※この作品はR-18です。

妄想淫猥運命論   作:ジョン・ドゥドゥ

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調教後始末

 

 オルレアン城の外では、凄惨な激闘が繰り広げられている。

 空を埋め尽くす大量の黒い影―――無数の飛竜が甲高い鳴き声をあげて羽ばたくオルレアンの平原に、突如として天を貫く一筋の巨大な光の柱が生まれ出た。

 輝く光線が闇を切り裂いた瞬間、周囲に群がっていたいくつもの黒い影が一瞬にして蒸発し、絶命の叫びすら残さずに消滅していく。空を覆う飛竜の群れにぽっかりと巨大な穴があけられたが、瞬く間に後方から押し寄せる別の影によって、その穴は埋め戻されていった。

 しかし、それは戦闘が始まってから幾度となく繰り返されてきた光景の一つに過ぎなかった。

 アルトリアの手にする聖槍から解き放たれた膨大な魔力が、迫り来る飛竜の一団を容赦なく消し飛ばした証。これほどまでに絶大な威力を誇る宝具を、本来であれば一度放つだけでも英霊の身を苛むほどの魔力を消費する極大宝具を、彼女は何回と連射し続けていた。

 それだけの膨大な魔力を放出し続けてなお、アルトリアの霊核は微塵も揺らぐ気配を見せない。

 あなたから受け取っていた、あの濃厚で圧倒的な魔力供給。肉体と魂の深淵まで満たされた絶え間ない活力によって、彼女の霊器は常に限界を超えて回復し続けていたのだ。あなたという唯一無二の供給源が存在するからこそ、彼女はこの規格外の宝具連射という圧倒的な武力を維持し続けることができていた。

 

「閃光よ、地に集え!」

 

 眩い光の奔流が再び空を押し流し、何十という飛竜が一閃のもとに焼き尽くされる。

 

 アルトリアがその圧倒的な火力によって空を埋め尽くす飛竜の群れの相手を一人で引き受けている間、地上ではさらなる熾烈な乱戦が続いていた。

 立香たちと、竜の魔女が召喚した不気味なシャドウ・サーヴァントたちの群れ。両者が死力を尽くしてぶつかり合う地上戦は、今やまさに勝敗を決する佳境を迎えようとしていた。

 立香の戦闘支援の下、マシュが巨大な盾を掲げて敵の猛攻をことごとく受け流し、隙を突いて牽制する。そして生じたわずかな綻びを見逃さず、ラクシュミーが峻烈な踏み込みでシャドウ・サーヴァントのうちの一体を追い詰めていく。

 この特異点での戦いの中で着実に主従の絆を深め、あなたに仕える雌便器としての歪んだ連帯感を高めていた三人。そして何より、あなたの濃厚な体液をついに摂取し、霊基の底から着実な魔力回復を果たしていた彼女たちは、本来であれば個々のスペックで勝るはずのシャドウ・サーヴァントに対し、息の合った完璧な連携と数の利を生かした戦いで確実に優勢を保ち続けていた。

 

「ハァッ……ッ!」

 

 敵のシャドウ・サーヴァントが振り下ろした骨をも砕く大斧の一撃を、ラクシュミーは手にした剣で真っ向から受け止める。

 甲高い金属音が夜空に響き渡る中、彼女は刃越しに伝わる手応えに確かな違和感を抱いた。戦闘開始時から時間が経つにつれて敵の魔力供給はジリジリと弱まりつつあったが、つい先ほど、まるで大きな段差を一気に転げ落ちたかのように、敵の纏う魔力の密度がガクンと数段階も落ち込んだのだ。

 

(これは……! 城の中で、彼らが……!)

 

 城の最深部で、あなたたちが竜の魔女を追い詰め、激戦を制しつつあることの何よりの証。

 ラクシュミーはその可能性を大いに信じ、己の胸の内で確信に変えた。城内の戦況が大きく動いた今こそ、地上における最大の攻め時である、と。

 

「マシュ! 私に合わせろ!」

「はいっ!」

「二人とも! 思い切り行って!!」

 

 鋭い一喝に、マシュは即座に力強く頷いた。ここが勝負の決め手と、立香は令呪を切って二人に全力の魔力を送る。

 ラクシュミーは身体に秘められた、限界以上の魔力を一気に漲らせると、強烈な脚力で地面を蹴り、大斧を押し返してシャドウ・サーヴァントを強引にはじき飛ばした。間髪入れず、流れるような剣撃と間隙を縫うような銃撃の壮絶なコンビネーションを繰り出し、手負いの敵を徹底的に牽制していく。

 

「そこだ……ッ!!」

 

 ラクシュミーの放った一発の銃弾が、鋭い音を立ててシャドウ・サーヴァントの膝裏を正確に撃ち抜いた。ガクリと体勢を崩し、その場に膝をつく影のサーヴァント。

 その絶好の好機を、マシュは見逃さなかった。

 

「はぁぁぁぁッ!!」

 

 膝をついた敵に対し、マシュは巨大な宝具の盾をしっかりと構え直し、仮定展開による重厚な魔力の奔流を纏わせながら真上から勢いよく飛びかかった。

 地響きのような破砕音が辺り一面に轟く。まるで上から押し潰されたかのように、シャドウ・サーヴァントはマシュの巨大な盾と硬い石畳の地面との間に強烈に挟み込まれ、その全身を影の塊ごと紙のように潰されてしまった。

 逃げ場を失い圧殺された影は、断末魔をあげる間すら与えられず、そのまま真っ黒い霧となって空気中へ霧散し、完全に消滅していった。

 

「やった……! 倒した!!」

 

 マシュの盾から立ち上る魔力の霧を背に、藤丸立香はパッと表情を明るくして喜びの声を上げた。

 目の前の強敵を倒した勝利の余韻に浸りつつも、彼女はすぐさま視線を巡らせ、その目と鼻の先で繰り広げられている別の激戦へと意識を向けた。

 

 そこでは、聖女マルタが、巨大な大槌を振りかざす凶悪なシャドウ・サーヴァントを相手に、まさに獅子奮迅の凄絶な叩き合いを繰り広げていた。

 ドカッ! ガンッ! と、肉拳と鉄塊が激突するたびに周囲の空気が重低音を響かせて激しく震える。

 相手は大槌という圧倒的な重量と間合いを誇る巨漢の英霊。しかし、マルタは一歩も引く気配を見せない。それどころか、圧倒的な暴力の波動をもって完全に相手を押し込んでいた。あなたから与えられた濃厚な魔力供給―――己の霊基の容積から溢れ出すほどの爆発的な魔力を内に滾らせている今の彼女にとって、この程度の敵など脅威にすらならなかった。

 

「ハッ! ぬるいッ!」

 

