異世界転生を阻止されたので現代で復讐を果たします。 作:六本線
妹にも避けられ、学校でも孤立するユウマ。
しかし異世界の存在・グリッジのお守りで“幸運が不幸に変わる魔法”が弱まり、少しずつ日常が改善していく。
教室ではいつもの三人組に性的な辱めを強要されるが、グリッジの怒りが爆発し、
「えっ!? えっ!?」
と、いじめ主犯のヒトハが自分の身体を勝手に動かされ、教室中が騒然となる。
初めていじめっ子が崩れ落ちる姿を見たユウマは、胸の奥がすっと軽くなるのだった。
学校への登下校。少し前まで佐藤ユウマは妹のユミと一緒に登校していたが、今では別々に出て行くのが当たり前になっていた。よほどユウマと一緒に登校するのが嫌なのだろう。朝練のある部活動でもないのにユミは朝早くから家を出て学校に向かっているようだった。ユウマの登校時間は遅くなりがちだ。いくら学校が嫌なところでも家にずっといるよりはマシと遅刻ギリギリの時間に家を出ることになる。
しかし、今日のユウマの足取りはほんの少しだけだが軽かった。
『ユウマ様に念のため注意事項のおさらいです。わたくしめの姿はユウマ様にしか見えないようになっております。こうした話し声も他の人には聞こえません』
(そういうときはこうやって頭の中で声を出せば返事もできる……だよね?)
『素晴らしいです。ユウマ様』
肩に乗ったグリッジがユウマをわしゃわしゃと撫でる。
こうして話し相手がいるというだけでユウマの心は少しだけだが軽くなっていた。グリッジは不自然なほどユウマを褒めてくる。これはユウマに死なれては困るというのと少しでも前向きになってもらう為のことだとわかっていてもユウマにとっては嬉しかった。
(……すごいね。今日、赤信号に捕まったのたった2回だけだった)
『6つほど信号がありましたが、いつもはいくつほど?』
(全部だよ)
ユウマには常に異世界から幸運を不幸に不幸をより大きな不幸に変える魔法が送られ続けている。これは一流の魔法使いが途切れる事なく交代で行っているようだ。しかし、今はグリッジが作ってくれたお守りのおかげで魔法がお守りにズレてかかるようになった。なので幸運は幸運なまま、不幸は不幸のままという状況になったのだが、たったそれだけで学校にいつもよりも10分も早く到着することが出来た。
「げっ、空気!? なんでもういるんだよ!」
学校に入って下駄箱の前までいくといつも絡んでくる大柄なクラスメイトと出くわす。大柄なクラスメイトの手にはユウマの上履きが握られていた。
「ま、間違えただけだからな! 先生にチクんじゃねぇぞ!」
クラスメイトは赤くなりながらユウマに一撃体当たりをしかけてくる。小柄なユウマと大柄なクラスメイト……いつもであればユウマが吹き飛ばされるのだが、今回吹き飛ばされたのはクラスメイトの方だった。
「い゛っっっ!?」
「大丈夫?」
「っっっっ~~~あーなんか聞こえた空耳かな!」
クラスメイトは罰が悪そうに大きな声を上げながら教室へと戻っていった。いつもの無視だが、今のユウマにとっては負け犬の遠吠えのようにしか聞こえない。
『リフレクションっと勝手ながらやってしまいましたけど』
(ありがとう、とっても助かったよ)
グリッジはこっちの世界に来るまでの間に大半の能力を失ってしまったらしい。残った能力は魔力を物理的な力に変える能力だけという話だったが、その力はトラックを易々と止める事が出来るほどに強い。今回は物理的に吹っ飛ぶ力を反転させてクラスメイトを吹っ飛ばしてくれた。
朝にもグリッジが能力でマグカップを浮かせたり、朝の準備を手伝ってくれたので能力の心配をしていなかったが、ユウマはクラスメイトが吹っ飛ぶところを見て心の底から安心することが出来た。しかし、教室が近づくにつれてその足取りはだんだんと重たくなっていく。
『大丈夫ですよ。ご心配なく』
(うん……)
時間をかけてなんとか教室の扉の前までたどり着くと扉を開ける。先ほどまで廊下に響くほどに賑わっていた教室がユウマがくると少しだけ静かになる。教室の一番後ろ、廊下側に近い席がユウマの席だ。ユウマの席には花瓶と花が置かれていた。ユウマにとってそれはいつものことなのでいつも通り、花瓶を元あった場所に戻す。いつもであれば暗い気分になったのだが、今日は肩にグリッジがいてくれるおかげか、不幸が少しずつ無くなってきているのを自覚しているおかげかユウマの心は穏やかだった。
(……? グリッジ? 大丈夫?)
