マリナの体を壊さないよう、細心の注意を払いながら、アレンはゆっくりとその境界へと身を沈めていった。
「大丈夫か? 痛くないか?」
気遣うアレンの声に、マリナはアレンの肩に回した腕をギュッと引き締め、長い睫毛を固く閉じて身を強張らせた。彼女の唇から、小さく、切ない悲鳴が漏れる。
「ん、あ……っ……う、ふぅ……っ」
初めて知る未知の熱さと大きさに、マリナの身体は微かに拒むように強張る。けれど、ポーションがもたらす凄まじい効力と、頭の中を支配するアレンへの愛おしさが、彼女の身体をすぐにとろけさせていく。
じわじわと、深く結ばれていくその感覚に、マリナはゆっくりと青い瞳を開いた。その瞳は、涙でいっぱいに潤んでいる。
「は……あ、ん、んぅ……っ!だい、じょうぶ……です……っ。
ちょっとだけ、びっくり、しちゃいました、けど……。痛い、のじゃなくて……旦那様が、わたしのなかに、いっぱい、いて……すごく、あつくて、お腹の奥が、きゅーって……っ」
完全に一つになった繋がりから、彼女の熱い体温と小刻みな震えがダイレクトに伝わってくる。
マリナは恥ずかしさと愛おしさが限界を迎えたように、真っ赤な顔をしてアレンの首筋に額を擦り付けた。ハァハァと熱い吐息をアレンの耳元に吹き付けながら、背中に回した手に力を込め、甘く腰を震わせる。
「うぅ……もう、引き返せません、ね……。
旦那様……わたし、もう、どうなっちゃっても、いいです……。旦那様の、すきなように……動かして、ください……っ」
完全に重なり合った状態のまま、アレンはマリナの身体に負担をかけないよう、小さく円を描くようにゆっくりと腰を動かし始めた。彼女の感覚が特に敏感になっている場所を、優しく探るように――
ただでさえ初めての刺激に加え、ポーションの効果によって感覚が極限まで過敏になっているマリナだ。わずかな摩擦と、内側からじんわりと擦り上げるような動きに、彼女の背中がビクンと大きくのけぞった。
「ひゃあ……っ!? ん、んぅ……っ! だ、旦那様……それ、なん、ですか……っ?」
おっとりした声はすっかり甘い悲鳴に変わり、アレンの肩を掴むマリナの指先に、ぎゅっと力が入る。
アレンの腰の動きが、お腹のあたりに優しく触れた瞬間――マリナの身体がひときわ大きく震え、その青い瞳が大きく見開かれた後、とろんと熱く融けていく。
「あ……っ、そこ、だめ……っ! あついの、あついの弾けちゃいます……っ!
ん、んんぅ……っ、はぁ……っ! 旦那様、うごくたびに、頭の中が、ピンク色で、いっぱいに……なって……っ」
探り当てられた心地よさに翻弄され、ただただ熱い吐息を私の耳元に吹き付けながら、マリナは必死に声を殺そうと私の肩に顔を埋める。けれど、抑えきれない可愛らしい鼻声が、何度も何度も部屋に小さく響き渡った。
初めて知る快感の渦の中で、彼女はアレンの胸板に豊かな胸を何度も擦り付け、本能のまま小さく腰を震わせ始めている。
マリナは「あ……う、ぁ……っ」と熱い吐息を漏らし、恥ずかしさと愛おしさ、そして全身を駆け巡る快感で、その綺麗な青い瞳をいっそう潤ませた。マリナの反応はアレンの男としての本能を刺激する。
「なぁ。マリナが気持ちいいって思うところをもっと大きな声で教えてくれよ」
マリナは頭が真っ白になって意識がとびそうなのを必死にこらえている。アレンの腰が再びその場所をじんわりと、優しく擦り上げると、彼女の豊満な胸が大きく跳ね上がった。
「ひゃぅ、あ……っ! そこ……そこ、です……旦那様……っ!