 相手が大槌を振り抜いた僅かな隙を逃さず、マルタは踏み込んで懐へと一気に潜り込んだ。聖女が持つべき儀仗はその手に無く、ただ悪を打ち砕く徒手空拳があるのみ。

 

「オラ”アァ”ッ”!!」

 

 地を破砕するような重厚な拳の殴打を、シャドウ・サーヴァントの腹部へと立て続けに叩き込む。

 ドスッ、ドシッ! と打撃音が響き、衝撃波が影の肉体を揺さぶる。敵は必死に身を捻り、重厚な鎧と魔力で耐え抜こうと足掻くが、マルタの猛攻は止まらない。

 

「いい加減に……くたばりなさいッッ!!」

 

 気迫を漲らせたマルタの右拳が、凄まじい速度で敵の胸板へと叩き込まれた。

 バリァンッ! と装甲が弾け飛ぶ音とともに、巨躯のシャドウ・サーヴァントは紙屑のように後ろへ大きく吹き飛ばされ、地面の上を激しく転がった。

 即座に身を起こし、体制を整えようとしたシャドウ・サーヴァントであったが―――それよりも早く、矢のような速度で肉迫したマルタがその胸の上に躍り乗り、完全にマウントポジションを奪い取った。

 

「これで……仕留めるッ!!」

 

 マルタは両手を固く組み合わせると、巨大なハンマーのごとき質量を持たせた拳を、上空から容赦なく振り下ろした。

 ガードのために咄嗟に掲げられたシャドウ・サーヴァントの極太の腕。しかし、振り下ろされたマルタの凶暴な拳は、防ぐために掲げられた腕ごと一閃のもとに粉砕し、そのまま頭部を影の霧ごと木っ端微塵にぶち撒けた。

 頭部を潰されたシャドウ・サーヴァントは、一瞬だけ全身を激しく痙攣させると、そのまま黒い粒子となって空中に霧散し、跡形もなく消滅した。

 そのあまりにも圧倒的で暴虐的な武闘の光景に、立香は思わず感嘆の息を漏らした。

 

(凄すぎる……。本当に、相手を圧倒しちゃった。

 でもあんなに強い聖女様なのに、ご主人様に全身ぐちゃぐちゃにされて、散々膣内に中出しされて、完全に雌奴隷になってたんだよね……♡)

 

 眼前で荒い息を吐き、聖女としての凛とした佇まいに戻ろうとしているマルタの背中を見つめながら、立香は内心でどこか歪んだ優越感と、あなたという絶対的な存在への畏怖を込めた想いを深く抱くのだった。

 

 地上におけるサーヴァントたちの激闘に一つの明確な区切りがついた、まさにその瞬間。

 上空で荒れ狂っていた巨大な影、邪竜ファフニールの様子にも劇的な変化が生じた。

 大英雄ジークフリートとの凄絶極まる死闘によって、数多の剣痕が刻まれ、ずたずたに引き裂かれていたオルレアンの大地。そこへ地響きを立てて舞い降りた邪竜は、その巨大な顎を開き、赤黒く灼熱する火炎の球体を幾つも連続して吐き出した。

 

「―――遅い!」

 

 ジークフリートは眼前に迫る火炎の球体を、大剣バルムンクの一閃によって冷徹かつ鮮やかに斬り払う。爆炎が夜空を赤く染め上げ、熱風が彼の髪を激しく揺らした。

 しかし、斬撃の手応えと火炎に込められた魔力の密度を感じ取ったジークフリートは、わずかに眉をひそめ、確かな違和感を覚えて静かに呟いた。

 

「……調子を落としているようだな、ファフニール」

 

 彼の鋭い指摘の通り、ファフニールの巨躯から放たれる魔力の気配は、先ほどまでに比べて僅かながら、しかし確実に薄れ始めていた。

 先ほどまで邪竜の背後、城の奥深くに存在する聖杯から無尽蔵に供給されていたはずの禍々しく巨大な魔力。それがまるで何者かの手によって一瞬にして寸断されたかのように、途絶えてしまったのだ。

 今の邪竜には、もはや聖杯からの無限のバックアップは存在しない。その巨大な霊基に元々収められている、邪竜本来の魔力しか行使できない状態に陥っていた。

 

(城の中に入った別動部隊。もう一人のカルデアのマスターが、ついに聖杯を奪ったのだな……!)

 

 聖杯の加護を失い、限界が見えてきた邪竜の姿に、ジークフリートは胸の中で勝利の図式を描いた。

 同時に、邪竜との長きにわたる因縁に決着をつける最後の勝負に臨むため、全身の魔力を大剣へと静かに、そして鋭く高めていった。

 その劇的な戦況の変化と、地上を支配する空気の遷移を、聖槍を掲げるアルトリアも見逃さなかった。彼女は威厳に満ちた声を響かせ、戦場に立つ一同へと視線を巡らせる。

 

「皆、聞け!! 城内の仲間たちが、我らに最大の好機をもたらしてくれた! 今こそ最後の踏ん張りどころだ。この艱難を越えれば、勝利は我らのものとなる!……死力を尽くして立ち向かえッ!!」

 

 アルトリアの一喝がオルレアンの平原に高く轟き、満身創痍のサーヴァントたちの胸に、最後にして最大の闘志の火を灯したのだった。

 

 

 

 

 あなた達と別れてから、スカサハは一人で城の最奥へと向かって通路を駆け抜けていた。巣を突かれた蜂のごとく、次から次へと地響きを立てて湧き出てくる無数の悪霊や異形の触手どもを、彼女は立ち止まることすらなく淡々と斬り払い続けている。

 まさに鎧袖一触。ケルトの影の国の女王にして、無数の修羅場を潜り抜けてきたスカサハの圧倒的な武芸と魔術の前にしては、いかなる怨念も、いかなる執着や嫌悪の化身も、何一つの障壁にすらなり得なかった。

 あなたへの絶対的な崇拝と狂おしいほどの情愛、そしてあなたから与えられた濃厚な魔力によって肉体と魂の最奥まで満ち足りていた今の彼女を止められる存在など、もはやこの特異点には存在しないかのようであった。

 パンッ、と一閃のもとに触手の群れを赤黒い霧へと変えながら、スカサハは不意に足を止め、己の進行ルートの先へと鋭い視線を向けた。

 そこから立ち上るのは——あなたたちと二手に分かれる直前に彼女が感じ取った、あの膨大な魔力の気配そのものであった。

 

「……ふむ」

 

 スカサハは薄く唇を噛み締め、己の浅慮を恥じるように小さく息を漏らした。

 自分はどうやら、敵の小細工に一杯食わされたらしい。先ほどまで自分がマスターたちに提示し、進ませたルートこそが敵の用意した巧妙なダミーであり、本物は、こちらの道筋に存在していたのだ。

