※この作品はR-18です。

ドMで引きこもりな私でも露出調教してくれますか?   作:わずみかん

67 / 80
第67話

 シャワー室の中も至極簡単な物だった。

 有る物と言えば、蛇口から繋げられたシャワーノズルの付いたホースと、そのホースをかけておくスタンド。それのみである。

 

「うんしょっと」

 

 笹原は何の躊躇いも無くワンピースを脱ぐと、簾の上にかける。

 

「あ、冷たい! 気持ち良い~!」

 

 シャワーから水を出して浴びる笹原は、紛う事無く生まれたままの姿である。

 同級生の女子の裸に見慣れるって俺も随分と(ただ)れたなぁとか考えるが、しかし笹原の身体はやっぱりその、なんと言うか……。

 

「ん? どうしたの?」

 

 笹原がふとこちらに向く。頭から浴びた水は筋になって髪を伝わり、そして胸へと繋がる。

 上半身から下半身へ、まるで笹原の裸体を(いじ)るように這う水筋は、どことなく綺麗だと思った。

 思えばこいつってやっぱり肌も白いし、スタイルも少し子供っぽい感じはするが、悪くはない。腰もきゅっと括れているし、胸も体型のわりにはある方だ。

 

 やっぱり笹原カンナは、俺から見ても美少女である。それも浮世離れな程に。

 

「ほら、前田君も早く早く」

「あ、あぁ」

 

 はっと我に返り、俺も衣服を脱ぐと同じく簾の上へとかける。

 シャツにズボン、それからパンツを脱ぐが、やっぱり笹原のように何も気にせずにと言う訳にもいかず、服を脱いだ途端に途方も無く無防備な気がして、やっぱりどことなく気恥ずかしい。

 

「それで、シャワーは一つしかないわけだがどうするんだ?」

 

 本当なら前も隠したい気持ちで山々だったが、笹原の前でそんな事をすれば笑われる事は目に見えてるので、やや痩せ我慢して仁王立ちしてみる。

 

「洗ってっ!」

 

 にっと笑う笹原に俺は眉をひそめる。

 

「オマエな。親子が銭湯に来てるんじゃねぇんだぞ。それくらい自分で洗えよ」

「だって、背中とか届かないんだもん」

 

 すると笹原はくるっと後ろを向いて、俺に背中を向ける。

 長い黒髪がぴったりと張り付いて、ぷくっとした尻に水がかかる。太股から踵まで、その全てが俺の目から見て取れた。

 

「あ、あのな……」

「ねぇ、お願い」

「……はぁ」

 

 俺はしょうがなく、笹原の背中を手で触れる。

 そう言えばタオルとか持ってきてないんだよな。洗った後どうするか。まあ仕方ないと言えばそうなんだが。

 

「んっ……」

 

 手で笹原の背中を擦るように撫でると、不意に笹原の口から妙な声が漏れる。

 

「な、なんだよ」

「えっと、別になんでもないかも」

 

 だが笹原ははぐらかす様に苦笑いすると、そのまま俺に背中を洗うよう促した。

 出来る限り手でも汚れが落ちるようにゴシゴシを手の平をこすりつける。こんなので本当に洗えてるのか疑問ではあるが、他に方法も無いしな。

 

「どうだ。こんなもんか?」

「ありがと。じゃあ次は前だね」

「おま、前は自分で洗えんだろ!?」

「そもそも半分は前田君が汚したようなものなんだから、前田君が洗うのが正しいと思うんだけど」

「どんなルールだよそれ。お前はハンムラビ王か何かか。目には目を的な」

「そう、私は王様なのです! だから前田君は王様の身体を洗わなきゃいけないのです」

 

 すると笹原はこちらに向くとえっへんと胸を張って「さぁさぁ!」と偉そうに催促する。

 それを言うなら女王だ馬鹿、と突っ込みそうになったが、それは内心で留めておいて、俺は溜息しながら笹原の上半身に触れる。

 

「さっさと終わらせるぞ」

「お願いね」

 

 笹原の柔肌に手を添えて、まずは肩、そして腕を手で揉んでいく。

 

「……っ、ふん……」

「……どうして目、閉じてるわけ?」

「気にしないで欲しいかも」

「あっそ」

 

 笹原は小さく身体を震わせる。まあ、いくら夏場とは言え長時間の水浴びは寒いだろうけどさ……。

 次に俺の手は笹原の胸の部分へと触れる。柔らかな二つの突起を下から持ち上げて、その裏側を洗い、乳房の形を確かめるように軽く揉んでいく。

 

「はぁ、ん……」

「だから変な声漏らすなよ。やりにくいから」

「ご、ごめん」

 

 それから腹と腰、太股から足首まで、汚れや汗のついていそうな場所を順番に洗い落していく。

 

「どういう状況だよこれ……」

 

 これじゃあ本当に笹原が女王で俺が召使いみたいじゃないか。

 俺の方にも辛うじてシャワーの水が少し掛かってはいるから、軽い水浴び程度にはなってるが……。これじゃあほとんど笹原に身体を洗うために俺まで全裸になったようなもんだ。

 

「そら、こんなもんでどうだ?」

 

 体の主要箇所は一通り洗い終え、俺は笹原に向き直る。

 