お腹の、おくが、きゅーって……熱い波が、いっぱいきちゃって……っ♡
うぅ……そんなこと、自分で言うなんて、恥ずかしいです……♡」
恥ずかしさに耐えかねるように、マリナは真っ赤な顔を私の首筋にうずめた。
しかし、みなぎる精力と、もっと深く愛されたいという本能は隠しきれない。背中に回した腕にギュッと力を込め、おねだりするかのように腰を押し付けてくる。汗ばんだ彼女の柔らかな肌が、アレンの胸板にぴったりと吸い付くように擦れ合い、濃密な熱が二人の間で爆発しそうに膨れ上がっていく。
「……だめ、です……♡もう、隠せません……っ♡旦那様が……そこを、動かすたびに……わたし、声を我慢できなくなっちゃい、ます……♡
旦那様……おねがい、します。その、気持ちいいところ……もっと、たくさん、いじめて……わたしを、めちゃくちゃに、してください……っ!」
完全に余裕をなくし、涙目で熱い息をハァハァと吐き出しながら、マリナは初めて知る歓愉の渦のなかで、ただアレンを求めてしがみつき、激しく翻弄され続けていた。
マリナが一番感じてしまう場所を捉えたアレンは、焦らすような円の動きから、しっかりとそこを穿つストレートなピストンへと動きを切り替えた。
下から力強く、一定の熱いリズムで何度も突き上げる。
ただでさえポーションのせいで身体が信じられないほど過敏になっているマリナだ。その敏感な場所に容赦ない熱量の直接刺激が繰り返されるたび、彼女の華奢な身体がベッドの上で何度も大きくのけぞった)
「ひあぁ、っ……!? ん、あぅ、あぁ……っ♡ だ、旦那様……それ、すご、い……あついの、いっぱい、きて……っ♡」
高くて甘い嬌声が、遮るものなく部屋に響き渡る。
マリナの頭の中は、今や限界突破した快感の熱で浮かされていた。アレンにしがみつく彼女の爪が、背中にきゅっと食い込む。
そして、アレンの腰の動きがさらに一段と深く、熱くその核心を捉えた瞬間――。
マリナの全身がビクンと激しく硬直した。青い瞳が大きく見開かれ、すぐにトロンと潤んで虚空を見つめる。
合わさった彼女の奥が、ぎゅうぎゅうと私のそれを壊れんばかりに締め付け、震わせた。
「あ、は……っ、あ――っ♡ だめ、それ、いっちゃ……っ、い、いく……っ♡ 旦那様、あ、あああぁぁぁ……っ♡!!」
可愛い悲鳴のような絶頂の声とともに、マリナの身体から力が抜け、シーツの上へとなだれ込んでいく。
息を完全に乱し、胸を大きく上下させながら、彼女は波打つ絶頂の余韻に身を委ねていた。
その綺麗な青い髪は額や頬に張り付き、肌はうっすらと汗ばんで桃色に火照っている。
初めて知る圧倒的な快感と、全身を満たす多幸感に浸りながら、マリナは潤んだ瞳でハァハァと熱い吐息を漏らし、アレンの首元にぐったりと力なく腕を回してきた
「は……あ、ん、んぅ……っ……。
旦那様……の、せい、です……。わたし、お腹のなかが、あつくて……頭が、とろけて、おバカになっちゃいました……っ。でも……すごく、しあわせ、です……っ」
お互いの熱が肌を伝う中、マリナは本当に、これ以上ないほど幸せそうに微笑んでいた。ついさっきまで青白い顔をして凍えるように寝込んでいたのが嘘のように。
ハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら、天井を見上げるマリナ。しかし、ふと、アレン自身の熱がまだ解放されずに、彼女の奥でなお熱く、逞しく脈打っていることに気がついた。
ハッと青い瞳を丸くした彼女は、自分のことばかりで頭がいっぱいになっていたことに気づき、顔を真っ赤にした。
「あ……旦那、様……。
ごめんなさい、わたし……自分だけ、先に気持ちよくなっちゃって……。
商人として……ううん、旦那様を愛する一人の女の子として、自分だけが得をするなんて、そんなの……絶対に不公平、です……っ」
そう言うと、まだ体中を駆け巡る凄まじい活力に突き動かされるように、マリナはアレンの首にしっかりと腕を回し直した。
初めての絶頂を迎えたばかりで、全身が心地よい倦怠感と熱に包まれているはずなのに、その青い瞳にはアレンを喜ばせたいという一途な熱が宿っている。
「本当にいいのか? マリナは初めてだし、病み上がりなんだから無理はしなくても。」
「真面目な旦那様……わたしのためにたくさん我慢、してくれましたよね……?