 

「私としたことが、目が曇っていたか……」

 

 己の失態を挽回するためには、偽装の幻影などではなく、真の聖杯を自らの手中に収めねばならない。

 スカサハの瞳に、極冷の殺意と苛烈なまでの戦意が宿る。躊躇う理由など何一つなかった。敵を己の目で直接確かめるまでもなく、その心臓をひと突きで貫いて見せればよいだけの話だ。

 スカサハは城内の石畳の上を滑るような無駄のない足捌きで間合いを詰めると、手に握りしめた一振りの愛槍を、鋭い投擲の姿勢へと構え直した。

 彼女の研ぎ澄まされた鋭眼は、視界を遮る悪霊や異形の触手の束——その遥か向こうに存在する重厚な大扉を、完璧に透過して捉えていた。

 扉の向こうに鎮座する、狂おしいほど膨大な聖杯の魔力反応。

 そして、その膨大な魔力反応のすぐ横で、うずくまる妖しくもおぞましい英霊の気配を、スカサハの知覚は完全に捉えていたのだった。

 悪霊と触手の束を遮る大扉の向こう、その最深部に潜んでいた英霊。ジル・ド・レェ。聖杯の魔力で竜の魔女を怨念の渦から呼び起こし、この特異点を構築した元凶。

 飛び出た巨大な眼球と落ち窪んだ頬、異様なまでの不気味さを漂わせる漆黒の法衣を身にまとったその男は、邪悪な魔導書を握り締め、狂気と歪んだ執着に塗れた異様な容貌を、ぐにゃりと歪ませていた。聖杯を通じて感じられる竜の魔女の魔力反応が著しく乱れている。まるで何か大きな波に、彼女の霊核が拐われてしまうかのような感覚であった。

 

「な……何だこれは……! 聖杯の力を持ってしても、我がジャンヌとの繋がりを維持するのが手一杯だと!? ええい、地下で何が起きているのだ―――」

 

 だが、ジルがその異形な顔面をさらに歪め、狂乱の叫びを上げ切る前に―――死線は既に引き直されていた。

 大扉の手前に立つスカサハは、一切の猶予も情けもなく、手に握る愛槍の真名を開帳する。

 

「―――貫き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク・オルタナティブ)!」

 

 スカサハの腕から解き放たれた神槍は、爆音すら置き去りにして音もなく空間を切り裂き、投擲された。

 瞬間、数多の土壁と蠢く無数の影を紙切れのように貫通した神槍は、居並ぶ壁の合間を物理法則を無視した無軌道な軌跡を描いて滑らかにすり抜けていく。そして最奥の大扉をも容易く穿ち抜いた。

 

「ぐっ、ぬぉぉぉっ!?」

 

 異変の到来を直感したジルは、咄嗟に螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)から大量の異形の触手を呼び出し、幾重にも重なる肉の障壁を展開しようと試みる。

 しかし、神殺しの呪いを帯びた朱い槍の前には、そのような抵抗など何の意味もなさなかった。

 神槍は展開されたばかりの触手の壁を瞬時に吹き飛ばし、そのままジル・ド・レの胸の真ん中―――その霊核たる心臓を正確無比に貫き通した。

 

「ガッ……は……ッ!?」

 

 胸を穿たれ、無残に打ち崩れる狂気の術師。

 あまりにも一瞬。瞬きをする間すら与えられなかった神速の穿孔に、彼は飛び出た両目を限界まで見開き、絶句した。胸から溢れ出す赤黒い光の粒子とともに、崩れ去る彼の薄れゆく脳裏には、かつて自らが狂信し、そして自らの手で歪んだ魔女として生み出してしまった、あの聖女の姿が幻視されていた。

 

「ああ……ジャンヌ……私の……聖女……よ……」

 

 妄執と執着の言葉を残し、ジルの異形なる身体はやがて幾筋もの光の粒子となって崩壊し、暗がりの中へと静かに消滅していった。

 それに合わせるように、廊下を埋め尽くしていたおぞましい悪霊どもは一瞬にして霧散し、蠢いていた異形の触手群もまた、一斉に命の糸を切られた人形のようにその場へドサリと打ち崩れていった。

 

「ふむ……すっきりしたな」

 

 スカサハは短くそう呟くと、床に力なく転がる触手の残滓を容赦なく足蹴にし、踏み潰しながら静かに前進する。そして、神槍によって無残に穿たれた大扉をその手で重々しく押し開けた。

 扉の向こうに広がっていたのは、部屋一面を覆い尽くすおぞましい魔術の痕跡であった。肉片や粉砕された人骨があらゆるところに散らばり、狂気の儀式が執り行われていた凄惨な現場であることを物語っている。そしてその最奥、禍々しい祭壇の中央に、一筋の神聖な光を放つ一つの黄金の杯が静かに鎮座している。紛れもなく、本物の聖杯であった。

 スカサハは静かな足取りで祭壇へと歩み寄ると、迷いなくその手で黄金の杯を掴み取った。

 部屋の中では何も起きない。トラップも、残された呪詛の反撃すらも存在しない。聖杯は今、この瞬間から完全にカルデアのもの。そして何より、彼女の愛する主人のものとなったのだ。

 

「さて……これでひとまず先ほどの汚名を濯ぐことはできたな。我が主と合流せねば」

 

 スカサハはそう呟くと、聖杯を抱えながら神経を研ぎ澄ませ、城内に未だ残る魔力の気配を探索し始める。ゆっくりと雲散霧消していく残滓のなかを辿っていくと——スカサハはすぐに見つけた。

 城の最奥、地下牢の方向から伝わる、あなたという絶対的な存在の力強い魔力。そして、それに寄り添い、ひれ伏すように侍っている二つの魔力の気配を。一つは紛れもなく、あなたと共に二手に分かれた聖女ジャンヌ・ダルクのものであった。

 

「……だがもう一つは、はて、何であろうな?」

 

 スカサハはしばし細い顎に手を当てて考えを巡らせたが、すぐに肩の力を抜くと、その整った唇にふっと淫靡な笑みを浮かべた。

 もしその気配の主が竜の魔女であるなら―――あなたの手によって、戦いの最中に手籠めにし、完全に屈服させてしまっていても何ら不思議ではない。

 あなたとの尋常ならざる濃厚な性愛の記憶、そしてあなたの凶悪な陰茎から身体の奥底へ直に放たれた、あの滾るような魔力の解放感を思い出し、スカサハは溢れ出る淫蕩な想いに胸を焦がしながら、その気配の元へと向かって歩みを進めていく。

 彼女の想像通りなら、今頃あなたの足元にはまた一匹、あなたを狂信し敬愛する忠実な雌便器が増えているはずであった。

 

