ドMで引きこもりな私でも露出調教してくれますか? 作:わずみかん
俺は自他共に認める面倒くさがり屋だ。面倒が嫌いで嫌いでしょうがない。
それが脅迫されたとは言え、あいつと妙な約束をしてしまったのが今更ながら不思議でならない。
俺も男子だ。エロいシチュエーションに流されてしまったのかもとも思ったが、どうやらそうでもないらしい。あの状況だ。その気になれば頑なに拒否することもできた。でも、そうせずにあいつの要求を受け入れてしまった。
引きこもりで、オナニー狂いで、しかも露出願望者で、だけど美少女で、そんな笹原カンナと言う人間に、俺は自分から少し距離を縮めたのだ。
「なんだかなぁ」
俺は部屋の天井を見ながら、そう自分の中に溜まったうずうずとした感情を発散させるように呟いた。
笹原との約束の事について考えると、やっぱり自分の取った行動が我ながら理解しきれない。
「つくづく、俺にも俺って人間が良く分からん」
俺はこれまでに、誰かと交わした約束は一度として破ったことがない。
いつどこで、何が切っ掛けで生まれたのか分からない。『一度決めた約束は必ずやり遂げる』と言う俺の持つ体質。
何度も記憶を辿ってみたが、やはり俺みたいな人間がどうしてそんなもんを持っているのかさっぱり思い出せない。
けれど、俺はこの体質のせいで取り敢えずはあの笹原カンナと言うドスケベ人間に付き合うハメになっている、と言う事実だけはどうやら変らないらしかった。
俺はこのわけもわからないルールに幾度も苦しめられてきた。だからこそ軽率に誰かと約束なんて絶対にしない。そう決めていたはずなのに、どうしてだろう。
あの笹原カンナと言う引きこもりと、どうして俺は約束なんて交わしたんだろうか。
「今日はもう寝るか」
次の日。
夏休みの初日で、俺達みたいな学生であれば一段とテンションが上がる日だ。だが俺と言えば昨日の事が頭からはなれず、寝る前になんとか心を落ち着けるために随分と苦労した。そのせいかやっぱり寝不足で、いまいち頭がぱっとしない。
『ピンポーン』
笹原の家のインターホンを押すと呼び鈴が鳴り、それから玄関に人の影が写る。ここまでは昨日とまったく同じで、俺はなんとなく笹原のお姉さんの顔を思い出した。
「は、はい……」
だが、そこで扉を開けたのは笹原のお姉さんではなく、笹原本人である。
「引きこもりが玄関まで出てきて良いのかよ」
「大丈夫……なんじゃないかな? 私もほら、そこまで重度な訳じゃないし、きっと」
「ま、良いけどな」
俺は笹原が開けた扉を通って玄関へと入る。それから靴を脱ぐと、またあのハーブの香りがどこからともなく漂ってきた。
「今日はお前のお姉さんは留守か?」
「うん。買い物に行ってる」
リビングに行くと、そこは誰も居ないせいかしんと静まり返っていた。昨日の時も思ったが、高級な住宅街ってどうもうるさくないんだよなぁ。それが良いかは置いといて、俺はやっぱり落ち着かない気分だ。
「先に座ってて」
笹原は椅子に俺を座らせると、自分はキッチンの方へと向かっていく。
「それで、今日はどうするんだ?」
見ると笹原は冷蔵庫からガラスのボトルを取り出して、そこからグラスへと緑茶を注いでいた。そのボトルにしてもグラスにしても、やっぱりいちいちとブランド感が溢れている。きっとそれなりに値段の張るものだ。
「その、露出調教の事なんだけどね」
笹原はキッチンからそんな声を漏らす。
思えば正気とは思えない話である。笹原の特殊性癖であり願望とは、どうやら露出プレイをすることらしい。しかも本人は半年以上も家から出ていない引きこもりだ。こいつはさっき自分のことを重度の引きこもりではないと言ったが、あの汚く散らかりまくった部屋を見れば笹原がいかに引きこもりの道を着実に歩んでいたのかが分かる。
しかもこいつは自分が露出できるようになる為に、その調教をあろう事か俺に頼んできた。さらに俺は俺で、それを了承してしまったのだからどうしようもない。