「……まだ」

「まだって、ほとんど全部洗ったぞ?」

「まだ、ここが残ってる」

 

 そう言って笹原が指差したのは、自らの下腹部、ぷっくりとした女性器である。

 

「ここの中が、まだだよ」

「…………つっても」

「だって中に前田君のお汁が残ってるんだもん。ねぇ……私の中、洗ってくれないかな」

 

 自分でゴクリと喉を生唾が通っていくのが分かった。

 なんだろう、さっきの時はあまり躊躇もなかったのに、シチュエーションが変っただけでやけに気後れしてしまう。

 

「ねぇ、お願い」

「…………」

 

 俺の手は無言のまま上がり、そしてゆっくりと笹原のマンコへと伸びていく。

 

「おっふたっりとも~! タオル持ってきましたよぉ」

 

「「っ!!」」

 

 その声に同時にびくりと身体を強張らせる。俺は思わず手を引っ込めて、その声のする方へ首を向ける。

 

「な、鈴谷か!?」

「はい、お二人ともタオルとか持って無さそうだったので、用意してきましたよ、って……。あらら、もしかしてお邪魔でしたかぁ」

「あ、いや、そんな事は無いぞ。ちょうど必要だったから助かった」

「う、うんうん! ありがとね真昼ちゃん」

「こちらこそ~、良い物を聞かせてもらったのでありがとうございますぅ」

「お前さては最初からそこで聞いてやがったな!?」

 

 そこはご愛嬌ですよぉ~! と言いながら、鈴谷はこちらにタオルを放り投げた。

 

「時宮先輩もお買い物終わったそうなので、タオルを届けるついでに迎え来ましたよぉ」

 

 俺達はタオルで身体を拭くとそそくさと服を着て、簾から外へ出る。

 まあ鈴谷にはちょっと感謝かもだけど。若干気まずかったし……。

 

「それじゃあ散策の続きに行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 それから時宮先輩と合流した俺達は、電車で館山へと向かった。

 

 館山と言えば俺でも聞く地名だ。と言うか昔やってた全国の駅を回って物件を買い漁るテレビゲームで良くお世話になった。あの周りカードが貰えるマスとかが多いからずっと居座って集めたりするんだよな、桃太○電鉄ゲーマーあるあるだ。

 

 それにどうやら房総半島の中でもそれなりに観光地があるらしく、駅の周りはみやげ物屋や雑居ビルなんかが並んでいる。

 

 館山に着いた後は、皆で昼食に海鮮丼を食ったり、城を見たりデカイ公園に行ったり神社を見に行ったりと、それなりにワイワイ観光を楽しんだ。

 

 最後に海岸から夕焼けを眺めたりして、また駅へ戻ると今度は上り線、つまり館山から千葉へ戻る路線へ乗り込む。

 

 ひとしきり散策も終えて時刻は夜の8時ごろ。外は徐々に暗闇になろうとしている。都心部ならこの時間でもまだ辺りが見える程度には明るかったりするのだが、明かりがほとんどない内房総線沿いの車窓からはほとんど何も見えない。

 

『次は木更津~木更津に止まります』

 

 アナウンスと同時に車両はゆっくりと減速していき、ホームで停車する。

 帰りの電車もやっぱり乗客は少なく、なんと同じ車両には俺達の他に誰も乗っていなかった。

 

「それじゃあ私はここで降りるわね」

 

 すると時宮先輩がそう言いながら席を立つ。

 

「千葉までは行かないんですか?」

「うん、ちょっと用事があるの。前田くん、笹原さん、鈴谷さん。今日は楽しかったわ。ありがとう、また明日も部室でね」

 

 そう言うと、時宮先輩はこちらに手を振りながらホームの階段を上っていく。

 

 今日は時宮先輩にもかなり世話を焼かせてしまった。特に笹原の一件で。

 またこの埋め合わせとかしないとなぁ、なんて考えていると、今度は鈴谷がガバッ! と腰を上げる。

 

「それじゃあお二人とも、私達も一度降りましょうか!」

「ん? どうしてだよ」

「まぁまぁ」

 

 時宮先輩を見送った後、鈴谷は俺達まで立たせると、何故か木更津のホームを上がる。

 

 木更津駅は久留里線との乗り換えもあるため、それなりに人気のある駅だ。見ると仕事帰りのサラリーマンや制服姿の学生なんかも見える。なんとなく千葉の近くまで戻ってきたんだなぁ、なんてしみじみ思ってしまうあたり俺も千葉市民だなと感じる。

 

 流石にターミナル駅ほどの混在はではないが、とは言え笹原が嘔吐を起こさないようにある程度の注意を払いながらついて行くと、鈴谷はふとコインロッカーの前で立ち止まった。

 

「なんだ。荷物でも取りに来たのか」

「……先輩。私、最近結構がんばりましたよね」

「なんだよ急に。そりゃまあ、感謝してるぜ。お前には何度か助けられたしな」

「だったら私にもそろそろご褒美が有っても良いと思うんです」

「ご褒美?」

「はいっ! ご褒美!」

「なんだよご褒美って……」

「それはですね~」

 

 するとカチャリとコインロッカーの鍵が開いて、ギギギと中が開く。

 そこに入っていたのは、大量のピンクローターとバイブだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。