 

 

 

 

 スカサハが城の最奥で真の聖杯の所有権を奪取したのと同じ頃。

 薄暗く湿り切った地下室の只中で、ジャンヌは全裸となり、あなたという主人に仕える卑しい雌便器としての身体を無防備に晒しながら、己の指先で秘処の陰核をを意地悪く強くなじり、千切り潰すようにいじめ抜いていた。

 

「あ”ぉ”っ……♡♡♡♡ んお”ぉ”っ……♡♡♡ ご主人主様……ご主人主様ぁ”っぁ”っ……ぉっほぉ”ぉっ”っっ♡♡♡♡」

 

 地下室には、指先が粘つく愛液を掻き混ぜる「ビシャ、ビシャッ」という下品で不埒な水音が淫らに響き渡っている。

 彼女の大きく開かれた股座の真下には、ひとつの大きな水差しが置かれていた。それこそが、この地下牢の扉にかけられた重厚なからくり鍵。一定量の体液を満たすことで開錠される仕掛けを解くためのもの。

 ジャンヌの股間から滴り落ちる濃厚な愛汁の雫は、絶え間なくその水差しの中へと溜まり続けていた。すでに水差しの底はとっくに隠れ、溢れんばかりの澄んだ体液がなみなみと満たされている。そこからは、かつて旗を掲げた聖女のものとは思えぬ、甘く爛れた雌の香りと熱い湯気がモワリと立ち上っていた。

 

「あ”っ……♡♡♡♡ また……イッグゥ”ゥゥ”♡♡♡♡ ご主人様のお顔がっ”っ、頭から離れないぃ”ぃ”っ……♡♡♡♡♡」

 

 あなたの雄々しい体躯、己の最奥を容赦なく穿ったあの凶悪な陰茎の感触。それを思い出すだけで、ジャンヌの指先の動きはさらに狂暴さを増していく。

 ジャンヌの指先が、限界まで硬く充血した陰核を容赦なくぎゅっと摘み潰した。その瞬間に走った凄絶な悦楽と快感に、彼女は背中を狂おしく反らせ、濁音の混ざり切った獣のようなオホ声を地下室内に轟かせて激しく絶頂した。

 

「お”っほお”お”ぉ”っ”♡♡♡♡♡♡♡ ほお”ぉ”ぉ”っ”♡♡♡♡♡♡」

 

 ガクガクと全身を小刻みに痙攣させるジャンヌ。その膣口からは、絶頂の衝撃とともにチョロロと勢いよく甘い愛液が迸り、真下の水差しの中へと勢いよく注ぎ込まれていく。

 ポタポタと最後の数滴が滴り落ち——ついに水差しは、ジャンヌが溢れ出させ続けた濃厚な愛液を余すことなく受け止め、その縁のギリギリまで満杯に満たされるのだった。

 己の甘い雌汁が溜まった水差しを見下ろし、ジャンヌは恍惚とした笑みを浮かべつつも、焦燥と嫉妬の混ざり合ったどこか憤懣とした想いで静かに膝をついた。そして、水差しの首と底を優しく、かつ絶対にこぼさぬよう確実に両手で支えながらゆっくりと持ち上げる。

 愛液を垂らし、いやらしく勃起した二つの乳首と膨らみきった陰核を隠しもせず晒したまま、床から立ち上がるその姿は、客観的に見ればあまりにも隙だらけで間の抜けた格好であった。しかし、主への忠誠と狂信に脳まで溶け切っているジャンヌが、そんな惨めな己の姿を気にするはずもなかった。

 

「ふぅっ……♡♡ こぼさないように……慎重に……♡♡」

 

 中身の愛液が一滴たりともこぼれ落ちないよう、ゆっくりと足を進めて扉の側面に用意された窪みへと水差しを収める。

 カチッ……ガシャリ。

 水差しをはめ込んだ直後、内部の感圧板が精巧に反応し、重厚な地下牢の扉を固く閉ざしていた錠前が解かれる重々しい金属音が響き渡った。

 

「あぁ……ご主人様……今、すぐに行きます……ッ♡」

 

 ジャンヌはあなたへの狂おしいほどの愛慕と情念を全身にみなぎらせ、解錠された巨大な扉を力任せに勢いよく押し開けた。

 ひんやりと冷気が満ちる薄暗い地下牢の通路の中へ、豊かな乳房と肉厚な尻を荒々しく振り乱しながら、ジャンヌはなりふり構わず足を踏み入れる。その最奥に位置する一室から、間違いなく愛しいあなたのものである、濃密で力強い魔力の脈動を感じ取っていた。

 あなたに恋い焦がれ、一刻も早くその足元にひれ伏したい一心で、彼女は矢のような速度で廊下を駆け抜ける。

 そして——最奥の一室の扉を威勢よく開け放った。

 

「ご主人様、お迎えに―――ッ!?」

 

 開け放たれた室内に広がる光景、そして開いた瞬間から鼻腔内の穴という穴を無慈悲に塞ぎ、脳髄を麻痺させるような雄と雌の生々しい交尾の香りに、ジャンヌの思考は一瞬で白く吹き飛んだ。

 そこにあったのは——壁にもたれかかるように座り込んだ、あの竜の魔女、ジャンヌ・ダルク・オルタの無残極まりない姿であった。

 全裸のまま放り出された彼女の体。無防備に開かれた雌と不浄の尻穴からは、あなたから注ぎ込まれ尽くした膨大な精液がドバドバと溢れ出し、冷たい土床へドロドロと滴り落ちている。白目を剥き、口端から粘ついた涎を垂らしながら、彼女は完全に甘い失神の快楽の中で気絶していた。

 そして——あなたはそんな無様に崩れ落ちた不埒な雌奴隷を見下ろしながら、未だ怒張を保つ己の陰茎を力強くしごき上げていた。

 

「あっ……あぁッ……♡♡♡♡」

 

 ジャンヌが息を飲んで見つめる目の前で、あなたの先端から最後の一滴まで絞り出されるように射精が放たれる。限界を超えて打ち出された薄い精液が、気絶したオルタの歪んだ顔面と、だらしなく揺れる115センチの爆乳の上へと容赦なくぶちまけられ、白濁の汚名となってその肌を淫らに汚していった。

 オルタの豊満な全裸体を白濁の汚名で染め上げたあなたは、ふと室内に地下のひんやりとした冷気が流れ込んでくるのを感じ取った。視線を向けると、そこには扉を開け放ったまま、全裸の肉体を露わにして呆然と佇むジャンヌの姿があった。

 あなたは息を整えながら、遠慮のない疲労の色を滲ませつつも、未だ肉欲にぎらぎらと滾る雄の視線を彼女へと向けた。

 