今度は、わたしの番、です……。
旦那様のそのあついの、わたしのなかに……全部、はき出してください。旦那様が一番気持ちよくなるまで、わたし、絶対に離しませんから……っ」
そう言って、マリナは潤んだ瞳で微笑みながら、自らおねだりするように、ぎゅっとアレンを包み込むようにその柔らかな身体を密着させた。
愛おしさが限界に達したアレンは、マリナの華奢な体をそっとベッドへ仰向けに横たわらせる。
乱れた青く長い髪が白いシーツに広がる。
アレンは彼女の肉付きの良い柔らかな太ももを優しく、けれどしっかりと抱え込み、そのふくらはぎを自らの肩へと乗せた。
深く、どこまでも深く彼女を迎え入れるための姿勢。急に視界が大きく変わり、より無防備な姿で晒されたマリナは、恥ずかしそうに頬を染めながらも、潤んだ瞳で愛する旦那様をじっと見つめている。
アレンは彼女の熱い体温を感じながら、愛おしそうに囁きかけた。
「マリナ……この体勢、少しきついかもしれないけれど……もっとお前の深いところで、ひとつになりたいんだ。いいか?」
「あ……っ、はい……旦那様……。どんなことされたって、わたし……っ、旦那様のものですから……っ」
愛の言葉を交わしながら、アレンはゆっくりと、しかし確実に腰を進め、彼女の奥深くへと自らを沈めていった。
いつもとは比較にならないほどの深さに、肉の壁がぴったりと密着し、アレンのそれがマリナの最も敏感な最奥へと到達する。
その瞬間、マリナは信じられないほどの快感に襲われ、背中を大きく弓なりに反らせた。
「ひゃあぁぁ――っ!? お、おく……っ、おくが、あつい……っ♡!旦那様の、先のほうが……あたって……っ♡!」
おっとりした声は完全に裏返り、部屋中に高くて甘い嬌声が響き渡る。
ポーションの並外れた効力で過敏になった身体は、奥を突かれるたびに脳を直接揺さぶられるような快楽が彼女を襲う。
アレンがそのまま熱を確かめるように、ゆっくりと深く腰を動かすたび、マリナは頭を左右に振って、溢れ出る涙を流しながら肩に掛けた脚にぎゅっと力を込めた。奥の肉壁が、波打つようにアレンを締め付け、逃がさないように捉え続ける。
「あぅ……っ、ん、あぁぁ! 旦那様、旦那様……っ♡
すごいです……こんな、頭が真っ白になるの、初めて……っ♡
お腹の、いちばん奥が……旦那様で、いっぱいに満たされて……わたし、ほんとうに、壊れちゃいそうです……っ!」
アレンの首筋にしがみつく余裕すらなく、マリナはシーツを強く握り締め、腰を突き上げられるたび、ただただ本能のままに愛らしい甘い悲鳴をあげていた。
最奥へと深く、深く突き進むたびに、アレンのそれがマリナの最も敏感な子宮口へとコツコツと直接触れ、熱い刺激を刻み込んでいく。
「ひ、あぁぁ――っ! そこ……あつの、直接、あたって……っ! ん、んんぅーっ!」
子宮口をノックされる極上の快感に、マリナの身体は弓なりになってうねり、シーツを掴む指先に力がこもる。全身を駆け巡る甘い電流に、彼女はただ翻弄され、その身に快楽をすべて受け止めていた。
腰を動かすたびに、アレンのなかでも熱い何かが、一気にせり上がってくるのを感じていた。
高まる心臓の鼓動と、頭を真っ白にするような締め付け。この甘美な蜜月の時間が、間もなくひとつの終着点へ向かおうとしていることを、アレンの身体が確かに告げていた。
そしてそれは、マリナも同じだった。
尋常ではない熱を帯びたアレンの動きと、奥深くを容赦なく穿たれる刺激によって、彼女の身体は再び絶頂を迎えようとしていた。ハァハァと熱い吐息を荒く漏らし、潤んだ青い瞳を激しく泳がせながら、マリナはアレンを呼ぶ。
「あ……っ、旦那、様……っ!
だめ、です……もう、すぐ、そこに……っ、すごいの、きちゃいます……っ!