ただ、グリッジが非常に険しい顔をしている。表情から読み取れるのはただひたすらの怒りだった。
「あれ、空気、今日は早いんだね?」
「今日も着替えもってきてるわよね? 欲しい服があるからユウマちゃんには頑張ってもらわないと」
「そうだ、視聴者からプレゼントもらったんだよね。お尻用の玩具だってさ……ほら、先生来ないうちに脱いでお尻こっち向けなよ」
左からトウコ、ヒトハ、オモイの3人がユウマの席を取り囲む。オモイの手には円錐型の拳ほどの大きさのある金属が握られている。
『ユウマ様、ふたつほどおたずねします……わたくしめの理解の範囲であれば机の上に花は死人に対して行うものでしたよね? それをしたのはこの者達の主導ということで間違いないですか?』
(え、あぁ、うん。面白半分でやられてるみたい。それでこの3人が僕を虐めてくる子たちだよ……正直にいうと……怖い。見られて囲まれてるのが怖い……お尻にあれをいれてでも早く解放されたいって思うぐらいに)
『そうですか……ユウマ様、真ん中の子を見ていてくださいね?』
真ん中の女の子……ヒトハはイジメの一番の首謀者とも言って良い人物だ。このクラス、否、この学年のリーダーとも言って良い存在で彼女が身につけた物や持ってきた物はすぐに流行る。服もかなり良い物を着ており、何も知らなければ可愛い女の子にしか見えない。夏らしい涼しげな青いワンピース、それとなくあしらわれているブランドマークはユウマでも知っているような高級ブランドだ。この服を買うために僕は辱めを受けていたのかも知れないと思うと吐き気がしてくる。
「はっ? ぇっ!?」
「えっ!? えっ!?」
突如としてトウコがしゃがみ込み、ヒトハのワンピースの裾を一気に持ち上げて頭の上まで持ってくると裾をぎゅっと両手で閉じてしまう。当然ながら現れるのは真っ白な太ももや足、ワンピースが透けないように選んだ似たような色の青色のブラとショーツとキャミソール。突如としてそんなことをされたヒトハが悲鳴を上げるのはわかるが、それをしたトウコまで悲鳴を上げる。
「トウコ、なにして……え、ま、まって」
続いてオモイがしゃがんでヒトハのショーツを握るとそのまま一気に引き下ろしていく。ヒトハの割れ目は産毛のような陰毛が生えており少しだけアンモニアの香りがユウマの所まで香ってくる。
「え、な、なんで、身体が勝手に動いて……私、今どうなってるの!? ねぇ!」
ヒトハの涙声が混ざった叫び声が教室中に響く。その声によって今の事態に気が付いた生徒達たちから悲鳴とどよめきが起こり、教室が騒がしくなる。ヒトハは叫び声を上げながらくるっと反転してユウマに小さく形の良いお尻をぷりんっと突き出してくる。ピンク色でひくひくと動くお尻の穴はなんだかとても気持ち悪いようなでもドキドキしてしまうような不思議な魅力があった。
「え、え、ちょ、ちょっとこれは……」
「ひっ、な、なに、つめたいっお尻つめたいっっっ」
「や、やば、うそ、とまらなっっっ」
オモイが視聴者からもらったという円錐型の玩具をヒトハのお尻の穴へ触れさせる。トウコは片手を大きく振り上げて、その玩具へ向かって一気に手を振り下ろす。
ばちぃぃぃぃんっっっ。
「ひっっっっぎゃぁぁぁぁぁぁっっっっっ!?」
みぢみぢみぢみぢみぢっっっ。
この音を聞いたのはおそらく、ヒトハ本人とその周りにいたトウコ、ヒトハ、ユウマだけだっただろう。肉が無理矢理押し広げられていくような音が遅れて聞こえてくる。トウコが手を退けるとヒトハのお尻に真っ赤な手のひらのマークと共にお尻の穴にあれだけ大きかった玩具がずっぷりと入ってしまっていた。
『ユウマ様の濃い魔力があれば身体を無理矢理操ることも不可能ではないですよ……気に入っていただけましたか? ユウマ様』
(……さいっっっこうだよ)
グリッジの言葉が脳内に響き渡る。こんなに楽しい事はない。グリッジの魔法が解けたのかヒトハはへなへなとその場にへたり込み、お尻に入ったままの玩具に当たってひゃんっと声を上げながらお尻を少し浮かせる。トウコとヒトハは何が起こったかわからずただただヒトハから後ずさりをして距離を置く。
「だ、だれか、だれかトイレにつれていって……」
「それならあたしが」
我に返ったトウコが名乗りを上げるがヒトハはトウコをにらみ付ける。その視線にトウコは動けなくなり、他の女子がヒトハに肩を貸してトイレへと連れて行く。その様子にユウマは胸がすかっとしてグリッジに最大限の感謝を心の中で伝えるのだった。
あとがきという名の語り
お世話になっております。とりあえず、できる限り毎日投稿できたらなぁと思っております。
さて、タグにもつけております肉体操作……催眠とはまた違って本人の意思が完全に残っているところが最高にえっちだと私は思っておりますが皆様はどうでしょうか?
少しでも楽しんでいただければ幸いです。