「あっ……♡ あぁ……ッ♡」

 

 その凶暴で圧倒的な雄の視線に射抜かれた瞬間、ジャンヌは激しい喜悦と快楽の過多で全身をガクガクと身震いさせた。あなたの視線を受けるだけで、彼女の豊満な乳と、指先で弄り倒され硬く勃起した陰核が熱く跳ね狂う。

 あなたが優しく、低くその名を呼びかける。

 

「は、はい、ご主人様……♡♡♡」

 

 ジャンヌは目尻に涙を浮かべ、あなたへの狂おしいほどの崇拝と、留まることのない情愛の念をその声に滴らせて即座に応えた。

 あなたは続けて、近くにおいで、と命じる。その言葉は、ジャンヌにとって至高の救いであり、命じるまでもない歓喜の勅命であった。

 

「はいっ……♡♡♡♡ 今すぐ……すぐにお側に……♡♡♡♡」

 

 ジャンヌはまるでご主人様に呼ばれた忠実で浅ましい雌犬のようにあなたへと這い寄った。

 そして、あなたが何を求めているのかを完璧に察したように、あなたの眼前でしとやかに膝をつくと、未だ白濁の余韻を残して怒張するあなたの陰茎へとそっと顔を寄せた。

 

「ご主人様……♡♡♡♡ この卑しい雌便器めが……ご主人様のおちんぽ様を綺麗にお清めさせていただきます……♡♡♡♡♡」

 

 恍惚と恋慕の入り混じった熱い吐息を秘処へと吹きかけながら、ジャンヌはへりくだった言葉を口にする。

 あなたは愛おしむようにジャンヌの頭の上に優しく手を置くと、聖女の美しく輝く金髪を指先で愛でるように撫でながら、静かに告げた。許す、好きにしなさい、と。

 

「あぁっ……♡♡♡♡ ありがとうございます、ご主人様ぁ……♡♡♡♡♡」

 

 ジャンヌはとろけきった歓喜の息を漏らすと、まずはあなたの陰茎の先端——亀頭に向けて、聖遺物に与えるかのような極上の敬意と愛を込めたキスを静かに捧げた。

 

「ちゅっ……♡♡♡♡ ズ……ッ♡♡♡♡♡」

 

 そして、命を削るような凄絶な性行為を戦い抜いたあなたを心から慕い、慈しみ労わるように、彼女は開かれた秘口であなたの陰茎を根元まで優しく含み取った。

 

「んむ……っ♡♡♡♡ ズズズッ……ちゅぷ……♡♡♡♡ れろ、れろろろろッ……♡♡♡♡♡」

 

 オルタの体液や自身の愛液、そして射精の残滓で汚れた秘茎を、自らの温かい口腔と舌使いで丹念に拭い去っていく。愛しい主の体温と味わいを噛み締めながら、ジャンヌは心を込めて、あまりにも淫らで奉仕に満ちた口淫を捧げ続ける。

 ジャンヌがもたらす優しさと、奉仕に込められた深い淫らさに、あなたはえも言われぬ心地良さと甘美な性感を感じ取り、背筋を小さく震わせた。さりとて、先ほどまでの短い時間の間に何度となく苛烈な射精を繰り返し、竜の魔女オルタを完全に屈服させて雌奴隷へと仕立て上げた今のあなたにとって、即座に再び射精へと至るには絶対的な体力が足りず、それなりの回復の猶予を必要としていた。

 あなたはジャンヌの丹念な舌遣いに目を細め、熱を帯びた腰の奥を小さく身震いさせる。そして、己の肉茎を含み続けるジャンヌの後頭部へ無造作に手を添えると、彼女が逃げ出せないよう頭部を優しく、しかし確実に軽く押し押さえた。

 次の瞬間、あなたは秘められた身体の力を弛め、そのまま無造作に温かい小水を放出した。

 

「んぐぉ”ッ……♡♡♡♡♡♡ じゅ、ズズズッ……♡♡」

 

 いきなり口腔内へと勢いよく満ちていく温かく黄色い液体に、ジャンヌは一瞬だけ驚きで丸い目を大きく見開いた。

 しかし、それが愛する主から直々に与えられた排泄物であることを理解した瞬間、彼女の瞳はすぐさま至高の歓喜と恍惚の色でドロドロに蕩け落ちた。

 

(主様の……主様のご排泄物……♡♡♡♡♡ 聖女でも何でもない、私みたいな雌便器の口の中に……♡♡♡♡♡)

 

 ジャンヌは歓喜の息を喉の奥で漏らしながら、自分に与えられた、ご主人様専用の雌便器としての役割を完遂せんばかりに、喉を大きくゴクン、ゴクンと鳴らして、注ぎ込まれる小水を一滴たりともこぼさず夢中で飲み干していった。

 小水を綺麗に出し切ると、あなたは己の陰茎にぐっと力を込め、ジャンヌの柔らかい口腔内を二度、三度と軽く叩いた。それが「残らず出し切った」という無遠慮な完了の合図であった。

 どれほど雑で無骨な仕草であろうとも、忠実な雌犬となったジャンヌは即座にその意図を正しく読み取った。彼女は惜しむように秘茎を唇から解放すると、口の周りに残った僅かな滴すらも丁寧に舐めとり、一切の汚れを残さず飲み干したことを証明するように、両手で口を大きく開いてその咽喉の奥深くまで見せつけてみせた。

 

「んむ……っ♡♡♡♡ 主様……綺麗に、全部いただきました……♡♡♡♡」

 

 そのいじらしくも心底いやらしい献身的な振る舞いに、あなたは労いと感謝の意を込めて、彼女の温かい頬を優しく撫で上げた。ジャンヌはまるでご主人様に愛でられる子犬のように、あなたの掌に擦り寄って歓喜の甘い息を漏らした。

 ジャンヌはあなたの手のぬくもりに愛おしそうに頬ずりを重ねながら、恍惚と瞳を濡らしてうっとりとした言葉を紡ぎ出す。

 

「私……ずっと信じておりました……♡♡♡♡ あなた様なら、あのような邪悪で強大な竜の魔女すらも完璧に屈服させ、己の性奴隷へと落とし込んでしまわれるのだと……♡♡♡♡ やはりあなた様は、主がこの世に遣わされた神の子……いいえ、全知全能の主よりも遥かに偉大で、尊き絶対の御方なのです……♡♡♡♡♡ この世に存在するすべての雌の英霊は、あなた様の前にその浅ましい痴態を晒し、その貴きおちんぽ様によって調教される宿命にあるのですね……♡♡♡♡ 心より、心よりお慕いしております♡♡♡♡ 私の偉大なるご主人様……♡♡♡♡♡♡」