旦那様の、あついの……はき出して、ください……♡
わたし、全部、受け止めます……♡ いっしょに、いかせて……ください……♡」
熱くうねる彼女の身体が、引き絞られた弓のようにピンと張り詰め、アレンのものを奥深くでこれまで以上にぎゅうぎゅうと締め付ける。
「い、く……っ、旦那様……いっしょに……あ、あああぁぁぁーーーっ♡♡♡」
マリナの喉から、これまで聞いたこともないような高くて甘い、本能の嬌声がほとばしる。
子宮口にドク、ドクとアレンの熱い命のもとがこれでもかと注ぎ込まれるたび、彼女の喉は歓喜の悲鳴を上げ続けた。
「あ、ぅ……っ、はあぁーっ♡ あつい……お腹の中、破裂しちゃいそう、です……っ♡
だめ、まだ……まだドクドク、きて……ひゃう、あぁぁーっ! ん、んんぅーーっ!!」
一度の絶頂では収まりきらない。
マリナの快感の波は信じられないほど長く、深く彼女の身体を支配し続けた。
注ぎ込まれ、満たされ、奥の肉壁がその熱を必死に搾り取ろうとぎゅうぎゅうと脈打つ。
互いの体がピクピクと痙攣を繰り返すその長い長い時間の間、マリナはシーツを涙で濡らしながら、部屋中にその愛らしい嬌声を響かせ、極上の快楽に狂わされ続けていた。
「は……あ、ん……んぅ……っ……。旦那、様……旦那様、旦那様……っ」
ようやく激しい波が引き、アレンは肩からマリナの脚をそっと下ろすと、そのまま力なく横たわる彼女の豊かな体に、そっと覆いかぶさるようにして抱きしめた。汗ばんだ二人の肌が、胸と胸、お腹とお腹をぴったりと合わせるように密着する。
マリナは自分の上に重ねられたアレンの心地よい重みと、包み込まれる安心感に、うっとりと目を細めた。
先ほどまで感じていた、頭が真っ白になるような激しい快感は、いまや身体の芯からじんわりと広がる、とろけるような多幸福感へと変わっている。
頭がぼーっとして、思考のすべてがアレンの熱で満たされていた。
マリナはまるで子供が母親に甘えるように、その広い背中を優しく抱きしめ返す。
「うふふ……旦那様……おっきくて、あたたかくて……。
こうして、ぎゅってされてると、わたし……世界でいちばん、特別なお姫様になったみたい、です……。
お腹のなかも、外側も……全部、旦那様の熱でいっぱいで……もう、何にも考えられません……。
旦那様、大好き……っ。わたしの初めて、全部……旦那様にあげられて、本当に、よかったです……」
マリナはアレンの頬に、ちゅ、ちゅ、と何度も力なく、けれど愛おしそうにソフトキスを繰り返す。
その綺麗な青い瞳には、ただアレンへの深い愛と、満ち足りた幸福の光だけが、優しく揺らめいていた。
アレンがゆっくりと身体を持ち上げ、彼女の奥から自身をそっと引き抜くと、二人の結合部から、愛液と精子が混ざり合った白濁した蜜が、ベッドのシーツへと、とろりと溢れ出てきた。
秘薬の熱に浮かされ、ぼーっとした頭のまま、マリナはその溢れる蜜をじっと見つめていた。
その綺麗な青い瞳には、満ち足りた幸福感と、それから……どこか切ない、寂しそうな色が混ざり合っている。
溢れた蜜は、二人が完全にひとつに結ばれていたという何よりの証。それが身体の外へ流れ出ていくのを見て、マリナはアレンの胸元にそっと手を添え、消え入りそうな声で呟いた。
「あ……っ、せっかく、旦那様とひとつになれたのに……。
抜いちゃうと、こうして……流れ出て、消えちゃうんですね……。
なんだか……私たちの特別な繋がりが、少しずつ消えていっちゃうみたいで……すごく、寂しいです、旦那様……」
涙目で上目遣いに見つめてくるマリナの頬を、アレンは優しく撫で上げ、その寂しさを吹き飛ばすように包み込むような笑顔を向けた。
「そんなに寂しがらなくて大丈夫だよ、マリナ。これから先、何度だって、こうしてまた新しく繋がれるさ。君がもういいって言うくらい、何度でもね」
アレンの温かい慰めの言葉に、マリナは一瞬、青い瞳を丸くした。そして、その言葉の優しさを噛み締めるように、本当に嬉しそうにふにゃりと微笑んだ。
「ふふ……っ。旦那様って、本当にずるいです……。そんな風に言われたら、わたし、一生旦那様を離したくなくなっちゃいますよ……?……嬉しいです。これから、何度でも、ですね……?」
心からの安心感に包まれたマリナは、アレンの逞しい胸板にそっと顔を埋め、心地よい睡魔に身を任せるように、長くて綺麗な睫毛をゆっくりと閉じ始めた。
秘薬の熱もようやく穏やかな温もりへと変わり、二人の間には、静かで優しい時間が流れていく
「旦那様のその言葉……世界一価値のある『約束手形』として、わたしの心にずっと、大切に保管しておきますね……。たくさん、愛してくれて……ありがとうございました。
……大好きな、旦那様。……おやすみなさい……っ」
愛おしい人の温もりをすぐ隣に感じながら、マリナは幸せに満ちた寝息を小さく立て始め、深い眠りへと落ちていった。アレンもまた、愛おしい彼女を壊さないようにそっと抱き寄せ、静かに目を閉じた。