「つってもお前、引きこもりなんだろ? どうするつもりなんだ」
笹原の方を見ると、昨日のように白のTシャツ一枚、と言うことは無く、グレーのシャツに太股までの短パンのジーンズ、そしてジーンズと合わせて絶妙な絶対領域を生み出している黒いニーソックス姿だった。それでもややラフな感じは否めないが、昨日と比べると外を出歩けないほどではない。
「私ね、昨日に笹原君に見られてから色々と思ったの。この胸のどきどきは、やっぱり自分ではどうしようもないんだって」
笹原は緑茶の入ったグラスを俺の前に置いた後、手を胸に当ててぎゅっと口を結ぶ。
「それで、俺は何をすれば良いんだ」
「うん。実を言うとね。私、やっぱりまだ怖いんだ。外に出るの」
やっぱり、こいつは何か理由があって引きこもりになったのだろうか。その理由までは分からないし俺が詮索することでもないが、しかし本人にとってはきっとただごとではないはずだ。
誰だって好きこのんで引きこもりになんかならないし、それは俺が好きこのんで人との約束を守っていないのと同じだ。おそらくそうせざるを得ない事情が笹原にも有るのだろう。
「でもね。今日は、ちょっとだけ勇気を出して外に出てみようと思うの」
「それってえと、今が夏休みだからか? ひと夏の間に自分を変えたい的な、高校生の青春に有りがちなキャッチコピーだ」
「それも正直に話すとあるのかな。でもきっと、まだ私が怖いからだと思うんだ。ほら、学校のある日だと、どうしても人の目が気になっちゃうし」
まあ、確かにここいらだとほとんどが住宅街だし、平日に出歩いてる人間は登下校の学生くらいだ。それも夏休みだとさらにまばらになる。だがしかしだ。
「おいおい、お前は露出プレイに興味が有るんだろ? そういうのは寧ろご褒美じゃないのか」
俺が嫌味っぽく言うと、笹原は顔を赤くさせて手をぶんぶんと振りながら答える。
「そ、そうじゃないんだってば! 私は露出プレイが、その、好きなんだけど、やっぱり人に見られると恥ずかしいし、それに……」
なんだか分からないが、こいつにはこいつなりの感性があるらしい。
まあともかく、どうやら俺がする事はおおよそ決まったようだな。
「分かったよ。つまり俺はお前が外に出てるとこを後ろから見張っとくなりすればいいんだな?」
「う、うん」
つまるところ、今日は野外露出の予行演習といったところか。そもそも外で露出しようにも外に出れないんじゃ話しにならないし、まず笹原が引きこもりから脱却するための足がかりを作ろうって考えなのだろう。
露出調教だって言われて俺もどぎまぎしていたが、初めからそこまでヤバイ事をするつもりはないらしい。それが分かっただけで一安心だ。
「んじゃぱっぱと行くぞ。ちんたらやってても埒が明かないだろうしな」
俺は出された緑茶を飲み干すと、そう言いながら席を立つ。
「あ、ちょっと待って!」
「なんだよ?」
すると笹原はとことこと大型テレビの方へ向かっていくと、そこに置かれていた紙袋を持ち上げてたったっと此方へ戻ってくる。
「……なんだ、それ?」
「これなんだけど、良かったら前田君に使って欲しいなって」
なんだか嫌な予感がする。
俺は笹原からそう紙袋を渡され、その中を上から覗いてみる。
そして、絶句した。
「笹原、お前これ」
「う、うん。その、やっぱり野外露出なんだから、必要かと思って」
その紙袋の中身。それは無数のローターバイブにそのリモコン、そしてセロハンテープと首輪だ。
俺はその生々しい道具の数々に一瞬だけ立ちくらみを起こし、そして直ぐに笹原へと向き直る。
「まさかとは思うが、これを俺に渡してどうするつもりなんだ」
「それをね、外に出る前に、前田君に付けてもらおうと思って」
笹原は相変わらずもじもじと腰をくねらせる。
「それじゃあ、脱ぐね」
「お、おい!」
こいつやっぱ何考えてるんだよ!!
お前、引きこもりだろ? 今日はちょっと勇気を出して外に出てみるんだろ? それがしょっぱなからこれって、どんだけ飛ばしてんだよ!!