 

 信仰心と歪んだ性愛が完全にドロドロに溶け合ったその崇拝の言葉を受け、あなたは大いに気分を良くした。

 そしてジャンヌの細く柔らかい顎を二つの指先で軽く摘まみ上げ、彼女の整った顔面を正面から上向かせると、静かに告げた。こんなジメジメとした冷たい地下牢にいつまでも留まっていては体調を崩してしまう、用が済んだのなら早々に地上へ上がろう、と。

 

「はいっ……、主様のおっしゃる通りですッ。では、地上へ出られます前に、まずはお召し物を身につけましょう。この卑しい雌便器がお手伝いいたします……っ♡」

 

 ジャンヌはしっかりと大きく頷きながら、すぐさま壁際に乱雑に脱ぎ捨てられ、散乱していたあなたの衣服へと視線を向けると、全裸で愛液を滴らせたままあなたの服へと近寄り、手際よく拾い集めては丁寧に形を整え始めていった。

 あなたは自分に尽くし続ける彼女の献身的な姿を横目で見やりながら、ふと視線を落とし、足元で白濁とした精液の海に沈む新たな雌奴隷―――ジャンヌ・ダルク・オルタの無惨な姿を見つめた。

 気絶して白目を剥き、二つの穴から精液を垂れ流すこの全裸の淫らな雌便器は、まるで存在そのものが生まれながらの濃密な性愛の気配を撒き散らしているかのようだった。その無防備で爛れ切った肉体を見つめているだけで、短時間の内に消耗し切っていたはずのあなたの陰茎は、不思議と再び力強く血が巡り、脈動を取り戻していくかのようであった。

 あなたは頭の中で思考を巡らせる。自分の衣服はジャンヌが用意してくれているおかげですぐに着ることができるが、オルタの着ていた鎧や衣服は周囲のどこを見渡しても存在しない。この全裸の雌奴隷をこのまま地上へ引き揚げた後は、他のいかなる男の目にも触れないような安全で閉ざされた場所へと、一刻も早く運んで隠さねばならない、と。この圧倒的で、あまりにもいやらしい極上の雌便器を力で屈服させ、己のモノにしたのは——他でもない、自分自身なのだから。

 そこまで思考を巡らせたあなたは、改めて固い決意を抱く。彼女の主人となったからには、この女をここまでの雌便器へと徹底的に叩き落とした責任を、主として最後まで果たさなければならない、と。

 あなたは冷たい床の上でぐったりと横たわるオルタの手を力任せに掴むと、容赦なく強引に立ち上がらせた。そして彼女の肉厚で柔らかい両腿の裏へ腕を差し込み、そのまま抱え上げる。さらに、再び熱を帯びて威圧的に屹立した己の陰茎を、精液と愛液で塗れたオルタの膣口へと一気に無理やり突き刺し、奥深くへと打ち込んだ。

 ズドンッ……!!

 

「ぉ”ぉ”っ……お”っほぉ”……ッ♡♡♡♡」

 

 気絶状態にあったオルタは、その子宮を激しく揺らす突き上げの衝撃と、脳髄を直撃する激しい性感に、意思とは無関係に喉から濁ったオホ声を漏らして体を小刻みに震わせた。

 この激しい一連の行動を、あなたの衣類を胸に抱え持ったまま目の当たりにしたジャンヌは、羨望と狂おしい性愛、そして隠しきれない濃厚な嫉妬が混ざり合った視線を真っ直ぐ向けてくる。

 

「そ、そんな……! ご主人様、ひどいです……! 私だって、あなた様のために一生懸命たくさんおしっこをして、扉を開けたのに……っ!」

 

 ジャンヌの口から飛び出したストレートすぎる言葉に、あなたの一瞬の思考の中にささやかな疑問符が浮かんだものの、すぐに表情を崩さず冷静に応えた。

 この女が誰の所有物であるのかを周囲にはっきりと示し、地上にいる他の者たちに余計な真似をさせないよう強く牽制しておく必要がある、これはそのための必然の処置なのだ、と。

 そう理由を説明されても、ジャンヌはなおも納得がいかないようで、あなたの陰茎が凶悪に突き刺さったまま浮かぶオルタの豊満すぎる肉体に対し、燃え盛るような嫉妬の視線を向け続けている。己と瓜二つの容姿を持つ存在だからこそ、あなたへの情愛と独占欲がいっそう激しく掻き立てられているのだろう。

 しかし、あなたに絶対的な忠誠を誓う先輩雌便器としての弁えか、彼女は不満げに眉をひそめつつも、不承不承といった様子で一歩後ろへ引いた。

 

「……わかりました。ですが……カルデアに無事戻り、体を休められましたら……その時は私を、私をたっぷり愛してくださいね……っ?」

 

 いじらしくも切実にそう訴えかけてくるジャンヌに対し、あなたは力強く頷いて、その要求をしっかりと了承してみせた。

 あなたの承諾を得てパッと表情を華やがせるジャンヌを伴い、あなたはオルタの全裸体を胸の前でしっかりと抱え込み、陰茎で彼女の秘口を深々と串刺しにしたまま、地上へと繋がる長い階段を歩み進めていく。

 

「お”っ……♡ んお”ぉ”っ……♡♡」

 

 歩を進めるたびに内壁を容赦なく擦り上げられる無遠慮すぎる衝撃に、気絶から覚めきらないオルタは、抗う術もなく力なく濁ったオホ声を漏らし続けるだけであった。

 哀れな雌便器を深く突き犯しながら、全裸の三人は暗く湿った螺旋階段を地上に向かって静かに上っていく。

 途中の通路で、ジャンヌは脱ぎ捨てられていた自身の衣類と旗を回収し、本来なら身を包む機会を得た。しかし、絶対の主人であるあなたが全裸でオルタを犯し続けているというのに、奴隷たる己だけが身だしなみを整えることなどできようか―――そんな畏れと卑しい自尊心から、彼女はそれらを霊子化させて消去することを選んだ。

 そして何食わぬ顔で、あなたのすぐ後ろをついて歩く。一切の身に着けものを排した全裸のままで、豊満な胸と秘処をいやらしく揺らし、晒しながら。

 

「あぁ……♡♡♡ ご主人様の逞しいお背中……とても素敵です……♡♡♡」

 

 階段のあちこちに、二人の雌便器の秘唇から溢れる愛汁がポタリポタリと落ちていく。

 あなた達はそのまま地上階へと上がりきり、尖塔の外へと繋がる重厚な扉を押し開けた。視界が一気に開ける。そこは心地よい日光が差し込む、屋根付きの回廊であった。

 久方ぶりに肌を撫でる涼やかな外気に、あなたは気持ちよさげに胸を膨らませて深呼吸をすると、勢いよく腰を突き上げた。

 

