下げると、そのままパンツも手で持って下へずらした。
「よいしょっと」
「……って、どうしてこっち向くんだよ」
「なんとなく」
笹原がこちらを向いたままパンツを下ろしてしゃがんだおかげで、もう色々とまるっきり見えてしまってるんだが。まさかこのまま小便したりしないよな。
「お前って本当に恥じらいとかないのな」
「私も流石にこんなところ恥ずかしいよ……? でも前田君がどうしても見たそうだったから」
「俺は何時から女子の放尿を見たがる変人になったんだよ!?」
「そ、そうなんだ。それならご、ごめんね……やっぱりしてるところを見られるのは……流石に、恥ずかしい……から」
あれだけ恥部を見せておいて今更かよ、とも思うが、今回は本当に恥ずかしそうに声を細めているので、俺は笹原に背中を向けるように踵を返す。
大丈夫だとは思うが、念の為に他の人間が近づいてこないかも監視するが、やはりその必要はなかったようで、人の気配どころか物音一つしない。
しぃ……ちょろ、じょろじょろ……
背中からは笹原の小水が地面に流れる音が聞こえてくる。
なんだろうか、この感じ。背後で笹原が羞恥を見せながら、用を足している構図はなんとも知れない気恥ずかしさがある。
「終わったか?」
「もう少し……っていうか、トイレ中の女の子に話しかけるって、デリカシーが無いよ……?」
なんだろう、物凄く釈然としない。
「ん、んっ、ふぅ……。終わったよ前田君」
その声に振り向くと、笹原はスカートを上げ、こちらに笑みを向ける。
俺はそれとなく地面を見ると、そこには透明の液体が地面に水溜りを作っていた。
「ちょ、ちょっとそんなところ見ないでよ~!」
俺に駆け寄りばしばしと胸を叩く笹原。こいつ、本当に恥ずかしいのか?
まぁ、確かに普段の露出プレイとはまた違った羞恥心が働いているのかもしれないけど。
「その『え、こいつ本当に恥ずかしがってるの?』みたいな顔やめてよもー! 前田君って本当にデリカシーが無いよねっ!」
「いや、お前にデリカシーって言われても」
「前田君って、やっぱり本当に女の子をいじめるのが得意だよ……」
「そ、そうか?」
「無意識にというか、普段は鈍いくせに本当に恥ずかしいところはしっかり突いてくるというか」
そういうと笹原はジト目を俺に向けながら、苦そうに口を噤む。
「ともかくまた別の居場所を見つけようぜ。ずっと外にいたんじゃ元も子もないだろ?」
こうして、結局図書館にも居れなくなった俺達は、その後は適当な空き教室で時間を潰す事にした。
それからも相変わらず何の実りにもならない雑談をして、夕方になって気温も下がってきたところで、笹原は「また明日ね!」と言って家に帰宅していった。
やけに凝ってる肩を振って、ゴキゴキと鳴る首も回しながら、俺はそんな笹原を見送る。
その後姿を見ながらこんな事が今後も続くのかと思うと、若干の緊張感とえも言えぬ興奮が胸にくすぶった。
笹原とは今後どういう関係になっていくのだろうか。これからもずっと爛れた関係が続くのだろうか。
笹原を露出調教する。それは俺が、俺の手で笹原に露出を強要するということだ。
露出願望のある笹原が求めているものはそういうことで、今日は例外なのだと思う。
何はともあれ、明日からはいよいよ『屋外活動研究部』の活動が始まる。そこでもまた、俺は厄介事に見舞われるのだろうか。
「俺も帰るか」