だが俺がその紙袋へもう一度視線を落としている隙に、笹原は手を下に回し、シャツをぐいっと捲り上げる。
白い肌の上半身には、本来の女子なら付けているであろうブラも無く、昨日に見たあのピンクの乳頭が俺の目に入り込む。
そこには程よく膨らんだ二つの胸がたわわと晒されていた。改めてみてみると、体格にしてはかなり大きい。そこで柔らかそうにぷくっと膨れる胸は、まるで誰かに揉まれるのを待っているかのようにシャツが捲れた弾力で弾みながら、ぐいっと乳頭を此方に向けている。
「下も、脱ぐね」
それから笹原はズボンの止め具を外すと、ジーっとチャックを開けてストンと足元に落とした。
そして見えたのは、ピンク色のパンツだ。だが普通のパンツとは明らかに違う。それはちょうど卑部の辺りだけ布が切り取られたようにぱっくりと肌色を露出させており、おおよそ下着としての役目を果たしていなかった。いや、寧ろ下手に他が隠されているのに陰唇だけがはみ出ているせいで、余計に卑猥さが強調されているようにすら思える。
「お前、これもそうだが、そんなもんいったいどこで買ったんだよ」
「えっと、ネット通販かな。最近はなんでもインターネットで買えちゃうから」
どうやら近頃は引きこもりにも優しい世の中になっているらしい。まあかく言う俺もネットでエロ本はしょっちゅう買ってるが。
「それで、あの……」
「あぁ、もう! 分かったよ。すりゃいいんだろすりゃ」
俺は笹原の意図が何となく読みとれた気がして、それから紙袋を持って笹原の方へ近づく。
昨日に言ってた調教だのなんだのってのは、こういうことか。こいつ、ただ人を巻き込んで露出性癖をこじらせるだけじゃ飽き足らず、こんな事の片棒まで担がせるとは……。
「ダメっ!」
「なんだよ?」
だが、残り数歩といったところで急に笹原が俺を制止させた。
「それ以上、近づかれたら……」
「あん?」
笹原は俺から視線を外し、脇へと目をやる。その両手はいつのまにか恥丘へと置かれていた。
「だ、ダメ……」
次第に笹原の頬が火照っていくのが分かる。こいつ、まさか。
「いいからさっさと付けるぞ」
「だ、だめぇえええええ!?」
俺がもう一歩踏み出した時、笹原は唐突に叫び声を上げる。
そして同時に、笹原の陰部から大量の水分が噴出した。
こいつ、まさかここで見られただけで……。
「笹原、あ、あのな……」
俺は俺でその様子を眺めながら、次第に膨れ上がりつつある陰棒をなだめる。そしてさも呆れたふうな口調で、笹原に言葉を返した。
「こんなんでいちいちイってたら、野外露出なんて絶対に無理だぞ」
「ご、ごめんなさい。だけど、やっぱり慣れてなくて」
そりゃそうだろうな。何せこいつはずっと家に引き篭もってたんだから。と言うか、この状況に慣れもクソもあるかって感じだが。
強いて言えば、目の前にクラスメイトの男子が一人、自分の卑猥な姿を見つめているというこのシチュエーションが、笹原にとってはたまらなく興奮するのだろうか。
「いいから付けるぞ」
「ご、ごめんなさい」
俺はビクンビクン、と跳ねる笹原の腰へと容赦なく手を回す。その際に俺の体や顔にも人間臭い汁が跳ねてくるが、それを気にしていては一生終わる気がしないので構わずに作業を続ける。
俺はまず、紙袋からローターバイブを一つ取り出し、それを笹原の陰部へ―。
「なあ、流石にここは自分でやってくれないか?」
「ど、どうして……?」
「いや、だってさ……」
正直に言えば、俺の竿がもう限界に達しつつある。
笹原は曲がりなりにも美少女だ。そんな美少女の陰唇を自分の手で広げて、中にローターを入れるなんてしたら……。
「大丈夫だよ、昨日の続きだと思ってもらえれば」
「昨日の続き?」
「うん。本当はね、これも昨日、あの後にして欲しかった事なの」
「あの後……って」
そう言えばこいつとのやり取りは、結局お姉さんの来襲と言う形で幕引きになっていた。
「だから、良いよ……?」
くっ……!!
今度は笹原の下目使いの顔が俺の目に写る。こいつ、やっぱり可愛いな。今日は髪も丁寧にブラシで解いているのか、寝癖もなくなっている。それだけでも昨日に比べてまた格段に清楚らしさが上がっていて、まるで青春ラノベのヒロインみたいだ。昨日見た姿とは絶妙にギャップがあって、俺の方が変にドギマギしそうになる。
「……分かったよ。やりゃ良いんだろ」
俺は出来る限り視線を陰部から逸らしつつ、紙袋からローターを一つ指で掴んで、それを笹原の陰部へと近づける。
「ん、ん……」
手に笹原の体温が伝わってくる。とても冷たい。女子の体温はどうしてこうもひんやりとしているのだろう。それからまだ乾かない潮が、笹原の恥丘から俺の指先へと垂れ落ちてくる。
「大丈夫、きっとすんなり入るから」
笹原の言葉の後、俺はローターを思い切って笹原の膣へと押し込む。
「ん、ん……!!」
笹原の喘ぎ声がいちいちエロい。笹原の体内へ入った指先は、その体の表面と比べて信じられないほどに熱かった。
膣の中はひくひくと動いていて、そしてそいつはまるで喉元みたいに、ローターをぎゅっと飲み込んでいく。