「あ”ぉ”ぉ”っ……お”っほぉ”ぉ”ぉ”っ”♡♡♡♡♡」

 

 絶頂の最奥を容赦なく撃ち抜かれたことで、気絶していたはずのオルタは獣のような遠吠えのオホ声を漏らし、その膣口から勢いよく一筋の潮を激しく吹き散らした。

 そんなあなた達が繰り広げる白日の下の卑猥な光景に向けて、唐突に、尊崇と絶対の信頼を孕んだ静かな声が贈られた。

 

「―――ふふっ。我が主に成し得ぬことなど、最初から存在せぬな♡ こうして貴様に仕える身として、心底誇らしく思うぞ♡」

 

 声のした方へ視線を向けると、廊下の先から静かな足取りでスカサハが姿を現した。

 彼女の手にはもはや神槍はなく、代わりにこの特異点の核心たる聖杯を、まるでただの玩具であるかのように手の上で弄んでいる。本来ならこの世界を繋ぎ止める何よりも貴重な概念であるはずのそれは、今の彼女にとっては限りなく優先度の低い路傍の石と同義であった。

 そんな彼女に対し、あなたは己の戦果を誇示するかのように、腕の中のオルタの女体をぐっと揺らしてみせる。しかし当のオルタは汚いオホ声と痙攣を繰り返すばかりでまともな反応すら返せず、完全に意識を飛ばしたままだ。

 あなたの横で、ジャンヌが誇らしげに胸を張り、スカサハへと言葉をかける。

 

「ご覧の通りです、スカサハ殿。我らがご主人様は、その尊き性なる御業をもって竜の魔女すらも完璧に調教されました。今の彼女は、見ての通りご主人様に全てを捧げる忠実な雌奴隷……私達の愛すべき同胞です」

「言わずとも判っておる。我が主の振る舞いに、端から疑いなど挟む余地もない。お前が堕とすべきと定め、調教したのであるなら、その雌もお前の所有物となるのが理というもの。この特異点で己を捧げた我ら雌たちの中に、異論を唱える者などおらぬ」

 

 そこまで一気に言い切ると、スカサハはどこか冷静な眼差しであなたを見据えた。

 

「……だがな、主よ。カルデアに留まる者には、事前に話を通しておく必要があろう。その竜の魔女がカルデアに喚び出された際、仮にこの特異点での記憶や経験を引き継いでいた場合、余計な摩擦や誤解を生むわけにはいかんからな」

 

 スカサハの現実的な指摘に対し、あなたは問いかけた。カルデアの誰を説得し、この状況を伝えるべきなのか、と。

 スカサハは事も無げに口元を綻ばせ、手の中の聖杯を軽く持ち上げてみせた。

 

「案ずるな。お前がこのような成果を挙げることなど、疾くに重々承知していた。聖杯を手中に収めたあとらカルデアの通信回線へ真っ先に連絡を入れておいたのだ。……今、すぐに繋いでやろう」

 

 スカサハの言う「繋いでやる」という意味。その言葉が示唆する真実に思い当たり、あなたは一瞬息を呑む。

 まさか自分たちのこの全裸の痴態を、カルデアの者たちにそのまま見せつけようというのだろうか。

 

「た、大変です、ご主人様……すぐにお召し物をッ!」

 

 ジャンヌも事態の切迫さを察し、あなたの全裸を覆い隠そうと慌てて抱えていた衣類を大きく広げる。だが、彼女の手が衣服を被せるよりも早く、空間に眩い青い光の通信ウィンドウが滑らかに展開された。

 そこに現れたのは、カルデアの技術局長、レオナルド・ダ・ヴィンチの顔であった。彼女は画面越しにこちらの凄絶な光景を前にしても、まるで爽やかな朝の挨拶でもするかのように、朗らかに語りかけてきた。

 

『やあ、話は聞いているよ。聖杯を無事に、誰一人として犠牲を出さずに奪取するだけでなく、まさか敵の首魁まで調略してしまうなんてね。我々の想像の及ばないことを立て続けにやってのける。まったく、君のやることは本当に凄いな』

 

 突然のダ・ヴィンチの登場に、ジャンヌは顔を真っ赤にして叫ぶ。

 

「えっ、ち、ちょっと! 本当に通信をするんですか!? まさか、この通信は……カルデアの皆様全員に見えているのですか……ッ!?」

『ふふ、安心したまえ、ジャンヌ。これは最高機密の暗号コードによる専用通信だ。技術局長である私以外に、この映像を見られる者は一人もいないよ。今は私室で一人きりで通信しているからね、君たちの今の状況を観察する者は誰一人としていない。その点は安心してくれていい』

「はぁ……よかった……」

 

 ダ・ヴィンチの言葉に、ジャンヌは心底ホッとしたように深く安堵の息を漏らす。そして、もうあなたたちの痴態を隠す必要もないと悟ったのか、諦めたように力を抜いて衣服を抱えた手をダラリと下ろした。

 ダ・ヴィンチは通信ウィンドウ越しに頬へそっと手を添えると、まじまじと画面に映るあなたとオルタの全裸の身体を観察し始める。彼女の頬は次第に艶やかな朱に染まり、その瞳には芸術家としての狂気と、ひとりの女性としての熱っぽい欲望が宿りはじめる。

 

『それにしても……実に素晴らしい肉体だ。竜の魔女の、雌としての圧倒的な肉感の良さもさることながら……君の、男として大きく成長しながらも、どこか一つの完成形へと近づきつつある肉体美。ふふ、まるで中世の教会によって禁忌として封印された、爛れた美女画の最高傑作を見ているかのようだよ。……とても美しい』

「フン……それだけしか感想はないのか?」

 

 スカサハが冷ややかな、しかしどこか誇らしげな眼差しで問い詰める。ダ・ヴィンチは「まさか」とばかりに首を振り、あなたたちが解き放つ性行為の過激な淫蕩さと放埓さを熱っぽく評価しながら、どこか抑えきれない淫靡な吐息を漏らした。

 

『芸術家としても、ひとりの女としても感動しているのさ。……こんな光景を見せられて、平気でいられるわけがないじゃないか♡♡♡』

 

 あなたはそんな画面越しの彼女を試すかのように、腕の中のオルタの豊満な体をくいっと持ち上げ、その秘唇の奥深くから己の陰茎をドスッと音を立てて引き抜いてみせた。

 

「あ”……っ♡♡」

 

 オルタの膣口から溢れ出す白濁の精液と愛液。そして、それらを浴びて野性的な輝きを放つ、あなたの凶悪で逞しい怒張。

 その雄々しすぎる姿を直視したダ・ヴィンチは、息を呑んで感嘆の声を漏らした。

 

『あぁ……なんということだ。昔、万能の芸術家として彫像を彫っていた時も……まさにこれほど完璧な一物を思い描いて形作ったものだよ。肉体の美、その最高峰の到達点の一つだね……♡♡♡』

 

 そう呟くダ・ヴィンチの手は、もはや我慢の限界を迎えたかのように滑り落ちていく。画面に映らないウィンドウの裏側——彼女自身の愛おしい下腹部の下へと、ゆっくりと運ばれていった。

 直後、通信ウィンドウ越しに、密やかで粘り気のある「くちゅ、ジュプ……」という不埒な水音が静かに響き始めた。

 ダ・ヴィンチは頬を赤く染め上げ、うっとりと瞳を濡らしながら、万能の天才らしからぬ倒錯的で完璧な性愛の笑みを浮かべてあなたを見つめ返してくる。

 あなたは画面越しに指先を濡らし始めた天才を見つめながら、静かに告げた。さすがに連続した交わりと魔力の大量行使で体が優れず、魔力の消耗が激しい。それに地上で戦っている立香たちの無事も未だ確認できていない。彼女たちと無事に合流し、安全を確認してからカルデアへの帰還手続きに入りたい。それまで少しばかりの猶予が欲しい、と。

 その言葉の裏に隠された意図——すなわち、体力を回復させるため、そして合流までのわずかな時間は自分たちだけの時間になるという意図を察し、ジャンヌとスカサハは互いに顔を見合わせた。二人の口元には、より一層淫蕩さを深めた、蕩けるような笑みが浮かぶ。

 

「フ……心得た♡♡ ならば、我が主の英気を養うのが我ら雌の務めというもの♡♡」

 

 スカサハは手にした聖杯を回廊の片隅へ無造作に漂わせると、長い指先をパチンと弾いた。

 瞬間、彼女の全身を包んでいた影の衣類が一瞬にして霊子となって霧散し、露わになったのは息を呑むほどに凶暴で官能的な全裸の女体であった。

 引き締まりつつも柔らかさを残した腰つき、神々しいまでに引き締まった腹筋のライン。そして何より、豊満に膨らんだ二つの美しい乳房と、その頂点に位置する硬く勃起した桃色の乳頭。太腿の付け根に刻まれた深い秘溝からは、すでにあなたへの情念によって生み出された澄んだ愛液がトロリと糸を引いて滴り落ちている。ケルトの影の国を統べた師としての威厳は完全に剥ぎ取られ、そこにはただ、主人を求める一匹の極上の雌の肉体が横たわっていた。

 

「ご主人様っ♡ このジャンヌも、全霊でお支えいたします……ッ♡」

 

 ジャンヌとスカサハは、あなたの左右へと同時に侍った。

 一切の隔たりをなくした二人の全裸の体が、余すところなくあなたへとしなやかに押し付けられる。ジャンヌの乳房の圧倒的な柔らかさと、スカサハの張りのある豊満な胸が、あなたの両腕や背中を熱く挟み込む。

 二人は競い合うように、あなたの肌へと滑らかな手つきで愛撫を開始した。ジャンヌはあなたの首筋から胸元にかけて、甘い吐息とともに熱い唇を幾度も押し当て、舌先で愛おしそうに舐め上げていく。スカサハは指先をあなたの腹筋から下腹部へと這わせ、一度は萎えかけたものの再び血が巡り始めた己の主人の凶悪な陰茎を、優しく、しかしたくみに指の腹で擦り上げていく。

 一人の絶対的な雄の主人に対し、二匹の忠実な雌英霊が群がり、我先にと全身で奉仕と愛撫を捧げるあまりにも爛れた光景。

 

「あ”っ……♡♡♡ んお”っ……♡♡♡♡」

 

 そんな二人からの濃厚すぎる愛撫の圧を受け、あなたの腕の中で吊り下げられたままのオルタの身体が、意識を失ったままガクガクと小さく跳ね狂った。未だ膣内に残っているあなたの凶器の余韻と、周囲から押し寄せる密着の熱気、そしてわずかな体の振動による摩擦だけで、彼女は気絶したまま小さな絶頂を迎え、秘唇から一筋の澄んだ潮を虚空へ勢いよく撒き散らした。

 通信ウィンドウの向こう側で、画面越しに展開されるあまりにも淫蕩で挑発的な光景を眼前にしたダ・ヴィンチは、熱気混じりの荒い息を吐き出した。

 

『はぁッ……あぁ……♡♡♡ なんて……なんて凄まじい構図だ……ッ♡』

 

 ウィンドウの画角の外から響く密やかで淫らな水音は、加速度的に激しく、そして下品な音へと変わっていく。

 ダ・ヴィンチは苦しそうに胸を上下させながらも、もはやひとりの雌として溢れ出す淫蕩な吐息を隠そうともしていなかった。

 あなたはそんな画面越しの彼女の爛れ切った表情を冷徹に見つめ、静かに告げた。

 カルデアへ帰還したらじっくりと話がある。事前に準備しておいてくれ、と。

 

『……え?』

 

 ダ・ヴィンチは一瞬、呆けたように目を丸くした。

 しかし次の瞬間、あなたの言葉の意味——帰還後に万能の天才たる自分自身が直々に調教される、という確定した未来を理解した途端、彼女の身体は凄まじい衝撃を受けたかのようにガクガクと激しく震え上がった。

 

『あ”ッ……♡♡♡♡ あぁ"ぁぁぁ"ぁ"ッ……♡♡♡♡』 

 

 画面越しに解るほどの激しい絶頂が彼女を襲う。ダ・ヴィンチは顔を真っ赤に染め上げ、快楽の波に呑まれながら勢いよくその場に立ち上がった。

 そして、カメラの映る通信ウィンドウに向かって、自身の腰を強引に突き出した。彼女の両手が自身の下腹部へと伸び、溢れ出る愛液でテカテカと濡れ光る完璧な雌の膣口を、指先で左右にぐっと押し広げて見せつけてくる。

 

『おまんこを濡らしてお待ちしております♡♡♡♡ 私の、ご主人様……♡♡♡♡♡♡』

 

 秘唇の内壁までを淫らに開帳し、愛汁を垂れ流す限界の痴態をあなたに見せつけたまま——ダ・ヴィンチとの秘密通信は、ぷつりと音を立てて静かに打ち切られたのだった。

 

 

カルデア側と契約していない、人理によって召喚された女性の英霊が、特異点内で不特定多数の人間(現地人など)との間で性的関係を結ぶのは、アリか。

  • 有り(輪姦、和姦問わず)
  • 有り(和姦のみ)
  • 無し(主人公側の性行為だけ書いてほしい)
  • なんでもいいかヌかせて!
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